JPH083294Y2 - 蓋付ケース - Google Patents

蓋付ケース

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Publication number
JPH083294Y2
JPH083294Y2 JP6522893U JP6522893U JPH083294Y2 JP H083294 Y2 JPH083294 Y2 JP H083294Y2 JP 6522893 U JP6522893 U JP 6522893U JP 6522893 U JP6522893 U JP 6522893U JP H083294 Y2 JPH083294 Y2 JP H083294Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
case
wire rod
metal wire
opening
Prior art date
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Application number
JP6522893U
Other languages
English (en)
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JPH0728423U (ja
Inventor
博和 羽場
Original Assignee
博和 羽場
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Publication date
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Publication of JPH083294Y2 publication Critical patent/JPH083294Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として眼鏡ケース等
の小物入れに使用する蓋付ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、眼鏡ケース等の蓋付ケースは、ケ
ース本体に対して蓋体が枢軸をもって開閉自在に取り付
けられたものが使用されている。この種の蓋体ケース
は、蓋の開き状態を維持させるための節度バネがヒンジ
構造に付随させて備えられているとともに、閉じ状態を
維持させるためのバネ性の係止爪が、前記節度バネ及び
ヒンジ構造とは別に備えられたものが一般的である。
【0003】またこの他に閉じ状態を維持させるための
係止爪を用いずに一つの節度バネにて閉じ状態、開き状
態のいずれの側にも作用させるようにしたものもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の蓋付
ケースは、蓋の開閉節度をもたせるためにヒンジ構造と
は別にバネ材や係止爪が必要となるため、それらの製造
組立に費用を要し、ケース全体が高コストとなるという
問題があった。
【0005】本考案はこのような従来の問題にかんが
み、開閉節度機構付の蓋付ケースの製造コストの低減目
的としてなされたものである。
【0006】
【課題を達成するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本考案の特徴は、
ケース本体に対して枢軸を介して開閉自在な蓋体を備え
てなる蓋付ケースにおいて、前記ケース本体もしくは蓋
体の内の一方の開放側周縁部にバネ性を有する金属線材
を巻き付け、該金属線材の両端を前記枢軸となし、前記
ケース本体もしくは蓋体の内の他方側に蓋の開閉によっ
て前記金属線材が弾性的に嵌り合う開閉節度用突片を備
えたことにある。
【0007】
【作用】本考案の蓋付ケースは、金属線材の両端が中心
軸となって開閉され、閉じた状態では相手側から突出し
ている節度突起が金属線材下に嵌り込み、線材の弾性に
よって抜け止めされることによって開き止めされ、閉鎖
状態が維持される。この状態から蓋体を開くと、前記節
度突起が金属線材下から外れ、線材の弾性によって外れ
た状態が維持され、開き状態が維持される。
【0008】
【実施例】次に本考案の実施の一例を図面について説明
する。
【0009】図において、1はケース本体であり、2は
蓋体である。この両者は互いに開口部が接合されて長方
形の箱状となるように成形されており、両者の背面両側
がヒンジ部3,3となっている。
【0010】ケース本体1の両側部上縁の背部側半分に
は、ヒンジ部兼用の節度用突片4,4が形成され、蓋体
2の両側部にはこの節度用突片4,4が互いに嵌り合う
凹欠部5,5が形成されている。
【0011】また蓋体2の背部内面には節度用突片4,
4の内側に挿入されるヒンジ用突片6,6が突設されて
いる。
【0012】蓋体2の前部及び両側部外面には連続した
一本のバネ性のある金属線材7が開口縁に沿って巻き付
けられており、この金属線材7の両端が互いに対向する
向きに折り曲げられて枢軸部8,8が形成され、これが
ヒンジ部を構成する節度用突片4,4の後端部の枢軸穴
及び蓋体のヒンジ用突片6,6の枢軸穴に挿通されてい
る。これによってケース本体1及び蓋体2が枢軸部8,
8を中心にして互いに開閉自在に枢着されている。
【0013】金属線材7は蓋体2の外周三面に連続して
形成された凹溝9内に嵌められて脱落不能に位置決めさ
れており、蓋体2の両側部では凹欠部5,5の外側を通
って各突片4,6の枢軸穴側に延長されている。一方ケ
ース本体1の各節度用突片6,6には、それぞれの外面
に閉鎖時に線材7が嵌り合う横向き溝10が形成されて
いるとともに、枢軸穴に連続し、横向き溝10と直交す
る向きの縦向き溝11が形成されており、ケース本体1
に対して蓋体2を閉じる側に回動させて開口縁を互いに
接合させるとケース本体1の節度用突片6の上縁部が蓋
体2の凹欠部5内に嵌り合う際に線材7を外側に弾性的
に押し拡げ、閉鎖状態で該線材7が自らのバネ性によっ
て横向き溝10内に嵌り込み、これによって蓋体2が開
き止めされる。
【0014】この閉鎖状態から蓋体2を線材7のバネ性
に抗してケース本体1に対して略90°の角度まで開く
と線材7は自らのバネ性によって縦向き溝11内に嵌り
込み、これによって蓋体2の開き状態が維持される。
【0015】
【考案の効果】上述したように本考案の蓋付ケースは、
ヒンジ部の枢軸をケース本体もしくは蓋体の一方側に巻
き付けた一本の金属線材の両端をもって構成させ、その
ヒンジ部兼用の線材が弾性的に嵌り合う開閉節度用突片
を他方側に設けたことにより、一本のバネ性線材によっ
てヒンジと開き、及び閉じの両節度と枢軸を受け持たせ
ることができることとなり、またケース本体及び蓋体は
それぞれ合成樹脂によるモールド成形によってヒンジ部
及び節度部が一体成形することができるものであるた
め、部品数が従来に比べて著しく少くなり、大幅な製造
コストの消滅が可能になったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る蓋付ケースの一実施例の平面図で
ある。
【図2】同上の背面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】同上の開蓋状態の縦断正面図である。
【図5】図4中のA−A線断面図である。
【図6】同上の開蓋状態の部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 蓋体 3 ヒンジ部 4 節度用突片 5 凹欠部 6 ヒンジ用突片 7 金属線材 8 枢軸部 9 凹溝 10 横向き溝 11 縦向き溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体に対して枢軸を介して開閉自
    在な蓋体を備えてなる蓋付ケースにおいて、前記ケース
    本体もしくは蓋体の内の一方の開放側周縁部にバネ性を
    有する金属線材を巻き付け、該金属線材の両端を前記枢
    軸となし、前記ケース本体もしくは蓋体の内の他方側に
    蓋の開閉によって前記金属線材が弾性的に嵌り合う開閉
    節度用突片を備えたことを特徴としてなる蓋付ケース。
JP6522893U 1993-11-11 1993-11-11 蓋付ケース Expired - Lifetime JPH083294Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6522893U JPH083294Y2 (ja) 1993-11-11 1993-11-11 蓋付ケース

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JP6522893U JPH083294Y2 (ja) 1993-11-11 1993-11-11 蓋付ケース

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Publication Number Publication Date
JPH0728423U JPH0728423U (ja) 1995-05-30
JPH083294Y2 true JPH083294Y2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=13280855

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