JPH05178388A - テープカセット収納ケース - Google Patents
テープカセット収納ケースInfo
- Publication number
- JPH05178388A JPH05178388A JP3358216A JP35821691A JPH05178388A JP H05178388 A JPH05178388 A JP H05178388A JP 3358216 A JP3358216 A JP 3358216A JP 35821691 A JP35821691 A JP 35821691A JP H05178388 A JPH05178388 A JP H05178388A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- case
- side walls
- case body
- tape cassette
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 収納ケース本体に対する蓋体の閉蓋保持を適
確にし、ケース成形金型コストの低減と信頼性とをはか
る。 【構成】 収納ケース本体および蓋体の側壁が、蓋体を
閉鎖したとき互に交差嵌合する側壁で構成され、該側壁
にケース本体と蓋体とのロック係止部をそれぞれ備えた
ことで、蓋を含むケースにロック機能を発揮させ、かつ
成形金型にスライドコアを用いることなく、ロック係止
部のあるケースが簡便に生産でき低コストで、しかもケ
ースのソリを抑制して蓋体が、ケース本体に入り込むこ
ともなく、蓋体のケース本体に対する開閉操作を安全で
円滑にできる。
確にし、ケース成形金型コストの低減と信頼性とをはか
る。 【構成】 収納ケース本体および蓋体の側壁が、蓋体を
閉鎖したとき互に交差嵌合する側壁で構成され、該側壁
にケース本体と蓋体とのロック係止部をそれぞれ備えた
ことで、蓋を含むケースにロック機能を発揮させ、かつ
成形金型にスライドコアを用いることなく、ロック係止
部のあるケースが簡便に生産でき低コストで、しかもケ
ースのソリを抑制して蓋体が、ケース本体に入り込むこ
ともなく、蓋体のケース本体に対する開閉操作を安全で
円滑にできる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープなどのテー
プ状の記録媒体を巻装したビデオカセットなどのテープ
カセットを、収納保管するために用いられるテープカセ
ット収納ケースに関するものである。
プ状の記録媒体を巻装したビデオカセットなどのテープ
カセットを、収納保管するために用いられるテープカセ
ット収納ケースに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、テープカセットは販売取扱並び
に保管取扱上において、収納ケースに入れられて取り扱
われており、このケースはケース本体と、これに開閉自
在に連結される蓋体とから構成され、両者を別個体或い
は一体的に連設されることが知られ、図５及び図６に示
すように、該蓋体Ｂをケース本体Ａに覆せて閉じたとき
に蓋体がみだりに開かないで閉塞状態を維持するのに、
ケース本体Ａと蓋体Ｂとの対応する側壁にそれぞれ係止
用の凹凸または凸凸をもってロック部Ｃを構成し、該ロ
ック部Ｃを嵌脱させるものが多用されている。
に保管取扱上において、収納ケースに入れられて取り扱
われており、このケースはケース本体と、これに開閉自
在に連結される蓋体とから構成され、両者を別個体或い
は一体的に連設されることが知られ、図５及び図６に示
すように、該蓋体Ｂをケース本体Ａに覆せて閉じたとき
に蓋体がみだりに開かないで閉塞状態を維持するのに、
ケース本体Ａと蓋体Ｂとの対応する側壁にそれぞれ係止
用の凹凸または凸凸をもってロック部Ｃを構成し、該ロ
ック部Ｃを嵌脱させるものが多用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ケースによ
く用いられる材料のＰＰやＰＳなどの合成樹脂でケース
を一体成形するのに、これらの凹凸からなるロック部を
構成するには、成形金型はスライドコアを用いる必要が
あって、金型構造が複雑となるし、金型コストが割高と
なるばかりか、金型の信頼性にも問題がある。また材料
の性質上、軟らかいＰＰの場合には、ケースにソリが発
生しやすいし、側壁対応面にロック部を設けても側壁が
交差しないと、左右方向のずれで簡単にロック解除とな
って開塞してしまう不便があったり、また蓋体をケース
本体に閉じたときに蓋体が、ケース本体にめり込んでし
まったり、ロック部が引掛って蓋体がうまく開かなかっ
たりする。またＰＰより硬いＰＳの場合には、閉蓋した
ケースでは無理にこじるとロック部の削れがあるし、蓋
体のひんぱんの開閉による削れ傾向が生じるなどの欠点
があった。本発明は、これら従来の欠点を排除しようと
するもので、蓋を含むケースに凹凸を含むロック部を設
けることなく、ロック機能を発揮させ、金型にスライド
コアを用いることなく、ロック係止部のあるケースが簡
便に生産でき低コストで、しかもケースのソリを抑制し
て蓋体がケース本体に入り込むこともなく、蓋体のケー
ス本体に対する開閉操作を安全で円滑にでき、ロック機
能も充分に発揮できる取扱い容易なテープカセット収納
ケースを安価な形態で提供することを目的とするもので
ある。
く用いられる材料のＰＰやＰＳなどの合成樹脂でケース
を一体成形するのに、これらの凹凸からなるロック部を
構成するには、成形金型はスライドコアを用いる必要が
あって、金型構造が複雑となるし、金型コストが割高と
なるばかりか、金型の信頼性にも問題がある。また材料
の性質上、軟らかいＰＰの場合には、ケースにソリが発
生しやすいし、側壁対応面にロック部を設けても側壁が
交差しないと、左右方向のずれで簡単にロック解除とな
って開塞してしまう不便があったり、また蓋体をケース
本体に閉じたときに蓋体が、ケース本体にめり込んでし
まったり、ロック部が引掛って蓋体がうまく開かなかっ
たりする。またＰＰより硬いＰＳの場合には、閉蓋した
ケースでは無理にこじるとロック部の削れがあるし、蓋
体のひんぱんの開閉による削れ傾向が生じるなどの欠点
があった。本発明は、これら従来の欠点を排除しようと
するもので、蓋を含むケースに凹凸を含むロック部を設
けることなく、ロック機能を発揮させ、金型にスライド
コアを用いることなく、ロック係止部のあるケースが簡
便に生産でき低コストで、しかもケースのソリを抑制し
て蓋体がケース本体に入り込むこともなく、蓋体のケー
ス本体に対する開閉操作を安全で円滑にでき、ロック機
能も充分に発揮できる取扱い容易なテープカセット収納
ケースを安価な形態で提供することを目的とするもので
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、テープカセッ
トの収納ケース本体に、ヒンジ部をもって蓋体を開閉自
在に設けると共に、前記収納ケース本体および蓋体の側
壁が、蓋体を閉鎖したとき互に交差嵌合する側壁で構成
され、該側壁にケース本体と蓋体とのロック係止部をそ
れぞれ備えたことを特徴とするテープカセット収納ケー
スである。
トの収納ケース本体に、ヒンジ部をもって蓋体を開閉自
在に設けると共に、前記収納ケース本体および蓋体の側
壁が、蓋体を閉鎖したとき互に交差嵌合する側壁で構成
され、該側壁にケース本体と蓋体とのロック係止部をそ
れぞれ備えたことを特徴とするテープカセット収納ケー
スである。
【０００５】
【作用】磁気テープカセットをケース本体１の収納部に
収めて蓋体２を閉じると、蓋体２に突設された一対の突
起１０，１０が、テープカセットのハブ穴に嵌装されて
位置規制されて保管できる。この場合、ケース本体１お
よび蓋体２の側壁１1 ，２1 が、蓋体２をヒンジ部３を
中心にケース本体１に閉鎖したときに、両側壁が互に交
差嵌合し、側壁１1 ，２1 同志の嵌合によってロック係
止部４，５が係合されて、蓋体２がケース本体１からみ
だりに開放されることがなく安全に用いられるものであ
る。
収めて蓋体２を閉じると、蓋体２に突設された一対の突
起１０，１０が、テープカセットのハブ穴に嵌装されて
位置規制されて保管できる。この場合、ケース本体１お
よび蓋体２の側壁１1 ，２1 が、蓋体２をヒンジ部３を
中心にケース本体１に閉鎖したときに、両側壁が互に交
差嵌合し、側壁１1 ，２1 同志の嵌合によってロック係
止部４，５が係合されて、蓋体２がケース本体１からみ
だりに開放されることがなく安全に用いられるものであ
る。
【０００６】
【実施例】本発明を実施例で図１乃至図３を参照して説
明すると、テープカセットの収納部を形成した収納ケー
ス本体１に、ヒンジ部３をもって蓋体２を開閉自在に設
けると共に、該蓋体２および前記収納ケース本体１およ
び蓋体２の側壁１1 ，２1 が、蓋体２を閉鎖したとき互
に交差嵌合する側壁で構成され、該側壁１1 ，２1 にケ
ース本体１と蓋体２とのロック係止部４，５をそれぞれ
備えてテープカセット収納ケースとしてある。
明すると、テープカセットの収納部を形成した収納ケー
ス本体１に、ヒンジ部３をもって蓋体２を開閉自在に設
けると共に、該蓋体２および前記収納ケース本体１およ
び蓋体２の側壁１1 ，２1 が、蓋体２を閉鎖したとき互
に交差嵌合する側壁で構成され、該側壁１1 ，２1 にケ
ース本体１と蓋体２とのロック係止部４，５をそれぞれ
備えてテープカセット収納ケースとしてある。
【０００７】この場合、前記ケース本体１と蓋体２と
は、一体に成形されるものであって、対応する両側壁が
互に接触重合される溝となっている凹面部６，７を側壁
に段違いにして構成して互に内側と外側とに交差嵌合す
る側壁１1 ，２1 としてある。
は、一体に成形されるものであって、対応する両側壁が
互に接触重合される溝となっている凹面部６，７を側壁
に段違いにして構成して互に内側と外側とに交差嵌合す
る側壁１1 ，２1 としてある。
【０００８】なお、前記ロック係止部４，５としては、
ケース本体１と蓋体２との対応する交差部分の側壁端面
に形成するのがよく、交差部分を嵌入する切欠溝９を蓋
体２の両側壁２1 のほぼ中央に設け、該切欠溝９の一側
端面に形成される段付部と、これに対応嵌合するケース
本体外側面に形成された段付部とから前記ロック係止部
４，５が成形してある。
ケース本体１と蓋体２との対応する交差部分の側壁端面
に形成するのがよく、交差部分を嵌入する切欠溝９を蓋
体２の両側壁２1 のほぼ中央に設け、該切欠溝９の一側
端面に形成される段付部と、これに対応嵌合するケース
本体外側面に形成された段付部とから前記ロック係止部
４，５が成形してある。
【０００９】前記収納ケース本体１としては、図１乃至
図３のように一端部の一部に天井壁１2 のある袋状部分
を形成したもので、該天井壁部１1 にヒンジ部３を介し
て蓋体２を連設するか、図４のようにケース本体１の背
側壁上端縁にヒンジ部３を介して蓋体２を接続連設する
か選んで用いられる。
図３のように一端部の一部に天井壁１2 のある袋状部分
を形成したもので、該天井壁部１1 にヒンジ部３を介し
て蓋体２を連設するか、図４のようにケース本体１の背
側壁上端縁にヒンジ部３を介して蓋体２を接続連設する
か選んで用いられる。
【００１０】さらに蓋体２の天板内面には、テープカセ
ットのハブ穴に嵌挿される突起１０を一対備え、側壁外
面に指掛け用の凹面部１１を設けて、ケース本体１に対
する蓋体２の開閉操作が簡便にできるように配慮してあ
る。なお前記凹面部６，７の長さ或いは深さは、ケース
本体１と蓋体２との対応する側壁１1 ，２1 に互に食い
違いに対応して設け、蓋体２の閉蓋をめり込んだりずれ
ることなく交差嵌合できるように配慮されている。
ットのハブ穴に嵌挿される突起１０を一対備え、側壁外
面に指掛け用の凹面部１１を設けて、ケース本体１に対
する蓋体２の開閉操作が簡便にできるように配慮してあ
る。なお前記凹面部６，７の長さ或いは深さは、ケース
本体１と蓋体２との対応する側壁１1 ，２1 に互に食い
違いに対応して設け、蓋体２の閉蓋をめり込んだりずれ
ることなく交差嵌合できるように配慮されている。
【００１１】
【発明の効果】本発明は、収納ケース本体および蓋体の
側壁が、蓋体を閉鎖したとき互に交差嵌合する側壁で構
成され、該側壁にケース本体と蓋体とのロック係止部を
それぞれ備えたことにより、収納ケース本体および蓋体
の側壁を互に交差嵌合する側壁のため、蓋体が収納ケー
ス本体に対して多少のずれが生じても、ロックが簡単に
解除することなく安全に保管でき、しかも蓋を含むケー
スに凹凸を含むロック部を設けることなくロック機能を
発揮させ、かつ金型にスライドコアを用いることなくロ
ック係止部のあるケースが簡便に生産でき低コストで、
しかもケースのソリを抑制して蓋体がケース本体に入り
込むこともなく、蓋体のケース本体に対する開閉操作を
安全で円滑にでき、取扱い容易で安価な形態のテープカ
セット収納ケースとすることができる。
側壁が、蓋体を閉鎖したとき互に交差嵌合する側壁で構
成され、該側壁にケース本体と蓋体とのロック係止部を
それぞれ備えたことにより、収納ケース本体および蓋体
の側壁を互に交差嵌合する側壁のため、蓋体が収納ケー
ス本体に対して多少のずれが生じても、ロックが簡単に
解除することなく安全に保管でき、しかも蓋を含むケー
スに凹凸を含むロック部を設けることなくロック機能を
発揮させ、かつ金型にスライドコアを用いることなくロ
ック係止部のあるケースが簡便に生産でき低コストで、
しかもケースのソリを抑制して蓋体がケース本体に入り
込むこともなく、蓋体のケース本体に対する開閉操作を
安全で円滑にでき、取扱い容易で安価な形態のテープカ
セット収納ケースとすることができる。
【図１】本発明の実施例を示す側面図である。
【図２】図１の実施例の開蓋状態の側面図である。
【図３】図２の例の斜視図である。
【図４】本発明の他の実施例の開蓋状態の斜視図であ
る。
る。
【図５】従来例の開蓋状態の斜視図である。
【図６】従来例の他例の開蓋状態の斜視図である。
１ 収納ケース本体 １1 側壁 １2 天井壁 ２ 蓋体 ２1 側壁 ３ ヒンジ部 ４ ロック係止部 ５ ロック係止部 ６ 凹面部 ７ 凹面部 ９ 切欠溝 10 突起 11 指掛部
Claims (2)
- 【請求項１】 テープカセットの収納ケース本体に、ヒ
ンジ部をもって蓋体を開閉自在に設けると共に、前記収
納ケース本体および蓋体の側壁が、蓋体を閉鎖したとき
互に交差嵌合する側壁で構成され、該側壁にケース本体
と蓋体とのロック係止部をそれぞれ備えたことを特徴と
するテープカセット収納ケース。 - 【請求項２】 前記ロック係止部が、蓋体の側壁に備え
られた切欠溝の一側端面に形成される段付部と、これに
対応嵌合するケース本体外側面に形成された段付部とか
らなる請求項１記載のテープカセット収納ケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03358216A JP3113029B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | テープカセット収納ケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03358216A JP3113029B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | テープカセット収納ケース |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05178388A true JPH05178388A (ja) | 1993-07-20 |
| JP3113029B2 JP3113029B2 (ja) | 2000-11-27 |
Family
ID=18458138
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03358216A Expired - Fee Related JP3113029B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | テープカセット収納ケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3113029B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102015209677A1 (de) | 2014-10-03 | 2016-04-07 | Mitsubishi Electric Corporation | Fließgeschwindigkeitsmesseinrichtung |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP03358216A patent/JP3113029B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102015209677A1 (de) | 2014-10-03 | 2016-04-07 | Mitsubishi Electric Corporation | Fließgeschwindigkeitsmesseinrichtung |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3113029B2 (ja) | 2000-11-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000815 |
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