JP2557354Y2 - テープカセット用収納ケース - Google Patents

テープカセット用収納ケース

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JP2557354Y2
JP2557354Y2 JP1991016436U JP1643691U JP2557354Y2 JP 2557354 Y2 JP2557354 Y2 JP 2557354Y2 JP 1991016436 U JP1991016436 U JP 1991016436U JP 1643691 U JP1643691 U JP 1643691U JP 2557354 Y2 JP2557354 Y2 JP 2557354Y2
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case body
tape cassette
lid
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cam
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JP1991016436U
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JPH04106287U (ja
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健二 橋爪
昌寿 岡村
元彦 志摩
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TDK Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気テープなどのテー
プ類を巻装したテープカセット、特にビデオカセットな
ど業務用テープカセットを収納運搬するために用いられ
るテープカセット用収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に磁気テープカセットは、保管並び
に販売上収納ケースに入れられて取り扱われており、こ
のケースとしては図7に示すように、テープカセットを
収納する角形ケース本体aにヒンジ部bをもって開閉自
在に一体連結された角形蓋体cを備えると共に、前記ケ
ース本体と蓋体との係合面に係止部dを設けたものが多
用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この従来の業務上で用
いられるテープカセット収納用のケースでは、係止部が
あっても摩擦抵抗が低く、へたりや削れで耐衝撃に弱
く、蓋体がすぐ開放されて内容物のテープカセットがケ
ースから飛び出したり防塵効果もなくなってしまう傾向
があり、殊に業務用テープでは重量があって運搬時にも
開いてしまって支障を来すこともあり、バネ部を備えて
ロック強度を高めた構造にすると複雑構成となり、しか
も操作性もきわめて煩雑で悪くなって取扱上不具合が生
ずる問題があった。本考案では、これら従来の欠点を排
除しようとするもので、業務用テープ取扱上で安全性の
高いケースとし、ロック強度を上げてもワンタッチで開
閉操作が可能で取扱い操作性を著しく簡易良好にし、バ
ネ部材を用いることなく開閉動作時での変形をも防ぎ耐
久性もあり、防塵性もある安全性の高いテープカセット
用収納ケースを構成簡単で安価な形態で提供することを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、テープカセッ
トを収納しうるケース本体1に連結部2をもって開閉自
在に一体連結した蓋体3を備え、前記ケース本体1と、
蓋体3とを仮止め係止する係合部4,4をケース本体
1と蓋体3とに相対して設けたテープカセット用収納ケ
ースにおいて、前記ケース本体1の前壁部1に、自由
端に間隔をあけて先端に傾斜面のある一対の爪部9と、
中央部に傾斜面10のあるカム作動凹部10または屈
曲部とを備えた可撓性ロック片11を立設すると共に、
ケース本体1の前壁部1に対面する前記蓋体3の前壁
部3に前記爪部9と係合するロック用掛止部5とガイ
ド溝6とを形成し、該ガイド溝6に前記傾斜面10
あるカム作動凹部10に係合する拡開自在の頭部を有す
るカム突片7を備えた操作部材8を摺動自在に設けたも
のである。
【0005】
【作用】本考案のテープカセット用収納ケースでは、ケ
ース本体1の前面壁11 にある操作部材8をガイド溝6
に沿って上方にスライドすると、カム突片7がカム作動
凹部10から離れ、可撓性ロック片11を押圧しつつ摺
動するため、該可撓性ロック片11が弯曲して内方に除
々に押し込まれ、自由端にある爪部9が蓋体3のロック
用掛止部5から外れて蓋体3を開けられる状態としてロ
ック解除し、該蓋体3を引き上げれば連結部2で展開さ
れ、ケース本体1に収納されているテープカセットをケ
ース内から取り出すことができる。一方、テープカセッ
ト収納時には蓋体3をケース本体1に嵌挿閉じれば、蓋
体3の前壁部31 が可撓性ロック片11の爪部9の傾斜
面に当たって押しのけながらロック用掛止部5に押し込
まれてロックされる。この場合、操作部材8のカム突片
7はカム作動凹部10に係合されるが、操作部材8がガ
イド溝6に誘導されて上方に位置してからカム突片7が
傾斜面101 に滑って移動し、可撓性ロック片11を除
々に直立状態に戻しつつカム作動凹部10に嵌入される
と、爪部9がロック用掛止部5に挿入されてロックさ
れ、前記蓋体3の閉じ操作でワンタッチでロックされる
こととなり、さらに蓋体3の前壁部31 を含む周側壁部
がケース本体1の前壁部11 を含む周側壁部に重合嵌挿
された状態で係合部4,41 が係合されて仮止めされ安
全に蓋体3を固定化できケース本体1内にテープカセッ
トを安定した状態で収納保管し、運搬取扱うことが可能
となる。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を図1乃至図6で説明する
と、テープカセットを収納しうるケース本体1に背部並
びにヒンジ部を兼ねた連結部2をもって開閉自在に一体
連結した蓋体3を備え、前記ケース本体1と、蓋体3と
を仮止め係止する凸部、凹部の係合部4,41 をケース
本体1と蓋体3との側壁部の対向面に相対して設けたテ
ープカセット用収納ケースにおいて、前記ケース本体1
の前壁部1 1 に爪部9とカム作動凹部10とを備えた可
撓性ロック片11を立設すると共に、前記蓋体3の前壁
部31 に前記爪部9と係合するロック用掛止部5とガイ
ド溝6とを形成し、該ガイド溝6に前記カム作動凹部1
0に係合するカム突片7を備えた操作部材8を摺動自在
に設けてテープカセット用収納ケースとしてある。
【0007】この実施例での前記操作部材8としては、
ケースの材料と同様なPP樹脂でもよいが摩擦抵抗も低
い開閉動作が円滑な、POM樹脂等でカム突片7と一体
に構成してもよく、カム突片7の頭部は拡開自在または
可変自在のクサビ状として前記ガイド溝6に衝合組込し
やすくしてある。また、前記爪部9は、傾斜面を持って
いて前記可撓性ロック片11の自由端に間隔をおいて一
対設けられたもので、可撓性ロック片11の弯曲移動
と、さらにカム突片7を逃がしやすい形態に配慮されて
いる。さらに、前記カム作動凹部10は傾斜面を有する
凹部または屈曲部であって、前記可撓性ロック片11の
基部中央に備えられ、前記カム突片7の円滑な作動がで
きるように対応させてあり、しかも、前記カム作動凹部
10の凹部傾斜面は閉蓋時に前記可撓性ロック片11の
バネ力によって自動的にロックする角度に構成する、即
ち、前記カム作動凹部10が、前記カム突片7と当接す
る当接面を傾斜面10とし、閉蓋時に自動的にロック
する構成としたもので、前記カム突片7が滑動してロッ
ク状態時にカム作動凹部10の最終端部に位置するよう
にすれば、バネ部材がなくても操作部材8を操作しない
でも蓋体3の閉時にワンタッチでロックさせるのに有効
である。
【0008】なお、前記操作部材8は、前記ガイド溝6
の一方向例えば下方向に付勢されるバネ部材(図示せ
ず)を備えて蓋体3の閉操作時にワンタッチでロックで
きる形態とすることもできるが、ガイド溝6に操作部材
8が滑り落ちる形態にした場合にはバネ部材を省略でき
るし、ワンタッチ操作を要請されなければ閉蓋後に操作
部材7をスライドさせカム突片7をカム作動凹部10に
嵌入させれば爪部9をロック用掛止部5に係合すること
ができる。またこの操作部材8は、ケース側壁面に沿っ
た平坦面を表面側に有する板状部材で表面に滑り止め用
の凹凸面に操作しやすくしてあって、必要に応じ蓋体3
の前壁部31 の凹面部に嵌装した状態で設ければ、ケー
ス前面壁とほぼ平らな面位置となっていて、ケース外側
に邪魔になる突出部分がなく取扱容易でケースの品質向
上にも寄与できる。
【0009】前記ケース本体1と蓋体3としては、嵌合
する前壁部11 ,31 を含む周側壁部を突設したもので
あって、前記蓋体3の前壁部31 の一部を嵌入しうるU
字状切欠部のスリット12を備えたリブ13やコーナー
凹部14を形成し、これに対応する係止用突片を備え防
塵作用と成型時における変形防止ともなり、かつ蓋体3
との合せずれ防止構造のケースとしてある。さらに、前
記ロック掛止部5は、前記爪部9を嵌挿しケース側壁部
に設けられる穴部または凹部であって、該爪部9を案内
する傾斜面又はテーパー面のガイドを有していて、前記
蓋体3を閉めると自動的にロックがかかるようにしても
よい。また前記係合部4,41 及び爪部9と掛止部5で
は凹凸部で構成し少なくともどちらか一方に案内用の斜
面を形成して円滑な操作ができるように考慮するのが好
ましい。なお前記爪部9と掛止部5の穴部或いは凹部と
の関係、さらには前記操作部材8と可撓性ロック片11
とは相対関係にあるので、前例とは反対位置に設けても
よいし、ケース本体1と蓋体3との周側壁部の嵌合位置
も逆にしてもよい。
【0010】図中、15は凹壁部で、ケース本体1内壁
面に突設され、テープカセットの位置規制を兼ねる。1
6は位置規制用突起で必要に応じ設けられる。17は補
強用リブで、前壁部31 の中央内面に突設され位置規制
を兼ねる。18はリールハブ押え用の突起である。
【0011】図6の実施例ではケース本体1の前壁部1
にカム突片7のある操作部材8を備え、これに対応す
る蓋体3の前壁部3側を屈折壁として前記可撓性ロッ
ク片11とカム作動凹部10を形成した例である。
【0012】
【考案の効果】本考案は、ケース本体の前壁部に、自由
端に間隔をあけて先端に傾斜面のある一対の爪部9と、
中央部に傾斜面10のあるカム作動凹部10または屈
曲部とを備えた可撓性ロック片11を立設すると共に、
ケース本体1の前壁部1に対面する前記蓋体3の前壁
部3に前記爪部9と係合するロック用掛止部5とガイ
ド溝6とを形成し、該ガイド溝6に前記傾斜面10
あるカム作動凹部10に係合する拡開自在の頭部を有す
るカム突片7を備えた操作部材8を摺動自在に設けたこ
とにより、蓋体を閉じる時に一対の爪部が平行的にケー
ス本体の前壁部に当接して安定移動ができ、それぞれ掛
止部に係止すると共に、その中央にある操作部材のカム
突片を円滑に移動させて閉蓋時に傾斜面に滑動して自動
的にロックする構成となり、かつ可撓性ロック片の弾性
をも有効に活用できバネ部材を省略して安全に閉蓋ロッ
クが可能であり、開閉蓋体のロック強度を上げ、耐衝撃
性を大幅に向上した安全性の高いケースとし、ロック強
度を上げてもワンタッチで開閉操作が可能で取扱い操作
性を著しく簡易良好にし、一対の爪部の当接移動で可撓
性ロック片の開閉動作時での変形をも防ぎ耐久性もあ
り、操作部材の組込も簡便で閉蓋時での防塵性もあるテ
ープカセットの収納取扱いに好適で商品価値も高いケー
スとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のケース本体の蓋体を開けた展
開状態の平面図である。
【図2】図1のA−A線における切断側面図である。
【図3】図1のB−B線における拡大切断正面図であ
る。
【図4】図1のA−A線において蓋体の作動状態を示す
拡大切断側面図で、Aはロック状態でBは操作部材でロ
ック解除した作動状態を示す。
【図5】実施例での蓋体を開けた状態を示す斜視図であ
る。
【図6】本考案の他の実施例の一部の拡大縦断面図で蓋
体の閉じている状態を示す。
【図7】従来例のケース全体の蓋体を開けた展開状態の
平面図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 11 前壁部 2 連結部 3 蓋体 31 前壁部 4 係合部 41 係合部 5 ロック用掛止部 6 ガイド溝 7 カム突片 8 操作部材 9 爪部 10 カム作動凹部 101 傾斜面 11 可撓性ロック片 12 スリット 13 リブ 14 コーナー凹部 15 凹壁部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープカセットを収納しうるケース本体
    1に連結部2をもって開閉自在に一体連結した蓋体3を
    備え、前記ケース本体1と、蓋体3とを仮止め係止する
    係合部4,4をケース本体1と蓋体3とに相対して設
    けたテープカセット用収納ケースにおいて、前記ケース
    本体1の前壁部1に、自由端に間隔をあけて先端に傾
    斜面のある一対の爪部9と、中央部に傾斜面10のあ
    るカム作動凹部10または屈曲部とを備えた可撓性ロッ
    ク片11を立設すると共に、ケース本体1の前壁部1
    に対面する前記蓋体3の前壁部3に前記爪部9と係合
    するロック用掛止部5とガイド溝6とを形成し、該ガイ
    ド溝6に前記傾斜面10のあるカム作動凹部10に係
    合する拡開自在の頭部を有するカム突片7を備えた操作
    部材8を摺動自在に設けたことを特徴とするテープカセ
    ット用収納ケース。
JP1991016436U 1991-02-28 1991-02-28 テープカセット用収納ケース Expired - Lifetime JP2557354Y2 (ja)

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JPH04106287U JPH04106287U (ja) 1992-09-14
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JPS5452022A (en) * 1977-09-27 1979-04-24 Kuraray Co Ltd Preparation of pinacolone
JPS5783118A (en) * 1980-11-10 1982-05-24 Fuji Electric Co Ltd Transformer protecting relay system

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