JPH0748549Y2 - テープカートリッジの収納ケース - Google Patents

テープカートリッジの収納ケース

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JPH0748549Y2
JPH0748549Y2 JP1990005824U JP582490U JPH0748549Y2 JP H0748549 Y2 JPH0748549 Y2 JP H0748549Y2 JP 1990005824 U JP1990005824 U JP 1990005824U JP 582490 U JP582490 U JP 582490U JP H0748549 Y2 JPH0748549 Y2 JP H0748549Y2
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JP
Japan
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side wall
peripheral side
lid
outer peripheral
storage case
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JP1990005824U
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JPH0397085U (ja
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俊幸 天池
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Hitachi Maxell Energy Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、テープカートリッジの収納ケースに係り、身
と蓋とが薄肉ヒンジを介して一体成形されているワンピ
ース構造の収納ケースに関する。
〔従来の技術〕
この種の収納ケースにおいて、箱構造にはなっていない
が、身に相当する部分と蓋に相当する部分とを一体に成
形した保護カバーは、例えば実開昭57-22879号公報に公
知である。
この保護カバーは、テープカートリッジの上下各面を覆
う一対の面板と、ヘッド挿入窓側の端面を覆う背面板と
からなり、背面板と上面板とを薄肉の一体成形ヒンジで
接続することによって、上面板を下面板に対して開閉で
きる。
〔考案が解決しようとする課題〕
例えば第6図に示すように、箱形状の収納ケース30をワ
ンピース構造とする場合には、上記従来の保護カバーと
同様に、身31と蓋32を薄肉の一体成形ヒンジ33で接続す
ることになるが、一体成形ヒンジ33は繰り返し折り曲げ
られるため、ポリプロピレンに代表されるような靱性に
優れたプラスチック材で収納ケースを成形する必要があ
る。
しかし、この種のプラスチック材は往復方向の曲げによ
るヒンジ部の疲労には強靱さを発揮するが、剛性に欠け
る嫌いがある。とくに収納ケースを箱構造とした場合に
は、例えば蓋32に外力Fが作用するとき、その前壁34や
左右側壁35が大きくたわみ変形して、正常な箱形状を維
持できなくなることがあった。この点、従来の保護カバ
ーはテープカートリッジの外面に直接装着されるので、
その変形が一切問題にならない。
一体成形ヒンジ33は、使用に伴って弾性が徐々に失なわ
れ、その疲労部分が幅広に成長する。このことは蓋32と
身31の接合位置が内外にずれやすくなることを意味し、
閉じ状態において経時的に蓋32にガタ付きを生じたり、
上記のような蓋32の過剰変形を助長しやすい難があっ
た。
そこで本考案の目的は、材質的な剛性の不足をケース構
造によって補うことにより、外力に対する保形力の向上
を実現し、更にヒンジ部の疲労に基づく蓋のガタ付きを
防止するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の収納ケース1は、身2と蓋3とが薄肉の一体成
形ヒンジ4を介して接続されている。
これら身2と蓋3の内面には、蓋閉じ状態において内外
に接合する平面視でコ字状の内周側壁7と外周側壁10と
が、それぞれ上下逆向きに突設されており、内周側壁7
の突端縁と外周側壁10の内面との間に、蓋閉じ状態にお
いて互いに係合する係合部20を設ける。
この係合部20としては、第1図に示すごとく外周側壁10
の内面に内周側壁7の突端縁と接合する高さの補強リブ
13を縦向きに設け、その補強リブ13の下端が内係合面21
に、内周側壁7の突端縁が外係合面22にそれぞれ設定さ
れており、補強リブ13側の内係合面21が外周側壁10の内
面との間で凹み形成されていて、内周側壁7側の外係合
面22が内係合面21の前記凹みに凹凸嵌合する形に形成さ
れていることを特徴とする。
〔作用〕
蓋閉じ状態において、内周側壁7と外周側壁10は内外に
重なる状態で接合して、互いに接合相手壁が内または外
方向に変形することを規制する。同時に、外周側壁10の
補強リブ13の下端の内係合面21が内周側壁10の突端縁の
外係合面22に係合する。このとき、内係合面21は外周側
壁10の内面との間で凹み形成されており、この凹みに外
係合面22が凹凸嵌合する係合状態となる。従って、内周
側壁7は外周側壁10の内面で外方向へのたわみ変形が規
制されるとともに、両係合面21・22どうしの係合で内方
向へのたわみ変形も規制される。また、外周側壁10は内
周側壁7の外面で内方向へのたわみ変形が規制されると
ともに、両係合面21・22どうしの係合で外方向へのたわ
み変形も規制される。
〔考案の効果〕
かかる本考案によれば、内外の周側壁7・10と、両周側
壁7・10間に設けた内外一対の係合面21・22の協同作用
によって、収納ケース1を常に適正な箱形状に維持でき
るので、材質的な剛性不足に陥りやすいワンピース構造
の収納ケースにおいて、外力に対抗するケース剛性を向
上し、その保形性を向上できる。
とくに外周側壁10側の内係合面21は、外周側壁10の内面
に設けた補強リブ13の下端に設けてあり、この補強リブ
13これ自体の補強作用が働く。そのうえで、この内係合
面21と内周側壁7の外係合面22とは、前述のとおり凹凸
嵌合方式による係合としたので、内周側壁7および外周
側壁10が共に内外方向へたわみ変形するのをよく規制す
る。従って、一体成形ヒンジ4の疲労が大きくなって
も、身2と蓋3とが内外方向にガタ付くことをよく防止
でき、適正な蓋閉じ状態を維持し続けることができる。
〔実施例〕
第1図ないし第4図は本考案に係る収納ケースの実施例
を示す。
第2図において、収納ケース1はデータレコーダ用のテ
ープカートリッジを収納対象としており、身2と蓋3と
が一体に成形されたワンピース構造になっている。身2
と蓋3とは、薄肉の一体成形ヒンジ4を境界にして分け
られており、蓋3を身2に被せ付けた状態では、全体が
薄い角箱形状となるように構成される。
身2は左右に長い長方形状の底壁5と、その後縁に連続
して立設される背壁6と、底壁5の前縁および左右側縁
に沿って、これら三方周縁より内側に立設された平面視
でコ字形の内周側壁7とで構成する。
蓋3はこれを閉じた状態において前記底壁5と対向する
上壁9と、同じく蓋閉じ状態において、上壁9の前縁お
よび左右側縁に沿ってこれら三方周縁より内側に突設さ
れた平面視でコ字形の外周側壁10とで構成する。
第3図および第4図において、内外の周側壁7・10は蓋
閉じ状態で内外に重なり合って接合し、接合相手壁の内
または外方向への変形を規制するよう、内外にずれた位
置に設けられている。外周側壁10は背壁6の内法寸法に
一致して突設されているが、内周側壁7は背壁6寄りの
一部を除いて、外周側壁10の半分以下の高さとし、身2
側に装填されるテープカートリッジTの着脱の容易化を
図っている 先に説明したように底壁5および上壁9の三方周縁は、
それぞれ両周側壁7・10の突出基端から庇状に張り出し
ており、この張り出し部は蓋3を開き操作するときの指
掛けに役立つ。
第2図において、内周側壁7の左右壁の内面前後には、
テープカートリッジTの側方の装填位置を規制する規制
突起11・12が設けられている。前縁寄りの規制突起11
は、内周側壁7の一部をケース内方に向かってコ字形に
突出して形成し、背壁6寄りの規制突起12は、内周側壁
7の内面に沿って突出するリブとして形成した。これら
規制突起11・12は内周側壁7の反り変形を防ぐ補強体を
兼ねる。
同様に外周側壁10の前壁内面の左右2個所と、左右両壁
の内面1個所との合計4個所に、外周側壁10の反り変形
を防ぐ補強リブ13を設けた。これら補強リブ13は、蓋閉
じ状態において内周側壁7と接合する高さに突設する。
蓋3を閉じ姿勢に維持するために、両周側壁7・10の接
合面間に蓋止め部材14が設けられている。この蓋止め部
材14としては、第2図および第4図に示すごとく内周側
壁7の左右壁外面の前端寄りに凹設された係合溝15と、
この溝15に対応して外周側壁10の左右壁内面に突設され
た係合突起16とで構成されている。
内外の周側壁7・10は、蓋閉じ状態において内外に接合
し、互いに接合相手壁の内外への変形を規制する。しか
し収納ケース1に外力が作用すると、内周側壁7はケー
ス内方に向かって、更に外周側壁10はケース外方向に向
かって、それぞれが変形する余地を残している。この変
形を阻止するために、内周側壁7の突端縁と外周側壁10
の内面との間に、蓋閉じ状態において互いに係合する係
合部20を設けた。
すなわち、外周側壁10に設けた4個の補強リブ13と、こ
の補強リブ13に対向する内周側壁7の突端縁4個所との
間に係合部20を設けている。第1図において係合部20
は、補強リブ13側に設けた内係合面21と、内周側壁7の
突端縁に凹設した外係合面22とからなり、両係合面21・
22はケース内方に向かって下り傾斜する傾斜面に形成す
る。つまり、外周側壁10の内面に突設された補強リブ13
は、蓋閉じ状態で内周側壁7の突端縁(外係合面22)に
接合する高さで縦向きに設けてあり、補強リブ13の下端
に内係合面21が下り傾斜面に形成されることによって外
周側壁10の内面との間に凹みが形成されており、この凹
みに内周側壁7側の外係合面22が凹凸嵌合して、両係合
面21・22どうしが面接合状態で係合する。
これら内外の係合面21・22は、蓋閉じ状態において互い
に入り込み接合し、外周側壁10がケース外方に向かって
変形しあるいは移動することを規制し、あるいは内周側
壁7がケース内方に向かって変形することを規制する。
因みに、両係合面21・22がケース外方に向かって下り傾
斜する場合は、こうした規制作用が得られなくなる。
以上のような収納ケースによれば、内外の周側壁7・10
が内外に重なり合って接合することと、内外一対の係合
面21・22どうしが内外に係合することによって、両周側
壁7・10がケース内外方向に変形ないし移動することを
確実に防止でき、構造的にケース剛性を向上できる。更
に上記4者7・10・21・22の位置規制作用によって蓋閉
じ時における両周側壁7・10の接合位置を一定位置に特
定できるので、一体成形ヒンジ4の疲労痕が拡幅し、蓋
3が遊動し得る状態になっても、蓋3と身2とが前後あ
るいは左右にガタ付くことをよく防止できる。
〔別実施態様例〕
上記実施例では一対の係合面21・22を傾斜面で形成した
がその必要はない。例えば第5図に示すように、両係合
面21・22を互いに入り込み係合する階段状の段付面で形
成してもよい。
身2の底壁5には、第3図の想像線で示すごとくハブ用
の回り止め突起23を設けることができる。
身2と蓋3の呼称は、収納ケース1の使用形態やヒンジ
4の形成位置によって変わることがある。例えば、第3
図における収納ケースの上下を反転して背壁6を含む側
を蓋と呼ぶ場合があるが、こうした場合も本考案に含ま
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案に係る収納ケースの実施例
を示しており、 第1図は要部の縦断側面図、 第2図は蓋を開いた状態での斜視図、 第3図は蓋を閉じた状態での縦断側面図、 第4図は横断平面図である。 第5図は係合部に関する本考案の別実施例を示す縦断側
面図である。 第6図は本考案の比較例を示す収納ケースの縦断側面図
である。 1……収納ケース、2……身、3……蓋、4……一体成
形ヒンジ、7……内周側壁、10……外周側壁、20……係
合部、21……内係合面、22……外係合面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱形状に構成する身(2)と蓋(3)と
    が、薄肉の一体成形ヒンジ(4)を介して接続されてい
    るワンピース構造の収納ケースであって、 身(2)と蓋(3)の内面には、蓋閉じ状態において内
    外に接合する平面視でコ字状の内周側壁(7)と外周側
    壁(10)とが、それぞれ上下逆向きに突設されており、 内周側壁(7)の突端縁と外周側壁(10)の内面との間
    に、蓋閉じ状態において互いに係合する係合部(20)を
    設けてあり、 この係合部(20)として、外周側壁(10)の内面に内周
    側壁(7)の突端縁と接合する高さの補強リブ(13)を
    縦向きに設け、その補強リブ(13)の下端が内係合面
    (21)に、内周側壁(7)の突端縁が外係合面(22)に
    それぞれ設定されており、 補強リブ(13)側の内係合面(21)が外周側壁(10)の
    内面との間で凹み形成されていて、内周側壁(7)側の
    外係合面(22)が内係合面(21)の前記凹みに凹凸嵌合
    する形に形成されているテープカートリッジの収納ケー
    ス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54124519U (ja) * 1978-02-21 1979-08-31
JPS6070568U (ja) * 1983-10-21 1985-05-18 三恵ライトパツク株式会社 ビデオテ−プ収納用ケ−ス

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