JPH0423771Y2 - - Google Patents

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JPH0423771Y2
JPH0423771Y2 JP1990114355U JP11435590U JPH0423771Y2 JP H0423771 Y2 JPH0423771 Y2 JP H0423771Y2 JP 1990114355 U JP1990114355 U JP 1990114355U JP 11435590 U JP11435590 U JP 11435590U JP H0423771 Y2 JPH0423771 Y2 JP H0423771Y2
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JP
Japan
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edge
lid
container
main body
piece
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JP1990114355U
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JPH0387620U (ja
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、収容部に対する蓋部の閉止並びに開
放が容易にできるとともに、収容部と蓋部の間に
設けられる係合部分を省略できることによつて、
この係合部分が切損したりするおそれがなく、し
かも一体成形可能なハンバーガー等を収容する容
器に関する。
従来、ハンバーガー等を収容する容器として
は、例えば実開昭54−145502号公報に示されるよ
うに、収容部と蓋部を丁番部を介して一体に連成
し、収容部の蓋部と反対側に設けた係合用の孔と
蓋部の収容部と反対側に設けた突起を互いに係合
させて閉蓋を行うものがある。しかしながら、こ
のような容器においては、蓋部を収容部に閉止す
る際に、収容部の開口側に蓋部を閉止する動作と
ともに、突起を係合用の孔に挿入する動作の二つ
の動作が必要となり、又その成形も係合用の突起
や孔を設けるために面倒となり、成形された容器
自体もこうした各部分が取扱途上、切損したりし
て商品上問題でもある。
本考案は、従来のこのような問題点に鑑み、係
合部分が切損したりすることがなく、しかも閉蓋
動作の容易なハンバーガー等の容器を提供せんと
するもので、その要旨とするところは、素材とし
て、弾性があつて摩擦係数の大きな発泡ポリスチ
レンペーパーを用い、収容部の口縁外周全体の外
側に口縁折返片を形成するとともに、この口縁折
返片の端縁から延設した丁番部を介して、その収
容部の口縁折返片に外嵌できる嵌合口縁部分をそ
の開口側に有する蓋部を収容部に一体連成してな
る点にある。
本考案の容器を添付の図面に基づき更に詳細に
説明する。図中1として示すのは容器の収容部で
あり、これは箱状本体2の口縁外周全体に口縁折
返片3をその本体2の側壁4外面と間隔をあけ、
しかも連接部となる本体2の口縁部分では断面円
弧状にして、その端縁側を本体2の底面方向に延
設させて設けるとともに、口縁部分の適所、図示
したものでは相対した二箇所に底面側に凹んだ口
縁凹所5を設けたものである。又、口縁折返片3
の外周面には、適宜第1図中一点鎖線で示すよう
なリブ6が設けられる。次に、図中7として示す
のは収容部1の一辺の口縁折返片3端縁からこの
収容部1と反対方向側方に延設した丁番部8を介
して一体に連成した蓋部である。この蓋部7の開
口側の嵌合口縁部分9は、収容部1の口縁折返片
3部分に外嵌できる大きさで、それの基端側の開
口面から外側方に向き、ほぼ平坦になつた係止段
部10にほぼ直交させてその外周縁を介して蓋部
7本体から拡開させて設けられたものである。そ
して、容器が完全に閉蓋されたときには、この嵌
合口縁部分9の内周面が収容部1外周の口縁折返
片3の外周面に面接触するとともに、係止段部1
0が口縁折返片3の本体2との連接部になつてい
る断面円弧状の頂部に係止されるのである。又、
収容部1の口縁凹所5に対応する蓋部7の嵌合口
縁部分9には、その内方から外方に向けた突部1
1を屈曲形成し、もつて口縁凹所5にこうした突
部11を外嵌させることにより、閉蓋時に容器の
内外が連通するようにしている。このように、口
縁折返片3に口縁凹所5を設けるとともに、蓋部
7のこの口縁凹所5に対応する嵌合口縁部分9に
内方から外方に向けた突部11を設けたなら、容
器の閉蓋時に第3図に示すように口縁凹所5と蓋
部7の突部11の間で内外の空間が連通して、空
気の流通を可能とし、もつて容器内に収容した収
容物の長期間の保存に対しても有効に作用し、更
にはこの容器内に食品を収容し、冷蔵庫等に入れ
たときには、容器内の空間と外部の空間が連通
し、冷気が侵入して食品の冷蔵を可能とする。
そして、本考案の容器は、収容部1と蓋部7と
を丁番部8を介して、弾性があつて摩擦係数の大
きな発泡ポリスチレンペーパーから一体に連成さ
れている。
尚、収容部1の口縁折返片3と蓋部7の嵌合口
縁部分9は互いに嵌合可能なように形成されてい
るが、その嵌合状態がより安定したものとなるよ
うに口縁折返片3をその遊端側が基端側より外方
に広がつたテーパー状にすることも可能である。
このとき、テーパーをつけ過ぎると、蓋部7の嵌
合口縁部分9を口縁折返片3に外嵌させたとき
に、そのテーパーにより嵌合状態が維持されない
ことがあるので、口縁折返片3にテーパーを大き
く設けた場合には、蓋部7の嵌合口縁部分9を口
縁折返片3に密に嵌合できる大きさ関係に形成す
ることが考慮される。又、第1図中に一点鎖線で
示すように口縁折返片3の適所にリブ6を設けた
ときには、このリブ6と蓋部7の嵌合口縁部分9
が係合し、その嵌合は単なる口縁折返片3だけの
ときよりも、より確実であることが理解される。
なお、図中12として示すのは収容部1の底面に
設けたリブである。
而して、この容器は閉蓋したときには、収容部
1の口縁折返片3が本体2との連接部を断面円弧
状に形成してその端縁側を遊端状に折返した構成
並びに素材の持つ弾性に起因した弾性復元力と口
縁折返片3の外周面と嵌合口縁部分9の内周面が
面接触してその素材の持つ大きな摩擦係数に起因
した摩擦力が相俟つて、その状態が維持されるの
である。とりわけ、収容部1の口縁折返片3は本
体2との連接部を断面円弧状に形成したから、そ
の形状に起因して遊端側が常に外側に広がろうと
し、この閉蓋状態は安定したものとなる。
以上のようにしてなる本考案のハンバーガー等
の容器にあつては、閉蓋したときには収容部1の
口縁折返片3がその本体2との連接部となる基端
側を断面円弧状に形成して本体2の側壁4外面の
底面方向にその側壁4との間に間隔をあけてこの
端縁側を遊端状にして折返した構成並びに素材と
して弾性を持つた発泡ポリスチレンペーパーを用
いたことに起因する弾性復元力とその素材の特性
から収容部1外周の口縁折返片3の外周面に蓋部
7外周の嵌合口縁部分9の内周面が面接触するこ
とによる強い摩擦力が相俟つて、その状態が維持
される。このため、閉蓋のために別途係合部分を
設ける面倒が省略でき、又これら係合部分がない
から、閉蓋作業を含む取扱いが簡単になる。
又、閉蓋状態は収容部1の口縁折返片3の頂部
に蓋部7の嵌合口縁部分9の基端側の係止段部1
0が係止されるまで嵌め込まれなくても、その状
態が維持できるとともに、嵌合による係止関係の
場合のように一時的に衝撃が生じるおそれも回避
でき、この種、発泡ポリスチレンペーパー等から
形成される容器として好適な容器の提供が可能と
なる。
更に、閉蓋状態が嵌合による係止関係で達成さ
れないから、素材が発泡させてあるため軟質なも
のであつても、繰返し開閉した場合でも閉蓋状態
を維持させる係合部分に損傷を生じることが少な
いのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の容器を開放した状態の斜視
図、第2図は第1図の断面図、第3図は本考案の
容器を閉止した状態の部分拡大断面図である。 1……収容部、2……箱状本体、3……口縁折
返片、4……側壁、5……口縁凹所、6,12…
…リブ、7……蓋部、8……丁番部、9……嵌合
口縁部分、10……係止段部、11……突部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 箱状本体2の口縁外周全体に口縁折返片3を
    その本体2の側壁4外面と間隔をあけ、しかも
    連接部となる本体2の口縁部分では断面円弧状
    にして、その端縁側を本体2の底面方向に延設
    させて設けた収容部1と、その一辺の口縁折返
    片3の端縁から収容部1と反対方向側方に延設
    した丁番部8を介して、その開口側に収容部1
    の口縁折返片3部分に外嵌できる大きさで、閉
    蓋時にはその内周面が口縁折返片3の外周面に
    面接触する嵌合口縁部分9をそれの基端側の口
    縁折返片3頂部に係止する開口面から外側方に
    向き、ほぼ平坦な面になつた係止段部10にほ
    ぼ直交させてその外周縁から形成した蓋部7
    を、発泡ポリスチレンペーパーから一体に連成
    し、その閉蓋時には収容部1の口縁折返片3が
    本体2との連接部を断面円弧状に形成してその
    端縁側を遊端状に折返した構成並びに素材の持
    つ弾性に起因した弾性復元力と口縁折返片3の
    外周面と嵌合口縁部分9の内周面が面接触して
    その素材の持つ大きな摩擦係数に起因した摩擦
    力が相俟つて、その状態が維持されることを特
    徴にした容器。 2 口縁折返片3がその遊端側が基端側より外方
    に広がつたテーパー状に形成された請求項1記
    載の容器。 3 収容部1の口縁部分に底面側に凹んだ口縁凹
    所5を設けるとともに、蓋部7のこれに対応す
    る嵌合口縁部分9にその内方から外方に向けた
    突部11を屈曲形成して、閉蓋時に容器の内外
    が連通するようにした請求項1又は2記載の容
    器。
JP1990114355U 1990-10-30 1990-10-30 Expired JPH0423771Y2 (ja)

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JP1990114355U JPH0423771Y2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30

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JP1990114355U JPH0423771Y2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30

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Publication Number Publication Date
JPH0387620U JPH0387620U (ja) 1991-09-06
JPH0423771Y2 true JPH0423771Y2 (ja) 1992-06-03

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ID=31662733

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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327211U (ja) * 1976-08-16 1978-03-08
JPS5335720B2 (ja) * 1971-10-15 1978-09-28

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JPH0387620U (ja) 1991-09-06

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