JPH06278657A - フロントフード支持装置 - Google Patents

フロントフード支持装置

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JPH06278657A
JPH06278657A JP7160093A JP7160093A JPH06278657A JP H06278657 A JPH06278657 A JP H06278657A JP 7160093 A JP7160093 A JP 7160093A JP 7160093 A JP7160093 A JP 7160093A JP H06278657 A JPH06278657 A JP H06278657A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フードプロップの先端部に形成すべき折曲げ
部(係着部)を単純形状の折曲げで済ますことができる
と共に、フロントフード用ヒンジ部材に対応して設けら
れる補強板の寸法を小さいものにすることができるよう
な構成のフロントフード支持装置を提供する。 【構成】 フロントフード1の基端部1aを車体に対し
て回動可能に支持するヒンジ部材6aに係着孔12を形
成し、車体に回動自在に取付けられたフードプロップ3
の先端部3bをヒンジ部材6aの係着孔12に挿入して
係着することにより、フロントフード1を開状態に支持
するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のフロントフー
ドを開状態に支持するための支持装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 図5は従来のフロントフード支持装置の
要部を示すものであって、同図において、20はエンジ
ンルームの上部開口を開閉するフロントフード、21は
フロントフード20を車体に対して回動可能に取付ける
ためのヒンジ部材、22はフロントフード20を開状態
に支持するフードプロップである。
【0003】上述のフロントフード20はアウタパネル
23の内側にインナパネル24を取付けてこれらの間に
僅かな隙間を設けて成るものである。このフロントフー
ド20の基端部20a側の左右両側部分には、アウタパ
ネル23に対向するインナパネル24の内面24aに長
手状の補強板25が接合されており、このインナパネル
24と補強板25との接合箇所にヒンジ部材21がボル
ト26にて共締めされている。
【0004】また、前記接合箇所であってかつ前記ヒン
ジ部材21の近傍箇所には、インナパネル24及び補強
板25をそれぞれ貫通するバーリング穴から成る係着孔
27が設けられている。
【0005】一方、上述のフードプロップ22の基端部
(図示せず)は車体に対して回動自在に取付けられてお
り、その自由端側の先端部22aは4箇所a,b,c及
びdにおいて屈曲されて全体として折り返された形状に
構成されている。
【0006】かくして、従来では、フロントフード20
をフードプロップ22により次のようにして開状態に支
持するようにしている。すなわち、図5に示すように、
フロントフード20を開状態にしてフードプロップ22
の先端部22aを前記係着孔27内に差し込んでフード
プロップ22の軸線を中心に矢印A方向に少し回転させ
ることにより、前記先端部22aの先端係着部28を前
記補強板25の裏面25a側に係着すると共に、前記先
端部22aの係着片部29をフロントフード20のイン
ナパネル24の外面24b側に係着し、これにより、フ
ロントフード20をフードプロップ22にて開状態に支
持するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来のフロントフード支持装置では、フロントフー
ド20を開状態に支持するフードプロップ22の先端部
22aを、既述のように4箇所a,b,c及びdにおい
て曲げ加工(4回曲げ加工)して複雑な形状にしなけれ
ばならないため、フードプロップ22の製作が面倒とな
って製造費が高くなるという問題点がある。その上、フ
ードプロップ22の先端部22aが複雑形状であるた
め、フードプロップ22を収納するための車体側の収納
スペースを大きくとらなければならないという不具合が
ある。
【0008】また、補強板25は、ヒンジ部材21の配
設領域及び係着孔27の形成領域にわたって延びるよう
に配設しなければならないため、大きい寸法の補強板2
5を用いなければならず、それに起因して重量が重くな
ると共に、コスト高になるという問題点がある。
【0009】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたものであって、その目的は、フードプロッ
プの先端部に形成すべき折曲げ部(係着部)を単純形状
の折曲げで済ますことができると共に、フロントフード
用ヒンジ部材に対応して設けられる補強板の寸法を小さ
いものにすることができるような構成のフロントフード
支持装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、フロントフードの基端部を車体に対
して回動可能に支持するヒンジ部材に係着孔を形成し、
前記車体に回動自在に取付けられたフードプロップの先
端部を前記ヒンジ部材の係着孔に挿入して係着すること
により、前記フロントフードを開状態に支持するように
構成している。
【0011】また、本発明では、前記フードプロップの
先端部を、前記フードプロップの本体に対して単純形状
に折曲げて成る形状にしている。
【0012】また、本発明では、前記ヒンジ部材の係着
孔を、前記フードプロップの先端部が挿入される挿入孔
部と、前記フロントフードの自重が前記フードプロップ
にかかったときに前記フードプロップの先端部を前記ヒ
ンジ部材の所定の係着位置に移行させるための第1のガ
イド孔部と、前記フードプロップによる前記フロントフ
ードの支持状態の下で前記フロントフードが開方向に回
動された場合に前記フードプロップの先端部を前記第1
のガイド孔部とは異なる方向に案内するための第2のガ
イド孔部とから成る一連の鉤形状の長孔にて構成してい
る。
【0013】また、本発明では、前記フロントフードに
対してほぼ直角に配設された前記ヒンジ部材の屈曲片部
に前記鉤形状の係着孔を設け、前記挿入孔部を前記フロ
ントフードに対して鋭角をもって延びかつ前記フロント
フードの全開状態の下で上下方向にほぼ沿って延びるよ
うに形成すると共に、前記第1のガイド孔部及び第2の
ガイド孔部を前記フロントフードに対してそれぞれほぼ
直角及び平行の方向に沿って延びるように形成し、前記
鉤形状の係着孔にて囲まれた部分を前記フードプロップ
の先端部が係着される被係着片部として構成している。
【0014】
【作用】フードプロップの先端部を係着する係着孔をフ
ロントフードのヒンジ部材に設けることにより、従来用
いていたような大きな補強板を必要とせず、前記ヒンジ
部材のみに対応する小寸法の補強板を使用すればよいこ
ととなる。そのため、補強板の小型化及び軽量化が可能
となる。
【0015】また、フードプロップの先端部を単純な折
曲げ形状にしかつ係着孔の形状を前記のような特殊な鉤
形状にすることにより、このフードプロップにてフロン
トフードを開状態に確実に支持することができると共
に、フロントフードが開状態に支持されているときにこ
のフロントフードが開方向に回動移動してもフードプロ
ップの先端部が係着孔から外れてしまうようなことを防
止できる。
【0016】
【実施例】
【0017】以下、本発明の一実施例について図1〜図
4を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明に係るフロントフード支持
装置を備えた四輪自動車の車体前部を示すものであっ
て、同図において、1はフロントフード、2はエンジン
ルーム、3はフロントフード1を開状態で支持するフー
ドプロップ(フードステー)である。
【0019】上述のフロントフード1は、図2に示すよ
うに、アウタパネル4とインナパネル5とを僅かな隙間
を隔てて閉断面形状に接合して成るものであって、エン
ジンルーム2の上部を覆うように配設されている。そし
て、図1に示すように、このフロントフード1の基端部
1aの左右両側部には、一対のヒンジ部材6a,6bが
取付けられており、フロントウインド4の下方の車体部
分に取付けられた一対のヒンジ部材6a,6bのヒンジ
軸(図示せず)を中心に回動可能に構成されている。
【0020】すなわち、図2及び図3に示すように、前
記基端部1aの左右両側部において、インナパネル5の
内面5aに補強板(リーンフォースメント部材)7が配
設され、かつ、この補強板7に対応するインナパネル5
の外面5b部分にヒンジ部材6a,6bがそれぞれ当て
がわれた状態の下で、ヒンジ部材6a,6b、インナパ
ネル5及び補強板7がボルト8にて共締めされている。
上述のヒンジ部材6a,6bには、図示を省略したが、
ヒンジ軸が設けられており、このヒンジ軸が車体側の軸
受け孔(図示せず)に回動自在に係着されている。これ
により、フロントフード1は前記ヒンジ軸を中心として
開閉可能に車体に取付けられている。
【0021】一方、エンジンルーム2の内部の車体側部
部分S(図1及び図2参照)には、フードプロップ収納
部9が設けられており、このフードプロップ収納部9の
一端箇所に前記フードプロップ3の基端部3aが回転自
在に取付けられている。なお、図2において仮想線で示
すフードプロップ22は従来例の場合のものである。
【0022】また、フードプロップ3の自由端にある先
端部3bは、図3に示すように、単純形状に折曲げ加工
されている。すなわち、前記先端部3bには1つの湾曲
状の折返し部10が形成されると共に、この折返し部1
0に短尺のストレート状の係着部11が形成されてい
る。しかして、この先端部3bは全体としてほぼU字状
の極めて単純な形状に成形されている。
【0023】さらに、本例においては、ヒンジ部材6
a,6bのうちの一方のヒンジ部材6aに、前記フード
プロップ3の先端部3bが係着される係着孔12が形成
されている。具体的には、図3及び図4に明示するよう
に、上述のヒンジ部材6aの側部に、ヒンジ部材本体6
cに対してほぼ直角に屈曲加工されてフロントフード1
に対してほぼ直角に配置される板状の屈曲片13が設け
られ、この屈曲片13に後述の如き鉤形状の係着孔12
が打抜き加工されている。
【0024】ここで、屈曲片13に設けられる係着孔1
2の形状について図4を参照して詳細に述べると次の通
りである。
【0025】すなわち、前記係着孔12は、フードプロ
ップ3の先端部3bの折曲げ部が挿入される挿入孔部1
4と、フロントフード1の自重が前記フードプロップ3
にかかったときに前記フードプロップ3の先端部3bを
前記屈曲片13の所定の係着位置に移行させるための第
1のガイド孔部15と、フードプロップ3によるフロン
トフード1の支持状態の下でフロントフード1が開方向
に回動された場合にフードプロップ3の先端部3bを第
1のガイド孔部15とは異なる方向に案内するための第
2のガイド孔部16とから成る一連の鉤形状の長孔にて
構成されている。
【0026】さらに具体的には、挿入孔部14は前記ヒ
ンジ部材本体6cに対して鋭角をもって延びかつフロン
トフード1の全開状態の下で上下方向にほぼ沿って延び
るように形成され、第1のガイド孔部15及び第2のガ
イド孔部16はヒンジ部材本体6cひいてはフロントフ
ード1に対してそれぞれほぼ直角及び平行の方向に沿っ
て延びるように形成されている。
【0027】そして、屈曲片13のうち鉤形状の係着孔
12にて囲まれた部分が、フードプロップ3の先端部3
bの係着部11が係着されるほぼ三角形状の被係着片部
17として構成されている。
【0028】フロントフード1を開状態に支持するに当
たっては、フロントフード1をヒンジ部材6a,6bの
ヒンジ軸(図示せず)を中心に回動させて全開位置に持
ち上げ、エンジンルーム2を開いた状態にする。この
際、係着孔12の挿入孔部14は上下方向にほぼ沿って
配置され、係着孔12の第1のガイド孔部15はフロン
トフード1に対してほぼ直角配置されたままフロントフ
ード1の回動軌跡の接線方向にほぼ沿った方向に配置さ
れ、係着孔12の第2のガイド孔部16はフロントフー
ド1に対してほぼ平行に配置される。
【0029】次いで、この状態の下で、フードプロップ
3をフードプロップ収納部9から引き出し、図2におい
て矢印Bで示すようにその基端部3aを中心にフロント
フード1の側に向けて回動させる。そして、フードプロ
ップ3の係着部11を図4において一点鎖線で示すよう
に前記係着孔12の挿入孔部14に対応する位置に配置
し、フードプロップ3を基端部3aを中心に図3におい
て矢印Cで示す方向(前記回動方向Bとほぼ直交する方
向)に回動させることにより、フードプロップ3の係着
部11を係着孔12の挿入孔部14に挿通させてその折
返し部10を前記挿入孔部14内に配置する。
【0030】しかる後に、フロントフード1を全開位置
に保持している手の支えを取除き、フロントフード1を
その自重により閉方向に回動させる。これに伴い、フー
ドプロップ3の折返し部10が係着孔12の第1のガイ
ド孔部15にて案内されつつ回動され、図4において実
線で示すように係着孔12の第1のガイド孔部15と第
2のガイド孔部16との間の角部18に係合され、この
係合によりフロントフード1の閉方向の回動が阻止され
てフロントフード1が開状態に支持される。なお、この
場合には、ヒンジ部材6aの被係着片部17がフードプ
ロップ3の折返し部10内に相対的に入り込んでこの被
係着片部17とフードプロップ3の係着部11とが互い
に対応配置された状態となされるため、ヒンジ部材6a
からフードプロップ3が外れてしまうおそれはない。
【0031】このような支持状態時に、突風や振動がフ
ロントフード1に作用するのに伴いフロントフード1が
開方向に不測に回動した場合には、フードプロップ3の
折返し部10が前記係着孔12の第2のガイド孔部16
にて案内されて図4において二点鎖線で示すように第2
のガイド孔部16の端面16aに導かれ、この端面16
aによる係止作用にてフロントフード1の開方向への回
動が阻止される。なお、この際、フロントフード1が繰
返して上下に往復回動した場合には、前記折返し部10
が前記第2のガイド孔部16内に沿って移動し、これら
の間の係合状態が外れてしまうおそれはない。
【0032】また、フロントフード1を開位置から閉位
置にする場合には、フロントフード1を手で少し上方に
持ち上げながらフードプロップ3の折返し部10を係着
孔12の第1のガイド孔部15に沿って挿通孔部14に
向けて相対的に移動させ、フードプロップ3の係着部1
1が挿通孔部14に達したときにフードプロップ3を図
3において矢印E方向(前記矢印C方向とは反対の方
向)に回動させることにより、挿通孔部14を通してフ
ードプロップ3の係着部11を係着孔12から取外した
状態にする。しかる後に、フードプロップ3を図2にお
いて矢印D方向に回動させてフードプロップ収納部9に
収納し、次いでフロントフード1を閉方向に回動して閉
位置にロックする。
【0033】このような構成のフロントフード支持装置
によれば、強固な材料から成るヒンジ部材6aの屈曲片
13をフードプロップ3の係着部として構成するように
したものであるから、従来のようにフロントフード1の
インナパネル5及び補強板7に係着孔を設けてその係着
孔にフードプロップ22(図2における仮想線参照)を
係着する必要がなくなると共に、補強板7の寸法を小さ
くし得てコストダウン並びに軽量化を図ることが可能と
なる。
【0034】また、フードプロップ3の先端部3bの形
状はU字状のような極めて簡単な折曲げ形状で良いた
め、フードプロップ3の成形を容易に行うことができ
る。また、前記先端部3bは簡単な折曲げ形状であるか
ら、その先端部3bが占めるスペースを小さくでき、こ
れに応じて車体側のフードプロップ収納部9の収納スペ
ースも小さくすることができる。
【0035】さらに、係着孔12へのフードプロップ3
の先端部3bの係着操作を簡単に行うことができる上
に、フードプロップ3によるフロントフード1の支持を
確実に行うことができる。しかも、フロントフード1が
開状態に支持されているときにこのフロントフード1が
不測に開方向に回動されるようなことがあっても、係着
孔12の第2のガイド孔部16によるフードプロップ3
の案内及び係止作用にて、フードプロップ3が係着孔1
2から外れるようなことがなく、フロントフード1の支
持状態が不測に解除されるような事態の発生を防止でき
る。
【0036】以上、本発明の一実施例につき述べたが、
本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、フードプロップ3の先端部3bの折曲げ形
状は、U字状に限らず、V字状或いはコ字状であっても
良い。
【0037】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、フロントフード
のヒンジ部材に形成した係着孔にフードプロップの先端
部を挿入して係着することにより、フロントフードを開
状態に支持するように構成したものであるから、フード
プロップ係着用の孔をフロントフードの側に形成する必
要がなくなり、フードプロップの先端部の形状を単純な
折曲げ形状にすることが可能となる。従って、フードプ
ロップの成形が容易となって製作費の低減を図ることが
できる上に、フードプロップの先端部が占めるスペース
を小さくし得てこれに応じて車体側のフードプロップ収
納部のスペースを小さくできる。
【0038】また、従来ではヒンジ部材に対応してフロ
ントフードに配設される補強板及びフロントフードのイ
ンナパネルに係着孔を形成する必要があったが、本発明
によれば、係着孔をフロントフードのヒンジ部材に形成
するようにしたので、従来に比べて寸法の小さい補強板
を用いことが可能となり、コストダウン並びに軽量化を
図ることができる。
【0039】さらに、本発明によれば、特定の鉤形状の
係着孔をヒンジ部材に屈曲片に設けるようにしたので、
フードプロップの先端部の形状が単純な折曲げ形状であ
ってもフードプロップと係着孔との間の係着を確実に行
うことができると共に、フロントフードの支持状態の下
でこのフロントフードが不測に回動されたとしてもフロ
ントフードが係着孔から外れてしまうようなことがな
く、従ってフロントフードをフードプロップにて開状態
に確実に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフロントフード支持装置を備えた
四輪自動車の車体前部を示す斜視図である。
【図2】図1において矢印X方向から見た拡大側面図で
ある。
【図3】図1において矢印Yで示す部分の拡大斜視図で
ある。
【図4】係着孔へのフードプロップの係着状態を示す側
面図である。
【図5】従来のフロントフード支持装置を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 フロントフード 1a 基端部 2 エンジンルーム 3 フードプロップ 3a 基端部 3b 先端部 5 インナパネル 6a,6b ヒンジ部材 7 補強板 9 フードプロップ収納部 10 折返し部 11 係着部 12 係着孔 13 屈曲片 14 挿入孔部 15 第1のガイド孔部 16 第2のガイド孔部 17 被係着片部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントフードの基端部を車体に対して
    回動可能に支持するヒンジ部材に係着孔を形成し、前記
    車体に回動自在に取付けられたフードプロップの先端部
    を前記ヒンジ部材の係着孔に挿入して係着することによ
    り、前記フロントフードを開状態に支持するように構成
    したことを特徴とするフロントフード支持装置。
  2. 【請求項2】 前記フードプロップの先端部を、前記フ
    ードプロップの本体に対して単純形状に折曲げて成る形
    状にしたことを特徴とする請求項1に記載のフロントフ
    ード支持装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒンジ部材の係着孔を、前記フード
    プロップの先端部が挿入される挿入孔部と、前記フロン
    トフードの自重が前記フードプロップにかかったときに
    前記フードプロップの先端部を前記ヒンジ部材の所定の
    係着位置に移行させるための第1のガイド孔部と、前記
    フードプロップによる前記フロントフードの支持状態の
    下で前記フロントフードが開方向に回動された場合に前
    記フードプロップの先端部を前記第1のガイド孔部とは
    異なる方向に案内するための第2のガイド孔部とから成
    る一連の鉤形状の長孔にて構成したことを特徴とする請
    求項2に記載のフロントフード支持装置。
  4. 【請求項4】 前記フロントフードに対してほぼ直角に
    配設された前記ヒンジ部材の屈曲片部に前記鉤形状の係
    着孔を設け、前記挿入孔部を前記フロントフードに対し
    て鋭角をもって延びかつ前記フロントフードの全開状態
    の下で上下方向にほぼ沿って延びるように形成すると共
    に、前記第1のガイド孔部及び第2のガイド孔部を前記
    フロントフードに対してそれぞれほぼ直角及び平行の方
    向に沿って延びるように形成し、前記鉤形状の係着孔に
    て囲まれた部分を前記フードプロップの先端部が係着さ
    れる被係着片部として構成したことを特徴とする請求項
    3に記載のフロントフード支持装置。
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