JP2560422Y2 - 車両のグラブボックスのニーパネル取付構造 - Google Patents

車両のグラブボックスのニーパネル取付構造

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JP2560422Y2
JP2560422Y2 JP7753592U JP7753592U JP2560422Y2 JP 2560422 Y2 JP2560422 Y2 JP 2560422Y2 JP 7753592 U JP7753592 U JP 7753592U JP 7753592 U JP7753592 U JP 7753592U JP 2560422 Y2 JP2560422 Y2 JP 2560422Y2
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panel
knee
knee panel
grab
box
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JP7753592U
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宣良 酒井
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両のインスツルメント
パネルに設けたグラブボックスのニーパネル、特にグラ
ブドアに内蔵したニーパネルの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は車両の室内前部に設けたインスツ
ルメントパネルの助手席前方部を示す。インスツルメン
トパネル1には、グラブボックス2が設けてあり、グラ
ブボックス2の開口はその下端を中心として回動するグ
ラブドア3により開閉可能に覆われている。
【0003】このグラブドア3には、車両衝突時に助手
席乗員の膝等がグラブドア3の変形によりグラブボック
ス2内に侵入するのを防止するために、ニーパネル4が
設けてある。
【0004】図4はグラブドア内蔵型の従来のニーパネ
ルを示すもので、ニーパネル4はグラブドア3のインナ
パネル31とアウタパネル32の間に設置してあり、ま
た、グラブボックス2の開口21に沿って形成されたフ
ランジ部22の左右両側には、ニーパネルリインフォー
スメント5が固定してある。そして、車両衝突時に、ニ
ーパネル4、およびニーパネルリインフォースメント5
は、乗員の膝のグラブドア3への衝突により変形して乗
員の衝突エネルギーを吸収し、グラブボックス2内への
乗員の膝の侵入を阻止するようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来構
造においては、グラブボックスのため上部は完全な固定
構造でなく、乗員の膝のグラブドア3への衝突によって
変形したニーパネル4とニーパネルリインフォースメン
ト5とが位置ずれし、特に、乗員の膝がグラブドア3に
対して斜め方向からぶつかった場合を考慮すると、ニー
パネル4とニーパネルリインフォースメント5との間の
ラップ代をかなり大きく設定する必要があった。しかし
ながら、ラップ代を大きく設定すると、グラブボックス
2の幅が狭くなり、充分なグラブボックス2の容量が得
られないという問題があった。
【0006】そこで、本考案は上記実情に鑑みてなされ
たもので、グラブドア内に設置したニーパネルを、狭い
ラップ代でニーパネルリインフォースメントに安定に支
持せしめ得るニーパネル取付構造を提供することを課題
としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は図2、図3に示
すように、車両のインスツルメントパネル1に設けたグ
ラブボックス2の開口21を、その下端縁を中心として
回動して開閉可能に覆うグラブドア3内にニーパネル4
を設置し、該ニーパネル4の上部両側端よりグラブドア
3のインナー側へスダッドピン7を突設し、グラブボッ
クス2の開口21に沿って形成したフランジ部22およ
び、フランジ部22に重ね合わせて設けたニーパネルリ
インフォースメント5とに、グラブドア3閉時にスタッ
ドピン7を挿通せしめる貫通孔23、52をそれぞれ設
けたことを特徴とする。スタッドピンとしては鉄材など
の強度の高いものを用いる。
【0008】
【作用】グラブドア3閉時にはニーパネル4のスタッド
ピン7は、貫通孔23、52に挿通され、ニーパネル4
はニーパネルリインフォースメント5にスタッドピン7
によって係止せしめられ、車両衝突時等に乗員の膝等が
グラブドア3に対して斜め方向からぶつかった場合に
も、スタッドピン7によって、ニーパネル4とニーパネ
ルリインフォースメント5とは位置ずれすることはな
い。したがって、ニーパネル4とニーパネルリインフォ
ースメント5は、乗員の衝突によって共に変形して衝突
エネルギーを安定して吸収して乗員の膝を受止め、グラ
ブボックス内への膝の侵入を確実に阻止する。
【0009】
【実施例】図1は車両のインスツルメントパネル1の助
手席前方部を示す。インスツルメントパネル1には、グ
ラブボックス2が設けてあり、その開口は、下端縁を中
心としてヒンジにて回動するグラブドア3で開閉可能に
覆われている。このグラブドア3内には、車両衝突時に
助手席乗員の膝等がグラブドア3の変形によりグラブボ
ックス2内に侵入するのを防止するために、ニーパネル
4が設けてある。
【0010】図2は図1のIIーII線に沿う断面図で
あり、図3は本考案の取付構造の分解斜視図である。図
2、図3において、インスツルメントパネル1に設けた
開口11の両側縁および下縁に沿ってフランジ部12が
設けてあり、インスツルメントパネル1の開口11より
インスツルメントパネル1内にグラブボックス2が挿入
されている。グラブボックス2は、合成樹脂製で、開口
21を有する箱形をなし、開口21の上縁、両側縁にフ
ランジ部22を有している。グラブドア3は、グラブボ
ックス2の開口21およびフランジ部22を覆う寸法、
形状を有しており、それぞれ合成樹脂のインナパネル3
1とアウタパネル32とよりなる、インナパネル31の
外周端縁は、アウタパネル32の外周端縁に固着してあ
り、インナパネル31とアウタパネル32との間には空
間が形成されている。
【0011】上記インナパネル31とアウタパネル32
との間の空間には、ニーパネル4が装着されている。ニ
ーパネル4は両側部が開口した箱形をなし、薄い鋼板で
構成されている。そして、ニーパネル4の下端は支持部
材41を介して後記のニーパネルリインフォースメント
5の下辺部5cにヒンジ結合している。
【0012】上記インスツルメントパネル1の開口11
まわりの裏面側には、ニーパネルリインフォースメント
5が配してある。ニーパネルリインフォースメント5は
下部が開口したコ字型形状の本体部5aと、本体部5a
の上辺の両端より後方に延び、先端が車両ボデーに固定
されたステー5bと、本体部5a下端に接合された下辺
部5cとよりなり、鋼板で構成されている。
【0013】上記インスツルメントパネル1のフランジ
部12前面に、グラブボックス2のフランジ部22が重
ね合せられ、一方、インスツルメントパネル1裏面側に
配したニーパネルリインフォースメント5の本体部5a
の両側の脚部51は、インスツルメントパネル1のフラ
ンジ部12裏面に重ね合せられて、複数箇所でボルト締
めされる。更に、グラブドア3内のニーパネル4の下端
にヒンジ結合して設けた支持部材41はインスツルメン
トパネル1のフランジ部12、ニーパネルリインフォー
スメント5の下辺部5cに複数箇所でボルト締めされ
る。
【0014】さらに、ニーパネル4の上部両側端部より
スタッドピン7が突設してある。スタッドピン7はグラ
ブドア3のインナパネル31の上部両側端部に形成した
袋状突出部33に挿入され、これによりカバーされてい
る。一方、グラブボックス2のフランジ部22とリイン
フォースメント5の脚部51とには、グラブドア3閉時
にスタッドピン7と対向する位置に、貫通孔23、52
がそれぞれ、同心に貫設してある。なお、インスツルメ
ントパネル1のフランジ部12のスタッドピン7に対向
する箇所は切り欠いてある。
【0015】グラブドア3閉時には、グラブボックス2
のフランジ部22上辺より開口21へ突出して設けたス
トライカ(図略)に、グラブドア3裏面に設けたロック
手段(図略)が係止せしめられる。この時、グラブドア
3のニーパネル4に設けたスタッドピン7は、グラブボ
ックス2およびニーパネルリインスフォスメント5にそ
れぞれ設けた貫通孔23、52に挿通される。
【0016】上記構成の本考案の取付構造によれば、ニ
ーパネル4はスタッドピン7によりニーパネルリインフ
ォースメント5に係止されているので、車両衝突時に、
助手席の乗員の膝等がグラブドア3に衝突して、ニーパ
ネル4、ニーパネルリインフースメント5が変形して
も、両者が大きく位置ずれすることはない。したがっ
て、乗員の衝突エネルギーはニーパネル4とニーパネル
リインフォースメント5とにより安定して吸収されて、
乗員の膝等はこれらにより確実に受止められ、グラブボ
ックス2内への膝等の侵入が阻止される。
【0017】さらに、ニーパネル4とニーパネルリイン
フォースメント5とはスタッドピン7により係止される
ので、ニーパネル4とニーパネルリインフォースメント
5とのラップ代を大きく取る必要がなく、図2中に一点
鎖線で示した従来の取付構造におけるグラブボックスに
比べ、本考案によれば、グラブボックス2の幅を広くと
ることができ、容積の増大が実現しうる。
【0018】なお、ニーパネル4に突設せしめたスタッ
ドピン7は、グラブドア3のインナパネル31に一体に
設けた突出部33にて覆われているので、グラブドア3
内面の見栄えを損なうことはない。
【0019】
【考案の効果】本考案のニーパネルの取付構造によれ
ば、狭小なラップ代で、ニーパネルをニーパネルリイン
フォースメントに確実に支持せしめ、乗員の膝等が衝突
した時のエネルギー吸収を安定にすることができる。
又、ラップ代の狭小化に伴い、グラブボックスの容積を
増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のグラブボックスのニーパネル取付構造
を備えたインスツルメントパネルの要部斜視図である。
【図2】図1のIIーII線に沿う断面図である。
【図3】本考案のニーパネル取付構造の分解斜視図であ
る。
【図4】従来のニーパネル取付構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 インスツルメントパネル 2 グラブボックス 22 グラブボックスのフランジ部 23 グラブボックスのフランジ部に設けた貫通孔 3 グラブドア 4 ニーパネル 5 ニーパネルリインフォースメント 52 ニーパネルリインフォースメントに設けた貫通孔 7 スタッドピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のインスツルメントパネルに設けた
    グラブボックスの開口をその下端縁を中心に回動して開
    閉可能に覆うグラブドア内にニーパネルを設置し、該ニ
    ーパネルの上部両側端よりグラブドアインナー側へスタ
    ッドピンを突設する一方、グラブボックスの開口に沿っ
    て形成されたフランジ部、および上記フランジ部に重ね
    合せて設けたニーパネルリインフォースメントとに、グ
    ラブドア閉時に上記スタッドピンを挿通せしめる貫通孔
    を設けたことを特徴とする車両のグラブボックスのニー
    パネル取付構造。
JP7753592U 1992-10-13 1992-10-13 車両のグラブボックスのニーパネル取付構造 Expired - Lifetime JP2560422Y2 (ja)

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JPH0635053U JPH0635053U (ja) 1994-05-10
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