JP2000280744A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 センターピラーのない車体の側部に開閉可能に設けられるフロントドア及びリヤドアと、フロントドアの前端部を車体に連結する前ヒンジと、上記フロントドア及びリヤドア間に設けられたシール部材とを備えた車両のドア構造であって、
各ドアを車体にロックするためのロック機構を備え、該ロック機構が、各ドアの上端部及び下端部の少なくとも一方に設けられている車両のドア構造。
【請求項２】 各ドアは、アウターパネル及びインナーパネルと、両パネル間のスペースに上下方向に延在するように配置された上下補強部材とを備え、
該上下補強部材は、フロントドアの後縁部及びリヤドアの前縁部に沿って配置されている請求項１記載の車両のドア構造。
【請求項３】 ロック機構を解除するドアハンドルが、上下補強部材に対して車両の前後方向に偏倚した位置に配置されている請求項２記載の車両のドア構造。
【請求項４】 上下補強部材は、上端部及び下端部の少なくとも一方が、車体に車幅方向に設けられた左右補強部材に対応する位置に配置されている請求項２または３記載の車両のドア構造。
【請求項５】 アウターパネルとインナーパネルとの間のスペースに、ドアの前後方向に延在する前後補強部材が配設され、該前後補強部材と上下補強部材とが連結されている請求項２乃至４の何れか１記載の車両のドア構造。
【請求項６】 ドアハンドルとロック機構とを連結する連結部材が、アウターパネルとインナーパネルの間で上下補強部材に沿って配置されている請求項２乃至５の何れか１記載の車両のドア構造。
【請求項７】 ドアハンドルとロック機構とを連結する連結部材がケーブルである請求項６記載の車両のドア構造。
【請求項８】 上下補強部材は、ベルトラインよりも上方の第１上下補強部材と、該第１上下補強部材の下端に連結された第２上下補強部材とを備え、
第１上下補強部材がパイプ材で構成され、第２上下補強部材がプレス部材で構成されている請求項２乃至７の何れか１記載の車両のドア構造。
【請求項９】 フロントドアの後端部とリヤドアの前端部とを側突時に連結する一方、各ドアの開閉時には両ドアの分離が可能に構成された連結手段を備えている請求項２乃至８の何れか１記載の車両のドア構造。

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のドア構造に関し、特に、車体側部に設けられる観音開きタイプのドア構造に係るものである。

具体的に、本発明が講じた第１の解決手段は、センターピラーのない車体の側部に開閉可能に設けられるフロントドア及びリヤドアと、フロントドアの前端部を車体に連結する前ヒンジと、上記フロントドア及びリヤドア間に設けられたシール部材とを備えた車両のドア構造を前提としている。そして、各ドアを車体にロックするためのロック機構を設け、該ロック機構を、各ドアの上端部及び下端部の少なくとも一方に設けている。