JP4622094B2 - 車両の開閉体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両の側部に設けられた乗降口(開口)を、観音開き構造のフロントドアとリヤドアとによって開閉するような車両の開閉体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例の観音式ドアを備えような車両の開閉体構造としては、例えば、特開平8−142680号公報に記載の構造がある。
すなわち、車両後部に設けられた後部開口を、一側端が車体にヒンジを介して枢着された左ドアと、この左ドアと離れた他側端がヒンジを介して車体に枢着された右ドアとによって左右何れのドアからでも独立的に開閉し得る観音式ドアを備えた車両の開閉体構造である。
【0003】
この車体の開閉体構造は本来後部荷室に対して荷物の出入れを行なうものであるが、上記開口を車両の側部に設定すると乗員の乗降用のフロントドアとリヤドアとの開閉に適用することができる。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成の観音式ドア構造を車両のフロントドア、リヤドアに適用した場合には、リヤドアを独立してフロントドアよりも先に開放することができ、仮りに、リヤドアが優先して開放されると、車両の停止以前においてもリヤドアが開放される可能性がある関係上、充分な安全性が確保できない問題点があった。
【0004】
この発明は、フロントドアの非開放時(閉鎖時)にはリヤドアの開放を規制し、フロントドアの開放時にはリヤドアの開放を許容することで、充分な安全性を考慮してドア間の開順序が規制された観音式ドアを備えた車両の開閉体構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両の開閉体構造は、車両の側部に設けられた開口を、前端部が車体に枢着されたフロントドアと、後端部が車体に枢着されたリヤドアとによって開閉する観音式ドアを有する車両の開閉体構造であって、上記フロントドアの非開放時にはリヤドアの開放を規制し、上記フロントドアの開放時にはリヤドアの開放を許容するロック機構を備え、上記フロントドアの開閉状態を検出するフロントドア開閉検出手段を設け、上記ロック機構は、フロントドア開閉検出手段でフロントドアの開放を検出した時、リヤドアの開放を許容し、フロントドア開閉検出手段でフロントドアの閉鎖状態が検出された時にはリヤドアの開放を規制するよう構成され、上記ロック機構を、リヤドアのインナハンドルの作動をロックユニットに非伝達と成す空振り機構に設定したものである。
【0006】
上記構成の開口は、前席に対して乗員が乗降する乗降口、後席に対して乗員が乗降する乗降口に設定することができる。
上記構成によれば、上記ロック機構はフロントドアの非開放時にはリヤドアの開放を規制し、フロントドアの開放時にはリヤドアの開放を許容する。
【0007】
このように、充分な安全性を考慮してドア間の開順序が規制された観音式ドア(フロントドアが優先的に開放され、その後、リヤドアの開放が許容されるドア)が提供される。
【0008】
記構成のフロントドア開閉検出手段は、ドアスイッチまたはドアセンサに設定することができる。
上記構成によれば、フロントドア開閉検出手段でフロントドアの開放または閉鎖状態を正確かつ迅速に検出し、この検出結果に対応してロック機構によるリヤドア開放の許容または規制を実行することができる
【0009】
記構成のリヤドアインナハンドルは本来その操作時にリヤドアをリヤボディに対してロックしたロックユニットのロックを解除するもので、上記空振り機構は上述のインナハンドルの作動をロックユニットに伝達しないように成す機構である。
【0010】
上記構成よれば、フロントドア閉鎖時にリヤドアインナハンドルを操作しても空振り機構が該操作の作動をロックユニットに伝達しないので、リヤドアはロックユニットによりリヤボディに対してロックされた状態を維持する。しかも空振り機構によりリリース部品などを強制的に止めることがないので、耐久性の向上を図ることができる。
【0011】
この発明の一実施態様においては、車両の側部に設けられた開口を、前端部が車体に枢着されたフロントドアと、後端部が車体に枢着されたリヤドアとによって開閉する観音式ドアを有する車両の開閉体構造であって、上記フロントドアの非開放時にはリヤドアの開放を規制し、上記フロントドアの開放時にはリヤドアの開放を許容するロック機構を備え、上記フロントドアの開閉状態を検出するフロントドア開閉検出手段を設け、上記ロック機構は、フロントドア開閉検出手段でフロントドアの開放を検出した時、リヤドアの開放を許容し、フロントドア開閉検出手段でフロントドアの閉鎖状態が検出された時にはリヤドアの開放を規制するよう構成され、上記ロック機構を、リヤドアのインナハンドルとロックユニットとの間の作動を規制する規制機構に設定したものである。
【0012】
上記構成によれば、フロントドア閉鎖時にリヤドアインナハンドルを操作しても上述の規制機構が該インナハンドルとロックユニットとの間の作動を規制するので,リヤドアはロックユニットによりリヤボディにロックされた状態を維持し、しかも規制機構によりその規制が確実となるうえ、ロック機構の構造の簡略化を図ることができる。
【0013】
この発明の一実施態様においては、車両の側部に設けられた開口を、前端部が車体に枢着されたフロントドアと、後端部が車体に枢着されたリヤドアとによって開閉する観音式ドアを有する車両の開閉体構造であって、上記フロントドアの非開放時にはリヤドアの開放を規制し、上記フロントドアの開放時にはリヤドアの開放を許容するロック機構を備え、上記フロントドアの開閉状態を検出するフロントドア開閉検出手段を設け、上記ロック機構は、フロントドア開閉検出手段でフロントドアの開放を検出した時、リヤドアの開放を許容し、フロントドア開閉検出手段でフロントドアの閉鎖状態が検出された時にはリヤドアの開放を規制するよう構成され、上記ロック機構を、リヤドアのインナハンドルとロックユニットとの間の作動を制動(ブレーキング)する制動機構に設定したものである。
上記構成によれば、フロントドア閉鎖時にリヤドアインナハンドルを操作しても上述の制動機構(つまりブレーキ機構)が該インナハンドルとロックユニットとの間の作動を制動するので、リヤドアのロックユニットによるロック状態を保持しつつ、耐久性の向上を図ることができる
【0014】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の開閉体構造を示し、図1は車両の全体斜視図、図2は車両の全体側面図、図3はフロントドアとリヤドアを取り外した状態の車両の全体側面図である。
車両1の車体側面には、図1、図2に示すようにフロントドア2とリヤドア3とで構成されるサイドドアが設けられ、フロントドア2の前端部とリヤドア3の後端部とに、それぞれヒンジ部としてのフロントドアヒンジ4とリヤドアヒンジ5が設けられて観音開き構造のサイドドアが構成される。
【0015】
これらサイドドアを構成するフロントドア2とリヤドア3とは、それぞれ、ドアパネル6,7とドアサッシュ8,9とウインドガラス10,11とで構成され、このうちドアパネル6,7の内部には車両の前後方向に延びるサイドインパクトバー(図示せず)が設けられる。
【0016】
さらに、フロントドア2には、車外から該フロントドア2の開閉操作を行うドアアウタハンドル12と、車両後方を視認するドアミラー13が設けられる。
【0017】
この実施例の観音開き構造のドアはフロントドア2が優先して開放され、リヤドア3はフロントドア2の開放後において、その開成が許容されるように構成している。
【0018】
上述のサイドドアの車室内方側には車両の側部開口としての前席用の乗降口14と後席用の乗降口15とが形成され、前席用の乗降口14はフロントドア2で開閉され、後席用の乗降口15はリヤドア3で開閉される。
【0019】
なお、この実施例においてはセンターピラーレスの車体を示しているが、本実施例の開閉体構造はセンターピラーレスの車体またはセンターピラーを有する車体の何れにも適用することができる。
【0020】
図4はフロントドア2およびリヤドア3の閉鎖時の断面を示し、フロントドア2はドアアウタパネル16とドアインナパネル17とで上述のドアパネル6を構成し、このフロントドア2の前端部はフロントドアヒンジ4を介してヒンジピラー18等の車体に開閉可能に枢着されている。
【0021】
上述のフロントドアヒンジ4はボディ側のフィメールヒンジ19と、ドア側のメイルヒンジ20と、これら両ヒンジ19,20を枢着すねヒンジピン21とを備えている。
【0022】
またリヤドア3はドアアウタパネル22とドアインナパネル23とで上述のドアパネル7を構成し、このリヤドア3の後端部はリヤドアヒンジ5を介してリヤボディ24に開閉可能に枢着されている。
【0023】
上述のリヤドアヒンジ5はボディ側のフィメールヒンジ25と、ドア側のメールヒンジ26と、これら両ヒンジ25,26を枢着するヒンジピン27とを備えている。
【0024】
図4に示すように、この実施例の観音式ドアは所謂突き合わせタイプの観音式ドアであって、リヤドア3の前端部と、フロントドア2の後端部とには、ロッド部材28と規制部材としてのストッパ29とから成るロック機構30を備えている。
【0025】
上述のロッド部材28は図5に示すようにリヤドア3に設けられている。すなわち、図5に示すようにフロントドア2後端部と対向するリヤドア3のドアインナパネル23の前端部には、ホルダ31をビス止め固定し、このホルダ31の内部空間にスプリング32によって常時出っ張り方向に付勢されたロッド部材28を出没可能に設けると共に、このロッド部材28には抜止め用のピン33を上下方向に貫設し、このピン33の上下の突出部をホルダ31に形成された凹部31aに摺動可能に挿入して、このロッド部材28がリヤドア3から出没可能となるように構成している。
【0026】
しかも、上述のロッド部材28のフロントドア2と対向する先端側で、かつ車室側には円弧状の斜面28aを形成している。
一方、上述のストッパ29はフロントドア2とは別部材により構成され、このストッパ29をフロントドア2の後端部におけるヘミング加工部に固定すると共に、該ストッパ29の車両内端側を出っ張り状態のロッド部材28の車外面に当接して、このロッド部材28を介してリヤドア3の開放を規制すべく構成している。
【0027】
このように上述のロッド部材28とストッパ29とから成るロック機構30は、フロントドア2の非開放時(閉鎖時)にはリヤドア3の開放を規制し、フロントドア2の開放時にはリヤドア3の開放を許容すると共に、フロントドア2の開放、非開放に関わらず図6に示す開位置からのリヤドア3の閉成操作を許容すべく構成したものである。
【0028】
なお、図5、図6において34,35はドアスリム、36,37は両ドア2,3間をシールするシール部材としてのウエザストリップである。
このように構成した車両の開閉体構造の作用を、図7乃至図10に示す概略図を参照して以下に詳述する。
【0029】
図7に示すようフロントドア2とリヤドア3とが共に閉成された図示の状態から、リヤドア3を先に開放しようとする場合、ストッパ29によってロッド部材28の車外方への移動が規制されているので、リヤドア3の先開きは阻止される。
【0030】
図8に示すようにフロントドア2とリヤドア3とが共に閉成された状態から、フロントドア2を先に開放しようとする場合、フロントドア2の開放は何等規制されていないので、フロントドア2の先開きは許容される。
【0031】
図9に示すようにフロントドア2とリヤドア3とが共に開放された状態から、フロントドア2を先行して閉成し、その後、リヤドア3を閉成する場合、常時出っ張り方向へバネ付勢されたロッド部材28はその斜面28aがフロントドア2後端のストッパ29後面に当接(図6参照)すると、該ロッド部材28はスプリング32の付勢力に抗して一旦ホルダ内方へ没入するので、リヤドア3を閉成することができる。つまり、フロントドア2の先閉めと、リヤドア3の後閉めとが可能となる。
【0032】
図10に示すようにフロントドア2とリヤドア3とが共に開放された状態から、リヤドア3を先行して閉成し、その後、フロントドア2を閉成することもできる。つまり、リヤドア3の先閉めと、フロントドア2の後閉めとが可能となる。
【0033】
要するに、ドアを開ける場合にはフロントドア2が必ず先行して開放(優先開放)され、フロントドア2の閉時にはロック機構30にてリヤドア3の開放が禁止され、フロントドア2の開放後においてはリヤドア3の開放が許容される。またドアを閉める場合にはフロントドア2、リヤドア3の何れのドアを先行閉成することも許容されるものである。
【0034】
このように図1〜図10で示した実施例の車両の開閉体構造は、車両の側部に設けられた開口(乗降口14,15参照)を、前端部がヒンジ4を介して車体に枢着されたフロントドア2と、後端部がヒンジ5に介して車体に枢着されたリヤドア3とによって開閉する観音式ドアを有する車両の開閉体構造であって、上記フロントドア2の非開放時(図5参照)にはリヤドア3の開放を規制し、上記フロントドア2の開放時にはリヤドア3の開放を許容すると共に、上記フロントドア2の開放、非開放に関わらず上記リヤドア3の閉成操作を許容するロック機構30を備えたものである。
【0035】
この構成によれば、上記ロック機構30はフロントドア2の非開放時にはリヤドア3の開放を規制し、フロントドア2の開放時にはリヤドア3の開放を許容する。
【0036】
このように、充分な安全性を考慮してドア2,3間の開順序が規制された観音式ドア(フロントドア2が優先的に開放され、その後、リヤドア3の開放が許容されるドア)が提供される
【0037】
また、上記ロック機構30は、リヤドア3に設けられて該リヤドア3から出没可能で、かつ常時出っ張り方向に付勢されると共に、フロントドア2との対向側に斜面28aを有するロッド部材28と、フロントドア2の後端部に設けられ出っ張り状態のロッド部材28を介してリヤドア3の開放を規制する規制部材(ストッパ29参照)とを備えたものである。
【0038】
この構成によれば、フロントドア2の閉鎖時にリヤドア3を開放しようとしても、このリヤドア3から常時出っ張り方向に付勢されたロッド部材28が規制部材(ストッパ29参照)にて規制されているので、リヤドア3の開放が規制される。
【0039】
一方、フロントドア2の閉鎖後において開位置のリヤドア3を閉成する際には、ロッド部材28の斜面28aにより該ロッド部材28は付勢力に抗して一旦没入するので、容易にリヤドア3を閉成することができ、しかもロッド部材28と規制部材(ストッパ29参照)とを設ける機構であるから、ロック機構30を簡単かつシンプルに構成することができるうえ、信号制御や電力も不要となる。
【0040】
図11は車両の開閉体構造の他の実施例を示し、図5、図6の実施例においては規制部材としてのストッパ29をドアパネル6とは別部材により形成したが、この図11に示す実施例ではストッパ29をドアインナパネル17に一体形成したものである。
【0041】
このように構成すると、部品点数および組付け工数の削減を図ることができる。なお、図11に示すこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例と同様であるから、図11において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0042】
図12、図13、図14は車両の開閉体構造のさらに他の実施例を示す。
この実施例においても車両の側部に設けられた乗降口14,15(前図参照)を、前端部が車体に枢着されたフロントドア2と、後端部が車体に枢着されたリヤドア3とによって開閉する所謂突き合わせタイプの観音式ドアを有する点については、先の実施例と同様である。
【0043】
この図12〜図14で示す実施例においては、フロントドア2の閉時にリヤドア3のインナハンドル40の作動をロックユニット41に非伝達と成す空振り機構42によってロック機構を構成している。
【0044】
上述のドアインナハンドル40は支軸43に枢支され、このドアインナハンドル40のアンロック方向への引き操作時にインナハンドルロッド44を押し下げるように構成している。
【0045】
このインナハンドルロッド44の下端部はリリースプレート45の遊端に枢着され、該リリースプレート45は支軸46に枢支されると共に、このリリースプレート45には車両の前後方向に延びる溝部47a(非空振り溝部)と、支軸46を中心とする円弧状の溝部47b(空振り溝部)とから成る空振り溝部47が形成されている。
【0046】
そして、この空振り溝47内に移動可能に挿入したピン48を備えてなるリンク49を設け、このリンク49の下端部は連結支点50および操作ロッド51を介してロックユニット41に連結し、リンク49の上端部は連結支点52およびプランジャ53を介してソレノイド54(アクチュエータ)に連結している。
【0047】
また上述のソレノイド54に対する通電ライン55にはフロントドアスイッチ56を介してバッテリ57を接続し、フロントドア2の開時に上述のフロントドアスイッチ56をONにすべく構成している。このフロントドアスイッチ56は図12に示すようにフロントドア2の前端ヒンジ側に近接位置されるが、このフロントドアスイッチ56に代えて、フロントドア2の開閉を検出するセンサを用いてもよく、またフロントドアの2の開閉時に該ドア2に対してフリクション機能を付加するドアチェックリンクに長孔を形成し、この長孔を隔てて上下に配設した発光要素と受光要素とでフロントドア2の閉時にOFF、開時にONとなるフロントドア開閉検出手段を構成してもよい。
【0048】
ここで、図13はフロントドア2の閉時の状態を示し、フロントドア2が閉鎖されている時には、該ドア2の開閉状態を検出するフロントドア開閉検出手段としてのフロントドアスイッチ56がOFFで、制御部としてのソレノイド54に対する通電がしゃ断され、そのプランジャ53は非突出状態となり、開放規制部としてのリンク49のピン48は溝部47bの下部に位置している。
【0049】
このため、フロントドア2の閉鎖状態下において、リヤドア3を開放しようとして、ドアインナハンドル40を図13の矢印a方向に引き操作しても、インナハンドルロッド44の矢印b方向への可動によりリリースプレート45が支軸46を中心として矢印c方向へ回動するのみで、ピン48と空振り溝47とが相対移動して、ピン48、リンク49、操作ロッド51にはドアインナハンドル40の作動力が伝達されず、ロックユニット41はリヤドア3をリヤボディにロックしたロック状態を維持する。
【0050】
図14はフロントドア2の開時の状態を示し、フロントドア2が開放された時には、該ドア2の開閉状態を検出するフロントドア開閉検出手段としてのフロントドアスイッチ56がONになり、制御部としてのソレノイド54に対する通電が実行され、そのプランジャ53は突出状態となって、開放規制部としてのリンク49のピン48は溝部47aの前部に移動する。
【0051】
このため、フロントドア2の開放検出時に、リヤドア3を開放すべく、ドアインナハンドル40を図14の矢印a方向に引き操作すると、インナハンドルロッド44の矢印b方向への下動によりリリースプレート45が支軸46を中心として同図の矢印c方向へ回動し、ピン48およびリンク49を介して操作ロッド51を矢印d方向へ下動させるので、ロックユニット41によるロックが解除されて、リヤドア3の開放が許容される。
【0052】
つまり、ロック機構としての空振り機構42は図13に示すフロントドア2の非開放時(フロントドアスイッチ56のOFF時)にはロックユニット41のアンロック禁止により、リヤドア3の開放を規制し、図14に示すフロントドア2の開放時(フロントドアスイッチ56のON時)にはロックユニット41のアンロック許容により、リヤドア3の開放を許容する。
【0053】
また、フロントドアスイッチ56でフロントドア2の閉鎖状態を検出した時(図13参照)には空振り機構42でドアインナハンドル40の作動をロックユニット41に非伝達と成して、リヤドア3の開放を規制する一方で、フロントドアスイッチ56でフロントドア2の開放状態を検出した時(図14参照)には空振り機構42のピン48を溝部47aの前端に移動して、ドアインナハンドル40の作動をロックユニット41に伝達して、リヤドア3の開放を許容する。
したがって、図12〜図14に示すこの実施例においても図7〜図10で示したドア開閉の態様を得ることができる。
【0054】
なお、図13、図14においては通電ライン55に直接フロントドアスイッチ56を介設したが、この構成に代えて、該フロントドアスイッチ56と同様にON,OFFするリレー接点を通電ライン55に介設してもよいことは勿論である。
【0055】
このように図12〜図14に示す実施例の車両の開閉体構造は、上記フロントドア2の開閉状態を検出するフロントドア開閉検出手段(フロントドアスイッチ56参照)を設け、上記ロック機構(空振り機構42参照)は、フロントドア開閉検出手段(フロントドアスイッチ56参照)でフロントドア2の開放を検出した時、リヤドア3の開放を許容し、フロントドア開閉検出手段(フロントドアスイッチ56参照)でフロントドア2の閉鎖状態が検出された時にはリヤドア3の開放を規制するものである。
【0056】
この構成によれば、フロントドア開閉検出手段(フロントドアスイッチ56参照)でフロントドア2の開放または閉鎖状態を正確かつ迅速に検出し、この検出結果に対応してロック機構(空振り機構42参照)によるリヤドア3開放の許容または規制を実行することができる。
【0057】
また、上記ロック機構を、リヤドア3のドアインナハンドル40の作動をロックユニット41に非伝達と成す空振り機構42に設定したものである。
上述のドアインナハンドル40は本来その操作時にリヤドア3をリヤボディに対してロックしたロックユニット41のロックを解除するもので、上記空振り機構42は上述のドアインナハンドル40の作動をロックユニット41に伝達しないように成す機構である。
【0058】
この構成よれば、フロントドア2の閉鎖時にドアインナハンドル40を操作しても空振り機構42が該操作の作動をロックユニット41に伝達しないので、リヤドア3はロックユニット41によりリヤボディに対してロックされた状態を維持する。しかも空振り機構42によりリリース部品などを強制的に止めることがないので、ロック機構それ自体の耐久性の向上を図ることができる。
【0059】
図15、図16は車両の開閉体構造のさらに他の実施例を示す。
この実施例においても車両の側部に設けられた乗降口14,15(前図参照)を、前端部が車体に枢着されたフロントドア2と、後端部が車体に枢着されたリヤドア3とによって開閉する所謂突き合わせタイプの観音式ドアを有する点については、先の実施例と同様である。
【0060】
この図15、図16で示す実施例においては、フロントドア2の閉時にリヤドア3のインナハンドル40とロックユニット41との間の作動を規制する規制機構60によってロック機構を構成している。
【0061】
上述のドアインナハンドル40は支軸43に枢支され、このドアインナハンドル40のアンロック方向への引き操作時に連結支点61を介してインナハンドルロッド44を押し下げるように構成している。
【0062】
このインナハンドルロッド44の下端部は上述のロックユニット41に連結される一方、該インナハンドルロッド44には孔部62aをもったブラケット62が一体的に取付けられている。
【0063】
しかも、上述のブラケット62の孔部62aに対して出し入れ可能なプランジャ63を有するソレノイド64(アクチュエータ)を設け、このソレノイド64(制御部)に対する通電ライン65にはリレー接点66を介してバッテリ57を接続している。
【0064】
また上述のバッテリ57とアースとの間には前述のフロントドアスイッチ56およびリレー67を直列に接続し、フロントドア2の閉時にはリレー67を非励磁し、リレー接点66を常開OFF状態に保ち(図15参照)、フロントドア2の開時にはリレー67を励磁し、リレー接点66をON(図16参照)と成すように構成している。
【0065】
図15はフロントドア2の閉時の状態を示し、フロントドア2が閉鎖されている時には、該ドア2の開閉状態を検出するフロントドア開閉検出手段としてのフロントドアスイッチ56およびリレー接点66がOFFで、制御部としてのソレノイド64に対する通電がしゃ断され、そのプランジャ63はブラケット62の孔部62a内に挿入されている。
【0066】
このため、フロントドア2の閉鎖状態下において、リヤドア3を開放しようとして、ドアインナハンドル40を引き操作しても、インナハンドルロッド44の動きが規制されているので、ロックユニット41はリヤドア3をリヤボディにロックしたロック状態を維持するので、リヤドア3の開放が規制される。
【0067】
図16はフロントドア2の開時の状態を示し、フロントドア2が開放された時には、該ドア2の開閉状態を検出するフロントドア開閉検出手段としてのフロントドアスイッチ56およびリレー接点66がONになり、制御部としてのソレノイド64に対する通電が実行され、そのプランジャ63はブラケット62の孔部62aから離脱する。
【0068】
このため、フロントドア2の開放検出時に、リヤドア3を開放すべく、ドアインナハンドル40を図16の矢印e方向に引き操作すると、インナハンドルロッド44の矢印f方向への下動により、ロックユニット41によるロックが解除されて、リヤドア3の開放が許容される。
【0069】
つまり、ロック機構としての規制機構60は図15に示すフロントドア2の非開放時(リレー接点66のOFF時)にはプランジャ63(開放規制部)によるインナハンドルロッド44の下動禁止により、リヤドアの3の開放を規制し、図16に示すフロントドア2の開放時(リレー接点66のON時)にはプランジャ63(開放規制部)によるインナハンドルロッド44の下動許容により、リヤドア3の開放を許容する。
したがって、図15、図16に示すこの実施例においても図7〜図10で示したドア開閉の態様を得ることができる。
【0070】
このように図15、図16に示す実施例の車両の開閉体構造は、上述のロック機構を、リヤドア3のインナハンドル40とロックユニット41との間の作動を規制する規制機構60に設定したものであるから、フロントドア2の閉鎖時にリヤドアインナハンドル40を操作しても上述の規制機構60が該リヤドアインナハンドル40とロックユニット41との間の作動を規制するので、リヤドア3はロックユニット41によりリヤボディにロックされた状態を維持し、しかも規制機構60により、その規制が確実となるうえ、ロック機構の構造の簡略化を図ることができる。
【0071】
図17、図18は車両の開閉体構造のさらに他の実施例を示す。
この実施例においても車両の側部に設けられた乗降口14,15(前図参照)を、前端部が車体に枢着されたフロントドア2と、後端部が車体に枢着されたリヤドア3とによって開閉する所謂突き合わせタイプの観音式ドアを有する点については、先の実施例と同様である。
【0072】
この図17、図18で示す実施例においては、フロントドア2の閉時にリヤドア3のインナハンドル40とロックユニット41との間の作動を制動する制動機構70によってロック機構を構成している。
【0073】
上述のドアインナハンドル40は支軸43に枢支され、このドアインナハンドル40のアンロック方向への引き操作時に連結支点61を介してインナハンドルロッド44を押し下げるように構成している。
【0074】
このインナハンドルロッド44の下端部は上述のロックユニット41に連結される一方、該インナハンドルロッド44の一側にはバックアップ部材71を対向配置している。
【0075】
しかも、インナハンドルロッド44を隔ててバックアップ部材71と対向するようにブレーキパッド72をもった制動部材73を設け、この制動部材73をソレノイド74(アクチュエータ)のプランジャ75先端に取付けている。またこのソレノイド74(制御部)に対する通電ライン75にはリレー接点77(常開接点)を介してバッテリ57を接続している。
【0076】
また上述のバッテリ57とアースとの間には前述のフロントドアスイッチ56およびリレー67を直列に接続し、フロントドア2の閉時にはリレー67を非励磁し、リレー接点77を常開OFF状態に保ち(図17参照)、フロントドア2の開時にはリレー67を励磁し、リレー接点77をON(図18参照)と成すように構成している。
【0077】
さらに上述のバッテリ57とアースとの間には他のリレー接点78(常閉接点)と警報手段としてのワーニングランプ等のランプ79との直列回路と、リレー接点80(常閉接点)と警報手段としてのアラーム81との直列回路とを並列に接続している。ここで、上述のランプ79はリヤドア3の車室内面側に、望ましくはドアインナハンドル40の近傍に設けられ、アラーム81はリヤ席乗員に対する可聴範囲の任意箇所に設けられる。
【0078】
但し、各要素78,79から成る直列回路と、各要素80,81から成る直列回路の入力側にはリヤドアインナハンドル40に対する乗員のアンロック用の引き操作を感知した時にのみONとなるスイッチ82が介設されており、このスイッチ82はリヤドアインナハンドル40の下面部に設けられた感圧センサ83からの信号を受けてONとなるように構成されている。
【0079】
図17はフロントドア2の閉時の状態を示し、フロントドア2が閉鎖されている時には、該ドア2の開閉状態を検出するフロントドア開閉検出手段としてのフロントドアスイッチ56およびリレー接点77がOFFで、制御部としてのソレノイド74に対する通電がしゃ断され、そのプランジャ75を介して制動部材73がインナハンドルロッド44を制動している。
【0080】
このため、フロントドア2の閉鎖状態下において、リヤドア3を開放しようとして、ドアインナハンドル40を引き操作しても、インナハンドルロッド44の動きが制動されているので、ロックユニット41はリヤドア3をリヤボディにロックしたロック状態を保持するので、リヤドア3の開放が規制される。
【0081】
また上述の条件下におけるリヤドアインナハンドル40の引き操作時には感圧センサ83からの信号を受けてスイッチ82がONとなり、ランプ79が点灯または点滅すると共に、アラーム81が駆動されてリヤドア3の先開きが規制されている旨をリヤ席乗員に報知する。
【0082】
図18はフロントドア2の開時の状態を示し、フロントドア2が開放された時には、該ドア2の開閉状態を検出するフロントドア開閉検出手段としてのフロントドアスイッチ56およびリレー接点77がON(但し、他の2つのリレー接点78,80はOFF)になり、制御部としてのソレノイド74に対する通電が実行され、そのプランジャ75を介して制動部材73はインナハンドルロッド44からする。
【0083】
このため、フロントドア2の開放検出時に、リヤドア3を開放すべく、ドアインナハンドル40を図18の矢印g方向に引き操作すると、インナハンドルロッド44の矢印h方向への下動により、ロックユニット41によるロックが解除されて、リヤドア3の開放が許容される。この場合においてもリヤドアインナハンドル40の引き操作により感圧センサ83を介してスイッチ82がONとなるが、リレー接点78,80がOFF状態になっているので、ランプ79およびアラーム81による誤報知は完全に防止されている。
【0084】
つまり、ロック機構としての制動機構70は図17に示すフロントドア2の非開放時(リレー接点77のOFF時)には制動部材73(開放規制部)によるインナハンドルロッド44のブレーキングにより、リヤドアの3の開放を規制し、図18に示すフロントドア2の開放時(リレー接点77のON時)には制動部材73(開放規制部)によるインナハンドルロッド44の制動解除により、リヤドア3の開放を許容する。
したがって、図17、図18に示すこの実施例においても図7〜図10で示したドア開閉の態様を得ることができる。
【0085】
このように図17、図18に示す実施例の車両の開閉体構造は、上述のロック機構を、リヤドア3のインナハンドル40とロックユニット41との間の作動を制動する制動機構70に設定したものであるから、フロントドア2の閉鎖時にリヤドアインナハンドル40を操作しても上述の制動機構70が該リヤドアインナハンドル40とロックユニット41との間の作動を制動するので、リヤドア3はロックユニット41によりリヤボディにロックされた状態を保持しつつ、制動機構70により耐久性の向上を図ることができる。
【0086】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の開口は、実施例の乗降口14,15に対応し、
以下同様に、
ロック機構は、空振り機構42(図13、図14参照)、規制機構60(図15、図16参照)または制動機構70(図17、図18参照)に対応し、
フロントドア開閉検出手段は、フロントドアスイッチ56に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0087】
例えば、上記実施例においてはセンタピラーレスの車両に対する開閉体構造を例示したが、この開閉体構造はセンタピラーを有する車両においても適用することができる。
【0088】
【発明の効果】
この発明によれば、フロントドアの非開放時(閉鎖時)にはリヤドアの開放を規制し、フロントドアの開放時にはリヤドアの開放を許容することで、充分な安全性を考慮してドア間の開順序が規制された観音式ドアを備えた車両の開閉体構造を提供することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の開閉体構造を備えた車両の斜視図。
【図2】 同車両の側面図。
【図3】 フロントドアおよびリヤドアを取外して示す車両の側面図。
【図4】 両ドアを閉鎖した状態で示す断面図。
【図5】 図4の要部の拡大断面図。
【図6】 リヤドアの後閉め許容を示す説明図。
【図7】 リヤドアの先開き規制を示す説明図。
【図8】 フロントドアの先開き許容を示す説明図。
【図9】 リヤドアの後閉め許容を示す説明図。
【図10】 リヤドアの先閉め許容を示す説明図。
【図11】 規制部材の他の実施例を示す断面図。
【図12】 本発明の車両の開閉体構造の他の実施例を示す斜視図。
【図13】 フロントドア閉時における空振り機構の系統図。
【図14】 フロントドア開時における空振り機構の系統図。
【図15】 フロントドア閉時における規制機構の系統図。
【図16】 フロントドア開時における規制機構の系統図。
【図17】 フロントドア閉時における制動機構の系統図。
【図18】 フロントドア開時における制動機構の系統図。
【符号の説明】
2…フロントドア
3…リヤドア
14,15…乗降口(開口)
28…ロッド部材
28a…斜面
29…ストッパ(規制部材)
30…ロック機構
40…インナハンドル
41…ロックユニット
42…空振り機構(ロック機構)
56…フロントドアスイッチ(フロントドア開閉検出手段)
60…規制機構(ロック機構)
70…制動機構(ロック機構)

Claims (3)

  1. 車両の側部に設けられた開口を、前端部が車体に枢着されたフロントドアと、後端部が車体に枢着されたリヤドアとによって開閉する観音式ドアを有する車両の開閉体構造であって、
    上記フロントドアの非開放時にはリヤドアの開放を規制し、上記フロントドアの開放時にはリヤドアの開放を許容するロック機構を備え
    上記フロントドアの開閉状態を検出するフロントドア開閉検出手段を設け、
    上記ロック機構は、フロントドア開閉検出手段でフロントドアの開放を検出した時、リヤドアの開放を許容し、フロントドア開閉検出手段でフロントドアの閉鎖状態が検出された時にはリヤドアの開放を規制するよう構成され、
    上記ロック機構を、リヤドアのインナハンドルの作動をロックユニットに非伝達と成す空振り機構に設定した
    車両の開閉体構造。
  2. 車両の側部に設けられた開口を、前端部が車体に枢着されたフロントドアと、後端部が車体に枢着されたリヤドアとによって開閉する観音式ドアを有する車両の開閉体構造であって、
    上記フロントドアの非開放時にはリヤドアの開放を規制し、上記フロントドアの開放時にはリヤドアの開放を許容するロック機構を備え
    上記フロントドアの開閉状態を検出するフロントドア開閉検出手段を設け、
    上記ロック機構は、フロントドア開閉検出手段でフロントドアの開放を検出した時、リヤドアの開放を許容し、フロントドア開閉検出手段でフロントドアの閉鎖状態が検出された時にはリヤドアの開放を規制するよう構成され、
    上記ロック機構を、リヤドアのインナハンドルとロックユニットとの間の作動を規制する規制機構に設定した
    車両の開閉体構造。
  3. 車両の側部に設けられた開口を、前端部が車体に枢着されたフロントドアと、後端部が車体に枢着されたリヤドアとによって開閉する観音式ドアを有する車両の開閉体構造であって、
    上記フロントドアの非開放時にはリヤドアの開放を規制し、上記フロントドアの開放時にはリヤドアの開放を許容するロック機構を備え
    上記フロントドアの開閉状態を検出するフロントドア開閉検出手段を設け、
    上記ロック機構は、フロントドア開閉検出手段でフロントドアの開放を検出した時、リヤドアの開放を許容し、フロントドア開閉検出手段でフロントドアの閉鎖状態が検出された時にはリヤドアの開放を規制するよう構成され、
    上記ロック機構を、リヤドアのインナハンドルとロックユニットとの間の作動を制動する制動機構に設定した
    車両の開閉体構造。
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