JPH0722375Y2 - 自動車のドアストッパー取付部構造 - Google Patents

自動車のドアストッパー取付部構造

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JPH0722375Y2
JPH0722375Y2 JP14634689U JP14634689U JPH0722375Y2 JP H0722375 Y2 JPH0722375 Y2 JP H0722375Y2 JP 14634689 U JP14634689 U JP 14634689U JP 14634689 U JP14634689 U JP 14634689U JP H0722375 Y2 JPH0722375 Y2 JP H0722375Y2
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JP
Japan
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stopper
door
panel
inner panel
rear fender
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JP14634689U
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Inventor
則彦 八木
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日産車体株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車のドア閉止時にドア側のストッパーメ
ールと車体側のストッパーフィメールとを相互に嵌合さ
せるようにしたドアストッパーの取付部構造に関し、さ
らに詳しくは車体側におけるストッパーフィメール取付
部の補強構造に関する。
従来の技術 2ドア車等の車体剛性の向上と併せて車体振動特性を改
善するために、ドア閉止時にドア側に設けたストッパー
メールと車体側のピラー部に設けたストッパーフィメー
ルとを相互に嵌合させるようにしたドアストッパーが採
用されることがある。
例えば実公平1-27497号公報においては、第4図に示す
ようにドアアウターパネル32とともにドア31を構成する
ドアインナーパネル33にドアストッパー34のストッパー
メール35が固定されている一方、インナーパネル37とリ
アフェンダーパネル38とで形成された中空部39内に、イ
ンナーパネル37側のレインフォースインナーパネル40と
リアフェンダーパネル38とを連結する補強部材41が設け
られ、リアフェンダーパネル38と補強部材41との重合部
に前記ストッパーメール35と嵌合するストッパーフィメ
ール36が固定されている。
したがって、車体が例えば上下方向の外力を受けた場合
には、補強部材41に作用する力がレインフォースインナ
ーパネル40およびリアフェンダーパネル38を介して車体
全体に効果的に分散される。
考案が解決しようとする課題 上記のような従来の構造においては、インナーパネル37
側に断面ハット形のレインフォースインナーパネル40が
予め設けられていて、このレインフォースインナーパネ
ル40に補強部材41が結合されることを前提としているた
め、部品点数が多く構造が複雑になることもさることな
がら、ピラー部の近くにレインフォースインナーパネル
40が存在しない場合には所期の効果を期待することが困
難となる。
本考案は以上のような問題点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、とりわけ構造の簡素化を図り
つつ、レインフォースインナーパネルがない場合でもス
トッパーフィメールからの入力をインナーパネルおよび
リアフェンダーパネルに伝達して車体全体に効果的に分
散できるようにした構造を提供することにある。
課題を解決するための手段 本考案は、ドア閉止時に、ドア側に設けたストッパーメ
ールと車体側ドア開口部のピラー部に設けたストッパー
フィメールとを相互に嵌合させるようにしたドアストッ
パーの取付部構造であって、インナーパネルとこのイン
ナーパネルに固定されたリアフェンダーパネルとで中空
部が形成され、中空部内には前記インナーパネルとリア
フェンダーパネルとに連結されてこれらインナーパネル
およびリアフェンダーパネルとともに略矩形閉断面構造
のピラー部を形成する補強パネルが設けられ、前記スト
ッパーメールと嵌合するストッパーフィメールがピラー
部の矩形閉断面を貫通してインナーパネルおよびリアフ
ェンダーパネルに個別に支持されていることを特徴とす
る。
作用 この構造によると、インナーパネルとリアフェンダーパ
ネルおよび補強パネルの三者によりピラー部を矩形閉断
面構造とすることでピラー部が十分に補強され、レイン
フォースインナーパネルがないにもかかわらずピラー部
の荷重負担能力が増大する。
しかも、ドアストッパーのストッパーフィメールがこの
ピラー部の矩形閉断面を貫通してインナーパネルおよび
リアフェンダーパネルの双方に個別に支持されているこ
とから、ストッパーフィメールからの入力はリアフェン
ダーパネルが負担するだけでなく、補強パネルおよびス
トッパーフィメールを介してインナーパネルにも伝達さ
れ車体全体に効果的に分散される。
実施例 第1図および第2図は本考案の一実施例を示す図で、第
1図は第2図のA−A線に沿う断面を示している。
図に示すように、ドア1はドアアウターパネル2とドア
インナーパネル3とから構成されており、このドア1は
図示しないドアヒンジを介して車体4に開閉可能に取り
付けられている。そして、ドアインナーパネル3にはド
アウェザーストリップ5のほか、ドア閉止状態において
車室内側に向かって突出するドアストッパー6のストッ
パーメール7がプレート9を介して図示しないボルト等
により固定されている。
ドア閉止時にドア1を収容する車体4側のドア開口部10
のうち後側の一辺部は車体外側面を形成するリアフェン
ダーパネル11とインナーパネル12とで形成され、これら
リアフェンダーパネル11とインナーパネル12はその端部
のフランジ部13,14にスポット溶接を施すことにより相
互に接合されているとともに(溶接部を符号15で示
す)、リアフェンダーパネル11とインナーパネル12との
間には中空部16が形成されている。
そして、上記のドア開口部10のうちの後側の一辺部はピ
ラー部17として車体4全体の剛性を確保するための構造
部材の機能のほか、図示外のシートベルトリトラクタを
内蔵したり、あるいはドアロック機構のストライカーを
取付面として、さらには後述するドアストッパー6のス
トッパーフィメール取付面としての機能を併せ持ってい
る。
中空部16内には略L字状の補強パネル18が配設されてい
る。この補強パネル18の一端はリアフェンダーパネル11
に、他端はインナーパネル12にそれぞれにスポット溶接
にて結合されていて(溶接部を符号19,20で示す)、こ
れらリアフェンダーパネル11,インナーパネル12および
補強パネル18の三者によりピラー部17の内部が略矩形閉
断面に形成されている。
ピラー部17にはその矩形閉断面を車幅方向に貫通してド
ア1側のストッパーメール7と嵌合するストッパーフィ
メール8が取り付けられている。このストッパーフィメ
ール8は上記のストッパーメール7とともにドアストッ
パー6を形成しているもので、ストッパーフィメール8
の一端には第3図にも示すようにフランジ部21が形成さ
れているほか中心部にはストッパーメール7に対応する
テーパ孔22が形成されている。
そして、リアフェンダーパネル11およびインナーパネル
12に形成された取付穴23,24に対しストッパーフィメー
ル8を車室外側から挿入した上でそのフランジ部21をボ
ルト・ナット25,26によりリアフェンダーパネル11に固
定する一方、ストッパーフィメール8の先端に第3図の
固定プレート27を挿通させて固定プレート27をボルト・
ナット28,29によりインナーパネル12に固定すること
で、ストッパーフィメール8がピラー部17に位置決め固
定されている。
ここで、上記のナット26,29は予めリアフェンダーパネ
ル11またはインナーパネル12に溶接にて固定されてい
る。
上記の実施例構造によれば、ドア1の開放時にはドアス
トッパー6のストッパーメール7とストッパーフィメー
ル8とが相互に離間する一方、ドア1の閉止時にはスト
ッパーメール7がストッパーフィメール8のテーパ孔22
に嵌合し、ドア1とピラー部17が一体的に連結される。
この状態で車体4が例えば上下方向の力を受けた場合、
車体4の変形に伴って互いに嵌合状態にあるストッパー
メール7とストッパーフィメール8とが上下方向に相対
移動しようとすることから、ストッパーフィメール8に
は外部入力が加わる。このストッパーフィメール8への
入力はフランジ部21とボルト・ナット25,26を介してリ
アフェンダーパネル11に伝達されてリアフェンダーパネ
ル11が負担する。
その一方で、リアフェンダーパネル11に伝達された力が
補強パネル18を介してインナーパネル12に伝達されるの
と同時に、ストッパーフィメール8への入力が固定プレ
ート27およびボルト・ナット28,29を介して直接インナ
ーパネル12に伝達される。その結果、ストッパーフィメ
ール8への入力がリアフェンダーパネル11だけでなくイ
ンナーパネル12にも伝達されて車体4全体に効率よく分
散される。
また、車体重量あるいは車体形状の相違等のように車種
ごとにストッパーフィメール8への入力の大きさが異な
る場合には、車種に応じて補強パネル18の大きさや板厚
を変えることでストッパーフィメール入力の大小にも容
易に対応できる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、インナーパネルとリアフ
ェンダーパネルとで形成された中空部内に、これらイン
ナーパネルとリアフェンダーパネルとに連結されて双方
のパネルとともに略矩形閉断面構造のピラー部を形成す
る補強パネルが設けられていることにより、従来のよう
なレインフォースインナーパネルがないにもかかわらず
ピラー部が十分に補強され、構造の簡素化と併せて、ド
アストッパーのストッパーフィメール取付部等として機
能するピラー部の荷重負担能力が大幅に向上する。
また、上記のように補強されたピラー部の矩形閉断面を
貫通してドアストッパーのストッパーフィメールが設け
られ、このストッパーフィメールがインナーパネルおよ
びリアフェンダーパネルに個別に支持されていることか
ら、ドア閉止時におけるドアと車体との上下,前後の相
対移動によるストッパーフィメールへの入力をリアフェ
ンダーパネルだけでなくインナーパネルにも伝達して車
体全体に効率よく分散させることができ、従来のレイン
フォースインナーパネルの必要なくして車体剛性の向上
に大きく寄与できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す図で第2図のA−A線
に沿う断面図、第2図は同じく車体の側面説明図、第3
図はドアストッパーのストッパーフィメールの斜視図、
第4図は従来のドアストッパー取付構造を示す要部断面
図である。 1……ドア、4……車体、6……ドアストッパー、7…
…ストッパーメール、8……ストッパーフィメール、10
……ドア開口部、11……リアフェンダーパネル、12……
インナーパネル、16……中空部、17……ピラー部、18…
…補強パネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア閉止時に、ドア側に設けたストッパー
    メールと車体側ドア開口部のピラー部に設けたストッパ
    ーフィメールとを相互に嵌合させるようにしたドアスト
    ッパーの取付部構造であって、 インナーパネルとこのインナーパネルに固定されたリア
    フェンダーパネルとで中空部が形成され、 中空部内には前記インナーパネルとリアフェンダーパネ
    ルとに連結されてこれらインナーパネルおよびリアフェ
    ンダーパネルとともに略矩形閉断面構造のピラー部を形
    成する補強パネルが設けられ、 前記ストッパーメールと嵌合するストッパーフィメール
    がピラー部の矩形閉断面を貫通してインナーパネルおよ
    びリアフェンダーパネルに個別に支持されていることを
    特徴とする自動車のドアストッパー取付部構造。
JP14634689U 1989-12-19 1989-12-19 自動車のドアストッパー取付部構造 Expired - Lifetime JPH0722375Y2 (ja)

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JP14634689U JPH0722375Y2 (ja) 1989-12-19 1989-12-19 自動車のドアストッパー取付部構造

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JP14634689U JPH0722375Y2 (ja) 1989-12-19 1989-12-19 自動車のドアストッパー取付部構造

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Publication Number Publication Date
JPH0384281U JPH0384281U (ja) 1991-08-27
JPH0722375Y2 true JPH0722375Y2 (ja) 1995-05-24

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JP7288565B2 (ja) * 2019-02-27 2023-06-08 株式会社ヒロテック 車両用ドア

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JPH0384281U (ja) 1991-08-27

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