JPS6236686Y2 - - Google Patents

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JPS6236686Y2
JPS6236686Y2 JP16215082U JP16215082U JPS6236686Y2 JP S6236686 Y2 JPS6236686 Y2 JP S6236686Y2 JP 16215082 U JP16215082 U JP 16215082U JP 16215082 U JP16215082 U JP 16215082U JP S6236686 Y2 JPS6236686 Y2 JP S6236686Y2
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JP
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front pillar
side sill
joined
partition wall
door
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JP16215082U
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JPS5965877U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の下部フロントピラー構造に関
する。
(従来の技術) 従来、自動車のドア開口部の前方に位置するフ
ロントピラーの下端において、サイドシルの前端
をフロントピラーよりも前方へ延設し、この延設
部が車体衝突時に変形することを利用して衝撃を
吸収するようにしたものは、例えば、実開昭50−
47119号公報に開示されている如く公知である。
また、フロントピラーの閉断面を構成するフロ
ントピラーアウタと、サイドシルの閉断面を構成
するサイドシルアウタとを一体のものとすること
や(実公昭54−18973号公報参照)、フロントピラ
ーインナの下端部において外側へ突出したヒンジ
レインフオースメントをフロントピラーアウタに
接合するとともに、このヒンジレインフオースメ
ントを下方へ延ばしサイドシルの閉断面を仕切つ
てサイドシルアウタの下部に接合するようにする
こと(実開昭57−24179号公報参照)も知られて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、車体衝突時において、フロントピラー
よりも前方へ延設したサイドシルの延設部がつぶ
れると、衝突荷重がフロントピラーとサイドシル
の結合部に作用し、この結合部に上述のヒンジレ
インフオースメントがあつても衝突荷重が大きい
場合は結合部全体が変形してフロントピラーの変
形を招く不具合がある。また、フロントピラーに
はドアの開閉する際にドアからの荷重が作用する
がその荷重がサイドシル全体に対し十分に分散さ
れずフロントピラーの変形を招く不具合がある。
本考案はかかる問題点を解決しようとするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本考案の自動車の下部フロントピラー構造にお
いては、ドア開口部の前方にフロントピラーイン
ナとフロントピラーアウタとで閉断面状に形成さ
れたフロントピラーが配置され、このフロントピ
ラーの下部にはドアのヒンジ取付部が設けられて
おり、上記フロントピラーインナはヒンジ取付部
より前方に延長されてカウルサイドパネルを構成
し、上記フロントピラーアウタの下端部には前方
および後方へ延びるサイドシルアウタが形成さ
れ、このサイドシルアウタの内側にはサイドシル
インナが接合されて前後方向へ延びる閉断面状の
サイドシルが形成されている。そして、上記フロ
ントピラーインナおよびカウルサイドパネルの下
端部には外方へ延びてサイドシルアウタに接続さ
れる水平状の節部と、この節部から下方へ延びる
縦壁部と、この縦壁部の前端から内側に折り曲げ
られサイドシルインナの前端部に接合されてサイ
ドシル内を前後に仕切る前側仕切壁と、上記縦壁
部の後端から内側に折り曲げられサイドシルイン
ナに接合されてサイドシル内を前後に仕切る後側
仕切壁とが形成されていることを特徴とする。
(作 用) 上記下部フロントピラー構造の場合、車輌衝突
時にフロントピラーよりも前方に延設したサイド
シルの延設部が変形してつぶれていくことになる
が、その際に、互いに一体となつたフロントピラ
ーインナとカウルサイドパネルの下端部による前
側仕切壁がフロントピラーから前方へ延びてサイ
ドシルの延設部内を仕切つているため、衝突時の
荷重を効果的に吸収する。そして、水平状節部、
縦壁部および後側仕切壁がフロントピラーとサイ
ドシルとの結合部の剛性を高めていて、上記延設
部がつぶれて結合部に作用する荷重を受け止め、
この結合部ないしはフロントピラーの変形を防止
する。
また、フロントピラーアウタがサイドシルの前
方への延設部を構成し、しかもフロントピラーイ
ンナとカウルサイドパネルが一体でその下端部で
延設部内に仕切壁を形成しているから、ドア開閉
時の荷重がフロントピラーを介してサイドシルの
延設部およびカウルサイドパネルにも効果的に分
散されるようになる。
(考案の効果) 従つて、本考案によれば、フロントピラーイン
ナを前方に延長してカウルサイドパネルを構成
し、フロントピラーアウタでサイドシルの前方延
設部を構成するとともに、上記フロントピラーイ
ンナとカウルサイドパネルの下端部で水平状節
部、縦壁部、上記延設部内の前側仕切壁、並びに
後側仕切壁を形成したから、車輌衝突時の荷重が
上記延設部およびその内の前側仕切壁で効果的に
吸収され、さらに水平状節部、縦壁部および後側
仕切壁で受け止められ、フロントピラーの変形が
防止されることにより、ドアが衝突時に開放され
てしまつたり、あるいはドアの開閉ができなくな
つたりすることが防止される。
また、通常のドアの開閉においても、その開閉
による荷重がフロントピラーからサイドシルの延
設部やカウルサイドパネルに効果的に分散される
ため、フロントピラーの強度の確保が容易とな
り、さらに、上記サイドシルの延設部、水平状節
部、縦壁部、前側仕切壁および後側仕切壁をフロ
ントピラー部材で構成したため、接合用のフラン
ジを少なくして車体の軽量化が図れる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図に示す自動車1において、2はフロント
ドア、3はリヤドア、4はフロントフエンダパネ
ルで、フロントドア2を支持するフロントピラー
部の構造は第2図乃至第5図に示されている。
すなわち、第2図において、5はドア開口部6
の前方に位置するフロントピラーで、下部にフロ
ントドア2のヒンジを取り付けるヒンジ取付部7
が設けられている。8はカウルサイドパネルで、
前記ヒンジ取付部7より前方に延設されている。
9はサイドシルで、フロントピラー5の下端と交
わつてカウルサイドパネル8の前端まで延設され
ている。
フロントピラーアウタ5aとサイドシルアウタ
9aとは、第3図および第4図に示される如く1
枚の板部材で一体に形成されている。また、フロ
ントピラーインナ5bがヒンジ取付部7より前方
へ延設されて上記カウルサイドパネル8が形成さ
れ、フロントピラーアウタ5aの両側のフランジ
がフロントピラーインナ5bに接合され、サイド
シルアウタ9aの内側にサイドシルインナ9bが
接合されて、フロントピラー5およびサイドシル
9をそれぞれ閉断面構造としている。
上記フロントピラーインナ5bとカウルサイド
パネル8の下端部は、第3図乃至第5図に示され
る如くフロントピラー5とサイドシル9との結合
部において、サイドシルアウタ9a側へ膨出して
サイドシル9内に節を形成し、下端はサイドシル
インナ9bとともにサイドシルアウタ9aに接合
されている。
すなわち、10は上記下端部において外方へ延
びサイドシルアウタ9aに接続されてフロントピ
ラー5とサイドシル9とを上下に仕切る水平状の
節部、11は節部10から下方へ延びサイドシル
9内を左右に仕切る縦壁部、12は縦壁部11の
後端から内側に折り曲げられサイドシルインナ9
bに接合されてサイドシル9内を前後に仕切る後
側仕切壁、13は上記縦壁部11の前端から内側
に折り曲げられ斜め前方に延びサイドシルインナ
9bの前端部に接合されてサイドシル9内を前後
に仕切る前側仕切壁である。
また、第4図において、14は前記ヒンジ取付
部7においてフロントピラー5の内部に設けた補
強部材で断面コ字状をなし、縦板部はフロントピ
ラーインナ5bに、下板部は前記節部10の上面
に固定されている。15はフロントドア2のヒン
ジ金具、16はフロアパネルである。また、第5
図において、17はダツシユロアパネルである。
上記構造において、フロントピラーアウタ5a
とサイドシルアウタ9aとを1枚の板部材で一体
とし、また、カウルサイドパネル8とフロントピ
ラーインナ5bを一体に形成しているため、各部
材を接合するためのフランジ部が少なくなり、車
体が軽量となる。また、車輌衝突時にはサイドシ
ル9のフロントピラー5より前方へ延設した延設
部が変形してつぶれるが、このとき、前側仕切壁
13が変形時の抵抗となり、延設部のつぶれ速度
を遅くする。つまり、延設部は衝突によつて一度
にはつぶれず、衝撃を吸収しながらつぶれていく
ことになる。さらに、衝突荷重は上記節部10、
縦壁部11および後側仕切壁12による節構造体
によつて受け止められ、フロントピラー5とサイ
ドシル9との結合部およびフロントピラー5の変
形が防止される。また、前記節部10はその上面
にヒンジ取付部7を補強する補強部材14が接合
されているため、フロントドア2の取付強度を高
めるのに寄与する。すなわち、ドア開閉時、ヒン
ジ取付部7においてフロントピラーアウタ5aに
加わる荷重は、フロントピラーアウタ5aの両側
のフランジからカウルサイドパネル8に、また、
フロントピラーアウタ5aと一体になつたサイド
シルアウタ9aに分散されるとともに、補強部材
14から節部10を介してかかる部材8,9aへ
の荷重分散も図れ、しかも、節部10と一体にな
つた縦壁部11、前側仕切壁13、後側仕切壁1
2によりサイドシルインナ9a、特にその前方の
延設部へ荷重が分散されることもあつて、前記ド
ア取付強度が高くなつている。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示し、第1図は自
動車の斜視図、第2図はフロントピラー下部の構
造を示す正面図、第3図は同構造を一部切欠いて
示す斜視図、第4図は第1図のA−A線断面図、
第5図は第4図のB−B線断面図である。 1……自動車、2……フロントドア、5……フ
ロントピラー、5a……フロントピラーアウタ、
5b……フロントピラーインナ、6……ドア開口
部、7……ヒンジ取付部、8……カウルサイドパ
ネル、9……サイドシル、9a……サイドシルア
ウタ、9b……サイドシルインナ、10……節
部、11……縦壁部、12……後側仕切壁、13
……前側仕切壁、14……補強部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドア開口部の前方にフロントピラーインナとフ
    ロントピラーアウタとで閉断面状に形成されたフ
    ロントピラーが配置され、このフロントピラーの
    下部にはドアのヒンジ取付部が設けられており、
    上記フロントピラーインナはヒンジ取付部より前
    方に延長されてカウルサイドパネルを構成し、上
    記フロントピラーアウタの下端部には前方および
    後方へ延びるサイドシルアウタが形成され、この
    サイドシルアウタの内側にはサイドシルインナが
    接合されて前後方向へ延びる閉断面状のサイドシ
    ルが形成されており、上記フロントピラーインナ
    およびカウルサイドパネルの下端部には外方へ延
    びてサイドシルアウタに接続される水平状の節部
    と、この節部から下方へ延びる縦壁部と、この縦
    壁部の前端から内側に折り曲げられサイドシルイ
    ンナの前端部に接合されてサイドシル内を前後に
    仕切る前側仕切壁と、上記縦壁部の後端から内側
    に折り曲げられサイドシルインナに接合されてサ
    イドシル内を前後に仕切る後側仕切壁とが形成さ
    れていることを特徴とする自動車の下部フロント
    ピラー構造。
JP16215082U 1982-10-25 1982-10-25 自動車の下部フロントピラ−構造 Granted JPS5965877U (ja)

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JP16215082U JPS5965877U (ja) 1982-10-25 1982-10-25 自動車の下部フロントピラ−構造

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JP16215082U JPS5965877U (ja) 1982-10-25 1982-10-25 自動車の下部フロントピラ−構造

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JPS5965877U JPS5965877U (ja) 1984-05-02
JPS6236686Y2 true JPS6236686Y2 (ja) 1987-09-18

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JP16215082U Granted JPS5965877U (ja) 1982-10-25 1982-10-25 自動車の下部フロントピラ−構造

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Families Citing this family (2)

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JPH0621830Y2 (ja) * 1988-03-11 1994-06-08 本田技研工業株式会社 自動車のサイドシル構造
FR3090558B1 (fr) * 2018-12-21 2020-11-27 Psa Automobiles Sa Renfort de structure avant de bas de caisse avec fonction appui cric integree

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JPS5965877U (ja) 1984-05-02

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