JPH05305878A - 車体強度メンバの結合構造 - Google Patents
車体強度メンバの結合構造Info
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- JPH05305878A JPH05305878A JP11115492A JP11115492A JPH05305878A JP H05305878 A JPH05305878 A JP H05305878A JP 11115492 A JP11115492 A JP 11115492A JP 11115492 A JP11115492 A JP 11115492A JP H05305878 A JPH05305878 A JP H05305878A
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- opening
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 衝突入力によるサイドメンバ湾曲端部の屈曲
変形を抑え、反力低減を回避して緩衝効果の向上を図
る。 【構成】 ジョイントメンバ９はピラー嵌合部１１をサ
イドシル１後部のインナ側の側壁に設けた開口４からサ
イドシル１内に挿入し、クロージングプレート１０を該
側壁に接合して取付けてある。リヤサイドメンバ５の車
外側に湾曲した前端部をジョイントメンバ９のサイドメ
ンバ嵌合部１２に外嵌して接続し、リヤピラー６の下端
部をサイドシル１後部の上壁に設けた開口３を通してジ
ョイントメンバ９のピラー嵌合部１１に嵌合して接続し
てある。そして、リヤウエストメンバ７はこのリヤピラ
ー６のウエスト部に車外側にオフセットして結合してあ
る。
変形を抑え、反力低減を回避して緩衝効果の向上を図
る。 【構成】 ジョイントメンバ９はピラー嵌合部１１をサ
イドシル１後部のインナ側の側壁に設けた開口４からサ
イドシル１内に挿入し、クロージングプレート１０を該
側壁に接合して取付けてある。リヤサイドメンバ５の車
外側に湾曲した前端部をジョイントメンバ９のサイドメ
ンバ嵌合部１２に外嵌して接続し、リヤピラー６の下端
部をサイドシル１後部の上壁に設けた開口３を通してジ
ョイントメンバ９のピラー嵌合部１１に嵌合して接続し
てある。そして、リヤウエストメンバ７はこのリヤピラ
ー６のウエスト部に車外側にオフセットして結合してあ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の車体強度メンバ
の結合構造、とりわけ、車体下部構造の前後方向骨格部
材であるサイドシルとサイドメンバ、および上下方向骨
格部材であるピラー等との接続部周りの構造に関する。
の結合構造、とりわけ、車体下部構造の前後方向骨格部
材であるサイドシルとサイドメンバ、および上下方向骨
格部材であるピラー等との接続部周りの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】車体の強度メンバとして、近年、車体の
軽量化と剛性確保の両立化を目的として、アルミ軽合金
材料を用いて閉断面に一体に押出し成形したものが知ら
れている。このような閉断面に押出し成形した強度メン
バ同志の接続には、例えば特開昭４６−５８５５号公報
に示されているようなジョイント部材を用いた構造の応
用が考えられる。
軽量化と剛性確保の両立化を目的として、アルミ軽合金
材料を用いて閉断面に一体に押出し成形したものが知ら
れている。このような閉断面に押出し成形した強度メン
バ同志の接続には、例えば特開昭４６−５８５５号公報
に示されているようなジョイント部材を用いた構造の応
用が考えられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ジョイント部材は複数
本のブランチ部を備えていて、これらブランチ部に各強
度メンバを外嵌して各メンバ端部を集合的に接続するよ
うにしてあるため、これを、サイドシルとサイドメンバ
との結合部分に採用しようとすると、サイドメンバはサ
イドシルよりも車体中央側にオフセットして配置される
関係上、該サイドメンバの端部を車外側に湾曲して形成
し、この湾曲した端部をジョイント部材を介してサイド
シルにそのインナ側の側壁に対して斜状に交差して結合
するような構造となる。
本のブランチ部を備えていて、これらブランチ部に各強
度メンバを外嵌して各メンバ端部を集合的に接続するよ
うにしてあるため、これを、サイドシルとサイドメンバ
との結合部分に採用しようとすると、サイドメンバはサ
イドシルよりも車体中央側にオフセットして配置される
関係上、該サイドメンバの端部を車外側に湾曲して形成
し、この湾曲した端部をジョイント部材を介してサイド
シルにそのインナ側の側壁に対して斜状に交差して結合
するような構造となる。
【０００４】従って、ジョイント部材，およびサイドメ
ンバ等、各構成材の板厚を増大したり、補強部材を付設
したとしても車両の衝突時等にサイドメンバに前後方向
に衝突入力が作用すると、該サイドメンバがサイドシル
と平面視車外側に湾曲して接続しているために該湾曲し
た部分で屈曲変形し、サイドメンバの座屈変形ストロー
クが短くなって緩衝効果が低下する傾向となる。
ンバ等、各構成材の板厚を増大したり、補強部材を付設
したとしても車両の衝突時等にサイドメンバに前後方向
に衝突入力が作用すると、該サイドメンバがサイドシル
と平面視車外側に湾曲して接続しているために該湾曲し
た部分で屈曲変形し、サイドメンバの座屈変形ストロー
クが短くなって緩衝効果が低下する傾向となる。
【０００５】そこで、本発明はサイドメンバがサイドシ
ルと平面視車外側に湾曲して接続していても、該サイド
メンバに前後方向に衝突入力が作用した場合に、その湾
曲部分での屈曲変形を抑制して、該サイドメンバの座屈
変形ストロークを十分に確保できて緩衝効果を高めるこ
とができる車体強度メンバの結合構造を提供するもので
ある。
ルと平面視車外側に湾曲して接続していても、該サイド
メンバに前後方向に衝突入力が作用した場合に、その湾
曲部分での屈曲変形を抑制して、該サイドメンバの座屈
変形ストロークを十分に確保できて緩衝効果を高めるこ
とができる車体強度メンバの結合構造を提供するもので
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】閉断面に一体成形したサ
イドシルの上壁とインナ側の側壁とにそれぞれ開口を形
成する一方、クロージングプレートの一側面にピラー嵌
合部を、および他側面にサイドメンバ嵌合部を突設して
ジョイントメンバを構成し、このピラー嵌合部をサイド
シル側壁の開口を通してサイドシル内に挿入して、クロ
ージングプレートで該サイドシル側壁の開口を閉塞し、
かつ、該ジョイントメンバのサイドメンバ嵌合部に、閉
断面に一体成形したサイドメンバの車外側に向けて湾曲
した端部を嵌合して接続すると共に、閉断面に一体成形
したピラーの下端部をサイドシル上壁の開口を通してジ
ョイントメンバのピラー嵌合部に嵌合して接続し、更
に、該ピラーのウエスト部分に、サイドメンバの上方で
車体ウエスト部の前後方向に延在する閉断面に一体成形
したウエストメンバを車外側にオフセットして結合して
ある。
イドシルの上壁とインナ側の側壁とにそれぞれ開口を形
成する一方、クロージングプレートの一側面にピラー嵌
合部を、および他側面にサイドメンバ嵌合部を突設して
ジョイントメンバを構成し、このピラー嵌合部をサイド
シル側壁の開口を通してサイドシル内に挿入して、クロ
ージングプレートで該サイドシル側壁の開口を閉塞し、
かつ、該ジョイントメンバのサイドメンバ嵌合部に、閉
断面に一体成形したサイドメンバの車外側に向けて湾曲
した端部を嵌合して接続すると共に、閉断面に一体成形
したピラーの下端部をサイドシル上壁の開口を通してジ
ョイントメンバのピラー嵌合部に嵌合して接続し、更
に、該ピラーのウエスト部分に、サイドメンバの上方で
車体ウエスト部の前後方向に延在する閉断面に一体成形
したウエストメンバを車外側にオフセットして結合して
ある。
【０００７】
【作用】車両の衝突時等にサイドメンバおよびウエスト
メンバに前後方向に衝突入力が作用すると、サイドメン
バの端部が車外側に向けて湾曲してジョイントメンバに
結合しているため、該ジョイントメンバにはピラーとの
結合部を中心として車外側に向けてモーメントが発生す
る。
メンバに前後方向に衝突入力が作用すると、サイドメン
バの端部が車外側に向けて湾曲してジョイントメンバに
結合しているため、該ジョイントメンバにはピラーとの
結合部を中心として車外側に向けてモーメントが発生す
る。
【０００８】一方、ウエストメンバはピラーと車外側に
オフセットして結合してあるため、該ウエストメンバに
作用する衝突入力によってジョイントメンバにはピラー
との結合部を中心に車体中央側に向けてモーメントが発
生する。
オフセットして結合してあるため、該ウエストメンバに
作用する衝突入力によってジョイントメンバにはピラー
との結合部を中心に車体中央側に向けてモーメントが発
生する。
【０００９】この結果、両モーメントが互いに向きが異
なるために相殺され、サイドメンバの湾曲端部分での屈
曲変形が抑制されて、該サイドメンバの反力低減が回避
され、サイドメンバを適正なストロークで座屈変形させ
て緩衝効果を高めることができる。
なるために相殺され、サイドメンバの湾曲端部分での屈
曲変形が抑制されて、該サイドメンバの反力低減が回避
され、サイドメンバを適正なストロークで座屈変形させ
て緩衝効果を高めることができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に詳述す
る。
る。
【００１１】図１〜８は２ドア型車の車体後部の骨格構
造を示すもので、１はアルミ軽合金材料をもって閉断面
に押出し成形したサイドシルで、内部に縦リブ２を一体
に成形成してある。
造を示すもので、１はアルミ軽合金材料をもって閉断面
に押出し成形したサイドシルで、内部に縦リブ２を一体
に成形成してある。
【００１２】このサイドシル１の後部には、上壁および
インナ側の側壁にそれぞれ開口３，４を形成してある。
インナ側の側壁にそれぞれ開口３，４を形成してある。
【００１３】５はリヤサイドメンバ，６はリヤピラー，
７はリヤウエストメンバ，８はリヤシートクロスメンバ
で、これら各メンバはサイドシル１と同様にアルミ軽合
金材料をもって閉断面に押出し成形してある。
７はリヤウエストメンバ，８はリヤシートクロスメンバ
で、これら各メンバはサイドシル１と同様にアルミ軽合
金材料をもって閉断面に押出し成形してある。
【００１４】９はサイドシル１に前記リヤサイドメンバ
５，リヤピラー６，リヤシートクロスメンバ８を集合的
に結合するジョイントメンバで、クロージングプレート
１０の一側面に上面開放の方形ボックス状のピラー嵌合
部１１を一体に成形すると共に、他側面に方形管状のサ
イドメンバ嵌合部１２を後斜方向に一体に成形してあ
る。
５，リヤピラー６，リヤシートクロスメンバ８を集合的
に結合するジョイントメンバで、クロージングプレート
１０の一側面に上面開放の方形ボックス状のピラー嵌合
部１１を一体に成形すると共に、他側面に方形管状のサ
イドメンバ嵌合部１２を後斜方向に一体に成形してあ
る。
【００１５】このクロージングプレート１０のピラー嵌
合部１１を形成した部分には、該ピラー嵌合部１１内に
貫通する開口１３を形成してあり、また、ピラー嵌合部
１１の後壁とサイドメンバ嵌合部１２の形成部背面に亘
って複数個の補強リブ１４を設けてある。
合部１１を形成した部分には、該ピラー嵌合部１１内に
貫通する開口１３を形成してあり、また、ピラー嵌合部
１１の後壁とサイドメンバ嵌合部１２の形成部背面に亘
って複数個の補強リブ１４を設けてある。
【００１６】ジョイントメンバ９は前記ピラー嵌合部１
１をサイドシル側壁の開口４を通してサイドシル１内に
挿入し、クロージングプレート１０をサイドシル側壁に
接合して取付け、該クロージングプレート１０により開
口４を閉塞している。
１をサイドシル側壁の開口４を通してサイドシル１内に
挿入し、クロージングプレート１０をサイドシル側壁に
接合して取付け、該クロージングプレート１０により開
口４を閉塞している。
【００１７】リヤサイドメンバ５はサイドシル１よりも
車体中央側にオフセットして配置される関係でその前端
部は車外側に向け、つまり、サイドシル１側に向けて湾
曲して形成してあり、この湾曲した端部をジョイントメ
ンバ９のサイドメンバ嵌合部１２に外嵌，接合して接続
してある。
車体中央側にオフセットして配置される関係でその前端
部は車外側に向け、つまり、サイドシル１側に向けて湾
曲して形成してあり、この湾曲した端部をジョイントメ
ンバ９のサイドメンバ嵌合部１２に外嵌，接合して接続
してある。
【００１８】リヤピラー６の下端部のインナ側の側壁に
開口１５を形成してあり、該下端部をサイドシル上壁の
開口３を通してジョイントメンバ９のピラー嵌合部１１
に嵌合し、開口３周縁に接合して取付けてある。
開口１５を形成してあり、該下端部をサイドシル上壁の
開口３を通してジョイントメンバ９のピラー嵌合部１１
に嵌合し、開口３周縁に接合して取付けてある。
【００１９】リヤシートクロスメンバ８はジョイントメ
ンバ９のクロージングプレート１０に設けた開口１３お
よびリヤピラー６のインナ側の側壁に設けた開口１５に
挿通し、クロージングプレート１０の開口１３周縁に接
合して取付けてある。
ンバ９のクロージングプレート１０に設けた開口１３お
よびリヤピラー６のインナ側の側壁に設けた開口１５に
挿通し、クロージングプレート１０の開口１３周縁に接
合して取付けてある。
【００２０】リヤサイドメンバ５の上方で車体ウエスト
部の前後方向に配置されるリヤウエストメンバ７は、リ
ヤピラー６のウエスト部に固設したソケット部材１６を
介して、該リヤピラー６に所要のオフセット量ａをもっ
て車外側にオフセットして接合してある。
部の前後方向に配置されるリヤウエストメンバ７は、リ
ヤピラー６のウエスト部に固設したソケット部材１６を
介して、該リヤピラー６に所要のオフセット量ａをもっ
て車外側にオフセットして接合してある。
【００２１】図１中１７はリヤストラットハウジング、
１８はリヤエンドコーナーサポートメンバ、１９はリヤ
エンドメンバ、２０，２１はリヤピラー６にソケット部
材２２を介して接合したルーフサイドレールおよびリヤ
ルーフレールを示す。
１８はリヤエンドコーナーサポートメンバ、１９はリヤ
エンドメンバ、２０，２１はリヤピラー６にソケット部
材２２を介して接合したルーフサイドレールおよびリヤ
ルーフレールを示す。
【００２２】以上の実施例構造によれば、車両の後面衝
突時に、リヤサイドメンバ５およびリヤウエストメンバ
７に前方に向けて衝突入力が作用すると、リヤサイドメ
ンバ５の前端部分では車外側に湾曲してジョイントメン
バ９に結合しているため、この衝突入力によりジョイン
トメンバ９にはリヤピラー６との結合部を中心として車
外側に向けてモーメントＭ1が発生する。
突時に、リヤサイドメンバ５およびリヤウエストメンバ
７に前方に向けて衝突入力が作用すると、リヤサイドメ
ンバ５の前端部分では車外側に湾曲してジョイントメン
バ９に結合しているため、この衝突入力によりジョイン
トメンバ９にはリヤピラー６との結合部を中心として車
外側に向けてモーメントＭ1が発生する。
【００２３】一方、リヤウエストメンバ７はリヤピラー
６に車外側にオフセットして結合してあるため、このリ
ヤウエストメンバ７に前方に向けて作用する衝突入力に
より、ジョイントメンバ９にはリヤピラー６との結合部
を中心に車体中央側に向けてモーメントＭ2が発生す
る。
６に車外側にオフセットして結合してあるため、このリ
ヤウエストメンバ７に前方に向けて作用する衝突入力に
より、ジョイントメンバ９にはリヤピラー６との結合部
を中心に車体中央側に向けてモーメントＭ2が発生す
る。
【００２４】この結果、ジョイントメンバ９に発生する
モーメントＭ1，Ｍ2は互いに向きが逆となるために相殺
され、リヤサイドメンバ５前端部の湾曲部分での前方へ
倒れ込む方向の屈曲変形が抑制されて、該リヤサイドメ
ンバ５の反力の低減が回避される。
モーメントＭ1，Ｍ2は互いに向きが逆となるために相殺
され、リヤサイドメンバ５前端部の湾曲部分での前方へ
倒れ込む方向の屈曲変形が抑制されて、該リヤサイドメ
ンバ５の反力の低減が回避される。
【００２５】従って、リヤサイドメンバ５を適正なスト
ロークで座屈変形させることができて、緩衝効果を高め
ることができる。
ロークで座屈変形させることができて、緩衝効果を高め
ることができる。
【００２６】前記実施例において、ジョイントメンバ９
はサイドシル１等の強度メンバと同様にアルミ軽合金材
料をもって鋳造成形されるが、成形型を２分割にして単
純化するため、例えば図９，１０に示すように成形型の
型割れを車幅方向とするために、サイドメンバ嵌合部１
２の内部に補強用の横リブ２３を設け、該サイドメンバ
嵌合部１２の車体前部側を開放した開断面にする一方、
ピラー嵌合部１１をその上側および車外側を開放した開
断面とした構造にすることもできる。
はサイドシル１等の強度メンバと同様にアルミ軽合金材
料をもって鋳造成形されるが、成形型を２分割にして単
純化するため、例えば図９，１０に示すように成形型の
型割れを車幅方向とするために、サイドメンバ嵌合部１
２の内部に補強用の横リブ２３を設け、該サイドメンバ
嵌合部１２の車体前部側を開放した開断面にする一方、
ピラー嵌合部１１をその上側および車外側を開放した開
断面とした構造にすることもできる。
【００２７】また、この他、前記成形型の型割れを上下
方向とするために、図１１，１２に示すように補強リブ
１４を単一とし、かつ、サイドメンバ嵌合部１２の上側
又は下側を開放した開断面として、クロージングプレー
ト１０に設けるリヤシートクロスメンバ８挿入用の開口
１３を後加工する構造にすることもでき、成形型の型割
れ方向によって任意に構成することができる。
方向とするために、図１１，１２に示すように補強リブ
１４を単一とし、かつ、サイドメンバ嵌合部１２の上側
又は下側を開放した開断面として、クロージングプレー
ト１０に設けるリヤシートクロスメンバ８挿入用の開口
１３を後加工する構造にすることもでき、成形型の型割
れ方向によって任意に構成することができる。
【００２８】図１３，１４は車体前部の骨格構造に本発
明を適用した場合を示す。
明を適用した場合を示す。
【００２９】フロントサイドメンバ２４，フロントピラ
ー２５，フロントウエストメンバ２６（フードレッジレ
インフォース）は、何れもサイドシル１と同様にアルミ
軽合金材料をもって閉断面に押出し成形してある。
ー２５，フロントウエストメンバ２６（フードレッジレ
インフォース）は、何れもサイドシル１と同様にアルミ
軽合金材料をもって閉断面に押出し成形してある。
【００３０】サイドシル１の前部には、上壁およびイン
ナ側の側壁に開口２７，２８を形成してある。
ナ側の側壁に開口２７，２８を形成してある。
【００３１】ジョイントメンバ２９は前記実施例の場合
と同様に、クロージングプレート３０の一側面に上面開
放方形のボックス状のピラー嵌合部３１を、および他側
面に方形管状のサイドメンバ嵌合部３２を前斜方向に一
体に成形してあり、ピラー嵌合部３１を開口２８からサ
イドシル１内に挿入し、クロージングプレート３０をサ
イドシル１のインナ側の側壁に接合して取付け、該クロ
ージングプレート３０により開口２８を閉塞している。
と同様に、クロージングプレート３０の一側面に上面開
放方形のボックス状のピラー嵌合部３１を、および他側
面に方形管状のサイドメンバ嵌合部３２を前斜方向に一
体に成形してあり、ピラー嵌合部３１を開口２８からサ
イドシル１内に挿入し、クロージングプレート３０をサ
イドシル１のインナ側の側壁に接合して取付け、該クロ
ージングプレート３０により開口２８を閉塞している。
【００３２】フロントサイドメンバ２４のサイドシル１
側に向けて湾曲した後端部は、ジョイントメンバ２９の
サイドメンバ嵌合部３２に外嵌して接合し、フロントピ
ラー２５の下端部は開口２７を通してジョイントメンバ
２９のピラー嵌合部３１に嵌合して開口２７周縁に接合
してある。
側に向けて湾曲した後端部は、ジョイントメンバ２９の
サイドメンバ嵌合部３２に外嵌して接合し、フロントピ
ラー２５の下端部は開口２７を通してジョイントメンバ
２９のピラー嵌合部３１に嵌合して開口２７周縁に接合
してある。
【００３３】そして、フロントサイドメンバ２４の上方
で車体前後方向に延在するフロントウエストメンバ２６
の後端を、フロントピラー２５のウエスト部に固設した
ソケット部材３３を介して、該フロントピラー２５に所
要のオフセット量ａをもって車外側にオフセットして接
合してある。
で車体前後方向に延在するフロントウエストメンバ２６
の後端を、フロントピラー２５のウエスト部に固設した
ソケット部材３３を介して、該フロントピラー２５に所
要のオフセット量ａをもって車外側にオフセットして接
合してある。
【００３４】図１３中３４はフロントストラットハウジ
ング、３５はフロントエンドコーナーサポートメンバ、
３６はラジエータコアアッパメンバ、３７はラジエータ
コアロアメンバ、３８はフロントピラー２５にソケット
部材３９を介して接合したフロントルーフレールを示
す。
ング、３５はフロントエンドコーナーサポートメンバ、
３６はラジエータコアアッパメンバ、３７はラジエータ
コアロアメンバ、３８はフロントピラー２５にソケット
部材３９を介して接合したフロントルーフレールを示
す。
【００３５】従って、この実施例の場合にあっても、車
両の前面衝突時にフロントサイドメンバ２４，フロント
ウエストメンバ２６に後方に向けて衝突入力が作用する
と、フロントサイドメンバ２４の後端部が車外側に湾曲
してジョイントメンバ２９に結合しているため、ジョイ
ントメンバ２９にはフロントピラー２５との結合部を中
心として車外側に向けてモーメントＭ1（図７，８参
照）が発生する一方、フロントウエストメンバ２６はフ
ロントピラー２５に車外側にオフセットして結合してあ
るため、前記衝突入力により、ジョイントメンバ２９に
はフロントピラー２５の結合部を中心に車体中央側に向
けてモーメントＭ2（図６，８参照）が発生し、これら
モーメントＭ1，Ｍ2が互いに打ち消し合うようになる。
両の前面衝突時にフロントサイドメンバ２４，フロント
ウエストメンバ２６に後方に向けて衝突入力が作用する
と、フロントサイドメンバ２４の後端部が車外側に湾曲
してジョイントメンバ２９に結合しているため、ジョイ
ントメンバ２９にはフロントピラー２５との結合部を中
心として車外側に向けてモーメントＭ1（図７，８参
照）が発生する一方、フロントウエストメンバ２６はフ
ロントピラー２５に車外側にオフセットして結合してあ
るため、前記衝突入力により、ジョイントメンバ２９に
はフロントピラー２５の結合部を中心に車体中央側に向
けてモーメントＭ2（図６，８参照）が発生し、これら
モーメントＭ1，Ｍ2が互いに打ち消し合うようになる。
【００３６】従って、フロントサイドメンバ２４の後端
部湾曲部分での後方への倒れ方向の屈曲変形が抑制され
て反力の低減が回避され、該フロントサイドメンバ２４
を適正なストロークで座屈変形させて緩衝効果を高める
ことができる。
部湾曲部分での後方への倒れ方向の屈曲変形が抑制され
て反力の低減が回避され、該フロントサイドメンバ２４
を適正なストロークで座屈変形させて緩衝効果を高める
ことができる。
【００３７】図１５，１６は４ドア型車の後部骨格構造
に本発明を適用したもので、図１，２に示した実施例と
はジョイントメンバ９のサイドメンバ嵌合部１２がピラ
ー嵌合部１１に対して車体前部側に位置している点で異
なるだけで、他の構成，作用については略同様であるの
で詳細な説明は省略する。なお、図１５中４０はサイド
シル１とルーフサイドレール２０にそれぞれソケット部
材４１，４２を介して跨設したセンターピラーを示す。
に本発明を適用したもので、図１，２に示した実施例と
はジョイントメンバ９のサイドメンバ嵌合部１２がピラ
ー嵌合部１１に対して車体前部側に位置している点で異
なるだけで、他の構成，作用については略同様であるの
で詳細な説明は省略する。なお、図１５中４０はサイド
シル１とルーフサイドレール２０にそれぞれソケット部
材４１，４２を介して跨設したセンターピラーを示す。
【００３８】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、サイドメ
ンバの端部が車外側に湾曲してサイドシルに結合してい
ても、サイドメンバ上方でピラーに接続したウエストメ
ンバが、該ピラーと車外側にオフセットして結合してい
るため、これらサイドメンバ，ウエストメンバに前後方
向に衝突入力が作用した際に、ジョイントメンバにピラ
ー結合部を中心として互いに逆方向のモーメントを発生
させて両モーメントを相殺させ、サイドメンバ湾曲部分
での屈曲変形を抑制して反力低減を回避できるから、該
サイドメンバを適正ストロークで座屈変形させることが
できて、緩衝効果を高められる利点がある。
ンバの端部が車外側に湾曲してサイドシルに結合してい
ても、サイドメンバ上方でピラーに接続したウエストメ
ンバが、該ピラーと車外側にオフセットして結合してい
るため、これらサイドメンバ，ウエストメンバに前後方
向に衝突入力が作用した際に、ジョイントメンバにピラ
ー結合部を中心として互いに逆方向のモーメントを発生
させて両モーメントを相殺させ、サイドメンバ湾曲部分
での屈曲変形を抑制して反力低減を回避できるから、該
サイドメンバを適正ストロークで座屈変形させることが
できて、緩衝効果を高められる利点がある。
【００３９】また、ジョイントメンバはサイドシルのイ
ンナ側の側壁の開口を閉塞するクロージングプレートが
サイドシル外表面に露出するだけであるから、外観上特
に問題となることもないという利点がある。
ンナ側の側壁の開口を閉塞するクロージングプレートが
サイドシル外表面に露出するだけであるから、外観上特
に問題となることもないという利点がある。
【図１】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図２】同実施例の要部を示す分解斜視図。
【図３】同実施例のジョイントメンバの斜視図。
【図４】図３のＡ矢視図。
【図５】図１の正面図。
【図６】ウエストメンバ接続状態を示す平面図。
【図７】サイドシルとサイドメンバの接続状態を示す平
面図。
面図。
【図８】ジョイントメンバとサイドメンバ，ピラーの接
続状態を示す平面図。
続状態を示す平面図。
【図９】ジョイントメンバの異なる例を示す斜視図。
【図１０】図９のＢ矢視図。
【図１１】ジョイントメンバの更に異なる例を示す斜視
図。
図。
【図１２】図１１のＣ矢視図。
【図１３】本発明の第２実施例を示す斜視図。
【図１４】同実施例の要部を示す分解斜視図。
【図１５】本発明の第３実施例を示す斜視図。
【図１６】同実施例の要部を示す分解斜視図。
１…サイドシル ３…上壁の開口 ４…側壁の開口 ５…リヤサイドメンバ（サイドメンバ） ６…リヤピラー（ピラー） ７…リヤウエストメンバ（ウエストメンバ） ９…ジョイントメンバ １０…クロージングプレート １１…ピラー嵌合部 １２…サイドメンバ嵌合部
Claims (1)
- 【請求項１】 閉断面に一体成形したサイドシルの上壁
とインナ側の側壁とにそれぞれ開口を形成する一方、ク
ロージングプレートの一側面にピラー嵌合部を、および
他側面にサイドメンバ嵌合部を突設してジョイントメン
バを構成し、このピラー嵌合部をサイドシル側壁の開口
を通してサイドシル内に挿入して、クロージングプレー
トで該サイドシル側壁の開口を閉塞し、かつ、該ジョイ
ントメンバのサイドメンバ嵌合部に、閉断面に一体成形
したサイドメンバの車外側に向けて湾曲した端部を嵌合
して接続すると共に、閉断面に一体成形したピラーの下
端部をサイドシル上壁の開口を通してジョイントメンバ
のピラー嵌合部に嵌合して接続し、更に、該ピラーのウ
エスト部分に、サイドメンバの上方で車体ウエスト部の
前後方向に延在する閉断面に一体成形したウエストメン
バを車外側にオフセットして結合したことを特徴とする
車体強度メンバの結合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11115492A JPH05305878A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 車体強度メンバの結合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11115492A JPH05305878A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 車体強度メンバの結合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05305878A true JPH05305878A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=14553841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11115492A Pending JPH05305878A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 車体強度メンバの結合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05305878A (ja) |
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