JPS6238855Y2 - - Google Patents

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JPS6238855Y2
JPS6238855Y2 JP1982196495U JP19649582U JPS6238855Y2 JP S6238855 Y2 JPS6238855 Y2 JP S6238855Y2 JP 1982196495 U JP1982196495 U JP 1982196495U JP 19649582 U JP19649582 U JP 19649582U JP S6238855 Y2 JPS6238855 Y2 JP S6238855Y2
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JP
Japan
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wheel house
joined
inner panel
reinforcement
quarter inner
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JP1982196495U
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JPS59100673U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の後部車体構造、詳細にはリヤ
ホイールハウス付近の側後部車体構造に関するも
のである。
自動車後部は、実際に常時作用する力に対して
十分強く形成されることは勿論、想定される後突
(例えば追突された場合等)に対しても十分に強
く形成されなければならず、後突荷重に対して高
い強度を備えるようにした自動車の後部車体構造
が従来から種々提案されている。例えば実開昭54
−77318号公報には、クオータインナパネルに接
合されリヤホイールハウス上方を車体前後方向に
延びるベルトラインレインフオースメントを前方
に延長し、センターピラーレインフオースメント
に結合させた後部車体構造が開示されている。こ
のような後部車体構造においては、後突の際、後
突荷重はセンターピラーレインフオースメントに
よつても受け止められるようになるので、該車体
構造は後突に対して強いものとなる。
ところが、一般にリヤホイールハウスの前方に
はドア用開口が近接して設けられることが多く
(4ドア乗用車等)、したがつてリヤホイールハウ
スの前方の車体構造は細くなりがちで後突荷重に
よつて変形しやすいが、従来の後部車体構造はこ
の部分の強度が十分に高められていなかつた。ま
た後突の角度によつて、または側突時には、車体
を曲げ、あるいはねじる向きの荷重が後部車体構
造に加わることも多く、従来の後部車体構造はこ
のような向きの荷重に対して十分な強度を備える
ものとはなつていなかつた。
本考案は上記事情に観みてなされたものであ
り、後突荷重に対して特にリヤホイールハウス前
部が十分に強く、しかも曲げやねじりの向きに作
用する荷重に対しても十分な強度を有する自動車
の後部車体構造を提供することを目的とするもの
である。
本考案の自動車の後部車体構造は、前述したよ
うなクオータインナパネルの外面に接合されて車
体前後方向に延ばされたベルトラインレインフオ
ースメントの後部を断面ハツト状に形成して前記
クオータインナパネルと閉断面を構成しつつ該パ
ネルの後端部まで延出させ、レインフオースメン
トの前部をホイールハウスアウタ外面に沿つて下
方に延長してサイドシルと接合するとともに、該
レインフオースメント前部を断面L字状に形成し
てホイールハウスアウタ外面と閉断面を構成させ
たことを特徴とするものである。
閉断面を構成する強固なベルトラインレインフ
オースメントを上記のようにクオータインナパネ
ルに沿つてサイドシルに結合させれば、クオータ
インナパネル後端部までを含む車体後側部は、こ
れら相結合した強固なサイドシルとベルトライン
レインフオースメントとによつて全体的に補強さ
れるようになり、後突荷重に対しては勿論、曲
げ、ねじりの向きの荷重に対しても十分な強度を
備えるようになる。またベルトラインレインフオ
ースメントをサイドシルまで延ばしたことによ
り、リヤホイールハウス前方の一般に細くなりが
ちな部分が補強され、またリヤホイールハウス前
部とサイドシルの結合部にガセツト効果が与えら
れ、該リヤホイールハウスの前方部の強度が高め
られる。
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に
説明する。
第1図は本考案の1実施例による自動車の後部
車体構造(右後輪ホイールハウス近傍)を車体内
方前方側から視観したもので、第2図は第1図の
フロアパネル及びクオータインナパネルを取除い
た斜視図である。なお図中A,B,Cの符号を付
した部位に示す断面図は、各部位において車体構
成部材を、車体幅方向に延びる垂直面で切断した
場合の各部材の断面形状を示すものである。そし
て特に各部材の断面形状を第3図に示す。車体側
部を補強するクオータインナパネル1は、リヤホ
イール部において車体外方側に突出した弧状部分
を有するように曲げ加工され、ホイールハウスの
外側部となるホイールハウスアウタ1aが形成さ
れている。そしてこのホイールハウスアウタ1a
には、車体内方側からホイールハウスインナ2が
接合されてホイールハウスが形成される。なおこ
の接合は通常スポツト溶接によつて行なわれるも
のであり、以下に述べる各部材の接合も同様にし
て行なわれる。ホイールハウスインナ2にはリヤ
フロアパネル3の側端部が接合されるとともに、
該リヤフロアパネル3の下面に上部が接合された
リヤフレームメンバー4の下部が接合され、これ
ら3つの部材2,3,4によつて、閉断面を有す
る強固なリヤフレーム構造が形成される。
クオータインナパネル1の、上記ホイールハウ
スアウタ1a前方部分には、車体上下方向に延び
るリヤピラー5が接合されている。そして該リヤ
ピラー5の下部においては、クオータインナパネ
ル1に外方からサイドシルアウタ6aが接合さ
れ、また内方からは前記リヤフロアパネル3とリ
ヤフレームメンバー4の側端部が接合されてい
る。すなわちこれらリヤフロアパネル3とリヤフ
レームメンバー4は、上記サイドシルアウタ6a
とともに閉断面を形成してサイドシル6を構成し
ている。そして上記リヤピラー5の下部は該サイ
ドシル6に接合されている。
さらにクオータインナパネル1の外面には、車
体後端部すなわちクオータインナパネル1の後端
部からホイールハウス前方まで延びるベルトライ
ンレインフオースメント7が接合されている。ホ
イールハウスの後方に位置するベルトラインレイ
ンフオースメント7後部は断面ハツト状に形成さ
れ、そのフランジ7aがクオータインナパネル1
に接合される。そしてこのベルトラインレインフ
オースメント7の外側から、リヤフエンダー8が
クオータインナパネル1に接合されている(第3
図参照)。
上記ベルトラインレインフオースメント7の下
壁は、ホイールハウスアウタ1aの上部から前端
部までの前部においては取り除かれ、したがつて
この前部においては該レインフオースメント7は
断面L字状とされている。上記下壁が除去された
部分にもフランジ7aは連続的に延ばされ、該フ
ランジ7aはホイールハウスアウタ1aの外面お
よびサイドシルアウタ6aの外面に接合されてい
る。それとともに、レインフオースメント7全長
に亘つて延びる上壁のフランジ7aは前端部まで
クオータインナパネル1に接合されている。した
がつてレインフオースメント7の前部には、該レ
インフオースメント7とホイールハウスアウタ1
aによつて形成され、前記断面ハツト状の後部が
形成する閉断面に連続する閉断面が構成されてい
る。なおベルトラインレインフオースメント7の
クオータインナパネル1への接合は、リヤフロア
パネル3、リヤフレームメンバー4の接合前に行
なわれ、このときの溶接は、クオータインナパネ
ル1に設けた開口1bから溶接機を挿入して行な
われる。
上述のようにリヤホイールハウス後方のクオー
タインナパネル1後端部まで延ばされたベルトラ
インレインフオースメント7の前部を、サイドシ
ル6まで延ばして該サイドシル6に接合すること
により、ベルトラインレインフオースメント7に
加わつた後突荷重は、この強固なサイドシル6に
分散されて受け止められるようになるので、後部
構造は後突に対して十分強いものとなる。またそ
の全長に亘つて閉断面を構成する長いベルトライ
ンレインフオースメント7を、クオータインナパ
ネル1に接合させてあるため、リヤホイールハウ
ス後方部分まで含む車体側部構造は曲げやねじり
の方向に作用する荷重に対しても十分な強度を有
するものとなる。そしてこのベルトラインレイン
フオースメント7は、ドア用開口9(リヤピラー
5の前方部)やリヤウインドー用開口10が設け
られたために細くなつている、ホイールハウス上
方から前方にかけての部分に延長されているの
で、変形しやすいこの部分の強度が高められる。
さらにこのベルトラインレインフオースメント7
により、サイドシル6とリヤピラー5との接合部
にガセツト効果が与えられて該接合部の強度が高
められるが、特に本実施例においては上記レイン
フオースメント7の前端部はドア用開口9の下方
まで延ばされているので、この接合部が一段と強
化され、後突時等にリヤピラー5が、上記サイド
シル6との接合部が破壊して後方に倒れやすくな
ることが防止できる。
なお第3図に詳しく示されるように上記実施例
においては、ベルトラインレインフオースメント
7は、リヤフエンダー8の上部内面に接するよう
に太く形成され、したがつてその上壁端部のフラ
ンジ7aはリヤフエンダー8上端部およびクオー
タインナパネル1上端部とともに接合されている
(この部分はウインドシール面となる)。しかし、
このベルトラインレインフオースメントは第4図
に示すベルトラインレインフオースメント17の
ように、リヤフエンダー8の上部内面からは離れ
るように比較的細く形成し、その上部のフランジ
7aをクオータインナパネル1のみに接合するよ
うにしてもよい。
また上記第1図に示す実施例においては、クオ
ータインナパネル1が曲げ加工されてホイールハ
ウスアウタ1aが形成されているが、このホイー
ルハウスアウタはクオータインナパネルとは別部
材によつて形成されることもあり、そのような場
合にはベルトラインレインフオースメントの前部
はそのホイールハウスアウタに沿つて前方に延長
させればよい。
以上詳細に説明した通り本考案の自動車の後部
車体構造は、後突荷重をはじめあらゆる向きの荷
重に対して高い強度を備えるものであり、万一の
衝突時に乗室乗員を完全に保護する効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例による後部車体構造
を示す一部破断斜視図、第2図は第1図のフロア
パネル及びクオータインナパネルを取除いた状態
の斜視図、第3図は上記実施例の後部車体構造の
一部の断面形状を示す概略縦断面図、第4図は本
考案の他の実施例の後部車体構造の一部を示す概
略縦断面図である。 1……クオータインナパネル、1a……ホイー
ルハウスアウタ、2……ホイールハウスインナ、
6……サイドシル、7,17……ベルトラインレ
インフオースメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クオータインナパネル外面に接合されて車体前
    後方向に延ばされたベルトラインレインフオース
    メントはその後部が断面ハツト状に形成され前記
    クオータインナパネルと閉断面を構成させ前記ク
    オータインナパネル後端部まで延出するととも
    に、このレインフオースメントの前部はホイール
    ハウスアウタ外面に沿つて下方に延長してサイド
    シルアウタ外面と接合され、該レインフオースメ
    ント前部は断面L字状に形成されホイールハウス
    アウタ外面と閉断面を構成させたことを特徴とす
    る自動車の後部車体構造。
JP19649582U 1982-12-27 1982-12-27 自動車の後部車体構造 Granted JPS59100673U (ja)

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JP19649582U JPS59100673U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 自動車の後部車体構造

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JPS59100673U JPS59100673U (ja) 1984-07-07
JPS6238855Y2 true JPS6238855Y2 (ja) 1987-10-03

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Families Citing this family (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0513669Y2 (ja) * 1985-04-26 1993-04-12
JPH06302Y2 (ja) * 1985-06-26 1994-01-05 日産自動車株式会社 車体構造
JPH0445990Y2 (ja) * 1986-11-10 1992-10-28
JPH0723108B2 (ja) * 1988-03-25 1995-03-15 マツダ株式会社 自動車の後部車体構造
JPH078381Y2 (ja) * 1988-11-30 1995-03-01 マツダ株式会社 自動車の下部車体構造
JP5092777B2 (ja) * 2007-02-07 2012-12-05 トヨタ車体株式会社 自動車のロッカー後端部とリヤピラー下端部の結合部構造

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JPS5459653U (ja) * 1977-10-04 1979-04-25

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