JPH06302Y2 - 車体構造 - Google Patents
車体構造Info
- Publication number
- JPH06302Y2 JPH06302Y2 JP1985097205U JP9720585U JPH06302Y2 JP H06302 Y2 JPH06302 Y2 JP H06302Y2 JP 1985097205 U JP1985097205 U JP 1985097205U JP 9720585 U JP9720585 U JP 9720585U JP H06302 Y2 JPH06302 Y2 JP H06302Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- vehicle body
- wheel house
- body side
- joined
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、リヤフエンダパネルが適宜の樹脂材で成形さ
れた自動車の車体構造に関する。
れた自動車の車体構造に関する。
従来の技術 従来、車体重量の軽減を図るため第4〜7図に示したよ
うなリヤフエンダパネルを適宜の樹脂により成形した車
体が提案されている(実開昭58−90881号)。す
なわち車体1には、上端部をルーフパネル2に固着され
て、後部側壁を形成する金属性のリヤピラーインナパネ
ル3が設けられている。該リヤピラーインナパネル3の
下縁部は、前側においてホイルハウスインナパネル4と
ホイルハウスアウタパネル5によって挟持され(第5
図)後側においてリヤフロアパネル6とブラケット7に
よって挟持されている(第6図)。前記リヤフロアパネ
ル6は、車体前後方向に配設されたリヤサイドメンバ8
によって支持されている。
うなリヤフエンダパネルを適宜の樹脂により成形した車
体が提案されている(実開昭58−90881号)。す
なわち車体1には、上端部をルーフパネル2に固着され
て、後部側壁を形成する金属性のリヤピラーインナパネ
ル3が設けられている。該リヤピラーインナパネル3の
下縁部は、前側においてホイルハウスインナパネル4と
ホイルハウスアウタパネル5によって挟持され(第5
図)後側においてリヤフロアパネル6とブラケット7に
よって挟持されている(第6図)。前記リヤフロアパネ
ル6は、車体前後方向に配設されたリヤサイドメンバ8
によって支持されている。
一方リヤフエンダパネル9は、適宜の樹脂で成形され、
周部にはフランジ10,11が設けられており、又内面には
車体前後方向にリブ12が突設されている(第6図)。こ
の樹脂製リヤフエンダパネル9の前端部は、接着剤13に
より、前記リヤピラーインナパネル3に固着されている
(第7図)。さらに前記フランジ10,11は、ボルト14,14
により、リヤピラーインナパネル3及びホイルハウスア
ウタパネル5に固持され、又前記リブ12は、クリップ15
により前記ブラケット7に固持されている。
周部にはフランジ10,11が設けられており、又内面には
車体前後方向にリブ12が突設されている(第6図)。こ
の樹脂製リヤフエンダパネル9の前端部は、接着剤13に
より、前記リヤピラーインナパネル3に固着されている
(第7図)。さらに前記フランジ10,11は、ボルト14,14
により、リヤピラーインナパネル3及びホイルハウスア
ウタパネル5に固持され、又前記リブ12は、クリップ15
により前記ブラケット7に固持されている。
考案が解決しようとする問題点 かかる車体構造において、第4図に示したようにホイル
ハウスインナパネル4とホイルハウスアウタパネル5と
で構成されるホイルハウス16には、走行に伴って略中央
上部Pにリヤサスペンション17を介して上向き荷重Fが
入力され、この上向き荷重Fは、前記リヤピラーインナ
パネル3、リヤフエンダパネル9によって支持される。
しかし前記車体構造において、リヤフエンダパネル9は
樹脂で成形されていることから、金属製パネルに匹敵す
るような支持剛性を得られるものではなく、前記荷重F
に対する寄与率は低下する。このためホイルハウス16の
中央上部Pは上方に変形するとともに、ホイルハウス16
の両端部は、中心部方向(矢印Fr、Fr方向)への変形を
繰り返し、車体振動を生じさせて乗車性能を悪化させる
とともに、きしみ音等の車体騒音発先の一因となるおそ
れがあった。
ハウスインナパネル4とホイルハウスアウタパネル5と
で構成されるホイルハウス16には、走行に伴って略中央
上部Pにリヤサスペンション17を介して上向き荷重Fが
入力され、この上向き荷重Fは、前記リヤピラーインナ
パネル3、リヤフエンダパネル9によって支持される。
しかし前記車体構造において、リヤフエンダパネル9は
樹脂で成形されていることから、金属製パネルに匹敵す
るような支持剛性を得られるものではなく、前記荷重F
に対する寄与率は低下する。このためホイルハウス16の
中央上部Pは上方に変形するとともに、ホイルハウス16
の両端部は、中心部方向(矢印Fr、Fr方向)への変形を
繰り返し、車体振動を生じさせて乗車性能を悪化させる
とともに、きしみ音等の車体騒音発先の一因となるおそ
れがあった。
問題点を解決するための手段 本考案は、このような従来の事情に鑑みてなされたもの
であり、フエンダパネルが適宜の樹脂材で成形されてな
る車体において、金属製ホイルハウスアウタパネルの下
端部に、略全長に渡ってボデイサイドメンバが接合さ
れ、両者で閉断面を構成するとともに、該閉断面を構成
するボデイサイドメンバの車外側の少なくとも一つの面
がフエンダパネルの車内側の面と互いに近接して対向す
るように配置され、ボデイサイドメンバの一端部を車体
側部骨格部材を構成するサイドシルに接合固定し、他端
をフロアサイドパネルに接合固定し、前記樹脂製フエン
ダパネルの下端部を前記ホイルハウスアウタパネルの閉
断面の近傍に固定してある。
であり、フエンダパネルが適宜の樹脂材で成形されてな
る車体において、金属製ホイルハウスアウタパネルの下
端部に、略全長に渡ってボデイサイドメンバが接合さ
れ、両者で閉断面を構成するとともに、該閉断面を構成
するボデイサイドメンバの車外側の少なくとも一つの面
がフエンダパネルの車内側の面と互いに近接して対向す
るように配置され、ボデイサイドメンバの一端部を車体
側部骨格部材を構成するサイドシルに接合固定し、他端
をフロアサイドパネルに接合固定し、前記樹脂製フエン
ダパネルの下端部を前記ホイルハウスアウタパネルの閉
断面の近傍に固定してある。
作用 前記構成において、走行に伴って車体には、サスペンシ
ョンを介して上向き荷重が生じ、該上向き荷重はホイル
ハウスインナパネル、及び該ホイルハウスアウタパネル
に下端部を固持されたフエンダパネルに伝達される。こ
のとき、ホイルハウスパネルには、ボデイサイドメンバ
が接合配置されており、該ボデイサイドメンバは、ホイ
ルハウスアウタパネルの下端部に沿って閉断面を形成
し、しかも端部は車体側部骨格部材を構成するサイドシ
ルに接合固定されている。したがって前記荷重はホイル
ハウスアウタパネルを介して、閉断面を有する高剛性の
ボデイサイドメンバに入力、支持されるとともに、該ボ
デイサイドメンバを介して最も高剛性のサイドシルに伝
達される。したがってフエンダパネルの前記荷重に対す
る負担率は、抑制され、該フエンダパネルを低剛性の樹
脂で成形した車体において、フエンダパネル及びホイル
ハウスアウタパネルの変形に起因する車体振動、きしみ
音等の発生が解消されるのである。
ョンを介して上向き荷重が生じ、該上向き荷重はホイル
ハウスインナパネル、及び該ホイルハウスアウタパネル
に下端部を固持されたフエンダパネルに伝達される。こ
のとき、ホイルハウスパネルには、ボデイサイドメンバ
が接合配置されており、該ボデイサイドメンバは、ホイ
ルハウスアウタパネルの下端部に沿って閉断面を形成
し、しかも端部は車体側部骨格部材を構成するサイドシ
ルに接合固定されている。したがって前記荷重はホイル
ハウスアウタパネルを介して、閉断面を有する高剛性の
ボデイサイドメンバに入力、支持されるとともに、該ボ
デイサイドメンバを介して最も高剛性のサイドシルに伝
達される。したがってフエンダパネルの前記荷重に対す
る負担率は、抑制され、該フエンダパネルを低剛性の樹
脂で成形した車体において、フエンダパネル及びホイル
ハウスアウタパネルの変形に起因する車体振動、きしみ
音等の発生が解消されるのである。
実施例 以下本考案の一実施例について、前記従来構造と同一部
分、部材に同一符号を付して第1〜3図に基づいて説明
する。すなわち車体1には、客室内の後部側壁を形成す
るリヤピラーインナパネル3が設けられている。該リヤ
ピラーインナパネル3の下縁部は、前側においてホイル
ハウスインナパネル4とホイルハウスアウタパネル5に
よって挟持され(第2図)、後側においてリヤフロアパ
ネル6とフロアサイドパネル18によって挟持されてい
る。前記リヤフロアパネル6は、車体下部前後方向に延
在するリヤサイドメンバ8によって支持されている。又
前記ホイルハウスアウタパネル5には、第2図に示した
ように略半円状の下端部に沿って屈曲凹部19及び端縁フ
ランジ20が形成されている。このホイルハウスアウタパ
ネル5には、前記下端部に沿って屈曲凹部19を覆うボデ
イサイドメンバ21が接合配置されており、該ボデイサイ
ドメンバ21の後端部21aは、フロアサイドパネル18上に
延設されている。このボデイサイドメンバ21は、第2図
に示した前記屈曲凹部19を覆う部位において、断面断コ
字形状であって、前記端縁フランジ20と屈曲凹部19の上
部に溶接固着された側方フランジ22a,22bを有し、又第
3図に示したフロアサイドパネル18との接合部位におい
ては、所謂ハット形断面形状であって、該フロアサイド
パネル18に溶接固着された垂直フランジ23a,23bを有し
ている。これによって前記ボデイサイドメンバ21は、ホ
イルハウスアウタパネル5の下端部に沿うとともに、フ
ロアサイドパネル18に及ぶ閉断面24を形成している。さ
らにこのボデイサイドメンバ21の前端部には、水平状の
端部フランジ25が形成されており(第1図)、該端部フ
ランジ25は、前記ホイルハウスアウタパネル5に接合さ
れ車体側部骨格部材を構成するサイドシル26に接合し、
後端をフロアサイドパネル18に接合固定されている。
なお以上の各構成部材は、全て鋼板で成形されている。
分、部材に同一符号を付して第1〜3図に基づいて説明
する。すなわち車体1には、客室内の後部側壁を形成す
るリヤピラーインナパネル3が設けられている。該リヤ
ピラーインナパネル3の下縁部は、前側においてホイル
ハウスインナパネル4とホイルハウスアウタパネル5に
よって挟持され(第2図)、後側においてリヤフロアパ
ネル6とフロアサイドパネル18によって挟持されてい
る。前記リヤフロアパネル6は、車体下部前後方向に延
在するリヤサイドメンバ8によって支持されている。又
前記ホイルハウスアウタパネル5には、第2図に示した
ように略半円状の下端部に沿って屈曲凹部19及び端縁フ
ランジ20が形成されている。このホイルハウスアウタパ
ネル5には、前記下端部に沿って屈曲凹部19を覆うボデ
イサイドメンバ21が接合配置されており、該ボデイサイ
ドメンバ21の後端部21aは、フロアサイドパネル18上に
延設されている。このボデイサイドメンバ21は、第2図
に示した前記屈曲凹部19を覆う部位において、断面断コ
字形状であって、前記端縁フランジ20と屈曲凹部19の上
部に溶接固着された側方フランジ22a,22bを有し、又第
3図に示したフロアサイドパネル18との接合部位におい
ては、所謂ハット形断面形状であって、該フロアサイド
パネル18に溶接固着された垂直フランジ23a,23bを有し
ている。これによって前記ボデイサイドメンバ21は、ホ
イルハウスアウタパネル5の下端部に沿うとともに、フ
ロアサイドパネル18に及ぶ閉断面24を形成している。さ
らにこのボデイサイドメンバ21の前端部には、水平状の
端部フランジ25が形成されており(第1図)、該端部フ
ランジ25は、前記ホイルハウスアウタパネル5に接合さ
れ車体側部骨格部材を構成するサイドシル26に接合し、
後端をフロアサイドパネル18に接合固定されている。
なお以上の各構成部材は、全て鋼板で成形されている。
一方リヤフエンダパネル9は、適宜の樹脂で成形され、
周部には上縁フランジ10、下縁フランジ11が突設されて
いる。前記上縁フランジ10は、ボルト14によりリヤピラ
インナパネル3に固持されており、下縁フランジ11は前
側部において、ボルト14によりホイルハウスアウタパネ
ル5の端縁フランジ20とボデイサイドメンバ21の側方フ
ランジ22bとの接合部に固持され、後側部においてクリ
ップ15によりボデイサイドメンバ21に固持されている。
周部には上縁フランジ10、下縁フランジ11が突設されて
いる。前記上縁フランジ10は、ボルト14によりリヤピラ
インナパネル3に固持されており、下縁フランジ11は前
側部において、ボルト14によりホイルハウスアウタパネ
ル5の端縁フランジ20とボデイサイドメンバ21の側方フ
ランジ22bとの接合部に固持され、後側部においてクリ
ップ15によりボデイサイドメンバ21に固持されている。
以上の構成に係る本実施例において、第4図をもって既
説したように、車両走行時には、ホイルハウスインナパ
ネル4とホイルハウスハウスアウタパネル5とで構成さ
れたホイルハウス16にリヤサスペンション17より上向き
荷重Fが入力される。このときホイルハウスアウタパネ
ル5の下端部には、ボデイサイドメンバ21が接合配置さ
れており、該ボデイサイドメンバ21は、前述のような閉
断面24を形成している。したがって該ボデイサイドメン
バ21は車体リヤサイド部における新たな骨格部材として
機能し、ホイルハウスアウタパネル5の変形を阻止する
とともに、ホイルハウス16に入力される上向き荷重Fを
支承する。しかもボデイサイドメンバの前端部は、最も
高剛性を有する車体骨格部材であるサイドシル26に接合
固定されていることから、前記荷重Fは、このサイドシ
ル26に伝達され支承され、したがってホイルハウスアウ
タパネル5に固持されたリヤフエンダパネル9の前記荷
重Fに対する負担率は激減する。よってリヤフエンダパ
ネル9を鋼板に比して剛性の低い樹脂で成形した構造に
おいて、前記荷重Fの入力に起因する車体振動が抑制さ
れ、乗車性能が向上するとともに、車体振動に伴って生
ずるきしみ音等の車体騒音は、解消されるのである。
説したように、車両走行時には、ホイルハウスインナパ
ネル4とホイルハウスハウスアウタパネル5とで構成さ
れたホイルハウス16にリヤサスペンション17より上向き
荷重Fが入力される。このときホイルハウスアウタパネ
ル5の下端部には、ボデイサイドメンバ21が接合配置さ
れており、該ボデイサイドメンバ21は、前述のような閉
断面24を形成している。したがって該ボデイサイドメン
バ21は車体リヤサイド部における新たな骨格部材として
機能し、ホイルハウスアウタパネル5の変形を阻止する
とともに、ホイルハウス16に入力される上向き荷重Fを
支承する。しかもボデイサイドメンバの前端部は、最も
高剛性を有する車体骨格部材であるサイドシル26に接合
固定されていることから、前記荷重Fは、このサイドシ
ル26に伝達され支承され、したがってホイルハウスアウ
タパネル5に固持されたリヤフエンダパネル9の前記荷
重Fに対する負担率は激減する。よってリヤフエンダパ
ネル9を鋼板に比して剛性の低い樹脂で成形した構造に
おいて、前記荷重Fの入力に起因する車体振動が抑制さ
れ、乗車性能が向上するとともに、車体振動に伴って生
ずるきしみ音等の車体騒音は、解消されるのである。
又この実施例においては、ボデイサイドメンバ21は、フ
ロアサイドパネル18に沿って車体後方に延設され、閉断
面24を形成している。したがって後面衝突時においてフ
ロアサイドパネル18に加わる前向き荷重に対して、同方
向に延在する閉断面24により有効的な支持剛性が得られ
るのである。なお前記実施例においては、リヤフエンダ
パネルを樹脂化したものを示したが、フロントフエンダ
パネルを樹脂化した場合においても同様の構成により同
様の作用効果が得られることは勿論である。
ロアサイドパネル18に沿って車体後方に延設され、閉断
面24を形成している。したがって後面衝突時においてフ
ロアサイドパネル18に加わる前向き荷重に対して、同方
向に延在する閉断面24により有効的な支持剛性が得られ
るのである。なお前記実施例においては、リヤフエンダ
パネルを樹脂化したものを示したが、フロントフエンダ
パネルを樹脂化した場合においても同様の構成により同
様の作用効果が得られることは勿論である。
考案の効果 以上説明したように本考案は、フエンダパネル9が適宜
の樹脂材で成形されてなる車体において、金属製ホイル
ハウスアウタパネル5の下端部に、略全長に渡ってボデ
イサイドメンバ21が接合され、両者で閉断面を構成す
るとともに、該閉断面を構成するボデイサイドメンバ2
1の車外側の少なくとも一つの面がフエンダパネル9の
車内側の面と互いに近接して対向するように配置され、
ボデイサイドメンバ21の一端部を車体側部骨格部材を
構成するサイドシル26に接合固定し、他端をフロアサ
イドパネル18に接合固定し、前記樹脂製フエンダパネ
ル9の下端部を前記ホイルハウスアウタパネル5の閉断
面の近傍に固定したので次に列記する効果を有する。
の樹脂材で成形されてなる車体において、金属製ホイル
ハウスアウタパネル5の下端部に、略全長に渡ってボデ
イサイドメンバ21が接合され、両者で閉断面を構成す
るとともに、該閉断面を構成するボデイサイドメンバ2
1の車外側の少なくとも一つの面がフエンダパネル9の
車内側の面と互いに近接して対向するように配置され、
ボデイサイドメンバ21の一端部を車体側部骨格部材を
構成するサイドシル26に接合固定し、他端をフロアサ
イドパネル18に接合固定し、前記樹脂製フエンダパネ
ル9の下端部を前記ホイルハウスアウタパネル5の閉断
面の近傍に固定したので次に列記する効果を有する。
(い)樹脂製フエンダパネルは、ホイルハウスアウタパ
ネルの下端部に略全長に渡ってボデイサイドメンバが接
合されて両者で構成された剛性の高い閉断面の近傍で支
持されるため、しっかりと固定されることができる。
ネルの下端部に略全長に渡ってボデイサイドメンバが接
合されて両者で構成された剛性の高い閉断面の近傍で支
持されるため、しっかりと固定されることができる。
(ろ)前記閉断面を構成するボデイサイドメンバ車外側
の少なくとも一つの面がフエンダパネルの車体側の面と
互いに近接して対向するように配置されているため、フ
エンダパネルが車室内側へたわんだ時、フエンダパネル
の車内側の面がボデイサイドメンバの車外側の面と当接
し、面で支えることができる。
の少なくとも一つの面がフエンダパネルの車体側の面と
互いに近接して対向するように配置されているため、フ
エンダパネルが車室内側へたわんだ時、フエンダパネル
の車内側の面がボデイサイドメンバの車外側の面と当接
し、面で支えることができる。
(は)ホイルハウスアウタパネルの下端部に閉断面部を
形成しているため、共振周波数が高くなり、共振周波数
の低い樹脂製フエンダパネルとの共振を起こしにくい。
形成しているため、共振周波数が高くなり、共振周波数
の低い樹脂製フエンダパネルとの共振を起こしにくい。
(に)ホイルハウスアウタパネルの下端部に閉断面部を
形成しているため、ホイルハウス自身の振動も遮断する
ことができる。
形成しているため、ホイルハウス自身の振動も遮断する
ことができる。
(ほ)ボデイサイドメンバが車体側部骨格部材と連結し
ているため、フエンダパネルからの力を車体全体で支え
ることができ、上記(い)〜(に)の効果と相俟って車
体振動を抑制し、車体振動に伴うきしみ音等の騒音の発
生を防止することができる。
ているため、フエンダパネルからの力を車体全体で支え
ることができ、上記(い)〜(に)の効果と相俟って車
体振動を抑制し、車体振動に伴うきしみ音等の騒音の発
生を防止することができる。
第1図は、本考案の一実施のリヤフエンダパネルを取り
外した状態を示す斜視図、第2図は、リヤフエンダパネ
ルを取り付けた状態における第1図II−II線断面図、第
3図はリヤフエンダパネルを取り付けた状態における第
1図III−III線断面図、第4図は従来の車体外観説明
図、第5図は、第4図V−V線断面図、第6図は第4図
VI−VI線断面図、第7図は第4図VII−VII線断面図であ
る。 5…ホイルハウスアウタパネル、9…(リヤ)フエンダ
パネル、19…(ホイルハウスパネルの)屈曲凹部、21…
ボデイサイドメンバ、24…閉断面、25…(ボデイサイド
メンバの)端部フランジ、26…サイドシル。
外した状態を示す斜視図、第2図は、リヤフエンダパネ
ルを取り付けた状態における第1図II−II線断面図、第
3図はリヤフエンダパネルを取り付けた状態における第
1図III−III線断面図、第4図は従来の車体外観説明
図、第5図は、第4図V−V線断面図、第6図は第4図
VI−VI線断面図、第7図は第4図VII−VII線断面図であ
る。 5…ホイルハウスアウタパネル、9…(リヤ)フエンダ
パネル、19…(ホイルハウスパネルの)屈曲凹部、21…
ボデイサイドメンバ、24…閉断面、25…(ボデイサイド
メンバの)端部フランジ、26…サイドシル。
Claims (1)
- 【請求項1】フエンダパネル9が適宜の樹脂材で成形さ
れてなる車体において、金属製ホイルハウスアウタパネ
ル5の下端部に、略全長に渡ってボデイサイドメンバ2
1が接合され、両者で閉断面を構成するとともに、該閉
断面を構成するボデイサイドメンバ21の車外側の少な
くとも一つの面がフエンダパネル9の車内側の面と互い
に近接して対向するように配置され、ボデイサイドメン
バ21の一端部を車体側部骨格部材を構成するサイドシ
ル26に接合固定し、他端をフロアサイドパネル18に
接合固定し、前記樹脂製フエンダパネル9の下端部を前
記ホイルハウスアウタパネル5の閉断面の近傍に固定し
たことを特徴とする車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985097205U JPH06302Y2 (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 | 車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985097205U JPH06302Y2 (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 | 車体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS624479U JPS624479U (ja) | 1987-01-12 |
JPH06302Y2 true JPH06302Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=30656736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985097205U Expired - Lifetime JPH06302Y2 (ja) | 1985-06-26 | 1985-06-26 | 車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06302Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59100673U (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-07 | マツダ株式会社 | 自動車の後部車体構造 |
-
1985
- 1985-06-26 JP JP1985097205U patent/JPH06302Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS624479U (ja) | 1987-01-12 |
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