JPH09309457A - 小型車両の車体構造 - Google Patents

小型車両の車体構造

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JPH09309457A
JPH09309457A JP12734496A JP12734496A JPH09309457A JP H09309457 A JPH09309457 A JP H09309457A JP 12734496 A JP12734496 A JP 12734496A JP 12734496 A JP12734496 A JP 12734496A JP H09309457 A JPH09309457 A JP H09309457A
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JP
Japan
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cabin
attached
vehicle
small
front hood
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12734496A
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English (en)
Inventor
Takahito Sekida
孝人 関田
Masao Ogawa
雅雄 小川
Yutaka Murata
裕 村田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型車両の車体構造の簡略化を図る。 【解決手段】 小型車両の車体5を上部キャビン30、
下部キャビン40、フロントフード50及びリヤバンパ
ー60で構成し、上部キャビン30と下部キャビン40
の前方結合部59に支持ステー52を介してフロントフ
ード50を取付ける。前方結合部59は上部キャビン3
0や下部キャビン40の他の部分に比べて強度が十分に
あるので、補強用部材を別個に設ける必要や、上部キャ
ビン30や下部キャビン40の取付部分の肉厚を厚く成
型する必要がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1〜2人乗用の
小型車両の車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】このような小型車両は、特開昭61−1
66776に示すように、上部キャビンと下部キャビン
を結合して車室を形成し、この上部キャビンと下部キャ
ビンの結合部とは別個の箇所に補強用部材を設け、この
補強用部材を介してフロントフードが取付けられてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のよう
に、上部キャビン又は下部キャビンに補強用部材を取付
けるにはキャビン側に十分な強度が要求されるが、小型
車両用のキャビンは一般に樹脂等で形成されているた
め、取付部の板厚増、リブの追加、インサートプレート
の挿入等の対応が必要となり、重量増を招くことにな
る。
【0004】また、リブを追加する場合には、型抜きを
する上での制限を受け、望み通りにリブを形成できない
場合もある。さらに、車室の前後にフロントフードやリ
ヤバンパーを取付けるには、これらの支持構造を車室側
に形成する必要もある。したがって、上下キャビンの結
合部構造並びにフロントフードやリヤバンパーの支持構
造を簡略化することが望まれる。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本願発明に係る小型車両の車体構造は、車体フレーム上
へ支持される車室を上部キャビンと下部キャビンを結合
して形成するとともに、車室の前方側にフロントフード
を取付け、後方側にリヤバンパーを取付けた小型車両の
車体構造において、上部キャビンと下部キャビンの前方
結合部にフロントフードを取付けたことを特徴とする。
【0006】さらに、フロントフードを前方結合部へ支
持ステーを介して取付けることもできる。また、車体フ
レームの前部に衝撃吸収部を設け、この衝撃吸収部の前
端部にバンパー部材を設けるとともに、このバンパー部
材にフロントフードの前側部分を結合することや、前方
結合部をフロントフードで覆うこともできる。
【0007】さらに、上部キャビンと下部キャビンの後
方結合部に前記リヤバンパーを取付けることもできる。
【0008】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、上部キャ
ビンと下部キャビンの結合部は、他の一般の面より強度
があるので、強固にフロントフードを取付けることがで
きる。しかも、フロントフードを取付けるための補強用
部材の取付けや、板厚増を回避できるので、全体の軽量
化、低廉化を図ることができる。しかも、フロントフー
ド支持構造を簡略化できる。
【0009】また、組立作業時において、上部キャビン
と下部キャビンを接着剤等により接合する際には、フロ
ントフードを接着までの固定治具として機能させること
もできる。
【0010】請求項2に係る発明によれば、フロントフ
ードを支持ステーを介して前方結合部へ取付けるので取
付け、取外し作業が容易になる。請求項3に係る発明に
よれば、フロントフードの前側部分をバンパー部材に結
合するので、フロントフードをガタつきなく確実に取付
けることができる。
【0011】請求項4に係る発明によれば、前方結合部
がフロントフードで覆われているので、外観性が損なわ
れることがない。
【0012】請求項5に係る発明によれば、リヤバンパ
ーも後方結合部に取付けられるので、補強用部材の取付
けや板厚増を回避でき、全体の軽量化、低廉化を図るこ
とができる。また、リヤバンパーの支持構造を簡略化で
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1乃至図4に基づいて本発明の
一実施形態を説明する。図4は本発明の適用された小型
車両の側面図であり、左右各一対づつ設けられる前輪1
及び後輪2の間に車体フレーム3を配設し、この車体フ
レーム3の上に車室を構成する車体5を支持している。
【0014】車体5は後述するように上部キャビン3
0、下部キャビン40、フロントフード50及びリヤバ
ンパー60で形成されている。車室内には運転席6が設
けられ、この運転席6の前方にはハンドル8が配置され
ている。
【0015】図3は、車体フレーム3、フロントフード
50及びリヤバンパー60を分解して示す斜視図であ
り、この図に示すように、車体フレーム3は、略四辺形
に構成された矩形枠部10とその前方に形成された衝撃
吸収部20とを有する。
【0016】矩形枠部10の前部クロスメンバ12には
ビーム部材22、23、24が一体に設けられ、これら
ビーム部材22、23、24の各前端部はバンパー部材
26へ結合されている。
【0017】図2は車体5のうち、車室を構成する上部
キャビン30と下部キャビン40を分離して示す斜視図
である。この図に明らかなように、上部キャビン30の
前側には前側合わせ部32が、後側には後側合わせ部3
4が形成され、下部キャビン40の前側には前側合わせ
部42が、後側には後側合わせ部44がそれぞれ上部キ
ャビン30に対応して形成されている。
【0018】下部キャビン40の前側合わせ部42に
は、上部キャビン30の前側合わせ部32に形成された
凹部36に嵌合する位置決め用の凸部46が形成されて
いる。また同様に、下部キャビン40の後側合わせ部4
4には、上部キャビン30の後側合わせ部34に形成さ
れた凹部38に嵌合する位置決め用の凸部48が形成さ
れている。
【0019】前側合わせ部32、42の各前方には前フ
ランジ33及び同44がそれぞれ一体に突出形成され
(図1参照)、後側合わせ部34、44にも同様に後フ
ランジ(図示省略)が一体に突出形成されている。
【0020】上部キャビン30と下部キャビン40は樹
脂製であり、例えば、FRPで中空に形成された外皮
と、その中空部内へ充填された発泡材で形成され、これ
らの凹部36、38及び凸部46、48は上下の各キャ
ビン成型時に一体に成型される。
【0021】上部キャビン30と下部キャビン40は前
側合わせ部32、42と後側合わせ部34、44を接着
剤等で結合することにより一体化され、前側合わせ部3
2、42で前方結合部59が形成され、後側合わせ部3
4、44で後方結合部69が形成される。
【0022】図1はフロントフード50を取付けた状態
の図2の1−1線断面図である。この図からも明らかな
ように、フロントフード50は支持ステー52を介して
上部キャビン30及び下部キャビン40の前方結合部5
9に取付けられる。
【0023】支持ステー52は、下部52aと上部52
bが反対方向に屈折する断面略クランク形状をなし、上
部キャビン30の前フランジ33と下部キャビン40の
前フランジ43と下部52aを重ね合わせ、段付ボルト
56により共締めすることにより固定されている。
【0024】段付ボルト56により前フランジ33、4
3を締結することにより、上部キャビン30と下部キャ
ビン40の前方結合部59における位置決めができる。
【0025】一方、フロントフード50は、上部52b
と段付ボルト54で締結することにより支持ステー52
に固定される。
【0026】なお、前方結合部59の車室内側には上部
キャビン30と下部キャビン40の各前方結合部59部
分にナット71、73が一体に設けてあり、これらのナ
ット71、73に対してステアリングブラケット70が
ボルト72、74により固定される。
【0027】これは接合面を補強するとともに、高い取
付強度を要求されるステアリングブラケット70を前方
結合部59に取付ける構造になっている。ステアリング
ブラケット70はハンドル8のステアリング軸75(図
4参照)を回動自在に支持するための部材である。
【0028】図3に示すように、フロントフード50の
前端部51は、バンパー部材26に段付ボルト58によ
り固定される。
【0029】フロントフード50と同様に、リヤバンパ
ー60はリヤバンパー用の支持ステー62を介して上部
キャビン30と下部キャビン40の後方接合部69に段
付ボルト64で固定されている。
【0030】次に、本実施形態の作用を説明する。図1
に明らかなように、本実施形態においては、フロントフ
ード50の支持ステー52は、前側合わせ部32、42
の前方結合部59に固定される。
【0031】この前方結合部59は上部キャビン30、
下部キャビン40の他の部分より強度を備えるので、別
個の補強用部材を用いなくとも、支持ステー52及びフ
ロントフード50を取付けることができ、部品点数を削
減することができる。
【0032】また、上部キャビン30及び下部キャビン
40の取付部を補強のために肉厚に成型する必要もなく
なるので、重量増を回避することができるとともに、補
強用リブも不要にできる。
【0033】しかも、前方結合部59を挟んで上部キャ
ビン30と下部キャビン40にステアリングブラケット
70を締結することにより、前方結合部59の接合強度
をより一層高くできるとともに、ステアリングブラケッ
ト70の取付強度を前方結合部59により高めることが
できる。
【0034】また、組立作業時において、上部キャビン
30と下部キャビン40を接着剤等により接合する際に
は、支持ステー52を接着までの固定治具として機能さ
せることもできる。
【0035】そのうえ、支持ステー52の上部52bに
フロントフード50を取付け、下部52aを前方結合部
59に取付けたので、前方結合部59及び支持ステー5
2をフロントフード50で覆うことができ、外観性を向
上させることができる。
【0036】さらに、フロントフード50の前端部51
をバンパー部材26に固定したので、フロントフード5
0をより確実に車体フレーム3に取付けることができ
る。
【0037】また、後方結合部69に支持ステー62を
介してリヤバンパー60を取付けたので、やはり補強用
部材の削減、重量上の回避を図ることができる。
【0038】なお、本願発明は上記実施形態に限定され
ず種々の変形が可能であり、例えば、前方結合部59を
必ずしもフロントフード50で覆う必要はなく、また、
上部キャビン30及び下部キャビン40は必ずしも中空
の二重外皮構造でなくともよく、さらに金属製であって
もよい。前方結合部59における結合構造も接着以外の
種々の手段、例えば、ボルト締結、溶接等が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2における1−1線断面図
【図2】 上部キャビンと下部キャビンを分離して示す
斜視図
【図3】 車体フレーム、フロントフード及びリヤバン
パーを分離して示す斜視図
【図4】 本願発明が適用された小型車両の側面図
【符号の説明】
3:車体フレーム、6:運転席、30:上部キャビン、
40:下部キャビン、50:フロントフード、59:前
方結合部、60:リヤバンパー、69:後方結合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フレーム上へ支持される車室を上部キ
    ャビンと下部キャビンを結合して形成するとともに、車
    室の前方側にフロントフードを取付け、後方側にリヤバ
    ンパーを取付けた小型車両の車体構造において、上部キ
    ャビンと下部キャビンの前方結合部にフロントフードを
    取付けたことを特徴とする小型車両の車体構造。
  2. 【請求項2】フロントフードが前方結合部へ支持ステー
    を介して取付けられることを特徴とする請求項1記載の
    小型車両の車体構造。
  3. 【請求項3】前記車体フレームの前部に衝撃吸収部を設
    け、この衝撃吸収部の前端部にバンパー部材を設けると
    ともに、このバンパー部材にフロントフードの前側部分
    を結合したことを特徴とする請求項1記載の小型車両の
    車体構造。
  4. 【請求項4】前記前方結合部がフロントフードに覆われ
    ていることを特徴とする請求項1記載の小型車両の車体
    構造。
  5. 【請求項5】上部キャビンと下部キャビンの後方結合部
    に前記リヤバンパーを取付けたことを特徴とする請求項
    1記載の小型車両の車体構造。
JP12734496A 1996-05-22 1996-05-22 小型車両の車体構造 Withdrawn JPH09309457A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20030805