JP2581361Y2 - 自動車のセンタピラー部結合構造 - Google Patents

自動車のセンタピラー部結合構造

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JP2581361Y2
JP2581361Y2 JP1992061986U JP6198692U JP2581361Y2 JP 2581361 Y2 JP2581361 Y2 JP 2581361Y2 JP 1992061986 U JP1992061986 U JP 1992061986U JP 6198692 U JP6198692 U JP 6198692U JP 2581361 Y2 JP2581361 Y2 JP 2581361Y2
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center pillar
roof
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panel
reinforcement
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善一 立川
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車のセンタピラ
ー部、特にその上部における部材の結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示したようなセンタピラー
21を有する乗用車において、このセンタピラー21の
上部は例えば、図9及び図10に示されるような結合構
造となっていた。即ち図において、22はルーフパネ
ル、23はルーフ・リインフォース、24はルーフサイ
ドレール、25はドリップサイドチャンネル、26,2
7はセンタピラー21のセンタピラーインナ及びセンタ
ピラーアウタである。上記各部材は、図9に示したよう
にそれらの適所で溶接W(図中、×印により示した)に
より相互に固定されており、このような結合構造により
センタピラー21は一定の強度を備えるようになってい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のセンタピラー部の結合構造では、センタピラー21
の上部において、例えばセンタピラーアウタ27はルー
フサイドレール24又はドリップサイドチャンネル25
とは結合しているものの、ルーフ・リインフォース23
とは直接に結合されていない。このため、センタピラー
21上部の剛性は必ずしも十分なものとはいえなかっ
た。このように、センタピラー21上部付近の剛性が十
分でないと、特に車両横方向からの衝撃荷重等によって
変形するおそれがあり、安全性の点でも問題となる。
【0004】この考案は上記の問題に鑑み、特にセンタ
ピラー上部の高剛性化を図り、安全性及びボデー組付精
度等を向上し得る自動車のセンタピラー部結合構造を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、アウタパネ
ル及びインナパネルの内側にアウタ・リインフォース及
びインナ・リインフォースを設け、ルーフ・リインフォ
ースの上側にルーフパネルを被着し、ルーフパネル及び
ルーフ・リインフォースにドリップチャンネルを結合し
て成る自動車のセンタピラー部の結合構造において、
ウタパネル及びアウタ・リインフォースを相互に固定す
ると共に、それらの上部でルーフ・リインフォースと結
合し、またインナパネル及びインナ・リインフォース
相互に固定すると共に、それらの上部でルーフ・リイン
フォースと結合し、アウタパネルをドリップチャンネル
に結合することにより、このドリップチャンネルを介し
てアウタパネルがルーフ・リインフォースと結合するよ
うにしたものである。
【0006】
【作用】この考案によれば、アウタパネル及びインナパ
ネルの内側にそれぞれアウタ・リインフォース及びイン
ナ・リインフォースを備えており、しかもこれらの部材
は上記のように、センタピラー上部において相互に及び
ルーフ・リインフォースと結合している。このように、
センタピラー上部で各部材の結合関係を強固にしたこと
により、センタピラー部の剛性を高めることができる。
【0007】
【実施例】以下、図1乃至図7に基づき、この考案によ
る自動車のセンタピラー部の結合構造の一実施例を説明
する。図1はこの考案に係るセンタピラー部まわりの構
成を示している。図において1はサイドアウタパネル、
2はサイドインナパネル、3はサイドアウタパネル1の
内側に装着されたアウタ・リインフォース、4はサイド
インナパネル2の内側に装着されたインナ・リインフォ
ースである。また、5はルーフ・リインフォースで、そ
の上側にルーフパネル6(図2参照)が被着されるよう
になっている。さらに、7はドリップチャンネルであ
る。
【0008】上記サイドアウタパネル1及び上記アウタ
・リインフォース3は、図2に示したようにスポット溶
接等の溶接W1 により相互に固定されると共に、それら
の上部で溶接W2 によりルーフ・リインフォース5と結
合する。サイドアウタパネル1はまた、溶接W3 及び溶
接W4 によりドリップチャンネル7を介してルーフ・リ
インフォース5と結合する。なお、上記溶接W1 を行う
際、ルーフ・リインフォース5及びルーフパネル6が既
に組付完了していない場合が好適である。また上記サイ
ドインナパネル2及び上記インナ・リインフォース4
は、構造接着剤等により相互に固定されると共に、それ
らの上部でボルト8によりルーフ・リインフォース5と
結合する。
【0009】図3に示されるように、上記ボルト8は、
サイドインナパネル2の孔2a及びインナ・リインフォ
ース4の孔4aを挿通して、ルーフ・リインフォース5
に固設したナット9と締結されるようになっている。サ
イドアウタパネル1,サイドインナパネル2,アウタ・
リインフォース3及びインナ・リインフォース4は、整
合して重ね合わされるように結合され、図4に示したよ
うに上記ボルト8によってルーフ・リインフォース5に
固定される。なお、このボルト8を用いる場合の他に、
例えばスポット溶接,スタッドボルトによるナット掛け
締付け,構造接着剤又はアーク溶接などにより固定する
ことができる。
【0010】また図5に示されるように、サイドアウタ
パネル1,サイドインナパネル2,アウタ・リインフォ
ース3及びインナ・リインフォース4は、センタピラー
部の上部付近で図示のように、溶接W5 及び溶接W6
より相互に固定される。この場合、アウタ・リインフォ
ース3のフランジ部3aが溶接されるようになってい
る。さらに図6に示したように、アウタ・リインフォー
ス3及びインナ・リインフォース4のそれぞれフランジ
部3a及びフランジ部4bを溶接(W)するようにして
もよく、また、図7に示したようにインナ・リインフォ
ース4のフランジ部4bを溶接するようにしてもよい。
【0011】この考案の自動車のセンタピラー部結合構
造では、上記のように特にサイドアウタパネル1,サイ
ドインナパネル2,アウタ・リインフォース3及びイン
ナ・リインフォース4は、センタピラー上部において溶
接及びボルト締め等により、相互に結合し且つルーフ・
リインフォース5と結合している。このように、ルーフ
・リインフォース5と高い剛性で結合したことにより、
特に車両横方向からの衝撃荷重等に基づくセンタピラー
上部の変形を防止して安全性を向上させることができ
る。また車室内側への変形を防止することにより、荷
室,客室空間が有効に確保され、この点でも安全性が向
上する。
【0012】従来の車両では、所謂、出来なりのボデー
組付精度しか得られず、ボデーの捩じれ等が発生し易か
ったが、この考案のセンタピラー部結合構造によれば高
いボデー組付精度を得ることができる。そして、ボデー
組付精度を向上させたことにより、ボデー外装品,ドア
等の取付精度も向上するため、外装品の見栄え,品質の
向上を図ることができると共に、左右のドアのドア閉ま
り具合の差をなくすることができる。さらに、上記のよ
うに高い結合剛性を確保したことにより、NVH性能
(振動騒音に対する性能)を向上させることができる。
【0013】
【考案の効果】上述したようにこの考案の自動車のセン
タピラー部結合構造によれば、センタピラー上部におい
て各部材の結合関係を強固にしたことにより、センタピ
ラー部の剛性を高め、これにより安全性,ボデー組付精
度及びNVH性能等を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の自動車のセンタピラー部の結合構造
の一実施例による分解斜視図である。
【図2】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図3】この考案の自動車のセンタピラー部結合構造の
要部分解斜視図である。
【図4】この考案の自動車のセンタピラー部結合構造に
係るセンタピラー上部の要部斜視図である。
【図5】この考案の自動車のセンタピラー部結合構造に
係るセンタピラー上部付近の結合関係を示す図4のC−
C線に沿う断面図である。
【図6】センタピラー上部付近の結合関係の他の例を示
す断面図である。
【図7】センタピラー上部付近の結合関係の更に別の例
を示す断面図である。
【図8】従来のセンタピラー部結合構造に係る車両の部
分斜視図である。
【図9】図8のA−A線に沿う断面図である。
【図10】図8のセンタピラー部結合構造に係るセンタ
ピラー上部の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 サイドアウタパネル 2 サイドインナパネル 3 アウタ・リインフォース 4 インナ・リインフォース 5 ルーフ・リインフォース 6 ルーフパネル 7 ドリップチャンネル 8 ボルト 9 ナット W 溶接

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタパネル及びインナパネルの内側に
    それぞれ設けるアウタ・リインフォース及びインナ・リ
    インフォースと、ルーフ・リインフォースの上側に被着
    するルーフパネルと、このルーフパネル及び上記ルーフ
    ・リインフォースに結合するドリップチャンネルとを備
    え、 上記アウタパネル及び上記アウタ・リインフォースが相
    互に固定されると共に、それらの上部で上記ルーフ・リ
    インフォースと結合し、また上記インナパネル及び上記
    インナ・リインフォースが相互に固定されると共に、そ
    れらの上部で上記ルーフ・リインフォースと結合してお
    り、 上記アウタパネルが上記ドリップチャンネルに結合する
    ことにより、このドリップチャンネルを介して上記 ルー
    フ・リインフォースと結合するようにしたことを特徴と
    する、自動車のセンタピラー部結合構造。
JP1992061986U 1992-08-12 1992-08-12 自動車のセンタピラー部結合構造 Expired - Lifetime JP2581361Y2 (ja)

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JPH0618157U JPH0618157U (ja) 1994-03-08
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JP3659006B2 (ja) * 1998-08-04 2005-06-15 日産自動車株式会社 車両のサイドルーフレール構造
JP5681820B2 (ja) * 2014-02-07 2015-03-11 本田技研工業株式会社 車体の溶接構造
JP6079743B2 (ja) * 2014-10-15 2017-02-15 トヨタ自動車株式会社 車両上部構造
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