JPH0618157U - 自動車のセンタピラー部結合構造 - Google Patents

自動車のセンタピラー部結合構造

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JPH0618157U JP6198692U JP6198692U JPH0618157U JP H0618157 U JPH0618157 U JP H0618157U JP 6198692 U JP6198692 U JP 6198692U JP 6198692 U JP6198692 U JP 6198692U JP H0618157 U JPH0618157 U JP H0618157U
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reinforcement
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センタピラー上部の高剛性化を図り、安全性
及びボデー組付精度等を向上させる。 【構成】 アウタパネル1及びインナパネル2の内側に
それぞれアウタ・リインフォース3及びインナ・リイン
フォース4を備え、アウタパネル1及びアウタ・リイン
フォース3を相互に固定すると共に、それらの上部でル
ーフ・リインフォース5と結合させ、またインナパネル
2及びインナ・リインフォース4を相互に固定すると共
に、それらの上部でルーフ・リインフォース5と結合さ
せることにより、センタピラー上部において各部材の結
合関係を強固にし、結合剛性を向上させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のセンタピラー部、特にその上部における部材の結合構造 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図8に示したようなセンタピラー21を有する乗用車において、このセ ンタピラー21の上部は例えば、図9及び図10に示されるような結合構造とな っていた。即ち図において、22はルーフパネル、23はルーフ・リインフォー ス、24はルーフサイドレール、25はドリップサイドチャンネル、26,27 はセンタピラー21のセンタピラーインナ及びセンタピラーアウタである。 上記各部材は、図9に示したようにそれらの適所で溶接W(図中、×印により 示した)により相互に固定されており、このような結合構造によりセンタピラー 21は一定の強度を備えるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のセンタピラー部の結合構造では、センタピラー21 の上部において、例えばセンタピラーアウタ27はルーフサイドレール24又は ドリップサイドチャンネル25とは結合しているものの、ルーフ・リインフォー ス23とは直接に結合されていない。このため、センタピラー21上部の剛性は 必ずしも十分なものとはいえなかった。このように、センタピラー21上部付近 の剛性が十分でないと、特に車両横方向からの衝撃荷重等によって変形するおそ れがあり、安全性の点でも問題となる。
【0004】 この考案は上記の問題に鑑み、特にセンタピラー上部の高剛性化を図り、安全 性及びボデー組付精度等を向上し得る自動車のセンタピラー部結合構造を提供す ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の自動車のセンタピラー部の結合構造は、アウタパネル及びインナパ ネルの内側にそれぞれアウタ・リインフォース及びインナ・リインフォースを備 えていて、上記アウタパネル及び上記アウタ・リインフォースは相互に固定され ると共に、それらの上部でルーフ・リインフォースと結合し、また上記インナパ ネル及び上記インナ・リインフォースは相互に固定されると共に、それらの上部 でルーフ・リインフォースと結合するように構成されてなるものである。
【0006】
【作用】
この考案によれば、アウタパネル及びインナパネルの内側にそれぞれアウタ・ リインフォース及びインナ・リインフォースを備えており、しかもこれらの部材 は上記のように、センタピラー上部において相互に及びルーフ・リインフォース と結合している。このように、センタピラー上部で各部材の結合関係を強固にし たことにより、センタピラー部の剛性を高めることができる。
【0007】
【実施例】
以下、図1乃至図7に基づき、この考案による自動車のセンタピラー部の結合 構造の一実施例を説明する。 図1はこの考案に係るセンタピラー部まわりの構成を示している。図において 1はサイドアウタパネル、2はサイドインナパネル、3はサイドアウタパネル1 の内側に装着されたアウタ・リインフォース、4はサイドインナパネル2の内側 に装着されたインナ・リインフォースである。また、5はルーフ・リインフォー スで、その上側にルーフパネル6(図2参照)が被着されるようになっている。 さらに、7はドリップチャンネルである。
【0008】 上記サイドアウタパネル1及び上記アウタ・リインフォース3は、図2に示し たようにスポット溶接等の溶接W1 により相互に固定されると共に、それらの上 部で溶接W2 によりルーフ・リインフォース5と結合する。サイドアウタパネル 1はまた、溶接W3 及び溶接W4 によりドリップチャンネル7を介してルーフ・ リインフォース5と結合する。なお、上記溶接W1 を行う際、ルーフ・リインフ ォース5及びルーフパネル6が既に組付完了していない場合が好適である。 また上記サイドインナパネル2及び上記インナ・リインフォース4は、構造接 着剤等により相互に固定されると共に、それらの上部でボルト8によりルーフ・ リインフォース5と結合する。
【0009】 図3に示されるように、上記ボルト8は、サイドインナパネル2の孔2a及び インナ・リインフォース4の孔4aを挿通して、ルーフ・リインフォース5に固 設したナット9と締結されるようになっている。 サイドアウタパネル1,サイドインナパネル2,アウタ・リインフォース3及 びインナ・リインフォース4は、整合して重ね合わされるように結合され、図4 に示したように上記ボルト8によってルーフ・リインフォース5に固定される。 なお、このボルト8を用いる場合の他に、例えばスポット溶接,スタッドボルト によるナット掛け締付け,構造接着剤又はアーク溶接などにより固定することが できる。
【0010】 また図5に示されるように、サイドアウタパネル1,サイドインナパネル2, アウタ・リインフォース3及びインナ・リインフォース4は、センタピラー部の 上部付近で図示のように、溶接W5 及び溶接W6 により相互に固定される。この 場合、アウタ・リインフォース3のフランジ部3aが溶接されるようになってい る。 さらに図6に示したように、アウタ・リインフォース3及びインナ・リインフ ォース4のそれぞれフランジ部3a及びフランジ部4bを溶接(W)するように してもよく、また、図7に示したようにインナ・リインフォース4のフランジ部 4bを溶接するようにしてもよい。
【0011】 この考案の自動車のセンタピラー部結合構造では、上記のように特にサイドア ウタパネル1,サイドインナパネル2,アウタ・リインフォース3及びインナ・ リインフォース4は、センタピラー上部において溶接及びボルト締め等により、 相互に結合し且つルーフ・リインフォース5と結合している。 このように、ルーフ・リインフォース5と高い剛性で結合したことにより、特 に車両横方向からの衝撃荷重等に基づくセンタピラー上部の変形を防止して安全 性を向上させることができる。また車室内側への変形を防止することにより、荷 室,客室空間が有効に確保され、この点でも安全性が向上する。
【0012】 従来の車両では、所謂、出来なりのボデー組付精度しか得られず、ボデーの捩 じれ等が発生し易かったが、この考案のセンタピラー部結合構造によれば高いボ デー組付精度を得ることができる。そして、ボデー組付精度を向上させたことに より、ボデー外装品,ドア等の取付精度も向上するため、外装品の見栄え,品質 の向上を図ることができると共に、左右のドアのドア閉まり具合の差をなくする ことができる。 さらに、上記のように高い結合剛性を確保したことにより、NVH性能(振動 騒音に対する性能)を向上させることができる。
【0013】
【考案の効果】
上述したようにこの考案の自動車のセンタピラー部結合構造によれば、センタ ピラー上部において各部材の結合関係を強固にしたことにより、センタピラー部 の剛性を高め、これにより安全性,ボデー組付精度及びNVH性能等を向上させ ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の自動車のセンタピラー部の結合構造
の一実施例による分解斜視図である。
【図2】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図3】この考案の自動車のセンタピラー部結合構造の
要部分解斜視図である。
【図4】この考案の自動車のセンタピラー部結合構造に
係るセンタピラー上部の要部斜視図である。
【図5】この考案の自動車のセンタピラー部結合構造に
係るセンタピラー上部付近の結合関係を示す図4のC−
C線に沿う断面図である。
【図6】センタピラー上部付近の結合関係の他の例を示
す断面図である。
【図7】センタピラー上部付近の結合関係の更に別の例
を示す断面図である。
【図8】従来のセンタピラー部結合構造に係る車両の部
分斜視図である。
【図9】図8のA−A線に沿う断面図である。
【図10】図8のセンタピラー部結合構造に係るセンタ
ピラー上部の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 サイドアウタパネル 2 サイドインナパネル 3 アウタ・リインフォース 4 インナ・リインフォース 5 ルーフ・リインフォース 6 ルーフパネル 7 ドリップチャンネル 8 ボルト 9 ナット W 溶接

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタパネル及びインナパネルの内側に
    それぞれアウタ・リインフォース及びインナ・リインフ
    ォースを備えており、上記アウタパネル及び上記アウタ
    ・リインフォースが相互に固定されると共に、それらの
    上部でルーフ・リインフォースと結合し、また上記イン
    ナパネル及び上記インナ・リインフォースが相互に固定
    されると共に、それらの上部でルーフ・リインフォース
    と結合するようにしたことを特徴とする、自動車のセン
    タピラー部結合構造。
JP1992061986U 1992-08-12 1992-08-12 自動車のセンタピラー部結合構造 Expired - Lifetime JP2581361Y2 (ja)

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