JPH049274Y2 - - Google Patents

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JPH049274Y2
JPH049274Y2 JP17466886U JP17466886U JPH049274Y2 JP H049274 Y2 JPH049274 Y2 JP H049274Y2 JP 17466886 U JP17466886 U JP 17466886U JP 17466886 U JP17466886 U JP 17466886U JP H049274 Y2 JPH049274 Y2 JP H049274Y2
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JP
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panel
rocker
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rocker panel
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JP17466886U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のロツカ部構造の改良に関
する。
【従来の技術】
従来、フロントボデイとメインボデイとの結合
剛性を向上させるロツカ部構造として、実公昭61
−35493号で既に本出願人が提案している如く、
第5図に示されるように、フロントフエンダ1と
ロツカパネル2の剛性の高い部位間にフロントフ
エンダツウロツカパネルブレース3を設けたもの
がある。 又、同様にフロントボデイとメインボデイとの
結合剛性を向上させる車体構造として、実開昭60
−67230号で既に本出願人が提案している如く、
第6図に示されるように、フロントサイドメンバ
4の側面内側とフロアトンネル5の縦壁5Aをリ
インホースメント6で結合し、且つこのリインホ
ースメント6はダツシユパネル7の前面縦壁7A
に接合されたものがある。 又、フロントボデイとメインボデイとの結合剛
性を向上させる車体構造として、特開昭59−
190060号公報で開示されるように、左右の両アツ
パ骨格フレームが、フロントピラーよりの部分で
下向きに傾斜して、該フロントピラーの上下中央
部あるいはそれよりも下部に結合されたものが提
案されている。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、上記従来の車体構造において
は、フロントサイドメンバとロツカパネルとが直
接的に連結されておらず、且つこれら連結部は補
強されていないため、フロントアンダーボデイで
あるフロントサイドメンバとメインボデイ下部骨
格であるロツカパネルとの充分な結合剛性が得ら
れないという問題点がある。 ところで、高速走行時の振動低減に寄与する車
体の2節曲げ剛性は、アンダーボデイ骨格系の剛
性が支配的である。しかしながら、従来の車体構
造にあつては、前述したように、フロアサイドメ
ンバとロツカパネルとの結合剛性が充分得られな
いため、高速走行時における、車室内の振動及び
騒音を充分に低減することができないという問題
点がある。
【考案の目的】
この考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされ
たものであつて、フロントボデイとメインボデイ
との結合剛性を向上することができ、これによ
り、高速走行時における車体の振動及び騒音性能
を改善することのできる自動車のロツカ部構造を
提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この考案は、エンジンルーム内で車体幅方向両
側に車体前後方向に配置されるフロントサイドメ
ンバと、車体幅方向両側に車体前後方向に配置さ
れ、前部が前記フロントサイドメンバの後部に連
結されるロツカパネルと、車体幅方向両側に配置
され、前記ロツカパネルの前部に下端が連結され
るフロントピラーと、を含む自動車のロツカ部構
造において、少なくとも前記ロツカパネルの前部
と前記フロントサイドメンバの後部との連結部の
外側を被い、この連結部と共に閉断面を形成する
リインホースメントを、前記ロツカパネル及びフ
ロントサイドメンバに一体的に連結して設けるこ
とにより、上記目的を達成するものである。 又、この考案の実施態様は、前記フロントサイ
ドメンバの後部は前記ロツカパネルの前部の車体
幅方向内側に連結され、前記リインホースメント
は、前記連結部の前方のフロントサイドメンバ外
側及びロツカパネルの前端を被い、且つこれらフ
ロントサイドメンバ外側及びロツカパネルの前端
と共に閉断面を形成してなることにより、上記目
的を達成するものである。 又、この考案の実施態様は、前記リインホース
メントが、前記ロツカパネルを構成するロツカア
ウタパネルの前端を前方に延在して、この延在部
により構成されることにより、上記目的を達成す
るものである。
【作用】
この考案においては、フロントサイドメンバの
後部とロツカパネルの前部との連結部の外側を被
い、この連結部と共に閉断面を形成するリインホ
ースメントが、前記ロツカパネル及びフロントサ
イドメンバに一体的に連結して設けられることに
より、フロントサイドメンバとロツカパネルとの
結合剛性を向上することができる。これにより、
フロントボデイとメインボデイとの結合剛性を向
上することができ、高速走行時の振動及び騒音性
能を改善することができる。
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。 第1実施例は、第1図乃至第3図に示されるよ
うに、エンジンルーム10内で車体幅方向両側に
車体前後方向に配置されるフロントサイドメンバ
12と、車体幅方向両側に車体前後方向に配置さ
れ、前部14Aが前記フロントサイドメンバ12
の後部12Aに連結されるロツカパネル14と、
車体幅方向両側に配置され、前記ロツカパネル前
部14Aに下端16Aが連結されるフロントピラ
ー16と、車体幅方向両側に配置されるカウルサ
イドパネル18と、を含む自動車のロツカ部構造
において、前記ロツカパネル14の前部14Aと
前記フロントサイドメンバ12の後部12Aとの
連結部13の外側を被い、この連結部13と共に
閉断面を形成するリインホースメント24を、前
記ロツカパネル14及びフロントサイドメンバ1
2に一体的に連結して設けて構成されている。 前記カウルサイドパネル18は、前記フロント
サイドメンバ12の外側位置から前記フロントピ
ラー16の内側に至る範囲で車体前後方向且つ上
下方向に連続的に設けられ、前記カウルサイドパ
ネル18の下部18Aとフロントサイドメンバイ
ンナパネル20とは閉断面を形成し、前記カウル
サイドパネル18の後下部18Bとロツカアウタ
パネル22とは閉断面を形成し、前記カウルサイ
ドパネル18の後部18Cとフロントピラーアウ
タパネル26とは閉断面を形成して構成されてお
り、前記フロントサイドメンバ12の後部12A
は前記ロツカパネル14の前部14Aの車体幅方
向内側に連結するようにされている。 前記フロントサイドメンバインナパネル20及
びフロントピラーアウタパネル26は、断面ハツ
ト形状に折曲形成されており、そのフランジ20
A,26Aを介しカウルサイドパネル18に接合
されている。 前記リインホースメント24は、前記連結部1
3の前方のフロントサイドメンバ12外側及びロ
ツカパネル14の前端を被い、且つこれらフロン
トサイドメンバ12外側及びロツカパネル14の
前端と共に閉断面を形成するように構成されい
る。具体的には、このリインホスメント24は断
面略ハツト形状に折曲形成されており、そのフラ
ンジ24Aを介して前記カウルサイドパネル18
の下部18A、前記フロントピラーアウタパネル
26の下部26B、及び前記ロツカアウタパネル
22の前部22Aそれぞれに溶着されている。 前記ロツカパネル14の前部14Aは、インナ
パネルとして機能するカウルサイドパネル18の
後下部18Bと断面略ハツト形状のロツカアウタ
パネル22とを、該アウタパネル22のフランジ
22Bを介し接合することにより構成されてい
る。これにより、前記フロントサイドメンバ12
の後部12Aと前記ロツカパネル14の前部14
Aとは、前記カウルサイドパネル18の後下部1
8Bを共有することで結合されることになる。 即ち、具体的には、フロントサイドメンバ12
の後部12Aのアウタパネルとして機能するカウ
ルサイドパネル18の後下部18Bが、前記ロツ
カパネル14の前部14Aのインナパネルとして
機能することで、フロントサイドメンバ12及び
ロツカパネル14を結合するようにしている。 なお、図中の符号28はアツパ骨格フレームを
示す。このアツパ骨格フレーム28は、前記カウ
ルサイドパネル18の上部とアツパ骨格フレーム
アウタパネル30とから構成されている。 又、図中の符号32は、図示省略のフロントサ
スペンシヨンのスプリング上端部を支持するスプ
リングサポート部を示す。このスプリングサポー
ト部32は、側壁32Aと該側壁32Aの上端に
フランジを介し溶着されるスプリングサポートプ
レート32Bとから構成されている。 又、図中の符号36はカウルパネルを示す。 この第1実施例によれば、フロントサイドメン
バ12の後部12Aとロツカパネル14の前部1
4Aとの連結部13の外側を被い、この連結部1
3と共に閉断面を形成するリインホースメント2
4が、前記ロツカパネル14及びフロントサイド
メンバ12に一体的に連結して設けられることに
より、第3図に示されるように、リインホースメ
ント24、カウルサイドパネル18、及びフロン
トサイドメンバインナパネル20により二重の閉
断面構造とされ、フロントサイドメンバ12及び
ロツカパネル14の結合剛性を比較的簡単な構成
で向上させることができる。これにより、高速走
行時の振動及び騒音性能を改善することができ
る。 特に、本実施例の場合、ロツカパネル14の前
部14Aは、ロツカアウタパネル22と前記カウ
ルサイドパネル18の後下部18Bとにより閉断
面とされることにより、フロントサイドメンバ1
2の後部12Aとロツカパネル14の前部14A
とは前記カウルサイドパネル18の後下部18B
を共有することで結合されることになる。従つ
て、フロントサイドメンバ12とロツカパネル1
4とは二重の閉断面構造により連結されるため、
即ち、前記連結部13が二重の閉断面構造とされ
るため、これらの結合剛性をより一層向上するこ
とができる。 次に、第4図を参照して、この考案の第2実施
例を説明する。なお、前記第1実施例と同一部材
には同一の符号を付してその説明を省略する。 第2実施例は、リインホースメント25を、前
記ロツカパネル15のロツカアウタパネル23の
前端を前方に延在して、この延在部により構成し
たものである。図中の符号25Aは、リインホー
スメント25をカウルサイドパネル18に溶着す
るためのフランジを示す。 従つて、この第2実施例によれば、リインホー
スメント25がロツカアウタパネル15と一体的
に構成されることにより、部品点数及び取付け工
数を減少することができる。
【考案の効果】
以上説明した通り、この考案によれば、構成を
簡単なものとしてフロントボデイとメインボデイ
との結合剛性を向上することができ、これによ
り、高速走行時の振動及び騒音性能を改善するこ
とができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る自動車のロツカ部構
造の実施例を示す斜視図、第2図は、同実施例の
要部を分解して示す斜視図、第3図は、第1図に
おける−線に沿う断面図、第4図は、この考
案の第2実施例を示す斜視図、第5図及び第6図
は、従来の車体構造を示す斜視図である。 10……エンジンルーム、12……フロントサ
イドメンバ、14……ロツカパネル、16……フ
ロントピラー、18……カウルサイドパネル、2
0……フロントサイドメンバインナパネル、22
……ロツカアウタパネル、24……リインホース
メント、26……フロントピラーアウタパネル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エンジンルーム内で車体幅方向両側に車体前
    後方向に配置されるフロントサイドメンバと、
    車体幅方向両側に車体前後方向に配置され、前
    部が前記フロントサイドメンバの後部に連結さ
    れるロツカパネルと、車体幅方向両側に配置さ
    れ、前記ロツカパネルの前部に下端が連結され
    るフロントピラーと、を含む自動車のロツカ部
    構造において、少なくとも前記ロツカパネルの
    前部と前記フロントサイドメンバの後部との連
    結部の外側を被い、この連結部と共に閉断面を
    形成するリインホースメントを、前記ロツカパ
    ネル及びフロントサイドメンバに一体的に連結
    して設けてなる自動車のロツカ部構造。 (2) 前記フロントサイドメンバの後部は前記ロツ
    カパネルの前部の車体幅方向内側に連結され、
    前記リインホースメントは、前記連結部の前方
    のフロントサイドメンバ外側及びロツカパネル
    の前端を被い、且つこれらフロントサイドメン
    バ外側及びロツカパネルの前端と共に閉断面を
    形成してなる実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の自動車のロツカ部構造。 (3) 前記リインホースメントは、前記ロツカパネ
    ルを構成するロツカアウタパネルの前端を前方
    に延在して、この延在部により形成してなる実
    用新案登録請求の範囲第2項記載の自動車のロ
    ツカ部構造。
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FR3058110B1 (fr) * 2016-10-27 2020-07-24 Peugeot Citroen Automobiles Sa Renfort de la structure avant d’un vehicule automobile pour choc frontal a faible recouvrement

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