JPH0426302Y2 - - Google Patents

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JPH0426302Y2
JPH0426302Y2 JP1986165354U JP16535486U JPH0426302Y2 JP H0426302 Y2 JPH0426302 Y2 JP H0426302Y2 JP 1986165354 U JP1986165354 U JP 1986165354U JP 16535486 U JP16535486 U JP 16535486U JP H0426302 Y2 JPH0426302 Y2 JP H0426302Y2
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panel
cowl side
cowl
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rocker
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JP1986165354U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のカウルサイド部構造の改
良に関する。
【従来の技術】
従来、フロントボデイとメインボデイとの結合
剛性を向上させるカウルサイド部構造としては、
発明協会公開技報、技報番号86−1938(昭和61年
2月20日公開)で既に本出願人が提案している如
く、第5図に示されるように、フロントピラー1
と、このフロントピラー1の略中央部に車体前方
に取付けられるエプロンアツパメンバ2と、これ
らフロントピラー1とエプロンアツパメンバ2と
の間に斜めに取付けられる補強メンバ3と、前記
フロントピラー1の下部に連結されるロツカパネ
ル4とから構成されるものがある。 又、実開昭60−24673号公報で開示されるよう
に、フロアサイドフレームの前部に接続される延
長部を含むフロントサイドフレームの該延長部
を、サイドフレームアウタパネルとサイドフレー
ムインナパネルとを接合することにより構成され
たものが提案されている。 更に、実開昭61−855785号公報に開示されるよ
うに、ホイルハウス部と、側板部と、底板部と、
カウルサイドを一体に備えたフエンダエプロンリ
ヤを構成し、前記ホイルハウス部の車体幅方向内
側面にフロントサイドメンバを溶着し、前端には
フロントスプリングサポートを溶着し、更に、後
側のカウルサイド部分の車体幅方向外側には、フ
ロントピラーからロツカパネルを接続して、メイ
ンボテイへの結合剛性を向上させたフロントアン
ダーボデイがある。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、前記公開技報86−1938で提案さ
れるカウルサイド部構造にあつては、前記補強メ
ンバ3が閉断面構造とされることにより、この補
強メンバ3のフロントピラー1やエプロンアツパ
メンバ2との結合部の形状が複雑となり、その溶
接作業性が低下して、この補強メンバ3と他のメ
ンバとの結合剛性が充分に得られないという問題
点がある。又、ボデイの曲げ荷重に対し前記補強
メンバ3は曲げによつて荷重を受けるため剛性が
不充分となる。従つて、フロントボデイとメイン
ボデイとの結合剛性を充分なものとすることがで
きないという問題点がある。 又、補強メンバ3を設けることにより、車両重
量が増大するという問題点がある。 上記実開昭60−24673号公報で提案される自動
車の前部車体構造にあつては、フロントサイドフ
レームとフロアサイドフレームとを接続する前記
フロントサイドフレームの延長部がアウタパネル
とインナパネルとを接合することにより構成され
るため、構成が複雑となり、部品点数及び溶接等
の組立て工数が増加するという問題点がある。 前記実開昭61−855785号公報で提案されたフロ
ントアンダーボデイは、フエンダエプロンリヤが
複雑に屈曲した構成となつているため、前記と同
様に、部品点数および溶接等の組立工数が増加す
るという問題点がある。
【考案の目的】
この考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされ
たものであつて、構成簡単にして、フロントボデ
イとメインボデイとの結合剛性を向上することが
でき、しかも、車両重量を増大することのない自
動車のカウルサイド部構造を提供することを目的
とする。
【問題点を解決するための手段】 この考案は、エンジンルーム内で車体幅方向両
側に車体前後方向に配置されるフロントサイドメ
ンバと、車体幅方向両側に配置され、フロントサ
スペンシヨンのスプリング上端部を支持するスプ
リングサポート部と、車体幅方向両側に車体前後
方向に配置され、前端が前記フロントサイドメン
バの後端に連結されるロツカパネルと、車体幅方
向両側に配置され、前記ロツカパネル前端に下端
が連結されるフロントピラーと、車体幅方向両側
に配置されるカウルサイドパネルと、を含む自動
車のカウルサイド部構造において、前記カウルサ
イドパネルは、略平板状部材であつて、前記フロ
ントサイドメンバの外側位置から前記フロントピ
ラーに至る範囲で前記スプリングサポート部設定
位置からフロントピラーまで車体前後方向且つ上
下方向に連続的に設けられ、前記スプリングサポ
ート部の側壁は、前記カウルサイドパネルの前上
部を前記エンジンルーム側に突出して形成され、
前記カウルサイドパネルの下部とフロントサイド
メンバインナパネルは閉断面を形成し、前記カウ
ルサイドパネルの後部とフロントピラーアウタパ
ネルは閉断面を形成して構成されることにより、
上記目的を達成するものである。 又、この考案の実施態様は、前記ロツカパネル
の前端が、ロツカアウタパネルと前記カウルサイ
ドパネルの後下部とから閉断面を形成して構成さ
れることにより、上記目的を達成するものであ
る。
【作用】
この考案においては、略平板状の比較的単純な
形状の部材であるカウルサイドパネルによつて、
フロントサイドメンバ、スプリングサポート部、
フロントピラー、及びロツカパネルが一体化され
ることにより、構成簡単にしてフロントボデイと
メインボデイとの結合剛性を向上させることがで
きる。 特に、車体に働く曲げ荷重を、ロツカパネルに
結合されたフロントサイドメンバの剛性とカウル
サイドパネルの面方向剛性(面内剛性)で受ける
ことができ、より一層フロントボデイとメインボ
デイとの結合剛性を向上することができる。これ
により、車体の曲げ剛性を向上することができ、
高速走行時の振動及び騒音性能を改善することが
できる。
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。 本実施例は、第1図乃至第4図に示されるよう
に、エンジンルーム10内で車体幅方向両側に車
体前後方向に配置されるフロントサイドメンバ1
2と、車体幅方向両側に配置され、フロントサス
ペンシヨンのスプリング上端部を支持するスプリ
ングサポート部14と、車体幅方向両側に車体前
後方向に配置され、前端16Aが前記フロントサ
イドメンバ12の後端12Aに連結されるロツカ
パネル16と、車体幅方向両側に配置され、前記
ロツカパネル16の前端16Aに下端18Aが連
結されるフロントピラー18と、車体幅方向両側
に配置されるカウルサイドパネル20と、を含む
自動車のカウルサイド部構造において、前記カウ
ルサイドパネル20は、略平板状部材であり、前
記フロントサイドメンバ12の外側位置から前記
フロントピラー18に至る範囲で前記スプリング
サポート部14の設定位置からフロントピラー1
8まで車体前後方向且つ上下方向に連続的に設け
られ、前記スプリングサポート部14の側壁14
Aは、前記カウルサイドパネル20の前上部20
Aを前記エンジンルーム側に突出して形成され、
前記カウルサイドパネル20の下部20Bとフロ
ントサイドメンバインナパネル22は閉断面を形
成し、前記カウルサイドパネル20の後部20C
とフロントピラーアウタパネル24は閉断面を形
成して構成されている。 なお、図中の符号26はフロントフエンダエプ
ロンを示す。このフロントフエンダエプロン26
は前記カウルサイドパネル20の前部に接合され
ている。このフロントフエンダエプロン26の下
部には前記フロントサイドメンバインナパネル2
2が接合されている。 又、図中の符号28はカウルパネルを示す。 前記スプリングサポート部14の側壁14A
は、横断面において半円形状となるようにエンジ
ンルーム側に突出形成されている。この側壁14
Aの上端は水平方向に折曲形成されており、フラ
ンジ14Bが形成されている。このフランジ14
Bには、サスペンシヨンサポートプレート30が
溶着されている。 前記フロントサイドメンバインナパネル22、
フロントピラーアウタパネル24は、断面ハツト
形状に折曲形成されており、そのフランジ22
A,24Aを介してカウルサイドパネル20に接
合されている。 前記ロツカパネル16の前端16Aは、インナ
パネルとして機能するカウルサイドパネル20の
後下部20Dと断面略ハツト形状のロツカアウタ
パネル32とを、該アウタパネル32のフランジ
32Aを介し接合することにより構成されてい
る。これにより、前記フロントサイドメンバ12
の後端12Aと前記ロツカパネル16の前端16
Aとは、前記カウルサイドパネル20の後下部2
0Dを共有することで結合されることになる。即
ち、具体的には、フロントサイドメンバ12の後
端12Aのアウタパネルとして機能するカウルサ
イドパネル20の後下部20Dが、前記ロツカパ
ネル18の前端18Aのインナパネルとして機能
することで、フロントサイドメンバ12及びロツ
カパネル18を結合するようにしている。 本実施例によれば、略平板状部材であつて、上
下、前後方向に連続するカウルサイドパネル20
に、フロントサイドメンバインナパネル22、フ
ロントピラーアウタパネル24、ロツカアウタパ
ネル32が各フランジ22A,24A,32Aを
介し溶着されることで、これらにより構成される
フロントサイドメンバ12、ロツカパネル16、
フロントピラー18が一体化され、これにより、
フロントボデイとメインボデイとの結合剛性を向
上することができる。 しかも、車体に働く曲げ荷重は、一体的に結合
されたフロントサイドメンバ12及びロツカパネ
ル16の剛性と、前記カウルサイドパネル20の
面内剛性とで受けることができ、より一層フロン
トボデイとメインボデイとの結合剛性を向上する
ことができる。 又、スプリングサポート部14の側壁14Aは
カウルサイドパネル20の前上部20Aがエンジ
ンルーム側に突出されることで形成されることに
より、従来の如く別物品であるスプリングサポー
ト部を設ける必要がなくなり、部品点数及び取付
け工数を減少することができる。 しかも、前記側壁14Aはカウルサイドパネル
20により構成されることにより、従来は別物品
とされていたスプリングサポート部をカウルサイ
ドパネル20と一体的に形成することができ、且
つこのカウルサイドパネル20はフロントサイド
メンバ12、ロツカパネル16、及びフロントピ
ラー18と一体化されているため、スプリングサ
ポート部の取付剛性を向上することができる。 又、フロントサイドメンバ12は、そのアウタ
パネルが前記カウルサイドパネル20の下部によ
り構成されることにより、部品点数を減少して、
車両重量の増大を抑えることができる。 特に、本実施例の場合は、板状のカウルサイド
パネル20に断面ハツト形状の各種パネル22,
24,32がそのフランジ22A,24A,32
Aを介し溶着されることにより、複雑な溶接面形
状となることなく、溶接を容易に行えるものとし
て溶接作業性を向上することができる。従つて、
溶接作業性の向上により、設計通りの余分な溶着
強度を得ることができる。これにより、充分な結
合剛性を得ることができる。 又、ロツカパネル16の前端16Aは、ロツカ
アウタパネル32と前記カウルサイドパネル20
の後下部20Dとにより閉断面とされることによ
り、フロントサイドメンバ12の後端12Aとロ
ツカパネル16の前端16Aとは前記カウルサイ
ドパネル20の後下部20Dを共有することで結
合されることになる。従つて、フロントサイドメ
ンバ12とロツカパネル16とは二重の閉断面構
造とされることにより、これらの結合剛性をより
一層向上することができる。
【考案の効果】
以上説明した通り、この考案によれば、構成簡
単にしてフロントボテイとメインボデイとの結合
剛性を向上することができ、しかも、溶接作業性
を向上させると共に車両重量も減少することがで
きるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自動車のカウルサイド
部構造の実施例を示す斜視図、第2図は同実施例
の分解斜視図、第3図は第1図における−線
に沿う断面図、第4図は第1図における−線
に沿う断面図、第5図は従来のカウルサイド部構
造を示す斜視図である。 10……エンジンルーム、12……フロントサ
イドメンバ、14……スプリングサポート部、1
6……ロツカパネル、18……フロントピラー、
20……カウルサイドパネル、22……フロント
サイドメンバインナパネル、24……フロントピ
ラーアウタパネル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エンジンルーム内で車体幅方向両側に車体前
    後方向に配置されるフロントサイドメンバと、
    車体幅方向両側に配置され、フロントサスペン
    シヨンのスプリング上端部を支持するスプリン
    グサポート部と、車体幅方向両側に車体前後方
    向に配置され、前端が前記フロントサイドメン
    バの後端に連結されるロツカパネルと、車体幅
    方向両側に配置され、前記ロツカパネル前端に
    下端が連結されるフロントピラーと、車体幅方
    向両側に配置されるカウルサイドパネルと、を
    含む自動車のカウルサイド部構造において、前
    記カウルサイドパネルは、略平板状部材であつ
    て、前記フロントサイドメンバの外側位置から
    前記フロントピラーに至る範囲で前記スプリン
    グサポート部設定位置からフロントピラーまで
    車体前後方向且つ上下方向に連続的に設けら
    れ、前記スプリングサポート部の側壁は、前記
    カウルサイドパネルの前上部を前記エンジンル
    ーム側に突出して形成され、前記カウルサイド
    パネルの下部とフロントサイドメンバインナパ
    ネルは閉断面を形成し、前記カウルサイドパネ
    ルの後部とフロントピラーアウタパネルは閉断
    面を形成してなる自動車のカウルサイド部構
    造。 (2) 前記ロツカパネルの前端は、ロツカアウタパ
    ネルと前記カウルサイドパネルの後下部とから
    閉断面を形成してなる実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の自動車のカウルサイド部構造。
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