JPS6320620Y2 - - Google Patents

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JPS6320620Y2
JPS6320620Y2 JP1982059989U JP5998982U JPS6320620Y2 JP S6320620 Y2 JPS6320620 Y2 JP S6320620Y2 JP 1982059989 U JP1982059989 U JP 1982059989U JP 5998982 U JP5998982 U JP 5998982U JP S6320620 Y2 JPS6320620 Y2 JP S6320620Y2
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JP
Japan
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frame
front side
side frame
attached
dart
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JP1982059989U
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JPS58161766U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車の下部車体構造に関するもので
ある。
従来の技術 従来、自動車では、エンジンルーム側壁に沿つ
てフロントサイドフレームを前後方向に配設し、
該フロントサイドフレームの後端をダツシユパネ
ルに接続することにより強度の向上が図られてい
る。
また、さらに強度を高めるために、実開昭55−
34904号公報に記載されるように、ダツシユロア
(ダツシユパネルの下側部分)に補強部材を設け
て、その部分を閉断面構造とすることが提案され
ている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、この場合は、単にダツシユロア
を補強しているだけであるので、フロントサスペ
ンシヨンのロアアームがフロントサイドフレーム
に取付けられることを考慮すると、強度的に不十
分であるし、また、衝突時にフロントサイドフレ
ームが受ける荷重に対しても、十分に抗しきれな
いという不具合がある。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、フ
ロントサスペンシヨンのロアアームの取付部の剛
性を向上することができ、衝突時における入力を
サイドフレームを経てサイドシルで受けることが
できる自動車の下部車体構造を提供することを目
的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記目的を達成するために、フレー
ムインナとフレームアウタとが接合されてなる閉
断面構造で、後端部にダツシユロアが接合される
とともに下方に向つて長い拡大部分を有してな
り、該拡大部分にはそのほぼ中央に孔部が形成さ
れた車体前後方向に延びるフロントサイドフレー
ムを備え、フロントサスペンシヨンのロアアーム
が取付けられるロアアーム取付部材が前記フロン
トサイドフレームの拡大部分の下方部前端に取付
けられ、該フロントサイドフレームがダツシユロ
アを介して車体前後方向に延びるサイドシルに接
続され、前記フロントサイドフレームからダツシ
ユロアを経てサイドシルまで補強部材が取付けら
れ、該補強部材が、前記フロントサイドフレーム
拡大部分のフレームアウタ外側面、ダツシユロア
およびサイドシルとによりこれらの部材に水平に
重合する閉断面を形成しているとともに、該閉断
面は、後端部が前記サイドシル前端部により閉塞
され、前記フロントサイドフレームに接続された
前端部が、フロントサイドフレームの拡大部分の
フレームアウタ外側面の下方部に沿つて前方へ延
出して前記ロアアーム取付部材が取付けられてい
る前記フレームアウタ外側面の下方部前端部によ
り閉塞されていることを特徴とするものである。
作 用 フロントサスペンシヨンのロアアームのロアア
ーム取付部材が取付けられるフロントサイドフレ
ームの拡大部分の後端部が、ダツシユロアに接合
され、該フロントサイドフレームが補強部材にて
補強されるので、フロントサスペンシヨンのロア
アームの取付部の剛性が高まる。
衝突時に、バンパー等を通じてフロントサイド
フレームに入力された外部荷重は、ダツシユロア
を介してサイドシルに伝達され、効果的に吸収緩
和される。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に沿つて説明す
る。
自動車の前部車体構造の概略を示す第1図にお
いて、フロントサスペンシヨンのロアアーム1,
2が、車体前後方向に延びるフロントサイドフレ
ーム3,4に取付けられ、該フロントサイドフレ
ーム3,4の後端が、ダツシユロア5(ダツシユ
パネルの下側部分)を介して車体前後方向に延び
るサイドシル6,7に接続され、しかしてフロン
トサイドフレーム3,4からダツシユロア5を経
てサイドシル6,7まで補強部材8,9が取付け
られ、それで補強部材8,9が、フロントサイド
フレーム3,4、ダツシユロア5およびサイドシ
ル6,7とともに、閉断面構造を形成している。
10はエンジン、11,12は左右タイヤであ
る。
続いて、特に車体左側部分についての、下部車
体構造を、第2図乃至第5図に沿つて、具体的に
説明する。
フロントサイドフレーム3は、基本的には、フ
レームインナ13とフレームアウタ14とが接合
されてなる閉断面構造で、後端部にダツシユロア
5が接合されるとともに下方に向つて長い拡大部
分3aを有し、それにフロントサスペンシヨンの
ロアアーム1が取付けられている。この拡大部分
3aにはそのほぼ中央にタイロツド挿通孔3bが
形成され、しかして下方部前端に、フロントサス
ペンシヨンのロアアーム1を取付けるためのロア
アーム取付具15が取付固定されている。
補強部材8は、前部において、前縁部8aがフ
レームインナ13とフレームアウタ14との車体
外方向きの接合縁(フレームアウタ14側)に対
し接合されている(第3図参照)。また、中間部
では、断面ほぼコ字形状で、タイロツド挿通孔3
bの内周面を構成するフレームアウタ14に水平
上縁部8bが、フレームアウタ14の下縁付近に
鉛直下縁部8cがそれぞれ接合されている(第4
図参照)。さらに、後部では、断面ほぼL字形状
で、上縁8dおよび下縁8eがそれぞれダツシユ
ロア5の前面および下面に接合され、三角形状の
閉断面を形成している(第5図参照)。
このように、補強部材8は、フロントサイドフ
レーム3の拡大部分3aのフレームアウタ14の
外側面、ダツシユロア5およびサイドシル6とに
よりこれらの部材14,5,6に水平に重合する
閉断面を形成するとともに、この閉断面は、後端
部が前記サイドシル6の前端部により閉塞され、
前記フロントサイドフレーム3に接続された前端
部が、フロントサイドフレーム3の拡大部分3a
のフレームアウタ14の外側面の下方部に沿つて
前方へ延出して前記ロアアーム取付具15が取付
けられている前記フレームアウタ14の外側面の
下方部前端部により閉塞されている。
なお、フレームインナ13とフレームアウタ1
4とを接合してタイロツド挿通孔3bを構成する
部位の反対側には、断面形状のレインフオース
メント16が接合されている。
上記のように構成すれば、フロントサスペンシ
ヨンのロアアーム取付具15が取付固定されるフ
ロントサイドフレーム3の拡大部分3aが、ダツ
シユロア5に直接的に接続されるとともに、その
接続構造が補強部材8によつて補強されるので、
ロアアーム1の取付部の剛性が向上する。
特に、フロントサイドフレーム3の拡大部分3
aのフレームアウタ14の外側面、ダツシユロア
5およびサイドシル6に補強部材8を水平に重合
し、補強部材8の前端部がフロントサイドフレー
ム3の拡大部分のフレームアウタ14の外側面の
下方部前端部まで前方に延びて接続しており、そ
の結果としてフロントサイドフレーム3の閉断面
の車幅方向外側に閉断面が重合するようになつて
いるので、上記両閉断面によつて車幅方向の閉断
面の幅が広くなり、サスペンシヨン荷重の横力に
対する十分な剛性を確保することができる。この
ように車幅方向において閉断面を重合する構造
は、上下方向において重合する場合に比して、空
気抵抗低減のために最低地上高を確保しつつ車高
を下げたいという要求に対して有利である。
また、フロントサイドフレーム3は、ダツシユ
ロア5を介してサイドシル6に接続されるととも
に、その接続構造が、前端部がフロントサイドフ
レーム3の拡大部分3aのフレームアウタ14の
外側面の下方部前端部まで延びて接続される補強
部材8によつて補強され接続強度が高められてい
るので、衝突時に、バンパー等を通じてフロント
サイドフレーム3に入力された外部荷重は大とな
り過ぎないように分散され、サイドシル6に伝達
されることとなり、効果的に吸収緩和される。
考案の効果 本考案は、上記のように補強部材を取付けたか
ら、フロントサスペンシヨンのロアアーム取付部
の剛性を向上し、サスペンシヨン荷重の横力に対
する十分な剛性を確保することができるととも
に、衝突時におけるフロントサイドフレームへの
入力がサイドシルまで伝達され、効果的に吸収緩
和できるのに加えて、補強部材が形成する閉断面
の前後端部が閉塞されているので、強度が極めて
高くなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
自動車前部の概略図、第2図は自動車の車体左側
部分の下部車体構造の斜視図、第3図は第2図の
−線に沿う断面図、第4図は第2図の−
線に沿う断面図、第5図は第2図の−線に沿
う断面図である。 1,2……ロアアーム、3,4……フロントサ
イドフレーム、3a……拡大部分、5……ダツシ
ユロア、6,7……サイドシル、8,9……補強
部材、13……フレームインナ、14……フレー
ムアウタ、15……ロアアーム取付具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレームインナとフレームアウタとが接合され
    てなる閉断面構造で、後端部にダツシユロアが接
    合されるとともに下方に向つて長い拡大部分を有
    してなり、該拡大部分にはそのほぼ中央に孔部が
    形成された車体前後方向に延びるフロントサイド
    フレームを備え、フロントサスペンシヨンのロア
    アームが取付けられるロアアーム取付部材が前記
    フロントサイドフレームの拡大部分の下方部前端
    に取付けられ、該フロントサイドフレームがダツ
    シユロアを介して車体前後方向に延びるサイドシ
    ルに接続され、前記フロントサイドフレームから
    ダツシユロアを経てサイドシルまで補強部材が取
    付けられ、該補強部材が、前記フロントサイドフ
    レームの拡大部分のフレームアウタ外側面、ダツ
    シユロアおよびサイドシルとによりこれらの部材
    に水平に重合する閉断面を形成しているととも
    に、該閉断面は、後端部が前記サイドシル前端部
    により閉塞され、前記フロントサイドフレームに
    接続された前端部が、フロントサイドフレームの
    拡大部分のフレームアウタ外側面の下方部に沿つ
    て前方へ延出して前記ロアアーム取付部材が取付
    けられている前記フレームアウタ外側面の下方部
    前端部により閉塞されていることを特徴とする自
    動車の下部車体構造。
JP5998982U 1982-04-23 1982-04-23 自動車の下部車体構造 Granted JPS58161766U (ja)

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JP5998982U JPS58161766U (ja) 1982-04-23 1982-04-23 自動車の下部車体構造

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JP5998982U JPS58161766U (ja) 1982-04-23 1982-04-23 自動車の下部車体構造

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JPS58161766U JPS58161766U (ja) 1983-10-27
JPS6320620Y2 true JPS6320620Y2 (ja) 1988-06-08

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ID=30070256

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JP5998982U Granted JPS58161766U (ja) 1982-04-23 1982-04-23 自動車の下部車体構造

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0611884Y2 (ja) * 1987-09-28 1994-03-30 本田技研工業株式会社 自動車のフロントホイールハウス構造
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US4030772A (en) * 1974-10-25 1977-06-21 Volkswagenwerk Aktiengesellschaft Frame
JPS5623188U (ja) * 1979-07-25 1981-03-02
JPS5719173B2 (ja) * 1976-05-31 1982-04-21

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JPS58161766U (ja) 1983-10-27

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