JPH06166384A - 自動車のアンダボディとサイドボディの結合構造 - Google Patents

自動車のアンダボディとサイドボディの結合構造

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JPH06166384A
JPH06166384A JP34343092A JP34343092A JPH06166384A JP H06166384 A JPH06166384 A JP H06166384A JP 34343092 A JP34343092 A JP 34343092A JP 34343092 A JP34343092 A JP 34343092A JP H06166384 A JPH06166384 A JP H06166384A
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JP
Japan
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joined
panel
inner panel
center pillar
floor
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Application number
JP34343092A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Takanishi
利昭 高西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のアンダボディとサイドボディの結合
剛性を高める。 【構成】 フロアパネル5にフロアサイドメンバ6とフ
ロアコンパートメント7を接合し、フロアコンパートメ
ント7にセンタピラーインナパネル8の下端部を接合す
る。センタピラーインナパネル8の下端部にサイドシル
インナパネル9を接合し、サイドシルインナパネル9と
センタピラーインナパネル8にサイドボディアウタパネ
ル10を接合する。フロアパネル5にフロアサイドメンバ
6に結合するクロスメンバ12を接合する。フロアパネル
16の膨出部16とセンタピラーインナパネル8とを断面形
状が略コ字形の補強部材18で結合し、コ字形断面の開口
部をフロアパネル5に接合する。補強部材18により閉断
面構造を形成しセンタピラーインナパネル8の高い位置
を支持するので、センタピラーインナパネル8とフロア
パネル5の結合剛性を高めるとともに重量の増加を最小
限に抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のアンダボディ
とサイドボディの結合構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば図3に示すような自動車1におい
て、アンダボディ2とサイドボディ3との結合部のセン
タピラー4の下端部付近の構造(図3中のA−A線によ
る断面構造)としては、従来、図4および図5に示すよ
うなものがある。この構造について次に説明する。な
お、車体左右の結合部の構造は同様であるから、以下、
車体左側の構造についてのみ説明する。
【0003】図4および図5に示すように、アンダボデ
ィ2を構成するフロアパネル5の側端の下面部に、断面
形状が略L字形で車体の前後方向に延びるフロアサイド
メンバ6および断面形状が略コ字形で車体の前後方向に
延びるフロアコンパートメント7が接合されて閉断面構
造が形成されている。フロアコンパートメント7には、
フロアパネル5に対して略垂直方向で車体上方に延びて
センタピラー4に結合されるセンタピラーインナパネル
8の下端部が接合されて閉断面構造が形成されている。
センタピラーインナパネル8の下端部の車幅方向外側に
は、断面形状が略コ字形で車体前後方向に延びるサイド
シルインナパネル9が接合されて閉断面構造が形成され
てる。さらに、サイドシルインナパネル9およびセンタ
ピラーインナパネル8の車幅方向外側に、サイドボディ
3を構成するサイドボディアウタパネル10が接合されて
いる。また、フロアパネル5の下面部には、断面形状が
略コ字形で車幅方向に延びて車体左側のフロアサイドメ
ンバ6と車体右側のフロアサイドメンバ11(図5参照)
とを結合するクロスメンバ12,13が接合されている。
【0004】図5中の14はホイールハウスインナパネ
ル、15はホイールハウスアウタパネルである。なお、上
記各パネル部材は、スポット熔接によって接合されてい
る。
【0005】フロアパネル5には、左右のセンタピラー
4にはさまれる部位の中央部に上方に膨出され車幅方向
に延びる膨出部16が形成されてる。そして、膨出部16に
リアシートパッド17の底面に形成された凹部を係合させ
てリアシートパッド17の位置決めを行うようになってい
る。
【0006】そして、上記のような構成として各部材の
接合部に閉断面構造を形成することにより、アンダボデ
ィ2とサイドボディ3との結合剛性を高めて外力に対す
る車体の変形を小さくするようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、車
体の剛性を高めることによって、外力に対する車体の変
形を小さくなり車両の操縦安定性が向上し、また、車体
の振動特性が向上して振動、騒音を低減することができ
ることが知られている。そこで、従来、アンダボディ2
とサイドボディ3との結合剛性を高める場合、各パネル
部材の板厚を大きくしたり、さらに複雑な補強を行った
りすることが行われている。しかしながら、このように
して結合剛性を高めた場合には、大幅な車体重量の増加
がともなうという問題がある。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、アンダボディとサイドボディとの結合剛性を効
果的に高めることができる結合構造を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車のアンダ
ボディとサイドボディの結合構造は、上記の課題を解決
するために、フロアパネルの上面に形成した膨出部と、
前記フロアパネルに結合されて略垂直方向に伸びるセン
タピラーインナパネルとを断面形状が略コ字形の補強部
材によって結合し、該補強部材の略コ字形断面の開口側
を前記フロアパネルに接合したことを特徴とする。
【0010】
【作用】このように構成したことにより、フロアパネル
の上面の膨出部とセンタピラーインナパネルとを補強部
材で結合させることによってセンタピラーインナパネル
の高い位置を支持することができ、また、補強部材の略
コ字形断面の開口側をフロアパネルに接合して閉断面構
造を形成しているのでセンタピラーインナパネルとフロ
アパネルの結合剛性を効果的に高めることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、本実施例は、図3ないし図5に示
す従来例に対して補強部材を追加したものであるから、
図3ないし図5に示す従来例と同様の部材には同一の番
号を付し異なる部分についてのみ詳細に説明する。
【0012】図1および図2に示すように、フロアパネ
ル5の膨出部16とセンタピラーインナパネル8とを結合
する断面形状が略コ字形で車幅方向に延びる補強部材18
が設けられている。補強部材18は、一端側は膨出部16に
被せられて接合されており、他端側はその先端部に形成
されたフランジ16a がセンタピラーインナパネル8に接
合されている。また、略コ字形断面の開口側の先端部に
形成されたフランジ部18b がフロアパネル5に接合され
て閉断面構造が形成されている。なお、本実施例では、
各パネル部材は、スポット溶接によって接合されてい
る。
【0013】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。
【0014】センタピラーインナパネル8を補強部材18
によってフロアパネル5の膨出部16に結合させることに
よって、従来の基端部のフロアパネル5との結合に加え
て、さらに高い位置(基端部から離れた部位)を支持す
るようにしたので、センタピラーインナパネル8とフロ
アパネル5との結合剛性が高まり、センタピラーインナ
パネル8が倒れにくくなる。また、補強部材8は、コ字
形断面の開口部がフロアパネル5に接合されて閉断面構
造形成しているので、センタピラーインナパネル8とフ
ロアパネル5との結合剛性を効果的に高めることができ
る。
【0015】その結果、アンダボディ2とサイドボディ
3の結合剛性が高まり、車体の剛性が向上することによ
って、外力に対する車体の変形が小さくなり車両の操縦
安定性が向上しする。また、車体の振動特性が向上して
振動、騒音を低減することができる。
【0016】以上のように、従来の構造に対して補強部
材8を追加するだけで、センタピラーインナパネル8と
フロアパネル5との結合剛性を効果的に高めることがで
きるので、車両重量の増加を最小限に抑えることができ
る。
【0017】なお、本実施例では、各パネル部材をスポ
ット溶接によって接合しているが、他の接合方法を用い
ることもできる。
【0018】
【発明の効果】本発明の自動車のアンダボディとサイド
ボディの結合構造によれば、フロアパネルの上面の膨出
部とセンタピラーインナパネルとを補強部材で結合させ
ることによってセンタピラーインナパネルの高い位置を
支持することができ、また、補強部材の略コ字形断面の
開口側をフロアパネルに接合して閉断面構造を形成して
いるのでセンタピラーインナパネルとフロアパネルの結
合剛性を効果的に高めることができる。その結果、アン
ダボディとサイドボディの結合剛性が高まり、車体の剛
性が向上することによって、外力に対する車体の変形が
小さくなり車両の操縦安定性が向上する。また、車体の
振動特性が向上するので振動、騒音を低減させることが
できる。さらに、従来の構造に対して補強部材を追加す
るだけでセンタピラーインナパネルとフロアパネルとの
結合剛性を効果的に高めることができるので車両重量の
増加を最小限に抑えることができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部の正面の縦断面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の要部の斜視図である。
【図3】自動車の側面図である。
【図4】図3の自動車の従来のアンダボディとサイドボ
ディの結合構造を示すA−A線による縦断面図である
【図5】図3の自動車の従来のアンダボディとサイドボ
ディの結合構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
3 サイドボディ 5 フロアパネル 8 センタピラーインナパネル 16 膨出部 18 補強部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネルの上面に形成した膨出部
    と、前記フロアパネルに結合されて略垂直方向に伸びる
    センタピラーインナパネルとを断面形状が略コ字形の補
    強部材によって結合し、該補強部材の略コ字形断面の開
    口側を前記フロアパネルに接合したことを特徴とする自
    動車のアンダボディとサイドボディの結合構造。
JP34343092A 1992-11-30 1992-11-30 自動車のアンダボディとサイドボディの結合構造 Pending JPH06166384A (ja)

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