JP3318736B2 - バックピラーの上部構造 - Google Patents

バックピラーの上部構造

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JP3318736B2
JP3318736B2 JP14094297A JP14094297A JP3318736B2 JP 3318736 B2 JP3318736 B2 JP 3318736B2 JP 14094297 A JP14094297 A JP 14094297A JP 14094297 A JP14094297 A JP 14094297A JP 3318736 B2 JP3318736 B2 JP 3318736B2
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聖樹 岳野
猛 森
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日産車体株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルーフパネルの後
縁に沿って延設されたルーフレールを支持するバックピ
ラーの上部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の車体81を示す図であ
り、ルーフパネル82の後縁に沿って設けられたルーフ
レール83を支持するバックピラー84の上端部が示さ
れている。
【0003】前記ルーフレール83は、前記ルーフパネ
ル82の後縁が載置された状態で固定されるアッパパネ
ル85と、該アッパパネル85に沿って延設されたロア
パネル86とにより閉断面形状に形成されている。ま
た、前記バックピラー84は、車体側部を形成するリア
フェンダ87の後端部と、車体後端部を形成するバック
ピラーアウタ88とを備えてなり、前記リアフェンダ8
7の後端部及び前記バックピラーアウタ88の内側に
は、インナパネル89が配設されている。そして、前記
バックピラーアウタ88は、上端部を形成する上部部材
90と、該上部部材90に接合された下部部材91とに
より構成されている。
【0004】前記上部部材90は、前記リアフェンダ8
7の後縁に連設された連設部101と、該連設部の上端
より車体前方Fへ延出した延出部102とからなり、該
延出部102には、前記リアフェンダ87の上縁が接合
される車両前後方向に延在した延在面103と、前記ル
ーフレール83のロアパネル86が接合される下方へ傾
斜した接合面104とが形成されている。これにより、
前記バックピラー84の上端部には、前記フェンダ87
と前記ルーフレール83とが結合されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記バ
ックピラーアウタ88の上部部材90にあっては、リア
フェンダ87に連設された連設部101と、該連設部1
01より車体前方Fへ延出した延出部102とが一体形
成されているとともに、該延出部102に形成された前
記延在面103及び前記接合面104の各々の角度が、
前記連設部101と異なる角度に設定されており、形状
が複雑であった。このため、成形時における工程数が多
くなるとともに、成形時に複雑なプレス作業が必要とな
り、コスト高を招いてしまう。
【0006】また、前記上部部材90は形状が複雑なた
め、下方へ延長することができなかった。このため、前
記バックピラーアウタ88を、前記上部部材90と前記
下部部材91とにより形成しなければならず、前記バッ
クピラーアウタ88の上部には、前記上部部材90と前
記下部部材91とが接合された接続部111が形成され
てしまう。これにより、前記バックピラー88の上部に
おいて、前記バックピラー88を側方へ開く方向に外力
Gが加えられた際には、前記接続部111に応力が集中
してしまい、座屈強度が低下してしまうという問題点が
あった。
【0007】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、座屈に対する強度を高めることが
できるバックピラーの上部構造を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、ルーフパネル(21)の後縁に沿
って車幅方向に延設されたルーフレール(22)を支持
するとともに、車体側部を形成するリアフェンダ(1
5)の後縁部に沿って設けられたバックピラー(2)の
上部構造において、前記リアフェンダ(15)の後縁に
連設され、車体後端部を形成するバックピラーアウタ
(3)と、該バックピラーアウタ(3)の上端部に接合
され、該バックピラーアウタ(3)より車体前方へ延出
するとともに、前記リアフェンダ(15)の上縁後端部
に接合される車体前後方向に延在した延在面(52)、
及び前記ルーフレール(22)に接合される接合面が形
成されたバッフル(4)とを備え、前記リアフェンダ
(15)の上縁後端部に接合され、リアフェンダ(1
5)の上縁後端に位置した前記延在面(52)にバック
ピラーアウタ(3)の上端が接合されている。
【0009】すなわち、リアフェンダの後縁に連設され
るバックピラーアウタと、該バックピラーアウタの上端
部に接合され、該バックピラーアウタより車体前方へ延
出するバッフルとは、別部材により形成されているの
で、各々の形状が簡素化されるとともに、それぞれ個別
の成形行程にて形成される。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるバッ
クピラーの上部構造を備えた車体1の後部を示す図であ
り、バックピラー2を構成するバックピラーアウタ3、
及び該バックピラーアウタ3の上端より車両前方F側へ
延出したバッフル4のみが実線で示されている。また、
図2は、図1の分解斜視図であり、前記バックピラー2
の上部を構成する総ての部材が示されている。
【0015】すなわち、前記バックピラー2は、インナ
パネル11のルーフサイドインナ12より下方へ延出し
たバックピラーインナ13と、該バックピラーインナ1
3に接合されるレインフォース14と、該レインフォー
ス14に接合された車体側部を形成するリアフェンダ1
5のリアサイド部16(後縁部)と、該リアサイド部1
6の後縁に形成されたフランジ17に接合され、車体後
端部を形成する前記バックピラーアウタ3とからなり、
該バックピラーアウタ3の上端には、前記バッフル4に
形成されたフランジ18がスポット溶接19,・・・に
より固定されている。また、前記インナパネル11に
は、前記ルーフサイドインナ12と前記バックピラーイ
ンナ13とのコーナー部に、車幅方向に延在するルーフ
レールリアインナ20が接合されており、該ルーフレー
ルリアインナ20には、ルーフパネル21の後縁に沿っ
て延設されたルーフレール22が、前記ルーフパネル2
1と共に接合されている。
【0016】前記ルーフレール22は、該ルーフレール
22の上部を構成するアッパパネル31と、該アッパパ
ネル31に沿って延在し、ルーフレール22の下部を構
成するロアパネル32とからなり、前記アッパパネル3
1と前記ロアパネル32とによって閉断面形状に形成さ
れている。前記アッパパネル31は、前記ルーフパネル
21の後縁部に面接される上面33と、前記ルーフパネ
ル21の後端面34に沿って延在し、前記上面33より
垂下した垂下面35とにより断面L字状に形成されてい
る。また、前記ロアパネル32は、アッパパネル31の
前記上面33に接合された起立面36と、該起立面36
より車両後方Rへ延在し、アッパパネル31の前記垂下
面35に接合された下面37とからなり、該下面37に
は、前記インナパネル11のルーフレールインナ20に
形成された平面38及び斜面39に合致する平面部40
及び傾斜部41が形成されている。
【0017】一方、前記バッフル4には、前記リアフェ
ンダ15の上縁51に接合される車体前後方向に延在し
た延在面52と、前記ルーフレール22に接合される接
合面53とが形成されており、該接合面53は、前記ア
ッパパネル31の前記上面33に形成されたフランジ5
4が接合される第1接合面55と、前記ロアパネル32
の前記下面37が接合される第2接合面56とにより構
成されている。該第2接合面56は、前記下面37の平
面部40及び傾斜部41に合致する形状に形成されてお
り、前記ロアパネル32の前記下面37の端部と共に、
前記インナパネル11のルーフレールインナ20に固着
されている。
【0018】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、リアフェンダ15のリアサイド部16に連設される
バックピラーアウタ3と、該バックピラーアウタ3の上
端部に接合され、該バックピラーアウタ3より車体前方
Fへ延出するバッフル4とは、別部材により形成されて
いるので、各々の形状を簡素化することができるととも
に、それぞれ個別の成形行程にて形成することができ
る。したがって、リアフェンダ15の後縁に連設される
連設部と車体前方Fへ延出する延出部とが一体形成され
た複雑な形状のバックピラーアウタと比較して、前記バ
ックピラーアウタ3及び前記バッフル4のそれぞれの成
形工程数を削減することができる。また、複雑なプレス
作業も不要となるので、成形コストを大幅に削減するこ
とができる。
【0019】さらに、前記バックピラーアウタ3の形状
が簡素化されることから、下方への延長が可能となり、
該バックピラーアウタ3の上部を、単一の部材により構
成することができる。よって、バックピラーアウタ3の
上部が複数の部材により形成され、各部材の接続部が形
成されてしまう従来と比較して、バックピラー2を側方
へ開く方向に外力Gが加えられた場合であっても、特定
の部位に応力が集中することがない。したがって、座屈
に対する強度を高めることができる。
【0020】また、ルーフパネル21の後縁を支持する
ルーフレール22にあっては、閉断面形状を形成するア
ッパパネル31とロアパネル32との両者が、前記バッ
クピラー2の上端に設けられたバッフル4に接合される
ので、前記アッパパネル31と前記ロアパネル32と前
記ルーフレールの両端に設けられるバッフル4(一端側
のみ図示)とによってボックス形状を形成することがで
きる。これにより、車体強度を高めることができる。
【0021】さらに、前記ルーフレール22における前
記ロアパネル32の下面37端部は、前記バッフル4に
形成された第2接合面56と共に、前記ルーフレール2
2の内側に沿って配設されたインナパネル11のルーフ
レールリアインナ20に固着されるので、該ルーフレー
ルリアインナ20と前記ロアパネルの下面37とにより
閉断面形状を形成することができる。これにより、車体
強度をさらに高めることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
リアフェンダの後縁に連設されるバックピラーアウタ
と、該バックピラーアウタの上端部に接合され、該バッ
クピラーアウタより車体前方へ延出するバッフルとは、
別部材により形成され、各々の形状が簡素化されるの
で、リアフェンダの後縁に連設される連設部と車体前方
へ延出する延出部とが一体形成された複雑な形状のバッ
クピラーアウタと比較して、各部材における成形工程数
を削減することができる。また、複雑なプレス作業も不
要となるので、成形コストを大幅に削減することができ
る。
【0023】さらに、前記バックピラーアウタの形状が
簡素化されることから、下方への延長が可能となり、前
記バックピラーアウタの上部を、単一の部材により構成
することができる。よって、バックピラーアウタの上部
が複数の部材により形成され、各部材の接続部が形成さ
れてしまう従来と比較して、バックピラーを側方へ開く
方向に外力が加えられた場合であっても、特定の部位に
応力が集中することがない。したがって、座屈に対する
強度を高めることができる。
【0024】
【0025】
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の要部を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】従来例の車体後部を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 バックピラー 3 バックピラーアウタ 4 バッフル 11 インナパネル 13 バックピラーインナ 14 レインフォース 15 リアフェンダ 16 リアサイド部(後縁部) 20 ルーフレールリアインナ 21 ルーフパネル 22 ルーフレール 31 アッパパネル 32 ロアパネル 51 上縁 52 延在面 53 接合部 55 第1接合 56 第2接合面
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−2333(JP,A) 特開 平8−230482(JP,A) 実開 平1−152875(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/04 B62D 25/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフパネル(21)の後縁に沿って車
    幅方向に延設されたルーフレール(22)を支持すると
    ともに、車体側部を形成するリアフェンダ(15)の後
    縁部に沿って設けられたバックピラー(2)の上部構造
    において、 前記リアフェンダ(15)の後縁に連設され、車体後端
    部を形成するバックピラーアウタ(3)と、 該バックピラーアウタ(3)の上端部に接合され、該バ
    ックピラーアウタ(3)より車体前方へ延出するととも
    に、前記リアフェンダ(15)の上縁後端部に接合され
    る車体前後方向に延在した延在面(52)、及び前記ル
    ーフレール(22)に接合される接合面が形成されたバ
    ッフル(4)とを備え、 前記リアフェンダ(15)の上縁後端部に接合され、リ
    アフェンダ(15)の上縁後端に位置した前記延在面
    (52)にバックピラーアウタ(3)の上端が接合され
    ていることを特徴とするバックピラーの上部構造。
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