JPS6019020Y2 - 自動車の車体前部構造 - Google Patents

自動車の車体前部構造

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Publication number
JPS6019020Y2
JPS6019020Y2 JP7222379U JP7222379U JPS6019020Y2 JP S6019020 Y2 JPS6019020 Y2 JP S6019020Y2 JP 7222379 U JP7222379 U JP 7222379U JP 7222379 U JP7222379 U JP 7222379U JP S6019020 Y2 JPS6019020 Y2 JP S6019020Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
flange
wheel apron
reinforcing panel
edge
Prior art date
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Expired
Application number
JP7222379U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55171676U (ja
Inventor
隼次 原崎
信広 小松
Original Assignee
マツダ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by マツダ株式会社 filed Critical マツダ株式会社
Priority to JP7222379U priority Critical patent/JPS6019020Y2/ja
Publication of JPS55171676U publication Critical patent/JPS55171676U/ja
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Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンルーム側壁を構威するホイールエプロ
ン上方外側にフロントピラ一部から車体前方に延びて固
着される補強部材(ホイールエプロンレインフォースメ
ント)の構造に関する。
従来 自動車においてはホイールエプロン下方にサイド
フレームを形成するとともに第1図および第2図に示す
ように、ホイールエプロンa上方外側に断面はぼL字状
の補強部材すを設は閉断面構造体を構威しホイールエプ
ロンaの補強を行なうとともに衝突時における衝突エネ
ルギーの吸収を行ない乗員の保護を行なっている。
(実開昭54−372に公報参照)しかしながら衝突時
上記閉断面構造体には第1図で二点鎖線で示すように圧
潰するとともに上方へ座屈する方向に力が作用し、その
ため第2図で二点鎖線で示すように閉断面構造体には車
幅方向に膨張しようとする力が作用する。
その場合、第2図で示すようにホイールエプロンaと補
強部材すとの接合フランジ部Xが垂直な構造では接合部
に剥離方向の力が作用して補強部材すがホイールエプロ
ンaから剥離して衝突エネルギーの吸収が充分側なわれ
ない問題を有している。
一方、最近乗室空間を有効利用するため第3図に示すよ
うにピラーCの外側面を構成するカウルサイドパネルd
を前方へ延長し、ピラー前方に空間Sを形成して従来利
用されていなかったピラー〇前方の空間を有効に利用し
ようとする傾向がある(実公昭52−18810号公報
参照)が、このような構造においては第2図のように全
長にわたり断面がL字状の補強部材すを取付ける構造て
はカウルサイドパネルdと補強部材すとの接合部でスポ
ット溶接が困難となり、そのため第4図に示すようにカ
ウルサイドパネルdと接合する補強部材すの底面部へを
一部切取った形状に補強部材すを成形し、側壁部b2に
形成したフランジb’2. b”2とカウルサイドパネ
ルdに形成したフランジd/。
d″とをスポット溶接する必要があり、その場合、補強
部材すの歩留まりが悪く、また形状が複雑となりコスト
アンプの要因となる問題がある。
本件は上記点に鑑み、補強部材を側面部および底面部に
分割成形するとともに、各補強部材とホイールエプロン
との接合部を垂直方向から傾斜させ、もしくは水平方向
とし製作が容易でかつすべての部材をスポット溶接可能
な構造とし組付性の向上を図るとともに衝突時における
補強部材の剥離を減少させ、衝突エネルギー吸収特性の
改善を図り乗員の安全性を向上せしめたものである。
以下、図面に示す実施例にもとすき本考案を詳細に説明
する。
第5図は本考案の実施例を示す斜視図で、1はエンジン
ルーム側壁を構成するホイールエプロンで該ホイールエ
プロンLMはエンジンルームEと車室Rを仕切るダツシ
ュロアパネル2に溶接固定されている。
該ダツシュロアパネル2上方には断面はぼL字状のグツ
シュアツバパネル3(第8図参照)が溶接されており、
このダッシュアッパパネル3の側端は第7図に示すよう
にカウルサイドパネル4上端を水平方向に折曲したフラ
ンジ4aに当接され、後述するように側部補強パネル5
に形成された水平方向に延びるフランジ5bとともにス
ポット溶接SW□される。
6はカウルサイドパネル4およびその内側に接合される
1字状部材7とから構成されるヒンジピラーである。
8はフロントピラーでその下端部はヒンジピラー6に重
ね合わせて接合されヒンジピラー6とともに閉断面構造
体であるピラーPを構成している。
5および9はホィールエプロン1上端部とともにピラー
Pから車体前方に延びる閉断面構造体を構成する補強パ
ネルで5は側部補強パネル、9は底部補強パネルである
第5図〜第8図に示すようにホイールエプロン1上端は
車幅方向外方に延長して水平壁部1aが成形され、その
外側縁は上方へ傾斜折曲して第1傾斜フランジ1bが形
成されている。
なお10はホイールエプロン1後方に該ホイールエプロ
ン1を延長する如く配設され、閉断面構造体の一側をな
すジャンクションプレートで、断面はぼL字形状をなし
ており、その下端はダッシュアッパパネル3にフランジ
接合されており、またその外側縁には上記ホイールエプ
ロン1の第1傾斜フランジ1bの延長部をなす第3傾斜
フランジ10bが形成されている。
一方、側部補強パネル5上端縁にはその全長にわたり、
上記ホイールエプロン1の第1傾斜フランジ1bおよび
ジャンクションプレート10の第3傾斜フランジ10a
と接合される第2傾斜フランジ5aが形成され、各傾斜
フランジlb、10b、5aをスポット溶接SW2して
おり、また側部補強パネル5下端縁は水平方向に折曲し
て水平フランジ5bが形成され、水平方向に延びる底部
補強パネル9の外側縁9aにスポット溶接SW3される
とともに、前述のようにダッシュアッパパネル3の外側
縁およびカウルサイドパネル4のフランジ4aとともに
スポット溶接SW1されている。
底部補強パネル9の内側縁は下方に折曲形成したフラン
ジ9bによりホィールエプロン1外側面にスポット溶接
SW、L。
ており、また後方はダッシュアッパパネル3前端縁に重
ね合わせてスポット溶接SW5されている。
なお11はダッシュアッパパネル上方に取付けられるカ
ウルパネル、12はホイールエプロン1外側に配設され
るフェンダ−パネルである。
なお各傾斜フランジlb、10b、5aは水平に形成す
る程衝突時の剥離に対して有利となるが、組付時ホイー
ルエプロン1に底部補強パネル9を溶接した後、側部補
強パネル5を取り付ける際、側部補強パネル5の上下接
合面が水平であれば取付が困難となるため、組付性およ
び剥離の両者を考慮して適宜な傾斜角度に設定すればよ
い。
以上詳述した如く本考案はホイールエプロンとともに閉
断面構造体を形成する補強部材を側面部および底面部に
分割成形した構造のため、歩留まりが良く、かつ補強パ
ネルとダッシュアッパパネルおよびカウルサイドパネル
が容易にスポット溶接可能となり、したがって全ての部
材がスポット溶接可能となり組付作業性が大幅に向上す
るとともに、側部補強パネルの上下接合面を閉断面構造
体の全体の全長にわたり剥離方向に対し傾斜させる構造
のため衝突時における衝突エネルギー吸収特性を改善し
乗員の安全性を向上させる等、種々の効果を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は従来構造を示す説明図で第1図は外観
を示す側面図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図
は第1図のB−B断面図、第4図は補強部材とピラーの
接合構造を示す説明図、第5図は本考案の実施例を示す
斜視図、第6図は第5図のC−C断面図、第7図は第5
図のD−D断面図、第8図は本考案の接合構造を示す分
解斜視図である。 1・・・・・・ホイールエプロン、1a・・・・・・水
平壁部、1b・・・・・・第1傾斜フランジ、E・・曲
エンジンルーム、5・・・・・・側部補強パネル、5a
・・・・・・第2傾斜フランジ、5b・・・・・・水平
フランジ、P・・・・・ゼラー9・・・・・・底部補強
パネル、9a・・・・・・外側縁、1o・・・・・・ジ
ャンクションプレート、10a・・・・・・第3傾斜フ
ランジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンルーム側壁を構成するホイールエプロン上方外
    側に補強部材を固着しフロントピラ一部から車体前方に
    延びる閉断面構造体を形成してなる自動車の車体前部構
    造において、 上記ホイールエプロンに、該ホイールエプロン上端から
    車幅方向外方に延び上記閉断面構造体の上面を構成する
    水平壁部および該水平壁部の外側縁から上方へ折曲傾斜
    される第1傾斜フランジを形成するとともに、 内側縁部に上記エンジンルーム側壁を構成するホイール
    エプロンの外側面に接合されるフランジを有腰かつ水平
    方向に延び上記閉断面構造体の底面を構成する底部補強
    パネル、および 上方縁部に上記第1傾斜フランジと結合される第2傾斜
    フランジを有し、かつ下方縁部に上記底部補強パネルの
    外側縁と接合される水平方向に延びるフランジを有する
    側部補強パネル、 とを設け、上記ホイールエプロンに底部補強パネルおよ
    び側部補強パネルを各々溶接固着し、かつ該底部補強パ
    ネルの後側縁部を車室を仕切るダツシュロアパネルに、
    該側部補強パネルの下方縁部フランジをカウルボックス
    の底面となるほぼL字状のダッシュアッパパネルの外側
    縁を溶接固着して前記閉断面構造体を構威してなること
    を特徴とする自動車の車体前部構造。
JP7222379U 1979-05-28 1979-05-28 自動車の車体前部構造 Expired JPS6019020Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS55171676U JPS55171676U (ja) 1980-12-09
JPS6019020Y2 true JPS6019020Y2 (ja) 1985-06-08

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926369A (ja) * 1982-08-04 1984-02-10 Mazda Motor Corp 自動車の前部車体構造
JPS5932566A (ja) * 1982-08-17 1984-02-22 Mazda Motor Corp 自動車の前部車体構造
JPS5932567A (ja) * 1982-08-17 1984-02-22 Mazda Motor Corp 自動車の前部車体構造
JPS5988375U (ja) * 1982-12-06 1984-06-15 マツダ株式会社 自動車のサスペンションタワ−部車体構造
JP5645416B2 (ja) * 2010-02-12 2014-12-24 ダイハツ工業株式会社 自動車の前部車体構造

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