JPH0541978Y2 - - Google Patents

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JPH0541978Y2
JPH0541978Y2 JP1985136270U JP13627085U JPH0541978Y2 JP H0541978 Y2 JPH0541978 Y2 JP H0541978Y2 JP 1985136270 U JP1985136270 U JP 1985136270U JP 13627085 U JP13627085 U JP 13627085U JP H0541978 Y2 JPH0541978 Y2 JP H0541978Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車のカウル構造に関するもので
ある。
(従来技術) 従来、カウルアツパパネルとダツシユパネルと
カウルサイドパネルとによりカウルボツクスが形
成された自動車のカウル構造として、カウルサイ
ドパネルの上面にカウルアツパパネルとしてのカ
ウルグリルパネルの左右両側端部を溶接によつて
接合したものが知られている(たとえば実開昭57
−79076号公報)。
しかし、上記従来の自動車のカウル構造では、
単に板厚の薄いカウルグリルパネルの左右両端部
をカウルサイドパネルに溶接により接合しただけ
のものであるから,両者の接合強度とカウルグリ
ルパネル自体の強度、つまりカウルボツクス上壁
の強度が十分でない。
したがつて、たとえば自動車の衝突時のよう
に、カウルボツクスの左右両端部に、車体前後方
向の衝撃が加わると、接合部分に変形が生じると
ともに、カウルグリルパネル自体が大きく変形し
て、カウルグリルパネルに下端を保持されている
ウインドガラスが外れるおそれを有している。
(考案の目的) この考案は上記従来の問題を解決するためにな
されたもので、ウインドガラス下端の保持強度と
カウルボツクスの結合強度の向上を図つた自動車
のカウル構造を提供することを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するために本考案にあつては、
ダツシユパネル、カウルサイドパネルとともにカ
ウルボツクスを形成するカウルアツパパネルに対
して、車幅方向のほぼ全域にわたつて延びるよう
にして保持メンバが設けられ、 前記保持メンバの車体前後方向両端部が前記カ
ウルアツパパネルに接合されて、ウインドガラス
の下端を保持する閉断面構造が構成され、 前記閉断面構造の閉断面が、車幅方向内方より
も車幅方向両端部において拡大され、 前記閉断面構造の両端部が前記カウルサイドパ
ネルに接合されている、 ことを特徴とする自動車のカウル構造、とした構
成としてある。
上述の構成により、保持メンバとカウルアツパ
パネルとが閉断面構造を構成して、その部分の強
度が向上することになる。このため、その閉断面
構造にウインドガラスの下端を保持することによ
つて、該ウインドガラス下端の保持強度を向上さ
せることができることになる。
また、前記閉断面構造の閉断面が、車幅方向内
方よりも車幅方向両端部において拡大され、その
閉断面構造の両端部がカウルサイドパネルに接合
されていることから、カウルサイドパネル(車
体)に対する閉断面構造の車幅方向両端部の接合
面積を増大させることができることになる。この
ため、新たに補強部材を設けなくても、カウルボ
ツクスの結合強度を向上させることができること
になる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図はこの考案にかかる自動車のカウル構造
の一実施例を示す斜視図、第2図は第1図の−
線に沿う断面図であり、これらの図において、
1は自動車のカウルボツクスで、カウルパネル1
1とダツシユパネル12およびカウルサイドパネ
ル13とから形成されている。
カウルパネル11はカウルアツパパネル11A
とカウルロアパネル11Bとからなり、ダツシユ
パネル12はダツシユアツパパネル12Aとダツ
シユロアパネル12Bとで形成されている。
カウルロアパネル11Bは、その下端に形成し
たフランジ部11B1を、ダツシユロアパネル1
2Bの上端フランジ部12B1とダツシユアツパ
パネル12Aの前端フランジ部12A1とが接合
されている上面に重ねて、3者11B1,12A
1,12B1を溶接により一体に接合することで
カウルボツクス1の前端に立設されている。
ダツシユアツパパネル12Aは前後方向に水平
にのびる水平壁12A2と、この水平壁12A2
の後端から立ち上る垂直壁12A3とを有し、垂
直壁12A3の上端にフランジ部12A4が形成
され、このフランジ部12A4にカウルアツパパ
ネル11Aの後端に形成したフランジ部11A1
を溶接により接合している。
カウルサイドパネル13はカウルボツクス1の
左右両サイド(但し、図面には車室側からみて左
サイドのみが示されている)に設けられ、その内
面にカウルアツパパネル11Aの左右両側端部
(但し、図面には左側端部のみを示す)に形成し
た3つのフランジ部11A2と、カウルロアパネ
ル11Bの左右両側端部(但し、図面には左側端
部のみを示す)に形成したフランジ部11B2と
がそれぞれ溶接により接合されている。
カウルボツクス1の上壁部を形成するカウルア
ツパパネル11Aの左右両端部近傍に下方にU字
状に膨出する膨出部2(第3図参照)が形成さ
れ、この膨出部2の端部に上記3つのフランジ部
11A2が形成されている。
3は保持メンバで、カウルアツパパネル11A
の上面に設けられ、カウルアツパパネル11Aと
で閉断面を形成している。
すなわち、保持メンバ3は車体幅方向の中央部
ではカウルアツパパネル11Aの前縁に沿い、両
端部ではカウルアツパパネル11Aの後縁部側に
向けてまわり込む山形隆起部3Aを有し、この山
型隆起部3Aの前側水平部3A1と、該前側水平
部3A1の前端に形成したフランジ部3AXをカ
ウルアツパパネル11Aに溶接により接合してい
る。
また、山形隆起部3Aの後側水平部3A2もカ
ウルアツパパネル11Aに溶接により接合してい
る。
なお、山形隆起部3Aが車体幅方向の中央部で
はカウルアツパパネル11Aの前縁に沿い、両端
部近傍ではカウルアツパパネル11Aの後縁部側
に向けてまわり込む形状は、ウインドガラス8の
下端の形状に応じて形成され、事実上ウインドガ
ラス8は、その下端部内面が保持メンバ3の山形
隆起部3Aの前縁に当接し、かつ下端面が山形隆
起部3Aの前側水平部3A1上に載置された状態
で保持される。
4はヒンジピラーで、カウルボツクス1の左右
両側に配設され、上方にフロントピラー5が連続
して設けられている。
さらに、カウルサイドパネル13は垂直壁13
Aと、この垂直壁13Aの上端から外方にのびる
水平壁13Bとを有し、水平壁13Bの外端にフ
ランジ部13B1が形成されている。
そして、フランジ部13B1とダツシユアツパ
パネル12Aの外端に形成したフランジ部12A
5とにアウタパネル6の上下両端部を溶接により
接合し、ダツシユアツパパネル12A、カウルサ
イドパネル13およびアウタパネル8により外側
閉断面部を形成し、この外側閉断面部の後端フラ
ンジ部7をヒンジピラー4に溶接により接合して
いる。
上記構成において、第1図のカウルボツクス1
の上壁を形成するカウルアツパパネル11Aの上
面に保持メンバ3を設け、この保持メンバ3とカ
ウルアツパパネル11Aとで閉断面を形成すると
ともに、カウルアツパパネル11Aの両端部近傍
に下方にU字状に膨出する膨出部2を形成し、こ
の膨出部2とカウルアツパパネル11Aとで閉断
面を形成している。
しかも、膨出部2の端部に形成した3つのフラ
ンジ部11A2をカウルサイドパネル13の内面
に溶接によつて接合することで、閉断面をカウル
サイドパネル13まで連続させた構成としている
から、カウルボツクス1の上壁の強度が大きくな
り、ウインドガラス8下端の保持力が大幅に向上
するとともに、カウルサイドパネル13に対する
カウルアツパパネル11Aの結合強度が向上す
る。
したがつて、たとえば自動車の衝突時のよう
に、カウルボツクス2の左右両端部に車体前後方
向の衝撃が加わつても、カウルアツパパネル11
Aと保持メンバ3の変形が抑制される上、カウル
ボツクス1の左右両端部の接合部の変形も抑制さ
れるからウインドガラスが外れない。
(考案の効果) 本考案は以上述べたように、ウインドガラス下
端の保持強度と、カウルボツクスの結合強度を大
幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる自動車のカウル構造
の一実施例を示す斜視図、第2図は第1図の−
線に沿う断面図、第3図は同−線に沿う断
面図である。 1……カウルボツクス、2……膨出部、3……
保持メンバ、8……ウインドガラス、11A……
カウルアツパパネル、11A2……フランジ部、
12……ダツシユパネル、13……カウルサイド
パネル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ダツシユパネル、カウルサイドパネルとともに
    カウルボツクスを形成するカウルアツパパネルに
    対して、車幅方向のほぼ全域にわたつて延びるよ
    うにして保持メンバが設けられ、 前記保持メンバの車体前後方向両端部が前記カ
    ウルアツパパネルに接合されて、ウインドガラス
    の下端を保持する閉断面構造が構成され、 前記閉断面構造の閉断面が、車幅方向内方より
    も車幅方向両端部において拡大され、 前記閉断面構造の両端部が前記カウルサイドパ
    ネルに接合されている、 ことを特徴とする自動車のカウル構造。
JP1985136270U 1985-09-05 1985-09-05 Expired - Lifetime JPH0541978Y2 (ja)

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JP1985136270U JPH0541978Y2 (ja) 1985-09-05 1985-09-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60136271A (ja) * 1983-12-26 1985-07-19 Toshiba Corp 光半導体素子

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