JP2724806B2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents
自動車の前部車体構造Info
- Publication number
- JP2724806B2 JP2724806B2 JP6217113A JP21711394A JP2724806B2 JP 2724806 B2 JP2724806 B2 JP 2724806B2 JP 6217113 A JP6217113 A JP 6217113A JP 21711394 A JP21711394 A JP 21711394A JP 2724806 B2 JP2724806 B2 JP 2724806B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- front pillar
- windshield
- support frame
- pillar
- front side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D25/00—Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
- B62D25/04—Door pillars ; windshield pillars
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、フロントピラー及びサ
イドドアウインドシールド間に固定のフロントサイドウ
インドシールドを配置してなる自動車の前部車体構造に
関する。
イドドアウインドシールド間に固定のフロントサイドウ
インドシールドを配置してなる自動車の前部車体構造に
関する。
【０００２】
【従来の技術】フロントサイドドアの前部に設けられる
所謂三角窓を該フロントサイドドアから分離し、固定の
フロントサイドウインドシールドとしてフロントピラー
の後縁に沿って配置する場合、従来はそのフロントサイ
ドウインドシールドの支持枠をフロントピラーの後縁に
沿って溶接することにより固定していた。
所謂三角窓を該フロントサイドドアから分離し、固定の
フロントサイドウインドシールドとしてフロントピラー
の後縁に沿って配置する場合、従来はそのフロントサイ
ドウインドシールドの支持枠をフロントピラーの後縁に
沿って溶接することにより固定していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フロン
トピラーの後縁に溶接された支持枠は衝撃が加わった場
合にフロントピラーから外れ易いため、フロントピラー
の剛性を高める補強部材として充分に機能することがで
きない。従って、フロントピラーに充分な剛性を与える
にはフロントピラーの構成部材の肉厚を増す必要があ
り、それが重量増加の要因となる問題がある。
トピラーの後縁に溶接された支持枠は衝撃が加わった場
合にフロントピラーから外れ易いため、フロントピラー
の剛性を高める補強部材として充分に機能することがで
きない。従って、フロントピラーに充分な剛性を与える
にはフロントピラーの構成部材の肉厚を増す必要があ
り、それが重量増加の要因となる問題がある。
【０００４】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、フロントサイドウインドシールドの支持枠を利用し
て、重量の増加を招くことなくフロントピラーの剛性を
高めることを目的とする。
で、フロントサイドウインドシールドの支持枠を利用し
て、重量の増加を招くことなくフロントピラーの剛性を
高めることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、フロントピラー及びサイドドアウインド
シールド間に固定のフロントサイドウインドシールドを
配置してなる自動車の前部車体構造であって、フロント
ピラーを構成するフロントピラーインナアッパー、フロ
ントピラースチフナ及びフロントピラーアウタアッパー
のうちの何れか１個の部材又は複数個の部材に、フロン
トサイドウインドシールドの三角形状のウインドシール
ド支持枠を一体に形成したことを特徴とする。
に、本発明は、フロントピラー及びサイドドアウインド
シールド間に固定のフロントサイドウインドシールドを
配置してなる自動車の前部車体構造であって、フロント
ピラーを構成するフロントピラーインナアッパー、フロ
ントピラースチフナ及びフロントピラーアウタアッパー
のうちの何れか１個の部材又は複数個の部材に、フロン
トサイドウインドシールドの三角形状のウインドシール
ド支持枠を一体に形成したことを特徴とする。
【０００６】
【作 用】前記構成によれば、フロントサイドウインド
シールドの三角形状のウインドシールド支持枠がフロン
トピラーと一体の補強部材として機能し、フロントピラ
ーの剛性が高められる。
シールドの三角形状のウインドシールド支持枠がフロン
トピラーと一体の補強部材として機能し、フロントピラ
ーの剛性が高められる。
【０００７】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【０００８】図１〜図９は本発明の一実施例を示すもの
で、図１は自動車の全体斜視図、図２は図１の２−２線
拡大断面図、図３はボディの全体斜視図、図４は図３の
４方向矢視図、図５はフロントピラーの分解斜視図、図
６はフロントピラーインナアッパーの側面図、図７は図
６の７−７線断面図、図８は図６の８−８線断面図、図
９は図６の９−９線断面図である。
で、図１は自動車の全体斜視図、図２は図１の２−２線
拡大断面図、図３はボディの全体斜視図、図４は図３の
４方向矢視図、図５はフロントピラーの分解斜視図、図
６はフロントピラーインナアッパーの側面図、図７は図
６の７−７線断面図、図８は図６の８−８線断面図、図
９は図６の９−９線断面図である。
【０００９】図１に示すように、左右のフロントサイド
ドア１，１、左右のリヤサイドドア２，２及びバックド
ア（図示せず）を有する５ドアの自動車Ｖは、フロント
サイドドア１の上部に設けられたフロントサイドドアウ
インドシールド３とフロントピラー４との間に配置され
たフロントサイドウインドシールド５を備える。フロン
トサイドウインドシールド５はフロントサイドドア１と
別体であり、フロントピラー４に固定されている。
ドア１，１、左右のリヤサイドドア２，２及びバックド
ア（図示せず）を有する５ドアの自動車Ｖは、フロント
サイドドア１の上部に設けられたフロントサイドドアウ
インドシールド３とフロントピラー４との間に配置され
たフロントサイドウインドシールド５を備える。フロン
トサイドウインドシールド５はフロントサイドドア１と
別体であり、フロントピラー４に固定されている。
【００１０】図３には、左右のフロントフェンダー６，
６（図１参照）及びボンネット７（図１参照）を取り除
いた自動車Ｖのボディが示される。図３及び図４から明
らかなように、フロントサイドドア１の開口部８は、フ
ロントピラー４、サイドシル９、センターピラー１０及
びルーフサイドレール１１から構成されており、フロン
トピラー４に前記フロントサイドウインドシールド５を
支持する三角形状のウインドシールド支持枠１２が一体
に形成される。
６（図１参照）及びボンネット７（図１参照）を取り除
いた自動車Ｖのボディが示される。図３及び図４から明
らかなように、フロントサイドドア１の開口部８は、フ
ロントピラー４、サイドシル９、センターピラー１０及
びルーフサイドレール１１から構成されており、フロン
トピラー４に前記フロントサイドウインドシールド５を
支持する三角形状のウインドシールド支持枠１２が一体
に形成される。
【００１１】図５はフロントピラー４の分解斜視図であ
って、前記フロントサイドウインドシールド５を支持す
る三角形状のウインドシールド支持枠１２を一体に備え
たフロントピラーインナアッパー１４と、その外側に溶
接されるフロントピラースチフナ１５と、フロントピラ
ーインナアッパー１４の下部に溶接されるフロントピラ
ーインナロア１６と、フロントピラーインナロア１６の
内側面に溶接されたカウル連結ブラケット１７とを備え
る。左右のカウル連結ブラケット１７，１７は、車体左
右方向に延びるカウル１８（図３参照）の両端部に溶接
される。またフロントピラー４は前記フロントピラーイ
ンナアッパー１４、フロントピラースチフナ１５、フロ
ントピラーインナロア１６及びカウル連結ブラケット１
７に加えて、前記ルーフサイドレール１１のアウタ部材
の前部に一体に形成されてフロントピラースチフナ１５
の外面に溶接されるフロントピラーアウタアッパー２０
と、後述するウインドシールド支持枠１２の後枠部１２
2 の外面に溶接されるフロントピラーアウタアッパー２
１とを備える。
って、前記フロントサイドウインドシールド５を支持す
る三角形状のウインドシールド支持枠１２を一体に備え
たフロントピラーインナアッパー１４と、その外側に溶
接されるフロントピラースチフナ１５と、フロントピラ
ーインナアッパー１４の下部に溶接されるフロントピラ
ーインナロア１６と、フロントピラーインナロア１６の
内側面に溶接されたカウル連結ブラケット１７とを備え
る。左右のカウル連結ブラケット１７，１７は、車体左
右方向に延びるカウル１８（図３参照）の両端部に溶接
される。またフロントピラー４は前記フロントピラーイ
ンナアッパー１４、フロントピラースチフナ１５、フロ
ントピラーインナロア１６及びカウル連結ブラケット１
７に加えて、前記ルーフサイドレール１１のアウタ部材
の前部に一体に形成されてフロントピラースチフナ１５
の外面に溶接されるフロントピラーアウタアッパー２０
と、後述するウインドシールド支持枠１２の後枠部１２
2 の外面に溶接されるフロントピラーアウタアッパー２
１とを備える。
【００１２】図６〜図９に示すように、フロントピラー
インナアッパー１４に一体に形成されたウインドシール
ド支持枠１２は、前枠部１２1 、後枠部１２2 及び下枠
部１２3 を三角形状に形成してなり、その内周にフロン
トサイドウインドシールド５が装着される開口部１２4
が形成される。
インナアッパー１４に一体に形成されたウインドシール
ド支持枠１２は、前枠部１２1 、後枠部１２2 及び下枠
部１２3 を三角形状に形成してなり、その内周にフロン
トサイドウインドシールド５が装着される開口部１２4
が形成される。
【００１３】図２から明らかなように、フロントピラー
インナアッパー１４と一体のウインドシールド支持枠１
２の前枠部１２1 の外面にはフロントピラースチフナ１
５が溶接され、更にフロントピラースチフナ１５の外面
にはフロントピラーアウタアッパー２０が溶接される。
またウインドシールド支持枠１２の後枠部１２2 の外面
にはフロントピラーアウタアッパー２１が溶接される。
インナアッパー１４と一体のウインドシールド支持枠１
２の前枠部１２1 の外面にはフロントピラースチフナ１
５が溶接され、更にフロントピラースチフナ１５の外面
にはフロントピラーアウタアッパー２０が溶接される。
またウインドシールド支持枠１２の後枠部１２2 の外面
にはフロントピラーアウタアッパー２１が溶接される。
【００１４】フロントピラーアウタアッパー２０に形成
された凹部２０1 に、フロントウインドシールド２２の
側縁がウエザーストリップ２３を介して接着されるとと
もに、フロントピラーアウタアッパー２０に形成された
凹部２０2 と、フロントピラーアウタアッパー２１の外
面とに、フロントサイドウインドシールド５がウエザー
ストリップ２４を介して接着される。そして、ウインド
シールド支持枠１２を乗員から目視不能に遮蔽すべく、
その車室内に対向する部分が内張り２５，２６により覆
われる。
された凹部２０1 に、フロントウインドシールド２２の
側縁がウエザーストリップ２３を介して接着されるとと
もに、フロントピラーアウタアッパー２０に形成された
凹部２０2 と、フロントピラーアウタアッパー２１の外
面とに、フロントサイドウインドシールド５がウエザー
ストリップ２４を介して接着される。そして、ウインド
シールド支持枠１２を乗員から目視不能に遮蔽すべく、
その車室内に対向する部分が内張り２５，２６により覆
われる。
【００１５】而して、フロントサイドウインドシールド
５を支持するウインドシールド支持枠１２をフロントピ
ラー４と一体に形成したので、そのウインドシールド支
持枠１２によってフロントピラー４を効果的に補強して
車体剛性を高めることができる。その結果、フロントピ
ラー４を構成する各部材の板厚を増加させる必要がなく
なり、車体重量の削減に寄与することができる。
５を支持するウインドシールド支持枠１２をフロントピ
ラー４と一体に形成したので、そのウインドシールド支
持枠１２によってフロントピラー４を効果的に補強して
車体剛性を高めることができる。その結果、フロントピ
ラー４を構成する各部材の板厚を増加させる必要がなく
なり、車体重量の削減に寄与することができる。
【００１６】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【００１７】例えば、実施例ではフロントピラーを構成
するフロントピラーインナアッパー、フロントピラース
チフナ及びフロントピラーアウタアッパー３部材のう
ち、フロントピラーインナアッパーにフロントサイドウ
インドシールドのウインドシールド支持枠を一体に形成
しているが、前記３部材の何れか１個の部材又は複数個
の部材に前記ウインドシールド支持枠を一体に形成する
ことができる。
するフロントピラーインナアッパー、フロントピラース
チフナ及びフロントピラーアウタアッパー３部材のう
ち、フロントピラーインナアッパーにフロントサイドウ
インドシールドのウインドシールド支持枠を一体に形成
しているが、前記３部材の何れか１個の部材又は複数個
の部材に前記ウインドシールド支持枠を一体に形成する
ことができる。
【００１８】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フロン
トピラーとサイドドアウインドシールド間に配置された
フロントサイドウインドシールドの三角形状のウインド
シールド支持枠を、フロントピラーを構成するフロント
ピラーインナアッパー、フロントピラースチフナ及びフ
ロントピラーアウタアッパーのうちの何れか１個の部材
又は複数個の部材と一体に形成したので、その三角形状
のシールド支持枠によりフロントピラーを補強してその
剛性を高めることができる。これにより、フロントピラ
ー自体の板厚を増加させる等の補強を施す必要がなくな
り、車体の軽量化を図ることが可能となる。
トピラーとサイドドアウインドシールド間に配置された
フロントサイドウインドシールドの三角形状のウインド
シールド支持枠を、フロントピラーを構成するフロント
ピラーインナアッパー、フロントピラースチフナ及びフ
ロントピラーアウタアッパーのうちの何れか１個の部材
又は複数個の部材と一体に形成したので、その三角形状
のシールド支持枠によりフロントピラーを補強してその
剛性を高めることができる。これにより、フロントピラ
ー自体の板厚を増加させる等の補強を施す必要がなくな
り、車体の軽量化を図ることが可能となる。
【図１】自動車の全体斜視図
【図２】図１の２−２線拡大断面図
【図３】ボディの全体斜視図
【図４】図３の４方向矢視図
【図５】フロントピラーの分解斜視図
【図６】フロントピラーインナアッパーの側面図
【図７】図６の７−７線断面図
【図８】図６の８−８線断面図
【図９】図６の９−９線断面図
３ フロントサイドドアウインドシールド（サ
イドドアウインドシールド） ４ フロントピラー ５ フロントサイドウインドシールド １２ ウインドシールド支持枠１４ フロントピラーインナアッパー １５ フロントピラースチフナ ２０ フロントピラーアウタアッパー
イドドアウインドシールド） ４ フロントピラー ５ フロントサイドウインドシールド １２ ウインドシールド支持枠１４ フロントピラーインナアッパー １５ フロントピラースチフナ ２０ フロントピラーアウタアッパー
Claims (1)
- 【請求項１】 フロントピラー（４）及びサイドドアウ
インドシールド（３）間に固定のフロントサイドウイン
ドシールド（５）を配置してなる自動車の前部車体構造
であって、フロントピラー（４）を構成するフロントピラーインナ
アッパー（１４）、フロントピラースチフナ（１５）及
びフロントピラーアウタアッパー（２０）のうちの何れ
か１個の部材又は複数個の部材に、 フロントサイドウイ
ンドシールド（５）の三角形状のウインドシールド支持
枠（１２）を一体に形成したことを特徴とする、自動車
の前部車体構造。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6217113A JP2724806B2 (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 自動車の前部車体構造 |
| DE19533781A DE19533781C2 (de) | 1994-09-12 | 1995-09-12 | Vorderabschnitt einer Fahrzeugkarosseriestruktur |
| US08/747,992 US5772277A (en) | 1994-09-12 | 1996-11-12 | Front portion of vehicle body structure for automobile |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6217113A JP2724806B2 (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 自動車の前部車体構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0880868A JPH0880868A (ja) | 1996-03-26 |
| JP2724806B2 true JP2724806B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=16699062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6217113A Expired - Lifetime JP2724806B2 (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 自動車の前部車体構造 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5772277A (ja) |
| JP (1) | JP2724806B2 (ja) |
| DE (1) | DE19533781C2 (ja) |
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| DE10149988B4 (de) * | 2001-10-11 | 2005-07-21 | Daimlerchrysler Ag | Karosseriesäule für einen Kraftwagen |
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