JPWO2013108494A1 - 車両のフェンダパネル取付構造 - Google Patents

車両のフェンダパネル取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2013108494A1
JPWO2013108494A1 JP2013554196A JP2013554196A JPWO2013108494A1 JP WO2013108494 A1 JPWO2013108494 A1 JP WO2013108494A1 JP 2013554196 A JP2013554196 A JP 2013554196A JP 2013554196 A JP2013554196 A JP 2013554196A JP WO2013108494 A1 JPWO2013108494 A1 JP WO2013108494A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
fender panel
flange
vehicle
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013554196A
Other languages
English (en)
Inventor
拓希 山中
拓希 山中
正重 井関
正重 井関
康介 勝又
康介 勝又
徳彰 増田
徳彰 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2013554196A priority Critical patent/JPWO2013108494A1/ja
Publication of JPWO2013108494A1 publication Critical patent/JPWO2013108494A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D27/00Connections between superstructure or understructure sub-units
    • B62D27/06Connections between superstructure or understructure sub-units readily releasable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/16Mud-guards or wings; Wheel cover panels
    • B62D25/163Mounting devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J15/00Riveting
    • B21J15/02Riveting procedures
    • B21J15/04Riveting hollow rivets mechanically
    • B21J15/041Riveting hollow rivets mechanically by pushing a drive-pin
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/04Door pillars ; windshield pillars
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/16Mud-guards or wings; Wheel cover panels

Abstract

固定窓(23)であるコーナーガラスを取り外すことなくフェンダパネル(22)を取り外すようにした車両のフェンダパネル取付構造が開示される。このフェンダパネル取付構造は、フロントピラー(31)の下部とアウトサイドパネル(26)との間に三角形状の固定窓(23)を有し、アウトサイドパネル(26)の外面(27)の前部分(27a)を被覆するフェンダパネル(22)の上縁(22a)には、フロントピラー(31)の上枠(63)の下端部(63a)を被覆する突出部(76)が形成されている。突出部(76)には、該固定窓(23)側の側縁(76a)から、固定窓(23)の内面(23a)側へ突出するフランジ(77)が設けられている。固定窓(23)の開口縁部(58)にはフランジ(77)に対応する位置に車両前後方向に延びるスリット(97)を有するクリップ(68)が設けられている。フランジ(77)は、クリップ(68)のスリット(97)に脱着可能に係合される。

Description

本発明は、アウトサイドパネルに接合される三角形状の固定窓を有し、アウトサイドパネルの外面を被覆するフェンダパネルの上縁にフロントピラーを被覆する突出部が形成された車両のフェンダパネル取付構造に関する。
車両のフェンダパネル取付構造には、車体に嵌合孔部が形成され、嵌合穴部に押え部材を嵌められ、フェンダパネルの縁を押えるものがある。詳細には、押え部材にゴム製のクッションが用いられ、嵌合穴部にスリットが形成され、嵌合穴部に挿入する差し込み部にスリットへ進入する凸状のガイド部が形成され、ガイド部の両側に弾性変形自在な押圧部が形成される。
上記フェンダパネル取付構造によれば、フェンダパネルの振動の低減を図ることが可能である(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、車両のフェンダパネル取付構造には、車両の前部側方からフロントドアの前端部まで配置されたフェンダパネルと、フェンダパネルとルーフパネルとを連結するように配置されたフロントピラーと、車体におけるフェンダパネルとフロントピラーとの間の開口部に固定されたコーナーガラスと、コーナーガラスの周囲を覆うように取付けられた覆い部材とを有するものがある。
上記フェンダパネル取付構造によれば、フェンダパネルが、車体に対して着脱可能に取付けられるので、フェンダパネルの着脱性を向上することが可能である(例えば、特許文献2参照。)。
さらにまた、車両のフェンダパネル取付構造には、車体上下方向に延びるフロントピラーの下半部を車体前後方向に延びるフェンダパネルの後端部で覆うようにしたものがある。詳細には、フロントピラーのフェンダパネルとの境界部の後部に段落部が形成され、フェンダパネルの上縁に取付け片が形成され、取付け片が段落部に車体側方からボルト締め固定され、段落部がガーニッシュで覆われている。
上記フェンダパネル取付構造によれば、フェンダパネルの取付け作業をドアを開けることなく車体側方から行うことが可能である(例えば、特許文献3参照。)。
さらに、車両のフェンダパネル取付構造には、車体のアウトサイドパネルとアウトサイドパネルの外側に配置したプレートとの間で嵌合部を形成し、この嵌合部にフェンダパネルをアウトサイドパネルに係合するためのクリップ部材の一端を嵌合したものがある。クリップ部材は、フェンダパネルの縁部を車体の側方向に押圧するべく車体側方に張り出した弾性腕部と、フェンダパネルの縁部の上下を弾性腕部とによって挟持するべく車外方側に延出した規制部と、が一体形成されている。
上記フェンダパネル取付構造によれば、弾性腕部および規制部によりフェンダパネルの縁部を上下で挟持したので、フェンダパネルの縁部の上下変位を規制することが可能である(例えば、特許文献4参照。)。
さらにまた、車両のフェンダパネル取付構造には、フロントピラーの下部とフロントサイドボディとの間に三角形状の固定窓を有し、フロントサイドボディの外面を被覆するフェンダパネルの上縁後端にはフロントピラーの下端部を被覆する突出部を形成したものがある。突出部に固定窓側の側縁から背面側へ突出する舌片状の係止片が設けられ、係止片に略U字形に切り欠いた係止溝を形成され、固定窓の開口縁に係止片に対応する位置にクリップが設けられている。
上記フェンダパネル取付構造によれば、クリップに係止片の係止溝を脱着可能に係合したので、固定窓を外すことなくフェンダパネルを脱着することが可能である(例えば、特許文献5参照。)。
さらに、車両のフェンダパネル取付構造には、フロントドアの前側に位置するサイドボディには三角形状の固定窓が取付けられ、固定窓の前部の鋭角部分がサイドボディを覆うフェンダパネルの上部後端に形成された鋭角状の切欠き部分に嵌め合わされたものがある。
上記フェンダパネル取付構造によれば、フェンダパネルの切欠き部分の周囲を上下から確実に支持することが可能である(例えば、特許文献6参照。)。
特開2006−213295号公報 特許4140078号公報 特許3532420号公報 特許3413284号公報 特許4206878号公報 特開2009−298185号公報
特許文献1のフェンダパネル取付構造では、視界性良好のため、フロントドアガラス前方にコーナーガラスを設ける車両の前部構造が存在する。コーナーガラスはシーラやクリップ等によりアウトサイドパネルに接合固定され、またフェンダパネルの後端も振動防止の観点から後端上部をアウトサイドパネルに固定する必要がある。
特にアウトサイドパネルのフロントピラー部分は前方に延ばすとサイズが大きくなり搬送時に影響があるため、フロントピラー部分の下端はフェンダパネル側から延ばして形成し影響を最小限にしている結果、フェンダパネルの後端には突出部が存在し、そのため振動を抑制する必要が生じる。従来は、突出部とアウトサイドパネルの間に発泡材を配設していたが、発泡材が塗装時に槽下にたまるなど問題があった。
例えば、取付け時はフェンダパネルの後端のフランジをアウトサイドパネルに固定後、コーナーガラスを接合固定すればよいが、車両製造後フェンダの修理整備時にフェンダを取り外す際に、従来、このフランジがボルトにて固定されており、固定部の車幅外方にコーナーガラスがあると作業性に影響を与える(ボルトを外すための工具が入らない)。
このため、特許文献2又は特許文献3のフェンダパネル取付構造のように、コーナーガラスの先端をカットして固定部外方に別途ガーニッシュを設けるようにしたものがある。また、特許文献1又は特許文献4のフェンダパネル取付構造のように、コーナーガラスの内方に固定部を設けないようにしたものがある。しかし、これらの技術は、見栄えの悪化や部品点数の増加を招いていた。
従って、見栄えの悪化や部品点数の増加の課題を克服すべく、特許文献5又は特許文献6のフェンダパネル取付構造のように、フェンダパネル後端から突出させたフランジにU字状溝を設けるとともにクリップを備え、クリップをアウトサイドパネルに固定して、フェンダパネルの修理整備時にフェンダをスライドさせる(クリップはアウトサイドパネルに残存)ことで、フェンダパネルの取り外しを可能とするとともに、フェンダパネルの交換時にフェンダパネルをコーナーガラス背面のアウトサイドパネルのクリップに嵌合し、フェンダパネルの再度取付を可能にしたものがある。
しかし、上記従来技術では複数回交換を行うとクリップが破損したり、クリップにガタが生じて振動騒音の原因となる問題があった。また、U字状溝にクリップを嵌める際にフランジが変形して嵌りにくいなど作業しづらいという問題もあった。
本発明は、固定部車幅外方にコーナーガラスが存在しても、コーナーガラスを取り外すことなくフェンダパネルを取り外し自在な車両のフェンダパネル取付構造を提供することを課題とする。
さらに、本発明は、発泡材を使用せずにフェンダパネルの突出部の振動騒音を抑制することができる車両のフェンダパネル取付構造を提供することを課題とする。
さらにまた、本発明は、複数回、フェンダパネルを交換しても破損することなく、位置決めが容易で、作業性のよい車両のフェンダパネル取付構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明によれば、フロントピラーの下部とアウトサイドパネルとの間に三角形状の固定窓を有し、前記アウトサイドパネルの外面を被覆するフェンダパネルの上縁には前記フロントピラーの下端部を被覆する突出部を形成した車両のフェンダパネル取付構造において、前記突出部には、該突出部の固定窓側の側縁から、前記固定窓の内面側へ突出するフランジを設け、前記固定窓の開口縁部には前記フランジに対応する位置に車両前後方向に延びるスリットを有するクリップを設け、前記クリップの前記スリットに前記フランジを脱着可能に係合せしめて前記突出部を前記固定窓の開口縁部に係止するようにした車両のフェンダパネル取付構造が提供される。
請求項2に係る発明では、好ましくは、前記フランジは、前記クリップとの係合部分に車幅外方に向けて突出する凸部を設け、前記クリップは前記凸部が係合する開口部を有し、前記フランジの凸部と前記クリップの開口部を互いに嵌合係止する。
請求項3に係る発明では、好ましくは、前記固定窓の前記開口縁部は、前記開口縁部の前部に前記固定窓の内面側に位置して車幅内方に膨出するよう形成された凹部を有し、前記クリップは前記凹部に付設され、前記フランジを前記クリップに係合するようにした。
請求項4に係る発明では、好ましくは、前記フランジは、前記突出部の基部に補強ビードを備えている。
請求項1に係る発明では、車両は、フロントピラー下方でアウトサイドパネルに接合される三角形状の固定窓を有し、アウトサイドパネルの外面を被覆するフェンダパネルの上縁後端にはフロントピラーの下端部を被覆する突出部が形成される。突出部に固定窓の内面側へ突出するフランジを設け、固定窓の開口縁部の、フランジに対応する位置に車両前後方向に延びるスリットを備えたクリップを設け、クリップのスリットにフランジを脱着可能に係合せしめて突出部を固定窓の開口縁部に係止するようにしたので、固定窓内方に突出部の固定部分を設けることができ、ガーニッシュ等の別部材が不要となる。例えば、固定窓周縁に黒色セラミック加工をすることで固定部分が見えなくなるので見栄えが向上する。また、複数回、フェンダパネルを修理整備したとしてもクリップが破損することがなく、容易に突出部を固定することができるので作業効率が向上する。さらに、発泡材を使用しなくても突出部を確実に固定することができ、突出部近傍の振動騒音を抑制することができる。
請求項2に係る発明では、フランジに車幅外方に突出する凸部を設け、凸部が係合する開口部をクリップに設けて、これらを互いに嵌合係止せしめるようになしたので、フェンダパネルの固定時に車両前後方向、車幅方向、車両上下方向の規制を一つの部位で達成でき、位置決めが容易かつ建付性が向上する。これにより、より容易にフェンダパネルの突出部を固定することができるので、作業効率が向上する。また、フェンダパネルを確実に固定することができるので、突出部近傍の振動騒音を抑制することができる。
請求項3に係る発明では、固定窓の開口縁部の前部側に凹部を設け、クリップを凹部に付設するようにしたので、クリップが走行振動等で回転したりずれたりすることがなく、より容易に突出部を固定することができるので作業効率を向上させつつ、突出部近傍の振動騒音を抑制することができる。
請求項4に係る発明では、フランジが、突出部の基部に補強ビードを備えているので、フランジが振動等により振れにくくなり、突出部近傍の振動騒音を抑制することができる。さらに、フェンダパネルの修理時に容易に突出部を固定することができ、作業効率が向上する。
本発明に係る車両のフェンダパネル取付構造が採用された車両の側方から見た斜視図である。 本発明の実施例1によるフェンダパネル取付構造の分解斜視図である。 図2に示された固定窓部周辺を示した側面図である。 図2に示されたアウトサイドパネルの側面図である。 図4の領域5を拡大した図である。 図2に示されたフェンダパネルの側面図である。 図2に示されたフェンダパネルの斜視図である。 図6の領域8を拡大した図である。 図2に示されたフェンダパネルがクリップに嵌合した状態を示した側面図である。 図3の10−10線に沿った拡大断面図である。 図2に示されたクリップの車体外側方向から見た斜視図である。 図2に示されたクリップの車体内側から見た斜視図である。 図1に示された自動車のフェンダパネル取付構造の脱着手順を示した図である。 本発明の実施例2によるフェンダパネル取付構造の断面図である。 図14に示されたクリップの分解斜視図である。 図14に示されたクリップの斜視図である。 図14に示されたクリップの別の角度から見た斜視図である。 図14に示されたリベットの非係止状態を示した断面図である。 図14の領域19を拡大した図である。 本発明の実施例3によるクリップの斜視図である。
以下、本発明の好ましい幾つかの実施例について、添付した図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3に示すように、テールゲート(不図示)を開閉自在に取付けたハッチバックタイプの車両10は、車体11の側面に、車体側方を覆うサイドパネル21と、車体前部側方を覆うフェンダパネル(フロントフェンダパネル)22と、サイドパネル21に取付けられる三角形状の固定窓(コーナーガラス)23と、を備える。
図2に示すように、実施例1によるフェンダパネルの取付構造は、アウトサイドパネル26の前端上部に固定窓(コーナーガラス)23を取付けて、フェンダパネル22の上縁22a(上縁22aのうち車体前後方向中央部分)に形成された突出部76からフェンダパネル22のフランジ77をコーナーガラス23の内面23aに延ばすとともに、フランジ77に対応する部分に上方視で車体前後方向に延びるスリット97を有するクリップ68を取付けて、フランジ77とクリップ68のスリット97を着脱自在に固定するフェンダパネル22の上縁22a若しくは後端を固定している。アウトサイドパネル26の前端上部は、後述するフロントピラーアウタ51の開口縁部(窓枠部)58に相当している。
図1に示すように、サイドパネル21は、車室12側に設けられるインナサイドパネル25と、車外側に設けられるアウトサイドパネル(アウタサイドパネル)26とからなる。
インナサイドパネル25は、フロントピラーインナ41と、ルーフレールインナ42と、センタピラーインナ43と、サイドシルインナ44と、リヤピラーインナ45とからなる。
アウトサイドパネル26は、フロントピラーアウタ51と、ルーフレールアウタ52と、センタピラーアウタ53と、サイドシルアウタ54と、リヤピラーアウタ55と、リヤフェンダパネル56とからなる。
フロントピラー31は、フロントピラーインナ41と、フロントピラーアウタ51とからなる。ルーフレール32は、ルーフレールインナ42と、ルーフレールアウタ52とからなる。センタピラー33は、センタピラーインナ43と、センタピラーアウタ53とからなる。
サイドシル34は、サイドシルインナ44と、サイドシルアウタ54とからなる。リヤピラー35は、リヤピラーインナ45と、リヤピラーアウタ55とからなる。
図2〜図5に示すように、フロントピラーアウタ51は、上部に設けられた開口縁部(窓枠部)58と、開口縁部58の下部に設けられた垂直部59とからなる。開口縁部58は、車体上方に向けて延びた前枠61と、車体上方に向けて延びた後枠62と、後枠62の上端から車体前方に向けて下方に傾斜した上枠(傾斜部)63と、車体前後方向に略水平に延びた下枠64とからなる。
固定窓23(フロントピラーアウタ51)の開口縁部58の前方(固定窓23が取付けられる開口縁部58の前枠61)に、固定窓23の内面23a側に位置して車幅内方に膨出する凹部67が設けられる。凹部67には、クリップ68が付設され、クリップ68の外周68aが位置決めされる。凹部67にはクリップ68を嵌合するクリップ孔69が形成されている。
すなわち、アウトサイドパネル26のクリップ取付部分には、車幅内方(車室12側)に陥没した凹部67が設けられており、クリップ68は、凹部67の稜線67a,67bに沿って凹部67に嵌合するように備えられる。
そのため、別途ボス等を設けなくてもクリップ68が走行振動等で回転したりずれたりすることがなく、より容易にフェンダパネル22の突出部76に固定することができる。これにより、作業効率を向上させつつ、確実にフェンダパネル22のフランジ77を支持して突出部76近傍の振動騒音を抑制することができる。
開口縁部58の内方には、固定窓23を支持する固定窓支持部71が形成され、固定窓支持部71に、固定窓23を取付ける複数のガラス固定孔72が形成されている。ガラス固定孔72は、固定窓23に設けられたガラス固定用クリップ73が嵌合する。固定窓支持部71は、開口縁部(窓枠部)58の周縁部に相当する。下枠64は、垂直部59の上端59aと同一位置にある。
固定窓23は、フロントピラー31下部でシール部材(弾性体)74(図10参照)を介してアウトサイドパネル26に接合される。詳細には、固定窓(コーナーガラス)23の内面23a側の三隅にガラス固定用クリップ73(クリップ68とは別のクリップである)が接着されており、アウトサイドパネル26のガラス固定孔72にガラス固定用クリップ73が嵌合することで固定される。さらに、固定窓(コーナーガラス)23の周縁23bに黒色セラミック加工が施され、ガラス固定用クリップ73は車外からはマスキングされている。固定窓(コーナーガラス)23の内面23aは、車室12側に位置する。
図2、図6〜図9に示すように、フェンダパネル22は、車体前部側面及びアウトサイドパネル26の外面27の前部分27aを被覆する。さらに、フェンダパネル22は、車体前部側面を覆うフェンダ本体75と、フェンダパネル22の上縁部22aに形成された突出部76と、突出部76の固定窓23側の側縁76aから延びたフランジ77と、車体11側に取付けられる複数の取付フランジ78a〜78fと、からなる。前部分27aは、上枠63の下端部63aも含む。
突出部76は、フェンダパネル22の上縁部22aのうち車体前後方向中央部分に形成され、フロントピラー31(詳細にはフロントピラーアウタ51)の上枠63の下端部63aを被覆する。突出部76は、フェンダパネル22の上縁部22a車体前後方向中央部分のみならず、フェンダパネル22の上縁部22aの後端から延出されたものであってもよい。
フランジ77は、詳細には突出部76の固定窓23側の側縁76aから、固定窓23の内面23a側へ突出する。さらに、フランジ77は、車幅外方に突出する凸部81と、突出部76の基部76bにフランジ77の支持強度を増す補強ビード82,82とを備える。凸部81は、クリップ68との係合部分であり、後述するクリップ68の開口部111に嵌合する。凸部81は、断面でお椀(bowl)形であり、側面視では正六角形を呈する部分である。凸部81は、側面視で円形や楕円形に形成されたものであってもよい。
すなわち、フランジ77に、クリップ68との係合部分に車幅外方に突出する凸部81を設け、凸部81が係合する開口部111をクリップ68に形成し、フランジ77の凸部81をクリップ68の開口部111に嵌合する。
フランジ77は、突出部76の基部76bに補強ビード82,82を有するので、フランジ77自体の強度が向上している。フランジ77が振動等により振れにくくなり、突出部76近傍の振動騒音を抑制することができるとともに、フェンダパネル22の修理時に容易に突出部76を固定することができ、作業効率が向上する。
すなわち、取付フランジ78a〜78f(図6、図7)がフェンダパネル22の周部分に所定間隔をおいて設けられ、フェンダパネル22は車体11にボルト固定される。アウトサイドパネル26のフロントピラー31(上枠63)の下端部63aを車幅外方から覆う突出部76は、上縁22a車体前後方向中央部分からフロントピラー31に沿って延出している。
さらに、フェンダパネル22では、アウトサイドパネル26に設けられたクリップ68に対応する位置に車幅外方に突出する凸部81が設けられる。凸部81が、フェンダパネル22取付後はクリップ68の開口部111に嵌合することで、車両前後方向、車幅方向、車両上下方向の規制を一つの部位で達成できる。この結果、位置決めが容易かつ建付け性が向上する。
図10〜図12に示すように、クリップ(クリップ組立体)68は、フェンダパネル22を挟み込むクリップ本体91と、このクリップ本体91をアウトサイドパネル26に取付けるリベット92と、クリップ本体91に嵌合するカラー93と、からなる。クリップ本体91は樹脂で形成される。リベット92及びカラー93は金属で形成される。リベット92は、好ましくはアルミニウムで形成される。クリップ本体91は、アウトサイドパネル26の開口縁部58(図5)に設けられた凹部67に取付けられる。
クリップ本体91は、アウトサイドパネル26側に位置する内ベース部94と、固定窓23側に位置する外ベース部95と、これらの内ベース部94及び外ベース部95を連結する連結部96と、内ベース部94と外ベース部95とで形成される略U字状のスリット97とからなる。
内ベース部94は、開口縁部58(図5)の凹部67に嵌り込む部分である。内ベース部94は、リベット92及びカラー93が貫通する貫通孔101と、フランジ77のアウトサイドパネル26側に当接する段部102,102と、フランジ77のスライドを容易にする傾斜部103と、凹部67に当接する複数の脚部104と、凹部67に当接するリング部105とを有する。
段部102,102は、外ベース部95に対峙するように内ベース部94に形成される。段部102,102は、フランジ77を車幅方向にガタつかせないための支持部である。傾斜部103は、内ベース部94のフェンダパネル22側の端部94a及び段部102,102のフェンダパネル22側の端部102a,102aに亘って形成されている。傾斜部103は、フランジ77をスリット97に挿入しやすくする機能を有する。
脚部104は、内ベース部94の四隅に且つアウトサイドパネル26側に形成される。リング部105は、貫通孔101の周りに且つアウトサイドパネル26側に形成される。連結部96には、連結部96の強度を増す縦リブ107及び複数の横リブ108が形成される。
図11に示すように、外ベース部95は、リベット92の挿入を可能にする開口部111と、フランジ77の固定窓23側に当接する段部112,112と、フランジ77のスライドを容易にする傾斜部113と、外ベース部95の強度を増すベース側リブ114とからなる。
開口部111は、フランジ77の凸部81が嵌合される嵌合孔であるとともに、アウトサイドパネル26にクリップ68を固定する際のリベット92の挿入孔でもある。ベース側リブ114は、縦リブ116a,116bと、横リブ117a,117b,117bと、リング状リブ119とから構成されている。
外ベース部95の傾斜部113は、内ベース部94の傾斜部103とともにフランジ77をスリット97に挿入しやすくする役目をなす。段部112,112は、内ベース部94に対峙するように外ベース部95に形成される。段部112,112は、フランジ77を車幅方向にガタつかせないための支持部である。
図12に示すように、リベット92は、カラー93及び凹部67のクリップ孔69(図5)に貫通させるリベット本体121と、リベット本体121を貫通するピン122とからなる。
リベット本体121は、内ベース部94及びカラー93の一端に当接する鍔部124(図10)と、貫通孔101及びクリップ孔69に貫通する筒部125とからなる。ピン122は、筒部125に貫通したピン本体126と、ピン本体126の一端に形成された拡径部127とからなる。
図10に示すように、カラー93は、凹部67側に当接するカラーフランジ部128と、カラーフランジ部128から延ばされ、鍔部124に当接するカラー円筒部129とからなる。カラー93は、内ベース部94の貫通孔101にセットされ、かしめた時に、樹脂で形成された内ベース部94の肉厚の潰れを防止する。
リベット92は、専用工具(不図示)でピン122を車外側に引くことで、リベット本体121の筒部125を変形させ、クリップ本体91を凹部67にかしめ、リベット本体121の鍔部124から飛び出したピン本体126の余剰部分は取り去られ、図10に示された状態になる。
すなわち、図2、図10及び図11に示すように、自動車のフェンダパネルの取付構造は、固定窓23の開口縁部58(固定窓23が設けられる開口縁部58)にはフランジ77に対応する位置に車両前後方向に延びるスリット97を有するクリップ68を設け、クリップ68のスリット97にフランジ77を脱着可能に係合せしめて突出部76を固定窓23の開口縁部58に係止するようにした。
クリップ68は、車両の前方向に口が開くように略U字状に形成されており、クリップ68固定時において車両前後方向に延びるスリット97が形成され、このスリット97にフランジ77を脱着可能に係合してフェンダパネル22の突出部76を固定する。
これにより、フェンダパネル22の突出部76のフランジ77をボルトで固定しないので、固定窓(コーナーガラス)23の内方に突出部76の固定部分を設けることができ、ガーニッシュ等の別部材が不要となり、コーナーガラス23の周縁23b(図3)に黒色セラミック加工をすることで固定部分が見えなくなるので見栄えが向上する。
さらに、複数回フェンダパネル22を修理整備したとしてもクリップ68が破損することがなく、容易に突出部76を固定することができるので作業効率が向上する。加えて、発泡材を使用しなくても突出部76を確実に固定することができ、突出部76近傍の振動騒音を抑制することができる。
図13(a)〜(c)は、フェンダパネル22の着脱方法を示している。図13(a)において、フェンダパネル22の周縁に所定間隔をおいて設けられた取付フランジ78a〜78f(図6,図7)からボルト(不図示)を除去する。
図13(b)において、フェンダパネル22を車幅外方に引きながら、矢印b1の如くフェンダパネル22自体を車体の前方側にスライドさせる。アウトサイドパネル26のクリップ68のスリット97(図11)からフェンダパネル22の突出部76のフランジ77が外れて(クリップ68の開口部111からフランジ77の凸部81が外れて)フェンダパネル22が解放される。すなわち、アウトサイドパネル26に取付けられている固定窓(コーナーガラス)23を取り外すことなくフェンダパネル22を取り外すことができる。
図13(c)において、フェンダパネル22を取付けるには、図13(b)の逆の手順で行う。なお、図13(c)ではアウトサイドパネル26等は省略している。固定窓(コーナーガラス)23の内面23a(図13(b))にフランジ77を差し込み、フェンダパネル22の周縁に所定間隔を置いて設けられた取付フランジ78a〜78f(図6,図7)をボルト(不図示)で車体11(図13(a))に固定する。すなわち、クリップ68に設けられた開口部111にフランジ77の凸部81が嵌合して容易に位置決めができ、車両前後方向、車幅方向、車両上下方向の規制を一つの部位で達成できるので建付け性が向上する。
図2及び図10に示すように、車両10は、フロントピラー31の下部でアウトサイドパネル26に接合される三角形状の固定窓23を有している。アウトサイドパネル26の外面27の前方部分27aを被覆するフェンダパネル22の上縁22aには、フロントピラー31(フロントピラーアウタ51)の上枠63の下端部63aを被覆する突出部76が形成される。
自動車のフェンダパネルの取付構造では、突出部76に固定窓23の内面23a側へ向けて突出するフランジ77を設け、固定窓23の開口縁部58(固定窓23が設けられる開口縁部58)の、フランジ77に対応する位置に車両前後方向に延びるスリット97を有するクリップ68を設け、クリップ68のスリット97にフランジ77を脱着可能に係合せしめて突出部76を固定窓23の開口縁部58に係止せしめるようになしたので、固定窓23内方に突出部76の固定部分を設けることができ、ガーニッシュ等の別部材が不要となる。例えば、固定窓23の周縁23bに黒色セラミック加工をすることで固定部分が見えなくなるので見栄えが向上する。
また、複数回、フェンダパネル22を修理整備したとしてもクリップ68が破損することがなく、容易に突出部76を固定することができるので作業効率が向上する。さらに、発泡材を使用しなくても突出部76を確実に固定することができ、突出部76近傍の振動騒音を抑制することができる。
図2及び図10に示すように、自動車のフェンダパネルの取付構造では、フランジ77に車幅外方に突出する凸部81を設け、凸部81が係合する開口部111をクリップ68に設けて、これらを互いに嵌合係止せしめるようになしたので、フェンダパネル22の固定時に車両前後方向、車幅方向、車両上下方向の規制を一つの部位で達成でき、位置決めが容易かつ建付け性が向上する。
これにより、より容易にフェンダパネル22の突出部76を固定することができるので、作業効率が向上する。また、フェンダパネル22を確実に固定することができるので、突出部76近傍の振動騒音を抑制することができる。
図2及び図10に示すように、自動車のフェンダパネルの取付構造では、固定窓23の開口縁部58(固定窓23が取付けられる開口縁部58)の前方に凹部67を設け、クリップ68を凹部67に付設するようにしたので、クリップ68が走行振動等で回転したりずれたりすることがなく、より容易に突出部76を固定することができるので作業効率を向上させつつ、突出部76近傍の振動騒音を抑制することができる。
図8に示すように、自動車のフェンダパネルの取付構造では、フランジ77が、突出部76の基部76bに(突出部76の基部76bからフランジ77に亘って)フランジ77の支持強度を増す補強ビード82,82を備えているので、フランジ77が振動等により振れにくくなり、突出部76近傍の振動騒音を抑制することができる。さらに、フェンダパネル22の修理時に容易に突出部76を固定することができ、作業効率が向上する。
図14〜図19は、実施例2による自動車のフェンダパネル取付構造を示している。実施例2の自動車のフェンダパネル取付構造は、図10に示された実施例1の自動車のフェンダパネル取付構造のリベット92を樹脂性のグロメット192に置き換えた実施例であり、実施例1の自動車のフェンダパネル取付構造で使用した部品と同一部品は同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図14〜図19に示すように、クリップ(クリップ組立体)168は、フェンダパネル22を挟み込むクリップ本体191と、このクリップ本体191をアウトサイドパネル166に取付けるグロメット192とからなる。クリップ本体191及びグロメット192は樹脂で形成される。クリップ本体191は、アウトサイドパネル166に形成された凹部167に取付けられる。クリップ168は、凹部167の稜線167a,167bに沿って埋没するように備えられる。すなわち、凹部167には、クリップ168の外周168aが位置決めされる。
図15及び図16に示すように、クリップ本体191は、アウトサイドパネル166側に位置する内ベース部194と、固定窓23側に位置する外ベース部195と、これらの内ベース部194及び外ベース部195を連結する連結部196と、内ベース部194と外ベース部195とで形成される略U字状のスリット197とからなる。
内ベース部194は、凹部167に嵌り込む部分である。内ベース部194は、グロメット192が貫通する貫通孔201と、フランジ77のアウトサイドパネル166側に当接させる段部202,202と、フランジ77のスライドを容易にする傾斜部203と、凹部167に当接させる複数の脚部204と、凹部167に当接させるリング部205とを有する。
段部202,202は、外ベース部195に対峙するように内ベース部194に形成される。段部202,202は、フランジ77を車幅方向にガタつかせないための支持部である。傾斜部203は、内ベース部194のフェンダパネル22側の端部194a及び段部202,202のフェンダパネル22側の端部202a,202aに亘って形成されている。傾斜部203は、フランジ77をスリット197に挿入しやすくなる。
図16に示すように、脚部204は、内ベース部194の四隅に且つアウトサイドパネル166側に形成される。リング部205は、貫通孔201の周りに且つアウトサイドパネル166側に形成される。連結部196は、連結部196の強度を増す縦リブ207及び複数の横リブ208が形成される。
図15に示すように、外ベース部195は、グロメット192の挿入を可能にする開口部211と、フランジ77の固定窓23側に当接させる段部212,212と、フランジ77のスライドを容易にする傾斜部213と、外ベース部195の強度を増すベース側リブ214とからなる。
開口部211は、フランジ77の凸部81が嵌合される嵌合孔であるとともに、アウトサイドパネル166にクリップ168を固定する際のグロメット192の挿入孔でもある。ベース側リブ214は、縦リブ216a,216bと、横リブ217a,217b,217bと、リング状リブ219とから構成されている。
外ベース部195の傾斜部213は、内ベース部194の傾斜部203とともにフランジ77をスリット197に挿入しやすくする。段部212,212は、内ベース部194に対峙するように外ベース部195に形成される。段部212,212は、フランジ77を車幅方向にガタつかせないための支持部である。
グロメット192は、内ベース部194の貫通孔201に貫通させる外筒部(ハウジング)221と、外筒部221に嵌合する内筒部(ピン)222とからなる。
外筒部221は、内ベース部194に当接する鍔部224と、この鍔部224から延ばされ、内ベース部194の貫通孔201に貫通する外筒本体225と、この外筒本体225に形成され、凹部167のクリップ孔169(図14)に係止される拡径部226とからなる。拡径部226には、外筒部221の径方向に複数の切り欠き227が開けられ、切り欠き227が形成されることによる複数の係止片228が形成される。係止片228の内周先端には突起229(図18、図19)が設けられる。
図18及び図19に示すように、内筒部222は、内筒部222を押圧するための頭部231と、この頭部231から延ばされた内筒本体232と、内筒本体232の先端近傍に形成された係止溝233と、内筒本体232の先端に形成されたテーパ部234とを有する。
図18において、内筒部222の頭部231を矢印a1の如く押圧する。内筒部222のテーパ部234が外筒部221の突起229を、矢印a2,a2の如く径方向に押し拡げる。その結果、図19に示すように、クリップ168をアウトサイドパネル166側の凹部167に取付けることができる。すなわち、グロメット192は、非係止状態から係止状態に移行する。
図20に示すように、実施例3による自動車のフェンダパネル取付構造のクリップ248は、クリップ本体251と、クリップ本体251をアウトサイドパネル266に取付ける係止爪252とが、樹脂で一体的に形成される。
すなわち、クリップ248は、アウトサイドパネル266側に位置する内ベース部254と、固定窓23(図2)側に位置する外ベース部255と、これらの内ベース部254及び外ベース部255を連結する連結部256と、内ベース部254と外ベース部255とで形成される略U字状のスリット257と、アウトサイドパネル266に取付ける係止爪252とからなる。
クリップ248では、内ベース部254、外ベース部255、連結部256及びスリット257は、実施例2のクリップ本体191(図15)と略同一構造である。ただし、内ベース部254には、クリップ本体191の貫通孔201及びリング部205の替わりに、円形に形成された爪ベース部259と、この爪ベース部259に設けられ、アウトサイドパネル266の凹部267に取付ける係止爪252とが形成されている。
なお、アウトサイドパネル266の凹部267には、係止爪252が嵌合する略矩形のクリップ孔269が形成される。
クリップ248は、クリップ本体251及び係止爪252が樹脂で一体的に成型され、係止爪252でアウトサイドパネル266の凹部267に固定される。クリップ248は、車両前方に口が開くように略U字状、クリップ248固定時において車両前後方向に延びるスリット257が形成されており、このスリット257にフランジ77(図2)を脱着可能に係合してフェンダパネル22の突出部76を固定する。
本発明による自動車のフェンダパネル取付構造は、実施例1では図10〜図12に示すように、リベット92でクリップ本体91をアウトサイドパネル26側に取付けるクリップ68と、実施例2では図14〜図19に示すように、グロメット192でクリップ本体191をアウトサイドパネル166側に取付けるクリップ168と、実施例3では図20に示すように、クリップ本体251と係止爪252とを一体的に形成したクリップ248とを示したが、適宜、組み合わせたり、応用したりすることを妨げるものではない。
本発明に係る自動車のフェンダパネル取付構造は、セダンやワゴンなどの乗用車に採用するのに好適である。
10…自動車(車両)、22…フェンダパネル、22a…フェンダパネルの上縁、23…三角形状の固定窓、23a…固定窓の内面、26…アウトサイドパネル、27…アウトサイドパネルの外面、31…フロントピラー、58…開口縁部(窓枠部)、63a…フロントピラー(上枠)の下端部、67…開口縁部の凹部、68…クリップ、76…フェンダパネルの突出部、76a…突出部の固定窓側の側縁、76b…突出部の基部、77…フランジ、81…フランジの凸部(クリップとの係合部分)、82…フランジの補強ビード、97…クリップのスリット、111…クリップの開口部。

Claims (4)

  1. フロントピラーの下部とアウトサイドパネルとの間に三角形状の固定窓を有し、前記アウトサイドパネルの外面を被覆するフェンダパネルの上縁には前記フロントピラーの下端部を被覆する突出部を形成した車両のフェンダパネル取付構造において、
    前記突出部には、該突出部の固定窓側の側縁から、前記固定窓の内面側へ突出するフランジを設け、前記固定窓の開口縁部には前記フランジに対応する位置に車両前後方向に延びるスリットを有するクリップを設け、前記クリップの前記スリットに前記フランジを脱着可能に係合せしめて前記突出部を前記固定窓の開口縁部に係止するようにした車両のフェンダパネル取付構造。
  2. 前記フランジは、前記クリップとの係合部分に車幅外方に向けて突出する凸部を設け、前記クリップは前記凸部が係合する開口部を有し、前記フランジの凸部と前記クリップの開口部を互いに嵌合係止するようにした請求項1に記載の車両のフェンダパネル取付構造。
  3. 前記固定窓の前記開口縁部は、前記開口縁部の前部に前記固定窓の内面側に位置して車幅内方に膨出するよう形成された凹部を有し、前記クリップは前記凹部に付設され、前記フランジを前記クリップに係合するようにした請求項1に記載の車両のフェンダパネル取付構造。
  4. 前記フランジは、前記突出部の基部に補強ビードを備えている請求項1に記載の車両のフェンダパネル取付構造。
JP2013554196A 2012-01-20 2012-11-29 車両のフェンダパネル取付構造 Pending JPWO2013108494A1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013554196A JPWO2013108494A1 (ja) 2012-01-20 2012-11-29 車両のフェンダパネル取付構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012009802 2012-01-20
JP2012009802 2012-01-20
JP2013554196A JPWO2013108494A1 (ja) 2012-01-20 2012-11-29 車両のフェンダパネル取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2013108494A1 true JPWO2013108494A1 (ja) 2015-05-11

Family

ID=48798931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013554196A Pending JPWO2013108494A1 (ja) 2012-01-20 2012-11-29 車両のフェンダパネル取付構造

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8979166B2 (ja)
EP (1) EP2805876B1 (ja)
JP (1) JPWO2013108494A1 (ja)
CN (1) CN104203729B (ja)
BR (1) BR112014017786A8 (ja)
WO (1) WO2013108494A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5903087B2 (ja) * 2013-10-24 2016-04-13 本田技研工業株式会社 スプリングクリップ、および自動車のフェンダパネルの取り付け構造
USD746743S1 (en) * 2014-11-12 2016-01-05 Ford Motor Company Vehicle fender
CN104443059A (zh) * 2014-12-05 2015-03-25 无锡同捷汽车设计有限公司 汽车翼子板下部安装结构
JP6653602B2 (ja) * 2016-03-18 2020-02-26 ベバスト ジャパン株式会社 パネル構造体、及びその製造方法
JP6401760B2 (ja) * 2016-09-15 2018-10-10 本田技研工業株式会社 車体構造
US10946900B2 (en) * 2017-01-20 2021-03-16 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle body front structure
JP6517859B2 (ja) * 2017-02-28 2019-05-22 本田技研工業株式会社 車体フロア構造
DE102017104237A1 (de) * 2017-03-01 2018-09-06 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Radlauf mit einer Radlaufblende
USD889344S1 (en) * 2018-03-02 2020-07-07 Ford Global Technologies, Llc Vehicle liftgate
FR3084324B1 (fr) * 2018-07-27 2021-04-16 Novares France Crochet de connexion pour becquet
USD873742S1 (en) * 2018-10-29 2020-01-28 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle fender
JP6928069B2 (ja) * 2019-11-28 2021-09-01 本田技研工業株式会社 車両前部構造
US11772711B2 (en) * 2020-08-07 2023-10-03 Fontaine Spray Suppression Company Fender support arm with bolt-retaining strip
CN115366996B (zh) * 2022-08-09 2023-06-23 岚图汽车科技有限公司 一种安装支架及翼子板安装组件

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6089074A (ja) 1983-10-20 1985-05-18 Toppan Printing Co Ltd 燃料電池用電解質タイルの製造方法
JPS60111737A (ja) * 1983-11-22 1985-06-18 Mazda Motor Corp エンジン用シリンダボア中子の造型法
JPS6089074U (ja) * 1983-11-25 1985-06-18 マツダ株式会社 自動車の前部車体構造
JP3413284B2 (ja) 1994-07-07 2003-06-03 本田技研工業株式会社 フロントフェンダの補強構造
JP2724806B2 (ja) * 1994-09-12 1998-03-09 本田技研工業株式会社 自動車の前部車体構造
JP4140078B2 (ja) 1998-03-05 2008-08-27 マツダ株式会社 車両のウィンドガラス構造
JP3532420B2 (ja) 1998-09-22 2004-05-31 ダイハツ工業株式会社 自動車のフロントフェンダ取付け構造
JP4206878B2 (ja) 2003-09-22 2009-01-14 トヨタ車体株式会社 自動車のフェンダパネルの取付構造
JP4405327B2 (ja) * 2004-06-30 2010-01-27 本田技研工業株式会社 フロントフェンダ構造
JP2006213295A (ja) 2005-02-07 2006-08-17 Honda Motor Co Ltd フロントフェンダの補強構造
DE602007001555D1 (de) * 2006-05-10 2009-08-27 Mazda Motor Fahrzeugaufbaukonstruktion
JP4778936B2 (ja) * 2007-06-22 2011-09-21 株式会社豊田自動織機 自動車におけるピラー部構造
JP5125300B2 (ja) 2007-08-08 2013-01-23 トヨタ車体株式会社 自動車の固定窓構造
JP5029499B2 (ja) 2008-06-10 2012-09-19 トヨタ車体株式会社 乗用車におけるフェンダパネル固定構造

Also Published As

Publication number Publication date
BR112014017786A2 (ja) 2017-06-20
EP2805876B1 (en) 2016-09-28
EP2805876A4 (en) 2015-09-30
WO2013108494A1 (ja) 2013-07-25
CN104203729A (zh) 2014-12-10
US8979166B2 (en) 2015-03-17
US20140367997A1 (en) 2014-12-18
EP2805876A1 (en) 2014-11-26
BR112014017786A8 (pt) 2017-07-11
CN104203729B (zh) 2016-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013108494A1 (ja) 車両のフェンダパネル取付構造
JP4720449B2 (ja) 自動車のフロントピラー周辺の内装材の取付け構造
JP4076940B2 (ja) ガーニッシュの取付け構造及び取付け方法
JP6401767B2 (ja) 車体構造
JP5561541B2 (ja) 車両のドア構造
JP2017077848A (ja) 自動車用ドア構造
JP6545730B2 (ja) ドアフレームモールの取り付け構造
CN106476573B (zh) 用于固定车辆三角玻璃的结构
JP2011162146A (ja) 自動車用ドア構造
JP2007314067A (ja) ピラーガーニッシュの上部合わせ構造
US8733826B1 (en) Truck bed panel attached to door hinge mounting plate
JP5307526B2 (ja) ガラスランの取付構造
CN112172928B (zh) 车身后部构造
JP4867829B2 (ja) 車両用サイドステップ
JP5500419B2 (ja) ピラートリムの取り付け構造
JP4656287B2 (ja) 自動車用ドアの衝撃吸収部材取り付け構造
JP6551367B2 (ja) エアバッグ装置
JP4716863B2 (ja) 自動車におけるメータクラスタ取付装置
JP6052210B2 (ja) 自動車のオーバフェンダ構造
JP4497071B2 (ja) 車両のピラーガーニッシュの取付構造
JP2018111388A (ja) ガーニッシュ固定構造
JP2009096292A (ja) 車両用バックドアの構造
JP2008168668A (ja) 車両用エアバッグ装置
JP2013180732A (ja) テールゲート
JP2013248981A (ja) 自動車用内装材の接合構造

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20150204

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20150218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150420

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150714