JP5561541B2 - 車両のドア構造 - Google Patents

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本発明は車両のドア構造に関する。
車両のドア構造では、ミラーリインフォースメントにアウトサイドミラーが取り付けられることから、ミラーリインフォースメントとその周りの構造の剛性を向上させて、アウトサイドミラーの取り付け強度を強くする必要がある。
そこで、従来、特許文献1に開示されているように、アウタパネルに接合されるアウタリインフォースメントと、インナパネルに接合されるインナリインフォースメントとをミラーリインフォースメントで結合してリンフォース集合体を構成し、
アウトサイドミラー取り付け部の前方のミラーリインフォースメント部分を、アウタパネルとインナパネルに対して斜めになった斜め壁に構成してあった。
ミラーリインフォースメントのアウトサイドミラー取り付け部は、車両前方側がインナパネル側に接合してインナパネルに支持され、車両上側がアウタパネルのベルトライン部の上縁のフランジに接合してアウタパネルに支持されている。また、ミラーリインフォースメントのアウトサイドミラー取り付け部の車両後方側及び車両下側は、アウタリインフォースメントに接合されるが、そのアウタリインフォースメントの下側の部分は、アウタパネルの側面に間隔を空けて配置されてフリー状態にしてあった。
特開平11−314520号公報
上記従来の構造によれば、リンフォース集合体が板材でのみ形成されていたために、アウトサイドミラー取り付け部の剛性を十分向上させることができなかった。
また、ミラーリインフォースメントのアウトサイドミラー取り付け部の車両後方側及び車両下側は、アウタリインフォースメントに接合されるが、そのアウタリインフォースメントの下側の部分は、アウタパネルの側面に車両幅方向に間隔を空けて配置されてフリーの状態にある。(アウタパネルとアウタリインフォースメントの間に数箇所スポット的に車両前後方向に間隔を置いてマスチックシーラーを塗布して隙間を埋めているが、アウタパネルの面剛性向上のためであり基本的にフリーの状態にあるといえる。)そのために、アウトサイドミラー取り付け部の剛性をあげるのには限度があった。
その結果、高速走行時にアウトサイドミラーの鏡面が振動(鏡面ぶれ)したり、ドア閉時にアウトサイドミラーがぶれて異音が発生したりしていた。
本発明の目的は、アウトサイドミラー取り付け部の剛性を十分向上させることができて、高速走行時の鏡面の振動(鏡面ぶれ)を防止することができるとともに、ドア閉時のアウトサイドミラーのぶれによる異音の発生を防止することができる車両のドア構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
アウタパネルのベルトライン部に前記ベルトライン部の長手方向に沿うアウタリインフォースメントが接合され、
前記アウタリインフォースメントに前記ベルトライン部の長手方向に沿うパイプが接合され、
アウトサイドミラーが取り付けられるミラーリインフォースメントが前記アウタリインフォースメントとインナパネルを連結し、
前記パイプが前記ミラーリインフォースメントに直接接合されている点にある。(請求項1)
ミラーリインフォースメントが前記アウタリインフォースメントとインナパネルを連結しているから、ミラーリインフォースメントの剛性を向上させることができる。前記パイプはドアの強度を上げる剛性が高い部材であり、車両の側面衝突時の乗員保護性能を向上させる部材である。このような剛性が高いパイプとミラーリインフォースメントを直接接合することにより、ミラーリインフォースメントの剛性をより向上させることができる。ミラーリインフォースメントはアウタリインフォースメントよりも板厚が厚く剛性が高い。パイプとミラーリインフォースメントの剛性が高い部材同士を直接接合することにより、ベルトライン部のリインフォースメント(補強部材)の構成全体としてより剛性の高い構造とすることができる。
これにより、アウトサイドミラー取り付け部の剛性を十分向上させることができて、高速走行時の鏡面の振動(鏡面ぶれ)を防止することができるとともに、ドア閉時のアウトサイドミラーのぶれによる異音の発生を防止することができる。(請求項1)
本発明において、
前記パイプは前記ミラーリインフォースメントのアウトサイドミラー取り付け部の下方に位置すると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
ミラーリインフォースメントのアウトサイドミラー取り付け部の下方の部分をパイプで補強することができる。(請求項2)
本発明において、
前記アウタパネルのベルトライン部の上端部と前記アウタリインフォースメントが接合され、
前記アウタパネルのベルトライン部の上端部と前記アウタリインフォースメントとの接合部は前記アウトサイドミラー取り付け部の上方に位置すると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
ミラーリインフォースメントのアウトサイドミラー取り付け部の上方の部分を補強することができ、ミラーリインフォースメントのアウトサイドミラー取り付け部の下方の部分をパイプで補強したこととの相乗効果により、アウトサイドミラー取り付け部の剛性をより向上させることができる。(請求項3)
本発明において、
前記アウタパネルのベルトライン部の上端部と前記アウタリインフォースメントとはヘミング加工されて接合されていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前記アウタパネルのベルトライン部の上端部と前記アウタリインフォースメントとを強固に接合することができ、ミラーリインフォースメントのアウトサイドミラー取り付け部の上方の部分をより確実に補強することができる。(請求項4)
本発明において、
前記アウタリインフォースメントを挟んで前記パイプが車室外側に、前記ミラーリインフォースメントが車室内側に位置し、
前記アウタリインフォースメントに形成された貫通孔を通して前記パイプと前記ミラーリインフォースメントが直接接合されていると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
前記アウタリインフォースメントに貫通孔を形成するだけで、パイプとミラーリインフォースメントを容易に直接接合することができる。そして、アウタリインフォースメントとミラーリインフォースメントの結合剛性を向上させることができる。また、パイプとミラーリインフォースメントとの間にアウタリインフォースメントの貫通孔以外の部分を挟み込む構造とすることができ、アウタリインフォースメントの貫通孔以外の部分はミラーリインフォースメントと接合することができ、アウタリインフォースメントをより有効にアウトサイドミラー取り付け部の剛性向上に活用できる。(請求項5)
本発明において、
前記アウタリインフォースメントを挟んで前記パイプが車室外側に、前記ミラーリインフォースメントが車室内側に位置し、
前記アウタリインフォースメントに形成された切り欠きを通して前記パイプと前記ミラーリインフォースメントが直接接合されていると、次の作用を奏することができる。(請求項6)
前記アウタリインフォースメントに切り欠きを形成するだけで、パイプとミラーリインフォースメントを容易に直接接合することができる。そして、アウタリインフォースメントとミラーリインフォースメントの結合剛性を向上させることができる。
また、アウタリインフォースメントに形成された貫通孔を通してパイプとミラーリインフォースメントを直接接合する場合に比べると、アウタリインフォースメントにおいて孔開けのプレス加工上の制約を考える必要がないので、貫通孔が形成できるようにアウタリインフォースメントの形状を複雑化しなくてもよく、また、形状の複雑化等によるプレス加工工程の増加を抑制することができ、コストおよび型費を低廉化することができる。(アウタリインフォースメントのパイプが収容され接合される凹部に貫通孔を形成するには、プレス加工上孔開けが可能となるように座面を設ける必要があり形状が複雑になる。また、プレス加工工程において凹部を形成する前に孔開け加工をすることにより座面を不要とすることも考えられるが、凹部形成後の孔形状を安定させるためにはプレス加工工程を増やす必要がある。)また、ミラーリインフォースメントとパイプとの間にアウタリインフォースメントが存在しないので、ミラーリインフォースメントにパイプとの接合部のみパイプに接するように近づけた形状を設ける必要がなく、ミラーリインフォースメントの形状を簡素化することができる。(請求項6)
本発明によれば、
アウトサイドミラー取り付け部の剛性を十分向上させることができて、高速走行時の鏡面の振動(鏡面ぶれ)を防止することができるとともに、ドア閉時のアウトサイドミラーのぶれによる異音の発生を防止することができる車両のドア構造を提供することができた。
車両のドア構造の斜視図 アウタリインフォースメントとミラーリインフォースメントとの接合構造を示す斜視図 図2のA−A断面図 図2のB−B断面図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4に、自動車の車体の側部に開閉自在に設けられるフロントドア50の一部を示してある。このフロントドア50は、上部に窓用開口16が形成されて窓部27が形成されたドアパネル9と、窓用開口16の下方のドアパネル部分を車室内側W1から覆う内装材としてのドアトリム5とを備えている。
前記窓部27は、ウインドガラスG2が昇降自在な後ろ側の開閉式の窓部28と、パーティションガラスG1が固定される前側の固定式の窓部29とにサッシュ8で仕切られている。固定式の窓部29は開閉式の窓部28よりも車両前後方向の長さが短く設定されている。
ドアパネル9は車室外側W2のアウタパネル1と車室内側W1のインナパネル2から成る。アウタパネル1とインナパネル2は周縁部同士が接合され、前記周縁部よりも径方向内方側の内方部同士が互いに間隔を空けて対向している。ドアトリム5は意匠面の裏側に設けられた複数のクリップでインナパネル2に取り付けられている。
アウタパネル1のベルトライン部18にベルトライン部18の長手方向に沿う帯板状のアウタリインフォースメント3が接合されている。アウタリインフォースメント3は、車両前後方向でフロントドア50のほぼ全長にわたる長さに設定され、アウタリインフォースメント3の長手方向中間部に前記長手方向に沿う上下複数の縦断面円弧状のビードVが形成されている。
そして、アウタリインフォースメント3の車両前方側Frの端部の内面(車室内側W1の面)に後述のミラーリインフォースメント7が溶接接合されている。ミラーリインフォースメント7の車両前方側Frの端部には車室内側W1に突出する横断面L字形の前側接合片36が形成され、前側接合片36の先端側の長方形状の一片37がフロントドア50の車両前方側Frの端部のインナパネル2に溶接接合されている。このように、ミラーリインフォースメント7はアウタリインフォースメント3とインナパネル2を連結している。また、アウタリインフォースメント3の車両後方側Rrの端部に車室内側W1に突出する横断面L字形の後ろ側接合片39が形成され、この後ろ側接合片39の先端側の長方形状の一片33がフロントドア50の車両後方側Rrの端部のインナパネル2に溶接接合されている。アウタリインフォースメント3の車両前後方向の両端部を除いた下側の部分はアウタパネル1に対して車両幅方向に間隔を空けて位置してフリーな状態にある。アウタパネル1とアウタリインフォースメント3の間に数箇所スポット的に車両前後方向に間隔を置いてマスチックシーラーを塗布してその隙間を埋めているが(図示せず)、アウタパネル1の面剛性向上のためであり基本的にフリーの状態にあるといえる。
アウタリインフォースメント3のビードVの下方に前記長手方向に沿う縦断面円弧状の凹部3Uが車室内側W1に凹む状態に形成されている。この凹部3Uはアウタリインフォースメント3のほぼ全長にわたる長さに設定されている。また、図4に示すように、ベルトライン部18の長手方向に沿う円筒状の補強パイプ10が前記凹部3Uに収容されて凹部3Uの底部3U1に溶接接合されている。これにより、フロントドア50の強度を上げて自動車の側面衝突時の乗員保護性能を向上させることができる。補強パイプ10はアウタリインフォースメント3のほぼ全長にわたる長さに設定されている。
図2,図3に示すように、アウトサイドミラー17が取り付けられる前記板状のミラーリインフォースメント7がアウタリインフォースメント3の車両前方側Frの端部の内面(車室内側W1の面)に溶接接合されている。ミラーリインフォースメント7は上下方向の長さがアウタリインフォースメント3の上下方向の長さとほぼ同一に設定され、下端部に補強パイプ10が内嵌する断面台形状の凹部7U(図3参照)が車室内側W1に凹む状態に形成されている。前述のように、ミラーリインフォースメント7は前記前側接合片36を備えている。ミラーリインフォースメント7の板厚はアウタリインフォースメント3の板厚よりも厚く設定されている。
そして、ミラーリインフォースメント7の凹部7Uに前記アウタリインフォースメント3の凹部3Uが内嵌し、アウタリインフォースメント3に形成された円形の複数の貫通孔Hを通して補強パイプ10の一端部10Aの外周面とミラーリインフォースメント7の凹部7Uの底部7U1とが直接溶接接合(スポット溶接である)されている。前記複数の貫通孔Hは車両前後方向(フロントドア50の前後方向)に並んでいる。このように、アウタリインフォースメント3を挟んで補強パイプ10が車室外側W2に、ミラーリインフォースメント7が車室内側W1に位置している。前記貫通孔Hに換えて、アウタリインフォースメント3に形成された切り欠きK(図2の二点鎖線参照)を通して補強パイプ10の一端部10Aとミラーリインフォースメント7とが直接溶接接合されていてもよい。
また、互いに重なったミラーリインフォースメント7とアウタリインフォースメント3の一端部3Aとにアウトサイドミラー取り付け部31が設けられている。アウトサイドミラー取り付け部31は、ミラーリインフォースメント7とアウタリインフォースメント3の一端部3Aとに複数のボルト挿通孔Sを形成して構成されている。
図3に示すように、アウトサイドミラー17側のボルトBが前記ボルト挿通孔Sに車室外側W2から挿通され、ボルトBにナットNが螺合されてアウトサイドミラー17がアウトサイドミラー取り付け部31に締め付け固定される。前記補強パイプ10はアウトサイドミラー取り付け部31の下方に位置する。
アウタパネル1のベルトライン部18の上端部1Jとアウタリインフォースメント3とはヘミング加工されて接合されている。詳しくは、アウタリインフォースメント3の上端部の外面(車室外側W2の面)に重なって前記外面の上方に突出したアウタパネル1の上端部1Jが、アウタリインフォースメント3の上端部3Jの内面(車室内側W1の面)側に折り曲げられ、前記内面に重ねられている。アウタパネル1の上端部1Jと前記外面との間及び前記内面との間には接着剤が塗布・充填されている。
これにより、アウタパネル1のベルトライン部18の上端部1Jとアウタリインフォースメント3とを強固に接合することができ、ミラーリインフォースメント7のアウトサイドミラー取り付け部31の上方の部分をより確実に補強することができる。
アウタパネル1のベルトライン部18の上端部1Jとアウタリインフォースメント3との接合部19は前記アウトサイドミラー取り付け部31の上方に位置する。前記アウトサイドミラー取り付け部31の車室外側W2のアウタパネル1にはアウトサイドミラー17の基端部が挿入される開口1Kが形成されている。
ミラーリインフォースメント7の上端部7Jは車室内側W1に張り出す断面L字形に形成され、上下方向に沿うL字形の一片に対応するミラーリインフォースメント7の上側フランジ7J1が、アウタリインフォースメント3の上端部3Jと車幅方向で間隔を空けて対向している。
そして、前記上側フランジ7J1とアウタリインフォースメント3の上端部3Jとの間にパーティションウエザストリップ20が収容され、パーティションウエザストリップ20の縦断面J字状の取り付け基部21の嵌合溝にパーティションガラスG1の下端部が上方から内嵌している。パーティションウエザストリップ20の取り付け基部21は、前記L字形の他片に対応するミラーリインフォースメント7の下側フランジ7J2に載置固定されている。
パーティションウエザストリップ20の取り付け基部21の車室内側W1の側壁22の上端部から車室内側W1に延出した第1リップ22R1にドアトリム5の車室外側W2の端部が当接している。第1リップ22R1は車室内側W1ほど下側に位置するように縦断面円弧状に傾斜している。
また、パーティションウエザストリップ20の取り付け基部21の車室内側W1の側壁22の上下方向中間部から車室内側W1に延出した第2リップ22R2が、ミラーリインフォースメント7の上側フランジ7J1の上端部に上方から当接するとともに、前記取り付け基部21の車室内側W1の側壁22の下端部から車室内側W1に延出した第3リップ22R3が前記上側フランジ7J1の外面(車室外側W2の面)に当接している。
さらに、アウタウエザストリップ30の下側開放の取り付け基部31が前記接合部19に上方から外嵌し、前記取り付け基部31の車室内側W1の側壁32の上端部と下端部から車室内側W1に向かって斜め上方に延びる上下一対のリップ32R1,32R2がパーティションガラスG1の車室外側W2の面に当接し、前記取り付け基部31の車室外側W2の側壁33の下端部から延びる下側リップ33R1が、前記ベルトライン部18のアウタパネル1の傾斜した上端部に上方から当接している。
図4に示すように、フロントドア50の前後方向中間部において、インナパネル2の上端部2Jは車室外側W2に突出する縦断面L字形に形成され、上下方向に沿うL字形の一片に対応するインナパネル2の上側フランジ2J1が、インナリインフォースメント4の上端部4Jと車幅方向で重なっている。インナリインフォースメント4は車両前後方向でフロントドア50のほぼ全長にわたる長さに設定され、車室外側W2に張り出す縦断面L字形に形成されて、下端部4Kがインナパネル2の外面(車室外側W2の面)に溶接接合されている。
そして、互いに重なったインナパネル2の上端部2Jの上側フランジ2J1とインナリインフォースメント4の上端部4Jとにインナウエザストリップ40の縦断面U字状の取り付け基部41(より詳しくは縦断面上下逆のU字状の取り付け基部41)が外嵌している。また、インナウエザストリップ40の取り付け基部41の車室外側W2の側壁43の上下両端部から車室外側W2の斜め上方に延びる上下一対のリップ43R1,43R2がウインドガラスG2の車室内側W1の面に当接している。
そして、前記取り付け基部41の上端部から上方に延びる上側リップ42R3の上端部がドアトリム5の車室外側W2の端部に車室外側W2から当接し、取り付け基部41の車室内側W1の側壁42の上端部から車室内側W1に延びる係合片42R4がドアトリム5側の挟持部46に上下方向で挟持固定されている。
前記補強パイプ10はフロントドア50の強度を上げる剛性が高い部材であり、車両の側面衝突時の乗員保護性能を向上させる部材である。このような剛性が高い補強パイプ10とミラーリインフォースメント7を直接接合することにより、ミラーリインフォースメント7の剛性をより向上させることができる。ミラーリインフォースメント7はアウタリインフォースメント3よりも板厚が厚く剛性が高い。補強パイプ10とミラーリインフォースメント7の剛性が高い部材同士を直接接合することにより、ベルトライン部18のリインフォースメント(補強部材)の構成全体としてより剛性の高い構造とすることができる。これにより、アウトサイドミラー取り付け部31の剛性を十分向上させることができて、高速走行時の鏡面の振動(鏡面ぶれ)を防止することができるとともに、ドア閉時のアウトサイドミラー17のぶれによる異音の発生を防止することができる。
また、アウタパネル1のベルトライン部18の上端部とアウタリインフォースメント3とのヘミング加工された接合部19は、互いに重なったミラーリインフォースメント7とアウタリインフォースメント3の一端部3Aとに設けられたアウトサイドミラー取り付け部31の上方に位置し、補強パイプ10はアウトサイドミラー取り付け部31の下方に位置するから、ミラーリインフォースメント7のアウトサイドミラー取り付け部31の上方の部分と下方の部分を補強することができ、アウトサイドミラー取り付け部31の剛性をより向上させることができる。
1 アウタパネル
1J アウタパネルのベルトライン部の上端部
2 インナパネル
3 アウタリインフォースメント
7 ミラーリインフォースメント
10 パイプ
17 アウトサイドミラー
18 ベルトライン部
19 接合部
31 アウトサイドミラー取り付け部
H 貫通孔
K 切り欠き
W1 車室内側
W2 車室外側

Claims (6)

  1. アウタパネルのベルトライン部に前記ベルトライン部の長手方向に沿うアウタリインフォースメントが接合され、
    前記アウタリインフォースメントに前記ベルトライン部の長手方向に沿うパイプが接合され、
    アウトサイドミラーが取り付けられるミラーリインフォースメントが前記アウタリインフォースメントとインナパネルを連結し、
    前記パイプが前記ミラーリインフォースメントに直接接合されている車両のドア構造。
  2. 前記パイプは前記ミラーリインフォースメントのアウトサイドミラー取り付け部の下方に位置する請求項1記載の車両のドア構造。
  3. 前記アウタパネルのベルトライン部の上端部と前記アウタリインフォースメントが接合され、
    前記アウタパネルのベルトライン部の上端部と前記アウタリインフォースメントとの接合部は前記アウトサイドミラー取り付け部の上方に位置する請求項2記載の車両のドア構造。
  4. 前記アウタパネルのベルトライン部の上端部と前記アウタリインフォースメントとはヘミング加工されて接合されている請求項3記載の車両のドア構造。
  5. 前記アウタリインフォースメントを挟んで前記パイプが車室外側に、前記ミラーリインフォースメントが車室内側に位置し、
    前記アウタリインフォースメントに形成された貫通孔を通して前記パイプと前記ミラーリインフォースメントが直接接合されている請求項1〜4のいずれか一つに記載の車両のドア構造。
  6. 前記アウタリインフォースメントを挟んで前記パイプが車室外側に、前記ミラーリインフォースメントが車室内側に位置し、
    前記アウタリインフォースメントに形成された切り欠きを通して前記パイプと前記ミラーリインフォースメントが直接接合されている請求項1〜4のいずれか一つに記載の車両のドア構造。
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