JP5126411B2 - 車両側部結合部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両側部結合部構造に係り、特に、ピラーとロッカとの結合部に補強が施された車両側部結合部構造に関する。
自動車の車体の軽量化や低コスト化を目的として、ピラー及びロッカ等のサイメン骨格部材に対して、超ハイテン鋼、ホットプレスの採用による鋼板の薄板化、及びピラーとロッカとを一体化した構造である所謂リンフォース一体構造や、ピラーにピラーインナが設けられていないインナーレス構造によるピラーの開断面化を採用すると、車体は、車体剛性、車体振動、及び局所的な衝突強度等に対して不利な方向となるので、車体に対して何らかの対策が必要となる。
ピラーとロッカとの結合部分の構造としては、例えば、特開2003−127899号公報に開示されている構造がある。
ピラーが車体前後及び車体幅方向内外に倒れる変形を抑制するには、特に重要な土台のプラットフォームに繋がるロッカ部に繋がるピラーの裾野部の変形を抑制する必要がある。
特開2003−127899号公報に開示の構造では、ロッカをリインフォースで補強しているが、ピラーの裾野部の変形を抑える構造とはなっておらず、ピラーの振動や変形を抑えるという面では改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、ピラーやロッカの構成に関わらず、ピラーの振動や変形を効果的に抑えることのできる車両側部結合部構造を提供することを目的とする。
ピラーは、走行中のタイヤからの外力や振動などにより、車体前後および車体幅方向内外に倒れる様に微小弾性変形を生じている。
発明者の種々の実験検討の結果、特に重要なのは、土台となるプラットフォームにつながるロッカ部とピラー骨格との結合部であり、この結合部を補強することにより、車体剛性や振動を効果的に改善できることが判明した。
タイヤからの外力や振動などによるピラーの車体前後および車体幅方向内外に倒れる変形は、ピラーがロッカと結合する裾野部の曲率アール部の断面が崩れて変形することにより大きく助長される。つまりは、このピラーがロッカと結合するピラーの根元にある裾野部の曲率アール部の断面崩れを抑制することにより、ピラーが車体前後および車体幅方向内外に倒れる変形を大きく減少できることが判明した。
リンフォース一体構造やインナーレス構造によるオープン断面化構造をピラー及びロッカ部分に採用した場合、ピラー結合部内のロッカ上面壁が無くなり、ピラー外面の拘束力が無くなることにより、ピラー根元部のロッカ前後軸に対する回転変形(車体幅方向内外に倒れる変形)、断面変形や捩じれ変形が生じやすくなるため、合わせて対策が必要となる。
また、側面衝突に関して、リンフォース一体構造やインナーレス構造によるオープン断面化構造を採用した場合、ピラー結合部内のロッカ上面壁が無くなることにより、衝突車からの入力を土台となるプラットフォームに伝達することができず、ピラー変形量が増大し、ピラーの車室側への進入量が増大する。これを対策するには、衝突車からの入力を土台となるプラットフォームに伝達可能なピラー結合部内のロッカ上面壁に相当する部材が必要となる。
本発明の第1の態様に係る車両側部結合部構造は、上記事実に鑑みてなされたものであって、車両側部の下側に配置され車体前後方向に延びるロッカアウタと、前記ロッカアウタの車両幅方向内側に配置されて車体前後方向に延びるロッカインナとを含んで構成されるロッカと、前記ロッカアウタから車体上方へ延びるピラーアウタを少なくとも含んで構成され、前記ピラーアウタが、車両幅方向外側壁面と、前記車両幅方向外側壁面の車両前側端部から車両幅方向内側へ延びる車両前方側壁面と、前記車両幅方向外側壁面の車両後側端部から車両幅方向内側へ延びる車両後方側壁面とを含み、前記ロッカへ向かうにしたがって車体前後方向の寸法が漸増する様に前記車両前方側壁面及び前記車両後方側壁面が湾曲した裾野部をロッカ側に有するピラーと、前記車両幅方向外側壁面から車両幅方向内側へ向けて延び、前記車両前方側壁面の車両後方側に間隔を開けて配置される第1前側隔壁と、前記第1前側隔壁の車両幅方向内側端と前記車両前方側壁面の車両幅方向内側端とを連結する第2前側隔壁と、前記車両幅方向外側壁面から車両幅方向内側へ向けて延び、前記車両後方側壁面の車両前方側に間隔を開けて配置される第1後側隔壁と、前記第1後側隔壁の車両幅方向内側端と前記車両後方側壁面の車両幅方向内側端とを連結する第2後側隔壁と、前記第1前側隔壁の下端側と前記第1後側隔壁の下端側とを連結すると共に、前記車両幅方向外側壁面と前記ロッカとを連結する下側連結隔壁と、を含んで構成され、前記裾野部に設けられるピラー補強部材と、を備え、前記裾野部には、断面内方の車両前方側で、前記車両幅方向外側壁面、前記第1前側隔壁、前記第2前側隔壁、及び前記車両前方側壁面で前側閉断面が形成され、断面内方の車両後方側で、前記車両幅方向外側壁面、前記第1後側隔壁、前記第2後側隔壁、及び前記車両後方側壁面で後側閉断面が形成されており、前記ピラー補強部材は、前記第1前側隔壁の車両幅方向外側端部、前記第1後側隔壁の車両幅方向外側端部、及び前記下側連結隔壁の車両幅方向外側端部を互いに繋ぐと共に、前記車両幅方向外側壁面と連結される車両幅方向外側連結壁を有し、前記第1前側隔壁の車両上方側の端部分は、前記裾野部における前記車両前方側壁面に溶接され、前記第1後側隔壁の車両上方側の端部分は、前記裾野部における前記車両後方側壁面に溶接され、前記車両幅方向外側連結壁は、前記裾野部における前記車両幅方向外側壁面に溶接されている
次に、第1の態様に係る車両側部結合部構造の作用を説明する。
第1の態様に係る車両側部結合部構造によれば、ピラーアウタの裾野部の断面内において、車両前方側部分に、車両幅方向外側壁面、第1前側隔壁、第2前側隔壁、及び車両前方側壁面の合計4面で閉断面が形成され、車両後方側部分で、車両幅方向外側壁面、第1後側隔壁、第2後側隔壁、及び車両後方側壁面の合計4面で後側閉断面が形成されているので、ピラーアウタに外力が作用した際のピラーアウタのロッカとの接合部付近、即ち、ピラーアウタの側面視で湾曲している裾野部の断面崩れを抑えることができる。
これにより、ピラーの車両前後、及び車両幅方向内外に倒れる変形、及び振動等を効果的に抑えることができる。
また、裾野部の断面内において、車両前方側、及び車両後方側で閉断面化されている部分は、車両側面視で略三角形となるので、裾野部の変形を効率よく抑制することができる。
また、第1の態様に係る車両側部結合部構造によれば、例えば、側面衝突時に、ピラーアウタの車両幅方向外側壁面から入力する側突荷重を、ピラー補強部材の車両幅方向外側連結壁によって広い面積で受け、該側突荷重を第1前側隔壁、及び第1後側隔壁、さらには第2前側隔壁、及び第2後側隔壁で支持しながら、ロッカインナを介してプラットフォームに対して効率的に伝達することができる。
本発明の第2の態様に係る車両側部結合部構造は、第1の態様に係る車両側部結合部構造において、前記車両幅方向外側連結壁には、ドアヒンジを取り付けるためのドアヒンジ取付部が設けられると共に、前記ドアヒンジ取付部の車両上方側及び車両下方側の少なくとも一方に、前記第1前側隔壁と前記第1後側隔壁とを連結するビードが設けられている。
次に、第2の態様に係る車両側部結合部構造の作用を説明する。
第2の態様に係る車両側部結合部構造によれば、ドアヒンジ取付部の車両上方側及び車両下方側の少なくとも一方に第1前側隔壁と第1後側隔壁とを連結するビードを設けたため、ドアヒンジ取付部の高い取付強度が得られる。また、ドアヒンジ取付部に作用する力を剛性の高いビードを介して第1前側隔壁及び第1後側隔壁に効率的に伝達できる。
本発明の第3の態様に係る車両側部結合部構造は、第1または第2の態様に係る車両側部結合部構造において、前記ロッカアウタと前記ピラーアウタとは一体形成されている。
次に、第3の態様に係る車両側部結合部構造の作用を説明する。
第3の態様に係る車両側部結合部構造によれば、ロッカアウタとピラーアウタとが一体化されており、ロッカアウタとピラーアウタとを各々別部品として形成してロッカアウタとピラーアウタとを溶接等で結合する場合に比較して軽量化しつつ高い強度が得られ、生産性も良い。
本発明の第4の態様に係る車両側部結合部構造は、第1〜第3の何れか1の態様に係る車両側部結合部構造において、前記ピラーは、前記ピラーアウタの車両幅方向内側が開放された開断面構造とされている。
次に、第4の態様に係る車両側部結合部構造の作用を説明する。
第4の態様に係る車両側部結合部構造によれば、ピラーは、ピラーアウタの車両幅方向内側が開放された開断面構造とされており、所謂ピラーインナが設けられていないため、ピラーインナが設けられている場合に比較して、車両の軽量化が図られている。
なお、ピラー補強部材がピラーアウタの裾野部の断面崩れを抑えるので、ピラーがピラーインナを備えていなくても、ピラーの車両前後、及び車両幅方向内外に倒れる変形、及び振動等を効果的に抑えることができる。
本発明の第5の態様に係る車両側部結合部構造は、第4の態様に係る車両側部結合部構造において、前記ピラー補強部材の端部と前記ピラーアウタとの間、及び前記ピラー補強部材の端部と前記ロッカインナとの間の隙間を閉塞するシール部材が設けられている。
次に、第5の態様に係る車両側部結合部構造の作用を説明する。
例えば、ピラー補強部材とピラーアウタとがスポット溶接された場合、スポット溶接の打点と打点との間でピラー補強部材とピラーアウタとが完全に密着せず、微小な隙間が存在する場合がある。同様に、ピラー補強部材とロッカインナとがスポット溶接された場合も、スポット溶接の打点と打点との間でピラー補強部材とロッカインナとが完全に密着せず、微小な隙間が存在する場合がある。
第5の態様に係る車両側部結合部構造によれば、ピラー補強部材の端部とピラーアウタとの間、及びピラー補強部材の端部とロッカインナとの間の隙間がシール部材で閉塞されているので、ピラーがピラーインナを備えていない開断面構造であっても、ロッカ内部からピラーアウタを介して室内側へ水、埃、音等が進入することを防止できる。
以上説明したように本発明の第1の態様に係る車両側部結合部構造によれば、ピラーやロッカの構成に関わらず、ピラーの振動や変形を効果的に抑えることができる、という優れた効果を有する。
また、本発明の第1の態様に係る車両側部結合部構造によれば、ピラーアウタの車両幅方向外側壁面から入力する側突荷重を、車両幅方向外側連結壁によって広い面積で受け、該側突荷重をプラットフォームに効率的に伝達できる。
本発明の第2の態様に係る車両側部結合部構造によれば、ドアヒンジ取付部の強度を向上することができる。
本発明の第3の態様に係る車両側部結合部構造によれば、ロッカアウタとピラーアウタとを各々別部品として形成してロッカアウタとピラーアウタとを溶接等で結合する場合に比較して軽量化しつつ高い強度が得られ、生産性も向上する。
本発明の第4の態様に係る車両側部結合部構造によれば、ピラーがピラーインナを備えていないため、軽量化を図ることができる。
本発明の第5の態様に係る車両側部結合部構造によれば、ロッカ内部からピラーアウタを介して室内側へ水、埃、音等が進入することを防止できる。
本発明の適用された車両側部結合部構造の斜視図である。 車両結合部構造の縦断面図である。 車両の側面図である。 ピラー補強部材の車両内側から見た正面図である。 ピラー補強部材の斜視図である。 センターピラーの水平断面図である。 シール部分を示す車両側部結合部構造の断面図である。
[第1の実施形態]
以下、図面を用いて、本発明に係る車体側部結合部構造の最良の形態について説明する。なお、以下に用いる図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
図3には、本実施形態の車体構造30が適用された自動車10(車両)の一部が模式的な側面図にて示されている。図1には、車体構造30が車室内側から見た斜視図で示されており、図2には、車体構造30の縦断面図が示されている。
図3に示されるように、車体側部12には、フロント側から順にフロントピラー14(Aピラー)、センターピラー16(Bピラー)、及びリヤピラー18(Cピラー)が配設されている。なお、フロントピラー14、センターピラー16、及びリヤピラー18は、左右一対設けられている。センターピラー16は、車体側部12に形成されたフロントドア用開口部20A及びリヤドア用開口部20Bとの間に配置され、略車両上下方向を長手方向とする車体骨格部材とされている。
センターピラー16の上端部16Aは、ルーフサイドレール部22における車体前後方向の中間部に結合されている。ルーフサイドレール部22は、車両ルーフの両サイドにおいて略車体前後方向を長手方向として配置された骨格部材とされている。
また、センターピラー16の下端部16Bは、ロッカ24(「サイドシル」ともいう。)における車体前後方向の中間部に結合されている。ロッカ24は、車体下部の両サイドにおいて略車体前後方向を長手方向として配置された骨格部材とされている。
(ロッカの構成)
図1及び図2に示されるように、ロッカ24は、ロッカインナパネル26を備えている。
ロッカインナパネル26は、ロッカ24の車幅方向内側の部位を構成し、車体側部12の下端部で車体前後方向を長手方向として配置されており、車幅方向外向きに開口された断面ハット形状とされている。ロッカインナパネル26の上端側で車幅方向外端には上フランジ部26aが形成され、ロッカインナパネル26の下端側で車幅方向外端には下フランジ部26bが形成されている。
(アウタパネル)
図2の断面図で示すように、ロッカインナパネル26の車幅方向外側には、アウタパネル40(サイメンアウタパネルリインフォース)が配置されている。なお、アウタパネル40のさらに車幅方向外側には、サイメンアウタ52が配置されている。
図1に示すように、本実施形態のアウタパネル40は、ロッカインナパネル26の車幅方向外側に配置されて車両前後方向に延びるロッカアウタ46とロッカアウタ46の車両上方側から車両上方に向けて延びるピラーアウタ44とを含んで1枚の鋼板から一体に形成されている。
図1に示すように、ロッカアウタ46は、上壁46A、下壁46B、外側壁46C、上壁46Aの車幅方向内端に形成される上フランジ部46Aa、下壁46Bの車幅方向内端に形成される下フランジ部46Bbとを含んで構成され、ピラーアウタ44との連結部分を除き、車幅方向内向きに開口された断面ハット形状とされている。
ロッカアウタ46の上フランジ部46Aa及び下フランジ部46Bbは、その一般面が車両上下方向及び車体前後方向を含む面を面方向として配置されている。
そして、ロッカアウタ46は、上フランジ部46Aaがロッカインナパネル26の上フランジ部26aの車幅方向外側に重ね合わせられてスポット溶接により接合され、下フランジ部46Bbがロッカインナパネル26の下フランジ部26bの車幅方向外側に重ね合わせられてスポット溶接により接合されている。
一方、アウタパネル40のピラーアウタ44は、略車両上下方向を長手方向として配置され、略車両前後方向及び上下方向に沿った方向を面方向とした車両幅方向外側壁面44A、車両幅方向外側壁面44Aの車両前側端から車両幅方向内側へ向けて延びる車両前方側壁面44B、車両幅方向外側壁面44Aの車両後側端から車両幅方向内側へ向けて延びる車両後方側壁面44C、車両前方側壁面44Bの車幅方向内端から車両前方向側へ向けて延びる前フランジ部44Bb、車両後方側壁面44Cの車幅方向内端から車両後方向側へ向けて延びる後フランジ部44Ccを備えて、水平断面形状が車幅方向内向きに開口された略ハット形状とされている。
図1、及び図4に示すように、ピラーアウタ44の下端側、即ちロッカアウタ46との接続部分付近の車両側面視形状は、ロッカアウタ46へ向かうにしたがって徐々に広がる形状とされている。以後、ピラーアウタ44の下部のロッカアウタ46へ向かうにしたがって徐々に広がっている部分を裾野部48と呼ぶ。
この裾野部48では、車両前方側壁面44B、及び車両後方側壁面44Cは、共に車両上下方向から車両前後方向に向きを変えるように湾曲しており、車両前方側壁面44Bの下端側はピラーアウタ44の車両前側に位置するロッカアウタ46の上壁46Aに一体的に連結され、車両後方側壁面44Cの下端側はピラーアウタ44の車両後側に位置するロッカアウタ46の上壁46Aに一体的に連結されている。
本実施形態のロッカアウタ46は、ピラーアウタ44との接続部分において、その上壁46Aが設けられておらず、ロッカ内部空間とピラー内部空間とが互いに連通している。
また、ピラーアウタ44の前フランジ部44Bbは、ピラーアウタ44の車両前側に位置するロッカアウタ46の上フランジ部46Aaに一体的に連結され、後フランジ部44Ccはピラーアウタ44の車両後側に位置するロッカアウタ46の上フランジ部46Aaに一体的に連結されている。
(ピラー補強部材)
ピラーアウタ44の裾野部48の内部には、鋼板のプレス成形品とされたある種のバルクヘッド(隔壁)であるピラー補強部材50が配置されている。
ピラー補強部材50は、ピラー長手方向直角断面で見た時にピラー内を閉塞するような隔壁状に形成されており、以下に説明する前側隔壁50A、後側隔壁50B、下側連結隔壁50C、車両幅方向外側連結壁50D、三角状前側隔壁50E、及び三角状後側隔壁50Fを備えている。
図1、及び図5に示すように、車両幅方向外側連結壁50Dは、車両側面視で見て逆台形状(底辺の幅が頂辺の幅よりも小)とされ、ピラーアウタ44の裾野部48における車両幅方向外側壁面44Aの車両幅方向内側面にスポット溶接により接合されている。車両幅方向外側連結壁50Dの車両前方向側には前側隔壁50Aが配置され、車両幅方向外側連結壁50Dの車両後方向側には後側隔壁50Bが配置されている。
前側隔壁50Aは、車両幅方向外側連結壁50Dの車両前方側の端部から車両幅方向内側へ向けて車両幅方向外側連結壁50Dに対して垂直に延びると共に、車両側面視では、車両下方側が車両上方側よりも車両後方向側となるように傾斜している。
前側隔壁50Aは、車両上方側の端部分が湾曲した裾野部48の車両前方側壁面44Bに密着するように折り曲げられており、該端部分が車両前方側壁面44Bにスポット溶接により接合されている。
一方、後側隔壁50Bは、車両幅方向外側連結壁50Dの車両後方側の端部から車両幅方向内側へ向けて車両幅方向外側連結壁50Dに対して垂直に延びると共に、車両側面視では、車両下方側が車両上方側よりも車両前方向側となるように傾斜している。
後側隔壁50Bは、車両上方側の端部分が湾曲した裾野部48の車両後方側壁面44Cに密着するように折り曲げられており、該端部分が車両後方側壁面44Cにスポット溶接により接合されている。
次に、車両幅方向外側連結壁50Dの下端からは、下側連結隔壁50Cが車両幅方向内側へ向けて水平に延びている。
下側連結隔壁50Cの車両幅方向内側の端部分は、ロッカインナパネル26の上フランジ部26aに密着するように車両上方側へ折り曲げられたフランジ部50Cdが形成されており、該フランジ部50Cdはロッカインナパネル26の上フランジ部26aの車両幅方向外側面にスポット溶接により接合されている。これにより、ピラーアウタ44の車両幅方向外側壁面44Aがロッカインナパネル26に対して強固に繋がれている。
下側連結隔壁50Cの車両前方側の端部分には、前側隔壁50Aの下端側に密着するように車両上方側へ折り曲げられたフランジ部50Caが形成されており、該フランジ部50Caは前側隔壁50Aにスポット溶接により接合されている。
一方、下側連結隔壁50Cの車両後方側の端部分は、後側隔壁50Bの下端側に密着するように車両上方側へ折り曲げられたフランジ部50Cbが形成されており、該フランジ部50Cbは後側隔壁50Bにスポット溶接により接合されている。
図1,図2,及び図6に示すように、本実施形態のピラー補強部材50には、車両幅方向外側連結壁50Dの車両上方側、かつ車両後方側の角部近傍に、後述するドアヒンジ58を取り付けるためのボルト60を締め付けるためのウエルドナット62が2個溶接されている。なお、符合58Aはドアヒンジ58の軸である。したがって、センターピラー16には、ドアヒンジ58を介してリヤサイドドア(図示せず)が取り付けられている。なお、リヤサイドドアは、ドアヒンジ58よりも車両後方側に配置されている。
図6に示すように、サイメンアウタ52、ピラーアウタ44の車両幅方向外側壁面44A、及びピラー補強部材50の車両幅方向外側連結壁50Dには、各々ボルト60が貫通する貫通孔が形成されている。なお、図6に示すように、ピラーアウタ44の車両幅方向内側には、ピラーガーニッシュ34が設けられており、ピラーアウタ44の端部には、ウエザストリップ36が取り付けられている。
図1、及び図2に示すように、ピラー補強部材50の車両幅方向外側連結壁50Dには、ドアヒンジ取付部の補強のために、ウエルドナット62の車両上方側、本実施形態では車両幅方向外側連結壁50Dの車両上方側の端部、及びウエルドナット62の車両下方側に、各々前側隔壁50Aと後側隔壁50Bとを繋ぐように車両前後方向に沿って延びるビード64、66が形成されている。なお、本実施形態のビード64、66は、鋼板の剛性を高めるために設けられており、断面形状を半円状としているが、他の形状であっても良い。
次に、三角状前側隔壁50Eは、前側隔壁50Aの車両幅方向内側の端部から、車両前方側及び車両下方側へ向けて延びて、車両側面視形状が略三角形を呈している。三角状前側隔壁50Eの車両前方側の端部分(三角形の車両前方側の辺部分)は、湾曲した裾野部48の前フランジ部44Bbに重ねられてスポット溶接により接合されている。また、三角状前側隔壁50Eの車両下方側の端部分(三角形の車両下方側の辺部分)は、ロッカアウタ46の上フランジ部46Aaの車両幅方向外側に重ねられてスポット溶接により接合されている。
次に、三角状後側隔壁50Fは、後側隔壁50Bの車両幅方向内側の端部から、車両後方側及び車両下方側へ向けて延びて、車両側面視形状が略三角形を呈している。三角状後側隔壁50Fの三角形の車両後側の端部分(三角形の車両後側辺部分)は、湾曲した裾野部48の後フランジ部44Ccに重ねられてスポット溶接により接合されている。また、三角状後側隔壁50Fの車両下方側の端部分(三角形の車両下方側の辺部分)は、ロッカアウタ46の上フランジ部46Aaの車両幅方向外側に重ねられてスポット溶接により接合されている。
これにより、ピラーアウタ44の裾野部48は、ピラー補強部材50が隔壁となって閉塞されて閉断面化され、ピラー内空間はピラー補強部材50によって上下に分割されることになる。
(シール剤による隙間のシール)
本実施形態では、ロッカ24の内部空間とセンターピラー16の空間(室内側の空間)とを遮断するために、ピラー補強部材50とピラーアウタ44との間の隙間、ピラー補強部材50とロッカインナパネル26との間の隙間を閉塞するようにシール剤68が塗布されている。これにより、ロッカ24の内部、及びセンターピラー16を介して車室内側へ進入しようとする、水、埃、音等を完全に遮断することができる。
シール剤68は、車両内側からピラー補強部材50、ピラーアウタ44、及びロッカインナパネル26等に塗布されている。
図7に示すように、本実施形態において、シール剤68(図面の斜線部分)の塗布されている部分は、以下に説明する部分である。
三角状前側隔壁50Eと上フランジ部26aの上端部との間、前側隔壁50Aの上端部と車両前方側壁面44Bとの間、車両幅方向外側連結壁50Dの上端と車両幅方向外側壁面44Aとの間、後側隔壁50Bの上端部と車両後方側壁面44Cとの間、三角状後側隔壁50Fと上フランジ部26aの上端部との間、フランジ部50Caの上端部と前側隔壁50Aとの間、フランジ部50Cbの上端部と後側隔壁50Bとの間、フランジ部50Cdの上端部と上フランジ部26aの上端部との間、フランジ部50Caの側端部とフランジ部50Cdの側端部との間、フランジ部50Caの側端部と車両幅方向外側連結壁50Dとの間、フランジ部50Cbの側端部とフランジ部50Cdの側端部との間、フランジ部50Cbの側端部と車両幅方向外側連結壁50Dとの間等である。
なお、シール剤68は、上記部材間の隙間に対して、車両内側から塗布することができる。また、シール剤68は、ロッカインナパネル26の上フランジ部26aの上端と、ロッカアウタ46の上フランジ部46Aaの上端と間に塗布することもできる。
図1、及び図2に示すように、ロッカインナパネル26の車両幅方向内側にはフロアパネル54が配置され、フロアパネル54の車両幅方向外側端部に形成されたフランジ54Aがロッカインナパネル26の車両幅方向内側面にスポット溶接にて接合されている。
図1に示すように、このフロアパネル54の上部には、車両幅方向に沿って延びる断面略ハット形状とされたクロスメンバ56が配置されている。クロスメンバ56は、下端側に形成されたフランジ56Aがスポット溶接にてフロアパネル54に接合されており、車両幅方向端側に形成されたフランジ56Bがスポット溶接にてロッカインナパネル26の車両幅方向内側面に接合されている。
なお、クロスメンバ56は、センターピラー16の車両幅方向内側に位置している。
(作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態の車両側部結合部構造では、ピラー補強部材50の前側隔壁50A及び三角状前側隔壁50Eをピラーアウタ44に接合することで裾野部48の車両前方側が閉断面化され、ピラー補強部材50の後側隔壁50B及び三角状後側隔壁50Fをピラーアウタ44に接合することで裾野部48の車両後方側が閉断面化されているので、ピラーアウタ44に外力が作用した際の裾野部48の断面崩れが抑えられる。これら裾野部48の車両前方側、及び車両後方側で閉断面化されている部分は、車両側面視で略三角形となっており、裾野部48の変形を効率よく抑制することができる。
これにより、センターピラー16の車両前後、及び車両幅方向内外に倒れる変形、及び振動等を効果的に抑えることができる。なお、裾野部48の剛性が向上することで、センターピラー16の捩じれも抑えることができる。
また、側面衝突時には、ピラーアウタ44に作用した外力が、上記閉断面部分のみならず、下側連結隔壁50Cにも伝達されるので、下側連結隔壁50Cを介してロッカインナパネル26へ外力を分散することができる。
これにより、下側連結隔壁50Cを設けない場合に比較して、裾野部48の閉断面化された部分の外力負担が減少し、断面崩れがより一層抑制される。
なお、側面衝突時には、衝突車の荷重を、ピラーアウタ44に接合したピラー補強部材50の車両幅方向外側連結壁50Dによって広い面積で受け、車両幅方向外側連結壁50Dで受けた該荷重を前側隔壁50A、後側隔壁50B、及び下側連結隔壁50Cで支持すると共に、更に三角状前側隔壁50E、及び三角状後側隔壁50Fで支持することで、該荷重をロッカインナパネル26を介してプラットフォーム(本実施形態ではクロスメンバ56及びフロアパネル54)に対して効率的に伝達することができる。
また、センターピラー16のドアヒンジ58の取付部分に作用する力(荷重)は、主に(1)上下力、(2)車両幅方向に延びる軸周りのモーメント力、及び(3)車両前後方向に延びる軸周りのモーメント力であるが、(1)の上下力、及び(2)のモーメント力は、ドアヒンジ取付部であるウエルドナット62の上下に設定された剛性の高いビード64、66を介して前述した剛性の高い裾野部48の車両前方側の閉断面部分、同じく剛性の高い裾野部48の車両後方側の閉断面部分で受けることができ、センターピラー16は(1)の上下力、及び(2)のモーメント力に対して高い剛性が確保される。さらに、上記(3)のモーメント力は、剛性の高い裾野部48の車両前方側の閉断面部分、同じく剛性の高い裾野部48の車両後方側の閉断面部分を介して、剛性の高いロッカ24に伝達されるので、(3)のモーメント力に対してセンターピラー16のドアヒンジ取付部、即ちウエルドナット62の周辺は、高い剛性が確保される。
このように、本実施形態の車両側部結合部構造では、ピラー補強部材50によってピラーアウタ44の裾野部48の断面崩れを抑えることができるので、本実施形態の様にピラー骨格部材であるピラーアウタ44が開断面化された構造や、軽量化の為にピラーアウタ44が薄板化された場合、さらには、ピラーアウタ44とロッカアウタ46の接合部分でロッカアウタ46の上壁46Aが無い場合に、特に大きな補強効果を発揮することが出来る。
本実施形態では、1枚の鋼板からなるピラー補強部材50でもって裾野部48の剛性を向上させているので、部品点数、及び材料使用量を最小限に抑えつつ、センターピラー16の車両前後、及び車両幅方向内外に倒れる変形、及び振動等を効果的に抑えることができる。
本実施形態の車両は、ピラー部及びロッカ部に、リンフォース一体構造、及びインナーレス構造によるオープン断面化を採用しており、ピラー結合部内で上壁46Aが無い構造となっているが、側突車からの入力を、センターピラー16、ピラー補強部材50、及びロッカ24を介して土台となるプラットフォーム(クロスメンバ56及びフロアパネル54)に最短距離で、かつ効率的に伝達することができ、センターピラー16の車両幅方向への倒れ変形を抑え、車室内側へのピラー進入量を低減することができる。
なお、軽量化のためにセンターピラー16を構成する部材を薄板化するとセンターピラー16の車両前後、及び車両幅方向内外に倒れる変形、及び振動が悪化傾向となるが、裾野部48にピラー補強部材50を設けることで、センターピラー16の車両前後、及び車両幅方向内外に倒れる変形、及び振動は効果的に抑えられる。
ピラー補強部材50は、ロッカ24、及び車両幅方向外側壁面44Aに接合された下側連結隔壁50Cの車両前後端から、前側隔壁50A及び後側隔壁50Bが斜め上方へ延びてピラーアウタ44の補強を行っているため、ロッカ24の上壁付近を車両前後方向に通る軸(仮想)を中心とするセンターピラー16の回転方向の変形に対する剛性が向上している。
このため、側突時には、ピラー外側からの側突荷重を前側隔壁50A及び後側隔壁50Bでも受けることができ、センターピラー16の回転変形を抑制しながら、車体幅方向内側のプラットフォームとしてのフロアパネル54、及びクロスメンバ56に効率的に荷重を伝達することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態のセンターピラー16は、車両幅方向内側が開口された開断面構造であったが、本発明はこれに限らず、ピラーアウタ44の車両幅方向内側にピラーインナを接合してセンターピラー16を閉断面構造としても良い。これにより、センターピラー16の車両前後、及び車両幅方向内外に倒れる変形、及び振動を更に抑えることができる。
上記実施形態では、ピラーアウタ44とロッカアウタ46とが1枚の鋼板で一体形成されていたが、本発明はこれに限らず、ピラーアウタ44とロッカアウタ46を互いに別部品として形成し、別部品として形成されたピラーアウタ44とロッカアウタ46を互いに溶接等で接合しても良い。
上記実施形態では、ピラーアウタ44とロッカアウタ46とが1枚の鋼板で一体形成されていたので、ピラーアウタ44とロッカアウタ46との接合部分において、ロッカアウタ46の上壁46Aが無かったが、本発明はこれに限らず、互いに別部品として形成されたピラーアウタ44とロッカアウタ46とを互いに溶接等で接合する場合、車両前後に連続した上壁46Aを有するロッカアウタ46、即ち、長手方向に沿って全て閉断面化されたロッカ24を用いても良い。これにより、ピラーアウタ44とロッカアウタ46との結合部分の剛性が向上し、センターピラー16の車両前後、及び車両幅方向内外に倒れる変形、及び振動を更に抑えることができる。
上記実施形態では、ドアヒンジ取付部であるウエルドナット62の上下にビード64、66を設けたが、ドアヒンジ取付部周辺の剛性が確保できていれば、ビード64及びビード66の何れか一方が設けられていれば良く、場合によってはビード64及びビード66は設けなくても良い。ビードの数は更に増やしても良く、上下に延びるビードを追加しても良い。
また、ピラー補強部材50には、車両幅方向外側連結壁50D以外の壁面にビードを形成しても良い。
上記実施形態では、本発明をセンターピラー16に適用した例を説明したが、本発明はセンターピラー16以外のピラーにも適用可能である。
[符合の説明]
10 自動車(車両)
16 センターピラー(ピラー)
24 ロッカ
26 ロッカインナパネル(ロッカインナ)
30 車体構造
44 ピラーアウタ
44C 車両後方側壁面
44B 車両前方側壁面
44A 車両幅方向外側壁面
46 ロッカアウタ
48 裾野部
50 ピラー補強部材
50A 前側隔壁(第1前側隔壁)
50B 後側隔壁(第1後側隔壁)
50C 下側連結隔壁
50D 車両幅方向外側連結壁
50E 三角状前側隔壁(第2前側隔壁)
50F 三角状後側隔壁(第2後側隔壁)
62 ウエルドナット(ドアヒンジ取付部)
64 ビード
66 ビード

Claims (5)

  1. 車両側部の下側に配置され車体前後方向に延びるロッカアウタと、前記ロッカアウタの車両幅方向内側に配置されて車体前後方向に延びるロッカインナとを含んで構成されるロッカと、
    前記ロッカアウタから車体上方へ延びるピラーアウタを少なくとも含んで構成され、前記ピラーアウタが、車両幅方向外側壁面と、前記車両幅方向外側壁面の車両前側端部から車両幅方向内側へ延びる車両前方側壁面と、前記車両幅方向外側壁面の車両後側端部から車両幅方向内側へ延びる車両後方側壁面とを含み、前記ロッカへ向かうにしたがって車体前後方向の寸法が漸増する様に前記車両前方側壁面及び前記車両後方側壁面が湾曲した裾野部をロッカ側に有するピラーと、
    前記車両幅方向外側壁面から車両幅方向内側へ向けて延び、前記車両前方側壁面の車両後方側に間隔を開けて配置される第1前側隔壁と、前記第1前側隔壁の車両幅方向内側端と前記車両前方側壁面の車両幅方向内側端とを連結する第2前側隔壁と、前記車両幅方向外側壁面から車両幅方向内側へ向けて延び、前記車両後方側壁面の車両前方側に間隔を開けて配置される第1後側隔壁と、前記第1後側隔壁の車両幅方向内側端と前記車両後方側壁面の車両幅方向内側端とを連結する第2後側隔壁と、前記第1前側隔壁の下端側と前記第1後側隔壁の下端側とを連結すると共に、前記車両幅方向外側壁面と前記ロッカとを連結する下側連結隔壁と、を含んで構成され、前記裾野部に設けられるピラー補強部材と、を備え、
    前記裾野部には、断面内方の車両前方側で、前記車両幅方向外側壁面、前記第1前側隔壁、前記第2前側隔壁、及び前記車両前方側壁面で前側閉断面が形成され、断面内方の車両後方側で、前記車両幅方向外側壁面、前記第1後側隔壁、前記第2後側隔壁、及び前記車両後方側壁面で後側閉断面が形成されており、
    前記ピラー補強部材は、前記第1前側隔壁の車両幅方向外側端部、前記第1後側隔壁の車両幅方向外側端部、及び前記下側連結隔壁の車両幅方向外側端部を互いに繋ぐと共に、前記車両幅方向外側壁面と連結される車両幅方向外側連結壁を有し、
    前記第1前側隔壁の車両上方側の端部分は、前記裾野部における前記車両前方側壁面に溶接され、
    前記第1後側隔壁の車両上方側の端部分は、前記裾野部における前記車両後方側壁面に溶接され、
    前記車両幅方向外側連結壁は、前記裾野部における車両幅方向外側壁面に溶接されている、車両側部結合部構造。
  2. 前記車両幅方向外側連結壁には、ドアヒンジを取り付けるためのドアヒンジ取付部が設けられると共に、前記ドアヒンジ取付部の車両上方側及び車両下方側の少なくとも一方に、前記第1前側隔壁と前記第1後側隔壁とを連結するビードが設けられている、請求項1に記載の車両側部結合部構造。
  3. 前記ロッカアウタと前記ピラーアウタとは一体形成されている、請求項1または請求項2に記載の車両側部結合部構造。
  4. 前記ピラーは、前記ピラーアウタの車両幅方向内側が開放された開断面構造とされている、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両側部結合部構造。
  5. 前記ピラー補強部材の端部と前記ピラーアウタとの間、及び前記ピラー補強部材の端部と前記ロッカインナとの間の隙間を閉塞するシール部材が設けられている、請求項4に記載の車両側部結合部構造。
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