JP2004314761A - センタピラー下部とロッカ部との結合構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】結合部の捩り剛性を確保しつつ溶接品質を向上させることができ、更にはコスト削減も達成できるセンタピラー下部とロッカ部との結合構造を得る。
【解決手段】ロッカ部20内に配設されるバルクヘッド構造体30の連結部34は上縁側から切り下げられており、この切欠部38の周縁部38Aにセンタピラーインナパネル12の下端部12Aがスポット溶接されている。従って、この部分の捩り剛性は確保される。さらに、連結部34を切り下げ、連結部34とセンタピラーインナパネル12の下端部12Aとのスポット溶接箇所42をロッカ部20の下端フランジ部(A部)の直上に配置したので、センタピラーリインフォースメント14とロッカリインフォースメント24とのアーク溶接作業が連結部34に阻害されず、溶接品質も向上される。また、センタピラーインナパネル12を普通鋼板で構成できるので、コスト削減も図れる。
【選択図】 図1
【解決手段】ロッカ部20内に配設されるバルクヘッド構造体30の連結部34は上縁側から切り下げられており、この切欠部38の周縁部38Aにセンタピラーインナパネル12の下端部12Aがスポット溶接されている。従って、この部分の捩り剛性は確保される。さらに、連結部34を切り下げ、連結部34とセンタピラーインナパネル12の下端部12Aとのスポット溶接箇所42をロッカ部20の下端フランジ部(A部)の直上に配置したので、センタピラーリインフォースメント14とロッカリインフォースメント24とのアーク溶接作業が連結部34に阻害されず、溶接品質も向上される。また、センタピラーインナパネル12を普通鋼板で構成できるので、コスト削減も図れる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体側部の中央部付近に車両上下方向を長手方向として配置された閉断面構造のセンタピラー部の下部と車体側部の下端部付近に車両前後方向を長手方向として配置された閉断面構造のロッカ部との結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、図4〜図6を用いて、従来のセンタピラー下部とロッカ部との結合構造について説明する。
【0003】
図4に示される構造では、センタピラーインナパネル100の下端部100Aをロッカ部102の下端フランジ部(図4のB線矢視部)まで延ばして両者をスポット溶接にて結合し、更に一対のバルクヘッド104をロッカ部102の断面内に前後に単独で配置するようになっている。
【0004】
しかしながら、この構造による場合、センタピラーインナパネル100の下端部100Aをロッカ部102の下端フランジ部まで延ばして両者をスポット溶接して結合することとなるが、センタピラーインナパネル100の下端部100Aを含むロッカ部102の下端フランジ部には塗装が付かないため、防錆性能を維持するためにはセンタピラーインナパネル100の全体を防錆鋼板化する必要が生じ、コストアップを招く不利がある。
【0005】
さらに、上記構造による場合、前後一対のバルクヘッド104が独立して存在するため、つまりセンタピラーインナパネル100と一対のバルクヘッド104とが結合されていないため、この部分の捩り剛性を充分に高めることが困難である。
【0006】
一方、図5及び図6に示される構造では、前後一対のバルクヘッド110を複数の作業穴112が形成された連結部114で繋ぎ平面視でコ字状に形成することにより、一体構造のバルクヘッド構造体116を構成している。さらに、バルクヘッド構造体116の連結部114の上縁部114Aには、センタピラーインナパネル118の下端部118Aがスポット溶接にて結合されている。また、この構造の場合、バルクヘッド構造体116の連結部114の下縁部114Bがロッカ部102の下端フランジ部(図5のC線矢視部)と共にスポット溶接によって結合される。
【0007】
上記構成によれば、センタピラーインナパネル118の下端部118Aをロッカ部102の下端フランジ部まで延長しなくて済むため、バルクヘッド構造体116のみを防錆鋼板化するだけでよくなる。このため、図4に示される構造に比べれば、コスト削減を図ることができる。さらに、前後一対のバルクヘッド110が連結部114によって一体化され、かつセンタピラーインナパネル118の下端部118Aと結合されるため、この部分の捩り剛性も高くなる。
【0008】
【特許文献1】
特開平7−10034号公報
【特許文献2】
特開平10−218034号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構造による場合、図6に示されるように、車体製作上、ロッカリインフォースメント120とセンタピラーリインフォースメント122とのアーク溶接作業(なお、双方のパネルは共に板厚が厚い等の理由からスポット溶接ではなく、アーク溶接で溶接される)を、ロッカリインフォースメント120の内側に既に溶接されたバルクヘッド構造体116の連結部114に形成した作業穴112から行わなければならい。そのため、無理な溶接姿勢でアーク溶接棒を操作して溶接する等の理由から、溶接長が予定した長さよりも短くなる可能性がある等、溶接品質を確保することが非常に難しいという別の問題が生じる。
【0010】
さらに、バルクヘッド構造体116の作業穴112からアーク溶接作業をしなければならないという制約を受けるため、溶接点数が限られてしまい、溶接の自由度が低くなる。従って、この点からも溶接品質を確保することが難しくなるといえる。
【0011】
なお、サイドメンバアウタパネル124に対してロッカリインフォースメント120とセンタピラーリインフォースメント122とを同時にセットするのを止めて順立て工程を組めば、上記問題を解消することも可能ではあるが、その場合には製造工程数が増加するため、生産ラインが長くなり、結果的にはコストアップになる。
【0012】
本発明は上記事実を考慮し、結合部の捩り剛性を確保しつつ溶接品質を向上させることができ、更にはコスト削減も達成できるセンタピラー下部とロッカ部との結合構造を得ることが目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明に係る車両前部構造は、車体側部の中央部付近に車両上下方向を長手方向として配置された閉断面構造のセンタピラー部の下部と車体側部の下端部付近に車両前後方向を長手方向として配置された閉断面構造のロッカ部との結合構造であって、前記ロッカ部内には、前記センタピラー部の下部に対応して設けられた複数のバルクヘッドと当該複数のバルクヘッドを連結する連結部とを含んで構成されたバルクヘッド構造体が配設されており、さらに、前記連結部の上縁側を切り下げることによりロッカリインフォースメントとセンタピラーリインフォースメントとのアーク溶接作業用スペースを形成し、かつ当該連結部とセンタピラーインナパネルの下端部との溶接箇所を前記ロッカ部の閉断面結合部位である下端フランジ部の直上に配置した、ことを特徴としている。
【0014】
請求項1記載の本発明によれば、ロッカ部内に配設される複数のバルクヘッドが連結部を介して一体化され、これによりバルクヘッド構造体が構成される。そして、このバルクヘッド構造体の連結部とセンタピラーインナパネルの下端部とを溶接したので、最終的に結合されるセンタピラー部の下部とロッカ部との捩り剛性は確保される。
【0015】
しかも、本発明によれば、上記構成のバルクヘッド構造体の連結部の上縁側を切り下げることにより、ロッカリインフォースメントとセンタピラーリインフォースメントとのアーク溶接作業用スペースが形成(確保)される。従って、バルクヘッド構造体の連結部によってロッカリインフォースメントとセンタピラーリインフォースメントとのアーク溶接作業が阻害されることが無くなり、安定した溶接トーチスペースが確保される。従って、アーク溶接作業がやり易くなり、溶接品質を向上させることができる。加えて、従来のようにバルクヘッド構造体の連結部の作業穴によって溶接点数が制約される等の不具合も解消されるので、溶接の自由度が高くなる。従って、この点からも、溶接品質を向上させることができる。
【0016】
さらに、本発明では、バルクヘッド構造体の連結部とセンタピラーインナパネルの下端部との溶接箇所をロッカ部の閉断面結合部位である下端フランジ部の直上に配置したので、センタピラーインナパネルの下端部が被水するおそれが無くなる。従って、センタピラーインナパネルを普通鋼板で製作することが可能となり、センタピラーインナパネルをも防錆鋼板で製作する場合に比し、低コストで済む。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3を用いて、本発明に係るセンタピラー下部とロッカ部との結合構造の一実施形態について説明する。なお、これらの図に適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側(車室外側)を示している。
【0018】
図1には、本実施形態に係るセンタピラー下部とロッカ部との結合構造の要部拡大斜視図が示されている。また、図2には、当該センタピラー下部とロッカ部との結合構造の縦断面図が示されている。さらに、図3には、ロッカリインフォースメントとセンタピラーリインフォースメントとのアーク溶接時の状態が斜視図にて示されている。
【0019】
これらの図に示されるように、車体前部の中央部付近には、車両上下方向を長手方向として配置されるセンタピラー部10が配設されている。センタピラー部10は車室内側に配置されるセンタピラーインナパネル12と車室外側に配置されるセンタピラーリインフォースメント14とを含んで構成されており、閉断面構造とされている。センタピラーインナパネル12及びセンタピラーリインフォースメント14はいずれも普通鋼板(広義には、非防錆鋼板)で形成されており、又センタピラーリインフォースメント14の板厚はセンタピラーインナパネル12の板厚よりも厚く設定されている。
【0020】
また、センタピラーインナパネル12の下部には図示しないウエビング巻取装置を取り付けるための開口部16が形成されている。さらに、センタピラーインナパネル12の下部には、開口部16の下側に複数個の円形状の作業穴18が形成されている。またさらに、センタピラーインナパネル12の下端部12Aは、スポット溶接する関係で波形に形成されている。
【0021】
上述したセンタピラー部10の下部は、車体側部の下端部付近に車両前後方向を長手方向として配置されたロッカ部20と結合されている。ロッカ部20は車室内側に配置される断面略ハット形状のロッカインナパネル22と車室外側に配置される断面略ハット形状のロッカリインフォースメント24とを含んで構成されており、閉断面構造とされている。ロッカインナパネル22及びロッカリインフォースメント24はいずれも防錆鋼板で形成されており、又ロッカリインフォースメント24の板厚はロッカインナパネル22の板厚よりも厚く設定されている。
【0022】
また、ロッカインナパネル22の車室内側の面の下部には、防錆鋼板で構成されたフロアパネル26の幅方向端部が溶接されている。さらに、ロッカリインフォースメント24の車室外側には、防錆鋼板で構成された断面略ハット形状のサイドメンバアウタパネル28が配設されている。
【0023】
上述したロッカ部20内には、防錆鋼板で構成されたバルクヘッド構造体30が配設されている。バルクヘッド構造体30は、ロッカ部20の断面内にセンタピラー部10の下部を挟んで「節」となるように配置される前後一対のバルクヘッド32と、これらのバルクヘッド32を繋ぐ連結部34と、によって構成されている。
【0024】
なお、本実施形態では、一方のバルクヘッド32と連結部34とを一部品としてプレス成形し、これを他方のバルクヘッド32に結合させることにより全体として一体化しているが、必ずしもそのように構成する必要はなく、各バルクヘッド32及び連結部34をそれぞれプレス成形してから三者を一体化してもよいし、条件が整えば、最初から一部品としてプレス成形する構成を採ってもよい。
【0025】
各バルクヘッド32の内側を除く周縁部には折り曲げによる取付フランジ32Aが形成されており、バルクヘッド32は当該取付フランジ32Aを介してロッカ部20の断面内(ロッカリインフォースメント24の内側面)にスポット溶接により固着されている。なお、一対のバルクヘッド32の中央部には、円形状の作業穴36が形成されている。
【0026】
また、バルクヘッド構造体30の連結部34は、一対のバルクヘッド32の内側の周縁部間を繋ぐように形成されており、上縁側が切り下げられている。つまり、連結部34の上縁側には比較的大きな切欠部38が形成されており、この切欠部38がセンタピラーリインフォースメント14とロッカリインフォースメント24とをアーク溶接する際のアーク溶接作業用スペースとして用いられるようになっている。なお、図3の矢印Pはアーク溶接作業線を示しており、当該矢印が指す部位がアーク溶接部である(アーク溶接部を符号「40」で示す)。
【0027】
さらに、連結部34の切欠部38の周縁部38Aは、センタピラーインナパネル12の下端部12Aとスポット溶接されている。つまり、センタピラーインナパネル12の下端部12Aは、ロッカ部20の下端フランジ部(図1、図2のA線矢視部)、即ち、ロッカインナパネル22の下端フランジ部22A、バルクヘッド構造体30の連結部34の下端部34A、ロッカリインフォースメント24の下端フランジ部24A、及びサイドメンバアウタパネル28の下端フランジ部28Aの三枚乃至四枚重ね部分までは延出されることなく、バルクヘッド構造体30の連結部34の切欠部38の周縁部38Aとのスポット溶接代が確保される程度に延出されている。換言すれば、連結部34とセンタピラーインナパネル12の下端部12Aとのスポット溶接箇所42は、ロッカ部20の下端フランジ部(図1、図2のA線矢視部)の直上に配置されている。
【0028】
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
【0029】
上記構成の本実施形態では、ロッカ部20内に配設される複数のバルクヘッド32が連結部34を介して一体化され、これによりバルクヘッド構造体30が構成される。そして、このバルクヘッド構造体30の連結部34とセンタピラーインナパネル12の下端部12Aとをスポット溶接したので、最終的に結合されるセンタピラー部10の下部とロッカ部20との捩り剛性は確保される。なお、バルクヘッド構造体30の切欠部38の周縁部38Aとセンタピラーインナパネル12の下端部12Aとのスポット溶接作業は、次述アーク溶接後に、センタピラーインナパネル12の下部に形成された作業穴18を使って実施される。
【0030】
しかも、本実施形態によれば、上記構成のバルクヘッド構造体30の連結部34の上縁側を切り下げて比較的大きな切欠部38を形成したので、ロッカリインフォースメント24とセンタピラーリインフォースメント14とのアーク溶接作業用スペースが形成(確保)される。従って、バルクヘッド構造体30の連結部34によってロッカリインフォースメント24とセンタピラーリインフォースメント14とのアーク溶接作業が阻害されることが無くなり(より具体的には、バルクヘッド構造体30の連結部34の影になってアーク溶接作業がやり難くなったり、その影響もあってロッカリインフォースメント24をセンタピラーインナパネル12に溶接トーチで加圧した際に加圧の仕方が不適切になってパネル同士がずれてしまうといった不具合が無くなり)、安定した溶接トーチスペースが確保される。従って、アーク溶接作業がやり易くなり、溶接品質を向上させることができる。加えて、本実施形態では、前記の如く、バルクヘッド構造体30の切欠部38からアーク溶接を実施することができるため、従来のようにバルクヘッド構造体の連結部の作業穴によって溶接点数が制約される等の不具合も解消される。従って、溶接の自由度が高められ、この点からも、溶接品質を向上させることができる。
【0031】
さらに、本実施形態では、バルクヘッド構造体30の切欠部38の周縁部38Aとセンタピラーインナパネル12の下端部12Aとのスポット溶接箇所42をロッカ部20の閉断面結合部位である下端フランジ部(図1、図2のA線矢視部)の直上に配置したので、センタピラーインナパネル12の下端部12Aが被水するおそれが無くなる。従って、センタピラーインナパネル12を普通鋼板で製作することが可能となり、センタピラーインナパネルをも防錆鋼板で製作する場合に比し、低コストで済む。
【0032】
総じて言えば、本実施形態に係るセンタピラー下部とロッカ部との結合構造によれば、センタピラー部10の下部とロッカ部20との結合部の捩り剛性を確保しつつ溶接品質を向上させることができ、更にはコスト削減も達成できる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係るセンタピラー下部とロッカ部との結合構造は、センタピラー部の下部に対応して設けられた複数のバルクヘッドと当該複数のバルクヘッドを連結する連結部とを含んで構成されたバルクヘッド構造体をロッカ部内に配設し、さらに、連結部の上縁側を切り下げることによりロッカリインフォースメントとセンタピラーリインフォースメントとのアーク溶接作業用スペースを形成し、かつ当該連結部とセンタピラーインナパネルの下端部との溶接箇所をロッカ部の閉断面結合部位である下端フランジ部の直上に配置したので、結合部の捩り剛性を確保しつつ溶接品質を向上させることができ、更にはコスト削減も達成できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るセンタピラー下部とロッカ部との結合構造を示す要部拡大斜視図である。
【図2】本実施形態に係るセンタピラー下部とロッカ部との結合構造を示す図1の2−2線に沿う縦断面図である。
【図3】ロッカリインフォースメントとセンタピラーリインフォースメントとのアーク溶接時の状態を示す斜視図である。
【図4】一つ目の従来例に係るセンタピラー下部とロッカ部との結合構造を示す要部斜視図である。
【図5】二つ目の従来例に係るセンタピラー下部とロッカ部との結合構造を示す要部斜視図である。
【図6】二つ目の従来例の場合の問題点を説明するための説明図に係り、図3に対応する斜視図である。
【符号の説明】
10 センタピラー部
12 センタピラーインナパネル
12A 下端部
14 センタピラーリインフォースメント
20 ロッカ部
24 ロッカリインフォースメント
30 バルクヘッド構造体
32 バルクヘッド
34 連結部
38 切欠部(アーク溶接作業用スペース)
40 アーク溶接部
42 スポット溶接箇所
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体側部の中央部付近に車両上下方向を長手方向として配置された閉断面構造のセンタピラー部の下部と車体側部の下端部付近に車両前後方向を長手方向として配置された閉断面構造のロッカ部との結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、図4〜図6を用いて、従来のセンタピラー下部とロッカ部との結合構造について説明する。
【0003】
図4に示される構造では、センタピラーインナパネル100の下端部100Aをロッカ部102の下端フランジ部(図4のB線矢視部)まで延ばして両者をスポット溶接にて結合し、更に一対のバルクヘッド104をロッカ部102の断面内に前後に単独で配置するようになっている。
【0004】
しかしながら、この構造による場合、センタピラーインナパネル100の下端部100Aをロッカ部102の下端フランジ部まで延ばして両者をスポット溶接して結合することとなるが、センタピラーインナパネル100の下端部100Aを含むロッカ部102の下端フランジ部には塗装が付かないため、防錆性能を維持するためにはセンタピラーインナパネル100の全体を防錆鋼板化する必要が生じ、コストアップを招く不利がある。
【0005】
さらに、上記構造による場合、前後一対のバルクヘッド104が独立して存在するため、つまりセンタピラーインナパネル100と一対のバルクヘッド104とが結合されていないため、この部分の捩り剛性を充分に高めることが困難である。
【0006】
一方、図5及び図6に示される構造では、前後一対のバルクヘッド110を複数の作業穴112が形成された連結部114で繋ぎ平面視でコ字状に形成することにより、一体構造のバルクヘッド構造体116を構成している。さらに、バルクヘッド構造体116の連結部114の上縁部114Aには、センタピラーインナパネル118の下端部118Aがスポット溶接にて結合されている。また、この構造の場合、バルクヘッド構造体116の連結部114の下縁部114Bがロッカ部102の下端フランジ部(図5のC線矢視部)と共にスポット溶接によって結合される。
【0007】
上記構成によれば、センタピラーインナパネル118の下端部118Aをロッカ部102の下端フランジ部まで延長しなくて済むため、バルクヘッド構造体116のみを防錆鋼板化するだけでよくなる。このため、図4に示される構造に比べれば、コスト削減を図ることができる。さらに、前後一対のバルクヘッド110が連結部114によって一体化され、かつセンタピラーインナパネル118の下端部118Aと結合されるため、この部分の捩り剛性も高くなる。
【0008】
【特許文献1】
特開平7−10034号公報
【特許文献2】
特開平10−218034号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構造による場合、図6に示されるように、車体製作上、ロッカリインフォースメント120とセンタピラーリインフォースメント122とのアーク溶接作業(なお、双方のパネルは共に板厚が厚い等の理由からスポット溶接ではなく、アーク溶接で溶接される)を、ロッカリインフォースメント120の内側に既に溶接されたバルクヘッド構造体116の連結部114に形成した作業穴112から行わなければならい。そのため、無理な溶接姿勢でアーク溶接棒を操作して溶接する等の理由から、溶接長が予定した長さよりも短くなる可能性がある等、溶接品質を確保することが非常に難しいという別の問題が生じる。
【0010】
さらに、バルクヘッド構造体116の作業穴112からアーク溶接作業をしなければならないという制約を受けるため、溶接点数が限られてしまい、溶接の自由度が低くなる。従って、この点からも溶接品質を確保することが難しくなるといえる。
【0011】
なお、サイドメンバアウタパネル124に対してロッカリインフォースメント120とセンタピラーリインフォースメント122とを同時にセットするのを止めて順立て工程を組めば、上記問題を解消することも可能ではあるが、その場合には製造工程数が増加するため、生産ラインが長くなり、結果的にはコストアップになる。
【0012】
本発明は上記事実を考慮し、結合部の捩り剛性を確保しつつ溶接品質を向上させることができ、更にはコスト削減も達成できるセンタピラー下部とロッカ部との結合構造を得ることが目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明に係る車両前部構造は、車体側部の中央部付近に車両上下方向を長手方向として配置された閉断面構造のセンタピラー部の下部と車体側部の下端部付近に車両前後方向を長手方向として配置された閉断面構造のロッカ部との結合構造であって、前記ロッカ部内には、前記センタピラー部の下部に対応して設けられた複数のバルクヘッドと当該複数のバルクヘッドを連結する連結部とを含んで構成されたバルクヘッド構造体が配設されており、さらに、前記連結部の上縁側を切り下げることによりロッカリインフォースメントとセンタピラーリインフォースメントとのアーク溶接作業用スペースを形成し、かつ当該連結部とセンタピラーインナパネルの下端部との溶接箇所を前記ロッカ部の閉断面結合部位である下端フランジ部の直上に配置した、ことを特徴としている。
【0014】
請求項1記載の本発明によれば、ロッカ部内に配設される複数のバルクヘッドが連結部を介して一体化され、これによりバルクヘッド構造体が構成される。そして、このバルクヘッド構造体の連結部とセンタピラーインナパネルの下端部とを溶接したので、最終的に結合されるセンタピラー部の下部とロッカ部との捩り剛性は確保される。
【0015】
しかも、本発明によれば、上記構成のバルクヘッド構造体の連結部の上縁側を切り下げることにより、ロッカリインフォースメントとセンタピラーリインフォースメントとのアーク溶接作業用スペースが形成(確保)される。従って、バルクヘッド構造体の連結部によってロッカリインフォースメントとセンタピラーリインフォースメントとのアーク溶接作業が阻害されることが無くなり、安定した溶接トーチスペースが確保される。従って、アーク溶接作業がやり易くなり、溶接品質を向上させることができる。加えて、従来のようにバルクヘッド構造体の連結部の作業穴によって溶接点数が制約される等の不具合も解消されるので、溶接の自由度が高くなる。従って、この点からも、溶接品質を向上させることができる。
【0016】
さらに、本発明では、バルクヘッド構造体の連結部とセンタピラーインナパネルの下端部との溶接箇所をロッカ部の閉断面結合部位である下端フランジ部の直上に配置したので、センタピラーインナパネルの下端部が被水するおそれが無くなる。従って、センタピラーインナパネルを普通鋼板で製作することが可能となり、センタピラーインナパネルをも防錆鋼板で製作する場合に比し、低コストで済む。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3を用いて、本発明に係るセンタピラー下部とロッカ部との結合構造の一実施形態について説明する。なお、これらの図に適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側(車室外側)を示している。
【0018】
図1には、本実施形態に係るセンタピラー下部とロッカ部との結合構造の要部拡大斜視図が示されている。また、図2には、当該センタピラー下部とロッカ部との結合構造の縦断面図が示されている。さらに、図3には、ロッカリインフォースメントとセンタピラーリインフォースメントとのアーク溶接時の状態が斜視図にて示されている。
【0019】
これらの図に示されるように、車体前部の中央部付近には、車両上下方向を長手方向として配置されるセンタピラー部10が配設されている。センタピラー部10は車室内側に配置されるセンタピラーインナパネル12と車室外側に配置されるセンタピラーリインフォースメント14とを含んで構成されており、閉断面構造とされている。センタピラーインナパネル12及びセンタピラーリインフォースメント14はいずれも普通鋼板(広義には、非防錆鋼板)で形成されており、又センタピラーリインフォースメント14の板厚はセンタピラーインナパネル12の板厚よりも厚く設定されている。
【0020】
また、センタピラーインナパネル12の下部には図示しないウエビング巻取装置を取り付けるための開口部16が形成されている。さらに、センタピラーインナパネル12の下部には、開口部16の下側に複数個の円形状の作業穴18が形成されている。またさらに、センタピラーインナパネル12の下端部12Aは、スポット溶接する関係で波形に形成されている。
【0021】
上述したセンタピラー部10の下部は、車体側部の下端部付近に車両前後方向を長手方向として配置されたロッカ部20と結合されている。ロッカ部20は車室内側に配置される断面略ハット形状のロッカインナパネル22と車室外側に配置される断面略ハット形状のロッカリインフォースメント24とを含んで構成されており、閉断面構造とされている。ロッカインナパネル22及びロッカリインフォースメント24はいずれも防錆鋼板で形成されており、又ロッカリインフォースメント24の板厚はロッカインナパネル22の板厚よりも厚く設定されている。
【0022】
また、ロッカインナパネル22の車室内側の面の下部には、防錆鋼板で構成されたフロアパネル26の幅方向端部が溶接されている。さらに、ロッカリインフォースメント24の車室外側には、防錆鋼板で構成された断面略ハット形状のサイドメンバアウタパネル28が配設されている。
【0023】
上述したロッカ部20内には、防錆鋼板で構成されたバルクヘッド構造体30が配設されている。バルクヘッド構造体30は、ロッカ部20の断面内にセンタピラー部10の下部を挟んで「節」となるように配置される前後一対のバルクヘッド32と、これらのバルクヘッド32を繋ぐ連結部34と、によって構成されている。
【0024】
なお、本実施形態では、一方のバルクヘッド32と連結部34とを一部品としてプレス成形し、これを他方のバルクヘッド32に結合させることにより全体として一体化しているが、必ずしもそのように構成する必要はなく、各バルクヘッド32及び連結部34をそれぞれプレス成形してから三者を一体化してもよいし、条件が整えば、最初から一部品としてプレス成形する構成を採ってもよい。
【0025】
各バルクヘッド32の内側を除く周縁部には折り曲げによる取付フランジ32Aが形成されており、バルクヘッド32は当該取付フランジ32Aを介してロッカ部20の断面内(ロッカリインフォースメント24の内側面)にスポット溶接により固着されている。なお、一対のバルクヘッド32の中央部には、円形状の作業穴36が形成されている。
【0026】
また、バルクヘッド構造体30の連結部34は、一対のバルクヘッド32の内側の周縁部間を繋ぐように形成されており、上縁側が切り下げられている。つまり、連結部34の上縁側には比較的大きな切欠部38が形成されており、この切欠部38がセンタピラーリインフォースメント14とロッカリインフォースメント24とをアーク溶接する際のアーク溶接作業用スペースとして用いられるようになっている。なお、図3の矢印Pはアーク溶接作業線を示しており、当該矢印が指す部位がアーク溶接部である(アーク溶接部を符号「40」で示す)。
【0027】
さらに、連結部34の切欠部38の周縁部38Aは、センタピラーインナパネル12の下端部12Aとスポット溶接されている。つまり、センタピラーインナパネル12の下端部12Aは、ロッカ部20の下端フランジ部(図1、図2のA線矢視部)、即ち、ロッカインナパネル22の下端フランジ部22A、バルクヘッド構造体30の連結部34の下端部34A、ロッカリインフォースメント24の下端フランジ部24A、及びサイドメンバアウタパネル28の下端フランジ部28Aの三枚乃至四枚重ね部分までは延出されることなく、バルクヘッド構造体30の連結部34の切欠部38の周縁部38Aとのスポット溶接代が確保される程度に延出されている。換言すれば、連結部34とセンタピラーインナパネル12の下端部12Aとのスポット溶接箇所42は、ロッカ部20の下端フランジ部(図1、図2のA線矢視部)の直上に配置されている。
【0028】
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
【0029】
上記構成の本実施形態では、ロッカ部20内に配設される複数のバルクヘッド32が連結部34を介して一体化され、これによりバルクヘッド構造体30が構成される。そして、このバルクヘッド構造体30の連結部34とセンタピラーインナパネル12の下端部12Aとをスポット溶接したので、最終的に結合されるセンタピラー部10の下部とロッカ部20との捩り剛性は確保される。なお、バルクヘッド構造体30の切欠部38の周縁部38Aとセンタピラーインナパネル12の下端部12Aとのスポット溶接作業は、次述アーク溶接後に、センタピラーインナパネル12の下部に形成された作業穴18を使って実施される。
【0030】
しかも、本実施形態によれば、上記構成のバルクヘッド構造体30の連結部34の上縁側を切り下げて比較的大きな切欠部38を形成したので、ロッカリインフォースメント24とセンタピラーリインフォースメント14とのアーク溶接作業用スペースが形成(確保)される。従って、バルクヘッド構造体30の連結部34によってロッカリインフォースメント24とセンタピラーリインフォースメント14とのアーク溶接作業が阻害されることが無くなり(より具体的には、バルクヘッド構造体30の連結部34の影になってアーク溶接作業がやり難くなったり、その影響もあってロッカリインフォースメント24をセンタピラーインナパネル12に溶接トーチで加圧した際に加圧の仕方が不適切になってパネル同士がずれてしまうといった不具合が無くなり)、安定した溶接トーチスペースが確保される。従って、アーク溶接作業がやり易くなり、溶接品質を向上させることができる。加えて、本実施形態では、前記の如く、バルクヘッド構造体30の切欠部38からアーク溶接を実施することができるため、従来のようにバルクヘッド構造体の連結部の作業穴によって溶接点数が制約される等の不具合も解消される。従って、溶接の自由度が高められ、この点からも、溶接品質を向上させることができる。
【0031】
さらに、本実施形態では、バルクヘッド構造体30の切欠部38の周縁部38Aとセンタピラーインナパネル12の下端部12Aとのスポット溶接箇所42をロッカ部20の閉断面結合部位である下端フランジ部(図1、図2のA線矢視部)の直上に配置したので、センタピラーインナパネル12の下端部12Aが被水するおそれが無くなる。従って、センタピラーインナパネル12を普通鋼板で製作することが可能となり、センタピラーインナパネルをも防錆鋼板で製作する場合に比し、低コストで済む。
【0032】
総じて言えば、本実施形態に係るセンタピラー下部とロッカ部との結合構造によれば、センタピラー部10の下部とロッカ部20との結合部の捩り剛性を確保しつつ溶接品質を向上させることができ、更にはコスト削減も達成できる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係るセンタピラー下部とロッカ部との結合構造は、センタピラー部の下部に対応して設けられた複数のバルクヘッドと当該複数のバルクヘッドを連結する連結部とを含んで構成されたバルクヘッド構造体をロッカ部内に配設し、さらに、連結部の上縁側を切り下げることによりロッカリインフォースメントとセンタピラーリインフォースメントとのアーク溶接作業用スペースを形成し、かつ当該連結部とセンタピラーインナパネルの下端部との溶接箇所をロッカ部の閉断面結合部位である下端フランジ部の直上に配置したので、結合部の捩り剛性を確保しつつ溶接品質を向上させることができ、更にはコスト削減も達成できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るセンタピラー下部とロッカ部との結合構造を示す要部拡大斜視図である。
【図2】本実施形態に係るセンタピラー下部とロッカ部との結合構造を示す図1の2−2線に沿う縦断面図である。
【図3】ロッカリインフォースメントとセンタピラーリインフォースメントとのアーク溶接時の状態を示す斜視図である。
【図4】一つ目の従来例に係るセンタピラー下部とロッカ部との結合構造を示す要部斜視図である。
【図5】二つ目の従来例に係るセンタピラー下部とロッカ部との結合構造を示す要部斜視図である。
【図6】二つ目の従来例の場合の問題点を説明するための説明図に係り、図3に対応する斜視図である。
【符号の説明】
10 センタピラー部
12 センタピラーインナパネル
12A 下端部
14 センタピラーリインフォースメント
20 ロッカ部
24 ロッカリインフォースメント
30 バルクヘッド構造体
32 バルクヘッド
34 連結部
38 切欠部(アーク溶接作業用スペース)
40 アーク溶接部
42 スポット溶接箇所
Claims (1)
- 車体側部の中央部付近に車両上下方向を長手方向として配置された閉断面構造のセンタピラー部の下部と車体側部の下端部付近に車両前後方向を長手方向として配置された閉断面構造のロッカ部との結合構造であって、
前記ロッカ部内には、前記センタピラー部の下部に対応して設けられた複数のバルクヘッドと当該複数のバルクヘッドを連結する連結部とを含んで構成されたバルクヘッド構造体が配設されており、
さらに、前記連結部の上縁側を切り下げることによりロッカリインフォースメントとセンタピラーリインフォースメントとのアーク溶接作業用スペースを形成し、かつ当該連結部とセンタピラーインナパネルの下端部との溶接箇所を前記ロッカ部の閉断面結合部位である下端フランジ部の直上に配置した、
ことを特徴とするセンタピラー下部とロッカ部との結合構造。
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-
2003
- 2003-04-15 JP JP2003110532A patent/JP2004314761A/ja active Pending
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