JPH082438A - 自動車の車体側部構造 - Google Patents

自動車の車体側部構造

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JPH082438A
JPH082438A JP14180894A JP14180894A JPH082438A JP H082438 A JPH082438 A JP H082438A JP 14180894 A JP14180894 A JP 14180894A JP 14180894 A JP14180894 A JP 14180894A JP H082438 A JPH082438 A JP H082438A
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JP
Japan
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pillar
center pillar
vehicle body
body side
waist
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JP14180894A
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Inventor
Yoichi Watanabe
洋一 渡辺
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センタピラーの板厚を上げずに、センタピラ
ーの変形を防止することができる自動車の車体側部構造
を提供する。 【構成】 センタピラー4の前面部にウエストレインフ
ォース7、8と同じ高さ位置の補強部材12を設けたも
のである。ウエストレインフォース7、8がセンタピラ
ー4に当たっても、センタピラー4の対応部が変形しな
いので、フロントドア1からフロントピラー3に対して
大きな前向きの反力を発生させることができ、フロント
ピラー3下端部付近の後退を確実に防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車の車体側部構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車の車体側部構造としては、
車体前部から車体に変形が生じる程の大きな入力が加わ
った場合において、フロントピラーの下端部付近の後退
を防ぐために、フロントドアの前後方向での強度を高め
ることにより、フロントドアの座屈を防止するような構
造を採用している。例えば、フロントドアのウエスト部
に配されているウエストレインフォースに突出部を形成
したりして、フロントドア自体の強度を高め、このフロ
ントドアによりフロントピラー下端部の後退を防止して
いる(実開昭58−97020号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、フロントドアの強度を高め
ることにより、フロントドア自体の座屈を防止しても、
このフロントドアがフロントピラーに押されて後退した
場合には、フロントドア後方のセンタピラーに荷重が全
て伝えられ、フロントピラーの後退を防止する面におい
ては、もはやフロントドアの強度の問題でなく、センタ
ピラーの強度の問題となる。従って、従来はフロントピ
ラーの後退を防止するために、フロントドアの強度を高
めると共に、センタピラーの板厚を上げてセンタピラー
自体の強度も高めなければならず、車体重量の増加を招
いている。
【0004】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、センタピラーの板厚を上げず
に、センタピラーの変形を防止することができる自動車
の車体側部構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の自動車の
車体側部構造は、センタピラーの前方にウエストレイン
フォースをウエスト部に有するフロントドアが配されて
いる自動車の車体側部構造において、前記センタピラー
の前面部にウエストレインフォースと同じ高さ位置の補
強部材を設けたものである。
【0006】請求項2記載の自動車の車体側部構造は、
センタピラーの前方にウエストレインフォースをウエス
ト部に有するフロントドアが配され且つセンタピラーの
後方にリヤドアが配されており、該リヤドアの前端部が
上下一対のヒンジを介してセンタピラーに回動自在に取
付けられ、該センタピラーの前記各ヒンジが取付けられ
る部分に補強ブレースが設けられている自動車の車体側
部構造において、前記リヤドアの上側のヒンジがフロン
トドアのウエストレインフォースよりも下側に位置して
おり、且つ該上側のヒンジに対応する上側の補強ブレー
スにウエストレインフォースと同じ高さ位置のセンタピ
ラー前面部に至る上向き延長部が形成されているもので
ある。
【0007】請求項3記載の自動車の車体側部構造は、
前記センタピラーが断面ハット形のピラーアウタにピラ
ーインナを接合した閉断面構造をしており、上向き延長
部がピラーアウタの前面部とそれに連続する外面部の一
部に対応する部分だけで形成されているものである。
【0008】請求項4記載の自動車の車体側部構造は、
前記上向き延長部がピラーアウタに相応する断面ハット
形で且つ該上向き延長部の上端部に補強ブレースの前後
フランジと同一面となる上側フランジが形成されている
ものである。
【0009】請求項5記載の発明に係る自動車の車体側
部構造は、前記上向き延長部がピラーアウタに相応する
断面ハット形で且つ該上向き延長部の上端部にピラーア
ウタよりも緩やかな断面ハット形の上側フランジが形成
されているものである。
【0010】請求項6記載の自動車の車体側部構造は、
リヤドアにおける上側のヒンジがフロントドアのウエス
トレインフォースと同じ高さ位置にあり、且つ該上側の
ヒンジに対応する上側の補強ブレースが少なくともセン
タピラー前面部に対応する部分を有している。
【0011】
【作用】請求項1記載の自動車の車体側部構造によれ
ば、センタピラーの前面部にウエストレインフォースと
同じ高さ位置の補強部材が設けられているため、車体前
部から大きな入力が加わり、ウエストレインフォースが
センタピラーに当たっても、センタピラーの対応部が変
形にくくなる。従って、フロントドアからフロントピラ
ーに対して大きな前向きの反力を発生させることがで
き、フロントピラー下端部付近の後退を確実に防止する
ことができる。
【0012】請求項2記載の自動車の車体側部構造によ
れば、リヤドアを取付けるヒンジ用の上側の補強ブレー
スを利用して、センタピラーの変形を防止することがで
きるため、別物の補強部材を設けることなく、フロント
ピラー下端部付近の後退を防止することができる。
【0013】請求項3記載の自動車の車体側部構造によ
れば、上向き延長部がセンタピラーの変形を防止するの
に必要な部分だけに形成されているため、上側の補強ブ
レースの重量軽減を図ることができる。
【0014】請求項4記載の自動車の車体側部構造によ
れば、上向き延長部の上端部を深絞り成形し、その上端
部に上側の補強ブレースの前後フランジと同一面となる
上側フランジを形成したため、上向き延長部の上端部が
より立体的構造となり、センタピラーの変形を更に確実
に防止できるようになる。
【0015】請求項5記載の自動車の車体側部構造によ
れば、上向き延長部の上側フランジをピラーアウタより
も緩やかな断面ハット形にしたので、上向き延長部の強
度をある程度高めつつ、該上側の補強ブレースのプレス
成形性の向上も図れる。
【0016】請求項6記載の自動車の車体側部構造によ
れば、上側の補強ブレースがウエストレインフォースと
同じ高さ位置になっているため、この上側の補強ブレー
スに上向き延長部を形成する必要がない。従って、上側
の補強ブレースが小さなサイズで済み、重量の軽減化を
図ることができると共に、上側の補強ブレースと下側の
補強ブレースが同一の部品となるため部品管理が簡単
で、且つ取付作業性も上下で同じ作業となり作業性が向
上する。
【0017】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図面に基づ
いて説明する。尚、各実施例において共通乃至類似する
部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0018】図1〜図5はこの発明の第1実施例を示す
図である。この実施例に係る車体は2枚のフロントドア
1を左右に備えた2ドアタイプのものであり、左右両側
にはフロントドア1を取付けるためのドア開口2が形成
されている。ドア開口2の前側にはフロントピラー3が
あり、後側にはセンタピラー4がある。
【0019】フロントドア1はドアアウタパネル5とド
アインナパネル6とを接合したものであり、各ドアアウ
タパネル5とドアインナパネル6のウエスト部Wには、
内側からウエストレインフォース7、8がそれぞれ接合
されている。このウエストレインフォース7、8はそれ
ぞれ凸部7a、8aを形成した断面形状をしており、フ
ロントドア1全体の強度が大変に高くなっている。従っ
て、このフロントドア1は前後方向に力が加わってもな
かなか座屈しないようになっている。尚、9はドアガラ
スである(図3参照)。
【0020】一方、センタピラー4も、ピラーアウタ1
0とピラーインナ11とを接合した構造をしており、こ
のセンタピラー4の前側における接合部には、断面クラ
ンク形をした補強部材12が重合状態で設けられてい
る。この補強部材12の前記接合部に挟み込まれている
フランジ12a以外の部分には、強度を高めるために、
内側へ向いた2本のビード部13が前後方向に沿って形
成されている。
【0021】この補強部材12は、フロントドア1のウ
エストレインフォース7、8と同じ高さで、特に内側の
ウエストレインフォース7と前後方向で重なり合う位置
関係となっている(図3参照)。
【0022】次に、作用を説明する。例えば、車両の前
面衝突等により、車体前部から車体に変形が生じる程の
大きな入力が加わって、フロントピラー3の下端部付近
が後退しようとした場合、フロントピラー3とセンタピ
ラー4の間にあるフロントドア1が、このフロントピラ
ー3とセンタピラー4との間に挟まれる状態となるが、
センタピラー4のウエストレインフォース7、8と同じ
高さ位置に補強部材12が設けられており且つ該補強部
材12が内側のウエストレインフォース7と前後方向で
重なり合う位置にあるため、ウエストレインフォース7
が当たってもセンタピラー4の対応部が変形しない。従
って、フロントドア1からフロントピラー3に対して大
きな前向きの反力が発生し、該フロントピラー3の下端
部付近の後退を防止することができる。
【0023】上記の作用を図5に基づいて説明する。図
5は補強部材12を設けた場合の反力発生(本実施例を
示す実線表示部分)と、補強部材12を設けない場合の
反力発生(従来例を示す点線表示部分)を示している。
補強部材12を設けない場合は、a点においてすぐにセ
ンタピラー4の変形が始まり、フロントピラー3の下端
部付近の後退を防止するのに必要な反力F1 を発生させ
るためには、フロントピラー3がS2 位置まで後退しな
ければならない。これに対し、補強部材12を設けた場
合は、補強部材12を設けない場合に比べて、センタピ
ラー4の変形が防止されるので、フロントピラー3が僅
かに後退したS1 位置においてすでにフロントピラー3
の後退を防止できる反力F1 を発生させる。従って、補
強部材12を設けた場合と、設けない場合とでは、補強
部材12を設けた本実施例の方が、ΔS(S2 −S1
だけフロントピラー3の下端部付近の後退を抑えること
ができる。そして、図5中において、斜線で示した部分
Eが、エネルギー吸収量の差であり、本実施例の方がフ
ロントピラー3のエネルギーを多く吸収し、フロントピ
ラー3の後退を有効に防げることが分かる。
【0024】図6〜図8はこの発明の第2実施例を示す
図である。この実施例に係る車体はフロントドア1とリ
ヤドア14を2枚づつ備えた4ドアタイプのものであ
り、フロントドア1を取付けるためのドア開口2の後側
に、リヤドア14を取付けるためのドア開口14が形成
されている。リヤドア14の前端部は上下一対のヒンジ
16、17を介してセンタピラー18に取付けられてい
る。センタピラー18はピラーアウタ19と、ピラーイ
ンナ20とを接合した閉断面構造をしており、前記ヒン
ジ16、17はボルト・ナット手段Bによりピラーアウ
タ19の外面部に取付けられている。尚、上側のヒンジ
16はフロントドア1のウエストレインフォース7、8
よりも下側に位置している。
【0025】そして、センタピラー18のヒンジ16、
17が取付けられる部分には、ピラーアウタ19に相応
する断面ハット形をした補強ブレース21、22が、ピ
ラーアウタ19とピラーインナ20との間に前後のフラ
ンジ21aが挟み込まれ且つボルト・ナット手段Bにて
ピラーアウタ19に重合された状態で、各々上下に設け
られている。下側の補強ブレース22はヒンジ17より
も若干上下に広がった程度の上下長さを有したものであ
り、この実施例では図示されていないが、その上下長さ
にわたって同一の断面形状を呈している(尚、結果とし
て、後述する第5実施例の補強ブレース33と同一形状
である)。
【0026】一方、上側のヒンジ16が取付けられる上
側の補強ブレース21は、下側の補強ブレース17より
も大きい上下長さhを有している。この上側の補強ブレ
ース21は、下側の補強ブレース22に匹敵する上下長
さ部分h1 においては同一の断面形状をしているが、そ
れよりも上側の上下長さh2 に相当する部分は、ピラー
アウタ19の前面部に対応する部分と、それに連続する
外面部の一部に対応する部分だけを上側へ延ばした上向
き延長部23となっている。そして、上側の補強ブレー
ス21の上下長さh1 に相当する部分にはボルト・ナッ
ト手段Bを締結するための上下一対の取付孔24が形成
されている。この補強ブレース21はセンタピラー18
に取付けられた状態で、その上向き延長部23がウエス
トレインフォース7、8と同じ高さ位置まで達するよう
になっており、この上向き延長部23が内側のウエスト
レインフォース7と前後方向で重なり合う位置関係とな
る。そして、この上向き延長部23にも強度を高めるた
めのビード部25が形成されている。
【0027】このように、フロントドア1のウエストレ
インフォース7、8と同じ高さに、補強ブレース21の
上向き延長部23が位置しているため、車体前部から大
きな入力が加わり、ウエストレインフォース7、8がセ
ンタピラー18に当たっても、センタピラー18の対応
部(前面部)が変形しない。従って、フロントドア1か
らフロントピラー3の下端部付近に対して大きな前向き
の反力を及ぼすことができ、フロントピラー3の下端部
付近の後退を確実に防止することができる。
【0028】以上のように、この第2実施例によれば、
リヤドア14を取付けるヒンジ16用の補強ブレース2
1を利用して、センタピラー18の変形を防止すること
ができるため、第1実施例のような別物の「補強部材」
を設けなくても、フロントピラー3の下端部付近の後退
を防止することができる。
【0029】更に、この実施例では、上向き延長部23
が、ピラーアウタ19の前面部に対応する部分と、それ
に連続する外面部に対応する部分の一部だけを上側へ延
ばした形状となっているため、上向き延長部23がセン
タピラー18の変形を防止するに必要な部分だけに形成
された状態となり、該上側の補強ブレース21の重量軽
減化が図られている。
【0030】図9及び図10はこの発明の第3実施例を
示す図である。先の第2実施例では、ピラーアウタ19
の前面部と、それに連続する外面部の一部に対応する部
分だけを上向き延長部23として上方へ延ばした形状の
補強ブレース21としたが、この第3実施例に係る上側
の補強ブレース26の上向き延長部27は、下側部分
(上下長さh1 部分)をそのまま上側へ延長した断面ハ
ット形をしており、更にその上端部を絞って、該上端部
に前後のフランジ21aと同一面となる上側フランジ2
8を形成した。すなわち、この第3実施例に係る補強ブ
レース26は一枚の鋼板をプレス成形で深絞りして得ら
れるものであり、第2実施例に比べて、プレス成形は若
干難しくなるものの、その分、上向き延長部27がより
立体的な構造となり、また図10に示すように、内側の
ウエストレインフォース7とも前後方向で確実に重なり
合うため、ウエストレインフォース7が当たってもセン
タピラー18の対応部が変形しづらくなり、フロントピ
ラー3の下端部付近に対してより大きな反力を及ぼすこ
とができる。
【0031】図11はこの発明の第4実施例を示す図で
ある。先の第3実施例では、補強ブレース26の上向き
延長部27の上端部を大きく絞って、上側フランジ28
と前後のフランジ21aとを同一面にする例を示した
が、この第4実施例では、補強ブレース29のプレス成
形性を高めるために、上向き延長部30の上端部の絞り
を緩やかにして、その上側フランジ31を緩やかな断面
ハット形状とした。これにより、上向き延長部30の強
度をあまり下げることなく、補強ブレース29のプレス
成形性を高めることができる。
【0032】図12はこの発明の第5実施例を示す図で
ある。この第5実施例では、上側のヒンジ32を、フロ
ントドア1のウエストレインフォース7、8と同じ高さ
位置にした。従って、上側の補強ブレース33が下側の
補強ブレース22と同じ形状となり、上側の補強ブレー
ス33に前述のような「上向き延長部」を形成せずに済
む。「上向き延長部」を設けずに済む分だけ、上側の補
強ブレース33が先の第2、3、4実施例のものに比べ
て小さくり、重量の軽減を図ることができる。また、上
下の補強ブレース33、22に同一部品を用いることに
なるため部品管理が容易になり、上下の補強ブレース3
3、22を同じように取付ければ良いため作業性も向上
する。
【0033】尚、上記の第2〜5実施例では、取付孔2
4を形成している部分が断面ハット形をした補強ブレー
ス21、22、26、29、33を例にしたが、これら
の「補強ブレース」は必ずしも断面ハット形である必要
はなく、例えば第1実施例の「補強部材」ように断面ク
ランク形にしても良く、或いは断面L形その他の形状に
しても良い。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の自動車の車体側部構造に
よれば、センタピラーの前面部にウエストレインフォー
スと同じ高さ位置の補強部材が設けられているため、車
体前部から大きな入力が加わり、ウエストレインフォー
スがセンタピラーに当たっても、センタピラーの対応部
が変形しない。従って、センタピラー全体の板厚を上げ
ることなく、フロントドアからフロントピラーに対して
大きな前向きの反力を発生させることができ、フロント
ピラー下端部付近の後退を確実に防止することができ
る。
【0035】請求項2記載の自動車の車体側部構造によ
れば、リヤドアを取付けるヒンジ用の上側の補強ブレー
スを利用して、センタピラーの変形を防止することがで
きるため、別物の補強部材を設けることなく、フロント
ピラー下端部付近の後退を防止することができる。
【0036】請求項3記載の自動車の車体側部構造によ
れば、上向き延長部がセンタピラーの変形を防止するの
に必要な部分だけに形成されているため、上側の補強ブ
レースの重量軽減を図ることができる。
【0037】請求項4記載の自動車の車体側部構造によ
れば、上向き延長部の上端部を深絞り成形し、その上端
部に上側の補強ブレースの前後フランジと同一面となる
上側フランジを形成したため、上向き延長部の上端部が
より立体的構造となり、センタピラーの変形を更に確実
に防止できるようになる。
【0038】請求項5記載の自動車の車体側部構造によ
れば、上向き延長部の上側フランジをピラーアウタより
も緩やかな断面ハット形にしたので、上向き延長部の強
度をある程度高めつつ、該上側の補強ブレースのプレス
成形性の向上も図れる。
【0039】請求項6記載の自動車の車体側部構造によ
れば、上側の補強ブレースがウエストレインフォースと
同じ高さ位置になっているため、この上側の補強ブレー
スに上向き延長部を形成する必要がない。従って、上側
の補強ブレースが小さなサイズで済み、重量の軽減化を
図ることができると共に、上側の補強ブレースと下側の
補強ブレースが同一の部品となるため部品管理が簡単
で、且つ取付作業性も上下で同じ作業となり作業性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る自動車の車体側部
構造を示す側面図である。
【図2】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【図3】図1中矢示SB−SB線に沿う断面図である。
【図4】第1実施例の補強部材を示す斜視図である。
【図5】補強部材を設けたことによる反力発生量とフロ
ントピラー後退量との関係を示すグラフである。
【図6】この発明の第2実施例に係る自動車の車体側部
構造を示す側面図である。
【図7】図6中矢示SC−SC線に沿う断面図である。
【図8】第2実施例の補強ブレースを示す斜視図であ
る。
【図9】第3実施例の補強ブレースを示す斜視図であ
る。
【図10】図9中矢示SD−SD線に沿う断面図であ
る。
【図11】第4実施例の補強ブレースを示す斜視図であ
る。
【図12】この発明の第5実施例に係る自動車の車体側
部構造を示す側面図である。
【図13】第5実施例の補強ブレースを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 フロントドア 4 センタピラー 7、8 ウエストレインフォース 12 補強部材 W ウエスト部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタピラーの前方にウエストレインフ
    ォースをウエスト部に有するフロントドアが配されてい
    る自動車の車体側部構造において、 前記センタピラーの前面部にウエストレインフォースと
    同じ高さ位置の補強部材を設けたことを特徴とする自動
    車の車体側部構造。
  2. 【請求項2】 センタピラーの前方にウエストレインフ
    ォースをウエスト部に有するフロントドアが配され且つ
    センタピラーの後方にリヤドアが配されており、該リヤ
    ドアの前端部が上下一対のヒンジを介してセンタピラー
    に回動自在に取付けられ、該センタピラーの前記各ヒン
    ジが取付けられる部分に補強ブレースが設けられている
    自動車の車体側部構造において、 前記リヤドアの上側のヒンジがフロントドアのウエスト
    レインフォースよりも下側に位置しており、且つ該上側
    のヒンジに対応する上側の補強ブレースにウエストレイ
    ンフォースと同じ高さ位置のセンタピラー前面部に至る
    上向き延長部が形成されていることを特徴とする自動車
    の車体側部構造。
  3. 【請求項3】 センタピラーが断面ハット形のピラーア
    ウタにピラーインナを接合した閉断面構造をしており、
    上向き延長部がピラーアウタの前面部とそれに連続する
    外面部の一部に対応する部分だけで形成されている請求
    項2記載の自動車の車体側部構造。
  4. 【請求項4】 センタピラーが断面ハット形のピラーア
    ウタにピラーインナを接合した閉断面構造をしており、
    上向き延長部がピラーアウタに相応する断面ハット形で
    且つ該上向き延長部の上端部に補強ブレースの前後フラ
    ンジと同一面となる上側フランジが形成されている請求
    項2記載の自動車の車体側部構造。
  5. 【請求項5】 センタピラーが断面ハット形のピラーア
    ウタにピラーインナを接合した閉断面構造をしており、
    上向き延長部がピラーアウタに相応する断面ハット形で
    且つ該上向き延長部の上端部にピラーアウタよりも緩や
    かな断面ハット形の上側フランジが形成されている請求
    項2記載の自動車の車体側部構造。
  6. 【請求項6】 センタピラーの前方にウエストレインフ
    ォースをウエスト部に有するフロントドアが配され且つ
    センタピラーの後方にリヤドアが配されており、該リヤ
    ドアの前端部が上下一対のヒンジを介してセンタピラー
    に回動自在に取付けられ、該センタピラーの前記各ヒン
    ジが取付けられる部分に補強ブレースが設けられている
    自動車の車体側部構造において、 前記リヤドアの上側のヒンジがフロントドアのウエスト
    レインフォースと同じ高さ位置にあり、且つ該上側のヒ
    ンジに対応する上側の補強ブレースが少なくともセンタ
    ピラー前面部に対応する部分を有していることを特徴と
    する自動車の車体側部構造。
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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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