JPH1016816A - 車体骨格部材の結合構造 - Google Patents

車体骨格部材の結合構造

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JPH1016816A
JPH1016816A JP17666396A JP17666396A JPH1016816A JP H1016816 A JPH1016816 A JP H1016816A JP 17666396 A JP17666396 A JP 17666396A JP 17666396 A JP17666396 A JP 17666396A JP H1016816 A JPH1016816 A JP H1016816A
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JP
Japan
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reinforcing member
pillar
roof
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vehicle width
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JP17666396A
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Koichi Sagawa
浩一 佐川
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外力によるピラーの車室内側への移動を、補
強部材の板厚を増加せずに抑制することができる車体骨
格部材の結合構造を提供する。 【解決手段】 補強部材9とサイドルーフレール4の間
に形成される空間に、補強部材9の変形を抑える変形抑
制部材10を配置したものである。変形抑制部材10に
より補強部材9の変形が抑制されるため、センタピラー
1に加わった外力Fがルーフボウ8へ確実に伝達され、
外力Fに対する反力を十分に生じさせることができる。
従って、補強部材9の板厚を増加しなくても、センタピ
ラー1の車室内R側への移動が抑制され、車室内Rの空
間確保を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車体骨格部材の結
合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車体側方にはピラーと称される上下方向
骨格部材が配置されており、該ピラーの上端部にはサイ
ドルーフレールと称される前後方向骨格部材が配置され
ており、車体上部にはルーフボウと称され車幅方向骨格
部材が配置されている。そして、前記サイドルーフレー
ルとルーフボウとは、車幅方向に沿う補強部材にて結合
されている。この補強部材は車室内空間を広く確保する
ため上方へ湾曲した形状を呈している(類似技術とし
て、実開平3−96278号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、サイドルーフレールとルー
フボウとを結合する補強部材が湾曲した形状をしている
ため、ピラーに側方から外力が加わると、その上部に発
生する曲げモーメントにより補強部材が更に湾曲する方
向へ変形しやすくなっている。補強部材が変形すると、
ピラーが車室内側へ移動し、車室内空間を圧迫すること
となるため、そのための対策として、従来は補強部材の
板厚を十分に増して補強部材自体の強度を高めている。
従って、板厚が増した分、補強部材のプレス成形が困難
となり、車体に対する溶接作業も難しくなる。
【0004】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、外力によるピラーの車室内側へ
の移動を、補強部材の板厚を増加せずに抑制することが
できる車体骨格部材の結合構造を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ピラーインナとピラーアウタとで閉断面に形成されて上
下方向骨格部材を構成するピラーと、該ピラーの上端部
に結合され且つレールインナとレールアウタとで閉断面
に形成されてルーフパネル両側部の前後方向骨格部材を
構成するサイドルーフレールと、ルーフパネルの下方に
配設されて車幅方向骨格部材を構成するルーフボウと、
該ルーフボウとサイドルーフレールとを車幅方向で結合
すると共に上方へ湾曲した形状の補強部材とから成る車
体骨格部材の結合構造において、前記補強部材とサイド
ルーフレールの間に形成される空間に、補強部材の変形
を抑える変形抑制部材を配置したものである。
【0006】請求項1記載の発明によれば、変形抑制部
材により補強部材の変形が抑制されるため、ピラーに加
わった外力がルーフボウへ確実に伝達され、外力に対す
る反力を十分に生じさせることができる。従って、補強
部材の板厚を増加しなくても、ピラーの車室内側への移
動が抑制され、車室内空間の確保を図ることができる。
【0007】請求項2記載の発明は、変形抑制部材の一
端をルーフボウに結合したものである。
【0008】請求項2記載の発明によれば、変形抑制部
材の一端をルーフボウに結合したため、ピラーに加わっ
た外力をより確実にルーフボウへ伝達することができ
る。
【0009】請求項3記載の発明は、変形抑制部材の他
端をサイドルーフレールに結合したものである。
【0010】請求項3記載の発明によれば、変形抑制部
材の他端をサイドルーフレールに結合したため、ピラー
に加わった外力をサイドルーフレールを介してより確実
にルーフボウへ伝達することができる。
【0011】請求項4記載の発明は、変形抑制部材がル
ーフボウに一体形成されている。
【0012】請求項4記載の発明によれば、変形抑制部
材がルーフボウに一体形成されているため、部品点数の
低減を図ることができる。また、変形抑制部材のルーフ
ボウに対する位置決めが不要となり、取付作業性も向上
する。
【0013】請求項5記載の発明は、変形抑制部材が補
強部材とは逆の湾曲形状を有する。
【0014】請求項5記載の発明によれば、変形抑制部
材が補強部材とは逆の湾曲形状のため、外力が加わった
場合に互いの変形が抑制され、ピラーの曲げモーメント
に抵抗する力が生じる。従って、ピラーの車室内側への
移動が抑制され、車室内空間の確保を図ることができ
る。
【0015】請求項6記載の発明は、補強部材に車幅方
向中央部を除いて該方向両側にそれぞれ補強部材とは逆
の湾曲形状となる切起部が形成されているものである。
【0016】請求項6記載の発明によれば、補強部材に
形成した切起部が「変形抑制部材」として作用するた
め、ピラーの車室内側への移動が抑制され、車室内空間
の確保を図ることができる。
【0017】請求項7記載の発明は、補強部材に前後方
向に沿うビードが設けられている。
【0018】請求項7記載の発明によれば、補強部材に
前後方向に沿うビードが設けられているため、補強部材
の前後方向での強度が向上する。
【0019】請求項8記載の発明は、補強部材の車幅方
向中央部に前後方向に沿うビードが設けられている。
【0020】請求項8記載の発明によれば、補強部材の
車幅方向中央部に前後方向に沿うビードが設けられてい
るため、切起部の付け根部分の強度が向上し、車体への
取付け前における部品としての補強部材の形状が安定す
る。従って、車体への取付作業が容易になる。
【0021】請求項9記載の発明は、補強部材に車幅方
向に沿うビードが設けられている。
【0022】請求項9記載の発明によれば、補強部材に
車幅方向に沿うビードが設けられているため、補強部材
の車幅方向での強度が向上し、変形しづらくなる。
【0023】請求項10記載の発明は、補強部材の切起
部に車幅方向に沿うビードが設けられている。
【0024】請求項10記載の発明によれば、補強部材
の切起部に車幅方向に沿うビードが設けられているた
め、切起部の強度が向上し、補強部材の変形を抑制する
効果が向上する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。尚、図中、Xが車幅方向を
示しており、Yが前後方向を示している。
【0026】図1〜図5はこの発明の第1実施形態を示
す図である。1はセンタピラーで、車体側方の上下方向
骨格部材を構成するものである。このセンタピラー1は
ピラーインナ2とピラーアウタ3により閉断面に形成さ
れている。このセンタピラー1の上端部には、前後方向
骨格材を構成するサイドルーフレール4が形成されてい
る。このサイドルーフレール4もレールインナ5とレー
ルアウタ6とで閉断面に形成されている。
【0027】7はルーフパネルで、その両端部は前記ピ
ラーアウタ3の上端部及びレールアウタ6に接合されて
いる。このルーフパネル7の下方には車幅方向骨格部材
を構成する断面逆ハット形状のルーフボウ8が配設され
ている。
【0028】また、9は補強部材で、その一端9aは前
記ルーフボウ8の下面に接合され、他端9bはサイドル
ーフレール4のレールインナ5に接合されている。すな
わち、この補強部材9により、サイドルーフレール4と
ルーフボウ8とを車幅方向で結合している。この補強部
材9は車室内R(図3参照)の空間を広く確保するため
に、上方へ向けて湾曲した形状をしている。また、この
補強部材9の一端9a及び他端9b以外の部分には、下
に凸のビード9cが車幅方向に沿って2本形成されてい
る。
【0029】そして、この補強部材9とサイドルーフレ
ール4との間に形成される空間には、変形抑制部材10
が設けられている。この変形抑制部材10は前記補強部
材9とは逆の湾曲形状をしており、補強部材9に対して
近接配置されている。変形抑制部材10の一端10aは
ルーフボウ8の下面に、他端10bはレールインナ5に
接合されており、該一端10a及び他端10b以外の部
分には、上に凸のビード10cが車幅方向に沿って2本
形成されている。
【0030】次に、作用を説明する。車両の側面衝突等
により、センタピラー1に側方から外力Fが加わると、
センタピラー1にはその上方の回転中心Sを基点として
曲げモーメントMが発生する。以下、この回転中心Sが
サイドルーフレール4よりも上方に位置する場合、及び
回転中心Sがサイドルーフレール4の近傍に位置する場
合に別けて説明する。
【0031】回転中心Sがサイドルーフレール4より上
方に位置する場合(図4参照):
【0032】外力Fによりセンタピラー1が車室内R側
へ移動しようとすると、補強部材9は曲面方向に曲げ力
1 を受けて変形抑制部材10側へ変形しようとする。
一方、変形抑制部材10も同様に、曲面方向に曲げ力f
2 を受けて補強部材9側へ変形しようとする。互いに相
手側へ変形しようとする補強部材9及び変形抑制部材1
0は当接することとなり、それ以上の変形が互いに抑制
される。補強部材9及び変形抑制部材10の両方の部材
はロックされた状態となり、センタピラー1に加わった
外力Fをルーフボウ8へ確実に伝達することができる。
従って、センタピラー1において曲げモーメントMに抵
抗する力が生じて、センタピラー1の車室内R側への移
動が抑制されるため、車室内Rの空間が確保され、乗員
の保護を図ることができる。
【0033】補強部材9及び変形抑制部材10の一端9
a、10a及び他端9b、10bが、サイドルーフレー
ル4及びルーフボウ8に接合されているため、センタピ
ラー1に加わった外力Fをサイドルーフレール4を介し
て効率良くルーフボウ8へ伝達することができる。
【0034】更に、補強部材9及び変形抑制部材10に
はそれぞれ車幅方向に沿ったビード9c、10cが形成
されているため、車幅方向での強度が向上して変形しづ
らくなる。従って、外力Fをルーフボウ8に伝達する効
果が向上する。
【0035】回転中心Sがサイドルーフレール4の近傍
に位置する場合(図5参照):
【0036】回転中心Sがサイドルーフレール4の近傍
に位置する場合、例えば図5に示すように、補強部材9
と変形抑制部材10との間に位置するような場合は、補
強部材9は面内に圧縮力f3 を受ける。これに対し、変
形抑制部材10は面内に引張力f4 を受ける。このよう
に、回転中心Sを境にして、補強部材9及び変形抑制部
材10がセンタピラー1に対してそれぞれ逆の作用をす
るため、補強部材9及び変形抑制部材10の変形は互い
に抑制され、センタピラー1に加わった外力Fをルーフ
ボウ8へ確実に伝達することができる。従って、センタ
ピラー1の車室内R側への移動が抑制され、乗員の保護
を図ることができる。尚、車体構造により、回転中心S
がサイドルーフレール4の近傍に位置する場合は、変形
抑制部材10を必ずしも補強部材9と逆の湾曲形状にす
る必要はなく、面内に必要な引張力f4 が得られる形状
であれば良い。
【0037】図6及び図7は、この発明の第2実施形態
を示す図である。この実施形態では、先の実施形態のよ
うな変形抑制部材を別に設けるのではなく、部品点数低
減のために、補強部材11の一部を「変形抑制部材」と
して利用する構造を示すものである。すなわち、この実
施形態では、補強部材11の車幅方向中央部に前後方向
に沿う上に凸のビード12を形成すると共に、そのビー
ド12部分を除いた該方向の両側にそれぞれ切起部1
3、14を形成した。この切起部13、14は補強部材
11の前後方向中央部に相当する部分を切起したもの
で、それぞれ補強部材11とは逆の湾曲形状を呈してい
る。
【0038】そして、上側の切起部13の一端13aを
ルーフボウ8に接合し、下側の切起部14の他端14b
をサイドルーフレール4に接合している。従って、この
両切起部13、14が先の実施形態の「変形抑制部材」
として作用し、補強部材11自体の変形を抑制すること
ができる。尚、補強部材11の一端11a、他端11b
は先の実施形態と同様にルーフボウ8、レールインナ5
に接合される。
【0039】切起部13、14には上に凸のビード13
c、14cが車幅方向に沿って形成されており、その両
側の補強部材11部分には下に凸の2本のビード11c
が各々車幅方向に沿って形成されている。従って、切起
部13、14を含む補強部材11の車幅方向における強
度が高まり、該補強部材11の変形抑制効果が向上す
る。
【0040】また、補強部材11の車幅方向中央部にビ
ード12が形成されているため、切起部13、14の付
け根部分の強度が向上し、車体への取付け前における部
品としての補強部材11の形状が安定する。従って、車
体への取付作業が容易になる。それ以外の構成及び作用
効果は先の実施形態と同様である。
【0041】図8は、この発明の第3実施形態を示す図
である。この第3実施形態の補強部材15は、先の第2
実施形態と略同様であるが、車幅方向中央部のビード1
2よりも上側部分の湾曲状態が相違している。この実施
形態では、ビード12を境にして、上側部分が下側部分
と逆の湾曲形状になっている。すなわち、下側の切起部
14は下に凸の湾曲形状となっているが、上側の切起部
16は逆に上に凸の湾曲形状になっている。切起部1
4、16以外の補強部材15は、ビード12より下側部
分が上に凸の湾曲形状で、上側部分が下に凸の湾曲形状
となっている。各切起部14、16がそれぞれ隣接する
補強部材15とは逆の湾曲形状になるため、この実施形
態の切起部14、16も「変形抑制部材」として作用
し、補強部材15の変形を抑制することができる。各切
起部14、16及びそれ以外の補強部材15にはそれぞ
れビード14c、15c(2本)、16cが形成され、
車幅方向での強度も高められている。それ以外の構成及
び作用効果は先の実施形態と同様である。
【0042】図9〜図11は、この発明の第4実施形態
を示す図である。この実施形態では、変形抑制部材17
をルーフボウ18と一体的にプレス成形した。従って、
この実施形態の変形抑制部材17は、その一端側がルー
フボウ18に一体的に結合されているため、他端17b
だけをサイドルーフレール4に結合すれば良い。この変
形抑制部材17には2本のビード17cも形成されてい
る。この実施形態によれば、変形抑制部材17をルーフ
ボウ18と一体成形したため、部品点数の低減を図るこ
とができる。また、変形抑制部材17のルーフボウ18
に対する位置決めが不要となるため、取付作業性も向上
する。それ以外の構成及び作用効果は先の実施形態と同
様である。
【0043】尚、以上の補強部材9、11、15に及び
変形抑制部材10、17に、ビード12以外の前後方向
に沿うビード(図示せず)を形成して、前後方向での強
度を更に高めるようにしてもよい。
【0044】更に、「ピラー」として、センタピラー1
を例にしたが、これに限定されず、フロントピラーやリ
ヤピラーであっても良い。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、変形抑制
部材により補強部材の変形が抑制されるため、ピラーに
加わった外力がルーフボウへ確実に伝達され、外力に対
する反力を十分に生じさせることができる。従って、補
強部材の板厚を増加しなくても、ピラーの車室内側への
移動が抑制され、車室内空間の確保を図ることができ
る。
【0046】請求項2記載の発明によれば、変形抑制部
材の一端をルーフボウに結合したため、ピラーに加わっ
た外力をより確実にルーフボウへ伝達することができ
る。
【0047】請求項3記載の発明によれば、変形抑制部
材の他端をサイドルーフレールに結合したため、ピラー
に加わった外力をサイドルーフレールを介してより確実
にルーフボウへ伝達することができる。
【0048】請求項4記載の発明によれば、変形抑制部
材がルーフボウに一体形成されているため、部品点数の
低減を図ることができる。また、変形抑制部材のルーフ
ボウに対する位置決めが不要となり、取付作業性も向上
する。
【0049】請求項5記載の発明によれば、変形抑制部
材が補強部材とは逆の湾曲形状のため、外力が加わった
場合に互いの変形が抑制され、ピラーの曲げモーメント
に抵抗する力が生じる。従って、ピラーの車室内側への
移動が抑制され、車室内空間の確保を図ることができ
る。
【0050】請求項6記載の発明によれば、補強部材に
形成した切起部が「変形抑制部材」として作用するた
め、ピラーの車室内側への移動が抑制され、車室内空間
の確保を図ることができる。
【0051】請求項7記載の発明によれば、補強部材に
前後方向に沿うビードが設けられているため、補強部材
の前後方向での強度が向上する。
【0052】請求項8記載の発明によれば、補強部材の
車幅方向中央部に前後方向に沿うビードが設けられてい
るため、切起部の付け根部分の強度が向上し、車体への
取付け前における部品としての補強部材の形状が安定す
る。従って、車体への取付作業が容易になる。
【0053】請求項9記載の発明によれば、補強部材に
車幅方向に沿うビードが設けられているため、補強部材
の車幅方向での強度が向上し、変形しづらくなる。
【0054】請求項10記載の発明によれば、補強部材
の切起部に車幅方向に沿うビードが設けられているた
め、切起部の強度が向上し、補強部材の変形を抑制する
効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係る車体骨格部材の
結合構造を示す斜視図。
【図2】図1の車体骨格部材の結合構造を示す分解斜視
図。
【図3】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図4】回転中心がサイドルーフレールよりも上方に位
置する場合の作用を示す説明図。
【図5】回転中心がサイドルーフレール近傍に位置する
場合の作用を示す説明図。
【図6】この発明の第2実施形態に係る車体骨格部材の
結合構造を示す斜視図。
【図7】図2の車体骨格部材の結合構造を示す分解斜視
図。
【図8】この発明の第3実施形態に係る補強部材を示す
斜視図。
【図9】この発明の第4実施形態に係る車体骨格部材の
結合構造を示す斜視図。
【図10】図9の車体骨格部材の結合構造を示す分解斜
視図。
【図11】図9中矢示SB−SB線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 センタピラー(ピラー) 2 ピラーインナ 3 ピラーアウタ 4 サイドルーフレール 5 レールインナ 6 レールアウタ 7 ルーフパネル 8、18 ルーフボウ 9、11、15 補強部材 10、17 変形抑制部材 13、14、16 切起部 X 車幅方向 Y 前後方向

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピラーインナとピラーアウタとで閉断面
    に形成されて上下方向骨格部材を構成するピラーと、該
    ピラーの上端部に結合され且つレールインナとレールア
    ウタとで閉断面に形成されてルーフパネル両側部の前後
    方向骨格部材を構成するサイドルーフレールと、ルーフ
    パネルの下方に配設されて車幅方向骨格部材を構成する
    ルーフボウと、該ルーフボウとサイドルーフレールとを
    車幅方向で結合すると共に上方へ湾曲した形状の補強部
    材とから成る車体骨格部材の結合構造において、 前記補強部材とサイドルーフレールの間に形成される空
    間に、補強部材の変形を抑える変形抑制部材を配置した
    ことを特徴とする車体骨格部材の結合構造。
  2. 【請求項2】 変形抑制部材の一端をルーフボウに結合
    した請求項1記載の車体骨格部材の結合構造。
  3. 【請求項3】 変形抑制部材の他端をサイドルーフレー
    ルに結合した請求項1又は請求項2記載の車体骨格部材
    の結合構造。
  4. 【請求項4】 変形抑制部材が、ルーフボウに一体形成
    されている請求項1記載の車体骨格部材の結合構造。
  5. 【請求項5】 変形抑制部材は、補強部材とは逆の湾曲
    形状を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の車体
    骨格部材の結合構造。
  6. 【請求項6】 ピラーインナとピラーアウタとで閉断面
    に形成されて上下方向骨格部材を構成するピラーと、該
    ピラーの上端部に結合され且つレールインナとレールア
    ウタとで閉断面に形成されてルーフパネル両側部の前後
    方向骨格部材を構成するサイドルーフレールと、ルーフ
    パネルの下方に配設されて車幅方向骨格部材を形成する
    ルーフボウと、該ルーフボウとサイドルーフレールとを
    車幅方向で結合すると共に上方へ湾曲した形状の補強部
    材とから成る車体骨格部材の結合構造において、 前記補強部材に、車幅方向中央部を除いて該方向両側に
    それぞれ補強部材とは逆の湾曲形状となる切起部が形成
    されていることを特徴とする車体骨格部材の結合構造。
  7. 【請求項7】 補強部材に前後方向に沿うビードが設け
    られている請求項1〜6のいずれか1項に記載の車体骨
    格部材の結合構造。
  8. 【請求項8】 補強部材の車幅方向中央部に前後方向に
    沿うビードが設けられている請求項6記載の車体骨格部
    材の結合構造。
  9. 【請求項9】 補強部材に車幅方向に沿うビードが設け
    られている請求項1〜8のいずれか1項に記載の車体骨
    格部材の結合構造。
  10. 【請求項10】 補強部材の切起部に車幅方向に沿うビ
    ードが設けられている請求項6〜9のいずれか1項に記
    載の車体骨格部材の結合構造。
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Cited By (9)

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