JP5066871B2 - 車体側部構造 - Google Patents
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Description
また、本発明によれば、ディビジョンバーとピラー部間の閉断面構造部がガセットアウタとガセットインナとを含んで構成されているので、比較的少ない部品点数でディビジョンバーとピラー部との間を閉断面構造化することができる。また、ガセットアウタ及びガセットインナはいずれも面材であるので、車体重量の増加を招く程ではない。
さらに、請求項1記載の本発明に係る車体側部構造は、低コストな構成で本発明の目的を達成することができるという優れた効果を有する。
以下、図1〜図6を用いて、本発明に係る車体側部構造の第1実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
図1〜図4に示されるように、車体側部10は、ルーフの両サイドに略車両前後方向に沿って延在するルーフサイドレール部12と、このルーフサイドレール部12の前部12Aの下端部と結合されると共に略車両上下方向に沿って立設されたフロントピラー部14と、このフロントピラー部14の下端部に接続されて車両前後方向に沿って延在するロッカ部16と、本実施形態の要部であるディビジョンバー18と、を含んで構成されている。また、車体側部10は、C−FRPによって構成されている。
上述した車体側部10におけるフロントサイドドア44との前側隣接位置、即ちルーフサイドレール部12において湾曲形状とされた前部12Aの車両後方側には、側面視で三角形状とされたボディー付けの固定窓としてのボディー付け三角窓(フィックスウインドウ)24が固定的に配置されている。
このボディー付け三角窓24の後端縁に沿うように本実施形態の要部であるディビジョンバー18が斜めに配設されている。図2〜図4に示されるように、ディビジョンバー18は中空角柱形状に形成された本体部26と、この本体部26の内部に充填された樹脂充填部28と、によって構成されている。従って、ディビジョンバー18はそれ自体閉断面構造とされている。
上述したディビジョンバー18とフロントピラー部14及びルーフサイドレール部12の前部12Aとの間は、ガセットアウタ34及びガセットインナ36から成るガセット32によって閉断面構造化されている(以下、閉断面構造化された部分を「閉断面構造部38」(図3、図4、図6参照)と称す)。このガセット32も本実施形態の要部である。
図5及び図6に示されるように、フロントサイドドア44は、ドア外板を構成するドアアウタパネル46とドア内板を構成するドアインナパネル48とを含んで構成されている。ドアインナパネル48の前端部は階段形状に形成されており、面の方向が車両幅方向とされたヒンジ取付部50に平面視でL字状に形成されたドアヒンジ52がボルト54及びナット56で固定されている。これに対応して、フロントピラー部14の外側面には、平面視でL字状に形成されたドアヒンジベース58がボルト60及び図示しないナットで固定されている。そして、ドアヒンジ52がドアヒンジベース58にヒンジピン62回りに回転自在に連結されている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
次に、図7及び図8を用いて、第2実施形態について説明する。なお、この第2実施形態は、参考例とする。前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
上記構成によっても、前述した第1実施形態と同様に、車両がロールオーバーした際には、ディビジョンバー70が筋交いとなって圧縮荷重に耐える作用をもたらす。従って、ルーフの強度確保ひいてはロールオーバーした際のルーフの変形を抑制することができる。また、重量的にも前述した第1実施形態のガセット32相当分の重量増加程度にディビジョンバー70の骨太化を調整すれば、軽量化に資する構造を成立させることができる。
なお、上述した各実施形態では、車体側部10のフロントピラー部14側にボディー付け三角窓24及びディビジョンバー18、70が設定される構成を採ったが、本発明の適用対象にはリヤピラー側も含まれる。リヤピラー側でもボディー付けの固定窓(形状は三角窓に限らない)及びディビジョンバーが設定されることがあり、その場合には同様の手法が成り立つ。
12 ルーフサイドレール部
14 フロントピラー部(ピラー部)
18 ディビジョンバー
18A 上端部
18B 下端部
24 ボディー付け三角窓(ボディー付けの固定窓)
32 ガセット
34 ガセットアウタ
36 ガセットインナ
38 閉断面構造部
44 フロントサイドドア
46 ドアアウタパネル
48 ドアインナパネル
52 ドアヒンジ
64 段付き形状部
66 ドアウェザストリップ(シール材)
Claims (3)
- 車体側部におけるサイドドアとの隣接位置に配置されたボディー付けの固定窓と、
前記ボディー付けの固定窓とサイドドアとを仕切り、上端部がルーフサイドレール部に接続されると共に下端部がピラー下部又はその近傍に接続され、車両側面視でルーフサイドレール部とピラー部又はその近傍部位との間に筋交い状に架け渡されて車体側部のボディー骨格部材として機能するディビジョンバーと、
前記ボディー付けの固定窓の下方側に位置するディビジョンバーとピラー部との間を接続し、ディビジョンバーの車両幅方向外側に配置されて車両前後方向に板面が延在されるガセットアウタと、ディビジョンバーの車両幅方向内側に配置されて車両前後方向に沿って板面が延在されるガセットインナ、とを含んで構成された閉断面構造部と、
を有し、
前記閉断面構造部の車両後方側の端部に前記ディビジョンバーが配置されており、当該ディビジョンバーの下部は前記ガセットインナに接着剤を用いて固定され、当該ディビジョンバーの下端部は前記ピラー部に接着剤を用いて固定されている、
ことを特徴とする車体側部構造。 - 前記ディビジョンバーの下端部は、サイドドアの車両上下方向の高さの半分よりも低い位置にてピラー部と接続されている、
ことを特徴とする請求項1記載の車体側部構造。 - 前記ピラー部はフロントピラー部であり、当該フロントピラー部の所定位置にフロントサイドドアの前端部がドアヒンジを介して回転可能に連結されており、
前記ディビジョンバーを含む閉断面構造部と対向するドアインナパネルの前側上部を車両幅方向外側へ向けて凹ませることで、ドアアウタパネルとの間隔を狭めた段付き形状部をドアインナパネルに設け、
当該段付き形状部にディビジョンバーの後端部に沿って配設されたシール材を弾性的に圧接させた、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車体側部構造。
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