JP5170188B2 - スライドドア車の下部車体構造 - Google Patents
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ここで、上述のレール収容凹部と膨出部の両方を、支持部材で支持するように構成することが、さらに好ましい。
上記構成によれば、側突時のサイドシルの内折れ変形と、レール収容凹部の上下変位とをさらに抑制することができる。
上記構成によれば、側突時のサイドシルの内折れ変形を、さらに抑制することができる。
上記構成によれば、支持部材をコンパクトに配設することができる。
上記構成によれば、製造が容易であり、かつ防水構造の確保とフロアパネルの補強との両立を図ることができる。
上記構成によれば、レール収容凹部の上下変位をさらに抑制することができる。
上記構成によれば、サイドシルインナの膨出部のがたつき防止を図ることができる。
上記構成によれば、補強部材でレール収容凹部やサイドシルが補強され、レール収容凹部の車外側上下縁がサイドシルインナにも支持されるので、さらにレール収容凹部のがたつきを防止することができる。
サイドシルアウタ42とサイドシルインナ41とで構成されるサイドシル4内部には、前述のように車内側に窪んで車外側を開口したレールブラケット43bを設けている。このレールブラケット43bの上面内側には、下方を開口した断面コ字状のスライドドアロアレール61(引き込み部61aに対応)を取り付けている。
よって、サイドシル4の内折れ防止効果を効率的に向上することができる。
もっとも、こうすると、フロアパネル9をスライドドア車専用にプレス成形する必要がある。
よって、膨出部44は、確実にフロアパネル9と一体的となって、強度を向上することができる。
この発明のレール収容凹部は、実施例のスライドレール収容凹部43に対応し、
以下、同様に、
クロスメンバは、連結クロスメンバ11、211に対応し、
支持部材は、支持ブラケット100、クロスメンバ211に対応し、
突出部は、支持ブラケット100に対応し、
当接部材は、当接ブラケット300に対応し、
傾斜面は、傾斜面部214に対応し、
補強部材は、補強部材47、補強板73に対応するも、
この発明は、前述の実施例に限定されるものではなく、あらゆるスライドドア車の下部車体構造に適用する実施形態を含むものである。
また、Bピラーをなくしたピラーレスの車両で、本発明を実施してもよい。
4…サイドシル
8…トンネル部
9…フロアパネル
11,211…連結クロスメンバ(クロスメンバ)
41…サイドシルインナ
42…サイドシルアウタ
43…スライドレール収容凹部(レール収容凹部)
44…膨出部
47…補強部材
49…接合部
61…ロアレール
73…補強板(補強部材)
100…支持ブラケット(支持部材、突出部)
110…スポット溶接用作業孔
212…車外側部
213…車内側部
214…傾斜面部(傾斜面)
300…当接ブラケット(当接部材)
Claims (9)
- 車体のサイドドア開口部の下縁で車両前後方向に延びるサイドシルと、
該サイドシルに接合され、車室フロアを構成するフロアパネルと、
前記サイドシルがサイドシルインナとサイドシルアウタを備え、
前記サイドシル内部に、車幅方向車内側に窪んで車外側が開口されると共に、
スライドドアの下部を支持するロアレールを収容するレール収容凹部を形成したスライドドア車の下部車体構造であって、
前記フロアパネルは、前記レール収容凹部よりも下方に離間して配設され、かつ、平面視で前記レール収容凹部と重複するように、前記サイドシルインナの下部にフロアパネルとの接合部が設定され、
前記レール収容凹部と前記フロアパネルの前記サイドシルインナの下部との接合部よりも車幅方向内側の部位との間に、
その上面に前記レール収容凹部が載置され、かつ接合されると共に、その下端部を前記フロアパネルに接合されることで、該レール収容凹部を支持するサイドシルとは別体の支持部材を設けたことを特徴とする
スライドドア車の下部車体構造。 - 前記支持部材を、前記フロアパネル上で車幅方向に延びて、前記サイドシルインナと連結されるクロスメンバの車幅方向車外側部によって構成する
請求項1記載のスライドドア車の下部車体構造。 - 前記クロスメンバが、前記レール収容凹部に結合される車幅方向車外側部と、レール収容凹部より車両中央側で該車外側部よりも上下方向高さを高く設定した車幅方向車内側部とを有し、
該車内側部が側面視で前記レール収容凹部と重複するように設定された
請求項1記載のスライドドア車の下部車体構造。 - 前記クロスメンバの車外側部から車内側部にかけての上面部に、傾斜面を形成し、
該傾斜面に、前記レール収容凹部に対向するように当接部材を設けた
請求項3記載のスライドドア車の下部車体構造。 - 前記支持部材は前記フロアパネルから上方に突出する突出部である
請求項1記載のスライドドア車の下部車体構造。 - 前記レール収容凹部と平面視で重複する前記フロアパネルにスポット溶接用作業孔を穿設して、
該スポット溶接用作業孔と前記レール収容凹部の間に、前記突出部として略ハット状部材を配置し、
該略ハット状部材の上端部を前記レール収容凹部に接合すると共に、下端部を前記スポット溶接用作業孔の周囲に接合した
請求項5記載のスライドドア車の下部車体構造。 - 前記フロアパネルの車幅方向中央に車両前後方向に延びる上方に隆起したトンネル部が形成され、
前記クロスメンバが、前記レール収容凹部と前記トンネル部とに連結される
請求項1〜6の何れか1に記載のスライドドア車の下部車体構造。 - 前記サイドシルインナに、車内側に膨出する膨出部を形成し、
該膨出部内に、前記レール収容凹部を配置し、
前記支持部材と前記レール収容凹部とが、前記膨出部を挟んで接合されている
請求項1〜7の何れか1項に記載のスライドドア車の下部車体構造。 - 前記レール収容凹部の車幅方向で車外側上縁と車外側下縁とが、それぞれ前記サイドシルアウタと前記サイドシルインナに挟持される補強部材に接合されている
請求項1〜8の何れか1に記載のスライドドア車の下部車体構造。
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