JP4734294B2 - 車両後部の上側コーナ部のフレーム構造 - Google Patents

車両後部の上側コーナ部のフレーム構造 Download PDF

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本発明は、車両の後端部にて車両側面に沿って延在するように設けられた車両後部の上側コーナ部のフレーム構造に関するものである。
従来、四輪自動車、特に車両後面にはね上げ式ドアを設けたハッチバック型自動車の後部フレーム構造において、車両後部にて屋根に沿って延在するリアルーフレールと、リアルーフレールの各端部から車両下部に至る左右のリアピラーとが設けられ、それらと、車両側壁を形成するインサイドパネルの後端部とを一体的に結合状態にして、車両後部のフレームを形成しているものがある。そのようなフレーム構造にあっては、車両後部のドア(テールゲート)に対応する開口部分の強度を確保する必要があり、例えばシートベルト用アンカーボルトを取り付ける部分の補強としてアンカー補強部材を設けたものがあり、それにより上記開口部分の強度を確保することができる(例えば特許文献1参照)。
特開平9−216546号公報
上記特許文献1のような構造のリアルーフレール21にあっては、その強度確保のために断面形状をL字形にしている。そのL字形における一方の辺となる部分が車両上下方向に臨む立設状態の縦壁21aとなり、したがって縦壁21aは車両幅方向に延在するように設けられている。また、車両側壁を構成するインサイドパネル22の屋根側縁部にも、上記縦壁21aの延長となるように、縦壁21aに連続する形状の縦壁22aが設けられている。なお、車幅方向から前後方向へ向きを変える曲折部分は縦壁22a側に設けられている。
これにより、インサイドパネル22とリアルーフレール21との間の強度は確保されるが、縦壁21a・22aが車幅方向から前方向へと流れるように設けられているため、屋根の面に沿う方向の荷重に対しては高い剛性を確保し得るが、リアルーフレール21とリアピラー23とにより形成される車両後部のドア用開口部分側となる車両後面に沿う方向の荷重に対しては、上記縦壁21a・22aにより高い剛性を確保することはできない。そのため、例えば図6に示されるように、リアルーフレール21とリアピラー23とに渡って沿う形状に形成された補強部材としてのスチフナ24をリアルーフレール21とリアピラー23とに渡って接合することで、車両後部の開口部分の強度を高くすることができる。
しかしながら、スチフナ24を設けた場合には、各フレーム部材とは別個の部材を追加することから部品点数の増加およびそれに伴う溶接工程の増加ばかりでなく、重量も増加してしまい、車両全体の軽量化が促進されないという問題もあった。
このような課題を解決して、車両後部の強度を確保しかつ軽量化を促進することを実現するために本発明に於いては、車両の後端部にて屋根(4)に沿って延在するリアルーフレール(1)と、前記屋根(4)の車幅方向縁部に設けられたサイドルーフレール(2)と、前記車両の後端部にて車両上下方向に延在するように設けられたリアピラー(3)とを有し、前記リアルーフレール(1)と前記サイドルーフレール(2)と前記リアピラー(3)とが三方から集合する部分により前記車両の後端部の上側コーナ部を形成するようにした車両後部の上側コーナ部のフレーム構造であって、前記リアピラー(3)が、前記サイドルーフレール(2)と分断された別部材により形成され、前記リアルーフレール(1)は、前記屋根(4)の面に対峙する底壁(1a)と、前記底壁(1a)の前端から立設状態の前記縦壁(1b)と、によりL字形断面形状に形成され、前記リアピラー(3)は、前記リアルーフレール(1)の前記底壁(1a)に連続する底壁(3a)と、前記リアルーフレール(1)の前記縦壁(1b)に連続する縦壁(3b)と、によりL字形断面形状に形成され、前記リアルーフレール(1)と前記リアピラー(3)との前記L字形断面形状が、前記屋根(4)から前記上側コーナ部を経て前記車両の側面に至るように互いに一体的に連続するように結合されるものとした。
このように本発明によれば、リアピラーをサイドルーフレールと分断し、リアルーフレールとリアピラーとにそれぞれ車両前後方向に臨む縦壁を設け、各縦壁を一体的に連続するように結合したことから、車両後部の上側コーナ部における側方からの荷重を上記連続する縦壁の長手方向剪断面により受けることができる。これにより、スチフナなどの補強部材を設けることなく、車両後部の上側コーナ部の剛性を高くすることができ、車両後部のフレーム構造において重量が増加することなく高い剛性を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は本発明が適用された四輪自動車の全体を斜め後方から見た斜視図であり、図2は、図1の矢印IIで示された丸で囲った部分である車両後部の上側角部のフレーム構造について示す要部拡大図である。なお、図1では左側コーナ部のみ丸囲いしているが、右側コーナ部も同様であり、左側コーナ部を代表して説明する。
図2に示されるように、車両後部の上側角部としてのコーナ部には、車体の内面を形成するインナ部材として、ルーフリアレール1とサイドルーフレール2とリアピラー3とが互いに付き合わせ状態に集合して一体化されている。ルーフリアレール1は、車両の屋根(図1の符号4)の車両後部にて車幅方向に延在するように設けられ、サイドルーフレール2は、屋根4の車両幅方向側縁部にて車両前後方向に延在するように設けられ、リアピラー3は、リアフェンダー5の車両後側縁部であって屋根4とフロア側フレーム(図示せず)との間にて車両上下方向に延在するように設けられている。
ルーフリアレール1は、図3に示されるように例えば板材をプレス加工してL字形断面形状になるように形成されている。ルーフリアレール1にあっては、そのL字形の1方の辺となる部分が屋根4の面に対峙する底壁1aとなり、他方の辺となる部分が車両前後方向に臨むように底壁1aに立設状態の縦壁1bとなる。
サイドルーフレール2とリアピラー3とはコーナ部にて車両前後方向に分断されている。なお、図示例では、車体側壁の内側となるインサイドパネル6の屋根4との接続部分にサイドルーフレール2が一体に形成されており、そのインサイドパネル6の車両後側縁部に対してリアピラー3が全長に渡って分断されている。なお、組み立て工程においてインサイドパネル6とリアピラー3とは溶接により一体化される。
そのリアピラー3は、屋根4側の上端部にてルーフリアレール1の端部と溶接により接続されている。それにより、ルーフリアレール1とリアピラー3とは1本の部材として連続することになる。そして、リアピラー3にあっては、図4および図5に示されるように、略L字形断面形状に形成され、かつそのL字形の1方の辺となる部分がルーフリアレール1の底壁1aと連続する底壁3aとして、他方の辺となる部分がルーフリアレール1の縦壁1bと連続する縦壁3bとしてそれぞれ形成されている。なお、図4および図5には、図2では示されていないアウトサイドパネル7およびリアピラーのアウトサイド部材8が図示形状の補助として示されている。
このようにして、ルーフリアレール1の縦壁1bとリアピラー3の縦壁3bとが一体的に連続するようになり、両縦壁1b・3bからなる連続縦壁形状部分が屋根4から側面に至るように回り込む構造となるため、車両後部におけるコーナ部に対する側方からの荷重に対して高い剛性が確保され、リアピラー3の変位が防止される。そして、従来構造のようにスチフナを設けることなく、上記高剛性を実現し得ることから、フレーム構造における軽量化を促進し得る。
本発明が適用された四輪自動車の全体を斜め後方から見た斜視図である。 図1の矢印II線で示した部分のインナ部材の要部拡大斜視図である。 図2の矢印III−III線に沿って見た断面図である。 図2の矢印IV−IV線に沿って見た断面図である。 図2の矢印V−V線に沿って見た断面図である。 従来の車両後部の上側コーナ部におけるインナ部材の要部拡大斜視図である。
符号の説明
1 ルーフリアレール
1b 縦壁
2 サイドルーフレール
3 リアピラー
3b 縦壁
4 屋根

Claims (1)

  1. 車両の後端部にて屋根に沿って延在するリアルーフレールと、前記屋根の車幅方向縁部に設けられたサイドルーフレールと、前記車両の後端部にて車両上下方向に延在するように設けられたリアピラーとを有し、前記リアルーフレールと前記サイドルーフレールと前記リアピラーとが三方から集合する部分により前記車両の後端部の上側コーナ部を形成するようにした車両後部の上側コーナ部のフレーム構造であって、
    前記リアピラーが、前記サイドルーフレールと分断された別部材により形成され、
    前記リアルーフレールは、前記屋根の面に対峙する底壁と、前記底壁の前端から立設状態の前記縦壁と、によりL字形断面形状に形成され、
    前記リアピラーは、前記リアルーフレールの前記底壁に連続する底壁と、前記リアルーフレールの前記縦壁に連続する縦壁と、によりL字形断面形状に形成され、
    前記リアルーフレールと前記リアピラーとの前記L字形断面形状が、前記屋根から前記上側コーナ部を経て前記車両の側面に至るように互いに一体的に連続するように結合されることを特徴とする車両後部の上側コーナ部のフレーム構造。
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