JPH11314520A - 自動車のドア構造 - Google Patents
自動車のドア構造Info
- Publication number
- JPH11314520A JPH11314520A JP12188998A JP12188998A JPH11314520A JP H11314520 A JPH11314520 A JP H11314520A JP 12188998 A JP12188998 A JP 12188998A JP 12188998 A JP12188998 A JP 12188998A JP H11314520 A JPH11314520 A JP H11314520A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforce
- reinforcement
- panel
- mirror
- outer panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ミラー取付部分の剛性を高くし、インナパネ
ルとアウタパネルのベルトラインにおけるフランジ間の
寸法精度及び精度安定性を向上させる。 【解決手段】 ドア本体のアウタパネルに接合されるア
ウタリインフォース４と、インナパネルに接合されるイ
ンナリインフォース６と、これらに係合するミラーリイ
ンフォース７とを備え、アウタリインフォース４とイン
ナリインフォース６とをミラーリインフォース７で結合
して組立てたリインフォース集合体８を用い、該リイン
フォース集合体をアウタパネル及びインナパネルに組付
ける。ミラーリインフォース７にはアウタパネル３及び
インナパネル５に対して斜めになっている斜め壁部１１
と、該斜め壁部１１のビード４０と、パーティションガ
ラスを受けるための棚部１９とがある。
ルとアウタパネルのベルトラインにおけるフランジ間の
寸法精度及び精度安定性を向上させる。 【解決手段】 ドア本体のアウタパネルに接合されるア
ウタリインフォース４と、インナパネルに接合されるイ
ンナリインフォース６と、これらに係合するミラーリイ
ンフォース７とを備え、アウタリインフォース４とイン
ナリインフォース６とをミラーリインフォース７で結合
して組立てたリインフォース集合体８を用い、該リイン
フォース集合体をアウタパネル及びインナパネルに組付
ける。ミラーリインフォース７にはアウタパネル３及び
インナパネル５に対して斜めになっている斜め壁部１１
と、該斜め壁部１１のビード４０と、パーティションガ
ラスを受けるための棚部１９とがある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドア構造
に関し、アウタパネルとインナパネルとを組み合わせて
形成したドア本体を有する自動車のドアに適用される。
に関し、アウタパネルとインナパネルとを組み合わせて
形成したドア本体を有する自動車のドアに適用される。
【０００２】
【従来の技術】図８は従来の自動車のドア構造に係る要
部を分解して示した斜視図である。従来のドア構造は、
インナパネルとアウタパネルとを組み合わせてなるフロ
ントドアの場合、該ドアの前後方向に沿って配置される
インナリインフォースＩＲ、アウタリインフォースＯＲ
及びミラーリインフォースＭＲを用いて構成されてい
る。そして、このドア構造では、インナリインフォース
ＩＲはインナパネルに接合され、アウタリインフォース
ＯＲはミラーリインフォースＭＲを接合して、これをア
ウタパネルへ組付けるというように、インナ側とアウタ
側とが別々に組立てられていた。
部を分解して示した斜視図である。従来のドア構造は、
インナパネルとアウタパネルとを組み合わせてなるフロ
ントドアの場合、該ドアの前後方向に沿って配置される
インナリインフォースＩＲ、アウタリインフォースＯＲ
及びミラーリインフォースＭＲを用いて構成されてい
る。そして、このドア構造では、インナリインフォース
ＩＲはインナパネルに接合され、アウタリインフォース
ＯＲはミラーリインフォースＭＲを接合して、これをア
ウタパネルへ組付けるというように、インナ側とアウタ
側とが別々に組立てられていた。
【０００３】また、別の構造として、インナリインフォ
ースとアウタリインフォースとが部分的に直接的に接し
ているものもあったが、インナリインフォースとアウタ
リインフォースとがミラーリインフォースによって結合
される構造は、従来見当たらなかった。
ースとアウタリインフォースとが部分的に直接的に接し
ているものもあったが、インナリインフォースとアウタ
リインフォースとがミラーリインフォースによって結合
される構造は、従来見当たらなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図８に示した上記従来
のドア構造では、ミラーリインフォースＭＲに取付けら
れるミラーの取付部分に剛性をもたせることに限界があ
り、インナパネルとアウタパネルのいわゆるベルトライ
ン１５（図１参照）の相互に接合されるフランジ間の寸
法精度を安定させるのが困難であるという問題点があっ
た。
のドア構造では、ミラーリインフォースＭＲに取付けら
れるミラーの取付部分に剛性をもたせることに限界があ
り、インナパネルとアウタパネルのいわゆるベルトライ
ン１５（図１参照）の相互に接合されるフランジ間の寸
法精度を安定させるのが困難であるという問題点があっ
た。
【０００５】本発明は、上述のような従来の問題点に鑑
みなされたものであって、その目的とするところは、ミ
ラー等の取付部分の剛性を高めるとともに、インナパネ
ルとアウタパネルのベルトラインにおけるフランジ間の
寸法精度及び精度安定性を向上させることができる自動
車のドア構造を提供することにある。
みなされたものであって、その目的とするところは、ミ
ラー等の取付部分の剛性を高めるとともに、インナパネ
ルとアウタパネルのベルトラインにおけるフランジ間の
寸法精度及び精度安定性を向上させることができる自動
車のドア構造を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、アウタパネルとインナパネルとを組み合
わせて形成したドア本体を有する自動車のドア構造にお
いて、前記アウタパネルに接合されるアウタリインフォ
ースと、前記インナパネルに接合されるインナリインフ
ォースと、前記アウタリインフォース及びインナリイン
フォースに係合する係合リインフォースとを備え、前記
アウタリインフォースとインナリインフォースとを前記
係合リインフォースで結合して組立てたリインフォース
集合体を使用し、該リインフォース集合体を前記アウタ
パネル及び前記インナパネルに組付けて前記ドア本体を
形成したことを特徴とする。
に、本発明は、アウタパネルとインナパネルとを組み合
わせて形成したドア本体を有する自動車のドア構造にお
いて、前記アウタパネルに接合されるアウタリインフォ
ースと、前記インナパネルに接合されるインナリインフ
ォースと、前記アウタリインフォース及びインナリイン
フォースに係合する係合リインフォースとを備え、前記
アウタリインフォースとインナリインフォースとを前記
係合リインフォースで結合して組立てたリインフォース
集合体を使用し、該リインフォース集合体を前記アウタ
パネル及び前記インナパネルに組付けて前記ドア本体を
形成したことを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る自動車
のドア構造について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。図１は本発明の実施の形態に係るドア構造を適用し
た自動車のフロントドアを示す側面図、図２は図１のド
ア構造の要部を拡大して示した斜視図、図３はフロント
ドアを水平面に沿って切断して示した断面図である。こ
の実施の形態に係る自動車のフロントドア１は、ドア本
体２のアウタパネル３に接合されるアウタリインフォー
ス４と、インナパネル５に接合されるインナリインフォ
ース６と、係合リインフォースとしてのミラーリインフ
ォース７とを備え、アウタリインフォース４とインナリ
インフォース６とをミラーリインフォース７で結合して
組立てたリインフォース集合体８を用い、該リインフォ
ース集合体８をアウタパネル３及びインナパネル５に組
付けて形成される。
のドア構造について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。図１は本発明の実施の形態に係るドア構造を適用し
た自動車のフロントドアを示す側面図、図２は図１のド
ア構造の要部を拡大して示した斜視図、図３はフロント
ドアを水平面に沿って切断して示した断面図である。こ
の実施の形態に係る自動車のフロントドア１は、ドア本
体２のアウタパネル３に接合されるアウタリインフォー
ス４と、インナパネル５に接合されるインナリインフォ
ース６と、係合リインフォースとしてのミラーリインフ
ォース７とを備え、アウタリインフォース４とインナリ
インフォース６とをミラーリインフォース７で結合して
組立てたリインフォース集合体８を用い、該リインフォ
ース集合体８をアウタパネル３及びインナパネル５に組
付けて形成される。
【０００８】このドア構造は、アウタパネル３とインナ
パネル５との間の空間Ｓｐ内で、ミラー取付部１０の前
方にあって、アウタパネル３及びインナパネル５に対し
て斜めになっている斜め壁部１１をミラーリインフォー
ス７に設け、該ミラーリインフォース７の上部にその上
方の上方部材としてのパーティションガラス１７を受け
るための棚部１９を設けて構成されている。
パネル５との間の空間Ｓｐ内で、ミラー取付部１０の前
方にあって、アウタパネル３及びインナパネル５に対し
て斜めになっている斜め壁部１１をミラーリインフォー
ス７に設け、該ミラーリインフォース７の上部にその上
方の上方部材としてのパーティションガラス１７を受け
るための棚部１９を設けて構成されている。
【０００９】ドア本体２は、アウタパネル３とインナパ
ネル５とをこれらの間に空間Ｓｐがある状態で組み合わ
せて形成されており、アウタパネル３にアウタリインフ
ォース４が、インナパネル５にインナリインフォース６
がそれぞれ接合されている。アウタリインフォース４と
インナリインフォース６との間には、上下方向に沿った
フロントサッシュ１４が配設されている。ドア本体２の
ベルトライン１５の上端には、ウエザーストリップ１６
（図６参照）があり、このウエザーストリップ１６の受
け溝１６ａにパーティションガラス１７の下端が入る。
ネル５とをこれらの間に空間Ｓｐがある状態で組み合わ
せて形成されており、アウタパネル３にアウタリインフ
ォース４が、インナパネル５にインナリインフォース６
がそれぞれ接合されている。アウタリインフォース４と
インナリインフォース６との間には、上下方向に沿った
フロントサッシュ１４が配設されている。ドア本体２の
ベルトライン１５の上端には、ウエザーストリップ１６
（図６参照）があり、このウエザーストリップ１６の受
け溝１６ａにパーティションガラス１７の下端が入る。
【００１０】また、ドア本体２は、図５に示すように、
アウタパネル３に係合孔２０が開けられており、この係
合孔２０の外面側にミラーホルダの基部２１を当接さ
せ、取付ボルト２２とこれに螺合するナット２３とによ
って、ミラーホルダの基部２１が取付けられ、該ミラー
ホルダの基部２１を覆うミラーベースカバー２４が装着
される。
アウタパネル３に係合孔２０が開けられており、この係
合孔２０の外面側にミラーホルダの基部２１を当接さ
せ、取付ボルト２２とこれに螺合するナット２３とによ
って、ミラーホルダの基部２１が取付けられ、該ミラー
ホルダの基部２１を覆うミラーベースカバー２４が装着
される。
【００１１】アウタリインフォース４は、図２に示すよ
うに、アウタパネル３に接する後部２６と、ミラーリイ
ンフォース７に係合する係合部２７とを一体に有し、図
４に示すように、後部２６の上端２６ａがアウタパネル
３のフランジ部３ａに溶接固着され、係合部２７とアウ
タパネル３との間にミラーリインフォース７のミラー取
付部１０の一部を挟んで配置されている。係合部２７
は、図５に示すように、上端の固着片２７ａと、中間の
離間部分２７ｂと、下端の係合片２７ｃとを一体に有し
ている。
うに、アウタパネル３に接する後部２６と、ミラーリイ
ンフォース７に係合する係合部２７とを一体に有し、図
４に示すように、後部２６の上端２６ａがアウタパネル
３のフランジ部３ａに溶接固着され、係合部２７とアウ
タパネル３との間にミラーリインフォース７のミラー取
付部１０の一部を挟んで配置されている。係合部２７
は、図５に示すように、上端の固着片２７ａと、中間の
離間部分２７ｂと、下端の係合片２７ｃとを一体に有し
ている。
【００１２】そして、アウタリインフォース４は、係合
部２７の固着片２７ａにミラーリインフォース７の上端
の上方固着部分３６が溶接固着され、係合部２７の係合
片２７ｃにミラーリインフォース７の下端の下方固着部
分３７が溶接固着されている。係合部２７の固着片２７
ａはミラーリインフォース７の上方固着部分３６を介し
てアウタパネル３のフランジ部３ａに固着される。
部２７の固着片２７ａにミラーリインフォース７の上端
の上方固着部分３６が溶接固着され、係合部２７の係合
片２７ｃにミラーリインフォース７の下端の下方固着部
分３７が溶接固着されている。係合部２７の固着片２７
ａはミラーリインフォース７の上方固着部分３６を介し
てアウタパネル３のフランジ部３ａに固着される。
【００１３】インナリインフォース６は、後部３１と、
係合部３２とを一体に有している。後部３１では、図４
及び図５に示すように、上端の固着片３１ａのみがイン
ナパネル５のフランジ部５ａに溶接にて固着されてい
る。係合部３２では、図６に示すように、上端の固着片
３２ａと、中間の離間部分３２ｂと、離間部分３２ｂの
下方の係合部分３２ｃとを一体に有し、固着片３２ａが
インナパネル５のフランジ部５ａに、係合部分３２ｃが
インナパネル５の板面にそれぞれ溶接にて固着されてい
る。
係合部３２とを一体に有している。後部３１では、図４
及び図５に示すように、上端の固着片３１ａのみがイン
ナパネル５のフランジ部５ａに溶接にて固着されてい
る。係合部３２では、図６に示すように、上端の固着片
３２ａと、中間の離間部分３２ｂと、離間部分３２ｂの
下方の係合部分３２ｃとを一体に有し、固着片３２ａが
インナパネル５のフランジ部５ａに、係合部分３２ｃが
インナパネル５の板面にそれぞれ溶接にて固着されてい
る。
【００１４】ミラーリインフォース７は、アウタパネル
３にほぼ沿った後方のミラー取付部１０と、このミラー
取付部１０の前端に続く斜め壁部１１と、この斜め壁部
１１の前端に続く前部１２とを一体に有し、該前部１２
がインナパネル５にほぼ沿って配置される。
３にほぼ沿った後方のミラー取付部１０と、このミラー
取付部１０の前端に続く斜め壁部１１と、この斜め壁部
１１の前端に続く前部１２とを一体に有し、該前部１２
がインナパネル５にほぼ沿って配置される。
【００１５】ミラー取付部１０は、取付板３５と、上方
固着部分３６及び下方固着部分３７と、後向きに突出し
た後方固着片３８とを一体に有し、取付板３５の中央の
治具孔３５ａの周囲４箇所に取付孔３５ｂが開けられて
いる。そして、ミラー取付部１０は、上方固着部分３６
及び後方固着片３８がアウタパネル３に、下方固着部分
３７がアウタリインフォース４の係合片２７ｃにそれぞ
れ固着され、取付孔３５ｂに挿通された取付ボルト２２
とこれに螺合するナット２３とによって、ミラーホルダ
の基部２１が取付けられる。
固着部分３６及び下方固着部分３７と、後向きに突出し
た後方固着片３８とを一体に有し、取付板３５の中央の
治具孔３５ａの周囲４箇所に取付孔３５ｂが開けられて
いる。そして、ミラー取付部１０は、上方固着部分３６
及び後方固着片３８がアウタパネル３に、下方固着部分
３７がアウタリインフォース４の係合片２７ｃにそれぞ
れ固着され、取付孔３５ｂに挿通された取付ボルト２２
とこれに螺合するナット２３とによって、ミラーホルダ
の基部２１が取付けられる。
【００１６】斜め壁部１１は、アウタパネル３及びイン
ナパネル５に対して鈍角をなして交差する方向に沿いフ
ロントサッシュ１４の前方に配置され、上下方向のほぼ
中央にビード４０を形成している。このビード４０は、
アウタパネル３側から見て凹のほぼ一様な半円形断面を
有する案内溝４０ａを形成し、ミラー取付部１０の前端
から前部１２の後端までほぼ一様に連続している。そし
て、ビード４０は、図７に示すように、ハーネス４２，
４３に取付けられた端子４４を収容し、車体側から導か
れるハーネス４２の組付け時におけるガイドの役割を果
たす。
ナパネル５に対して鈍角をなして交差する方向に沿いフ
ロントサッシュ１４の前方に配置され、上下方向のほぼ
中央にビード４０を形成している。このビード４０は、
アウタパネル３側から見て凹のほぼ一様な半円形断面を
有する案内溝４０ａを形成し、ミラー取付部１０の前端
から前部１２の後端までほぼ一様に連続している。そし
て、ビード４０は、図７に示すように、ハーネス４２，
４３に取付けられた端子４４を収容し、車体側から導か
れるハーネス４２の組付け時におけるガイドの役割を果
たす。
【００１７】前部１２は、図２及び図６に示すように、
上方固着部分４６及び下方固着部分４７と、これらの間
の屈曲部分４８と、上方固着部分４６の一部を曲げて形
成した棚部１９とを一体に有している。屈曲部分４８が
インナリインフォース６から離れた状態にて、上方固着
部分４６及び下方固着部分４７はインナリインフォース
６に固着されている。棚部１９は、上方固着部分４６の
前後方向の中間位置でアウタパネル３及びアウタリイン
フォース４側へほぼ直角に曲げて形成されており、先端
がパーティションガラス１７の真下に位置していて、ウ
エザーストリップ１６を介して該パーティションガラス
１７を受ける。
上方固着部分４６及び下方固着部分４７と、これらの間
の屈曲部分４８と、上方固着部分４６の一部を曲げて形
成した棚部１９とを一体に有している。屈曲部分４８が
インナリインフォース６から離れた状態にて、上方固着
部分４６及び下方固着部分４７はインナリインフォース
６に固着されている。棚部１９は、上方固着部分４６の
前後方向の中間位置でアウタパネル３及びアウタリイン
フォース４側へほぼ直角に曲げて形成されており、先端
がパーティションガラス１７の真下に位置していて、ウ
エザーストリップ１６を介して該パーティションガラス
１７を受ける。
【００１８】上記実施の形態に係るドア構造における各
部材の組立順序について説明する。アウタリインフォー
ス４とミラーリインフォース７とを溶接にて接合し、該
ミラーリインフォース７にインナリインフォース６を溶
接にて接合して、アウタリインフォース４、インナリイ
ンフォース６及びミラーリインフォース７の三つの部材
でリインフォース集合体８を組立てる。その後、リイン
フォース集合体８をアウタパネル３とインナパネル５と
に組付けて、フロントドア１のドア本体２を組立てる。
部材の組立順序について説明する。アウタリインフォー
ス４とミラーリインフォース７とを溶接にて接合し、該
ミラーリインフォース７にインナリインフォース６を溶
接にて接合して、アウタリインフォース４、インナリイ
ンフォース６及びミラーリインフォース７の三つの部材
でリインフォース集合体８を組立てる。その後、リイン
フォース集合体８をアウタパネル３とインナパネル５と
に組付けて、フロントドア１のドア本体２を組立てる。
【００１９】本発明の上記実施の形態に係る自動車のド
ア構造によれば、アウタリインフォース４、インナリイ
ンフォース６及びミラーリインフォース７の三つの部材
でリインフォース集合体８を組立て、このリインフォー
ス集合体８をアウタパネル３とインナパネル５とに組付
けて、フロントドア１のドア本体２を組立てるので、ア
ウタパネル３及びインナパネル５のベルトライン１５に
おけるフランジ部３ａ，５ａ間の寸法精度及び精度の安
定性の向上を図り易く、アウタパネル３とインナパネル
５に対し斜めになっている斜め壁部１１がミラー取付部
１０の前方に設けてあるので、ミラー取付部分の剛性を
効率的に高めることができる。
ア構造によれば、アウタリインフォース４、インナリイ
ンフォース６及びミラーリインフォース７の三つの部材
でリインフォース集合体８を組立て、このリインフォー
ス集合体８をアウタパネル３とインナパネル５とに組付
けて、フロントドア１のドア本体２を組立てるので、ア
ウタパネル３及びインナパネル５のベルトライン１５に
おけるフランジ部３ａ，５ａ間の寸法精度及び精度の安
定性の向上を図り易く、アウタパネル３とインナパネル
５に対し斜めになっている斜め壁部１１がミラー取付部
１０の前方に設けてあるので、ミラー取付部分の剛性を
効率的に高めることができる。
【００２０】また、ミラーリインフォース７の斜め壁部
１１にビード４０を設けてあるので、フロントサッシュ
１４方向やウインドガラスの昇降の邪魔にならないよう
に、ボディ側のハーネス４２をアウタパネル３とインナ
パネル５との間からビード４０で案内して容易に配置す
ることができ、さらに、ミラーリインフォース７の棚部
１９でパーティションガラス１７等の上方部材を受ける
ことができるという利点がある。
１１にビード４０を設けてあるので、フロントサッシュ
１４方向やウインドガラスの昇降の邪魔にならないよう
に、ボディ側のハーネス４２をアウタパネル３とインナ
パネル５との間からビード４０で案内して容易に配置す
ることができ、さらに、ミラーリインフォース７の棚部
１９でパーティションガラス１７等の上方部材を受ける
ことができるという利点がある。
【００２１】なお、本発明は、上記実施の形態によって
限定されるものではなく、種々の変形及び変更が可能で
ある。フロントドアのみならずリヤドアにも、ミラー以
外の部材を取付ける部分にも適用することができる。
限定されるものではなく、種々の変形及び変更が可能で
ある。フロントドアのみならずリヤドアにも、ミラー以
外の部材を取付ける部分にも適用することができる。
【００２２】
【発明の効果】本発明は、アウタパネルに接合されるア
ウタリインフォースと、インナパネルに接合されるイン
ナリインフォースと、これらに係合する係合リインフォ
ースとを備え、アウタリインフォースとインナリインフ
ォースとを係合リインフォースで結合して組立てたリイ
ンフォース集合体を用い、該集合体をアウタパネル及び
インナパネルに組付けたことにより、アウタパネルとイ
ンナパネルとの相互の組付けの寸法精度及び精度の安定
性の向上を図ることができ、係合リインフォースにはア
ウタパネルとインナパネルとの間の空間内でミラー取付
部の前方にあってアウタパネル及びインナパネルに対し
て斜めになっている斜め壁部を設けてあることにより、
ミラー取付部分の剛性を効率的に高めることができると
いう効果を奏する。また、係合リインフォースの斜め壁
部にビードを設けてあることにより、ボディ側のハーネ
スをアウタパネルとインナパネルとの間からビードで案
内して容易に配置することができ、さらに、係合リイン
フォースの上部にはその上方にある上方部材を受けるた
めの棚部を設けたことにより、係合リインフォースの棚
部でパーティションガラス等を支持することができると
いう利点がある。
ウタリインフォースと、インナパネルに接合されるイン
ナリインフォースと、これらに係合する係合リインフォ
ースとを備え、アウタリインフォースとインナリインフ
ォースとを係合リインフォースで結合して組立てたリイ
ンフォース集合体を用い、該集合体をアウタパネル及び
インナパネルに組付けたことにより、アウタパネルとイ
ンナパネルとの相互の組付けの寸法精度及び精度の安定
性の向上を図ることができ、係合リインフォースにはア
ウタパネルとインナパネルとの間の空間内でミラー取付
部の前方にあってアウタパネル及びインナパネルに対し
て斜めになっている斜め壁部を設けてあることにより、
ミラー取付部分の剛性を効率的に高めることができると
いう効果を奏する。また、係合リインフォースの斜め壁
部にビードを設けてあることにより、ボディ側のハーネ
スをアウタパネルとインナパネルとの間からビードで案
内して容易に配置することができ、さらに、係合リイン
フォースの上部にはその上方にある上方部材を受けるた
めの棚部を設けたことにより、係合リインフォースの棚
部でパーティションガラス等を支持することができると
いう利点がある。
【図１】本発明の実施の形態に係るドア構造を適用した
自動車のフロントドアを示す側面図である。
自動車のフロントドアを示す側面図である。
【図２】図１のドア構造の要部を拡大して示した斜視図
である。
である。
【図３】本発明の実施の形態に係るフロントドアを水平
面に沿って切断して示した断面図である。
面に沿って切断して示した断面図である。
【図４】図２のＡ−Ａ線の位置における断面図である。
【図５】図２のＢ−Ｂ線の位置における断面図である。
【図６】図２のＣ−Ｃ線の位置における断面図である。
【図７】本発明の実施の形態に係るフロントドアのミラ
ー取付部の近傍を示す断面図である。
ー取付部の近傍を示す断面図である。
【図８】従来の自動車のドア構造に係る要部を分解して
示した斜視図である。
示した斜視図である。
２ ドア本体 ３ アウタパネル ４ アウタリインフォース ５ インナパネル ６ インナリインフォース ７ ミラーリインフォース（係合リインフォース） ８ リインフォース集合体 １０ ミラー取付部 １１ 斜め壁部 １５ ベルトライン １６ ウエザストリップ １７ パーティションガラス（上方部材） １９ 棚部 ４０ ビード ４２，４３ ハーネス
Claims (4)
- 【請求項１】 アウタパネルとインナパネルとを組み合
わせて形成したドア本体を有する自動車のドア構造にお
いて、前記アウタパネルに接合されるアウタリインフォ
ースと、前記インナパネルに接合されるインナリインフ
ォースと、前記アウタリインフォース及びインナリイン
フォースに係合する係合リインフォースとを備え、前記
アウタリインフォースとインナリインフォースとを前記
係合リインフォースで結合して組立てたリインフォース
集合体を使用し、該リインフォース集合体を前記アウタ
パネル及び前記インナパネルに組付けて前記ドア本体を
形成したことを特徴とする自動車のドア構造。 - 【請求項２】 前記係合リインフォースには前記アウタ
パネルと前記インナパネルとの間の空間内でミラー取付
部の前方にあって前記アウタパネル及びインナパネルに
対して斜めになっている斜め壁部を設けてあることを特
徴とする請求項１に記載の自動車のドア構造。 - 【請求項３】 前記係合リインフォースの斜め壁部にビ
ードを設けてあることを特徴とする請求項２に記載の自
動車のドア構造。 - 【請求項４】 前記係合リインフォースの上部にはその
上方にある上方部材を受けるための棚部を設けたことを
特徴とする請求項１、請求項２又は請求項３のいずれか
に記載の自動車のドア構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12188998A JPH11314520A (ja) | 1998-05-01 | 1998-05-01 | 自動車のドア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12188998A JPH11314520A (ja) | 1998-05-01 | 1998-05-01 | 自動車のドア構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11314520A true JPH11314520A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14822425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12188998A Pending JPH11314520A (ja) | 1998-05-01 | 1998-05-01 | 自動車のドア構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11314520A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012056496A (ja) * | 2010-09-10 | 2012-03-22 | Suzuki Motor Corp | 車両のドア構造 |
| JP2013173481A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Aisin Seiki Co Ltd | ベルトラインリインフォースメント |
| JP2013184549A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Suzuki Motor Corp | 車両のドア構造 |
| FR3004147A1 (fr) * | 2013-04-05 | 2014-10-10 | Renault Sa | Structure de porte d'un vehicule automobile equipee d'un element de renfort de choc lateral et vehicule automobile associe |
| JP2015091709A (ja) * | 2015-02-16 | 2015-05-14 | スズキ株式会社 | 車両のドア構造 |
-
1998
- 1998-05-01 JP JP12188998A patent/JPH11314520A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012056496A (ja) * | 2010-09-10 | 2012-03-22 | Suzuki Motor Corp | 車両のドア構造 |
| JP2013173481A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Aisin Seiki Co Ltd | ベルトラインリインフォースメント |
| JP2013184549A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Suzuki Motor Corp | 車両のドア構造 |
| FR3004147A1 (fr) * | 2013-04-05 | 2014-10-10 | Renault Sa | Structure de porte d'un vehicule automobile equipee d'un element de renfort de choc lateral et vehicule automobile associe |
| JP2015091709A (ja) * | 2015-02-16 | 2015-05-14 | スズキ株式会社 | 車両のドア構造 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2000229581A (ja) | サスペンション取付部構造 | |
| JP2003118503A (ja) | スライドレールカバーの車体取付構造 | |
| JP3820423B2 (ja) | 車両用ランプの取付け構造 | |
| JPH0237084A (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
| JPH11314520A (ja) | 自動車のドア構造 | |
| JP2001010534A (ja) | 自動車のフロントエンドモジュール構造 | |
| JP3844965B2 (ja) | ミラー | |
| US11358520B2 (en) | Vehicle taillight assembly | |
| JPH0558158A (ja) | サイドドア構造 | |
| JP3799809B2 (ja) | リヤコンビネーションランプユニットの取付部構造 | |
| JP3189622B2 (ja) | 車両用マップランプ配設部構造 | |
| JPH0748445Y2 (ja) | リヤバンパ仮保持部の構造 | |
| JPS6241903Y2 (ja) | ||
| JPH0327908Y2 (ja) | ||
| JP2833008B2 (ja) | カウルサイドパネルの取付構造 | |
| JPH08119000A (ja) | 車両用インストルメントパネルの取付け構造 | |
| JPH11198727A (ja) | ドアミラーの取付構造 | |
| JPS6198612A (ja) | 自動車のウインドウモ−ル結合部構造 | |
| JPS6340369Y2 (ja) | ||
| JP3582620B2 (ja) | クォータガラス取付構造 | |
| JPH09267771A (ja) | 車両の前部構造 | |
| JPH0214499Y2 (ja) | ||
| KR0152742B1 (ko) | 도어 샤시 취부구조 | |
| JPH06156157A (ja) | ピラーガーニッシュの取付構造 | |
| JPH10324149A (ja) | フロントドア構造 |