JP4405327B2 - フロントフェンダ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、フェンダパネルの面剛性を向上させることができるフロントフェンダ構造に関する。
フェンダパネルの下部について強度低下を防止しつつ狭幅化を図るために、フェンダパネルの後部に溶接で一体化されるエンクロージャプレートの下部からフェンダパネルのホイールアーチ縁部の下部に向けてブラケットを延ばし、このブラケットの先端をフェンダパネルのホイールアーチ縁部の下部に溶接することでブラケットを梁部材として機能させるフロントフェンダ構造がある(例えば特許文献1参照)。
特開2000−6847号公報
上記したフロントフェンダ構造は、フェンダパネルの下部について強度低下を防止しつつ狭幅化を図ることを目的として補強を行うものであることから、フェンダパネルの中で略平坦で面積が広いホイールアーチ縁部の上部近傍の面剛性については何ら寄与するものではない。これは、従来、フェンダパネルの板厚は厚くフェンダパネルの中に略平坦で面積が広い部分があってもその面剛性はフェンダパネル自体で確保できていたことによる。
近年、車体軽量化等の目的からフェンダパネルの板厚を極力薄くすることが望まれている。しかしながら、このようにフェンダパネルの板厚を薄くすると、フェンダパネルの中でも略平坦で面積が広いホイールアーチ縁部の上部の後方部分の面剛性が確保できずに、人が手で押すと容易に変形してしまうことになる(いわゆるベコつき)。この変形は手で押すことをやめれば元に戻るものの車両の高級感を損ねてしまう。
したがって、本発明は、フェンダパネルの板厚を薄くしても、フェンダパネルの中でも略平坦で面積が広いホイールアーチ縁部の上部の後方部分の面剛性を確保することができるフロントフェンダ構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、フェンダパネル(例えば実施形態におけるフェンダパネル15)とフロントピラー(例えば実施形態におけるフロントピラー19)を形成するアウタパネル(例えば実施形態におけるアウタパネル16)との間で上下に延設されるエンクロージャ(例えば実施形態におけるエンクロージャ30)から前記フェンダパネルのホイールアーチ縁部(例えば実施形態におけるホイールアーチ縁部68)の上部に向けてエンクロージャエクステンション(例えば実施形態におけるエンクロージャエクステンション52)を延ばし、該エンクロージャエクステンションに前記フェンダパネルの内面(例えば実施形態における内面67)に沿うフェンダパネル面補強部(例えば実施形態におけるフェンダパネル面補強板部66)を設け、前記ホイールアーチ縁部から車幅方向内方に折り曲げられたフランジ部(例えば実施形態における内フランジ部69)を設け、前記フランジ部は車幅方向内方ほど前記ホイールアーチ縁部における径方向の外側に位置するように傾斜し、前記フランジ部に嵌合穴(例えば実施形態における嵌合穴70)を設け、前記エンクロージャエクステンションの延出先端部に、前記フランジ部の車幅方向外側の面に当接する取付面(例えば実施形態における取付面71)と、前記嵌合穴と嵌合するボス部(例えば実施形態におけるボス部72)とを有する取付部(例えば実施形態における取付部61)を形成し、前記嵌合穴に前記ボス部を嵌合させた状態で該ボス部に締結部材(例えば実施形態におけるビス80)を締結することを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記エンクロージャエクステンションは、前記エンクロージャ側から車両前側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜しつつ延出する基板部(例えば実施形態における基板部65)を備え、前記フェンダパネル面補強部は、前記基板部の前端部から車両前側に延びると共に、該フェンダパネル面補強部の前端部に前記取付部が設けられていることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記フェンダパネルの車幅方向内側にインナフェンダパネル(例えば実施形態におけるインナフェンダパネル75)が配置され、前記ボス部は前記嵌合穴から突出し、前記インナフェンダパネルは、前記嵌合穴から突出した前記ボス部と嵌合する第2の嵌合穴(例えば実施形態における嵌合穴77)が設けられ、前記嵌合穴および前記第2の嵌合穴に前記ボス部を嵌合させた状態で、前記ボス部に前記締結部材を締結することを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に係る発明において、前記ボス部の先端側に、前記嵌合穴に通過可能であって通過後に広がる可撓性の爪部(例えば実施形態における爪部82)を設けたことを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、エンクロージャからフェンダパネルのホイールアーチ縁部の上部に向けてエンクロージャエクステンションを延ばしており、フェンダパネルの中でも略平坦で面積が広いホイールアーチ縁部の上部の後方部分を人が手で押しても、エンクロージャエクステンションに設けられた、フェンダパネルの内面に沿うフェンダパネル面補強部に当接することになって変形が防止される。したがって、フェンダパネルの板厚を薄くしても、フェンダパネルの中でも略平坦で面積が広いホイールアーチ縁部の上部の後方部分の面剛性を確保することができる。
本発明の一実施形態のフロントフェンダ構造を図面を参照して以下に説明する。なお、以下の説明における前後は車体における前後である。
図1は、本実施形態のフロントフェンダ構造が適用された車両の前部を示すもので、車体10の前部において略前後方向に延在するホイルハウスメンバ11の車幅方向外側かつフロントドア12の前側において前輪13を上側から覆うように鋼板からなるフロントのフェンダパネル15が設けられている。
図2は、フェンダパネル15の近傍をフロントドア12を略した状態で示すもので、フェンダパネル15の車幅方向内側には鋼板からなるアウタパネル16が設けられている。このアウタパネル16は、車体10の側部の下部で前後方向に沿って延在する車体骨格部材であるサイドシル17およびフロントドア12のドア開口18の前側で上下方向に沿って延在する車体骨格部材であるフロントピラー19のそれぞれの外側部分を構成するものである。
アウタパネル16のフロントピラー19を構成するピラー構成部21は、図3に示すように、車幅方向外側にあって車幅方向に直交する向きで上下方向に延在する側板部22と、側板部22の前後方向における両端縁部からそれぞれ車幅方向内方に折り曲げれた前板部23および後板部24と、前板部23の側板部22とは反対側の端縁部から前方に折り曲げられた前フランジ部25と、後板部24の側板部22とは反対側の端縁部から後方に折り曲げられた後方延出板部26とを有するいわゆるハット型断面をなしており、同様のハット型断面の図示略のインナパネルとで閉断面構造のフロントピラー19を形成する。
そして、アウタパネル16の車幅方向外側に配置されるフェンダパネル15は、その後端縁部が、上記したアウタパネル16のピラー構成部21の側板部22に対して、車体前後方向の位置を合わせつつ車幅方向に隙間をあけて配置されている。
上記したアウタパネル16の側板部22とフェンダパネル15との隙間を隠すようにこれらに間には合成樹脂製の一方向に長いエンクロージャ30が、図2および図4にも示すように上下に延設されている。このエンクロージャ30は、図5に示すように、前後方向に直交する向きで上下方向に延在する前板部37の下部にプラグ31が取り付けられており、図6に示すようにこのプラグ31においてアウタパネル16の前板部23の下部の取付穴32に嵌合されて固定され、また前板部37の上部から前方に突出する図5に示す突出部33に形成された取付穴34において、ホイルハウスメンバ11とアウタパネル16とを結ぶ図示略のフロントホイールハウスに固定される。なお、取付穴34の周囲にはエンクロージャ30側に図6に示すシール部材35が設けられている。
エンクロージャ30は、取付状態においてその前板部37がアウタパネル16のピラー構成部21の前板部23の前面に当接することになり、図3〜図5に示すように、前板部37の車幅方向外側の端縁部から後方に屈曲しアウタパネル16の側板部22の車幅方向外側に沿ってこの側板部22の前後方向の中間位置まで延出する上下方向に長い側板部38と、この側板部38の後端縁部から車幅方向外側に屈曲する上下方向に長い後板部39とを有する概略形状をなしている。
ここで、エンクロージャ30は主としてその後板部39においてアウタパネル16の側板部22とフェンダパネル15との隙間を隠すことになるが、後板部39の車幅方向外側はフェンダパネル15と係合させられる。
具体的には、フロントドア12の見切り部となるフェンダパネル15の後端縁部には、図3に示すように、車幅方向内方に折り曲げられ全体として車幅方向内方ほど前側に位置するように傾斜する内フランジ部42が形成されている。この内フランジ部42は、フェンダパネル15の後端縁部から車幅方向内方に折り曲げられ車幅方向内方ほど前側に位置するように傾斜する内折部43と、この内折部43の車幅方向の内端縁部からさらに車幅方向内方ほど後側に位置するように折り曲げられた中間板部44と、この中間板部44の車幅方向の内端縁部からさらに車幅方向内方に向け折り曲げられた内端板部45とを有している。
上記に合わせてエンクロージャ30の後板部39の車幅方向外側には車幅方向外方ほど前側に位置するように屈曲する中間板部48が形成され、この中間板部48の車幅方向の外端縁部には車幅方向外方ほど後側に位置するように屈曲する外端板部49が形成されている。
そして、フェンダパネル15の内折部43と中間板部44との前方凸となる境界部分を、エンクロージャ30の中間板部48と外端板部49との前方凹となる境界部分に嵌めることで、エンクロージャ30の後板部39がフェンダパネル15の内フランジ部26に係合させられる。
本実施形態においては、図5および図7に示すようにエンクロージャ30の後板部39の上下方向における中間部であって中央よりもやや上側の前面に取付座部51が形成されており、この取付座部51に前方に延びるように一方向に長い形状の合成樹脂製のエンクロージャエクステンション52が取り付けられている。
つまり、エンクロージャエクステンション52は、長さ方向の一端部に形成された取付板部53において取付座部51に当接させられ、取付板部53の上下に形成された取付穴54(図3において片側のみ図示)においてエンクロージャ30の取付座部51の上下に形成された取付穴55(図3において片側のみ図示)にリベット56で固定されている。
このエンクロージャエクステンション52は、図5および図7に示すように、上記のようにエンクロージャ30に取り付けられた状態で取付板部53の車幅方向外側の外端縁部から前方に先細の形状をなして若干前下がりに延出する外板部58と、外板部58の上端縁部から車幅方向内方に屈曲するとともに取付板部53の上端縁部にもつながる上板部59と、外板部58の下端縁部から車幅方向内方に屈曲するとともに取付板部53の下端縁部にもつながる下板部60と、これら外板部58、上板部59および下板部60の前端部に設けられた取付部61と、外板部58の車幅方向内側において外板部58、上板部59および下板部60を結ぶように形成される図3に示す複数の補強板部62とを有している。
ここで、外板部58は、取付板部53から前側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜しつつ延出する基板部65と、基板部65の前端部からフェンダパネル15の内面67に近接した状態でこのフェンダパネル15の内面67に沿って延出するフェンダパネル面補強板部(フェンダパネル面補強部)66とを有している。フェンダパネル面補強板部66は、図3に示すように、フェンダパネル15の内面67と平行をなし、フェンダパネル15に変形がない状態ではフェンダパネル15と接触せず、フェンダパネル15の変形時には微小変形で接触するようにフェンダパネル15に対する隙間が設定されている。
エンクロージャエクステンション52の前端の取付部61は、図2に示すように、フェンダパネル15の円弧状をなすホイールアーチ縁部68の上部に取り付けられることになり、その結果、エンクロージャエクステンション52はエンクロージャ30からフェンダパネル15の円弧状のホイールアーチ縁部68の上部に向けて延出し、延出先端側でホイールアーチ縁部68の上部に取り付けられることになる。またフェンダパネル面補強板部66は、略平坦で面積が広い、ホイールアーチ縁部68の上部の後方部分の車幅方向内側に配置される。
具体的に、フェンダパネル15のホイールアーチ縁部68には、図3に示すように、車幅方向内方ほどホイールアーチ縁部における半径方向の外側に位置するように傾斜して車幅方向内方に折り曲げられた内フランジ部69が形成されており、この内フランジ部69の上部、具体的には上端部よりやや低い後部位置に、嵌合穴(係合部)70が形成されている。
これに対して、エンクロージャエクステンション52の取付部61は、エンクロージャ30とは反対に、環状をなす平坦な取付面71と、取付面71の内側において取付面71から垂直な方向に突出するボス部(係合部)72とを有している。このボス部72をフェンダパネル15の内フランジ部69の嵌合穴70に車幅方向外側から嵌合させた状態でボス部72の周囲の取付面71を内フランジ部69の車幅方向外側の面に当接させると、フェンダパネル15の内フランジ部69に対しエンクロージャエクステンション52が位置決めされる。
エンクロージャエクステンション52の延出先端部の取付部61には、フェンダパネル15の車幅方向内側に配置される合成樹脂製のフロントのインナフェンダパネル75がフェンダパネル15とともに共締めされている。
つまり、インナフェンダパネル75の車幅方向外側の外端縁部には、フェンダパネル15の内フランジ部69の車幅方向内側の面に当接する外フランジ部76が形成されており、この外フランジ部76には、エンクロージャエクステンション52のボス部72を嵌合させることでエンクロージャエクステンション52に対するインナフェンダパネル75の位置決めを行う嵌合穴77が形成されている。そして、フェンダパネル15の内フランジ部69の嵌合穴70から突出するボス部72をインナフェンダパネル75の嵌合穴77に嵌合させ、この状態でワッシャ79を挟んでインナフェンダパネル75の外フランジ部76の車幅方向内側からビス80をボス部72に螺合させると、ビス80と取付部61の取付面71とでフェンダパネル15の内フランジ部69、インナフェンダパネル75の外フランジ部76およびワッシャ79を挟持することになって、ボス部72を有する取付部61にインナフェンダパネル75およびフェンダパネル15が締結される。
なお、組み付けの手順としては、予めエンクロージャエクステンション52が取り付けられた状態のエンクロージャ30を、先に車体10側に取り付けられているフロントフェンダパネル15とアウタパネル16との間に前側から挿入してアウタパネル16および図示略のフロントホイールハウスに固定し、前方に延びるエンクロージャエクステンション52のボス部72をフロントフェンダパネル15の内フランジ部69の嵌合穴70に嵌合させる。そして、フロントフェンダパネル15の内フランジ部69の嵌合穴70から視認可能な前方に突出するボス部72にインナフェンダパネル75の外フランジ部76の嵌合穴77を嵌合させてインナフェンダパネル75を仮保持状態とし、ワッシャ79を通したビス80をボス部72に螺合させる。
以上に述べた本実施形態によれば、エンクロージャ30からフェンダパネル15のホイールアーチ縁部68の上部に向けてエンクロージャエクステンション52を延ばしており、フェンダパネル15の中でも略平坦で面積が広いホイールアーチ縁部68の上部の後方部分を人が手で押しても、エンクロージャエクステンション52に設けられた、フェンダパネル15の内面67に沿うフェンダパネル面補強板部66に当接することになって変形が防止される。したがって、フェンダパネル15の板厚を薄くしても、フェンダパネル15の中でも略平坦で面積が広いホイールアーチ縁部68の上部の後方部分の面剛性を確保することができる。なお、パッチ等をフェンダパネル15に貼り付けて面剛性を確保する場合にはその貼り付け作業が繁雑となってしまうが、本実施形態ではこのような問題も生じることがない。
また、本実施形態によれば、エンクロージャエクステンション52の延出先端部の取付部61にフェンダパネル15とともにインナフェンダパネル75を共締めしてなるため、エンクロージャエクステンション52の延出先端部の取付部61とフェンダパネル15とインナフェンダパネル75とを一度の締結で容易に連結させることができる。
さらに、本実施形態によれば、エンクロージャエクステンション52の延出先端部のボス部72をフェンダパネル15の嵌合穴70に嵌合させることでボス部72をフェンダパネル15に対し位置決めしつつフェンダパネル15から露出させることができるため、その後のボス部72を有する取付部61へのインナフェンダパネル75の締結を上記のように容易に行うことができる。したがって、エンクロージャエクステンション52の延出先端部の取付部61とフェンダパネル15とインナフェンダパネル75との共締めを、さらに容易に行うことができる。しかも、フェンダパネル15の形状等を変更することなく、ボス部72の高さを調整することにより簡易にインナフェンダパネル75等の他部品とも係合できる。
エンクロージャ30とエンクロージャエクステンション52とは一体であっても良いが、特に、本実施形態によれば、エンクロージャ30およびエンクロージャエクステンション52がフェンダパネル15とは別部品であるため、各取付部でバラツキを吸収可能にでき、組み付けが容易となるとともに、形状の自由度が上がり、軽量化を図れる。また別部品とされることから、荷姿が改善され、搬送や収納の効率化が図れる。さらに別部品とされることから、装着の有無をグレード等に応じて変更できる。
さらに、特に材質は問わないが、本実施形態によれば、エンクロージャ30およびエンクロージャエクステンション52が合成樹脂製であって錆等が生じないため塗装する必要がなく、低コストにできる。また、合成樹脂製であることから接触するアウタパネル16やフェンダパネル15に錆を生じさせてしまうことも防止できる。
また、図8に示すように、エンクロージャエクステンション52のボス部72の先端側を薄肉化して、嵌合穴70,77を通過可能であって通過後に広がる可撓性の爪部82を形成しても良い。このような爪部82を形成すれば、ビス80をねじ込む際に爪部82がインナフェンダパネル75に引っ掛かって、ボス部72が嵌合穴70,77から逃げ出てしまうのを防止でき、作業性を向上できる。
参考技術として、エンクロージャエクステンション52の取付部61をフェンダパネル15の内フランジ部69にその面方向に位置決めするように係合させる構造としては、上記したボス部72および嵌合穴70以外の構造もある。例えば図9および図10に示すように、エンクロージャエクステンション52の取付部61の先端面にこの先端面に沿って凹みしかも一側が幅広となる形状の凹部(係合部)85を形成し、フェンダパネル15の内フランジ部69に内フランジ部69の面方向に沿って突出し突出先端側ほど幅広となる突出部86を形成して、これらを係合させるようにしても良い。この場合、突出部86にビス80用の取付穴87が形成される。
本発明の一実施形態のフロントフェンダ構造が適用された車両の前部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態のフロントフェンダ構造の側面図である。 本発明の一実施形態のフロントフェンダ構造の断面図である。 本発明の一実施形態のフロントフェンダ構造のフェンダパネルを除いた側面図である。 本発明の一実施形態のフロントフェンダ構造に用いられるエンクロージャおよびエンクロージャエクステンションを示す斜視図である。 本発明の一実施形態のフロントフェンダ構造に用いられるエンクロージャの下部の取付部を示す断面図である。 本発明の一実施形態のフロントフェンダ構造に用いられるエンクロージャおよびエンクロージャエクステンションを示す側面図である。 本発明の一実施形態のフロントフェンダ構造のフェンダパネル、エンクロージャエクステンションおよびインナフェンダパネルの連結部分の変形例を示す断面図である。 参考技術のフロントフェンダ構造のフェンダパネル、エンクロージャエクステンションおよびインナフェンダパネルの連結部分を示す断面図である。 参考技術のフロントフェンダ構造のフェンダパネルおよびエンクロージャエクステンションの連結部分を図9におけるX方向から見た図である。
符号の説明
15 フェンダパネル
16 アウタパネル
19 フロントピラー
30 エンクロージャ
52 エンクロージャエクステンション
61 取付部
66 フェンダパネル面補強板部(フェンダパネル面補強部)
67 内面
68 ホイールアーチ縁部
69 内フランジ部(フランジ部)
70 嵌合穴(係合部)
72 ボス部(係合部)
75 インナフェンダパネル
85 凹部(係合部)
86 突出部(係合部)

Claims (4)

  1. フェンダパネルとフロントピラーを形成するアウタパネルとの間で上下に延設されるエンクロージャから前記フェンダパネルのホイールアーチ縁部の上部に向けてエンクロージャエクステンションを延ばし、該エンクロージャエクステンションに前記フェンダパネルの内面に沿うフェンダパネル面補強部を設け
    前記ホイールアーチ縁部から車幅方向内方に折り曲げられたフランジ部を設け、
    前記フランジ部は車幅方向内方ほど前記ホイールアーチ縁部における径方向の外側に位置するように傾斜し、
    前記フランジ部に嵌合穴を設け、
    前記エンクロージャエクステンションの延出先端部に、前記フランジ部の車幅方向外側の面に当接する取付面と、前記嵌合穴と嵌合するボス部とを有する取付部を形成し、
    前記嵌合穴に前記ボス部を嵌合させた状態で該ボス部に締結部材を締結することを特徴とするフロントフェンダ構造。
  2. 前記エンクロージャエクステンションは、前記エンクロージャ側から車両前側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜しつつ延出する基板部を備え、
    前記フェンダパネル面補強部は、前記基板部の前端部から車両前側に延びると共に、該フェンダパネル面補強部の前端部に前記取付部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のフロントフェンダ構造。
  3. 前記フェンダパネルの車幅方向内側にインナフェンダパネルが配置され、
    前記ボス部は前記嵌合穴から突出し、
    前記インナフェンダパネルは、前記嵌合穴から突出した前記ボス部と嵌合する第2の嵌合穴が設けられ、
    前記嵌合穴および前記第2の嵌合穴に前記ボス部を嵌合させた状態で、前記ボス部に前記締結部材を締結することを特徴とする請求項1または2記載のフロントフェンダ構造。
  4. 前記ボス部の先端側に、前記嵌合穴に通過可能であって通過後に広がる可撓性の爪部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載のフロントフェンダ構造。
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