JP4867469B2 - 車体構造 - Google Patents

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この発明は、自動車の車体構造に関し、特に、車体前部の側部に三角窓等のサブウインドウとフロントピラーを備えた車体構造に関する。
従来から、ミニバン等の自動車において、車体前部の側方視界を向上するためフロントピラーの下部に三角窓等のサブウインドウを設けることが知られている。
例えば、下記特許文献1では、フロントピラーの下部に三角窓を設ける車体構造が開示されており、これにより、車体前部の側方視界を向上している。
また、車体前部の側部には、フロントフェンダも設けているが、このフロントフェンダは、修復性を確保するため、通常、車体に対してボルト等により締結固定で固定している。
例えば、下記特許文献2では、フロントフェンダの上部を、車体に設けたボンネットヒンジに締結ボルトを介して締結固定するものが開示されている。
特開2000−103360号公報 特開2004−182057号公報
ところで、近年デザイン上の要請等により、前下がりに大きく傾斜するフロントピラー下部と、その傾斜よりも小さく傾斜するボンネット側端部の後部の間の「連続部分」を、連続的に視認させるように、この連続部分の頂部(ピラー長手方向に延びる峰部)を側面視で下凸の円弧状に形成する車体構造を採用することが多くなっている。
しかし、この「連続部分」をフロントピラー下部で形成した場合には、下凸の円弧形状に延びる頂部と、フロントウインドウガラス側端部を支持する直線状に延びる支持フランジ(基部)とが、フロントピラー下方に向うに従って大きく離間してしまうため、このフロントピラー下部を金属材料のプレス成形で行なうのが困難になるといった問題がある。
そこで、この「連続部分」に、側面視で下凸の円弧形状を有する補間部材を、別途、設けることが考えられる。
もっとも、こうして補間部材を設けた場合には、前述の特許文献2のフロントフェンダ同様に、車幅方向内方側に水平方向に延びる締結フランジを設けて、上下方向に延びる締結ボルトで補間部材を車体に締結固定する構造が考えられる。
しかし、フロントピラーの下部位置で、締結フランジを車幅方向内方側に突出させると、その分、フロントウインドウガラスの車幅方向の可視範囲が狭まることになり、車体前方の視界を悪化させるという問題が生じる。
そこで、この発明は、車体前部の側部にフロントピラーとサブウインドウ開口部を備えた車体構造において、ボンネット後部とフロントピラー下部の間を、側面視で下凸の円弧形状に連続的に形成するにあたり、フロントウインドウガラスの車幅方向の可視範囲を広げて、車体前方の視界を向上することができる車体構造を提供することを目的とする。
この発明の車体構造は、車体側部のドアヒンジピラーの上方にサブウインドウガラスを装着するサブウインドウ開口部を設け、該サブウインドウ開口部の上方に前傾したフロントウインドウガラスの両端部を支持するフロントピラー部を設け、該フロントピラー部の前方にボンネットを設けた車体構造であって、前下がりに傾斜した前記フロントピラー部と該フロントピラー部の傾斜角より小さく傾斜した前記ボンネットの側端部との間に、側面視で該フロントピラー部と該ボンネット側端部が連続するように下凸の円弧形状に形成した補間部材を配置して、当該補間部材は板状であって、配置された状態で該フロントピラー部および前記フロントウインドウガラスに対して車両上方に突出する断面形状を有し、該補間部材の車幅方向内方側であってその端部に、上下方向に延びて前記フロントウインドウガラスの車幅方向外側端部に略直交するように近接する内側取付部を形成し、該内側取付部を、車幅方向内方から外方に向って横方向に延びる締結ボルトで前記フロントピラー部に締結固定したものである(図8参照)
上記構成によれば、下凸の円弧形状に形成した補間部材を設けたことにより、ボンネット側端部とフロントピラー部は、緩やかな下凸の円弧形状で補間されて外部から連続的に視認されることになる。また、この補間部材に上下方向に延びる内側取付部を形成して、横方向に延びる締結ボルトでフロントピラーに締結固定することで、補間部材は横方向の締結ボルトで締結固定されることになる。
このため、車幅方向内方側に締結フランジを突出させなくても、補間部材をフロントピラー部に締結固定することができる。
なお、前述の「補間」とは、フロントピラー下部とボンネット側端部との間の空隙領域に位置して車体外表面を構成することをいう。
この発明の一実施態様においては、前記フロントピラー部の前部に、上方に突出するブラケット部を設け、該ブラケット部の上部に、前記補間部材の内側取付部を締結固定したものである。
上記構成によれば、フロントピラー部に設けた上方に延びるブラケット部の上部に、補間部材の内側取付部を締結固定することで、直接フロントピラーに締結部を設けることなく、補間部材をフロントピラー部に固定できる。
このため、フロントピラーには締結固定のための開口等を設けなくてもよいため、フロントピラーの剛性低下を防止することができる。また、補間部材の締結位置をフロントピラーの位置に関わらず、より高い位置に設定できるため、補間部材の形状(円弧形状等)を自由に設定することができる。
よって、補間部材を設けながらも、フロントピラー剛性を高めつつ、補間部材の形状も自由にすることができる。
この発明の一実施態様においては、前記ブラケット部に、フロントピラー部に接合される接合基部を設け、該接合基部を、車幅方向外方側に延びるように設定したものである。
上記構成によれば、補間部材を締結固定するブラケット部の接合基部を車幅方向外方側に延びるように設定したため、ブラケット部の車幅方向内方側にスペース空間を確保できる。
このため、ブラケット部の車幅方向内方側に、近接してフロントウインドウガラスの側端部を配置できる。
よって、補間部材の固定のために、フロントピラー部にブラケット部を設けたとしても、フロントウインドウガラスをブラケット部近傍の車幅方向外端部まで位置させることができ、車幅方向の可視領域をさらに広くすることができる。
この発明の一実施形態においては、前記フロントピラー部の前部に、上方に折り曲げ形成した隆起部を設け、該隆起部に、前記補間部材の内側取付部を締結固定したものである。
上記構成によれば、フロントピラー部に折り曲げ形成した隆起部を設けて、この隆起部で内側取付部を締結固定したことで、別部材を設けることなく、補間部材を、直接フロントピラー部に締結固定できる。
このため、別途、ブラケット部材などの取付け部材が不要となり、フロントピラー部の構造を単純化することができ、また軽量化も図ることができる。
よって、フロントピラー部の構造を単純化して軽量化を図りつつも、補間部材をフロントピラー部に締結固定できる。
この発明の一実施態様においては、前記補間部材の車幅方向外方側に、上下方向に延びる外側取付部を形成し、該外側取付部を、前記サブウインドウ開口部の前方の車体側面部に締結固定し、該外側取付部の車幅方向外方の側面視で重複する位置にガーニッシュを配置したものである。
上記構成によれば、補間部材は、内側取付部に加えて外側取付部でも、車体に締結固定されることで、フロントピラー部を囲うようにその両側で固定される。また、その外側取付部は、ガーニッシュで覆われることになる。
このため、補間部材を、より確実に車体に締結固定することができ、その形状を維持した状態でフロントピラー部に締結固定できる。また、外側取付部も外部に露出しないようにできる。
よって、フロントピラーとボンネット側端部の間を連続的に視認させる補間部材の補間機能を、確実に確保することができ、また、外側取付部を設けたことによる、外観の悪化も防ぐことができる。
この発明によれば、補間部材に上下方向に延びる内側取付部を設け、その内側取付部を横方向に延びる締結ボルトで締結固定したことで、車幅方向内方側に締結フランジを突出させなくても、補間部材をフロントピラー部に締結固定することができる。
よって、車体前部の側部にフロントピラーとサブウインドウ開口部を備えた車体構造において、ボンネット後部とフロントピラー下部の間を、側面視で下凸の円弧形状に連続的に形成するにあたり、フロントウインドウガラスの車幅方向の可視範囲を広げて、車体前方の視界を向上することができる。
この発明の、一実施形態を以下図面に基づいて詳述する。
まず、図1〜図11により、第実施形態について説明する。図1はこの発明の車体構造を採用した自動車の前部右側の全体斜視図、図2はその車体構造の前部側部の側面図、図3はサブウインドウガラス等を分解した分解斜視図、図4はフロントフェンダロア等を分解した分解斜視図、図5はサブウインドウ開口部周辺の車体を分解した分解斜視図、図6は図1のA−A線矢視断面図、図7は図1のB−B線矢視断面図、図8は図1のC−C線矢視断面図、図9はフロントフェンダロアの車体内方側の斜視図、図10は図9のD−D線矢視断面図、図11は図9のE−E線矢視断面図である。
図1に示すように、本実施形態の自動車は、車体前部に設けられるエンジンルームE部分が前後に短い、所謂ミニバンタイプの車体構造1で構成される。
この車体構造1は、エンジンルームEの上方に略水平状に設置されるボンネット2と、エンジンルームEの前方で車幅方向にわたって設置されるフロントバンパ3と、エンジンルームEの側方に車体前後方向にわたって設置されてホイールアーチHを下部に形成するフロントフェンダロア4と、そのフロントフェンダロア4の後方に連なるように設置されるフロントドア5と、ボンネット2後方で上方に向って傾斜設置されるフロントウインドウガラス6と、フロントウインドウガラス6の後方で略水平状に配置されるルーフパネル7とを備える。また、フロントフェンダロア4の内方には、エンジンルームEの側壁上縁を構成するエプロンレインメンバ8を配置している。このエプロンレインメンバ8の上方には、前述のボンネット2が延在している。
そして、この車体側部には、車体前後方向に延びるように、ヘッドランプ10、クリアガーニッシュ20およびサブウインドウガラス30を、それぞれ車体前方側から順に配置している。
このヘッドランプ10、クリアガーニッシュ20およびサブウインドウガラス30は、共に外表面が透明または半透明となっており、これらが車体側面の中央付近で水平線状(所謂ベルトライン)に位置することで、車体側面に光の反射率の高い透明または半透明のベルトライン面部Fを構成している。
図2に示すように、このベルトライン面部Fは、車体前端から車体後方側にかけて直線状に延びるとに、ヘッドランプ10前端部の幅t1と、クリアガーニッシュ20の幅t2と、サブウインドウガラス30の幅t3とが、t1<t2<t3となるように車体前方側から車体後方側に向かうにって、徐々に幅広となるように設定している。
そして、各部材10,20,30の下端縁11,21,31を直線状に形成し、上端縁12,22,32をなだらかな湾曲線状に形成することで、ベルトライン面部Fが一体となって車外から視認されるように構成している。
また、この実施形態では、ベルトライン面部Fの後方に、フロントドア5のドアウインドウガラス50が位置するように設定されている。このため、ドアウインドウガラス50も含めて、透明または半透明領域を構成することができ、車体側面に、より広い範囲の透明または半透明領域を形成することができる。
ベルトライン面部Fの上方には、車体前方から、車体構成部材であるボンネット側端部2a、フロントフェンダアッパ51、それとフロントピラー52が順に配置され、各部材の形状は、側面視で、ベルトライン面部Fの上端縁と略一致するように湾曲形成されている。
なお、ここでフロントピラー52は、前述のフロントウインドウガラス6の側端部を支持して上下方向に延在している。
特に、フロントフェンダアッパ51は、図2に示すように、側面視で、ボンネット側端部2aの緩やかな傾斜角α1と、フロントピラー52の急な傾斜角α2が滑らかに連続するように、下凸に湾曲して、弓形に反った円弧形状として構成することで、ボンネット側端部2a、フロントピラー52の間の外表面を補間している。
このため、外観上、ボンネット2とフロントピラー52が前後方向に連続しているように視認されることになる。
次に、ベルトライン面部Fを構成する車体構造について説明する。
このベルトライン面部Fは、図3に示すように、車体前部の側面部に形成したベルトライン凹部60に、ヘッドランプ10、クリアガーニッシュ20およびサブウインドウガラス30を嵌合装着することで構成している(図3では、クリアガーニッシュ20とサブウインドウガラス30を分解した状態を図示)。
このベルトライン凹部60は、上部を、ボンネット側端部2a、フロントフェンダアッパ51の下端縁部51a、フロントピラー52の下縁部52aで、下部を、フロントフェンダロア4の上端縁部4aで挟まれ、さらに、前部をフロントバンパ3のヘッドランプ切欠縁部3aで仕切られ、車体外表面から一段凹んだ領域で構成している。
このベルトライン凹部60に対して、ヘッドランプ10を締結固定によって固定して、クリアガーニッシュ20をクリップ固定によって固定して、サブウインドウガラス30を接着固定によって固定することで、フロントフェンダ4とボンネット2との間の車体外表面を、連続させるように構成している。
クリアガーニッシュ20については、その裏面に複数(4つ)のクリップ脚21…を設けて、その対応するフロントフェンダアッパ基部51bに複数(4つ)の係止穴22…を設け、クリアガーニッシュ20を車幅方向外方から押圧し、クリップ脚21を係止穴22に係合させることで、ベルトライン凹部60に装着している。
一方、サブウインドウガラス30については、略三角形状に開口したサブウインドウ開口部30Aの周囲に接着剤を塗布して、車幅方向外方から組付け、サブウインドウ開口部30A周縁にサブウインドウガラス30を接着固定することで、ベルトライン凹部60に装着している。
こうしてサブウインドウガラス30を接着固定とすることで、車外からの雨水等の浸入を防ぐことができ、サブウインドウ開口部30Aの防水性を高めることができる。
これに対して、クリアガーニッシュ20については、クリップ固定としたことで、車体から取り外し自在とすることができる。このため、後述するようにフロントフェンダロア4を修理する際に、自由に着脱することができ、フロントフェンダロア4の交換性を確保することができる。
なお、このサブウインドウ開口部30Aに接着されるサブウインドウガラス30は、図3に示すように、前端上縁33が角部となった略台形形状のガラス体で構成しており、通常の三角形状のものよりも、前端上縁33部分のガラス領域を増加させている。
これは、前述のようにフロントフェンダアッパ51の下端縁部51aが下凸状に湾曲形成されていることによるが、このため、サブウインドウガラス30は、従来のものより、前端部分の可視領域を広げることができる。
また、図4に示すように、フロントフェンダロア4とフロントフェンダアッパ51は、車体から自由に取り外すことができるように構成している。
具体的には、クリップ固定されたクリアガーニッシュ20(図3参照)を工具等で取り外し、フロントフェンダロア4とフロントフェンダアッパ51の締結固定部42,43を露出させ(図3参照)、この締結固定部42,43に位置する締結ボルト41,41(図4参照)を、取り外すことで、フロントフェンダロア4とフロントフェンダアッパ51を、車体から取り外す。
フロントフェンダロア4の上部には、締結固定部たる締結フランジ42,42を上方に突出するように二つ設け、フロントフェンダロア4上部を、車体に締結固定できるように構成している。
また、フロントフェンダアッパ51の下部には、平板状の基部51bを設け、この基部51bに「締結固定部」たるボルト挿通穴43,43を二つ形成して、フロントフェンダロア4と共に、車体に共締め固定できるように構成している。
さらに、フロントフェンダロア4の後部には、ウィンカーランプ(方向指示燈)44を装着する開口45を設け、その開口45に対応する車幅方向内方側に、フロントフェンダロア4を車体(ドアヒンジピラー70)に締結固定する取付けガセット46を設けている。
また、フロントフェンダロア4の前部や下部にも、同様に、車体に対して取り外し可能となる締結部を設けているが、従来と同様の構造であるため、詳細な説明を省略する。
一方、フロントフェンダアッパ51については、フロントピラー52に設けた後述する取付けブラケット53を介して、車体に締結固定している。
ベルトライン面部Fの車体内方側の車体構造は、さらに図5に示すように、複数の構成要素を組み合わせて構成している。
この車体構造は、前述のフロントフェンダロア4とフロントフェンダアッパ51に加え、上下方向に延びてフロントピラー52の外表面を構成するピラーアウタパネル61と、車体前後方向に延びてエンジンルームE側端上縁を構成するエプロンレインメンバ8と、サブウインドウ開口部30A周囲に位置してサブウインドウ開口部30Aの剛性を高めるピラーレイン62と、車室内方側に位置してフロントピラー52の内表面を構成するピラーインナパネル63とを備え、このうち、ピラーアウタパネル61、エプロンレインメンバ8、ピラーレイン62およびピラーインナパネル63の4つの構成要素を接合することで、構成している。
前述のピラーアウタパネル61は、上部にフロントピラー52の外表面を構成する曲面形状の化粧面61aを設け、その下部に一段低くなった絞り部61bを設けている。また、絞り部61bの上面中央には、フロントフェンダアッパ51を締結固定する取付けブラケット53を接合している。この取付けブラケット53は、L字状断面のブラケット部材で形成され、前後二つのボルト締結穴を有する締結部53aを備えている。
また、このピラーアウタパネル61は、後端位置に化粧面61aから下方に延びる縦梁部61cを設けることで、略三角形状に開口したサブウインドウ開口部30Aを形成している。そして、このサブウインドウ開口部30Aの周囲に、前述のサブウインドウガラス30を接着固定する接着座部61dを形成している。
また、この接着座部61dからサブウインドウ開口部30A中心側の一段奥まった位置には、ピラーインナパネル63と接合を行なう接合フランジ61eを設けている。さらに、接着座部61dの前方に、折り曲げ形成した段差接合部61fを設けている。この段差接合部61fを設けることで、エプロンレインメンバ8に溶接する際に生じる「熱歪み」が、サブウインドウ開口部30A周囲の接着座部61dに生じないようにしている。
前述のエプロンレインメンバ8は、車体前後方向に延びる上下二段の閉断面を有する前後メンバ部8aと、その後方位置でフロントピラー52側(上方側)とドアヒンジピラー側(下方側)にそれぞれ分岐して延びる分岐メンバ部8bとを設け、サブウインドウ開口部30A前方の骨格部材として車体剛性を確保している。また、分岐メンバ部8bの上方には、ボンネット2後端の回転ヒンジ(図示せず)を固定するヒンジブラケット64を設けている。
前述のピラーレイン62は、ピラーアウタパネル61のサブウインドウ開口部30Aに対応するように三角形状の開口62aを形成した略三角形のパネル体で構成している。上端縁62b、前端縁62cおよび下端縁62dを、車幅方向内方側に折り曲げると共に、前端縁62cと下端縁62dには、上下方向に延びる接合フランジ62eを設けている。
前述のピラーインナパネル63は、斜め上方に延びるピラーメンバ部63aと、サブウインドウ開口部30A周囲に位置する三角枠部63bとを設け、フロントピラー52の内側面を構成している。このうち、三角枠部63bには、その中心側に車幅方向外方側に突出する棚部63cを形成し、その内端には、ピラーアウタパネル61に接合される接合フランジ63eを形成している。
このように構成された各構成要素は、エプロンレインメンバ8の後端に対して、車幅方向の両側からピラーアウタパネル61の前端とピラーインナパネル63の前端を挟み込むようにして組み合わせ、さらに、このピラーアウタパネル61とピラーインナパネル63との間にピラーレイン62を挟持し、各構成要素の接合フランジ等を溶接ガン(図示せず)で溶接することで、車体構造を構成している。
図6の断面図に示すように、この車体構造は、車体前方側に第閉断面S1を有するエプロンレインメンバ8を設置し、その後方に、エプロンレインメンバ8に接合されるピラーレイン62と、エプロンレインメンバ8のインナパネル81に接合されるピラーインナパネル63とを設置することで、エプロンレインメンバ8との間で第閉断面S2を構成している。また、このピラーインナパネル63の前部と後端の接合フランジ63eに対してピラーレイン62の前端の接合フランジ62eと後端をそれぞれ接合することで、ピラーインナパネル63とピラーレイン62との間で第閉断面S3を構成し、さらに、ピラーレイン62の中央と後端に対してピラーアウタパネル61の前端の段差接合部61fと後端の接合フランジ61eを接合することで、ピラーレイン62とピラーアウタパネル61との間で第閉断面S4を構成している。
このように複数の閉断面S1〜S4を構成することで、本実施形態の車体構造では、ベルトライン面部Fの車体内方側の車体剛性を高めている。
本実施形態では、この剛性の高い車体構造に対して、ヘッドランプ10、クリアガーニッシュ20およびサブウインドウガラス30を、図6に示すように、各外表面が面一となるように設置している。
ヘッドランプ10は、図示しない取付けネジ等で車体に装着固定されている。また、クリアガーニッシュ20は、その裏面のクリップ脚21がフロントフェンダアッパ51の基部51bに対してクリップ固定され、このフロントフェンダアッパ51の基部51bが締結ボルト41,41で車体に固定されることで、車体に装着固定されている。さらに、サブウインドウガラス30は、接着剤Gによってピラーアウタパネル61の接着座部61dに接着されて、車体に装着固定されている。
特に、クリアガーニッシュ20については、フロントフェンダアッパ51とフロントフェンダロア4の締結固定部を隠蔽するように、締結固定部の車幅方向外方側に設置されており、締結固定部の被覆部材としての機能も有している。
また、図7の断面図に示すように、本実施形態では、フロントピラー52の断面形状をサブウインドウ開口部30Aの前部52Aと後部52Bとで変更して、運転者の視界を広げる構造を採用している。すなわち、フロントピラー前部52Aのサブウインドウ開口部30A側の接合フランジ52A1を、後部52Bの接合フランジ52B1と相違させ、サブウインドウガラス30から離間した車体内方側に位置するように形成している。
このように、接合フランジ52A1をサブウインドウガラス30から離間して形成することにより、図示するように、運転者Dからの可視範囲をより車体前方側まで広げることができる(一点鎖線P1が可視範囲を示す線で、二点鎖線P2がそのまま延ばした場合の可視範囲を示す線)。なお、mは、フロントピラー52A、52Bを覆うピラートリムである。
さらに、図8の断面図に示すように、本実施形態では、フロントフェンダアッパ51の上部の取り付け構造についても、視界を広げる構造を採用している。
すなわち、前述したようにフロントピラー52の絞り部61bの上面61b1に、別途、上方に突出する取付けブラケット53を設け、この取付けブラケット53に対して、フロントフェンダアッパ51に形成した上下方向に延びる上端フランジ部51cを、車幅方向内方側から外方側に横方向に延びる締結ボルト51dで締結固定することで、フロントフェンダアッパ51の上部(車幅方向内方部)を、フロントピラー52に取り付けている。
例えば、従来構造であると、二点鎖線で示すように、フロントフェンダアッパ51の上端フランジ部51c′を、ピラーアウタパネル61とピラーインナパネル63の接合フランジ位置まで延ばし、その位置で上下方向に延びる締結ボルト51d′によってフロントピラー52に取り付けることが考えられるが、こうした構造を採用した場合には、フロントウインドウガラス6を支持する位置が必然的に車幅方向内方側に設定されてしまい、その分、フロントウインドウガラス6を車幅方向に小さく設定する必要が生じて、車体前方の車幅方向の視界を狭めてしてしまう。
これに対して、本実施形態のように、フロントピラー52の絞り部61の上面61b1に、別途、上方に突出する取付けブラケット53を設けて、この取付けブラケット53に対して、フロントフェンダアッパ51の上下方向に延びる上端フランジ部51cを、横方向に延びる締結ボルト51dで締結することで、フロントウインドウガラス6を車幅方向外方側まで、大きく延設することが可能となり、車体前方の視界を広げることができる。
特に、取付けブラケット53の接合基部53bについても、車幅方向外方側に向くように設定していることから、フロントウインドウガラス6の側端部6aをより取付けブラケット53に近接させることができ、よりフロントウインドウガラス6を車幅方向外方側まで延設することができる。
次に、フロントフェンダロア4の内部に設けられる取付けガセット46について説明する。図9に示すように、フロントフェンダロア4の車幅方向内方側には、前述したように取付けガセット46を設けている。
この取付けガセット46は、車幅方向内方側に隆起する山型隆起部46aを中央位置に設け、その車幅方向内端の平面当接部46bに締結ボルト47(図10参照)を挿通する挿通穴46cを設けている。また、山型隆起部46aの周縁にはフロントフェンダロア4の内側面4bに複数の接着クッション材46d…を介して接着される当接フランジ部46eを設け、さらに、当接フランジ部46eの上端位置と後端位置には、フロントフェンダロア4の折り曲げフランジ4c,4cに接合固定される固定フランジ46f,46gを設けている。なお、取付けガセット46の山型隆起部46aは、その下側部分46hを開放している(図10参照)。
この取付けガセット46は、フロントフェンダロア4の後部を、サブウインドウ開口部30Aの下方に位置するドアヒンジピラー70(図参照)に締結固定するために、側面視でウィンカーランプ44の位置と略一致する位置に設置している(図2参照)。この位置に設置することで、ウィンカーランプ44を装着する開口45を通じて、締結ボルト47を操作して、フロントフェンダロア4を着脱できるように構成している。
このように、取付けガセット46を設けて、フロントフェンダロア4を車体(ドアヒンジピラー70)に固定することにより、フロントフェンダロア4のガタツキを確実に抑えることができる。
すなわち、前述のようにサブウインドウガラス30を接着固定した場合には、その下方に位置するフロントフェンダロア4上部の締結場所を確保できないため、締結フランジ間の間隔が広くなりすぎて、その間でフロントフェンダロア4に撓みが生じて、この撓みにより、外力等でフロントフェンダロア4が車体に当接するなどして、異音やいわゆるガタツキが生じるおそれがある。
これを、本実施形態のように、取付けガセット46を設けて、フロントフェンダロア4内の車体(ドアヒンジピラー70)に、締結固定することで、フロントフェンダロア4上部の締結力を高めることができるのである。
フロントフェンダロア4の取り外し方法は、まず、図11に示すように、フロントフェンダロア4の開口45に装着されたウィンカーランプ44を、マイナスドライバ等の工具Tを用いて、爪44aとフック44bによる係合固定を解除して、さらにコネクタ48(図10参照)との結合を外したうえで、ウィンカーランプ44をフロントフェンダロア4の開口45から取り外す。
そして、フロントフェンダロア4の開口45を通じて、露出した締結ボルト47を、開口45から挿入した工具(図示せず)を用いて解除操作する。こうして、締結ボルト47の締結を解除して、フロントフェンダロア4を車体から取り外す。
このように、ウィンカーランプ44の開口45を利用して、取付けガセット46の締結ボルト47を解除するため、フロントフェンダロア4の着脱のために別途、フロントフェンダロア4に開口等を形成する必要がなく、フロントフェンダロア4の外表面の見栄えの悪化も防止することができる。
次に、本実施形態の作用効果について、詳述する。
この実施形態の車体構造は、前下がりに傾斜したフロントピラー52とそのフロントピラー52の傾斜角より小さく傾斜したボンネット2の側端部2aとの間に、側面視でフロントピラー52とボンネット側端部2aが連続するように下凸の円弧形状に形成したフロントフェンダアッパ51を配置して、そのフロントフェンダアッパ51の車幅方向内方側に、上下方向に延びる上端フランジ部51cを形成し、その上端フランジ部51cを、車幅方向内方から外方に向って横方向に延びる締結ボルト51dによって、フロントピラー52部分に締結固定している。
これにより、ボンネット側端部2aとフロントピラー52は、緩やかな下凸の円弧形状で補間されて外部から連続的に視認されることになる。また、このフロントフェンダアッパ51に上端フランジ部51cを形成して、横方向に延びる締結ボルト51dでフロントピラー52部分に締結固定したことで、フロントフェンダアッパ51は、上下方向に延びる上端フランジ部51cでフロントピラー52に締結固定されることになる。
このため、車幅方向内方側に締結フランジを突出させなくても、フロントフェンダアッパ51をフロントピラー52部分に締結固定することができる。
よって、車体前部の側部にフロントピラー52とサブウインドウ開口部30Aを備えた車体構造1において、ボンネット2後部とフロントピラー52下部の間を、側面視で下凸の円弧形状に連続的に形成するにあたり、フロントウインドウガラス6の車幅方向の可視範囲を広げて、車体前方の視界を向上することができる。
また、この実施形態では、フロントピラー52の前部、具体的には、絞り部61bの上面61b1に、上方に延びる取付けブラケット53を設け、その取付けブラケット53に、フロントフェンダアッパ51の上端フランジ部51cを締結固定している。
これにより、フロントピラー52に設けた上方に延びる取付けブラケット53の上部に、上端フランジ部51cを締結固定することで、フロントピラー52に直接、締結部位を設けることなく、フロントフェンダアッパ51をフロントピラー52に固定できる。
このため、フロントピラー52には、締結固定のための開口等を設けなくてもよいため、フロントピラー52の剛性低下を防止することができる。また、フロントフェンダアッパ51の締結位置をフロントピラー52の位置に関わらず、より高い位置に設定できるため、フロントフェンダアッパ51の形状(円弧形状等)を自由に設定することができる。
よって、フロントフェンダアッパ51を設けながらも、フロントピラー52の剛性を高めつつ、フロントフェンダアッパ51の形状も自由にすることができる。
また、この実施形態では、取付けブラケット53に、フロントピラー52に接合される接合基部53bを設け、その接合基部53bを車幅方向外方側に延びるように設定している。
これにより、フロントフェンダアッパ51を締結固定する取付けブラケット53の接合基部53bを車幅方向外方側に延びるように設定したため、取付けブラケット53の車幅方向内方側にスペースを確保できる。
このため、取付けブラケット53の車幅方向内方側に、近接してフロントウインドウガラス6の側端部6aを配置できる。
よって、フロントフェンダアッパ51の固定のために、フロントピラー52に取付けブラケット53を設けたとしても、フロントウインドウガラス6を取付けブラケット53近傍の車幅方向外端部まで位置させることができ、車幅方向の可視領域をさらに広くすることができる。
また、この実施形態では、フロントフェンダアッパ51の車幅方向外方側に、上下方向に延びる基部51bを設け、その基部51bを、サブウインドウ開口部30Aの前方の車体側面に締結固定し、その車体側面の車幅方向外方に、側面視で基部51bと重複するようにクリアガーニッシュ20を配置している。
これにより、フロントフェンダアッパ51は、上部の上端フランジ部51cに加えて、下部の基部51b(ボルト挿通穴43,43)でも車体に締結固定されることで、フロントピラー52を囲うように、その両側で固定される。また、この基部3は、クリアガーニッシュ20で覆われることになる。
このため、フロントフェンダアッパ51を、より確実に車体に締結固定することができ、その形状を維持した状態でフロントピラー52に締結固定できる。また、基部51bに形成したボルト挿通穴43,43も外部に露出しないようにできる。
よって、図4に示すように、フロントピラー52とボンネット側端部2aの間の空隙部分に、フロントフェンダアッパ51を位置させることにより、フロントピラー52下部とボンネット側端部2aとの間を補間して、車体外表面がフロントピラー52とボンネット側端部2aの間で連続して視認されるようにするフロントフェンダアッパ51の補間機能を、確実に確保することができ、また、基部51bにボルト挿通穴43,43を設けたことによる、外観の悪化も防ぐことができる。
次に、この発明の第実施形態について、図12、図13より説明する。図12は図3に対応する分解斜視図、図13は図4に対応する分解斜視図である。
この第実施形態は、フロントフェンダアッパ51とフロントフェンダロア4(図4参照)とを一体的に構成することでフロントフェンダ100を一部材で構成し、このフロントフェンダ100を上下方向中央位置に設けた連結部153で車体側部に締結固定するものである。すなわち、第実施形態では、別々に構成していたフロントフェンダアッパ51とフロントフェンダロア4を、通常のフロントフェンダ同様に一部材で構成したものである。その他の構成については、第実施形態と同様であり、同一構成要素に同一の符号を付して説明を省略する。
図13に示すように、本実施形態の車体構造は、フロントフェンダ100を、フロントピラー52下部に締結固定されるアッパ部151と、下部にホイールアーチHを設けたロア部104と、このアッパ部151とロア部104を上下方向に延びて連結する平板状の連結部152とで形成して、このフロントフェンダ100を、車体側部に締結固定するように構成している。
このフロントフェンダ100は、一枚の素材からプレス成形によって、一体形成してもよいし、別々にプレス成形した後に、溶接等で一部材として構成してもよい。
このうち、平板状の連結部152には、車幅方向外方側から締結できるように、締結ボルト141を挿通するボルト挿通穴142を形成している。
この連結部152を、締結ボルト141を用いて、サブウインドウ開口部30Aの前方の車体側部153に締結固定することで、フロントフェンダ100のアッパ部151とロア部104が一体的に車体に締結固定されることになる。
こうして、車体側部に締結固定された連結部152は、図12に示すように、車幅方向外方側にクリップ固定によって固定されるクリアガーニッシュ20によって覆われることにより、車体外表面から隠蔽される。
このように、連結部152がクリアガーニッシュ20で隠蔽されることで、フロントフェンダ100の締結固定部位(142)を、上下方向中央位置に設けたとしても、車体側部の美感を悪化させることなく、フロントフェンダ100の取付け剛性を高めることができる。
この実施形態では、フロントフェンダ100のアッパ部151を、下部にホイールアーチHを形成したロア部104と一体形成している。
これにより、フロントフェンダ100を車体に締結固定することで、アッパ部151も一体的に車体に締結固定されることになる。
よって、補間機能を有するアッパ部151だけで車体に締結固定しなくてもよくなり、アッパ部151固有の締結固定部位を省略することができる。
その他の作用効果については、前述の第実施形態と同様である。
次に、この発明の第実施形態について、図14より説明する。図14は、図8に対応する分解斜視図である。
この第実施形態は、フロントフェンダアッパ251を、取付けブラケット53(図8参照)を設けることなく、フロントピラー252に直接締結固定するものである。すなわち、フロントフェンダアッパ251の上端フランジ部251cを、フロントピラー252に締結固定することで、取付けブラケット53を廃止して、車体構造の単純化、軽量化を図るものである。その他の構成については、第実施形態と同様であり、同一構成要素に同一の符号を付して説明を省略する。
図14に示すように、本実施形態のフロントピラー252では、絞り部261bの上面261b1に切欠き262を設け、その切欠き262から切欠き片を上方側に折り曲げることにより、上方に突出する締結隆起部263を形成している。この締結隆起部263に対して、フロントフェンダアッパ251の上端フランジ部251cを、車幅方向内方側から外方側に横方向に延びる締結ボルト51dによって締結固定することで、フロントフェンダアッパ251を直接フロントピラー252に締結固定している。
このように、本実施形態では、フロントピラー252の絞り部261bに、上方に折り曲げ形成した締結隆起部263を設け、その締結隆起部263に、フロントフェンダアッパ251の上端フランジ部251cを締結固定している。
これにより、取付けブラケット53のような別部材を設けることなく、フロントフェンダアッパ51をフロントピラー252に締結固定できる。
このため、別途、取付けブラケット53等の取付け部材が不要となり、フロントピラー252の構造を単純化することができ、また軽量化も図ることができる。
よって、フロントピラー252の構造を単純化して軽量化を図りつつも、補間機能を果たすフロントフェンダアッパ251をフロントピラー252に締結固定できる。
その他の作用効果については、前述の第実施形態と同様である。
この発明の構成と、前述の実施形態との対応において、
この発明の補間部材は、実施形態のフロントフェンダアッパ51、アッパ部151、フロントフェンダアッパ251に対応し、
以下、同様に、
内側取付部は、上端フランジ部51c、251cに対応し、
ブラケット部は、取付けブラケット53に対応し、
隆起部は、締結隆起部263に対応し、
フロントフェンダは、ロア部104に対応し、
外側取付部は、ボルト挿通穴43,43、ボルト挿通穴142に対応し、
ガーニッシュは、クリアガーニッシュ20に対応するも、
この発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、あらゆる車体構造に適用する実施形態を含むものである。この実施形態では、ミニバンタイプの車体構造で説明をしたが、その他の、セダンタイプ、ワゴンタイプ等々の車体構造で採用してもよい。
この発明の車体構造を採用した自動車の前部右側の全体斜視図。 車体構造の前部側部の側面図。 サブウインドウガラス等を分解した分解斜視図。 フロントフェンダロア等を分解した分解斜視図。 サブウインドウ開口部周辺の車体を分解した分解斜視図。 図1のA−A線矢視断面図。 図1のB−B線矢視断面図。 図1のC−C線矢視断面図。 フロントフェンダロアの車体内方側の斜視図。 図9のD−D線矢視断面図。 図9のE−E線矢視断面図。 実施形態のサブウインドウガラス等を分解した分解斜視図。 実施形態のフロントフェンダロアを分解した分解斜視図。 実施形態の図8に相当する断面図。
…ボンネット
6…フロントウインドウガラス
20…クリアガーニッシュ(ガーニッシュ)
30…サブウインドウガラス
30A…サブウインドウ開口部
51…フロントフェンダアッパ(補間部材)
51b…基部(外側取付部)
51c…上端フランジ部(内側取付部)
51d…締結ボルト
52…フロントピラー
53…取付けブラケット(ブラケット部)
53b…接合基部
70…ドアヒンジピラー
104…ロア部
151…アッパ部(補間部材)
251…フロントフェンダアッパ(補間部材)
251c…上端フランジ部
263…締結隆起部

Claims (5)

  1. 車体側部のドアヒンジピラーの上方にサブウインドウガラスを装着するサブウインドウ開口部を設け、該サブウインドウ開口部の上方に前傾したフロントウインドウガラスの両端部を支持するフロントピラー部を設け、該フロントピラー部の前方にボンネットを設けた車体構造であって、
    前下がりに傾斜した前記フロントピラー部と該フロントピラー部の傾斜角より小さく傾斜した前記ボンネットの側端部との間に、側面視で該フロントピラー部と該ボンネット側端部が連続するように下凸の円弧形状に形成した補間部材を配置して、
    当該補間部材は板状であって、配置された状態で該フロントピラー部および前記フロントウインドウガラスに対して車両上方に突出する断面形状を有し、
    該補間部材の車幅方向内方側であってその端部に、上下方向に延びて前記フロントウインドウガラスの車幅方向外側端部に略直交するように近接する内側取付部を形成し、
    該内側取付部を、車幅方向内方から外方に向って横方向に延びる締結ボルトで前記フロントピラー部に締結固定した
    車体構造。
  2. 前記フロントピラー部の前部に、上方に突出するブラケット部を設け、
    該ブラケット部の上部に、前記補間部材の内側取付部を締結固定した
    請求項1記載の車体構造。
  3. 前記ブラケット部に、フロントピラー部に接合される接合基部を設け、
    該接合基部を、車幅方向外方側に延びるように設定した
    請求項2記載の車体構造。
  4. 前記フロントピラー部の前部に、上方に折り曲げ形成した隆起部を設け、
    該隆起部に、前記補間部材の内側取付部を締結固定した
    請求項1記載の車体構造。
  5. 前記補間部材の車幅方向外方側に、上下方向に延びる外側取付部を形成し、
    該外側取付部を、前記サブウインドウ開口部の前方の車体側面部に締結固定し、
    該外側取付部の車幅方向外方の側面視で重複する位置にガーニッシュを配置した
    請求項1〜4の何れか1項に記載の車体構造。
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