JP2996038B2 - 自動車の後部車体構造 - Google Patents
自動車の後部車体構造Info
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- JP2996038B2 JP2996038B2 JP738793A JP738793A JP2996038B2 JP 2996038 B2 JP2996038 B2 JP 2996038B2 JP 738793 A JP738793 A JP 738793A JP 738793 A JP738793 A JP 738793A JP 2996038 B2 JP2996038 B2 JP 2996038B2
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K15/00—Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
- B60K15/03—Fuel tanks
- B60K15/063—Arrangement of tanks
- B60K2015/0638—Arrangement of tanks the fuel tank is arranged in the rear of the vehicle
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の後部車体構
造、とりわけ燃料タンク等の最適な配置を可能にした自
動車の後部車体構造に関するものである。
造、とりわけ燃料タンク等の最適な配置を可能にした自
動車の後部車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の後部車体構造としては、例えば
図8に示すものがある。リヤフロアパネル1の両側端
に、ホイルハウスインナパネル2の下端が接合されてい
る。リヤフロアパネル1の下面の両側には、このリヤフ
ロアパネル1に接合されて閉断面構造部を形成するサイ
ドメンバ3が接合され、左右のサイドメンバ3にまたが
ってクロスメンバ4が取り付けられている。クロスメン
バ4のサイドメンバ3寄りにはリヤサスペンション取り
付け用のボルト5が固定されている。ホイルハウスイン
ナパネル2にはショックアブソーバ6が支持されてい
る。そして、左右のホイルハウスインナパネル2間には
リヤフロアパネル1上に燃料タンク7が支持ベルト8に
よって固定されている(この類似構造は、例えば実開昭
55−107421号公報に示されている)。
図8に示すものがある。リヤフロアパネル1の両側端
に、ホイルハウスインナパネル2の下端が接合されてい
る。リヤフロアパネル1の下面の両側には、このリヤフ
ロアパネル1に接合されて閉断面構造部を形成するサイ
ドメンバ3が接合され、左右のサイドメンバ3にまたが
ってクロスメンバ4が取り付けられている。クロスメン
バ4のサイドメンバ3寄りにはリヤサスペンション取り
付け用のボルト5が固定されている。ホイルハウスイン
ナパネル2にはショックアブソーバ6が支持されてい
る。そして、左右のホイルハウスインナパネル2間には
リヤフロアパネル1上に燃料タンク7が支持ベルト8に
よって固定されている(この類似構造は、例えば実開昭
55−107421号公報に示されている)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動車の後部車体構造にあっては、燃料タンク7が
車室内側に位置しているため、車両衝突時の安全性を確
保するため、燃料タンク7の周囲に防火壁を設けなけれ
ばならずコストアップにつながるという問題がある。
来の自動車の後部車体構造にあっては、燃料タンク7が
車室内側に位置しているため、車両衝突時の安全性を確
保するため、燃料タンク7の周囲に防火壁を設けなけれ
ばならずコストアップにつながるという問題がある。
【0004】また、図9に示すようにリヤフロアパネル
1の後端の下側に燃料タンク7を配置して、リヤフロア
パネル1の下面に取り付けられたクロスメンバ4とリヤ
フロアパネル1の後端下面との間に張設された支持ベル
ト9によって、燃料タンク7を車室外側で支持する構造
もあるが、車両後面衝突時において燃料タンク7の潰れ
を防止するため燃料タンク7の周囲をレインフォース等
によりかなり補強しなければならず車体重量が増加して
しまうという問題がある。
1の後端の下側に燃料タンク7を配置して、リヤフロア
パネル1の下面に取り付けられたクロスメンバ4とリヤ
フロアパネル1の後端下面との間に張設された支持ベル
ト9によって、燃料タンク7を車室外側で支持する構造
もあるが、車両後面衝突時において燃料タンク7の潰れ
を防止するため燃料タンク7の周囲をレインフォース等
によりかなり補強しなければならず車体重量が増加して
しまうという問題がある。
【0005】そこで、この発明は低コストでかつ車体重
量を増加させることなく燃料タンク等の配置を可能とす
る自動車の後部車体構造を提供するものである。
量を増加させることなく燃料タンク等の配置を可能とす
る自動車の後部車体構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】後部が斜め上方に立ち上
がる傾斜面とこの傾斜面の後方に連設した水平面とを有
する第1パネル部と、第1パネル部の後方でかつ低位に
位置しスペアタイヤパンを形成する第3パネル部と、第
1パネル部の後端と第3パネル部の前端とを連結する略
垂直に設けられた第2パネル部とによってリヤフロアパ
ネルが形成され、第1パネル部と第3パネル部との両側
下面に、これら第1パネル部と第3パネル部とに取り付
けられて閉断面構造部を形成する第1サイドメンバ部材
と第3サイドメンバ部材とが各々接合されている自動車
の後部車体構造であって、リヤフロアパネルの側部に取
り付けられるホイルハウスインナパネルの内側壁に、ホ
イルハウスインナパネルに取り付けられて閉断面構造部
を形成する第2サイドメンバ部材が取り付けられ、この
第2サイドメンバ部材の前端が第1サイドメンバ部材の
後端に連結されると共に、第2サイドメンバ部材の後端
が第3サイドメンバ部材の前端に連結される一方、第2
パネル部にクロスメンバが接合されて略一定形状の閉断
面構造部が車幅方向の全体に亙って形成され、このクロ
スメンバの両端が第2サイドメンバ部材の縦壁と横壁の
双方に接合され、クロスメンバの両端部にはサスペンシ
ョン取付部が設けられている。
がる傾斜面とこの傾斜面の後方に連設した水平面とを有
する第1パネル部と、第1パネル部の後方でかつ低位に
位置しスペアタイヤパンを形成する第3パネル部と、第
1パネル部の後端と第3パネル部の前端とを連結する略
垂直に設けられた第2パネル部とによってリヤフロアパ
ネルが形成され、第1パネル部と第3パネル部との両側
下面に、これら第1パネル部と第3パネル部とに取り付
けられて閉断面構造部を形成する第1サイドメンバ部材
と第3サイドメンバ部材とが各々接合されている自動車
の後部車体構造であって、リヤフロアパネルの側部に取
り付けられるホイルハウスインナパネルの内側壁に、ホ
イルハウスインナパネルに取り付けられて閉断面構造部
を形成する第2サイドメンバ部材が取り付けられ、この
第2サイドメンバ部材の前端が第1サイドメンバ部材の
後端に連結されると共に、第2サイドメンバ部材の後端
が第3サイドメンバ部材の前端に連結される一方、第2
パネル部にクロスメンバが接合されて略一定形状の閉断
面構造部が車幅方向の全体に亙って形成され、このクロ
スメンバの両端が第2サイドメンバ部材の縦壁と横壁の
双方に接合され、クロスメンバの両端部にはサスペンシ
ョン取付部が設けられている。
【0007】また、上記第1パネル部と第2パネル部と
で囲まれる部位であって第2サイドメンバ部材間に燃料
タンクが配置されている。
で囲まれる部位であって第2サイドメンバ部材間に燃料
タンクが配置されている。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によれば、第1パネル部、
第2パネル部、第3パネル部と上下に落差のあるリヤフ
ロアパネルに、第1サイドメンバ部材と第2サイドメン
バ部材と第3サイドメンバ部材とを連続して無理なく配
置することを可能とし、第1パネル部と第2パネル部と
で囲まれる部位に燃料タンク等の機能部品の配置スペー
スを確保する。
第2パネル部、第3パネル部と上下に落差のあるリヤフ
ロアパネルに、第1サイドメンバ部材と第2サイドメン
バ部材と第3サイドメンバ部材とを連続して無理なく配
置することを可能とし、第1パネル部と第2パネル部と
で囲まれる部位に燃料タンク等の機能部品の配置スペー
スを確保する。
【0009】請求項2記載の発明によれば、斜め上方に
立ち上がる傾斜面を有する第1パネル部により、車室外
に燃料タンクの配置スペースを確保して防火材を不要と
し、かつスペアタイヤパンよりも前方に燃料タンクを配
置して車両後面衝突時における燃料タンクの潰れを回避
する。第2サイドメンバ部材を第1サイドメンバ部材と
第3サイドメンバ部材とに連結して車体の骨格部材とし
ての機能を維持しつつ、第2サイドメンバ部材をホイル
ハウスインナパネルに取り付けて、第2サイドメンバ部
材間に燃料タンクの配置スペースを確保する。
立ち上がる傾斜面を有する第1パネル部により、車室外
に燃料タンクの配置スペースを確保して防火材を不要と
し、かつスペアタイヤパンよりも前方に燃料タンクを配
置して車両後面衝突時における燃料タンクの潰れを回避
する。第2サイドメンバ部材を第1サイドメンバ部材と
第3サイドメンバ部材とに連結して車体の骨格部材とし
ての機能を維持しつつ、第2サイドメンバ部材をホイル
ハウスインナパネルに取り付けて、第2サイドメンバ部
材間に燃料タンクの配置スペースを確保する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面と共に説明す
る。図1,3,4に示すようにリヤフロアパネル10
は、後部が斜め上方に立ち上がる傾斜面11とこの傾斜
面11の後方に連設した水平面12とを有する第1パネ
ル部13と、第1パネル部13の後方でかつ低位に位置
しスペアタイヤパン16を形成する第3パネル部15
と、第1パネル部13の後端と第3パネル部15の前端
とを連結する略垂直に設けられた第2パネル部14とに
よって分割構成されている。
る。図1,3,4に示すようにリヤフロアパネル10
は、後部が斜め上方に立ち上がる傾斜面11とこの傾斜
面11の後方に連設した水平面12とを有する第1パネ
ル部13と、第1パネル部13の後方でかつ低位に位置
しスペアタイヤパン16を形成する第3パネル部15
と、第1パネル部13の後端と第3パネル部15の前端
とを連結する略垂直に設けられた第2パネル部14とに
よって分割構成されている。
【0011】第1パネル部13の傾斜面11の中央部に
は、前後方向にフロアトンネル17が設けられ、この第
1パネル部13の前端は下方に曲折成形され、この曲折
部分の下面にレインフォース18が取り付けられてい
る。尚、図1,3,4中FRは車体前側を示す。
は、前後方向にフロアトンネル17が設けられ、この第
1パネル部13の前端は下方に曲折成形され、この曲折
部分の下面にレインフォース18が取り付けられてい
る。尚、図1,3,4中FRは車体前側を示す。
【0012】上記リヤフロアパネル10の両側部の下面
にはリヤサイドメンバ19が車体前後方向に向けて配設
されている。リヤサイドメンバ19は図1,3に示すよ
うに第1サイドメンバ部材20と、第2サイドメンバ部
材21と、第3サイドメンバ部材22とで構成されてい
る。
にはリヤサイドメンバ19が車体前後方向に向けて配設
されている。リヤサイドメンバ19は図1,3に示すよ
うに第1サイドメンバ部材20と、第2サイドメンバ部
材21と、第3サイドメンバ部材22とで構成されてい
る。
【0013】第1サイドメンバ部材20と第3サイドメ
ンバ部材22は共に上側に開いたハット型断面形状の部
材であって、各々第1パネル部13と第3パネル部15
との両側下面にそのフランジ部Fが接合され、第1パネ
ル部13と第3パネル部15の下面に閉断面構造部が形
成されている。
ンバ部材22は共に上側に開いたハット型断面形状の部
材であって、各々第1パネル部13と第3パネル部15
との両側下面にそのフランジ部Fが接合され、第1パネ
ル部13と第3パネル部15の下面に閉断面構造部が形
成されている。
【0014】図2に示すように、リヤフロアパネル10
の第1パネル部13の側縁には、フランジ部Fが形成さ
れ、このフランジ部Fにホイルハウスインナパネル23
が接合されている。ホイルハウスインナパネル23の内
側壁には、側方に開いたハット型断面形状の第2サイド
メンバ部材21がそのフランジ部Fによって接合され、
ホイルハウスインナパネル23の内側壁に第2サイドメ
ンバ部材21によって閉断面構造部が形成されている。
の第1パネル部13の側縁には、フランジ部Fが形成さ
れ、このフランジ部Fにホイルハウスインナパネル23
が接合されている。ホイルハウスインナパネル23の内
側壁には、側方に開いたハット型断面形状の第2サイド
メンバ部材21がそのフランジ部Fによって接合され、
ホイルハウスインナパネル23の内側壁に第2サイドメ
ンバ部材21によって閉断面構造部が形成されている。
【0015】そして、上記第2サイドメンバ部材21の
前端が第1サイドメンバ部材20の後端に連結されると
共に第2サイドメンバ部材21の後端が第3サイドメン
バ部材22の前端に連結され、これら第1サイドメンバ
部材20と第2サイドメンバ部材21と第3サイドメン
バ部材22とによって、前記リヤサイドメンバ19が構
成されている。尚、図2中24はショックアブソーバの
取り付け部を示す。
前端が第1サイドメンバ部材20の後端に連結されると
共に第2サイドメンバ部材21の後端が第3サイドメン
バ部材22の前端に連結され、これら第1サイドメンバ
部材20と第2サイドメンバ部材21と第3サイドメン
バ部材22とによって、前記リヤサイドメンバ19が構
成されている。尚、図2中24はショックアブソーバの
取り付け部を示す。
【0016】ここで、図5によって第3サイドメンバ部
材22と第2サイドメンバ部材21との接合部分を説明
すると、第2サイドメンバ部材21の後端に、その下側
壁と底壁から後方に延出するL字型断面形状の接合片2
1Aが形成され、この接合片21Aが第3サイドメンバ
部材22の内側壁と底壁とにスポット溶接によって取り
付けられている。
材22と第2サイドメンバ部材21との接合部分を説明
すると、第2サイドメンバ部材21の後端に、その下側
壁と底壁から後方に延出するL字型断面形状の接合片2
1Aが形成され、この接合片21Aが第3サイドメンバ
部材22の内側壁と底壁とにスポット溶接によって取り
付けられている。
【0017】また、図6によって第1サイドメンバ部材
20と第2サイドメンバ部材21との接合部分を説明す
ると、第2サイドメンバ部材21の前端に、その内側壁
と底壁から前方に延出するL字型断面形状の接合片21
Bが形成されると共に、第1サイドメンバ部材20の後
端に、その底壁と下側壁から後方に延出するL字断面形
状の接合片20Aが形成され、この接合片20Aに、第
2サイドメンバ部材21の接合片21Bが上部から重合
された状態で両者がスポット溶接によって取り付けられ
ている。
20と第2サイドメンバ部材21との接合部分を説明す
ると、第2サイドメンバ部材21の前端に、その内側壁
と底壁から前方に延出するL字型断面形状の接合片21
Bが形成されると共に、第1サイドメンバ部材20の後
端に、その底壁と下側壁から後方に延出するL字断面形
状の接合片20Aが形成され、この接合片20Aに、第
2サイドメンバ部材21の接合片21Bが上部から重合
された状態で両者がスポット溶接によって取り付けられ
ている。
【0018】図2,7に示すように、第2パネル部14
の前面には、ハット型断面形状のサスペンション取り付
け用のクロスメンバ25が上下縁のフランジ部F1によ
って接合されて、略一定形状の閉断面構造部が車幅方向
の全体に亙って形成されている。また、このクロスメン
バ25の両端部は前記第2サイドメンバ部材21の縦壁
にフランジ部F2によって取り付けられ、クロスメンバ
25の端部下面から延出するフランジ部F3は上記第2
サイドメンバ部材21の横壁に取り付けられている。ク
ロスメンバ25の下壁にはサスペンション取り付け用の
ボルト26が取り付けられている。尚、図7中UPは車
体上側、OXは車体外側、FRは車体前側を示す。
の前面には、ハット型断面形状のサスペンション取り付
け用のクロスメンバ25が上下縁のフランジ部F1によ
って接合されて、略一定形状の閉断面構造部が車幅方向
の全体に亙って形成されている。また、このクロスメン
バ25の両端部は前記第2サイドメンバ部材21の縦壁
にフランジ部F2によって取り付けられ、クロスメンバ
25の端部下面から延出するフランジ部F3は上記第2
サイドメンバ部材21の横壁に取り付けられている。ク
ロスメンバ25の下壁にはサスペンション取り付け用の
ボルト26が取り付けられている。尚、図7中UPは車
体上側、OXは車体外側、FRは車体前側を示す。
【0019】そして、上記第1パネル部13と第2パネ
ル部14とで囲まれる部位であって第2サイドメンバ部
材21間に、支持ベルト27によって吊下された燃料タ
ンク28が配置されている。
ル部14とで囲まれる部位であって第2サイドメンバ部
材21間に、支持ベルト27によって吊下された燃料タ
ンク28が配置されている。
【0020】上記実施例構造によれば、第1パネル部1
3、第2パネル部14、第3パネル部15と上下に落差
のあるリヤフロアパネル10に、第1サイドメンバ部材
20と第2サイドメンバ部材21と第3サイドメンバ部
材22とを連続して無理なく配置することができる。
3、第2パネル部14、第3パネル部15と上下に落差
のあるリヤフロアパネル10に、第1サイドメンバ部材
20と第2サイドメンバ部材21と第3サイドメンバ部
材22とを連続して無理なく配置することができる。
【0021】また、燃料タンク28はリヤフロアパネル
10の第1パネル部13の下方、即ち車室外側に配置さ
れているため、車室内側に配置した場合のように燃料タ
ンク28の周囲に防火壁を設ける必要がなくなり、その
分低コスト化を図ることができる。
10の第1パネル部13の下方、即ち車室外側に配置さ
れているため、車室内側に配置した場合のように燃料タ
ンク28の周囲に防火壁を設ける必要がなくなり、その
分低コスト化を図ることができる。
【0022】燃料タンク28は、リヤフロアパネル10
の第3パネル部15のスペアタイヤパン16よりも前方
に配置されているため、車両後面衝突時に燃料タンク2
8に直接的に衝撃荷重がかかるのを防止できる。
の第3パネル部15のスペアタイヤパン16よりも前方
に配置されているため、車両後面衝突時に燃料タンク2
8に直接的に衝撃荷重がかかるのを防止できる。
【0023】また、第1サイドメンバ部材20と第2サ
イドメンバ部材21とが接合片20Aと接合片21Bと
によって各々接合されており、第2サイドメンバ部材2
1と第3サイドメンバ部材22とが接合片21Aによっ
て接合されており、車両後面衝突時に作用する衝撃力が
これら接合部分に対して強度的に有利な剪断方向に作用
するため、車体前後方向の強度・剛性が大きくなり、レ
インフォースを追加することなく衝突安全性を高めるこ
とができる。
イドメンバ部材21とが接合片20Aと接合片21Bと
によって各々接合されており、第2サイドメンバ部材2
1と第3サイドメンバ部材22とが接合片21Aによっ
て接合されており、車両後面衝突時に作用する衝撃力が
これら接合部分に対して強度的に有利な剪断方向に作用
するため、車体前後方向の強度・剛性が大きくなり、レ
インフォースを追加することなく衝突安全性を高めるこ
とができる。
【0024】図2に矢印で示すように、ショックアブソ
ーバの取り付け部24からホイルハウスインナパネル2
3に上下方向の荷重が作用するが、この荷重はリヤサイ
ドメンバ19の第2サイドメンバ部材21によって幅広
く受けることができ、かつ第2サイドメンバ部材21の
取り付け部であるフランジ部Fに剪断方向に作用するた
め強度・剛性上有利である。
ーバの取り付け部24からホイルハウスインナパネル2
3に上下方向の荷重が作用するが、この荷重はリヤサイ
ドメンバ19の第2サイドメンバ部材21によって幅広
く受けることができ、かつ第2サイドメンバ部材21の
取り付け部であるフランジ部Fに剪断方向に作用するた
め強度・剛性上有利である。
【0025】図7に示すように、サスペンション取り付
け用のボルト26には前後左右上下から入力荷重が作用
するが、前後方向の荷重に対してはメンバ25のフラン
ジ部F2とフランジ部F3とが、左右方向の入力荷重に
対してはメンバ25のフランジ部F1とフランジ部F3
とが、上下方向の入力荷重に対してはメンバ25のフラ
ンジ部F1とフランジ部F2とが各々強度的に有利な剪
断方向でこれを受ける。したがって、メンバ25の第2
パネル部14と第2サイドメンバ部材21に対する取付
信頼性が高まり、音振性を向上することができる。
け用のボルト26には前後左右上下から入力荷重が作用
するが、前後方向の荷重に対してはメンバ25のフラン
ジ部F2とフランジ部F3とが、左右方向の入力荷重に
対してはメンバ25のフランジ部F1とフランジ部F3
とが、上下方向の入力荷重に対してはメンバ25のフラ
ンジ部F1とフランジ部F2とが各々強度的に有利な剪
断方向でこれを受ける。したがって、メンバ25の第2
パネル部14と第2サイドメンバ部材21に対する取付
信頼性が高まり、音振性を向上することができる。
【0026】尚、この発明は上記実施例に限られるもの
ではなく、例えば第1パネル部13と第2パネル部14
と第3パネル部15とを一体に形成しても良く、また第
1サイドメンバ部材20と第2サイドメンバ部材21と
第3サイドメンバ部材22を一体にしても良い。
ではなく、例えば第1パネル部13と第2パネル部14
と第3パネル部15とを一体に形成しても良く、また第
1サイドメンバ部材20と第2サイドメンバ部材21と
第3サイドメンバ部材22を一体にしても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、第1パネル部、第2パネル部、第3パネル部
と上下に落差のあるリヤフロアパネルに、第1サイドメ
ンバ部材と第2サイドメンバ部材と第3サイドメンバ部
材とを連続して無理なく配置することができ、第1パネ
ル部と第2パネル部とで囲まれる部位に燃料タンク等の
機能部品の配置スペースを確保することができる。
によれば、第1パネル部、第2パネル部、第3パネル部
と上下に落差のあるリヤフロアパネルに、第1サイドメ
ンバ部材と第2サイドメンバ部材と第3サイドメンバ部
材とを連続して無理なく配置することができ、第1パネ
ル部と第2パネル部とで囲まれる部位に燃料タンク等の
機能部品の配置スペースを確保することができる。
【0028】また、請求項2記載の発明によれば、車室
外側に燃料タンクの配置スペースが確保されていること
により、車室内に配置した場合のように燃料タンクの周
囲に防火材を設ける必要がなくなりコストダウンを図る
ことができると共に、燃料タンクの配置スペースが車両
後面衝突時における潰れ領域であるスペアタイヤパンよ
りも前方に位置しているため、車両後面衝突時における
燃料タンクの潰れを回避することができ、したがってレ
インフォース等により特別に車体を補強する必要がなく
車体軽量化に寄与することができる。
外側に燃料タンクの配置スペースが確保されていること
により、車室内に配置した場合のように燃料タンクの周
囲に防火材を設ける必要がなくなりコストダウンを図る
ことができると共に、燃料タンクの配置スペースが車両
後面衝突時における潰れ領域であるスペアタイヤパンよ
りも前方に位置しているため、車両後面衝突時における
燃料タンクの潰れを回避することができ、したがってレ
インフォース等により特別に車体を補強する必要がなく
車体軽量化に寄与することができる。
【図1】この発明の一実施例の図3のA−A線に沿う断
面図。
面図。
【図2】この発明の一実施例の図3のB−B線に沿う断
面図。
面図。
【図3】この発明の一実施例のリヤフロアパネルの平面
図。
図。
【図4】この発明の一実施例のリヤフロアパネル及びリ
ヤサイドメンバの斜視図。
ヤサイドメンバの斜視図。
【図5】図4のC部拡大図。
【図6】図4のD部拡大図。
【図7】メンバ取り付け部の部分斜視図。
【図8】従来技術の断面図。
【図9】他の従来技術の断面図。
10…リヤフロアパネル 11…傾斜面 12…水平面 13…第1パネル部 14…第2パネル部 15…第3パネル部 16…スペアタイヤパン 20…第1サイドメンバ部材 21…第2サイドメンバ部材 22…第3サイドメンバ部材 23…ホイルハウスインナパネル 28…燃料タンク
Claims (2)
- 【請求項1】 後部が斜め上方に立ち上がる傾斜面とこ
の傾斜面の後方に連設した水平面とを有する第1パネル
部と、第1パネル部の後方でかつ低位に位置しスペアタ
イヤパンを形成する第3パネル部と、第1パネル部の後
端と第3パネル部の前端とを連結する略垂直に設けられ
た第2パネル部とによってリヤフロアパネルが形成さ
れ、第1パネル部と第3パネル部との両側下面に、これ
ら第1パネル部と第3パネル部とに取り付けられて閉断
面構造部を形成する第1サイドメンバ部材と第3サイド
メンバ部材とが各々接合されている自動車の後部車体構
造であって、リヤフロアパネルの側部に取り付けられる
ホイルハウスインナパネルの内側壁に、ホイルハウスイ
ンナパネルに取り付けられて閉断面構造部を形成する第
2サイドメンバ部材が取り付けられ、この第2サイドメ
ンバ部材の前端が第1サイドメンバ部材の後端に連結さ
れると共に、第2サイドメンバ部材の後端が第3サイド
メンバ部材の前端に連結される一方、第2パネル部にク
ロスメンバが接合されて略一定形状の閉断面構造部が車
幅方向の全体に亙って形成され、このクロスメンバの両
端が第2サイドメンバ部材の縦壁と横壁の双方に接合さ
れ、クロスメンバの両端部にはサスペンション取付部が
設けられていることを特徴とする自動車の後部車体構
造。 - 【請求項2】 上記第1パネル部と第2パネル部とで囲
まれる部位であって第2サイドメンバ部材間に燃料タン
クが配置されていることを特徴とする請求項1記載の自
動車の後部車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP738793A JP2996038B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 自動車の後部車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP738793A JP2996038B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 自動車の後部車体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06211170A JPH06211170A (ja) | 1994-08-02 |
JP2996038B2 true JP2996038B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=11664520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP738793A Expired - Fee Related JP2996038B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 自動車の後部車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2996038B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115123400A (zh) * | 2022-06-29 | 2022-09-30 | 东风汽车集团股份有限公司 | 一种分体式模块化后地板总成及其装配方法 |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP738793A patent/JP2996038B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06211170A (ja) | 1994-08-02 |
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