JPH0122784Y2 - - Google Patents

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JPH0122784Y2
JPH0122784Y2 JP1983152715U JP15271583U JPH0122784Y2 JP H0122784 Y2 JPH0122784 Y2 JP H0122784Y2 JP 1983152715 U JP1983152715 U JP 1983152715U JP 15271583 U JP15271583 U JP 15271583U JP H0122784 Y2 JPH0122784 Y2 JP H0122784Y2
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panel
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bent
section
side sill
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JP1983152715U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のフロア構造に関するもので
ある。
(従来技術) 従来、例えば乗用車のフロアは、中央にトンネ
ル部を有する一枚のフロアパネルによつて基本的
に形成され、フロアパネルの両外縁が車体の前後
方向に伸びるサイドシルに接合された構造となつ
ている(例えば、実開昭57−116581号公報参照)。
しかしながら、かかるフロア構造では、自動車
の追突時等において前後方向の大きな荷重が作用
した場合、その荷重は車体の前後方向に伸びる閉
断面を構成する左右のサイドシルによつてしか受
け合うことができないため、強度が不足し、乗員
の安全を期し難い問題があつた。
ところで一方、実開昭55−124372号公報には、
フロアパネルを車幅方向に中央のセンターパネル
と、その両側のサイドパネルとに三分割し、各サ
イドパネルの外端縁をサイドシルに接合する一
方、各サイドパネルの内端縁とセンターパネルと
の接合部分に閉断面を形成したフロア構造が、本
出願人と同じ出願人によつて提案されている。
しかしながら、このフロア構造は、上記閉断面
によつてある程度フロアパネルの剛性をアツプす
ることができるとはいえ、もともとはサイドパネ
ルの薄板化を狙つたものであり、衝突荷重等の大
きな外力に対して十分にこれを受け合うことがで
きる前後方向の剛性を与えることができるとは考
えられないものであつた。
(考案の目的) 本考案は、自動車フロアを幅方向に三分割する
構造そのものを利用することにより、フロアのみ
ならずサイドシルの前後方向の剛性(強度)を大
幅に向上することができ、しかもシートを直接に
取付けることを可能とするフロア構造を提供する
ことを基本的な目的としている。
(考案の構成) このため、本考案は、フロアパネルは、トンネ
ル部を有するセンターパネルと、該センターパネ
ルと左、右のサイドシルとの間に配置されるサイ
ドパネルとに3分割されており、上記各サイドパ
ネルの内、外両端縁部には、上方かつ外方に折曲
された折曲部がそれぞれ形成され、内端縁部の折
曲部の先端は、上記トンネル部の縦壁に接合さ
れ、該折曲部の基部は、上記トンネル部の縦壁下
端から上記サイドパネルと同一レベルで外方に延
びる外縁部に接合されて、上記トンネル部と各サ
イドパネルとの接合部分に、車体前後方向に延び
る閉断面が形成されている一方、外端縁部の折曲
部の先端は、サイドシルアウタとインナとで閉断
面が形成されたサイドシルのインナの縦壁面に接
合され、該折曲部の基部はサイドシルインナの縦
壁下端から上記サイドパネルと同一レベルで内方
に延びる延長部に接合されて、上記サイドシルの
閉断面と平行に延びる第2の閉断面が形成されて
いることを特徴とする自動車のフロア構造を提供
するものである。
(考案の効果) 本考案によれば、フロアサイズの変更やトンネ
ル部サイズの変更に対して有利なフロアの三分割
構造を利用して、他に特別な部材を用いることな
しに、サイドシルの閉断面に沿つた第2の閉断面
と、トンネル部に沿つた閉断面とを夫々形成する
ことができるので、フロア自体の剛性のみならず
サイドシルの剛性をアツプすることができ、さら
に、車体の曲げやねじれに対する剛性をもアツプ
することができる。
また、サイドシルのインナーパネルの縦壁下縁
及びセンターパネルの縦壁下縁は、サイドパネル
と同一レベルで延長されているので、フロアが上
面側、下面側両方でフラツト化でき、車としての
最低地上高を容易に確保することができる。
さらに、サイドパネルに関しては、幅方向両端
部に閉断面が夫々形成されるので、サイドパネル
自体の剛性(強度)がアツプされる利点もある。
(実施例) 以下、本考案の実施例を具体的に説明する。
第1図および第2図に示すように、フロアパネ
ル1は、車体の前後方向に延びるトンネル部2を
有する断面ハツト状のセンターパネル3と、セン
ターパネル3の両側に配置される左、右のサイド
パネル4,5とに3分割された基本構造を有す
る。
左、右サイドパネル4,5のセンターパネル3
側の端縁部即ち内縁側4A,5Aは、階段状に一
段高くなるように折曲加工され、その折曲部4
a,5aの端縁に設けた接合フランジ4b,5b
はセンターパネル3のトンネル部2の両側面2
a,2bにスポツト溶接等により接合されてい
る。また、センターパネル3の両外縁3a,3b
はサイドパネル4,5の折曲部4a,5aの基部
に沿つて設けた接合用段部4c,5cの下面側に
重ね合わされてスポツト溶接等によりサイドパネ
ル4,5と同一レベル(高さ)で接合される。
その結果、センターパネル3と各サイドパネル
4,5との間には、トンネル部2の基部折曲部2
c,2dと各サイドパネル4,5の階段状の折曲
部4a,5aとによつて、車体の前後方向に延び
る閉断面部6,7が形成される。
一方、左、右サイドパネル4,5のサイドシル
8(第1図、第2図では、自動車の進行方向にみ
て右側のみを図示している。)側端縁部即ち外縁
部には、右サイドパネル5について示すように、
サイドシルアウタ9とともに車体の前後方向に延
びる閉断面状のサイドシル8を構成するサイドシ
ルインナ10に向かつて階段状に立上がつた折曲
部5dを設け、この折曲部5dの端縁に形成した
接合フランジ5eをサイドシルインナ10の縦壁
部10aにスポツト溶接等により接合されてい
る。そして、サイドシルインナ10の下縁部は、
上記サイドパネル5の折曲部5dとの間に閉断面
を形成するように内向きに折曲され、その折曲縁
10bは、サイドパネル5の折曲部5dの基部に
設けた接合用段部5fの下側に重ね合わせた状態
でスポツト溶接等によりサイドパネル5と同一の
レベル(高さ)でサイドパネル5に接合される。
その結果、サイドシル10の閉断面に沿つて車
体の前後方向に延びる閉断面部11(第3図1
1′参照)が形成される。
したがつて、サイドシル10の閉断面を合わせ
て考えると、フロアパネル1は、車体の前後方向
に延びる合計6個の閉断面部6,7,…を有する
こととなり、フロアパネル1の剛性は大幅にアツ
プされることとなる。
なお、センターパネル3および左、右サイドパ
ネル4,5はその最前端においてダツシユロアパ
ネル12の接合フランジ部12aにスポツト溶接
等により接合されている。
また、第2図に示すように、フロアパネル1の
左右方向には、従来と同様、クロスメンバ(第2
図では第2クロスメンバ13および第3クロスメ
ンバ14を示している。)を設けて、フロアパネ
ルの左右方向の剛性を確保することが好ましい。
さらに、第3図に前方向にみて左側のサイドパ
ネル4について具体的に示すように、サイドパネ
ル4の内、外折曲部4a,4dの各上面4a′,4
d′には、シート15を取付ける。
このため、上記各上面4a′,4d′のシート15
の取付位置には、ボルト穴16,16,…を穿設
するとともに、下面側に各ボルト穴16に合致さ
せて、補強ワツシヤ17とナツト18とを予め溶
接により固定しておき、シートスライド機構19
のロアレール20をボルト21により固定する。
その結果、シート15はシートスライド機構19
を介して前後方向にスライド可能に閉断面部4
a,4dに直接に取付けることができる。
なお、第3図において、23,24は第1図お
よび第2図にも示すように、サイドシル10の閉
断面をさらに2分割して補強を図るレインフオー
スメント25はサイドパネル4の下面に固定され
た車体の前後方向に延びる閉断面を形成するフロ
ントフレームリヤである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の実施例にかかるフロ
アパネルの夫々後方側、前方側部分斜視図、第3
図はシートの取付状態を示すフロアパネルの断面
図である。 1……フロアパネル、2……トンネル部、3…
…センターパネル、4,5……サイドパネル、
6,7,11,11′……閉断面部、8……サイ
ドシル(9……サイドシルアウタ、10……サイ
ドシルインナ)、15……シート、16,16…
…ボルト穴、18……ナツト、20……ロアレー
ル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロアパネルは、トンネル部を有するセンター
    パネルと、該センターパネルと左、右のサイドシ
    ルとの間に配置されるサイドパネルとに3分割さ
    れており、上記各サイドパネルの内、外両端縁部
    には、上方かつ外方に折曲された折曲部がそれぞ
    れ形成され、内端縁部の折曲部の先端は、上記ト
    ンネル部の縦壁に接合され、該折曲部の基部は、
    上記トンネル部の縦壁下端から上記サイドパネル
    と同一レベルで外方に延びる外縁部に接合され
    て、上記トンネル部と各サイドパネルとの接合部
    分に、車体前後方向に延びる閉断面が形成されて
    いる一方、外端縁部の折曲部の先端は、サイドシ
    ルアウタとインナとで閉断面が形成されたサイド
    シルのインナの縦壁面に接合され、該折曲部の基
    部はサイドシルインナの縦壁下端から上記サイド
    パネルと同一レベルで内方に延びる延長部に接合
    されて、上記サイドシルの閉断面と平行に延びる
    第2の閉断面が形成されていることを特徴とする
    自動車のフロア構造。
JP1983152715U 1983-09-30 1983-09-30 自動車のフロア構造 Granted JPS6058588U (ja)

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JPS6058588U JPS6058588U (ja) 1985-04-23
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