JPH0621832Y2 - 自動車の後部車体構造 - Google Patents

自動車の後部車体構造

Info

Publication number
JPH0621832Y2
JPH0621832Y2 JP1988028023U JP2802388U JPH0621832Y2 JP H0621832 Y2 JPH0621832 Y2 JP H0621832Y2 JP 1988028023 U JP1988028023 U JP 1988028023U JP 2802388 U JP2802388 U JP 2802388U JP H0621832 Y2 JPH0621832 Y2 JP H0621832Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side sill
width direction
vehicle width
rising
extended
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988028023U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01130887U (ja
Inventor
雅之 中島
薫 小家石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP1988028023U priority Critical patent/JPH0621832Y2/ja
Publication of JPH01130887U publication Critical patent/JPH01130887U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0621832Y2 publication Critical patent/JPH0621832Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の後部車体構造、詳しくは、車体後部に
おける両サイドのサイドシルとリヤサイドメンバとの結
合部位の構造に関する。
(従来技術) 一般に車体後部の構造は、例えば実開昭55−1243
73号公報に示されているごとく、フロアパネルの車幅
方向一端部に、アウタパネルとインナパネルとにより断
面閉鎖状としたサイドシルを配設すると共に、前記フロ
アパネルの下面で且つ前記サイドシルよりも車幅方向内
方にオフセットした位置に断面ハット形のリヤサイドメ
ンバを配設している。
(考案が解決しようとする課題) しかして以上の車体構造において、前記サイドシルより
も車幅方向内方にオフセットした前記リヤサイドメンバ
を、前記サイドシルに結合するのに、従来では、第5図
に概略的に示すごとく、前記リヤサイドメンバ(A)の
前端を延長して、延長底壁(B1)と延長側壁(B2)
とから成る連結部(B)を形成し、該連結部(B)にお
ける延長底壁(B1)をサイドシル(C)の下端に、ま
た延長側壁(B2)をフロアパネル(D)の下面にそれ
ぞれ結合したものを見受けるが、以上の構造のもので
は、前記リヤサイドメンバ(A)の断面変化が前記連結
部において急激に変化するので、該連結部付近の剛性が
他の部位よりも弱くなり、そのため前記リヤサイドメン
バ(A)と前記サイドシル(C)との結合強度を充分確
保しにくいものである。
本考案は以上の実情に鑑みて開発したもので、目的とす
るところは、簡単な構成により、前記リヤサイドメンバ
における連結部の剛性、及び前記リヤサイドメンバとサ
イドシルとの結合強度を高めることの出来る自動車の後
部車体構造を提供するにある。
(課題を解決するための手段) しかして本考案は、フロアパネルの車幅方向一端部に、
アウタパネルとインナパネルとにより断面閉鎖状とした
サイドシルを配設し、該サイドシルの後方で且つ該サイ
ドシルよりも車幅方向内方にオフセットした位置に断面
ハット形のリヤサイドメンバを配設する一方、該リヤサ
イドメンバの前端部を延長して、延長側壁と延長底壁と
から成る連結部を形成し、該連結部における延長底壁を
前記サイドシルの下端に、また延長側壁を前記フロアパ
ネルの下面にそれぞれ結合して、該連結部と前記リヤフ
ロアパネルと前記サイドシルのインナパネルとにより、
断面閉鎖状の空間を設けてなる自動車の後部車体構造に
おいて、立上部と、該立上部の下端から車幅方向内方に
延びる下部水平部と、前記立上部の上端から車幅方向外
方に延びる上部水平部とをもつリインホースメントを前
記空間内に配設して、前記下部水平部を前記連結部の延
長底壁に、また前記上部水平部を前記フロアパネルとサ
イドシルとの結合部にそれぞれ固定する一方、前記立上
部の前端部を前記サイドシルのインナパネルに、また後
端部をリヤサイドメンバの側壁にそれぞれ固定して、該
立上部を、前端から後端に向かうに従い車幅方向内方側
に向けて斜めに傾斜させ、該立上部で区画される前記空
間の断面積を、前部から後部に至るに従い緩やかに変化
させたことを特徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、前記リインホースメントの立上部で区
画される前記空間の断面形状が前部から後部に至るに従
って緩やかに変化するので、前記リヤサイドメンバと前
記サイドシルとの結合部付近の剛性が充分確保されて、
前記リヤサイドメンバとサイドシルとの結合強度がアッ
プするし、しかも前記立上部の両端部が前記リヤサイド
メンバ及びサイドシルに結合されているので、例えば車
両の後突時、前記リヤサイドメンバに入力する衝撃荷重
を前記リインホースメントを介して前記サイドシルでも
分担して受け止めることが出来る。
(実施例) 以下本考案にかかる自動車の後部車体構造を図面に示す
実施例に従って説明する。
図において(1)は、後部車室のフロア面を構成するフ
ロアパネルであって、該フロアパネル(1)の車幅方向
両側を一部切欠いて、該切欠部位にリヤホイールハウス
(2)をスポット溶接により組付ける一方、該フロアパ
ネル(1)の車幅方向両側で且つ前記リヤホイールハウ
ス(2)よりも前方には、アウタパネル(31)とイン
ナパネル(32)とから断面閉鎖状としたサイドシル
(3)を配設しているのであって、また前記フロアパネ
ル(1)の下面における前記サイドシル(3)よりも車
幅方向内方にオフセットした位置にリヤサイドメンバ
(4)を配設している。
このリヤサイドメンバ(4)は、底壁(41)と、該底
壁(41)の幅方向両端から立ち上がる一対の内外側壁
(42)(43)と、この内側壁(42)の上端に設け
た水平方向に延びる第1溶接フランジ(44)とから成
るサイドメンバ本体(4a)、及びこのサイドメンバ本
体(4a)の底壁(41)と内側壁(42)とを前方に
延長して、幅広の延長底壁(46)及び延長側壁(4
7)を備えた連結部(4b)とを備え、前記延長側壁
(47)の上端には前記第1溶接フランジ(44)を延
長して設け、且つ前記延長底壁(46)の前記サイドシ
ル(3)側端面には下方に延びる第2溶接フランジ(4
8)を設けている。
斯くして以上のリヤサイドメンバ(4)は前記第1溶接
フランジ(44)及び前記外側壁(43)の上端部を前
記フロアパネル(1)の下面にスポット溶接で固着する
と共に、前記第2溶接フランジ(48)を、前記サイド
シル(3)を構成するインナパネル(32)とアウタパ
ネル(31)との下端部結合部位に同時にスポット溶接
で固着して、前記連結部(4b)と前記フロアパネル
(1)と前記サイドシル(3)におけるインナパネル
(32)とにより断面閉鎖状の空間(S)を形成してい
る。
しかして以上の構成において本考案は、立上部と、該立
上部の下端から車幅方向内方に延びる下部水平部(5
1)と、前記立上部の上端から車幅方向外方に延びる上
部水平部(53)とをもつリインホースメント(5)を
前記空間(S)内に配設して、前記下部水平部(51)
を前記連結部(4b)の延長底壁(46)に、また前記
上部水平部(53)を前記フロアパネル(1)とサイド
シル(3)との結合部にそれぞれ固定する一方、前記立
上部の前端部を前記サイドシル(3)のインナパネル
に、また後端部をリヤサイドメンバ(4)の側壁にそれ
ぞれ固定して、該立上部を、前端から後端に向かうに従
い車幅方向内方側に向けて斜めに傾斜させたのである。
即ち図に示す実施例では、前記サイドメンバ本体(4
a)の前端部の底壁(41)から前記連結部(4b)の
延長底壁(46)をほぼ覆う下部水平部(51)を形成
して、該下部水平部(51)における幅方向外側端の後
部には湾曲状の第1立上部(52a)を形成すると共
に、該下部水平部(51)における幅方向外側端の前部
には前記第1立上部(52a)と連続して、車幅方向外
方に向かって斜め上方に延びる第2立上部(52b)を
設け、且つ該第2立上部(52b)の上端には車幅方向
外方に向かって水平に延びる上部水平部(53)を連設
している。
そして以上のリインホースメント(5)を前記空間
(S)内に配設して、前記水平部(51)を、前記サイ
ドメンバ本体(4a)の前端部の底壁(41)から前記
連結部(4b)の延長底壁(46)上にスポット溶接で
固着する一方、前記上部水平部(53)を、前記サイド
シル(3)を構成するインナパネル(32)とフロアパ
ネル(1)との間で挟み、これらインナパネル(3
2)、上部水平部(53)及びフロアパネル(1)の3
部材をスポット溶接で一体に固着している。
また前記第1立上部(52a)の後端部を、前記サイド
メンバ本体(4a)の外側壁(43)にスポット溶接で
固着すると共に、前記第2立上部(52b)の前端部を
前記サイドシル(3)のインナパネル(32)に、同じ
くスポット溶接により固着して、これら立上部(52
b)(52a)を、前端から後端に向かうに従い車幅方
向内方側に向けて斜めに傾斜するように配設するのであ
る。
斯くして前記立上部(52b)(52a)により画成さ
れる前記空間(S)断面積が、前部から後部に至るに従
い緩やかに変化し、従って前記リヤサイドメンバ(4)
とサイドシル(3)との結合部付近の剛性が充分確保さ
れることとなり、また例えば車両の後突時、前記リヤサ
イドメンバ(4)に入力する衝撃荷重は、前記リインホ
ースメント(5)を介して前記サイドシル(3)でも分
担して受け止めることが出来るのである。
尚、図中(6)はクロスメンバを示す。
(考案の効果) 以上のごとく本考案は、リヤサイドメンバの連結部とリ
ヤフロアパネルとサイドシルのインナパネルとにより画
成される空間内に、立上部と、該立上部の下端から車幅
方向内方に延びる下部水平部と、前記立上部の上端から
車幅方向外方に延びる上部水平部とをもつリインホース
メントを配設して、前記下部水平部を前記連結部の延長
底壁に、また前記上部水平部を前記フロアパネルとサイ
ドシルとの結合部にそれぞれ固定する一方、前記立上部
の前端部を前記サイドシルのインナパネルに、また後端
部をリヤサイドメンバの側壁にそれぞれ固定して、該立
上部を、前端から後端に向かうに従い車幅方向内方側に
向けて斜めに傾斜させ、該立上部で区画される前記空間
の断面積を、前部から後部に至るに従い緩やかに変化さ
せたことにより、前記リヤサイドメンバと前記サイドシ
ルとの結合部付近の剛性が充分確保されて、前記リヤサ
イドメンバとサイドシルとの結合強度がアップするし、
しかも例えば車両の後突時、前記リヤサイドメンバに入
力する衝撃荷重を前記リインホースメントを介して前記
サイドシルでも分担し受け止めることが出来るに至った
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる自動車の後部車体構造の一実施
例を示す一部省略斜視図、第2図は同平面図、第3図及
び第4図は要部の断面図、第5図は従来の自動車の後部
車体構造の一例を示す斜視図である。 (1)……フロアパネル (3)……サイドシル (31)……アウタパネル (32)……インナパネル (4)……リヤサイドメンバ (4b)……連結部 (46)……延長底壁 (47)……延長側壁 (5)……リインホースメント (51)……下部水平部 (52a)……第1立上部 (52b)……第2立上部 (53)……上部水平部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアパネルの車幅方向一端部に、アウタ
    パネルとインナパネルとにより断面閉鎖状としたサイド
    シルを配設し、該サイドシルの後方で且つ該サイドシル
    よりも車幅方向内方にオフセットした位置に断面ハット
    形のリヤサイドメンバを配設する一方、該リヤサイドメ
    ンバの前端部を延長して、延長側壁と延長底壁とから成
    る連結部を形成し、該連結部における延長底壁を前記サ
    イドシルの下端に、また延長側壁を前記フロアパネルの
    下面にそれぞれ結合して、該連結部と前記リヤフロアパ
    ネルと前記サイドシルのインナパネルとにより、断面閉
    鎖状の空間を設けてなる自動車の後部車体構造におい
    て、 立上部と、該立上部の下端から車幅方向内方に延びる下
    部水平部と、前記立上部の上端から車幅方向外方に延び
    る上部水平部とをもつリインホースメントを前記空間内
    に配設して、前記下部水平部を前記連結部の延長底壁
    に、また前記上部水平部を前記フロアパネルとサイドシ
    ルとの結合部にそれぞれ固定する一方、前記立上部の前
    端部を前記サイドシルのインナパネルに、また後端部を
    リヤサイドメンバの側壁にそれぞれ固定して、該立上部
    を、前端から後端に向かうに従い車幅方向内方側に向け
    て斜めに傾斜させ、該立上部で区画される前記空間の断
    面積を、前部から後部に至るに従い緩やかに変化させて
    いることを特徴とする自動車の後部車体構造。
JP1988028023U 1988-03-01 1988-03-01 自動車の後部車体構造 Expired - Lifetime JPH0621832Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988028023U JPH0621832Y2 (ja) 1988-03-01 1988-03-01 自動車の後部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988028023U JPH0621832Y2 (ja) 1988-03-01 1988-03-01 自動車の後部車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01130887U JPH01130887U (ja) 1989-09-06
JPH0621832Y2 true JPH0621832Y2 (ja) 1994-06-08

Family

ID=31251030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988028023U Expired - Lifetime JPH0621832Y2 (ja) 1988-03-01 1988-03-01 自動車の後部車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0621832Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6084493B2 (ja) * 2013-03-25 2017-02-22 ダイハツ工業株式会社 車両の車体下部構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61125883U (ja) * 1985-01-25 1986-08-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01130887U (ja) 1989-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0423116Y2 (ja)
JP2816484B2 (ja) 車両のフロア部構造
JP3796777B2 (ja) 自動車の上部車体構造
JP4168812B2 (ja) 自動車の車体後部の結合構造
JP3995315B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP2798960B2 (ja) 自動車の後部車体構造
JP2002154458A (ja) 車体前部構造
JP2652928B2 (ja) 自動車の車体構造
JPH0122784Y2 (ja)
JP2001191957A (ja) 自動車のリヤエンドクロスメンバの補強構造
JPH06144299A (ja) 自動車の下部車体構造
JPH0621832Y2 (ja) 自動車の後部車体構造
JP2000142466A (ja) 自動車のルーフサイド部の構造
JPH11192977A (ja) 自動車の車体フレーム補強構造
JP2827283B2 (ja) 車体前部構造
JP4036430B2 (ja) 自動車の車体前部構造
JP2002019643A (ja) 自動車の車体フロア側部構造
JPH01132474A (ja) 車両のフロア構造
JP2590093Y2 (ja) 側部車体構造
JP3377888B2 (ja) 自動車の車体下部構造
JPH0622631Y2 (ja) 自動車の下部車体構造
JPH0349098Y2 (ja)
JPH0452146Y2 (ja)
JP2566301B2 (ja) 自動車の車体下部構造
JPH061512Y2 (ja) 自動車の車体構造