JPH061512Y2 - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JPH061512Y2
JPH061512Y2 JP12139088U JP12139088U JPH061512Y2 JP H061512 Y2 JPH061512 Y2 JP H061512Y2 JP 12139088 U JP12139088 U JP 12139088U JP 12139088 U JP12139088 U JP 12139088U JP H061512 Y2 JPH061512 Y2 JP H061512Y2
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洋 河合
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車の車体構造、とりわけ、車体フロント部
の骨格部材であるファーストクロスメンバとフロントサ
イドメンバとの結合構造に関する。
従来の技術 第6,7図は従来の構造を示すもので、1はエンジンル
ームの側壁を構成するフードレッジパネル、2は断面略
コ字形に形成されたフロントサイドメンバで、前記フー
ドレッジパネル1の内側面に接合して車体前後方向に延
在する閉断面部を形成している。3は左右のフロントサ
イドメンバ2,2間に跨って結合されたファーストクロ
スメンバで、断面略コ字形のメンバ本体4と、その上,
下壁4a,4b縁に跨って接合したクロージングプレー
ト5とで閉断面を構成していて、メンバ本体4の縦壁4
cを前方に向けて配置してある。前記フードレッジパネ
ル1とフロントサイドメンバ2とはサブアッセンブリさ
れている一方、ファーストクロスメンバ3も、メンバ本
体4とクロージングプレート5とをサブアッセンブリし
て閉断面を構成すると共に、クロージングプレート5の
両側上縁部背面にラジエータコアサポートサイド6をサ
ブアッセンブリしてあって、これらアッセンブリ同志を
車幅方向から突き合わせて図外の自動溶接機によりスポ
ット溶接するようにしている。ここで、ファーストクロ
スメンバ3とフロントサイドメンバ2とはボックス断面
同志が上下方向で直交状態に配置されるため、自動溶接
機の電極を挿入する作業空間がなく、これら両者を直接
スポット溶接により接合することはできない。このた
め、これらファーストクロスメンバ3とフロントサイド
メンバ2とをブレース7を介して間接的に結合するよう
にしている。この場合、ファーストクロスメンバ3とフ
ロントサイドメンバ2との連接部分にも閉断面が生じて
強度確保できるように、図示するようにファーストクロ
スメンバ3とフロントサイドメンバ2とを上下方向に若
干離間する一方、クロージングプレート5の両側縁部に
フロントサイドメンバ2の底壁2aに突き当たる延設部
5aを形成すると共に、メンバ本体4にブレース7をサ
ブアッセンブリしておく。そして、このブレース7をフ
ードレッジパネル1に対しては車幅方向から電極で挟ん
でスポット溶接し、フロントサイドメンバ2に対して
は、一方の電極をフロントサイドメンバ2の前端開口部
から挿入して、その底壁2aおよび縦壁2bにスポット
溶接し、更に、ラジエータコアサポートサイド6に対し
ては前後方向から電極で挟んでスポット溶接する。ま
た、このラジエータコアサポートサイド6は、電極を前
述のようにフロントサイドメンバ2の前端開口部より挿
入して上壁2c上に挟んでスポット溶接し、以ってフロ
ントサイドメンバ2とファーストクロスメンバ3との間
に、ブレース7,延設部5a,フードレッジパネル1と
で囲まれた閉断面部8を構成している。このようなブレ
ースを用いたメンバ同志の結合構造の類似例としては、
例えば実開昭60−16675号公報がある。
考案が解決しようとする課題 フロントサイドメンバ2とファーストクロスメンバ3と
が直接結合でないために、強度的に不利であることは否
めず、特に前述のようにブレース7と延設部5aとを付
設してフロントサイドメンバ2とファーストクロスメン
バ3との間に閉断面部8を構成していても、延設部5a
の上縁部とフロントサイドメンバ2の底壁2aとの当接
部は、自動溶接機の電極を配置することができずスポッ
ト溶接が不可能であるため非接合状態にある。この結
果、路面干渉,ジャッキアップ時等にファーストクロス
メンバ3からフロントサイドメンバ2への入力伝達が不
十分となって、これらファーストクロスメンバ3とフロ
ントサイドメンバ2との結合部に応力集中が生じ易い不
具合があった。そこで、本考案はフロントサイドメンバ
とファーストクロスメンバとの直接結合を可能として、
結合剛性を一段と向上することができる自動車の車体構
造を提供するものである。
課題を解決するための手段 ファーストクロスメンバのメンバ本体をハット形に形成
すると共に、クロージングプレートをメンバ本体に予め
接合したプレートセンタと、メンバ本体に後付けされる
一対のプレートサイドとに3分割し、前記メンバ本体を
両側のフードレッジパネルに突き当てて接合すると共
に、その上壁を直接フロントサイドメンバに接合した
後、前記プレートサイドをメンバ本体に接合してある。
作用 ファーストクロスメンバに作用する路面入力あるいはジ
ャッキアップ入力は、直接該ファーストクロスメンバか
らフロントサイドメンバに伝達される。
実施例 以下、本考案の実施例を図面と共に前記従来の構成と同
一部分に同一符号を付して詳述する。
第1〜4図において、10は左右のフードレッジパネル
1およびフロントサイドメンバ2間に跨って結合される
ファーストクロスメンバで、断面略ハット形に形成され
たメンバ本体11と、その前,後壁12,13縁に曲折
成形したフランジ12a,13a間に跨って接合され
て、該メンバ本体11とで閉断面を形成するクロージン
グプレート14とからなっている。クロージングプレー
ト14は、予めメンバ本体11の中間部分に前記フラン
ジ12a,13aに跨って接合したプレートセンタ15
と、メンバ本体11に後付けされる一対のプレートサイ
ド16とに3分割してある。本実施例ではプレートセン
タ15の両側縁に、プレートサイド16との接合のため
のフランジ15aを曲折成形してある一方、プレートサ
イド16の両側端部にもフードレッジパネル1および前
記フランジ15aとの接合のためのフランジ16aを曲
折成形してある。フロントサイドメンバ2は、その前端
部に断面積を下方に拡大した拡大部20を形成してある
と共に、この拡大部20の縦壁2bから底壁2aに亘っ
て、ファーストクロスメンバ10のメンバ本体11の上
壁17および後壁13に係合する切欠部21を形成して
あり、かつ、該縦壁2bの切欠縁には、前記上壁17お
よび後壁13に接合するフランジ22を外側に向けて曲
折成形してある。
メンバ本体11は両側のフロントサイドメンバ2の拡大
部20の前端下側に配置して、上壁17および後壁13
を切欠部21の縁部に係合すると共に、上壁17,前壁
12の各端縁のフランジ17a,12bをフードレッジ
パネル1に突き当ててる。そして、前記上壁17とフロ
ントサイドメンバ2前端部との間に形成された空間開口
部から、図外の自動溶接機の一方の電極を挿入して、フ
ランジ17aをフードレッジパネル1にスポット溶接す
ると共に、同じくフランジ12bをフードレッジパネル
1にスポット溶接する。また、切欠部21縁のフランジ
22は、メンバ本体11両側部の下側に開口したメンバ
本体11内の空間部に同様に電極を挿入して、上壁17
と後壁13とに直接スポット溶接する。ラジエータコア
サポートサイド6についても、前記各空間部に電極を挿
入して、フロントサイドメンバ2の縦壁2bと、メンバ
本体11の後壁13上縁部とにそれぞれスポット溶接す
る。このラジエータコアサポートサイド6は、予め前記
後壁13の上縁部にスポット溶接しておいてもよい。メ
ンバ本体11のフードレッジパネル1,フロントサイド
メンバ2への接合が完了したならば、次に、プレートサ
イド16をメンバ本体11の両側部の下側に配置し、そ
の前,後縁部をフランジ12a,13aにスポット溶接
すると共に、一方の端縁フランジ16aをフードレッジ
パネル1に、および他方の端縁フランジ16aをプレー
トセンタ15のフランジ15aにスポット溶接して、全
体としてファーストクロスメンバ10を直接フロントサ
イドメンバ2に結合してある。
以上の実施例構造によれば、ファーストクロスメンバ1
0とフロントサイドメンバ2とを直接結合してあるた
め、該ファーストクロスメンバ10に作用する路面入力
やジャッキアップ入力を、直接フロントサイドメンバ2
に伝達することができる。また、メンバ本体11の上壁
17と、フロントサイドメンバ2の一般部の底壁2aと
に跨って、第3図に示すようにバンパーステイ23を締
結固定することができるので、これらファーストクロス
メンバ10とフロントサイドメンバ2との結合強度をよ
り一層高めることができる。しかも、メンバ本体11は
断面略ハット形で、両側部の下側にプレートサイド16
を後付けするようにして、該メンバ本体11の両側部に
は下方開口が生じて、自動溶接機の電極を挿入する作業
空間を確保できるようにしてあるため、メンバ本体11
の上壁17,後壁13と、フロントサイドメンバ2の拡
大部20の切欠部21のフランジ22とのスポット溶接
を、スポット打点に制約を受けることなく確実に接合で
きる。更に、該下方開口部は後付けされるプレートサイ
ド16で閉塞されると共に、該プレートサイド16も作
業上無理なくメンバ本体11,フードレッジパネル1に
確実に接合でき、このように、閉断面同志のファースト
クロスメンバ10とフロントサイドメンバ2とを、メン
バに大きな作業孔を設けることなく直接スポット溶接に
より強度的に有利に接合することができる。
第5図に示す実施例は、フロントサイドメンバ2の前端
部に拡大部20を形成することなく、該フロントサイド
メンバ2の前端部の底壁2aにメンバ本体11の上壁1
7を直接スポット溶接により接合したものである。ま
た、この実施例では、フロントサイドメンバ2の縦壁2
bと、メンバ本体11の上壁17および後壁13に跨っ
て、ブレース24をスポット溶接して結合強度を高めて
いる。これらメンバ本体上壁17とフロントサイドメン
バ底壁2aとの接合、およびブレース24の接合は、何
れも前記実施例の場合と同様に、メンバ本体11両側部
の下方開口部を作業空間として利用して、容易にスポッ
ト溶接作業することができ、かつ、最終的には、前記下
方開口部をプレートサイド16で閉塞してメンバ強度を
些かも損なうことはない。
考案の効果 以上のように本考案によれば、メンバ本体を断面略ハッ
ト形とすると共に、クロージングプレートを予めメンバ
本体に接合したプレートセンタと、両側の後付けされる
プレートサイドとに3分割してあって、メンバ本体の両
側には下方に開口したスポット溶接用の作業空間を確保
できるため、メンバ本体の上壁および後壁と、フロント
サイドメンバとの直接接合が可能であり、しかも、プレ
ートサイドを後付けすることによって、メンバ本体両側
の開口を閉塞して、強度的に不利な開口部が残ることが
なく、フロントサイドメンバとファーストクロスメンバ
とを強度を損なうことなく直接結合することができ、車
体強度を一段と高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、第2図,
第3図,第4図は第1図のII−II線,III−III線,IV−
IV線に沿う断面図、第5図は本考案の異なる例を示す分
解斜視図、第6図は従来の構造を示す分解斜視図、第7
図は第6図のVII−VII線に沿う断面図である。 1…フードレッジパネル、2…フロントサイドメンバ、
10…ファーストクロスメンバ、11…メンバ本体、1
2…同前壁、13…同後壁、17…同上壁、14…クロ
ージングプレート、15…プレートセンタ、16…プレ
ートサイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面略ハット形に形成されたメンバ本体
    と、該メンバ本体の前,後壁縁のフランジ間に跨って接
    合されて、該メンバ本体とで閉断面を形成するクロージ
    ングプレートとからなるファーストクロスメンバを、フ
    ードレッジパネルに接合した断面略コ字形の左右フロン
    トサイドメンバ間に跨って結合する構造であって、か
    つ、前記クロージングプレートをメンバ本体に予め接合
    したプレートセンタと、メンバ本体に後付けされる一対
    のプレートサイドとに3分割し、前記メンバ本体を両側
    のフードレッジパネルに突き当てて接合すると共に、そ
    の上壁を直接フロントサイドメンバに接合した後、前記
    プレートサイドをメンバ本体に接合したことを特徴とす
    る自動車の車体構造。
JP12139088U 1988-09-16 1988-09-16 自動車の車体構造 Expired - Lifetime JPH061512Y2 (ja)

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JPH0241882U JPH0241882U (ja) 1990-03-22
JPH061512Y2 true JPH061512Y2 (ja) 1994-01-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007112413A (ja) * 2005-09-20 2007-05-10 Nissan Motor Co Ltd 車体前部の組付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007112413A (ja) * 2005-09-20 2007-05-10 Nissan Motor Co Ltd 車体前部の組付構造

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JPH0241882U (ja) 1990-03-22

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