JP2775894B2 - 自動車のフロントバンパーステイ取付構造 - Google Patents

自動車のフロントバンパーステイ取付構造

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JP2775894B2
JP2775894B2 JP24894589A JP24894589A JP2775894B2 JP 2775894 B2 JP2775894 B2 JP 2775894B2 JP 24894589 A JP24894589 A JP 24894589A JP 24894589 A JP24894589 A JP 24894589A JP 2775894 B2 JP2775894 B2 JP 2775894B2
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英彦 岡田
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車のフロントバンパーステイ取付構造に
関する。
従来の技術 第3〜5図は従来の構造を示すもので、1はフードレ
ッジパネル2の下縁部に接合したクロージングプレート
3の内側に接合して閉断面を形成したフロントサイドメ
ンバで、このフロントサイドメンバ1にファーストクロ
スメンバ4をその閉断面を突き当てて結合してある。フ
ァーストクロスメンバ4は断面コ字形に形成したメンバ
要素5と、その後開口部分を閉塞して接合したクロージ
ングプレート6とで構成されている。ファーストクロス
メンバ4はフロントサイドメンバ1よりも下方にオフセ
ットして配設されるため、該ファーストクロスメンバ4
の両端部は、その上壁10をフロントサイドメンバ1の上
壁7と同一高さ位置にまでせり上げて形成し、該上壁10
の周縁フランジ10aをフロントサイドメンバ1の上壁7
に重合して接合してある。また、ファーストクロスメン
バ4の下壁12の周縁フランジ12aはフロントサイドメン
バ1の下壁9に重合して接合すると共に、前壁11および
後壁となるクロージングプレート6の周縁フランジ11a,
6aはそれぞれフロントサイドメンバ1の縦壁8に重合し
て接合し、以って、前述のようにファーストクロスメン
バ4の閉断面をフロントサイドメンバ1に突き当てるよ
うにしている。そして、フロントバンパー13のバンパー
ステイ14を、フロントサイドメンバ1の前端部より挿入
して、該フロントサイドメンバ1の上壁7と前記周縁フ
ランジ10aとの接合部分にボルト・ナット15結合するよ
うにしている。この類似構造は、例えば実開昭58-56654
号公報に示されている。
発明が解決しようとする課題 ファーストクロスメンバ4の上壁10をフロントサイド
メンバ1の上壁7位置にまでせり上げて形成し、その周
縁フランジ10aをフロントサイドメンバ1の上壁7に接
合し、そして、これら上壁7と周縁フランジ10aとの接
合部分にバンパーステイ14をボルト・ナット15結合して
あるため、前記周縁フランジ10aがレインフォースとし
て機能して、車両の軽衝突時にフロントサイドメンバ1
の変形を抑制できる利点がある。しかし、ファーストク
ロスメンバ4の上壁10を前述のように大きくせり上げて
形成するためには、ファーストクロスメンバ4をこれら
両端部分まで一体に成形しようとすると、パネル材の歩
留まりが悪化することと、プレス成形が困難となること
から、前記両端部分は別ピースとして別体成形して3分
割し、これら3部品を接合してファーストクロスメンバ
4を構成する必要が生じ、コスト的に非常に不利となっ
てしまう。そこで、本発明は軽衝突時の入力対策のため
にファーストクロスメンバの上壁をフロントサイドメン
バの上壁にラップ配置させなくても、該衝突入力をファ
ーストクロスメンバ側に負担させることができ、以っ
て、ファーストクロスメンバの両端部のせり上がり量を
極力小さく止めて、その一体形成を可能として、コスト
的におよび重量的に有利に得ることができる自動車のフ
ロントバンパーステイ取付構造を提供するものである。
課題を解決するための手段 ファーストクロスメンバの閉断面をフロントサイドメ
ンバに突き当てて結合する構造において、該ファースト
クロスメンバの上壁端面をフロントサイドメンバの縦壁
に突き当てて周縁フランジを介して接合し、フロントバ
ンパーステイをフロントサイドメンバ内にその前端部よ
り挿入して、該フロントサイドメンバの上壁に締結する
と共に、フロントサイドメンバの縦壁と前記ファースト
クロスメンバの上壁端末の周縁フランジとの接合部分に
締結してある。
作用 軽衝突時にバンパーステイに前後方向に衝突入力が作
用すると、この衝突入力はバンパーステイを締結したフ
ロントサイドメンバの上壁に伝達されると共に、該フロ
ントサイドメンバの縦壁とファーストクロスメンバ上壁
の周縁フランジの接合部分から、該ファーストクロスメ
ンバにも伝達して、該ファーストクロスメンバに負担さ
れ、フロントサイドメンバ上壁の変形乃至車体パネルの
変形が回避される。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述する。
第1,2図において、フードレッジパネル2に連なるク
ロージングプレート3に接合されて閉断面を構成したフ
ロントサイドメンバ1には、ファーストクロスメンバ20
の閉断面を突き当てて結合してある。ファーストクロス
メンバ20は断面コ字形のメンバ要素21と、その後側の開
口部分を閉塞して接合したクロージングプレート22とで
構成してある。ファーストクロスメンバ20の両端部は若
干上方へオフセットして形成してあり、下壁25の周縁フ
ランジ25aをフロントサイドメンバ1の下壁9に重合
し、前壁24,クロージングプレート22の周縁フランジ24
a,22aをフロントサイドメンバ1の縦壁8に突き合わ
せ、かつ、上壁23端末の周縁フランジ23aを該縦壁8に
突き合わせて、それぞれスポット接合してある。また、
フロントサイドメンバ1の上壁7には1つの、および縦
壁8と周縁フランジ23aとの接合部分には前後方向に2
つのボルト挿入孔26を形成してある。一方、フロントバ
ンパー13のバンパーステイ14の上壁14aおよび一側壁14b
の各内面には、前記ボルト挿入孔26に対応して、ボルト
挿入孔27と同心的にウエルドナット28を設けてある。
そして、このバンパーステイ14を、フロントサイドメ
ンバ1内にその前端部から挿入し、該フロントサイドメ
ンバ1の上壁7および縦壁8に重合すると共に、各対応
するボルト挿入孔26,27を整合し、ウエルドナット28に
ボルト29を螺合して、該フロントサイドメンバ1の上壁
7、および該フロントサイドメンバ1の縦壁8とファー
ストクロスメンバ20の上壁23端末の周縁フランジ23aと
の接合部分に締結してある。
以上の実施例構造によれば、車両の軽衝突時にバンパ
ーステイ14に前後方向に作用する衝突入力は、該バンパ
ーステイ14を締結したフロントサイドメンバ1の上壁7
に伝達されると共に、縦壁8と周縁フランジ23aとの接
合部分から、ファーストクロスメンバ20にも伝達され
て、該ファーストクロスメンバ20に負担させることがで
きる。従って、フロントサイドメンバ1の上壁7に衝突
入力が集中して変形するようなことはなく、軽衝突時の
入力に十分に対抗できて、フロントサイドメンバ1の変
形乃至車体パネルの変形を回避することができる。ま
た、このように軽衝突時入力をファーストクロスメンバ
20に効率的に負担させることができるため、該ファース
トクロスメンバ20の上壁23を従来のようにフロントサイ
ドメンバ1の上壁7にラップさせて接合,補強する必要
がなく、該ファーストクロスメンバ20の上壁23のせり上
がり量をフロントサイドメンバ1の縦壁8の面内で極力
小さく抑えることができるため、ファーストクロスメン
バ20をその中央部分から両端部を含めて一体にプレス成
形することができ、かつ、パネル材の歩留まりを悪化さ
せることもない。
発明の効果 以上のように本発明によれば、ファーストクロスメン
バはその上壁をフロントサイドメンバの縦壁に周縁フラ
ンジを介して接合して、そのせり上がり量を極力小さく
してあるため、該ファーストクロスメンバをその中央部
分から両端部に至るまで一体にプレス成形が可能とな
り、また、パネル材の板取り歩留まりを悪化させずに済
むためコスト的に非常に有利となる。しかも、前述の縦
壁と周縁フランジとの接合部分にフロントバンパーステ
イを締結してあるため、車両軽衝突時にこの接合部分か
らファーストクロスメンバに衝突入力を負担させること
ができるから、フロントサイドメンバに専用の補強材を
用いることなく、該フロントサイドメンバの変形乃至車
体パネルの変形を回避させることができ、軽衝突時対策
も十分に満足させることができるという実用上多大な効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部を示す斜視図、第2図
は第1図のII-II線に沿う断面図、第3図は車体のフロ
ント部分の斜視図、第4図は従来の構造の要部を示す斜
視図、第5図は第4図のV−V線に沿う断面図である。 1……フロントサイドメンバ、7……同上壁、8……同
縦壁、14……フロントバンパーステイ、20……ファース
トクロスメンバ、23……同上壁、23a……周縁フラン
ジ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファーストクロスメンバの閉断面をフロン
    トサイドメンバに突き当てて結合する構造において、該
    ファーストクロスメンバの上壁端面をフロントサイドメ
    ンバの縦壁に突き当てて周縁フランジを介して接合し、
    フロントバンパーステイをフロントサイドメンバ内にそ
    の前端部より挿入して、該フロントサイドメンバの上壁
    に締結すると共に、フロントサイドメンバの縦壁と前記
    ファーストクロスメンバの上壁端末の周縁フランジとの
    接合部分に締結したことを特徴とする自動車のフロント
    バンパーステイ取付構造。
JP24894589A 1989-09-25 1989-09-25 自動車のフロントバンパーステイ取付構造 Expired - Lifetime JP2775894B2 (ja)

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JPH03112742A JPH03112742A (ja) 1991-05-14
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