JPH10244966A - 自動車のバックドア開口部の補強構造 - Google Patents

自動車のバックドア開口部の補強構造

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JPH10244966A
JPH10244966A JP6528997A JP6528997A JPH10244966A JP H10244966 A JPH10244966 A JP H10244966A JP 6528997 A JP6528997 A JP 6528997A JP 6528997 A JP6528997 A JP 6528997A JP H10244966 A JPH10244966 A JP H10244966A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バックドアの支持強度の向上を図るとともに、
バックドア開口部の下コーナ部の強度上の断点を無く
し、かつ捩れ剛性を高めることができる自動車のバック
ドア開口部の補強構造を提供する。 【解決手段】車体のバックドア開口部であって、かつ横
開き式バックドアを開閉可能に支持するバックドアヒン
ジの取付部に、凸断面形状のヒンジレインフォースメン
ト14を配置し、このヒンジレインフォースメント14
の下端部を凸断面形状を保ったままバックドア開口部の
下コーナ部まで延長し、この延長部14cの下端をロア
バック部30の下縁に接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のバックドア
開口部、特に横開き式バックドアを取り付けたバックド
ア開口部の下コーナ部の補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、横開き式のバックドアを有する車
両において、車体の後部両側方に配設されるリヤクオー
タインナパネルの後端部に、車幅方向内方側に直交状に
屈曲してバックドア開口部の下縁部を形成するエクステ
ンションパネルを固着し、車体におけるバックドアヒン
ジの取付部にヒンジレインフォースメントを配置し、こ
のレインフォースメントの下端部をロアバックを構成す
るエクステンションパネルに結合したものが提案されて
いる(特開平8−295265号公報参照)。上記のよ
うな構造とすれば、ヒンジレインフォースメントによっ
て車体のヒンジ取付部が強化され、バックドアの支持強
度が高くなる利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ヒ
ンジレインフォースメントの下端はエクステンションパ
ネルの上端部、つまりホイールハウスの後端上部に固定
されているため、ヒンジレインフォースメントに作用す
る上下荷重がエクステンションパネルに集中しやすい。
特に、エクステンションパネルは外板部材であるため、
ヒンジレインフォースメントに比べて強度が低く、レイ
ンフォースメントの上下荷重によってエクステンション
パネルが変形する可能性がある。また、ヒンジレインフ
ォースメントとエクステンションパネルとの結合部に荷
重が集中しやすく、この結合部が強度上の断点となる可
能性がある。
【0004】また、ヒンジレインフォースメントの上
部、特にバックドアヒンジ取付部付近は断面略L字形に
形成され、インナパネルとの間で閉断面を形成している
ので、曲げ強度が高いが、エクステンションパネルと結
合される部分は平板状であるため、曲げ強度がさほど高
くない。そのため、レインフォースメントを設けた割り
にバックドア開口部の捩れ剛性が十分に確保できないと
いう欠点がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、バックドアの支
持強度の向上を図るとともに、バックドア開口部の強度
上の断点を無くし、かつ捩れ剛性を高めることができる
自動車のバックドア開口部の補強構造を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、車体の後端部に横開き式バックドアを開
閉可能に設けてなる自動車において、車体のバックドア
開口部であってかつバックドアヒンジの取付部に、凸断
面形状のヒンジレインフォースメントを配置するととも
に、このヒンジレインフォースメントの下端部を凸断面
形状を保ったままバックドア開口部の下コーナ部まで延
長し、この延長部の下端をロアバック部の下縁に接合し
たものである。
【0007】バックドアヒンジの取付部を補強するヒン
ジレインフォースメントの下端部を下コーナ部まで延長
し、この延長部をロアバック部の下縁に接合している。
そのため、ヒンジレインフォースメントにかかる上下荷
重は、ロアバック部を圧縮する方向にかからず、ロアバ
ック部の変形を防止できる。また、ヒンジレインフォー
スメントは凸断面形状を保ったまま下コーナ部まで延長
されるので、曲げ剛性が低下しない。そのため、バック
ドア開口部の下コーナ部の強度上の断点が解消されると
ともに、捩れ剛性が高くなり、重い横開き式バックドア
を搭載した車両でもバックドア開口部の捩れを防止でき
る。
【0008】ヒンジレインフォースメントの下端部は、
具体的にはロアバック部の下コーナ部を構成するエクス
テンションアウタロアとホイールハウスアウタとの下端
接合フランジの間に挟み込んでスポット溶接するのが、
支持剛性を高めることができるので望ましい。
【0009】まや、ヒンジレインフォースメントの下端
部を凸断面形状を保ったまま下コーナ部から車幅方向内
側へ屈曲形成し、その上側の接合用フランジをエクステ
ンションアウタロアの内側に接合し、下側の接合用フラ
ンジをエクステンションアウタロアとエクステンション
インナロアとの下端接合フランジの間に挟み込んでスポ
ット溶接するのが望ましい。この場合には、下コーナ部
を効果的に補強できる。
【0010】ロアバック部のインナ部材より後方に、ホ
イールハウスアウタとホイールハウスインナとの接合部
を設定すれば、ホイールベースを延長でき、スペースを
有効利用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明にかかる横開き式バ
ックドアを備えた車両の後面図、図2はバックドアを省
略した車体右側後部の斜視図、図3〜図10はリヤピラ
ーの各部の断面、図11はレインフォースメントユニッ
トを示す。なお、図中、黒塗り部分はスポット溶接部を
示す。
【0012】バックドア1の後面にはスペヤタイヤ2が
取外し可能に装着されている。このバックドア1は、車
体右側のリヤピラー3に上下のバックドアヒンジ4,5
を支点として回動可能に支持されている。バックドアヒ
ンジ4,5は、図5,図6に示すように、リヤピラー3
のバックドアヒンジ取付部3a,3bに固定されたヒン
ジブラケット4a,5aと、バックドア1に固定された
ヒンジアーム4b,5bとを、ヒンジピン4c,5cを
介して回動自在に連結したものである。
【0013】リヤピラー3は図3〜図6に示すようにア
ウタパネル10とインナパネル11とを備えており、そ
の前端部を重ね合わせてスポット溶接することにより、
クオータウインド(図2参照)のオープニングフランジ
を構成している。アウタパネル10とインナパネル11
の後端部は車幅方向に開いており、その間にはエクステ
ンションパネル12が架け渡して接合されている。すな
わち、エクステンションパネル12の車幅方向外側のフ
ランジ12aはアウタパネル10の後端部フランジ10
aの前面にスポット溶接され、エクステンションパネル
12の車幅方向内側のフランジ12bはインナパネル1
1の後端部フランジ11aと重ね合わせてスポット溶接
されている。このエクステンションパネル12の車幅方
向内側のフランジ12bとインナパネル11の後端部フ
ランジ11aとで、バックドア1のオープニングフラン
ジを形成している。
【0014】上記リヤピラー3の内部には、閉断面構造
をなすレインフォースメントユニットRが上下方向に配
設されている。図5,図6,図11に示されるように、
レインフォースメントRの主体部を構成する第1レイン
フォースメント14と第2レインフォースメント15は
共に断面ハット型に形成され、その左右両側には車幅方
向に延びる接合用フランジ14a,14bおよび15
a,15bが形成されている。これらフランジ14a,
14bおよび15a,15bをスポット溶接等で接合す
ることにより、ボックス状の閉断面16が形成される。
第1レインフォースメント14の底面はヒンジ取付面で
あるエクステンションパネル12の裏面に沿うように配
置され、スポット溶接されている。第2レインフォース
メント15の車幅方向内側の接合用フランジ15bには
内側に延びる延長部15cが一体に形成され、この延長
部15cが後方へ折曲されてインナパネル11とエクス
テンションパネル12の接合用フランジ11a,12b
の間に挟み込んでスポット溶接されている。
【0015】第1レインフォースメント14の裏側(前
面)にはヒンジリテーナ17a,17bが配置され、こ
のヒンジリテーナ17a,17bにはナット18a,1
8bが予め固定されている。ヒンジブラケット4a,5
aをエクステンションパネル12の表側(後面)に配置
し、複数本のヒンジ固定用ボルト13a,13bをエク
ステンションパネル12、第1レインフォースメント1
4を貫通して上記ナット18a,18bに締結すること
により、ヒンジブラケット4a,5aはリヤピラー3に
強固に固定される。
【0016】一方、バックドア1の車幅方向外側面に
は、ヒンジアーム4b,5bがボルト19a,19bに
よって固定されている。特に、ヒンジブラケット4a,
5aの取付面はリヤピラー3の車幅方向に設定され、ヒ
ンジアーム4b,5bの取付面はバックドア1の前後方
向に設定されているので、これら取付面が互いにほぼ直
角な関係にある。そのため、バックドア1の建付け調整
に当たって、あらゆる方向の調整が可能であり、調整作
業が簡単となる。上側のバックドアビンジ4はリヤコン
ビランプ20(図5参照)によって覆われ、下側のバッ
クドアヒンジ5はガーニッシュ21(図6参照)によっ
て覆われているため、バックドアヒンジ4,5が外部に
露出することがない。なお、上側のバックドアビンジ4
を覆ったリヤコンビランプ20の上端部はルーフ付近ま
でのびているので、バックドアビンジ4より上部のバッ
クドア1とリヤピラー3との隙間を連続的に覆うことが
できる。
【0017】レインフォースメントユニットRの上端部
はルーフ部と結合され、下端部はロアバック30の下端
部と結合されている。すなわち、第1レインフォースメ
ント14の上端部は、上側のバックドアヒンジ取付部3
aのやや上部で終端となっており、第2レインフォース
メント15はそれより上方へ延び、図4に示すようにエ
クステンションパネル12と第2レインフォースメント
15とで閉断面が形成されている。第2レインフォース
メント15の上端部裏側(前側)には、第3レインフォ
ースメント22の下端部が配置され、その車幅方向外側
の接合用フランジ22aが第2レインフォースメント1
5の車幅方向外側の接合用フランジ15aと共に、エク
ステンションパネル12に重ね合わせてスポット溶接さ
れている。また、第3レインフォースメント22の車幅
方向内側の接合用フランジ22bは第2レインフォース
メント15の裏面にスポット溶接されている。これによ
り、第3レインフォースメント22は第2レインフォー
スメント15と一体的に結合されている。
【0018】第3レインフォースメント22は第2レイ
ンフォースメント15より上方へ延び、図3のように車
幅方向外側の接合用フランジ22aがエクステンション
パネル12およびアウタパネル10と重ね合わせて接合
され、車幅方向内側の接合用フランジ22bがエクステ
ンションパネル12と接合されて、第3レインフォース
メント22とエクステンションパネル12とで閉断面が
形成されている。なお、この例では車幅方向内側の接合
用フランジ22bをエクステンションパネル12の車幅
方向内側の接合用フランジ12bの近傍に接合したが、
接合用フランジ22bを延長してインナパネル11とエ
クステンションパネル12の接合用フランジ11a,1
2b(バックドアオープニングフランジ)の間に挟み込
んでスポット溶接してもよい。この場合には、第3レイ
ンフォースメント22の結合強度が一層高くなる。
【0019】第3レインフォースメント22の上部はエ
クステンションパネル12よりさらに上方へ延びてお
り、その上端部22c,22dはルーフパネル23およ
びバックドアオープニングインナ24と結合されてい
る。すなわち、図10のように、第3レインフォースメ
ント22の外側の上端部22cはルーフモール嵌合溝2
5の底部でルーフパネル23の外側縁とルーフサイドア
ウタ26の内側縁との間に挟み込んでスポット溶接され
ている。また、内側の上端部22dはバックドアオープ
ニングインナ24の外側縁とルーフサイドインナ27の
内側縁との間に挟み込んでスポット溶接されている。な
お、ルーフサイドアウタ26はリヤピラー3のアウタパ
ネル10と連続しており、ルーフサイドインナ27はリ
ヤピラー3のインナパネル11と連続している。
【0020】第1レインフォースメント14の下端部は
第2レインフォースメント15より下方へ延びており、
バックドア開口部の下辺を構成するロアバック30の下
端部と結合されている。すなわち、ロアバック30の車
体中央部はロアバックアウタ31とロアバックインナ3
2とで閉断面に形成されており、ロアバックアウタ31
の車幅方向外側端部にはロアバック30の車幅方向両側
部(下コーナ部)を構成するエクステンションアウタロ
ア33がスポット溶接されている。エクステンションア
ウタロア33の上端は、図8のようにエクステンション
パネル12の下端部ともスポット溶接されており、ロア
バックアウタ31とエクステンションパネル12とを接
続する役目を有する。第1レインフォースメント14の
下端部は、図7,図8のようにエクステンションアウタ
ロア33とホイールハウスアウタ34との下端接合フラ
ンジ33a,34aの間に挟み込んでスポット溶接され
ている。第1レインフォースメント14の下端部は凸断
面形状を保ったまま下コーナ部まで延長されており、こ
の延長部14cは車幅方向内側へ屈曲している。上記延
長部14cは、図9のようにエクステンションアウタロ
ア33の裏面に沿っており、その上側の接合用フランジ
14dはロアバックアウタ31とエクステンションアウ
タロア33と共に接合され、下側の接合用フランジ14
eはエクステンションアウタロア33とエクステンショ
ンインナロア35の接合フランジ33a,35aの間に
挟み込んでスポット溶接されている。
【0021】図7のように、ロアバックインナ32の車
幅方向外側にはエクステンションインナロア35を介し
てホイールハウスインナ36がスポット溶接により接合
されている。ホイールハウスインナ36は車体前後方向
に延びており、その後端部外側面に上記ホイールハウス
アウタ34がスポット溶接されている。なお、37は後
輪タイヤである。上記のように、エクステンションイン
ナロア35とエクステンションアウタロア33の間の空
間にホイールハウスインナ36とホイールハウスアウタ
34の接合面を設定した、換言すればロアバックインナ
32より後方にホイールハウスインナ36とホイールハ
ウスアウタ34の接合面を設定したので、ホイールベー
スを延長でき、スペースを有効利用できるという利点が
ある。
【0022】上記のように、ルーフ部とロアバック部と
の間に連続したレインフォースメントユニットR(第1
〜第3レインフォースメント14,15,22)を設け
ることにより、リヤピラー3がルーフ部およびロアバッ
ク部と一体となってバックドア1の重量を支えることが
できる。そのため、バックドア1がスペアタイヤ2など
を装着した重量の大きなドアであっても、リヤピラー3
やその他の車体構造部に変形を与えずに支持することが
できる。そして、バックドア開口部の捩れ変形に対して
も有効に補強効果を発揮できる。
【0023】本発明は上記実施例に限定されるものでは
ない。上記実施例では、上下のバックドアヒンジ4,5
を補強するためのヒンジレインフォースメント(第1レ
インフォースメント)14の下端部を下コーナ部まで延
長したが、上下のバックドアヒンジ4,5を個別のヒン
ジレインフォースメントで補強し、下側のヒンジレイン
フォースメントの下端部を下コーナ部まで延長してもよ
い。ただ、実施例の場合には、上下のバックドアヒンジ
4,5を一体のレインフォースメント14で補強してい
るので、強度上の断点がなく、支持強度が高いという利
点がある。
【0024】また、第1レインフォースメント14の下
端部をバックドア開口部の下コーナ部で終端としたが、
下コーナ部よりさらに車体内側へ向かって延長してもよ
いし、第1レインフォースメント14の下端部に下コー
ナ部より車体内側へ向かって延びる別のレインフォース
メントを継ぎ足してもよい。この場合も、延長部や別の
レインフォースメントを凸断面形状とするのが望まし
い。
【0025】上記実施例では、リヤピラー3の前側にク
オータウインドが位置する車両(図2参照)について説
明したが、リヤピラー3の前側にリヤドアが位置する5
ドア車や、リヤピラー3の前側にクオータウインドおよ
びリヤドアのいずれも位置しない3ドア車にも、アウタ
パネル10およびインナパネル11を変更するだけで同
様に適用できる。つまり、アウタパネル10およびイン
ナパネル11以外の部品を他の車種の車両にも適用で
き、部品を共通化することが可能である。
【0026】上記のようなレインフォースメントユニッ
トRは、少なくともバックドアヒンジ4,5が固定され
る側(図では右側)のリヤピラー3に設けられるが、反
対側(左側)のリヤピラーにも設けるのが望ましい。こ
の場合には、バックドア開口部の開放端側の強度も向上
するので、バックドア1の閉鎖時の衝撃による車体の変
形を抑制できるという効果がある。
【0027】上記実施例では、各部材を接合する手段と
してスポット溶接を用いたが、これに限定されるもので
はない。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、バックドア開口部下コーナ部を補強するため、
ヒンジレインフォースメントの下端部を下コーナ部まで
延長し、この延長部をロアバック部の下縁に接合してい
るので、ヒンジレインフォースメントにかかる上下荷重
はロアバック部を圧縮する方向にかからず、ロアバック
部の変形を防止できる。また、ヒンジレインフォースメ
ントは凸断面形状を保ったまま下コーナ部まで延長され
るので、ヒンジレインフォースメントの曲げ剛性が低下
しない。そのため、バックドア開口部の下コーナ部の強
度上の断点が解消されるとともに、捩れ剛性が高くな
り、バックドア開口部の捩れを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるバックドア支持構造を備えた車
両の一例の後面図である。
【図2】図1の車体右側のリヤーピラーの斜視図であ
る。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2のC−C線断面図である。
【図6】図2のD−D線断面図である。
【図7】図2のE−E線断面図である。
【図8】図2のF−F線断面図である。
【図9】図2のG−G線断面図である。
【図10】図2のH−H線断面図である。
【図11】レインフォースメントユニットの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 バックドア 3 リヤピラー 10 アウタパネル 11 インナパネル 14 第1レインフォースメント(ヒンジレイン
フォースメント) 14c 延長部 30 ロアバック 31 ロアバックアウタ 32 ロアバックインナ 33 エクステンションアウタロア 34 ホイールハウスアウタ 35 エクステンションインナロア 36 ホイールハウスインナ R レインフォースメントユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の後端部に横開き式バックドアを開閉
    可能に設けてなる自動車において、 車体のバックドア開口部であってかつバックドアヒンジ
    の取付部に、凸断面形状のヒンジレインフォースメント
    を配置するとともに、このヒンジレインフォースメント
    の下端部を凸断面形状を保ったままバックドア開口部の
    下コーナ部まで延長し、この延長部の下端をロアバック
    部の下縁に接合したことを特徴とするバックドア開口部
    の補強構造。
  2. 【請求項2】上記ヒンジレインフォースメントの下端部
    は、ロアバック部の下コーナ部を構成するエクステンシ
    ョンアウタロアとホイールハウスアウタとの下端接合フ
    ランジの間に挟み込んでスポット溶接されていることを
    特徴とする請求項1に記載のバックドア開口部の補強構
    造。
  3. 【請求項3】上記ヒンジレインフォースメントの下端部
    は凸断面形状を保ったまま下コーナ部から車幅方向内側
    へ屈曲形成されており、その上側の接合用フランジはエ
    クステンションアウタロアの内側に接合され、下側の接
    合用フランジはエクステンションアウタロアとエクステ
    ンションインナロアとの下端接合フランジの間に挟み込
    んでスポット溶接されていることを特徴とする請求項1
    または2に記載のバックドア開口部の補強構造。
  4. 【請求項4】上記ロアバック部のインナ部材より後方
    に、ホイールハウスアウタとホイールハウスインナとの
    接合部を設定したことを特徴とする請求項1または3の
    いずれかに記載のバックドア開口部の補強構造。
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