JP7143254B2 - 車体後部構造 - Google Patents
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Description
即ち、本出願の一の発明に係る車体後部構造は、車体後部のテールゲート開口(例えば、実施形態のテールゲート開口10)の側縁部に車体後方を向いて設置されるピラーガータ(例えば、実施形態のピラーガータ11)と、前記ピラーガータの車体前方側で当該ピラーガータと閉断面を形成するガータインナ(例えば、実施形態のガータインナ26)と、前記ピラーガータと前記ガータインナに接合されて、前記ピラーガータと前記ガータインナとともにリヤピラー(例えば、実施形態のリヤピラー27)を形成する車両のアウタパネル(例えば、実施形態のアウタパネル16)と、車両のルーフ部の側方に配置され、後部に前記ガータインナの上端部が接続されるルーフサイドレール(例えば、実施形態のルーフサイドレール29)と、後輪懸架用のリヤダンパの上方を覆うダンパハウジング(例えば、実施形態のダンパハウジング19)と、前記ダンパハウジングの上壁に固定されて前記リヤダンパの上部を支持するダンパベース(例えば、実施形態のダンパベース20)と、前記ダンパベースの車幅方向外側の縁部に連なる位置から車体側部に沿って上方に延び、上部が前記ガータインナに接続される上部補強部材(例えば、実施形態の上部補強部材25)と、車室側の後部上方に支持されてシートベルトの支持起点となるベルトアンカー(例えば、実施形態のベルトアンカー30)と、を備え、前記ベルトアンカーは、前記ガータインナの前記上部補強部材との接続部の上方位置に固定され、前記ピラーガータを境界に車両前方側に前記ベルトアンカーが配置され、前記ピラーガータを境界に車両後方側にテールゲート用の開閉ダンパ(例えば、実施形態の開閉ダンパ32)が配置され、前記ガータインナは、車体の側面に略沿う側部指向壁(例えば、実施形態の側部指向壁26a)と、前記側部指向壁の後端部から車幅方向内側に屈曲して前記ピラーガータに結合される屈曲フランジ(例えば、実施形態の屈曲フランジ26b)と、を有し、前記側部指向壁の車幅方向外側の面には、前記ガータインナのベルトアンカー固定部を補強するための補強板(例えば、実施形態の補強板34)が固定され、前記補強板は、前記側部指向壁の車幅方向外側の面に固定される補強板本体部(例えば、実施形態の補強板本体部34a)と、前記補強板本体部の後端部から車幅方向内側に屈曲して、前記屈曲フランジと前記ピラーガータの結合部間に介装されるダンパ側補強部(例えば、実施形態のダンパ側補強部34b)と、を有し、前記開閉ダンパは、前記屈曲フランジと前記ダンパ側補強部と前記ピラーガータの三枚重ねの部分に固定されていることを特徴とする。
この場合、リヤピラーの上部の狭いスペースにベルトアンカーと開閉ダンパを効率良く設置することができる。
また、この場合、補強板は、ベルトアンカー固定部を補強する補強板本体部と、開閉ダンパの固定部を補強するダンパ側補強部と、を有するため、リヤピラーの上部の狭い領域に配置されるベルトアンカーと開閉ダンパの各固定部の剛性および強度を効率良く高め、かつ、車体の後部上方側の剛性も高めることができる。
本実施形態の車両1は、車体の後面に、図示しないテールゲートが跳ね上げ回動可能に取り付けられたハッチバックタイプの車両である。図中の符号10は、テールゲートによって開閉される車体後部のテールゲート開口である。テールゲート開口10の左右の側縁部には、車体後方を向く樋溝を有するピラーガータ11が配置されている。左右のピラーガータ11の樋溝は、テールゲートが閉じられたときに、テールゲートによって覆われる。
図3に示すように、車両の左右の側部には、車体前後方向に略沿って延びるリヤサイドフレーム17が配置されている。左右のリヤサイドフレーム17には、リヤフロアパネル9が架設されている。左右の各リヤサイドフレーム17の車幅方向外側には、リヤサイドフレーム17から上方に立ち上がって後輪の車幅方向内側と上方を覆うリヤホイールハウスインナ18が配置されている。リヤホイールハウスインナ18は、三枚のパネル材が車体前後方向で接合されて成り、中央のパネル材は、後輪懸架用の図示しないリヤダンパの上方を覆うダンパハウジング19を構成している。
本実施形態の場合、ガータインナ26の上端部は、図5に示すようにルーフサイドレール29の後部領域の下方まで延び、ルーフサイドレール29の一部を形成している。
したがって、本実施形態の車体後部構造を採用した場合には、車体の後側部のより上端寄り部分に高い支持剛性をもってベルトアンカー30を設置することができる。
11…ピラーガータ
12…ルーフクロスメンバ
16…アウタパネル
19…ダンパハウジング
20…ダンパベース
25…上部補強部材
26…ガータインナ
26a…側部指向壁
26b…屈曲フランジ
26c…前屈曲壁
27…リヤピラー
28…接続部
29…ルーフサイドレール
30…ベルトアンカー
32…開閉ダンパ
34…補強板
34a…補強板本体部
34b…ダンパ側補強部
34c…前結合部
36…補強ビード
Claims (6)
- 車体後部のテールゲート開口の側縁部に車体後方を向いて設置されるピラーガータと、
前記ピラーガータの車体前方側で当該ピラーガータと閉断面を形成するガータインナと、
前記ピラーガータと前記ガータインナに接合されて、前記ピラーガータと前記ガータインナとともにリヤピラーを形成する車両のアウタパネルと、
車両のルーフ部の側方に配置され、後部に前記ガータインナの上端部が接続されるルーフサイドレールと、
後輪懸架用のリヤダンパの上方を覆うダンパハウジングと、
前記ダンパハウジングの上壁に固定されて前記リヤダンパの上部を支持するダンパベースと、
前記ダンパベースの車幅方向外側の縁部に連なる位置から車体側部に沿って上方に延び、上部が前記ガータインナに接続される上部補強部材と、
車室側の後部上方に支持されてシートベルトの支持起点となるベルトアンカーと、を備え、
前記ベルトアンカーは、前記ガータインナの前記上部補強部材との接続部の上方位置に固定され、
前記ピラーガータを境界に前記ピラーガータの車両前方側に前記ベルトアンカーが配置され、前記ピラーガータを境界に前記ピラーガータの車両後方側にテールゲート用の開閉ダンパが配置され、
前記ガータインナは、
車体の側面に略沿う側部指向壁と、
前記側部指向壁の後端部から車幅方向内側に屈曲して前記ピラーガータに結合される屈曲フランジと、を有し、
前記側部指向壁の車幅方向外側の面には、前記ガータインナのベルトアンカー固定部を補強するための補強板が固定され、
前記補強板は、
前記側部指向壁の車幅方向外側の面に固定される補強板本体部と、
前記補強板本体部の後端部から車幅方向内側に屈曲して、前記屈曲フランジと前記ピラーガータの結合部間に介装されるダンパ側補強部と、を有し、
前記開閉ダンパは、前記屈曲フランジと前記ダンパ側補強部と前記ピラーガータの三枚重ねの部分に固定されていることを特徴とする車体後部構造。 - 前記ピラーガータとガータインナは、前記上部補強部材との接続部の上方において、ルーフ後端のルーフクロスメンバに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の車体後部構造。
- 前記ガータインナは、上端部が屈曲して車体前方側に延び、当該上端部が前記ルーフサイドレールの後部の一部を形成していることを特徴とする請求項1または2に記載の車体後部構造。
- 前記ガータインナは、前記側部指向壁の前端部から車幅方向外側に屈曲する前屈曲壁を有し、
前記補強板は、前記前屈曲壁に結合される前結合部を有することを特徴とする請求項1に記載の車体後部構造。 - 前記前結合部には補強ビードが形成されていることを特徴とする請求項4に記載の車体後部構造。
- 車体後部のテールゲート開口の側縁部に車体後方を向いて設置されるピラーガータと、
前記ピラーガータの車体前方側で当該ピラーガータと閉断面を形成するガータインナと、
前記ピラーガータと前記ガータインナに接合されて、前記ピラーガータと前記ガータインナとともにリヤピラーを形成する車両のアウタパネルと、
車両のルーフ部の側方に配置され、後部に前記ガータインナの上端部が接続されるルーフサイドレールと、
後輪懸架用のリヤダンパの上方を覆うダンパハウジングと、
前記ダンパハウジングの上壁に固定されて前記リヤダンパの上部を支持するダンパベースと、
前記ダンパベースの車幅方向外側の縁部に連なる位置から車体側部に沿って上方に延び、上部が前記ガータインナに接続される上部補強部材と、
車室側の後部上方に支持されてシートベルトの支持起点となるベルトアンカーと、を備え、
前記ベルトアンカーは、前記ガータインナの前記上部補強部材との接続部の上方位置に固定され、
前記ダンパベースの車幅方向外側位置には、前記アウタパネルの内側で車体側部を覆うように延在するリヤインサイドパネルを備え、
前記上部補強部材は、前記リヤインサイドパネルの車内側面に接合されていることを特徴とする車体後部構造。
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JP2019116193A JP7143254B2 (ja) | 2019-06-24 | 2019-06-24 | 車体後部構造 |
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JP2019116193A JP7143254B2 (ja) | 2019-06-24 | 2019-06-24 | 車体後部構造 |
Publications (2)
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JP2021000936A JP2021000936A (ja) | 2021-01-07 |
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JP2019116193A Active JP7143254B2 (ja) | 2019-06-24 | 2019-06-24 | 車体後部構造 |
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Citations (3)
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JP2000190868A (ja) | 1998-12-25 | 2000-07-11 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車の車体構造 |
JP2006103436A (ja) | 2004-10-04 | 2006-04-20 | Fuji Heavy Ind Ltd | リヤピラー部のゲートステー取付部構造 |
JP2007296890A (ja) | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Mazda Motor Corp | 自動車の側部車体構造 |
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2019
- 2019-06-24 JP JP2019116193A patent/JP7143254B2/ja active Active
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