JP2015089792A - 車両のセンタピラー下部構造 - Google Patents

車両のセンタピラー下部構造 Download PDF

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Takuya Oshima
拓也 大島
渡辺 明義
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明義 渡辺
佳祐 安田
Keisuke Yasuda
佳祐 安田
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Abstract

【課題】車両の側突時において、インナガセットの結合部における剪断・剥離を抑制又は防止することができる車両のセンタピラー下部構造を得る。【解決手段】ピラーアウタレインフォース30に形成されたビード部32よりも車両上下方向下方側となるように、インナガセット34とピラーインナパネル28との結合部35が設定されている。このため、車両の側突時において、センタピラー20が車両幅方向内側へ変形したとしても、当該インナガセット34は車両幅方向内側へ倒れ込むだけとなり、当該結合部35がビード部32よりも車両上下方向上方側に位置している場合と比較して、インナガセット34に作用する張力を低減させることができる。したがって、インナガセット34における他部材との結合部35、37における負荷を抑制することができ、当該結合部35、37の剪断・剥離を抑制又は防止することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、車両のセンタピラー下部構造に関する。
下記特許文献1に記載のセンタピラーの下部構造では、レインフォースメントの下端部はロッカの下部フランジ間に溶着され、中間部はセンタピラーアウタパネルの下部、上端部はセンタピラーインナパネルの下端部にそれぞれ溶着された技術が開示されている。さらに、ここでは、ロッカの下部フランジとセンタピラーインナパネルの下端部とが、リトラクタ用開口を有するロッカ補強材によって連結された技術が開示されている。
この他にも下記特許文献2、3に記載のセンタピラーの下部構造では、ロッカインナパネル及びセンタピラーインナパネルに、補強部材、ガセットがそれぞれ溶接された技術が開示されている。
実開昭64−055174号公報 特開2013−159236号公報 実開平04−109686号公報
ところで、車両の側面衝突時(以下、「車両の側突時」という)に、センタピラーにおけるロアヒンジ部に大荷重が入力され、当該ロアヒンジ部周辺のセンタピラーアウタパネルが車両幅方向内側に変形すると、その変形に伴い、センタピラーインナパネルは張力を受ける。したがって、上記先行技術において、センタピラーインナパネルが伸びる部位にセンタピラーインナパネルとロッカ補強材(インナガセット)との結合部があると、その部位において大きなせん断力が作用し、当該結合部が剥離する可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、車両の側突時において、インナガセットの結合部における剪断・剥離を抑制又は防止することができる車両のセンタピラー下部構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る車両のセンタピラー下部構造は、車両側部において車両上下方向に沿って延在され、車両幅方向内側に配設されたセンタピラーインナパネルと、前記センタピラーインナパネルの車両幅方向外側に配設されたセンタピラーアウタレインフォースメントと、を含んで構成されたセンタピラーと、車両下部の車両幅方向外側において車両前後方向に沿って延在されたロッカと、前記ロッカの一部を構成し車両幅方向内側に配設されたロッカインナパネルと前記センタピラーインナパネルにおける車両上下方向下端部とを結合する結合部材と、を備え、前記センタピラーは、前記センタピラーアウタレインフォースメントにおける車両上下方向下側に、当該センタピラーアウタレインフォースメントの一般部よりも低い強度又は剛性となるように設定された脆弱部を有し、前記結合部材における前記センタピラーインナパネルとの結合部は、前記脆弱部よりも車両上下方向下方に位置するように設定されている。
請求項1記載の構成では、車両側部において車両上下方向に沿ってセンタピラーが延在されている。このセンタピラーは、車両幅方向内側に配置されたセンタピラーインナパネル(以下、「ピラーインナパネル」という)と、車両幅方向外側に配置されたセンタピラーアウタレインフォースメント(以下、「ピラーアウタレインフォース」という)と、を含んで構成されている。
ピラーアウタレインフォースにおける車両上下方向下側には、脆弱部が設けられており、当該脆弱部は、ピラーアウタレインフォースにおける一般部よりも低い強度又は剛性となるように設定されている。このため、車両の側突時において、センタピラーへ衝突荷重が入力されると、当該脆弱部を起点としてピラーアウタレインフォースは車両幅方向内側へ向かって変形する。
ここで、車両下部の車両幅方向外側には、ロッカが車両前後方向に沿って延在されている。このロッカの車両幅方向内側にはロッカインナパネルが配置されており、当該ロッカインナパネルとセンタピラーインナパネルの車両上下方向下端部とは、結合部材によって結合されている。この結合部材によるセンタピラーインナパネルとの結合部は、ピラーアウタレインフォースに設けられた脆弱部よりも車両上下方向下方に位置するように設定されている。
前述のように、ピラーアウタレインフォースに形成された脆弱部は、車両の側突時において、センタピラーが変形する際の折れの起点となる。このため、当該脆弱部を起点として、センタピラーには張力が作用することになる。一方、本発明では、結合部材における結合部が、当該脆弱部よりも車両上下方向下方となるように設定されている。このため、車両の側突時において、センタピラーが変形すると当該結合部材は車両幅方向内側へ倒れ込むだけとなる。その結果、当該結合部が、脆弱部よりも車両上下方向上方にある場合と比較して、結合部材において張力を低減させることができ、当該結合部材とセンタピラーインナパネルとの結合部における負荷を抑制することができる。
請求項2記載の本発明に係る車両のセンタピラー下部構造は、請求項1において、前記脆弱部は、車両前後方向に沿って形成され、車両幅方向内側へ向かって凹む凹状のビード部である。
請求項2記載の構成では、脆弱部は、車両前後方向に沿って形成された凹状のビード部であり、当該ビード部を形成することによって、車両の側突時において、折れのきっかけ(折れの起点)を作ることができる。
請求項3記載の本発明に係る車両のセンタピラー下部構造は、請求項1又は請求項2において、前記結合部材は、シートベルトリトラクタ用の開口部における車両上下方向下部を構成し車両上下方向上方へ開放された凹状切欠き部が形成されている。
請求項3記載の本発明に係る車両のセンタピラー下部構造では、結合部材に凹状切欠き部が形成されている。この凹状切欠き部は、車両上下方向上方へ開放された形状とされているため、例えば、フロアトンネル部をフロアパネル溶接する際に、溶接用ガンとの干渉を抑制又は防止することができる。
請求項4記載の本発明に係る車両のセンタピラー下部構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項において、前記結合部材の下端部は前記ロッカインナパネルに固定され、ワイヤハーネスを保持するクランプ部が前記凹状切欠き部における車両幅方向外側に位置する内縁部に設けられている。
請求項4記載の構成では、結合部材の凹状切欠き部の内縁部にワイヤハーネスを保持するクランプが設けられている。このクランプ部は、車両幅方向外側に位置する内縁部に設けられているため、ロッカに沿って配策されたワイヤハーネスを、結合部材のクランプ部において車両幅方向外側へ配策させることができる。このため、ピラーインナパネルの表面を覆うセンタピラーガーニッシュ(以下、「ピラーガーニッシュ」という)において、車両幅方向内側へ向かって膨出する膨出量を減らすことができる。
請求項5記載の本発明に係る車両のセンタピラー下部構造は、請求項3又は請求項4において、前記センタピラーインナパネルの下端部と前記結合部材の上端部との結合部は、前記凹状切欠き部を挟んで車両前後方向両側において、それぞれ少なくとも車両上下方向に沿って複数箇所でかつ互いに車両前後方向にオフセットされた位置で溶接されている。
請求項5記載の構成では、センタピラーインナパネルの下端部と結合部材の上端部との結合部は、凹状切欠き部を挟んで車両前後方向両側において、それぞれ少なくとも車両上下方向に沿って複数箇所溶接することによって、結合部材の結合部における剪断・剥離強度を向上させることができる。
請求項1記載の本発明に係る車両のセンタピラー下部構造は、車両の側突時において、センタピラーにおける結合部の剪断・剥離を抑制又は防止することができる、という優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る車両のセンタピラー下部構造は、ピラーアウタレインフォースにおいて、材質等を変えることなく、形状を変えるだけで脆弱部を容易に形成することができる、という優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る車両のセンタピラー下部構造は、フロアトンネル部の溶接が容易になり、作業性が向上する、という優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る車両のセンタピラー下部構造は、ピラーガーニッシュにおいて膨出量を減らすことができる分、当該ピラーガーニッシュの大型化を抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係る車両のセンタピラー下部構造は、衝撃荷重入力時において、結合部材の結合部における剪断・剥離をより効果的に抑制又は防止することができる、という優れた効果を有する。
本実施の形態に係る車両のセンタピラー下部構造が適用されたセンタピラーの要部を示す車室内側から見た斜視図である。 図1の2−2線に沿って切断された状態を示す概略断面図である。 本実施の形態に係る車両のセンタピラー下部構造が適用されたセンタピラーを示す分解斜視図である。 本実施の形態に係る車両のセンタピラー下部構造が適用されたセンタピラーにおいてワイヤハーネスを配策させた状態を示す図1に対応する斜視図である。 図4の5−5線に沿って切断された状態を示す拡大断面図である。 本実施の形態に係る車両のセンタピラー下部構造が適用されたセンタピラーの一部を構成するインナガセットにおける作用を説明するための斜視図である。 本実施の形態に係る車両のセンタピラー下部構造が適用されたセンタピラーの変形例における図1に対応する斜視図である。 図7の8−8線に沿って切断された状態を示す概略断面図である。 本実施の形態に係る車両のセンタピラー下部構造が適用された車体を示す概略側面図である。
図面を用いて、本発明の実施形態に係る車両のセンタピラー下部構造について説明する。なお、車両前後方向前方側を矢印FRで示し、車両幅方向外側を矢印OUTで示し、車両上下方向上側を矢印UPで示す。また、以下の説明で、特記なく前後、上下の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下を示すものとする。
(車両のセンタピラー下部構造の構成)
図2には、本実施の形態に係る車両のセンタピラー下部構造10において、車両幅方向に沿って切断された状態が示されている。この図に示されるように、当該センタピラー下部構造10が適用された車体(車両)12には、車体側部の下部において車両前後方向に延在されたロッカ14が備わっている。
ロッカ14は、車両幅方向外側に配置されたロッカアウタパネル14Aと、車両幅方向内側に配置されたロッカインナパネル14Bと、を含んで構成されている。ロッカアウタパネル14Aは、車両幅方向に沿って切断された状態の断面形状が車両幅方向内側に開口したハット状に形成されている。ロッカアウタパネル14Aの上端部には、上方へ向かう上フランジ14A1が形成され、ロッカアウタパネル14Aの下端部には、下方へ向かう下フランジ14A2が形成されている。
一方、ロッカインナパネル14Bは車両幅方向に沿って切断された状態の断面形状が車両幅方向外側に開口したハット状に形成されている。ロッカインナパネル14Bの上端部には、上方へ向かう上フランジ14B1が形成され、ロッカインナパネル14Bの下端部には、下方へ向かう下フランジ14B2が形成されている。
ロッカアウタパネル14Aの上フランジ14A1とロッカインナパネル14Bの上フランジ14B1、ロッカアウタパネル14Aの下フランジ14A2とロッカインナパネル14Bの下フランジ14B2とは、アーク溶接等により互いに接合(×印で示す)されている。このような形状のパネル間においてフランジ部が互いに接合されることによって、ロッカアウタパネル14Aとロッカインナパネル14Bとの間に、多角形の閉断面部15が形成される。
図9に示されるように、このロッカ14の前端からは、上方へ向かってフロントピラー16が延在されている。フロントピラー16の上端部には、車両前後方向に沿って延在されたルーフサイドレール18の前端部が接合されている。また、ロッカ14の車両前後方向中央部からは上方へ向かってセンタピラー20(後述する)が延在されており、当該センタピラー20の上端部には、ルーフサイドレール18の車両前後方向中央部が接合されている。さらに、ロッカ14の後端からは、上方へ向かってリヤピラー22が延在されており、当該リヤピラー22の上端部には、ルーフサイドレール18の後端部が接合されている。
上記のロッカ14、フロントピラー16、ルーフサイドレール18及びセンタピラー20によって、車両側面視で略矩形状のフロントサイドドア開口部24が形成されている。また、ロッカ14、リヤピラー22、ルーフサイドレール18及びセンタピラー20によって、車両側面視で略矩形状のリヤサイドドア開口部26が形成されている。そして、フロントサイドドア開口部24、リヤサイドドア開口部26が、図示しないフロントサイドドア、リヤサイドドアによってそれぞれ閉止されることによって、図2に示すキャビン25と車外27側とが開閉可能に隔成される。
ここで、本実施形態に係る車両のセンタピラー下部構造10が適用されたセンタピラー20について説明する。図3に示されるように、センタピラー20は、車両幅方向内側に配置されたセンタピラーインナパネル(以下、「ピラーインナパネル」という)28と、車両幅方向外側に配置されたセンタピラーアウタレインフォースメント(以下、「ピラーアウタレインフォース」という)30と、を含んで構成されている。
ピラーアウタレインフォース30は、鋼板材料をプレス加工することによって形成されており、水平方向に沿って切断された状態の断面形状が車両幅方向内側に開口したハット状を成している。ピラーアウタレインフォース30は、車両上下方向かつ車両前後方向に沿って形成された一般部としての基壁部30Aを備えている。この基壁部30Aは、車両上下方向の上部側よりも下部側の方が車両前後方向に沿った幅寸法が広くなるように形成されている。
図5は、後述する図4において、5−5線に沿って切断された状態を示す拡大断面図である。この図に示されるように、ピラーアウタレインフォース30における基壁部30Aの前端部には、車両幅方向内側へ屈曲する縦壁部としての前側縦壁部30Bが設けられている。この前側縦壁部30Bの車両幅方向内側端部からは、前方側へ向かって屈曲する結合部としての前側フランジ部30Cが形成されている。また、基壁部30Aの後端部からは車両幅方向内側へ屈曲する縦壁部としての後側縦壁部30Dが設けられており、当該後側縦壁部30Dの車両幅方向内側端部からは、後方側へ向かって屈曲する結合部としての後側フランジ部30Eが形成されている。
さらに、図2に示されるように、ピラーアウタレインフォース30における基壁部30Aの下端側には、図示しないリヤサイドドアのドアヒンジ部31が取り付けられる取付座30A1が設けられている。この取付座30A1の下方には、車両幅方向内側へ向かって凹む脆弱部としての凹状のビード部32が車両前後方向に沿って形成されている。
そして、基壁部30Aの下端側は、ロッカアウタパネル14Aの外面を覆うようにして形成され、スポット溶接やレーザ溶接等により当該ロッカアウタパネル14Aの外側面に接合(×印で示す)されている。なお、レーザ溶接には、LSW(laser screw welding)が含まれる。また、ピラーアウタレインフォース30の車両幅方向外側には、意匠面を構成するサイドメンバアウタパネル(図示省略)が設けられている。
一方、図3に示されるように、ピラーインナパネル28は、鋼板材料をプレス加工することによって形成されており、水平方向に沿って切断された状態の断面形状が略矩形状を成している。ピラーインナパネル28は、車両上下方向かつ車両前後方向に沿って形成された基壁部28Aを備えている。この基壁部28Aは、車両上下方向の上部側よりも下部側の方が車両前後方向に沿った幅寸法が広くなるように形成されている。
基壁部28Aの車両上下方向の下部には、シートベルト29(図5参照)のリトラクタ用の開口部28A1が逆U字状に形成されている。この開口部28A1を間に置いて、車両前後方向前方には前壁部28Bが設けられ、車両前後方向後方には後壁部28Cが設けられている。また、基壁部28Aの車両上下方向の上部には、基壁部28Aの前方側に前側フランジ部28Dが前方側へ向かって形成されている。また、基壁部28Aの後方側に後側フランジ部28Eが後方側へ向かって形成されている。
そして、ピラーアウタレインフォース30の前側フランジ部30C(図5参照)は、ピラーインナパネル28の前側フランジ部28Dと接合され、ピラーアウタレインフォース30の後側フランジ部30Eは、ピラーインナパネル28の後側フランジ部28Eと接合されている。なお、接合方法は上記と同様スポット溶接やレーザ溶接等である。
ここで、本実施形態では、図2に示されるように、ピラーインナパネル28の下端部には、結合部材としてのインナガセット34の上端部がスポット溶接及び図示しないボルト等によって接合(結合)されている(結合部35)。また、インナガセット34の下端部は、スポット溶接やレーザ溶接等によってロッカインナパネル14Bの内側面に接合されている(結合部37)。
図1に示されるインナガセット34は、鋼板材料をプレス加工することによって形成されており、水平方向に沿って切断された状態の断面形状が車両幅方向外側に開口したハット状を成している。インナガセット34は、車両上下方向かつ車両前後方向に沿って形成された基壁部34Aを備えている。この基壁部34Aは、車両上下方向の上部側よりも下部側の方が車両前後方向に沿った幅寸法が広くなるように形成されている。
基壁部34Aの車両上下方向の上部には、ピラーインナパネル28の基壁部28Aに形成された開口部28A1の下部に対応する位置に略U字状の凹状切欠き部36が形成されている。凹状切欠き部36の内縁部36Aは、基壁部34Aの表面よりも車両幅方向外側となる位置に形成されており、基壁部34Aの表面と凹状切欠き部36の内縁部36Aとの間には段差部34A1が設けられている。
この凹状切欠き部36の内縁部36Aからは、ワイヤハーネス38を保持するクランプ部36A1が上方へ向かって張り出している。このクランプ部36A1は、車両側面視で三角状を成しており、ワイヤハーネス38のクランプするための係止部材(図示省略)が係止される係止孔36A2が形成されている。
基壁部34Aの前端部からは、車両幅方向外側へ屈曲する前側縦壁部34Bが設けられている。当該前側縦壁部34Bは、基壁部34Aの前端部に位置する稜線Pに沿って延出し、ロッカアウタパネル14Aの上壁部14B3に当接され、スポット溶接やレーザ溶接等によって当該上壁部14B3に接合(結合)されている。また、前側縦壁部34Bの車両幅方向外側端部からは、前方側へ向かって屈曲する前側フランジ部34Cが形成されている。
さらに、基壁部34Aの後端部からは車両幅方向外側へ屈曲する後側縦壁部34Dが設けられている。当該後側縦壁部34Dは、基壁部34Aの後端部に位置する稜線Qに沿って延出し、ロッカアウタパネル14Aの上壁部14B3に当接され、スポット溶接やレーザ溶接等によって当該上壁部14B3に接合(結合)されている。また、後側縦壁部34Dの車両幅方向外側端部からは、後方側へ向かって屈曲する後側フランジ部34Eが形成されている。
そして、インナガセット34の前側フランジ部34Cは、ピラーアウタレインフォース30の前側フランジ部30Cとスポット溶接やレーザ溶接等によって接合(結合)されている。また、インナガセット34の後側フランジ部34Eは、ピラーアウタレインフォース30の後側フランジ部30Eとスポット溶接やレーザ溶接等によって接合(結合)されている。ここで、図2に示されるように、インナガセット34とピラーインナパネル28との結合部35は、ピラーアウタレインフォース30の基壁部30Aに形成されたビード部32よりも車両上下方向の下方側に位置するように設定されている。
(車両のセンタピラー下部構造の作用・効果)
図1及び図2に示されるように、本実施形態では、ピラーアウタレインフォース30における車両上下方向下側にはビード部32が設けられている。このビード部32は、ピラーアウタレインフォース30における一般部よりも低い強度又は剛性となるように設定されている。なお、ここでの「一般部」は、基壁部30Aにおいてビード部32が設けられていない他の部分のことである。
このため、車両の側面衝突時(以下、「車両の側突時」という)において、センタピラー20へ衝突荷重F(図2参照)が入力されると、当該ビード部32を起点として、センタピラー20は車両幅方向内側へ向かって変形する。すると、ピラーアウタレインフォース30において、ビード部32を起点として、当該ピラーインナパネル28には張力が作用することになる。
これに対して、本実施形態では、上述のように、インナガセット34の結合部35が、ビード部32よりも車両上下方向下方側となるように設定されている。すなわち、インナガセット34は車両上下方向でビード部32を跨いでいない。このため、車両の側突時において、センタピラー20がビード部32を起点として車両幅方向内側へ向かって屈曲したとしても、当該インナガセット34は車両幅方向内側へ倒れ込むだけとなる。
その結果、インナガセット34において、ピラーアウタレインフォース30との結合部35がビード部32よりも車両上下方向上方に位置している場合と比較して、インナガセット34に作用する張力を低減させることができる。したがって、インナガセット34とピラーインナパネル28との結合部35、インナガセット34とロッカインナパネル14Bとの結合部37における負荷を抑制することができる。このため、本実施形態によるセンタピラー20では、インナガセット34における他部材との結合部35、37の剪断・剥離を抑制又は防止することができる。
また、本実施形態では、脆弱部を形成するに当たって、ピラーアウタレインフォース30に凹状のビード部32を形成することによって、車両の側突時における、折れのきっかけ(変形の起点)を作ることができる。したがって、本実施形態によるセンタピラー20では、ピラーアウタレインフォースにおいて材質等を変えることなく、脆弱部を容易に、また安価に形成することができる。
また、本実施形態では、インナガセット34において凹状切欠き部36が形成されている。この凹状切欠き部36は、シートベルト29(図5参照)のリトラクタ用の開口部28A1の車両上下方向下部を構成し、車両上下方向上方へ開放された形状とされている。図6に示されるように、予め、インナガセット34はロッカインナパネル14Bに溶接され、その後、インナガセット34の車両幅方向外側から溶接用ガン42に用いてフロアトンネル部(図示省略)がフロアパネル40に溶接される。
このため、例えば、図示はしないが、インナガセットにおいて、当該リトラクタ用の開口部28A1と同じ略矩形状の開口部が形成された場合と比較して、インナガセット34の高さ寸法を小さく(低く)することができる。これにより、フロアトンネル部をフロアパネル40に溶接する際に、インナガセット34と溶接用ガン42との干渉を抑制又は防止することができる。したがって、フロアトンネル部の溶接が容易になり、作業性が向上する。
また、本実施形態では、図4及び図5に示されるように、インナガセット34の凹状切欠き部36の内縁部36Aは、基壁部34Aの表面よりも車両幅方向外側となる位置に形成されている。そして、凹状切欠き部36の内縁部36Aに、ワイヤハーネス38を保持するクランプ部36A1が設けられている。このため、ロッカインナパネル14Bに沿って配策されたワイヤハーネス38をインナガセット34のクランプ部36A1において、車両幅方向外側へ配策させることができる。
これにより、ピラーインナパネル28の表面を覆う、図5に示すセンタピラーガーニッシュ(以下、「ピラーガーニッシュ」という)44において、車両幅方向内側へ向かって膨出する膨出量を減らすことができる。したがって、ピラーガーニッシュ44において膨出量を減らすことができる分、当該ピラーガーニッシュ44の大型化を抑制することができ、車体12(図9参照)の軽量化及びコストダウンを図ることができる。
ところで、本実施形態では、図2に示されるように、ピラーインナパネル28の下端部はインナガセット34の上端部に結合されている(結合部35)。この結合部35において、例えば、図7に示されるように、凹状切欠き部36を挟んでインナガセット34の基壁部34Aの車両前後方向両側(前部34A2及び後部34A3)において、それぞれ車両上下方向に複数箇所(例えば、ここでは2カ所)結合されるようにしても良い(結合部35A、35B)。なお、図1では、結合部の図示を省略している。
例えば、結合部35Aは、スポット溶接によって接合(結合)され、結合部35Bは、LSWやアーク溶接によって接合される。このように、結合部35を複数設けることで、インナガセット34の結合部35A、35Bにおける剪断・剥離強度を向上させることができる。スポット溶接では、スポット溶接用のガンで結合する部材間を挟持する必要があるため、当該ガンによって部材を挟持できない場合はレーザ溶接等が用いられる。図8の中央左図には、アーク溶接による結合状態が示されており、結合部35Bを車両幅方向内側から見て拡大された状態の側面図が図示されている。図8に示されるように、アーク溶接の場合、インナガセット34に孔部34A4を形成して、当該孔部33を通じて露出するピラーインナパネル28と孔部34A4の内縁部との間で溶接される(溶接ビード33)。一方、LSWの場合は、このような孔部34A4を形成させる必要はないため、インナガセット34の剛性を維持することができる。なお。生産性やコストを考慮して溶接方法については、適宜変更可能である。
また、図7に示されるように、インナガセット34の基壁部34Aは、車両上下方向の上部側よりも下部側の方が車両前後方向に沿った幅寸法が広くなるように形成されている。このため、結合部35Aと結合部35Bとは、互いに車両前後方向にオフセット(オフセット量;L)された位置で接合され、結合部35Bの方が結合部35Aよりも、インナガセット34の幅方向外側に配置されている。
また、インナガセット34における前側縦壁部34B及び後側縦壁部34Dは基壁部34Aの形状に沿って裾野を広げ、ロッカインナパネル14Bの上壁部14B3に結合されている。これにより、インナガセット34の基壁部34Aだけでなく、基壁部34Aが車両幅方向外側へ回り込んだ状態で前側縦壁部34B及び後側縦壁部34Dが、ロッカインナパネル14Bに結合されるため、インナガセット34の剛性を向上させることができる。
以上の実施形態では、図2に示されるように、インナガセット34を介してピラーインナパネル28とロッカインナパネル14Bとが結合されるようになっている。これにより、ピラーインナパネル28の基壁部28Aを車両上下方向に沿ってなだらかな直線状(稜線R)とすることができる。例えば、図示はしないが、ピラーインナパネルの下部をロッカ14に結合させる際、ロッカアウタパネル14Aとロッカインナパネル14Bとの結合部間に結合させるとする。この場合、当該結合部はピラーインナパネルの基壁部の車両幅方向外側に位置しているため、ピラーインナパネルの基壁部における下部側は、ピラーアウタレインフォース30側へ屈曲した形状となる。
このような場合、ピラーインナパネル28とピラーアウタレインフォース30とで構成されるセンタピラー20の閉断面部39における水平方向に沿って切断された状態の断面積が急激に小さくなってしまう。このため、その分、センタピラー20の剛性が低減されることになる。しかし、本実施形態では、前述のように、ピラーインナパネル28の基壁部28Aを車両上下方向に沿ってなだらかな直線状(稜線R)とすることができるため、センタピラー20の車両上下方向における閉断面部39の断面積において、急変することはなく、センタピラー20の剛性を確保することができる。
なお、図8に示されるように、ロッカ14内の車両上下方向に沿ってシェアプレート46を配設しても良い。具体的には、このシェアプレート46は、少なくとも車両側面視でインナガセット34を含んで当該インナガセット34とラップする領域に設けられている。そして、シェアプレート46の上端部は、ロッカアウタパネル14Aの上フランジ14A1とロッカインナパネル14Bの上フランジ14B1との間に挟持された状態で溶接される。また、シェアプレート46の下端部は、ロッカアウタパネル14Aの下フランジ14A2とロッカインナパネル14Bの下フランジ14B2との間に挟持された状態で溶接される。これにより、車両の側突時において、ロッカ14における断面崩れを抑制することができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、脆弱部として、図2及び図3に示す凹状のビード部32を例に挙げたが、ピラーアウタレインフォース30における一般部よりも低い強度又は剛性となるように設定することができれば良い。このため、凹状のビード部32を形成する場合に限るものではなく、例えば、図示はしないが、凸状のビード部を形成しても良い。さらにこれ以外にも、脆弱部として、その領域において材質を変え、強度が低くなるようにしても良い。
また、本実施形態では、一般部として、基壁部30Aにおいてビード部32が設けられていない他の部分として説明したが、一般部には、前側縦壁部30B、後側縦壁部30D(図1参照)が含まれても良い。この場合、例えば、脆弱部は、前側縦壁部30B、後側縦壁部30Dよりも低い強度又は剛性となるように設定されることになる。また、部分的に薄く形成することによって脆弱部を形成しても良い。すなわち、板厚や強度を部分的に変えて脆弱部を形成しても良い。
上記実施形態では、インナガセット34において、凹状切欠き部36が形成されているが、当該凹状切欠き部36は必ずしも形成される必要はない。また、本実施形態では、凹状切欠き部36にクランプ部36A1が設けられているが、当該クランプ部36A1は必ずしもインナガセット34に設けられる必要はない。
さらに、以上の実施形態では、ピラーインナパネル28において、水平方向に沿って切断された状態の断面形状が車両幅方向外側に開口したハット状を成しているが、必ずしもハット状である必要はない。例えば、当該断面形状が直線状のフラット形状であっても良い。また、ピラーインナパネル28とピラーアウタレインフォース30との間に、センタピラー20を補強するため、レインフォースメントが別途ピラーインナパネル28に接合されるようになっていても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 センタピラー下部構造
12 車体(車両)
14 ロッカ
14B ロッカインナパネル
20 センタピラー
28 ピラーインナパネル(センタピラーインナパネル)
28A1 開口部
30 ピラーアウタレインフォース(センタピラーアウタレインフォースメント)
30A 基壁部(一般部)
30B 前側縦壁部(一般部)
30D 後側縦壁部(一般部)
32 ビード部(脆弱部)
34 インナガセット(結合部材)
35 結合部
35A 結合部
35B 結合部
36 凹状切欠き部
36A 内縁部
36A1 クランプ部
37 結合部
38 ワイヤハーネス

Claims (5)

  1. 車両側部において車両上下方向に沿って延在された、車両幅方向内側に配設されたセンタピラーインナパネルと、前記センタピラーインナパネルの車両幅方向外側に配設されたセンタピラーアウタレインフォースメントと、を含んで構成されたセンタピラーと、
    車両下部の車両幅方向外側において車両前後方向に沿って延在されたロッカと、
    前記ロッカの一部を構成し車両幅方向内側に配設されたロッカインナパネルと前記センタピラーインナパネルにおける車両上下方向下端部とを結合する結合部材と、
    を備え、
    前記センタピラーは、前記センタピラーアウタレインフォースメントにおける車両上下方向下側に、当該センタピラーアウタレインフォースメントの一般部よりも低い強度又は剛性となるように設定された脆弱部を有し、
    前記結合部材における前記センタピラーインナパネルとの結合部は、前記脆弱部よりも車両上下方向下方に位置するように設定されている車両のセンタピラー下部構造。
  2. 前記脆弱部は、車両前後方向に沿って形成され、車両幅方向内側へ向かって凹む凹状のビード部である請求項1に記載の車両のセンタピラー下部構造。
  3. 前記結合部材は、シートベルトリトラクタ用の開口部における車両上下方向下部を構成し車両上下方向上方へ開放された凹状切欠き部が形成されている請求項1又は請求項2に記載の車両のセンタピラー下部構造。
  4. 前記結合部材の下端部は前記ロッカインナパネルに固定され、ワイヤハーネスを保持するクランプ部が前記凹状切欠き部における車両幅方向外側に位置する内縁部に設けられている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両のセンタピラー下部構造。
  5. 前記センタピラーインナパネルの下端部と前記結合部材の上端部との結合部は、前記凹状切欠き部を挟んで車両前後方向両側において、それぞれ少なくとも車両上下方向に沿って複数箇所でかつ互いに車両前後方向にオフセットされた位置で溶接されている請求項3又は請求項4に記載のセンタピラー下部構造。
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