JP2019104325A - 回路体配索構造及び車両用回路体 - Google Patents

回路体配索構造及び車両用回路体 Download PDF

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    • H02G3/0462Tubings, i.e. having a closed section
    • H02G3/0487Tubings, i.e. having a closed section with a non-circular cross-section

Abstract

【課題】良好な乗降性を確保しつつロッカーに沿って容易に配索することができ、しかも、コストを抑えることが可能な回路体配索構造及び車両用回路体を提供すること。【解決手段】センタピラー15が立設されたロッカー13を有する車体11に対して、ロッカー13に沿って回路体30が配索された回路体配索構造であって、回路体30は、断面視偏平形状の導体部31を有する長尺の平型導体からなり、ロッカー13の上面22に重ねて配設される線状部41と、ロッカー13とセンタピラー15との接合箇所19において、ロッカー13の車内側の側面21またはセンタピラー15の車内側の側面15aに重ねて配設される迂回部42と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、回路体配索構造及び車両用回路体に関する。
自動車等の車両では、車体の側方部分に沿って前後方向へワイヤハーネスを配索する場合がある。このように、車体の側方部分に沿ってワイヤハーネスを配索する技術として、車体の側方部分において、フロアから立ち上げられた側部パネルと側部パネルの上縁から水平に延出するパネルとからなるロッカー(サイドシル)の上部に形成された入隅部分に、保護部材を装着した電線からなるワイヤハーネスを配設する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ロッカーの側面に形成した溝部へプロテクタに固定したワイヤハーネスを収納し、プロテクタをロッカーに設けられたスタッドボルトに締結して固定する技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2016−165166号公報 実開平1−126854号公報
ところで、特許文献1のように、電線を束ねたワイヤハーネスをロッカーの上部に沿って配索すると、ロッカー全体の高さが高くなり、良好な乗降性が損なわれてしまう。しかも、車両前後のドア開口を仕切るピラーがロッカーの上部に接合されているため、そのピラーを迂回してワイヤハーネスを配索しなければならず、ピラー部分でワイヤハーネスがフロア側へ張り出してしまう。また、ワイヤハーネスのフロア側へ張り出した部分は、プロテクタを装着して保護することが必要となることがあり、ワイヤハーネスの重量及びコストの増加を招いてしまう。
また、特許文献2に記載の配索構造では、ロッカーの上方への嵩張りが抑えられるが、ワイヤハーネスの所定位置にプロテクタをテープ等で固定する固定作業、ワイヤハーネスをロッカーの溝部に嵌め込んでプロテクタをロッカーに設けられたスタッドボルトに締結する締結作業を要するため、車体への配索に手間を要する。また、プロテクタを締結するためのスタッドボルト及びナットなどの締結構造を要するため、コストが嵩んでしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、良好な乗降性を確保しつつロッカーに沿って容易に配索することができ、しかも、コストを抑えることが可能な回路体配索構造及び車両用回路体を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る回路体配索構造は、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1) ピラーが立設されたロッカーを有する車体に対して、前記ロッカーに沿って回路体が配索された回路体配索構造であって、
前記回路体は、
断面視偏平形状の導体部を有する長尺の平型導体からなり、
前記ロッカーの上面に重ねて配設される線状部と、
前記ロッカーと前記ピラーとの接合箇所において、前記ロッカーまたは前記ピラーの車内側の面に重ねて配設される迂回部と、
を備える
ことを特徴とする回路体配索構造。
(2) 前記迂回部は、
前記線状部に連続し、前記ロッカーの上面における平面内で前記ロッカーの延在方向から車内方向へ屈曲された第1平面屈曲部と、
前記第1平面屈曲部に連続し、前記ロッカーの上面から前記ロッカーの側面に沿う前記ピラーの延在方向へ折り曲げられた折り曲げ部と、
前記折り曲げ部に連続し、前記ロッカーの側面における平面内で前記ピラーの延在方向から前記ロッカーの延在方向へ屈曲された第2平面屈曲部と、
前記第2平面屈曲部に連続して前記ロッカーの延在方向に延びる連結部と、
を備える
ことを特徴とする(1)に記載の回路体配索構造。
(3) 前記迂回部は、
前記線状部に連続し、前記車内側の縁部を基準に前記線状部側から前記ピラーの側面に沿う方向へ捻られた方向変換部と、
前記方向変換部に連続し、前記ピラーにおける車内側の側面に重ねて前記ロッカーの延在方向に配索される連結部と、
を備える
ことを特徴とする(1)に記載の回路体配索構造。
上記(1)の構成の回路体配索構造によれば、回路体が平型導体であり、線状部がロッカーの上面に重ねて配設されている。これにより、ロッカーの上方への嵩張りを抑えることができ、ロッカーを内装材で覆った状態でも高さを低くすることができ、良好な乗降性を確保することができる。また、ロッカーとピラーとの接合箇所において、迂回部がロッカーまたはピラーの車内側の面に重ねて配設されている。したがって、回路体の車内側への張り出しを少なくして車内空間の占有を抑えることができる。しかも、プロテクタ及びプロテクタを締結する締結構造を不要にでき、軽量化及び低コスト化が図れる。
上記(2)の構成の回路体配索構造によれば、車内側への張り出しを極力抑えつつピラーを無理なく迂回させて配索させることができる。
上記(3)の構成の回路体配索構造によれば、車内側への張り出しを極力抑えつつピラーを無理なく迂回させて配索させることができる。
また、本発明の車両用回路体は、下記(4)を特徴としている。
(4) ピラーが立設されたロッカーを有する車体に対して、前記ロッカーに沿って配索される車両用回路体であって、
断面視偏平形状の導体部を有する長尺の平型導体からなり、
前記ロッカーの上面に重ねて配設される線状部と、
前記ロッカーと前記ピラーとの接合箇所において、前記ロッカーまたは前記ピラーの車内側の面に重ねて配設される迂回部と、
を有する
ことを特徴とする車両用回路体。
上記(4)の構成の車両用回路体によれば、平型導体であり、線状部がロッカーの上面に重ねて配設され、ロッカーとピラーとの接合箇所において、迂回部がロッカーまたはピラーの車内側の面に重ねて配設される。これにより、ロッカーの上方への嵩張りを抑えることができ、しかも、車内側への張り出しを抑えることができる。
本発明によれば、良好な乗降性を確保しつつロッカーに沿って容易に配索することができ、しかも、コストを抑えることが可能な回路体配索構造及び車両用回路体を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、第1実施形態に係る回路体配索構造及び車両用回路体を説明する車体の斜視図である。 図2は、平型導体からなる車両用回路体の斜視図である。 図3は、車両用回路体が配索されたロッカーの斜視図である。 図4は、車両用回路体を説明する図であって、図4(a)は、第1平面屈曲部及び第2平面屈曲部を示す斜視図、図4(b)は、折り曲げ部を示す斜視図である。 図5は、車両用回路体が配索されたロッカーの断面図である。 図6は、電線束や丸棒導体等のワイヤハーネスが配索されたロッカーの断面図である。 図7は、ロッカーに電線束や丸棒導体等のワイヤハーネスが配索された車体の斜視図である。 図8は、第2実施形態に係る回路体配索構造及び車両用回路体を説明するロッカーの斜視図である。 図9は、車両用回路体の迂回部の斜視図である。 図10は、二つの導体部が積層された平型導体からなる車両用回路体の斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る回路体配索構造及び車両用回路体について説明する。
図1は、第1実施形態に係る回路体配索構造及び車両用回路体を説明する車体の斜視図である。
図1に示すように、車体11は、フロアパネル12の側部に、ロッカー(サイドシル)13を有している。ロッカー13は、車両前後方向に延在されており、車両の前後のドア開口14の下縁を構成する。ロッカー13は、フロアパネル12から上方へ突出されている。ロッカー13は、側面21と、上面22とを有している。
車体11には、車両前後方向の中間位置に、車両前後のドア開口14を仕切るセンタピラー15が立設されている。センタピラー15は、その下端がロッカー13に接合されている。また、ロッカー13の前端及び後端には、それぞれフロントピラー16及びリヤピラー17の下端が接合されている。また、フロアパネル12には、車両幅方向に延びるクロスメンバ18が形成されており、このクロスメンバ18の端部がロッカー13に接合されている。
車体11には、ロッカー13に沿って車両用回路体(以下、単に回路体と称する)30が配索されている。この回路体30が配索されたロッカー13には、内装材50が装着されている。内装材50は、例えば、プラスチック等の樹脂から成形されたもので、側板部51と、上板部52とを有している。回路体30が配索されたロッカー13は、その側面21及び上面22が、内装材50の側板部51及び上板部52によって覆われている。なお、内装材50は、ロッカー13におけるセンタピラー15との接合箇所19にも装着される。
図2は、平型導体からなる車両用回路体の斜視図である。
図2に示すように、回路体30は、断面視偏平形状に形成された導体部31を有する長尺の平型導体である。導体部31は、アルミニウムまたはアルミニウム合金から形成されたもので、回路体30は、導体部31の周囲を樹脂からなる絶縁層32で覆って構成されている。この回路体30は、例えば、電源線(12V線)として用いられる。アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる導体部31を有する回路体30によれば、軽量化を図ることができる。なお、回路体30は、銅または銅合金からなる導体部31を有するものでもよい。
図3は、車両用回路体が配索されたロッカーの斜視図である。図4は、車両用回路体を説明する図であって、図4(a)は、第1平面屈曲部及び第2平面屈曲部を示す斜視図、図4(b)は、折り曲げ部を示す斜視図である。図5は、車両用回路体が配索されたロッカーの断面図である。
図3に示すように、回路体30は、線状部41と、迂回部42とを備えている。線状部41は、直線状に形成され、ロッカー13の上面22に重ねて配設されている。迂回部42は、ロッカー13とセンタピラー15との接合箇所19よりも下方側でロッカー13の側面21に重ねて配設されている。
迂回部42は、第1平面屈曲部45と、折り曲げ部46と、第2平面屈曲部47と、連結部48とを備えている。
図4(a)に示すように、第1平面屈曲部45及び第2平面屈曲部47は、平面内で屈曲されて延在方向が変更されている。また、図4(b)に示すように、折り曲げ部46は、平面と交差する方向へ折り曲げられて延在方向が変更されている。具体的には、第1平面屈曲部45は、線状部41に連続し、ロッカー13の上面22における平面内でロッカー13の延在方向から車内方向へ略90°屈曲されている。折り曲げ部46は、第1平面屈曲部45に連続し、ロッカー13の上面22からロッカー13の側面21に沿うセンタピラー15の延在方向へ折り曲げられている。第2平面屈曲部47は、折り曲げ部46に連続し、ロッカー13の側面21における平面内でセンタピラー15の延在方向からロッカー13の延在方向へ屈曲されている。連結部48は、直線状に形成され、その両端が第2平面屈曲部47に連続してロッカー13の延在方向に延びている。
線状部41と迂回部42とを有する回路体30は、長尺の導体部31を押し出して絶縁層32で被覆し、その後、曲げ加工によって迂回部42を形成することで得られる。なお、回路体30は、曲げ加工によって導体部31に迂回部42を形成した後に絶縁層32で被覆してもよい。
図5に示すように、上記の回路体30をロッカー13に配索することで、ロッカー13の上面22には、平型導体からなる回路体30の線状部41が重ねられ、その上部がロッカー13に組付けられた内装材50の上板部52で覆われる。
図6は、電線束や丸棒導体等のワイヤハーネスが配索されたロッカーの断面図である。図7は、ロッカーに電線束や丸棒導体等のワイヤハーネスが配索された車体の斜視図である。
図6に示すように、電線束や丸棒導体等からなる回路体1をロッカー13の上面22に配索する構造では、ロッカー13に組付けた内装材50の上板部52の高さが高くなり、ドア開口14における乗降性を損ねてしまう。
また、図7に示すように、電線束や丸棒導体等からなる回路体1では、センタピラー15の車内側の側面15aへ通して迂回させる部分が車内側へ張り出してしまう。しかも、この張り出した部分にプロテクタ2を装着して保護することが必要となる。
これに対して、第1実施形態に係る回路体配索構造及び車両用回路体によれば、回路体30が平型導体であり、線状部41がロッカー13の上面22に重ねて配設されている。これにより、ロッカー13の上方への嵩張りを抑えることができ、ロッカー13を内装材50で覆った状態でも高さを低くすることができ、良好な乗降性を確保することができる(図5参照)。また、ロッカー13とセンタピラー15との接合箇所19において、迂回部42がロッカー13の車内側の側面21に重ねて配設されている。したがって、回路体30の車内側への張り出しを少なくして車内空間の占有を抑えることができる。しかも、プロテクタ及びプロテクタを締結する締結構造を不要にでき、軽量化及び低コスト化が図れる。
特に、迂回部42が、線状部41に連続し、ロッカー13の上面における平面内でロッカー13の延在方向から車内方向へ屈曲された第1平面屈曲部45と、第1平面屈曲部45に連続し、ロッカー13の上面22からロッカー13の側面21に沿うセンタピラー15の延在方向へ折り曲げられた折り曲げ部46と、折り曲げ部46に連続し、ロッカー13の側面21における平面内でセンタピラー15の延在方向からロッカー13の延在方向へ屈曲された第2平面屈曲部47と、第2平面屈曲部47に連続してロッカー13の延在方向に延びる連結部48と、を備えている。これにより、回路体30の車内側への張り出しを極力抑えつつセンタピラー15を無理なく迂回させて配索させることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る回路体配索構造及び車両用回路体について説明する。
なお、第1実施形態と同一構成部分は、同一符号を付して説明を省略する。
図8は、第2実施形態に係る回路体配索構造及び車両用回路体を説明するロッカーの斜視図である。図9は、車両用回路体の迂回部の斜視図である。
図8及び図9に示すように、第2実施形態では、方向変換部60と、連結部61と、を備えた迂回部42Aを有する回路体30Aがロッカー13に配索される。
回路体30Aの方向変換部60は、線状部41に連続し、線状部41側から車内側の縁部41aを基準にセンタピラー15の側面15aに沿う方向へ捻られている。連結部61は、直線状に形成され、その両端が方向変換部60に連続している。連結部61は、センタピラー15の車内側の側面15aに重ねて配設されている。
この回路体30Aは、平型導体を単に捻ったのではなく、線状部41の一方の縁部41aを基準に捻るように加工することで得られる。そして、このようにして捻ることで方向変換部60及び連結部61を有する迂回部42Aが形成された回路体30Aでは、線状部41の延在方向に位置するセンタピラー15を容易に迂回させることができる。
この線状部41と迂回部42Aとを有する回路体30Aの場合も、長尺の導体部31を押し出して絶縁層32で被覆し、その後、プレス加工によって迂回部42を形成することで得られる。なお、回路体30Aは、長尺の導体部31にプレス加工によって迂回部42を形成した後に絶縁層32で被覆してもよい。
この第2実施形態に係る回路体配索構造及び車両用回路体によれば、回路体30が平型導体であり、線状部41がロッカー13の上面22に重ねて配設されている。これにより、ロッカー13の上方への嵩張りを抑えることができ、ロッカー13を内装材50で覆った状態でも高さを低くすることができ、良好な乗降性を確保することができる(図5参照)。また、ロッカー13とセンタピラー15との接合箇所19において、迂回部42がセンタピラー15の車内側の側面15aに重ねて配設されている。したがって、回路体30の車内側への張り出しを少なくして車内空間の占有を抑えることができる。しかも、プロテクタ及びプロテクタを締結する締結構造を不要にでき、軽量化及び低コスト化が図れる。
特に、迂回部42Aが、線状部41に連続し、車内側の縁部を基準に線状部41側からセンタピラー15の側面15aに沿う方向へ捻られた方向変換部60と、方向変換部60に連続し、センタピラー15における車内側の側面15aに重ねてロッカー13の延在方向に配索される連結部61と、を備える。これにより、車内側への張り出しを極力抑えつつセンタピラー15を無理なく迂回させて配索させることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、導体部31が一層の回路体30,30Aをロッカー13に配索した場合を例示したが、図10に示すように、回路体30,30Aとしては、絶縁層32で覆われた複数の導体部31を積層させたものでもよい。例えば、回路体30,30Aとして、二つの導体部31を積層させた場合、一方の導体部31を電源線とし、他方の導体部31をアース線(GND線)として用いることができる。
ここで、上述した本発明に係る回路体配索構造及び車両用回路体の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] ピラー(センタピラー15)が立設されたロッカー(13)を有する車体(11)に対して、前記ロッカー(13)に沿って回路体(30,30A)が配索された回路体配索構造であって、
前記回路体(30,30A)は、
断面視偏平形状の導体部(31)を有する長尺の平型導体からなり、
前記ロッカー(13)の上面(22)に重ねて配設される線状部(41)と、
前記ロッカー(13)と前記ピラー(センタピラー15)との接合箇所(19)において、前記ロッカー(13)または前記ピラー(センタピラー15)の車内側の面(側面21,側面15a)に重ねて配設される迂回部(42,42A)と、
を備える
ことを特徴とする回路体配索構造。
[2] 前記迂回部(42)は、
前記線状部(41)に連続し、前記ロッカー(13)の上面(22)における平面内で前記ロッカー(13)の延在方向から車内方向へ屈曲された第1平面屈曲部(45)と、
前記第1平面屈曲部(45)に連続し、前記ロッカー(13)の上面(22)から前記ロッカー(13)の側面(21)に沿う前記ピラー(センタピラー15)の延在方向へ折り曲げられた折り曲げ部(46)と、
前記折り曲げ部(46)に連続し、前記ロッカー(13)の側面(21)における平面内で前記ピラー(センタピラー15)の延在方向から前記ロッカー(13)の延在方向へ屈曲された第2平面屈曲部(47)と、
前記第2平面屈曲部(47)に連続して前記ロッカー(13)の延在方向に延びる連結部(48)と、
を備える
ことを特徴とする[1]に記載の回路体配索構造。
[3] 前記迂回部(42A)は、
前記線状部(41)に連続し、前記車内側の縁部(41a)を基準に前記線状部(41)側から前記ピラー(センタピラー15)の側面(15a)に沿う方向へ捻られた方向変換部(60)と、
前記方向変換部(60)に連続し、前記ピラー(センタピラー15)における車内側の側面(15a)に重ねて前記ロッカー(13)の延在方向に配索される連結部(61)と、
を備える
ことを特徴とする[1]に記載の回路体配索構造。
[4] ピラー(センタピラー15)が立設されたロッカー(13)を有する車体(11)に対して、前記ロッカー(13)に沿って配索される車両用回路体(30,30A)であって、
断面視偏平形状の導体部(31)を有する長尺の平型導体からなり、
前記ロッカー(13)の上面(22)に重ねて配設される線状部(41)と、
前記ロッカー(13)と前記ピラー(センタピラー15)との接合箇所(19)において、前記ロッカー(13)または前記ピラー(センタピラー15)の車内側の面(側面21,側面15a)に重ねて配設される迂回部(42,42A)と、
を有する
ことを特徴とする車両用回路体。
11:車体
13:ロッカー
15:センタピラー(ピラー)
15a:側面
19:接合箇所
21:側面
22:上面
30,30A:車両用回路体
31:導体部
41:線状部
42,42A:迂回部
45:第1平面屈曲部
46:折り曲げ部
47:第2平面屈曲部
48,61:連結部
60:方向変換部

Claims (4)

  1. ピラーが立設されたロッカーを有する車体に対して、前記ロッカーに沿って回路体が配索された回路体配索構造であって、
    前記回路体は、
    断面視偏平形状の導体部を有する長尺の平型導体からなり、
    前記ロッカーの上面に重ねて配設される線状部と、
    前記ロッカーと前記ピラーとの接合箇所において、前記ロッカーまたは前記ピラーの車内側の面に重ねて配設される迂回部と、
    を備える
    ことを特徴とする回路体配索構造。
  2. 前記迂回部は、
    前記線状部に連続し、前記ロッカーの上面における平面内で前記ロッカーの延在方向から車内方向へ屈曲された第1平面屈曲部と、
    前記第1平面屈曲部に連続し、前記ロッカーの上面から前記ロッカーの側面に沿う前記ピラーの延在方向へ折り曲げられた折り曲げ部と、
    前記折り曲げ部に連続し、前記ロッカーの側面における平面内で前記ピラーの延在方向から前記ロッカーの延在方向へ屈曲された第2平面屈曲部と、
    前記第2平面屈曲部に連続して前記ロッカーの延在方向に延びる連結部と、
    を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の回路体配索構造。
  3. 前記迂回部は、
    前記線状部に連続し、前記車内側の縁部を基準に前記線状部側から前記ピラーの側面に沿う方向へ捻られた方向変換部と、
    前記方向変換部に連続し、前記ピラーにおける車内側の側面に重ねて前記ロッカーの延在方向に配索される連結部と、
    を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の回路体配索構造。
  4. ピラーが立設されたロッカーを有する車体に対して、前記ロッカーに沿って配索される車両用回路体であって、
    断面視偏平形状の導体部を有する長尺の平型導体からなり、
    前記ロッカーの上面に重ねて配設される線状部と、
    前記ロッカーと前記ピラーとの接合箇所において、前記ロッカーまたは前記ピラーの車内側の面に重ねて配設される迂回部と、
    を有する
    ことを特徴とする車両用回路体。
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