JP7421167B2 - 車両のバックドア構造 - Google Patents
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Description
しかし、特許文献1の技術では、デザイン性能と乗り心地感とを十分には両立できない虞がある。デザイン面の要求から、アウタパネルの中段部に車幅方向に延びる屈曲部が形成される状況、例えば、アウタパネルの中段部に車幅方向に延びる装飾用ガーニッシュを装着する状況では、アウタパネルの中段部にガーニッシュを配置(収容)するスペースを確保するため、アウタパネルの構造上、中段部に段差状(クランク状)の屈曲部を形成する必要がある。
即ち、車両のバックドアにおいて、デザイン性能と乗り心地感との両立は容易ではない。
前記インナパネルには、前方に膨出してインナパネルの外周縁部を囲繞する上下1対の水平骨格部及び左右1対の側部骨格部と、前方に膨出して前記1対の側部骨格部を前記アウタ屈曲部と略同じ高さ位置で車幅方向に連結する横中間骨格部とが形成されているため、別途補強部材を必要とすることなく、骨格部の断面係数を大きくしてインナパネル剛性を増すことができる。前記横中間骨格部は、後方に凹入すると共に正面視にて前記アウタ屈曲部を跨いで上下方向に延びる第1ビード部を車幅方向に複数有するため、第1ビード部のビード効果を用いてアウタ屈曲部を基点とするバックドアの変形を抑制することができ、アウタ屈曲部を有するアウタパネルの剛性を横中間骨格部を介して間接的に高くすることができる。
この車両のバックドア構造では、段落[0009]と同様の作用効果を奏する。
また、前記インナパネルは、前記横中間骨格部と下側水平骨格部の間に形成された開口部と、前記1対の側部骨格部より車幅方向中央側で且つ前記開口部の左右両側近傍部に前方に膨出して前記横中間骨格部と下側水平骨格部を連結する1対の縦中間骨格部とを有するため、インナパネルの軽量化を図りつつ、横中間骨格部に作用する荷重を1対の縦中間骨格部を介してインナパネル全域に分散させることができ、横中間骨格部を補強することができる。
図1に示すように、本実施例1に係る車両Vは、4ドアハッチバック型乗用車であり、ルーフ部から車体後部のバックドア1にかけて流線形をなしている。
バックドア1は、車体後部を後方から開閉自在に覆うように構成され、車両Vの後部に設けられた開口部をリヤヘッダ後部に固定されたヒンジを回動中心として上下回動可能に形成されている(何れも図示略)。以下、図において、矢印F方向は前方、矢印L方向は左方、矢印U方向は上方を夫々示すものとして説明する。
図5,図8,図9に示すように、アウタパネル2は、側面視にて、上端部から後側下方に延びる上半部と、この上半部の下端に形成された車幅方向に延びるアウタ屈曲部11から下方に延びる下半部とから構成されている。
図2~図5,図8,図9に示すように、アウタパネル2は、鋼板製アッパパネル21と、鋼板製ロアパネル22とにより2分割形成されている。アッパパネル21とロアパネル22は、鋼鈑をプレス加工することにより夫々成形されている。
後面部21aは、リヤウインドガラス4が装着される略台形状のウインド開口部24を有している。第1傾斜部21bの下端部には、車幅方向において等間隔で前方に膨出した部分楕円状の接合部21cが複数形成されている(図9参照)。
インナパネル3は、単一の鋼鈑をプレス加工することにより成形されている。
図6~図9に示すように、インナパネル3は、上下1対の水平骨格部31,32と、これら水平骨格部31,32の左端部同士及び右端部同士を夫々連結する左右1対の側部骨格部33と、1対の側部骨格部33の中段部を左右方向に連結する横中間骨格部34と、横中間骨格部34と下側水平骨格部32を連結すると共に上側程左右方向の間隔が増加する左右1対の縦中間骨格部35を備えている。各骨格部31~35は、前方に膨出することによりアッパパネル21と協働して部分的に開放部を備えた不完全閉断面部を形成している。
横中間骨格部34と下側水平骨格部32の間で且つ1対の縦中間骨格部35の間には、逆台形状の軽量化用中央開口部37が設けられている。中央開口部37の左右両側縁部は、1対の縦中間骨格部35の車幅方向内側壁部が構成している。
図6,図7,図9に示すように、横中間骨格部34は、鉛直状に上下に延びる左右1対の内側第1ビード部34sと、これら1対の内側第1ビード部34sを間に介して設けられると共に鉛直状に上下に延びる左右1対の外側第1ビード部34tを有している。
これら第1ビード部34s,34tは、後方に凹入すると共に正面視にてアウタ屈曲部11と下側アウタ屈曲部12に対して直交状で且つ上下に跨ぐように構成されている。
これにより、アウタ屈曲部11と下側アウタ屈曲部12を基点とするアウタパネル2(下半部)の変形を第1ビード部34s,34tのビード効果を用いて抑制している。
特に、第2ビード部35sの上端は、右側の外側第1ビード部34tの下端と連なるように構成されている。これにより、外側第1ビード部34tに作用する荷重を第2ビード部35sを介して縦中間骨格部35に分散している。
このバックドア1によれば、上端部から後側下方に延びる上半部とこの上半部の下端に形成された左右に延びるアウタ屈曲部11から下方に延びる下半部とからなるアウタパネル2を有するため、外観のデザイン自由度を増加できる。
インナパネル3は、前方に膨出してインナパネル3の外周縁部を囲繞する上下1対の水平骨格部31,32及び左右1対の側部骨格部33と、前方に膨出して1対の側部骨格部33をアウタ屈曲部11と略同じ高さ位置で車幅方向に連結する横中間骨格部34とが形成されているため、別途補強部材を必要とすることなく、骨格部の断面係数を大きくしてインナパネル3の剛性を増すことができる。横中間骨格部34は、後方に凹入すると共に正面視にてアウタ屈曲部11を跨いで上下方向に延びる第1ビード部34s,34tを車幅方向に複数有するため、第1ビード部34s,34tのビード効果を用いてアウタ屈曲部11を基点とするバックドア1の変形を抑制することができ、アウタ屈曲部11を有するアウタパネル2の剛性を横中間骨格部34を介して間接的に高くすることができる。
1〕前記実施形態においては、横中間骨格部34に、4つの第1ビード部34s,34tを設けた例を説明したが、少なくとも、アウタ屈曲部11(下側アウタ屈曲部12)を跨いで上下方向に延びるビード部であれば良く、第1ビード部34sのみ、或いは第1ビード部34tのみであっても良い。また、ビード部は、単一でも良く、5つ以上設けても良い。
2 アウタパネル
3 インナパネル
4 リヤウインドガラス
7 ワイパ駆動装置
11 アウタ屈曲部
12 下側アウタ屈曲部
21 アッパパネル
21a 後面部
21b 第1傾斜部
22 ロアパネル
22a 第2傾斜部
22b 鉛直部
22s アウタビード部
23 ガーニッシュ
31 上側水平骨格部
32 下側水平骨骨格部
33 側部骨格部
34 横中間骨格部
34a ワイパ取付部
34s 内側第1ビード部
34t 外側第1ビード部
34u 凸状ビード部
35 縦中間骨格部
35s 第2ビード部
37 中央開口部
V 車両
Claims (7)
- 車体上下方向上端部から車体前後方向後側ほど下方に延びる上半部とこの上半部の下端から鉛直下方に延びる下半部とからなるアウタパネルと、このアウタパネルの内面側に連結されたインナパネルとを備えた車両のバックドア構造において、
前記上半部の下端に、断面略直角状の屈曲部によって構成されたアウタ屈曲部が形成され、
前記インナパネルに、前方に膨出してインナパネルの外周縁部を囲繞する上下1対の水平骨格部及び左右1対の側部骨格部と、前方に膨出して前記1対の側部骨格部を前記アウタ屈曲部と略同じ高さ位置で車幅方向に連結する横中間骨格部とが形成され、
前記横中間骨格部は、後方に凹入すると共に正面視にて前記アウタ屈曲部を跨いで上下方向に延びる第1ビード部を車幅方向に複数有することを特徴とする車両のバックドア構造。 - 車体上下方向上端部から車体前後方向後側下方に延びる上半部とこの上半部の下端に形成された車幅方向に延びるアウタ屈曲部から下方に延びる下半部とからなるアウタパネルと、このアウタパネルの内面側に連結されたインナパネルとを備えた車両のバックドア構造において、
前記インナパネルは、前方に膨出してインナパネルの外周縁部を囲繞する上下1対の水平骨格部及び左右1対の側部骨格部と、前方に膨出して前記1対の側部骨格部を前記アウタ屈曲部と略同じ高さ位置で車幅方向に連結する横中間骨格部と、前記横中間骨格部と下側水平骨格部の間に形成された開口部と、前記1対の側部骨格部より車幅方向中央側で且つ前記開口部の左右両側近傍部に前方に膨出して前記横中間骨格部と下側水平骨格部を連結する1対の縦中間骨格部とを有し、
前記横中間骨格部は、後方に凹入すると共に正面視にて前記アウタ屈曲部を跨いで上下方向に延びる第1ビード部を車幅方向に複数有し、
前記第1ビード部は、前記開口部の車幅方向外側縁部に連なるように設けられたことを特徴とする車両のバックドア構造。 - 前記縦中間骨格部は、後方に凹入すると共に前記縦中間骨格部に沿って延びる第2ビード部を有し、
前記第2ビード部は、前記第1ビード部に連なるように設けられたことを特徴とする請求項2に記載の車両のバックドア構造。 - 前記1対の縦中間骨格部の車幅方向間隔が上側程広くなるように形成され、
前記第1ビード部は、正面視にて前記アウタ屈曲部に直交するように設けられたことを特徴とする請求項3に記載の車両のバックドア構造。 - 前記アウタ屈曲部よりも上側位置にリヤウインドガラスを有し、
前記横中間骨格部の車幅方向中央部分にリヤワイパ駆動装置が取り付けられるワイパ取付部が形成され、
前記ワイパ取付部に前方に突出すると共に前記第1ビード部に連なり上下方向に延びる凸状ビード部を設けたことを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の車両のバックドア構造。 - 前記アウタパネルが、後側下方に延びる後面部とこの後面部下端から前側下方に延びる第1傾斜部を有するアッパパネルと、前記第1傾斜部に重ね合わせて接合され前側下方に延びる第2傾斜部とこの第2傾斜部の下端である下側アウタ屈曲部から下方に延びる鉛直部とにより構成され、前記第1ビード部は前記アウタ屈曲部及び下側屈曲部を跨いで上下方向に延びることを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載の車両のバックドア構造。
- 前記第1傾斜部、第2傾斜部及び鉛直部上部を後方から覆うガーニッシュを有し、
前記鉛直部上部から前記下側アウタ屈曲部を介し前記第2傾斜部に亙って後方及び後方下方に突出すると共に上下方向に延びる複数のアウタビード部を設けたことを特徴とする請求項6に記載の車両のバックドア構造。
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