JPH061511Y2 - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JPH061511Y2
JPH061511Y2 JP12138988U JP12138988U JPH061511Y2 JP H061511 Y2 JPH061511 Y2 JP H061511Y2 JP 12138988 U JP12138988 U JP 12138988U JP 12138988 U JP12138988 U JP 12138988U JP H061511 Y2 JPH061511 Y2 JP H061511Y2
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英彦 岡田
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車の車体構造、とりわけ、車体フロント部
の骨格部材であるファーストクロスメンバとフロントサ
イドメンバとの結合構造に関する。
従来の技術 第2,3図は従来の構造を示すもので、1はエンジンル
ームの側壁を構成するフードレッジパネル、2は断面略
コ字形に形成されたフロントサイドメンバで、前記フー
ドレッジパネル1の内側面に接合して車体前後方向に延
在する閉断面部を形成している。3は左右のフロントサ
イドメンバ2,2間に跨って結合されたファーストクロ
スメンバで、断面略コ字形のメンバ本体4と、その上,
下壁4a,4b縁に跨って接合したクロージングプレー
ト5とで閉断面を構成していて、メンバ本体4の縦壁4
cを前方に向けて配置してある。前記フードレッジパネ
ル1とフロントサイドメンバ2とはサブアッセンブリさ
れている一方、ファーストクロスメンバ3も、メンバ本
体4とクロージングプレート5とをサブアッセンブリし
て閉断面を構成すると共に、クロージングプレート5の
両側上縁部背面にラジエータコアサポートサイド6をサ
ブアッセンブリしてあって、これらアッセンブリ同志を
車幅方向から突合わせて図外の自動溶接機によりスポッ
ト溶接するようにしている。ここで、ファーストクロス
メンバ3とフロントサイドメンバ2とはボックス断面同
志が上下方向で直交状態に配置されるため、自動溶接機
の電極を挿入する作業空間がなく、これら両者を直接ス
ポット溶接により接合することはできない。このため、
これらファーストクロスメンバ3とフロントサイドメン
バ2とをブレース7を介して間接的に結合するようにし
ている。この場合、ファーストクロスメンバ3とフロン
トサイドメンバ2との連接部分にも閉断面が生じて強度
確保できるように、図示するようにファーストクロスメ
ンバ3とフロントサイドメンバ2とを上下方向に若干離
間する一方、クロージングプレート5の両側縁部にフロ
ントサイドメンバ2の底壁2aに突当る延設部5aを形
成すると共に、メンバ本体4にブレース7をサブアッセ
ンブリしておく。そして、このブレース7をフードレッ
ジパネル1に対しては車幅方向から電極で挟んでスポッ
ト溶接し、フロントサイドメンバ2に対しては、一方の
電極をフロントサイドメンバ2の前端開口部から挿入し
て、その底壁2aおよび縦壁2bにスポット溶接し、更
に、ラジエータコアサポートサイド6に対しては前後方
向から電極で挟んでスポット溶接する。また、このラジ
エータコアサポートサイド6は、電極を前述のようにフ
ロントサイドメンバ2の前端開口部より挿入して上壁2
c上に挟んでスポット溶接し、以って、フロントサイド
メンバ2とファーストクロスメンバ3との間に、ブレー
ス7,延設部5a,フードレッジパネル1とで囲まれた
閉断面部8を構成している。このようなブレースを用い
たメンバ同志の結合構造の類似例としては、例えば実開
昭60−16675号公報がある。
考案が解決しようとする課題 フロントサイドメンバ2とファーストクロスメンバ3と
が直接結合でないために、強度的に不利であることは否
めず、特に、前述のようにブレース7と延設部5aとの
付設により、フロントサイドメンバ2とファーストクロ
スメンバ3との間に閉断面部8を構成していても、延設
部5aの上縁部とフロントサイドメンバ2の底壁2aと
の当接部は、自動溶接機の電極を配置することができず
スポット溶接が不可能であるため非接合状態にある。こ
の結果、路面干渉,ジャッキアップ時等にファーストク
ロスメンバ3からフロントサイドメンバ2への入力伝達
が不十分となって、これらファーストクロスメンバ3と
フロントサイドメンバ2との結合部に応力集中が生じ易
い不具合があった。そこで、本考案はフロントサイドメ
ンバとファーストクロスメンバとの直接結合を可能とし
て、結合剛性を一段と向上することができる自動車の車
体構造を提供するものである。
課題を解決するための手段 ファーストクロスメンバの断面略コ字形に形成されたメ
ンバ本体に接合されるクロージングプレートを、メンバ
本体に予め接合したプレートセンタと、メンバ本体に後
付けされる一対のプレートサイドとに3分割してある。
メンバ本体はその縦壁を後方に向けて左右のフロントサ
イドメンバ間に配置して、該メンバ本体の上壁を直接フ
ロントサイドメンバの底壁に接合する一方、プレートサ
イドにはその上縁部にフロントサイドメンバの縦壁側部
に張り出す延設部と、プレートサイド側部から該延設部
に亘って、少くともフードレッジパネルからフロントサ
イドメンバの底壁および縦壁に回り込む周縁フランジを
曲折成形し、該プレートサイドをメンバ本体に接合する
と共に、前記周縁フランジを介してフードレッジパネル
およびフロントサイドメンバの底壁と縦壁とに接合して
ある。
作用 ファーストクロスメンバに作用する路面入力あるいはジ
ャッキアップ入力は、直接該ファーストクロスメンバか
らフロントサイドメンバに伝達される。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面と共に詳述する。
第1図において、10は左右のフロントサイドメンバ2
間に跨って結合されるファーストクロスメンバで、断面
略コ字形に形成されると共に、上,下壁12,13縁に
フランジ12a,13aを曲折成形したメンバ本体11
と、このメンバ本体11に前記フランジ12a,13a
間に跨って接合されて、該メンバ本体11とで閉断面を
形成するクロージングプレート15とからなっている。
クロージングプレート15は、予めメンバ本体11の中
間部分に前記フランジ12a,13aに跨って接合した
プレートセンタ16と、メンバ本体11に後付けされる
一対のプレートサイド17とに3分割してある。本実施
例ではプレートセンタ16の両側縁に、プレートサイド
17との接合のためのフランジ16aを曲折成形してあ
る。一方、プレートサイド17は、その上縁部にフロン
トサイドメンバ2の縦壁2b側部に張り出す延設部18
を形成してあると共に、周縁フランジ19を形成してあ
る。本実施例ではプレートサイド17の両側にフードレ
ッジパネル1に接合するフランジ19aと、プレートセ
ンタ16のフランジ16aに接合するフランジ19b
と、フロントサイドメンバ2の底壁2aから縦壁2bに
回り込むフランジ19c、および前記フランジ19bと
一連に形成されて延設部18の他側縁を補強するフラン
ジ19dとで周縁フランジ19を構成している。メンバ
本体11は、その縦壁14を後方に向けて左右のフロン
トサイドメンバ2間に配置し、フロントサイドメンバ2
の前端開口部とファーストクロスメンバ10両側のプレ
ートサイド17で閉塞される前方開口部から、それぞれ
図外の自動溶接機の電極を挿入して、上壁12をフロン
トサイドメンバ2の底壁2aに直接スポット溶接すると
共に、メンバ本体11端縁のフランジ11aをフードレ
ッジパネル1にスポット溶接してある。ラジエータコア
サポートサイド6は、プレートサイド17を組付ける前
に隅部フランジ6aをフロントサイドメンバ2の上壁2
cと縦壁2bに上下方向および車幅方向からスポット溶
接すると共に、下縁部をメンバ本体11の縦壁14背面
に重合して、前述の前方開口部を作業空間として車体前
後方向からスポット溶接してある。そして、最終的にプ
レートサイド17をメンバ本体11の両側部に配置し、
その上下縁部をフランジ12a,13aに車体前後方向
からスポット溶接すると共に、フランジ19bとフラン
ジ16a、およびフランジ19aとフードレッジパネル
1とを車幅方向からスポット溶接し、更に、フロントサ
イドメンバ2の前端開口部を作業空間として、フランジ
19cを該フロントサイドメンバ2の縦壁2bと底壁2
aとにスポット溶接して、全体としてファーストクロス
メンバ10を直接フロントサイドメンバ2に結合してあ
る。
以上の実施例構造によれば、ファーストクロスメンバ1
0とフロントサイドメンバ2とを直接結合してあるた
め、該ファーストクロスメンバ10に作用する路面入力
やジャッキアップ入力を直接フロントサイドメンバ2に
伝達することができる。しかも、このファーストクロス
メンバ10は、メンバ本体11をその後壁14が後方を
向くように配置し、かつ、両側のプレートサイド17を
後付けするようにして、メンバ本体11の両側には前方
開口が生じて自動溶接機の電極を挿入する作業空間を確
保できるようにしてあるため、メンバ本体11の上壁1
2とフロントサイドメンバ2の底壁2aとのスポット溶
接を、スポット打点に規制を受けることなく確実に接合
できる。更に、該前方開口部は後付けされるプレートサ
イド17で閉塞されると共に、該プレートサイド17の
周縁フランジ18も作業上無理なくメンバ本体11,フ
ードレッジパネル1およびフロントサイドメンバ2の底
壁2a,縦壁2bに確実に接合できて、非接合部が生じ
ることがなく、しかも、プレートサイド17の延設部1
8がこれらフロントサイドメンバ2,ファーストクロス
メンバ10の結合部分のブレースとして機能するため、
著しく結合剛性を高めることができて、部分的に応力集
中が発生するのを回避することができる。
なお、前記実施例ではプレートセンタ16とプレートサ
イド17とをフランジ16a,19b同志の拝み合わせ
接合としてあるが、これらプレートセンタ16とプレー
トサイド17の側部を前後方向で重合して、メンバ本体
11のフランジ12a,13aに溶接するようにしても
よい。
考案の効果 以上のように本考案によれば、メンバ本体をその縦壁を
後方に向けて配置すると共に、クロージングプレートを
予めメンバ本体に接合したプレートセンタと、両側の後
付けされるプレートサイドとに3分割してあって、メン
バ本体両側には前方に開口したスポット溶接用の作業空
間を確保できるため、メンバ本体上壁とフロントサイド
メンバ底壁との直接接合が可能であり、しかも、プレー
トサイドを後付けすることによって、メンバ本体両側の
開口を閉塞して、強度的に不利な開口部が残ることがな
く、フロントサイドメンバとファーストクロスメンバと
を強度を損なうことなく直接結合することができる。更
に、プレートサイドの延設部が、これら両メンバの結合
部分でブレースとして機能するため、前記直接結合と併
せて専用の補強材を用いることなく結合剛性をより一層
高めることができるという実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、第2図は
従来の構造を示す分解斜視図、第3図は第2図のIII−I
II線に沿う断面図である。 1…フードレッジパネル、2…フロントサイドメンバ、
2a…同底壁、2b…同縦壁、2c…同上壁、6…ラジ
エータコアサポートサイド、10…ファーストクロスメ
ンバ、11…メンバ本体、12…同上壁、13…同下
壁、14…同縦壁、12a,13a…フランジ、15…
クロージングプレート、16…プレートセンタ、17…
プレートサイド、18…延設部、19…周縁フランジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面略コ字形に形成され、上,下壁縁にフ
    ランジを曲折成形したメンバ本体と、前記フランジ間に
    跨って接合された該メンバ本体とで閉断面を形成するク
    ロージングプレートとからなるファーストクロスメンバ
    を、フードレッジパネルに接合した断面略コ字形の左右
    フロントサイドメンバ間に跨って結合する構造におい
    て、前記クロージングプレートをメンバ本体に予め接合
    したプレートセンタと、メンバ本体に後付けされる一対
    のプレートサイドとに3分割し、前記メンバ本体をその
    縦壁を後方に向けて左右のフロントサイドメンバ間に配
    置して、該メンバ本体の上壁を直接フロントサイドメン
    バの底壁に接合する一方、プレートサイドにはその上縁
    部にフロントサイドメンバの縦壁側部に張り出す延設部
    と、プレートサイド側部から該延設部に亘って、少くと
    もフードレッジパネルからフロントサイドメンバの底壁
    および縦壁に回り込む周縁フランジを曲折成形し、該プ
    レートサイドをメンバ本体に接合すると共に、前記周縁
    フランジを介してフードレッジパネルおよびフロントサ
    イドメンバの底壁と縦壁とに接合したことを特徴とする
    自動車の車体構造。
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JPH0241881U JPH0241881U (ja) 1990-03-22
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JP3307857B2 (ja) * 1997-07-28 2002-07-24 ダイハツ工業株式会社 自動車の車体前端部構造

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