JPH05170140A - 自動車車体の下部構造 - Google Patents
自動車車体の下部構造Info
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- JPH05170140A JPH05170140A JP35392491A JP35392491A JPH05170140A JP H05170140 A JPH05170140 A JP H05170140A JP 35392491 A JP35392491 A JP 35392491A JP 35392491 A JP35392491 A JP 35392491A JP H05170140 A JPH05170140 A JP H05170140A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rocker
- floor pan
- outer panel
- inner panel
- vehicle body
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フロアパンからロッカへ、またはセンタピラ
ーおよびそのためのリィインフォースからロッカへ荷重
を十分に伝達できる自動車車体の下部構造を提供するこ
と。 【構成】 車体の横方向の２つの側部のそれぞれに配置
される、インナパネル（３４）およびアウタパネル（３
６）からなるロッカ（３０）と、車体の下部に配置さ
れ、ロッカに結合されるフロアパン（３２）とを備える
自動車車体の下部構造である。フロアパン（３２）は、
ロッカとの結合部分（３９）に、上方向へ伸び、インナ
パネル（３４）に固着される第１の壁部（３９ａ）と、
壁部から横方向の外方へ伸びる頂部（３９ｂ）と、頂部
から下方向へ伸び、アウタパネル（３６）に固着される
第２の壁部（３９ｃ）とを有する。インナパネル、アウ
タパネルおよびフロアパンの結合部分によって閉じ断面
形状（４０）が形成される。
ーおよびそのためのリィインフォースからロッカへ荷重
を十分に伝達できる自動車車体の下部構造を提供するこ
と。 【構成】 車体の横方向の２つの側部のそれぞれに配置
される、インナパネル（３４）およびアウタパネル（３
６）からなるロッカ（３０）と、車体の下部に配置さ
れ、ロッカに結合されるフロアパン（３２）とを備える
自動車車体の下部構造である。フロアパン（３２）は、
ロッカとの結合部分（３９）に、上方向へ伸び、インナ
パネル（３４）に固着される第１の壁部（３９ａ）と、
壁部から横方向の外方へ伸びる頂部（３９ｂ）と、頂部
から下方向へ伸び、アウタパネル（３６）に固着される
第２の壁部（３９ｃ）とを有する。インナパネル、アウ
タパネルおよびフロアパンの結合部分によって閉じ断面
形状（４０）が形成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動車車体の下部構造に
関し、特に、車体の横方向の２つの側部のそれぞれに配
置されるサイドシルないしロッカと、車体の下部に配置
され、前記ロッカに結合されるフロアパンとを備える自
動車車体の下部構造に関する。
関し、特に、車体の横方向の２つの側部のそれぞれに配
置されるサイドシルないしロッカと、車体の下部に配置
され、前記ロッカに結合されるフロアパンとを備える自
動車車体の下部構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】サイドシルないしロッカ１０は、図６に
示すように、車体の横方向の内方へ向けて凸となったイ
ンナパネル１２と、外方へ向けて凸となったアウタパネ
ル１４とを備え、両パネルのフランジ１３、１５を突き
合せて溶接し、閉じ断面を有する形状に形成される。そ
して、車体の下部に配置されるフロアパン１６は、ロッ
カ１０のインナパネル１２に溶接される（実開昭60-490
78号公報）。
示すように、車体の横方向の内方へ向けて凸となったイ
ンナパネル１２と、外方へ向けて凸となったアウタパネ
ル１４とを備え、両パネルのフランジ１３、１５を突き
合せて溶接し、閉じ断面を有する形状に形成される。そ
して、車体の下部に配置されるフロアパン１６は、ロッ
カ１０のインナパネル１２に溶接される（実開昭60-490
78号公報）。
【０００３】前記ロッカから上方へ伸びるセンタピラー
１８の下方の端部は、図７に示すように、インナパネル
１２およびアウタパネル１４それぞれの下方のフランジ
１３、１５間に配置されるが、このフランジ間には、さ
らに、ロッカのためのリィインフォース２０と、センタ
ピラーのためのリィインフォース２２とが配置され、溶
接される。
１８の下方の端部は、図７に示すように、インナパネル
１２およびアウタパネル１４それぞれの下方のフランジ
１３、１５間に配置されるが、このフランジ間には、さ
らに、ロッカのためのリィインフォース２０と、センタ
ピラーのためのリィインフォース２２とが配置され、溶
接される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ロッカ１０とフロアパ
ン１６とが一列の溶接で結合されているため、フロアパ
ン１６からロッカ１０への荷重伝達が十分に行われな
い。その結果、閉じ断面を有する剛性の大きなロッカ１
０があるにも拘らず、全体として車体下部の剛性が低
い。
ン１６とが一列の溶接で結合されているため、フロアパ
ン１６からロッカ１０への荷重伝達が十分に行われな
い。その結果、閉じ断面を有する剛性の大きなロッカ１
０があるにも拘らず、全体として車体下部の剛性が低
い。
【０００５】また、ロッカ１０と、センタピラー１８お
よびリィインフォース２０、２２の下方の端部とが一列
の溶接で結合されているため、センタピラー１８および
リィインフォース２２からの前後方向や左右方向の荷重
が、ロッカ１０へ十分に伝達されず、この点も車体下部
の剛性を低くする原因となっている。
よびリィインフォース２０、２２の下方の端部とが一列
の溶接で結合されているため、センタピラー１８および
リィインフォース２２からの前後方向や左右方向の荷重
が、ロッカ１０へ十分に伝達されず、この点も車体下部
の剛性を低くする原因となっている。
【０００６】本発明の目的は、フロアパンからロッカ
へ、またはセンタピラーおよびそのためのリィインフォ
ースからロッカへ荷重を十分に伝達できる自動車車体の
下部構造を提供することにある。
へ、またはセンタピラーおよびそのためのリィインフォ
ースからロッカへ荷重を十分に伝達できる自動車車体の
下部構造を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体の横方向
の２つの側部のそれぞれに配置され、車体の前後方向へ
伸びる、インナパネルおよびアウタパネルからなるロッ
カと、車体の下部に配置され、前記ロッカに結合される
フロアパンとを備える自動車車体の下部構造である。前
記フロアパンは、前記ロッカとの結合部分に、上方向へ
伸び、前記インナパネルに固着される第１の壁部と、該
壁部から横方向の外方へ伸びる頂部と、該頂部から下方
向へ伸び、前記アウタパネルに固着される第２の壁部と
を有し、前記インナパネル、アウタパネルおよびフロア
パンの結合部分によって閉じ断面形状が形成される。
の２つの側部のそれぞれに配置され、車体の前後方向へ
伸びる、インナパネルおよびアウタパネルからなるロッ
カと、車体の下部に配置され、前記ロッカに結合される
フロアパンとを備える自動車車体の下部構造である。前
記フロアパンは、前記ロッカとの結合部分に、上方向へ
伸び、前記インナパネルに固着される第１の壁部と、該
壁部から横方向の外方へ伸びる頂部と、該頂部から下方
向へ伸び、前記アウタパネルに固着される第２の壁部と
を有し、前記インナパネル、アウタパネルおよびフロア
パンの結合部分によって閉じ断面形状が形成される。
【０００８】本発明の別の面では、さらに、前記第１の
壁部に固着される、前記ロッカのためのリィインフォー
スと、前記第１の壁部に固着される、前記ロッカから上
方へ伸びるセンタピラーと、前記第２の壁部に固着され
る、前記センタピラーのためのリィインフォースとを備
える。
壁部に固着される、前記ロッカのためのリィインフォー
スと、前記第１の壁部に固着される、前記ロッカから上
方へ伸びるセンタピラーと、前記第２の壁部に固着され
る、前記センタピラーのためのリィインフォースとを備
える。
【０００９】
【作用および効果】フロアパンの結合部分がロッカの閉
じ断面の一部となっているため、ロッカとフロアパンと
の結合剛性が高くなっている。その結果、フロアパンか
らロッカへの荷重伝達が十分に行われる。
じ断面の一部となっているため、ロッカとフロアパンと
の結合剛性が高くなっている。その結果、フロアパンか
らロッカへの荷重伝達が十分に行われる。
【００１０】フロアパンからロッカへの荷重伝達が十分
に行われることは、ロッカの剛性を最大限に活用するこ
とに外ならないこと、フロアパンの結合部分がロッカの
閉じ断面の一部となった結果、車体の前後方向へ伸びる
２列の壁部が剛性付与に寄与し、ロッカの剛性が高くな
ることから、全体として車体下部の剛性が向上する。
に行われることは、ロッカの剛性を最大限に活用するこ
とに外ならないこと、フロアパンの結合部分がロッカの
閉じ断面の一部となった結果、車体の前後方向へ伸びる
２列の壁部が剛性付与に寄与し、ロッカの剛性が高くな
ることから、全体として車体下部の剛性が向上する。
【００１１】フロアパンの結合部分が下側に開口するコ
字状を呈するため、ロッカとフロアパンとを溶接する場
合、ロッカの外部からの操作が可能である。
字状を呈するため、ロッカとフロアパンとを溶接する場
合、ロッカの外部からの操作が可能である。
【００１２】本発明の別の面によれば、フロアパンの結
合部分がロッカの閉じ断面の一部となっており、そこに
センタピラーとこのセンタピラーのためのリィインフォ
ースとが固着されているため、センタピラーとそのため
のリィインフォースからロッカへの荷重伝達が十分に行
われる。これにより、前記と同様な理由で、車体下部の
剛性が向上する。
合部分がロッカの閉じ断面の一部となっており、そこに
センタピラーとこのセンタピラーのためのリィインフォ
ースとが固着されているため、センタピラーとそのため
のリィインフォースからロッカへの荷重伝達が十分に行
われる。これにより、前記と同様な理由で、車体下部の
剛性が向上する。
【００１３】
【実施例】自動車車体の下部構造は、図１および図２に
示すように、車体（図示せず）の横方向の２つの側部
（図には一方の側部のみを示す）に配置され、車体の前
後方向へ伸びるロッカ３０と、車体の下部に配置され、
ロッカ３０に結合されるフロアパン３２とを備える。
示すように、車体（図示せず）の横方向の２つの側部
（図には一方の側部のみを示す）に配置され、車体の前
後方向へ伸びるロッカ３０と、車体の下部に配置され、
ロッカ３０に結合されるフロアパン３２とを備える。
【００１４】ロッカ３０は、インナパネル３４とアウタ
パネル３６とからなる。
パネル３６とからなる。
【００１５】図示の実施例では、インナパネル３４は、
鉛直壁部３５ａと、その下端から車体の横方向の内方へ
伸びる水平受け部３５ｂと、鉛直当て部３５ｃと、鉛直
壁部３５ａの上端から外方へ伸びる水平補強部３５ｄ
と、フランジ部３５ｅとを一体に有する。
鉛直壁部３５ａと、その下端から車体の横方向の内方へ
伸びる水平受け部３５ｂと、鉛直当て部３５ｃと、鉛直
壁部３５ａの上端から外方へ伸びる水平補強部３５ｄ
と、フランジ部３５ｅとを一体に有する。
【００１６】他方、アウタパネル３６は、外方へ向けて
湾曲した膨出部３７ａと、その下端に連なるフランジ部
３７ｂと、膨出部３７ａの上端からクランク状に横方向
へ伸びる補強部３７ｃと、フランジ部３７ｄとを一体に
有する。インナパネルのフランジ部３５ｅとアウタパネ
ルのフランジ部３７ｄとを突き合せ、スポット溶接す
る。
湾曲した膨出部３７ａと、その下端に連なるフランジ部
３７ｂと、膨出部３７ａの上端からクランク状に横方向
へ伸びる補強部３７ｃと、フランジ部３７ｄとを一体に
有する。インナパネルのフランジ部３５ｅとアウタパネ
ルのフランジ部３７ｄとを突き合せ、スポット溶接す
る。
【００１７】フロアパン３２は、全体に平坦な本体部分
３８と、車体の横方向の各側部に設けられた、ロッカ３
０との結合部分３９とを一体に有する。結合部分３９
は、本体部分３８から上方向へ伸びる第１の壁部３９ａ
と、壁部３９ａから横方向の外方へ伸びる頂部３９ｂ
と、頂部３９ｂから下方向へ伸びる第２の壁部３９ｃと
を有し、下側が開口するコ字状断面を呈している。
３８と、車体の横方向の各側部に設けられた、ロッカ３
０との結合部分３９とを一体に有する。結合部分３９
は、本体部分３８から上方向へ伸びる第１の壁部３９ａ
と、壁部３９ａから横方向の外方へ伸びる頂部３９ｂ
と、頂部３９ｂから下方向へ伸びる第２の壁部３９ｃと
を有し、下側が開口するコ字状断面を呈している。
【００１８】フロアパネルの結合部分３９をインナパネ
ル３４とアウタパネル３６との間に下方より入れ、頂部
３９ｂをインナパネルの水平受け部３５ｂに突き当て、
第１の壁部３９ａをインナパネルの鉛直当て部３５ｃに
突き当て、第２の壁部３９ｃをアウタパネルのフランジ
部３７ｂに突き当て、互いに重なり合った部分をスポッ
ト溶接する。
ル３４とアウタパネル３６との間に下方より入れ、頂部
３９ｂをインナパネルの水平受け部３５ｂに突き当て、
第１の壁部３９ａをインナパネルの鉛直当て部３５ｃに
突き当て、第２の壁部３９ｃをアウタパネルのフランジ
部３７ｂに突き当て、互いに重なり合った部分をスポッ
ト溶接する。
【００１９】フロアパネル３２の結合部分３９をロッカ
３０に結合すると、ロッカ３０のインナパネル３４、ア
ウタパネル３６およびフロアパン３２の結合部分３９に
よって閉じ断面形状４０が形成される。
３０に結合すると、ロッカ３０のインナパネル３４、ア
ウタパネル３６およびフロアパン３２の結合部分３９に
よって閉じ断面形状４０が形成される。
【００２０】前記実施例のように、インナパネル３４に
水平受け部３５ｂを設けておき、フロアパン３２の頂部
３９ｂと水平受け部３５ｂとを突き当て、スポット溶接
するようにすれば、ロッカ３０とフロアパン３２とを水
平方向においても結合でき、堅固な結合構造を得ること
ができるが、これは必須ではない。
水平受け部３５ｂを設けておき、フロアパン３２の頂部
３９ｂと水平受け部３５ｂとを突き当て、スポット溶接
するようにすれば、ロッカ３０とフロアパン３２とを水
平方向においても結合でき、堅固な結合構造を得ること
ができるが、これは必須ではない。
【００２１】前記に代えて、インナパネル３４の鉛直壁
部３５ａの延長上にフランジ部３５ｃを配置することも
できる。この場合、インナパネルのフランジ部３５ｃと
第１の壁部３９ａとを突き当ててスポット溶接し、さら
にアウタパネルのフランジ部３７ｂと第２の壁部３９ｃ
とを突き当ててスポット溶接する。
部３５ａの延長上にフランジ部３５ｃを配置することも
できる。この場合、インナパネルのフランジ部３５ｃと
第１の壁部３９ａとを突き当ててスポット溶接し、さら
にアウタパネルのフランジ部３７ｂと第２の壁部３９ｃ
とを突き当ててスポット溶接する。
【００２２】図３ないし図５に示す実施例では、さら
に、ロッカ５０のためのリィインフォース５２と、ロッ
カ５０から上方へ伸びるセンタピラー５４と、センタピ
ラー５４のためのリィインフォース５６とを備える。こ
の実施例において、フロアパン３２は前記実施例と同じ
構成であるが、結合部分３９は前記実施例とは反対側の
側部のものを示してある。
に、ロッカ５０のためのリィインフォース５２と、ロッ
カ５０から上方へ伸びるセンタピラー５４と、センタピ
ラー５４のためのリィインフォース５６とを備える。こ
の実施例において、フロアパン３２は前記実施例と同じ
構成であるが、結合部分３９は前記実施例とは反対側の
側部のものを示してある。
【００２３】ロッカ５０は、インナパネル５８とアウタ
パネル６０とからなり、図示の実施例では、インナパネ
ル５８は、ほぼハット状の断面を呈し、上下の端部にフ
ランジ部５９ａ、５９ｂを有する。
パネル６０とからなり、図示の実施例では、インナパネ
ル５８は、ほぼハット状の断面を呈し、上下の端部にフ
ランジ部５９ａ、５９ｂを有する。
【００２４】他方、アウタパネル６０は、外方へ向けて
湾曲した膨出部６１ａと、その下端に連なるフランジ部
６１ｂと、膨出部６１ａの上端から横方向へクランク状
に伸びる補強部６１ｃと、補強部６１ｃから上方へ向け
て滑らかに湾曲して伸び、前後方向の中央を凹み６１ｅ
とした第２補強部６１ｄと、凹み６１ｅをはさんで前後
に設けられたフランジ部６１ｆとを一体に有する。
湾曲した膨出部６１ａと、その下端に連なるフランジ部
６１ｂと、膨出部６１ａの上端から横方向へクランク状
に伸びる補強部６１ｃと、補強部６１ｃから上方へ向け
て滑らかに湾曲して伸び、前後方向の中央を凹み６１ｅ
とした第２補強部６１ｄと、凹み６１ｅをはさんで前後
に設けられたフランジ部６１ｆとを一体に有する。
【００２５】ロッカ５０のためのリィインフォース５２
は、ほぼ平坦な板材からなり、上下の端部にフランジ部
５３ａ、５３ｂを有する。これらフランジ部５３ａ、５
３ｂを、ロッカのインナパネル５８のフランジ部５９
ａ、５９ｂにそれぞれ突き合せる。
は、ほぼ平坦な板材からなり、上下の端部にフランジ部
５３ａ、５３ｂを有する。これらフランジ部５３ａ、５
３ｂを、ロッカのインナパネル５８のフランジ部５９
ａ、５９ｂにそれぞれ突き合せる。
【００２６】センタピラー５４は平坦な板材からなり、
アウタパネル６０の凹み６１ｅをはさんで前後に位置す
るフランジ部６１ｆに整合する形状のフランジ部５５ａ
を上方の端部に、直線状のフランジ部５５ｂを下方の端
部に有する。フランジ部５５ａを、内方側でリィインフ
ォース５２のフランジ部５３ａの一部に突き合せ、外方
側でアウタパネル６０のフランジ部６１ｆの一部に突き
合せる。さらに、フランジ部５５ｂを、内方側でリィイ
ンフォース５２のフランジ部５３ｂに突き合せ、外方側
でフロアパン３２の第１の壁部３９ａに突き合せる。
アウタパネル６０の凹み６１ｅをはさんで前後に位置す
るフランジ部６１ｆに整合する形状のフランジ部５５ａ
を上方の端部に、直線状のフランジ部５５ｂを下方の端
部に有する。フランジ部５５ａを、内方側でリィインフ
ォース５２のフランジ部５３ａの一部に突き合せ、外方
側でアウタパネル６０のフランジ部６１ｆの一部に突き
合せる。さらに、フランジ部５５ｂを、内方側でリィイ
ンフォース５２のフランジ部５３ｂに突き合せ、外方側
でフロアパン３２の第１の壁部３９ａに突き合せる。
【００２７】センタピラー５４のためのリィインフォー
ス５６は、アウタパネル６０の第２補強部６１ｄの凹み
６１ｅに嵌まり、かつ第２補強部６１ｄの湾曲面に沿う
ように凸状とされた第１補強部５７ａと、この第１補強
部５７ａから、前後方向へわずかに湾曲し、かつ下方へ
向けて横方向の内方へ曲がるように伸びる凸状の第２補
強部５７ｂと、第１補強部５７ａおよび第２補強部５７
ｂをはさんで前後に設けられたフランジ部５７ｃと、第
２補強部５７ｂから下方へ伸びるフランジ部５７ｄとを
一体に有する。
ス５６は、アウタパネル６０の第２補強部６１ｄの凹み
６１ｅに嵌まり、かつ第２補強部６１ｄの湾曲面に沿う
ように凸状とされた第１補強部５７ａと、この第１補強
部５７ａから、前後方向へわずかに湾曲し、かつ下方へ
向けて横方向の内方へ曲がるように伸びる凸状の第２補
強部５７ｂと、第１補強部５７ａおよび第２補強部５７
ｂをはさんで前後に設けられたフランジ部５７ｃと、第
２補強部５７ｂから下方へ伸びるフランジ部５７ｄとを
一体に有する。
【００２８】リィインフォース５６のフランジ部５７ｃ
は、第１補強部５７ａに対応する部分では、アウタパネ
ル６０のフランジ部６１ｆに整合する形状であり、この
部分の内方側でセンタピラー５４のフランジ部５５ａに
突き合せ、また外方側でアウタパネル６０のフランジ部
６１ｆに突き合せる。フランジ部５７ｃの、第２補強部
５７ｂに対応する部分を、内方側でセンタピラー５４に
突き合せる。さらに、フランジ部５７ｄを、内方側でフ
ロアパン３２の第２の壁部３９ｃに突き合せ、外方側で
アウタパネル６０のフランジ部６１ｂに突き合せる。
は、第１補強部５７ａに対応する部分では、アウタパネ
ル６０のフランジ部６１ｆに整合する形状であり、この
部分の内方側でセンタピラー５４のフランジ部５５ａに
突き合せ、また外方側でアウタパネル６０のフランジ部
６１ｆに突き合せる。フランジ部５７ｃの、第２補強部
５７ｂに対応する部分を、内方側でセンタピラー５４に
突き合せる。さらに、フランジ部５７ｄを、内方側でフ
ロアパン３２の第２の壁部３９ｃに突き合せ、外方側で
アウタパネル６０のフランジ部６１ｂに突き合せる。
【００２９】前記のように突き合せたフランジ部を適宜
スポット溶接すると、リィインフォース５２は、その下
方のフランジ部５３ｂでフロアパン３２の第１の壁部３
９ａに固着され、センタピラー５４は、その下方のフラ
ンジ部５５ｂでフロアパン３２の第１の壁部３９ａに固
着され、さらにリィインフォース５６は、その下方のフ
ランジ部５７ｄフロアパン３２の第２の壁部３９ｃに固
着される。
スポット溶接すると、リィインフォース５２は、その下
方のフランジ部５３ｂでフロアパン３２の第１の壁部３
９ａに固着され、センタピラー５４は、その下方のフラ
ンジ部５５ｂでフロアパン３２の第１の壁部３９ａに固
着され、さらにリィインフォース５６は、その下方のフ
ランジ部５７ｄフロアパン３２の第２の壁部３９ｃに固
着される。
【図１】本発明に係る自動車車体の下部構造の一部を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図２】図１に示した自動車車体の下部構造の断面図で
ある。
ある。
【図３】本発明に係る自動車車体の下部構造の別の面を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図４】図３に示した自動車車体の下部構造の分解斜視
図である。
図である。
【図５】図３の５−５線に沿って切断した断面図であ
る。
る。
【図６】従来の自動車車体の下部構造の断面図である。
【図７】従来の自動車車体の下部構造の断面図である。
３０、６０ ロッカ ３２ フロアパン ３９ 結合部分 ３９ａ 第１の壁部 ３９ｃ 第２の壁部 ３４、５０ インナパネル ３６、６０ アウタパネル ５２、５６ リィインフォース ５４ センタピラー
Claims (2)
- 【請求項１】 車体の横方向の２つの側部のそれぞれに
配置され、車体の前後方向へ伸びる、インナパネルおよ
びアウタパネルからなるロッカと、車体の下部に配置さ
れ、前記ロッカに結合されるフロアパンとを備える自動
車車体の下部構造であって、前記フロアパンは、前記ロ
ッカとの結合部分に、上方向へ伸び、前記インナパネル
に固着される第１の壁部と、該壁部から横方向の外方へ
伸びる頂部と、該頂部から下方向へ伸び、前記アウタパ
ネルに固着される第２の壁部とを有し、前記インナパネ
ル、アウタパネルおよびフロアパンの結合部分によって
閉じ断面形状が形成された、自動車車体の下部構造。 - 【請求項２】 さらに、前記第１の壁部に固着される、
前記ロッカのためのリィインフォースと、前記第１の壁
部に固着される、前記ロッカから上方へ伸びるセンタピ
ラーと、前記第２の壁部に固着される、前記センタピラ
ーのためのリィインフォースとを備える、請求項１に記
載の自動車車体の下部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35392491A JPH05170140A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 自動車車体の下部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35392491A JPH05170140A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 自動車車体の下部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05170140A true JPH05170140A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18434142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35392491A Pending JPH05170140A (ja) | 1991-12-19 | 1991-12-19 | 自動車車体の下部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05170140A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7364226B2 (en) | 2004-08-25 | 2008-04-29 | Noble Advanced Technologies | Structural assembly having integrated outer and inner reinforced members |
| US7857377B2 (en) * | 2006-10-09 | 2010-12-28 | Ford Global Technologies, Llc | Tubular B-pillar to stamped rocker joint and method of assembling the same |
| US20130088045A1 (en) * | 2010-12-22 | 2013-04-11 | Tesla Motors, Inc. | System for Absorbing and Distributing Side Impact Energy Utilizing a Side Sill Assembly with a Collapsible Sill Insert |
-
1991
- 1991-12-19 JP JP35392491A patent/JPH05170140A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7364226B2 (en) | 2004-08-25 | 2008-04-29 | Noble Advanced Technologies | Structural assembly having integrated outer and inner reinforced members |
| US7857377B2 (en) * | 2006-10-09 | 2010-12-28 | Ford Global Technologies, Llc | Tubular B-pillar to stamped rocker joint and method of assembling the same |
| US20130088045A1 (en) * | 2010-12-22 | 2013-04-11 | Tesla Motors, Inc. | System for Absorbing and Distributing Side Impact Energy Utilizing a Side Sill Assembly with a Collapsible Sill Insert |
| US20130088044A1 (en) * | 2010-12-22 | 2013-04-11 | Tesla Motors, Inc. | System for Absorbing and Distributing Side Impact Energy Utilizing an Integrated Battery Pack and Side Sill Assembly |
| US8696051B2 (en) * | 2010-12-22 | 2014-04-15 | Tesla Motors, Inc. | System for absorbing and distributing side impact energy utilizing a side sill assembly with a collapsible sill insert |
| US8702161B2 (en) * | 2010-12-22 | 2014-04-22 | Tesla Motors, Inc. | System for absorbing and distributing side impact energy utilizing an integrated battery pack and side sill assembly |
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