JPH085903Y2 - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JPH085903Y2
JPH085903Y2 JP1989106801U JP10680189U JPH085903Y2 JP H085903 Y2 JPH085903 Y2 JP H085903Y2 JP 1989106801 U JP1989106801 U JP 1989106801U JP 10680189 U JP10680189 U JP 10680189U JP H085903 Y2 JPH085903 Y2 JP H085903Y2
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roof side
side rail
center pillar
section
cross
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JP1989106801U
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一郎 高橋
悟朗 辻野
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車の車体構造に関し、特に、ルーフサ
イドレールとセンタピラーとの接続部の構造に関する。
〈従来の技術〉 自動車のルーフサイドレール及びセンタピラーは、共
に開断面の略チャンネル状に形成されたインナ部材とア
ウタ部材とを、これらの開放面のフランジ同士を互いに
接合することをもって閉断面構造に形成されており、い
わば多角形断面のパイプ同士をT字形に結合した形状を
なすことが一般的である(実開昭60−23475号公報参
照)。
このような車体構造においては、閉断面に形成された
ルーフサイドレールとセンタピラーとは、T字形をなす
ジョイント部材を介して接続されることが通例である。
そして一般に接続部の強度は、専らジョイント部材とル
ーフサイドレール部材とセンタピラー部材との互いの重
合による板厚効果に依存している。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかるに、板材を重ね合わせることによる補強効果
は、増大する重量に比して効率的に断面係数を増大さ得
ないという不都合がある。また、ルーフサイドレールと
センタピラーとの中空内同士が互いに連通する構造の場
合には、かなり大きな容積の空洞が同部分に形成されて
しまうので、騒音が透過してこもり音となる虞れもあ
る。
本考案は、このような不都合を解消するべく案出され
たものであり、その主な目的は、ルーフサイドレールと
センタピラーとの接続部の強度を高効率に増大し得ると
共に、騒音の透過を抑制し得るように改良された自動車
の車体構造を提供することにある。
[考案の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、本考案によれば、断面形状が溝形
をなし、その開放面に外向きのフランジが形成されたイ
ンナ部材およびアウタ部材の前記フランジ同士を接合す
ることをもって形成される閉断面構造のルーフサイドレ
ールとセンタピラーとを、車体の側部において略T字形
をなすように接続してなる自動車の車体構造であって、
前記センタピラーのインナ部材と相似形の断面形状をな
し、かつ該ルーフセンタピラーインナの上端部の少なく
とも一部と重なり合うと共に、前記ルーフサイドレール
の閉断面内の少なくとも一部に突入する部分を有する第
1の部分と、前記ルーフサイドレールのインナ部材と相
似形の断面形状をなし、かつ該ルーフサイドレールイン
ナの少なくとも一部と重なり合う第2の部分と、前記第
1の部分に於ける前記ルーフサイドレールの閉断面内に
突入した部分の前後位置に前記第1の部分と前記第2の
部分とを一体的に接続して形成された中空箱状部とを備
えるセンタピラーインナアッパを、前記ルーフサイドレ
ールと前記センタピラーとの接続部に設けたことを特徴
とする自動車の車体構造を提供することにより達成され
る。
〈作用〉 このような構成によれば、2つの中空箱状部によって
センタピラーインナアッパの剛性が増大するため、この
センタピラーインナアッパをセンタピラーとルーフサイ
ドレールとの接続部に設けることにより、センタピラー
とルーフサイドレールとの接続部の強度が高効率に増大
される。しかもルーフサイドレールの前後方向に連通す
る閉断面の断面積が中空箱状部にて絞られ、かつセンタ
ピラーとルーフサイドレールとの間の連通も同中空箱状
部にて絞られるので、空洞の内部が部分的に分断された
形となり、騒音の透過が抑制される。
〈実施例〉 以下、添付の図面を参照して本考案の好適実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図及び第2図は、本考案に基づく1実施例を示し
ている。本実施例におけるルーフサイドレール1は、略
アングル状あるいはチャンネル状をなすルーフサイドレ
ールインナ1aとルーフサイドレールアウタ1bとを、これ
らの開放面のフランジ2a・2b同士を接合し、この接合部
の要所をスポット溶接することにより概ね多角形のパイ
プ状に形成されており、ルーフ両側部のドア上方部分に
て車体前後方向に延在している。
センタピラー3は、基本的にはルーフサイドレール1
と同様に、略チャンネル状をなすセンタピラーインナ3a
とセンタピラーアウタ3bとを接合して閉断面に形成され
ており、ルーフサイドレール1の中央部下面と図示され
ていないサイドシルとの間を上下方向に連結している。
第2図に良く示すように、ルーフサイドレールインナ
1aとセンタピラーインナ3aとは、センタピラーインナア
ッパ4を介して接合される。このセンタピラーインナア
ッパ4は、断面形状がコ字形をなし、その開放面に外向
きのフランジ5が設けられたセンタピラーインナ3aの上
端部に重なり合うように、センタピラーインナ3aと断面
形状が相似形をなす第1の部分4aと、断面形状がL字形
をなし、その開放面に外向きのフランジ2aが設けられた
ルーフサイドレールインナ1aに重なり合うように、ルー
フサイドレールインナ1aと断面形状が相似形をなす第2
の部分4bとが一体形成されている。そして、第1の部分
4aの上方への延長部4cは、ルーフサイドレールインナ1a
のL字形断面内に突入している。
ルーフサイドレールインナ1a内に突入した延長部4cに
おけるセンタピラーインナ3aの前後のフランジ5に連続
的に接続する一対の側板6の上端縁と、ルーフサイドレ
ールインナ1aの上側のフランジ2bの上面との間は、それ
ぞれ上板8にて連続的に接続されている。そして、前側
の側板6の前縁並びに後側の側板6の後縁から第2の部
分4bのルーフサイドレールアウタ1bとの対向面に向けて
延出したバルクヘッド7を、上板8と第2の部分4bの溝
形の内面との間を接続する形に設けることにより、第1
の部分4aに於けるルーフサイドレール1の閉断面内に突
入した延長部4cの前後の部分に、ルーフサイドレールイ
ンナ1aの溝形断面内を前後に分断する中空箱状部9が形
成されている。
なお、ルーフサイドレールインナ1aは、前後方向に連
続しており、センタピラーインナアッパ4と組み合う部
分のみが下向きに開放されている。
上記ルーフサイドレールインナ1aとセンタピラーイン
ナ3aとは、ルーフサイドレールインナ1aにセンタピラー
インナアッパ4を重ね合わせ、かつセンタピラーインナ
アッパ4の下端部にセンタピラーインナ3aの上端部を重
ね合わせたうえで、各部材の重合部の要所をスポット溶
接あるいはミグ溶接することにより、一体的に結合され
ている。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の構成によれば、ルーフサ
イドレールとセンタピラーとの接合部において、各イン
ナパネル同士の接合部に閉断面が形成されるので、同部
分の結合強度を高効率に増大することができる。また、
センタピラーインナのコ字状断面に連続する部分をルー
フサイドレール内に突入させ、この突入端をルーフサイ
ドレールインナに結合することにより、同部分の捩じり
剛性及び曲げ剛性の効果的な増大を企図することができ
る。しかもルーフサイドレールとセンタピラーとの間を
互いに分断し得るので、ルーフサイドレール及びセンタ
ピラー内に郭成される空洞の容積が小さくなると共に空
気が流通し難くなり、騒音の透過を抑制することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例を示す概略断面図であ
り、第2図は、要部分解斜視図である。 1……ルーフサイドレール 1a……ルーフサイドレールインナ 1b……ルーフサイドレールアウタ 3……センタピラー 3a……センタピラーインナ 3b……センタピラーアウタ 4……センタピラーインナアッパ 7……バルクヘッド、8……上板 9……中空箱状部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面形状が溝形をなし、その開放面に外向
    きのフランジが形成されたインナ部材およびアウタ部材
    の前記フランジ同士を接合することをもって形成される
    閉断面構造のルーフサイドレール1とセンタピラー3と
    を、車体の側部において略T字形をなすように接続して
    なる自動車の車体構造であって、 前記センタピラーのインナ部材3aと相似形の断面形状を
    なし、かつ該センタピラーインナの上端部の少なくとも
    一部と重なり合うと共に、前記ルーフサイドレール1の
    閉断面内の少なくとも一部に突入する部分4cを有する第
    1の部分4aと、 前記ルーフサイドレールのインナ部材1aと相似形の断面
    形状をなし、かつ該ルーフサイドレールインナの少なく
    とも一部と重なり合う第2の部分4bと、 前記第1の部分に於ける前記ルーフサイドレールの閉断
    面内に突入した部分の前後位置に前記第1の部分と前記
    第2の部分とを一体的に接続して形成された中空箱状部
    9とを備えるセンタピラーインナアッパ4を、前記ルー
    フサイドレールと前記センタピラーとの接続部に設けた
    ことを特徴とする自動車の車体構造。、
JP1989106801U 1989-09-12 1989-09-12 自動車の車体構造 Expired - Lifetime JPH085903Y2 (ja)

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JPH0345378U JPH0345378U (ja) 1991-04-26
JPH085903Y2 true JPH085903Y2 (ja) 1996-02-21

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